JPH05233084A - 定電圧発生回路 - Google Patents

定電圧発生回路

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JPH05233084A
JPH05233084A JP4033119A JP3311992A JPH05233084A JP H05233084 A JPH05233084 A JP H05233084A JP 4033119 A JP4033119 A JP 4033119A JP 3311992 A JP3311992 A JP 3311992A JP H05233084 A JPH05233084 A JP H05233084A
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隆志 秋岡
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裕 小林
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2.4V 程度の低い電源電圧でも動作可能なE
CL SRAMを実現するために、低電源電圧で動作可
能な電源回路方式を提供する。 【構成】正の温度依存性を持つ電圧と負の温度依存性を
持つ電圧を加算して、温度変化に対して依存性の無い定
電圧を発生する回路で、正の温度依存性を持つ電流発生
部と、この電流を電圧に変換する素子とを、例えばカレ
ントミラーのような比例電流供給回路により接続する。 【効果】低い電源電圧において、温度依存性,電源電圧
依存性の無い、低電圧回路を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路に係り、
とくに低い電源電圧において、定電流源回路を用いて集
積回路の特性の電源電圧依存性と温度依存性とを低減す
るために備える、半導体集積回路及びその電源回路に係
る。
【0002】
【従来の技術】一般に集積回路の特性は環境温度,電源
電圧,プロセスバラツキ等に依存して変化する。これら
のパラメータに対する集積回路の特性の依存性を低減す
るために、電源回路が用いられる場合がある。集積回路
の特性はある電源電圧範囲,温度範囲で規定されるもの
で、その範囲で一定な特性をもつ電源回路を備えること
により集積回路の特性を安定化することが出来る。
【0003】その一つの例はECLメモリ集積回路の入
出力回路である。100k ECLと呼ばれる集積回路
の入出力に関する規格は一定の温度範囲及び供給電源電
圧に対する入出力電圧の範囲を定めており、従来技術で
は以下に述べるようにバンドギャップリファレンス回路
を用いて実現されていた。
【0004】従来のバンドギャップリファレンス回路に
ついては、アイ・イー・イー・イー、ジャーナル オブ
ソリッド − ステート サーキッツ(IEEE Journal
ofSolid−State Circuits) VOL 26 NUMBER 1 (19
91) pp.77−80、アイ・イー・イー・イー、ジャ
ーナル オブ ソリッド − ステート サーキッツ
(IEEE Journal of Solid−State Circuits) VOL 22
NUMBER 1 (1987)pp.71−76、及びアナログ
集積回路設計技術 上 (1990 培風館)pp.27
0−276(Analysis and Design of Analog Integrate
d Circuits John Wiley and Sons, Inc., New York. 1
984)において論じられている。
【0005】バンドギャップリファレンス回路は、一般
にVT発生部とVBE発生部とを持ち、この2つの電圧
が温度に対して反対極性の依存性を持つことを利用し
て、温度依存性の無い電圧出力を得る回路である。
【0006】VTはkT/qで表される電圧で、熱電圧
(thermal voltage)と言う。その大きさは絶対温度Tに
対して正の依存性を持つ。VBEはバイポーラトランジ
スタのベース・エミッタ間に発生する順方向電圧であ
り、その大きさは温度に対して負の依存性を持つ。一般
的には0.6Vから0.8Vの値をとる。バンドギャップ
リファレンス回路はこれら2つの電圧VTとVBEとを
適当な係数を掛けて加算し出力することで温度依存性の
無い出力電圧を得る。
【0007】一般に電圧VTを発生するには、以下の方
法を用いる。すなわち、2つのバイポーラトランジスタ
のVBE電圧の差電圧はVTと比例するためバイポーラ
トランジスタのVBEの差電圧を抵抗性素子に印加する
ことにより、VTに比例する電圧を得る。
【0008】バンドギャップリファレンス回路を用いた
従来の回路は例えば、アイ・イー・イー・イー、ジャー
ナル オブ ソリッド − ステート サーキッツ(IE
EEJournal of Solid−State Circuits) VOL. 22 NUMB
ER 1 (1987) pp.72に掲載されている。VBBは
VCCを基準とした基準電圧である。ECL LSIに於て入
力バッファの閾値を決める基準電圧等に用いられる。V
CSはVEEを基準とした基準電圧である。ECL L
SIの出力バッファの出力レベルを決めるために用いら
れる。両方の電圧ともその電圧値の温度依存性,電源電
圧依存性が補償されており、その値は温度,電源電圧の
変動に対して変化しないものとなっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術による定電圧発生回路には低い電圧で動作が不可能に
なるという欠点があった。
【0010】図12に従来のバンドギャップリファレン
ス回路(定電圧発生回路)を示す。温度に対して一定の
電圧を発生する図12に示した回路が低い電源電圧で動
作しない原因は以下のように考えられる。図12のバイ
ポーラトランジスタQ2と抵抗性素子R2はkT/qに
比例する電流の発生部を構成する。R14はこの電流に
よりkT/qに比例する電圧を発生する。バイポーラト
ランジスタQ13と抵抗性素子R16はバイポーラトラ
ンジスタQ1とQ2に流れる電流比を設定するための回
路素子である。これらの回路構成を更にわかりやすくす
るため、図13にブロック構成として示す。従来のバン
ドギャップリファレンス回路ではこの3つの回路ブロッ
クを高電位側電源と低電位側電源の間に直列に並べてい
たため、動作可能となるには上記の3つの回路ブロック
それぞれの動作に最低必要な電圧の和の電圧を高電位側
電源と低電位側電源の間に電源電圧として必要とするの
である。
【0011】本発明の目的は、低い電源電圧においても
十分に動作マージンを持って動作する定電圧発生回路を
提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、正の温度依
存性を持つ電圧と負の温度依存性を持つ電圧を加算し、
温度変化に対して一定な電圧を発生する定電圧発生回路
において、温度変化に対して正の依存性を持つ電流を発
生する回路を構成する素子と、前記電流を電圧に変換す
る回路を構成する素子とは、比例電流供給回路により接
続し、それぞれに比例する電流が流れるように構成する
ことによって達成される。
【0013】
【作用】上記手段により、定電圧発生回路の高電位側電
源と低電位側電源との間に直列接続する必要のある素子
を減らし、その動作可能最低電源電圧を低減することに
より、より低い電源電圧で動作可能な定電圧発生回路を
提供する。
【0014】
【実施例】従来技術による電源回路は3V程度の低い電
源電圧においてマージンを持って動作を保証することが
不可能である。高速高集積LSIの消費電力の低減のた
め、またデバイスの微細化によるデバイス耐圧の低減に
対応するために、現在の5V前後の電源電圧を低減する
必要が生じているが、上記の従来技術による電源回路で
は動作マージンを持って3V程度の低電源電圧化に対応
出来ない。すなわち、LSIチップ内の電源配線等の電
圧降下を考慮すると、より、低電圧で動作する電源の開
発が必要である。
【0015】以下に述べる実施例によれば、3V程度の
低い電源電圧においても、十分なマージンを持った動作
が可能である。
【0016】本発明における定電圧発生回路の実施例を
図1を用いて説明する。
【0017】図13に示された従来の回路構成におけ
る、電圧発生部と電流発生部を直列接続せず比例電流供
給回路によりkT/qに比例する電流すなわち、絶対温
度Tに比例する電流を電圧V∝kT/q発生部に流す。
比例電流発生回路は典型的にはMOS又はバイポーラの
カレントミラー回路で構成され、その出力端子に入力端
子に比例する電流を流す機能を持つ。
【0018】この構成により図1では直列に接続されて
いた回路素子が無くなり、動作するために必要な最小の
電源電圧が、従来回路構成に比べて低減した。
【0019】なお、Q8はVBE発生用のバイポーラト
ランジスタである。
【0020】図1の詳細な回路構成の一例を図2に示
す。バイポーラトランジスタQ1とQ2のベース・エミ
ッタ電圧VBE電圧の差電圧が抵抗性素子R2に印加さ
れる。MOSトランジスタM1,M5はソース,ゲート
がそれぞれ接続されているためM1とM5のゲート長と
ゲート幅によって決まる比の電流がMOSトランジスタ
M1,M5に流れる。これによりバイポーラトランジス
タQ1,Q2のコレクタ電流の比は一定に保たれてい
る。一般にコレクタ電流の比が一定なバイポーラトラン
ジスタのVBEの差電圧は熱電圧VTに比例するため、
抵抗性素子R2には熱電圧VTに比例した、すなわち絶
対温度に比例した電圧が印加される。従って抵抗性素子
R2には絶対温度に比例した電流が流れる。バイポーラ
トランジスタQ1の電流増幅率が十分高いとしてベース
電流が無視できると仮定すると、MOSトランジスタM
1と抵抗性素子R2が直列に接続されているためMOS
トランジスタM1にも絶対温度に比例した電流が流れ
る。そして、MOSトランジスタM4に熱電圧VTに比
例した電流が流れる。これが抵抗性素子R3に流れその
両端にVTに比例した電圧K・VT(Kは比例定数)が
発生する。バイポーラトランジスタQ8のベース・エミ
ッタ電圧VBEとK・VTが加算され、高電位側電源V
CCを基準として温度依存性のない電圧がVREFに出
力される。
【0021】次に、出力特性が電源電圧に原理的には依
存しない回路構成の実施例を、図3に示す。
【0022】図3の回路構成から、以下の関係式(1)
から(5)が成り立つ。
【0023】 −VREF=I21・R5+VBE8 (1) I22・R3=I24・R4+I21・R5+VBE7 (2) dI20/dT=I20/T (3) I20=I22+I24 (4) I21=I24+26 (5) (1)から(5)までの式を解いて、 R3=(−VREF−VBE8+VBE7) /(I20+(dI20/dT)・(−VREF−VBE8) /(dVBE8/dT)) (6) R4=(−dI20/dT・R5・R3)/(dVBE8/dT)−R21 (7) が得られる。ただし抵抗性素子の抵抗値の温度依存性は
無視した。
【0024】この式から導かれた回路定数を用い、バイ
ポーラトランジスタQ5,Q6に絶対温度に比例する電
流を流せば、出力電圧の温度依存性が無くなることが判
る。本回路が動作する最低の電源電圧は以下のようにな
る。
【0025】MOSトランジスタM6をMOSトランジ
スタの飽和領域で用いる必要があるためそのソースとド
レインの間に約1V程度の電圧が必要である。この値は
MOSトランジスタの特性によって変化する。例えば、デ
プレッションMOSトランジスタを用いればもっと小さ
くすることが出来る。次に、バイポーラトランジスタQ
10を飽和させないために、約0.8V 程度の電圧が必
要でる。この値もバイポーラトランジスタの特性や、電
流値の設定によって変化する。従って、合計、約1.8
V の電源電圧で本実施例回路は動作する。
【0026】本実施例の効果は約1.8V の低い電源電
圧でも電源電圧依存性,温度依存性を持たないECL入
力バッファの入力閾値を発生するのに好適な電源回路が
得られることである。
【0027】本実施例回路の最低動作可能電源電圧は、
MOSトランジスタM1,バイポーラトランジスタQ
1,抵抗性素子R2の動作に必要な電圧を加算した電源
電圧である。バイポーラトランジスタQ1,抵抗性素子
R2、に必要な電圧は約0.8V、MOSトランジスタ
M1に必要な電圧は約1Vであるから、本回路は約1.8
Vという低電源電圧で動作可能である。
【0028】PMOSトランジスタM1とゲート,ソー
スがそれぞれ接続されたPMOSトランジスタM2を設
ければ、このMOSトランジスタに絶対温度に比例する
電流が得られる。
【0029】出力バッファの電流源部がMOSトランジ
スタで構成されるため、従来のバイポーラトランジスタ
と抵抗による出力バッファの電流源と比較して、より低
電源電圧で動作することである。
【0030】なお、本発明においてPMOSトランジス
タをNMOSトランジスタに、NPNバイポーラトランジ
スタをPNPバイポーラトランジスタに置き換る等の変
更をしても同様の動作をする回路の構成が本発明により
可能であることは明らかである。
【0031】バイポーラトランジスタQ4,抵抗性素子
R7、はアンプ回路を構成しバイポーラトランジスタQ
4のベースに印加された電圧を増幅し、エミッタ,コレ
クタ間に出力する。これがバイポーラトランジスタQ1
0とMOSトランジスタM6からなるアンプ回路に入力
される。
【0032】本回路構成の動作を説明する。MOSトラ
ンジスタM1,M5,M6はカレントミラー回路を構成
し、バイポーラトランジスタQ10にはMOSトランジ
スタM1,M5に流れる電流に比例した電流が流れる。
すでに述べたようにMOSトランジスタM1には絶対温
度に比例した電流が流れるため、バイポーラトランジス
タQ10にも絶対温度に比例した電流が流れる。電源電
圧が上昇すると、MOSトランジスタM1,M5のソー
ス,ドレイン間電圧が増大しこれらMOSトランジスタ
に流れる電流が増加する。これにより、バイポーラトラ
ンジスタQ4のベース電位が高くなりバイポーラトラン
ジスタQ10のベース電位を低下させMOSトランジスタ
M6の電流を減少させ、電源電流増大の効果を相殺す
る。
【0033】バイポーラトランジスタQ5,Q6はバイ
ポーラトランジスタQ10とエミッタ,ベースがそれぞ
れ接続されているため、絶対温度に比例し、電源電圧依
存性のない電流が流れる。この電流により、R5にも絶
対温度に比例した電流が流れ、これに比例した電圧が発
生する。この電圧にバイポーラトランジスタQ8のVB
Eが加算され出力電圧となる。従って出力電圧VREF
は温度依存性がなく電源電圧依存性のない電圧となる。
【0034】ここで、出力電位の電源電圧依存性と温度
依存性を保証するために従来用いられていた100k
ECLの出力バッファ回路を図14に示す。ECLレベ
ルの出力は、HighレベルVOHが −VOH=2・VCS/3 Low レベルVOLが −VOL=4・VCS/3 と表される。VCSは図12の回路で作られた電圧であ
る。これらの値の温度依存性と電源電圧依存性を無くす
には、すなわち図14の回路においてECL出力端子に
温度依存性と電源電圧依存性の無いECL出力レベルを
得るには、VCSの入力に温度依存性と電源電圧依存性
の無い定電圧VCSを印加すればよいことが判る。
【0035】しかし、この回路には以下に述べる問題点
が存在する。図14の出力バッファ回路の温度依存性の
補償機構は定電流源部にバイポーラトランジスタと抵抗
性素子とを必要とするため、バイポーラトランジスタを
飽和させないで用いる場合には、電源電圧が約2.8V
以下では動作が不可能である。電源電圧3Vでの動作を
安定に保証するためにはLSIチップ内の配線抵抗等に
よる内部電源電圧の低下等も考慮して電源電圧2.4V
程度でも回路が動作することを保証する必要がある。以
下に図14の回路の動作可能最低電源電圧が約2.8V
であることを説明する。
【0036】以下、電位はVCCを0Vの基準として説
明する。ECLの出力振幅は約0.8Vだから、ECLのL
ow レベルが出力されている時は、バイポーラトランジ
スタQ25のベースは−0.8V の電位にある。バイポ
ーラトランジスタQ21を飽和させないため、Q21の
ベース電圧のHighレベルも−0.8V 以下でなければな
らない。従ってカレントスイッチの共通のエミッタの電
位は−1.6V となる。電源電圧が−2.5V の時はバ
イポーラトランジスタQ24と抵抗R23からなる定電
流源部には0.9V の電圧しかかからない。しかしバイ
ポーラトランジスタQ24のベースVCSには約1.5
・VBE の電圧を印加するため、バイポーラトランジ
スタQ24が飽和してしまう。すなわち従来技術には以
上のような問題点があった。
【0037】図4は本発明によるECL出力バッファの
一例である。絶対温度に比例する定電流源をカレントス
イッチの電流源として接続し、その出力信号電圧レベル
に温度依存性,電源電圧依存性を持たないECL出力バ
ッファを構成する。図4を用いてこれを説明する。
【0038】以下、抵抗性素子の抵抗値の温度依存性が
無視出来ると仮定して計算する。
【0039】バイポーラトランジスタQ1のエミッタ面
積をA1,バイポーラトランジスタQ2のエミッタ面積
をA2,Q1のエミッタ電流をI1,Q2のエミッタ電
流をI2とする。I4,I7,I8,I9,I10はそ
れぞれ図の中の矢印で示した部分を流れる電流であると
する。I4はMOSトランジスタM1,M2,Q8,Q
9が構成するカレントミラー回路によりI2に比例する
からI2を用いて、 I4=A・I2 (8) と表わせる。ただしAはカレントミラー回路によって決
まる比例定数である。
【0040】出力電位がLow の時には、 I4=I7+I10 (9) I10=I9 (10) I7・R21=I10・R20+VBE23+I9・R25 (11) が成り立つ。ただしVBE23はバイポーラトランジス
タQ23のベースとエミッタの間にかかる電圧である。
バイポーラトランジスタQ25のベース電流は無視でき
るものと仮定した。式(9),(10),(11)をI7
について解くと、 I7・R21=R21/Ra・I4・(R20+R25) +R21/Ra・VBE23 (12) が得られる。ただしRaはR21,R20,R25の和
を表す。
【0041】出力電位がHighの時には、 I4=I10+I8 (13) I8=I7 (14) となる。バイポーラトランジスタQ25のベース電流が
十分小さいという仮定の下では、 I10・R20=I8・(R21+R24)+VBE22 (15) が成り立つ。従って式(13)と(15)から出力電位
がHighの時は、 I7・R21=(I4・R20−VBE24)・R21/Rb (16) が導ける。ただしRbはR21,R24,R20の和を
表す。
【0042】VBE1をバイポーラトランジスタQ1の
ベースとエミッタの間にかかる電圧,VBE2をバイポ
ーラトランジスタQ2のベースとエミッタの間にかかる
電圧とすると、I1とI2を用いてこれらは、 VBE1=kT/q・ln(I1/A1 Is) (17) VBE2=kT/q・ln(I2/A2 Is) (18) と表せる。ただしkはボルツマン定数、Tは絶対温度、
qは素電荷、Isはバイポーラトランジスタの飽和電流
である。ここでR2にかかる電圧は、VBE1−VBE
2であるから、I2はI1,I2,R2,A1,A2を
用いて、 I2=kT/q・ln(I1 A2/I2 A1)/R2 (19) と表せる。
【0043】I2の温度依存性すなわちdI2/dT
は、式(19)を温度Tで微分して、 dI2/dT=(k/q・ln r+kT/q・dr/dT/r)/R2 (20) と表せる。ただしr=I1 A2/I2 A1である。
ここでrの温度依存性がMOSトランジスタのカレント
ミラー回路によりr自体と比較して十分小さく抑えられ
ていると仮定してdr/dT/r=0であるとすると、 dI2/dT=k/q・ln r/R2=I2/T (21) となる。
【0044】ECL出力バッファの出力電圧は、式(1
2)からLow レベルが −VOL=I7・R21+VBE25 =R21・(R20+R25)/Ra・I4+R21 /Ra・VBE23+VBE25 (22) 式(16)からHighレベルが −VOH=I7・R21+VBE25 =(I4・R20−VBE22)・R21/Rb+VBE25 (23) と表される。これらを温度Tで微分して、 −dVOL/dT=dI4/dT・R21・(R20+R25)/Ra +R21/Ra・dVBE23 /dT+dVBE25/dT (24) −dVOH/dT=(dI4/dT・R25−dVBE22/dT) ・R21/Rb+dVBE25/dT (25) が得られる。式(24),(25)が0Vになる条件と式
(8)と(21)とから、 −dVOL/dT=A・I2/T・R21・(R20+R25)/Ra +(R21+Ra)/Ra・dVBE/dT=0V (26) −dVOH/dT=A・I2/T・(R21・R20/Rb) +(R24+R20)/Rb・dVBE/dT=0V (27) が得られる。ただし、VBE25,VBE22、及びV
BE23は等しいと仮定しこれらをVBEと表した。V
BEの温度依存性(dVBE/dT)はバイポーラトラ
ンジスタQ25,Q22,Q23とで等しいと仮定し
た。式(26)と(27)が成り立つように回路定数を
定めれば以上の仮定の下で想定した温度条件の近傍で、
温度依存性の無いECL出力バッファが得られる。
【0045】図4の回路構成により、バイポーラトラン
ジスタQ1,Q2、抵抗性素子R2、及び、MOSトラ
ンジスタM1,M5によって作られた絶対温度に比例し
た電流が抵抗性素子R21に流れることで、抵抗性素子
R21の両端には熱電圧に比例した電圧が発生する。こ
の電圧とバイポーラトランジスタQ25のベース・エミ
ッタ間電圧VBEとが加算され出力電圧となる。抵抗値
やバイポーラトランジスタのエミッタサイズ等の回路パ
ラメータを適当に選択することにより出力電圧の温度依
存性を無くすことが出来る。
【0046】すなわち、抵抗性素子R21の両端に発生
する電圧k・VT(kは回路パラメータにより決まる比
例定数)とバイポーラトランジスタQ25のVBEの温
度依存性の絶対値を同じに設定すればよい。
【0047】本実施例の効果を以下に述べる。
【0048】出力バッファの電流源部がMOSトランジ
スタで構成されるため、従来のバイポーラトランジスタ
と抵抗による出力バッファの電流源と比較して、より低
電源電圧で動作することである。
【0049】別の実施例を図5を用いて説明する。
【0050】図5が図4と異なるのは、定電流源の信号
を伝達するのに図5ではMOSトランジスタのカレント
ミラー回路を用いたのに対し、図4ではバイポーラトラ
ンジスタのカレントミラー回路を用いる点である。
【0051】MOSトランジスタのカレントミラー回路
に対して、バイポーラトランジスタのカレントミラー回
路の方が、その特性がより電源ノイズの影響を受けにく
い。この場合の電源ノイズとはバイポーラトランジスタ
のベースあるいは、MOSのゲート電位がなんらかの理
由で揺れた場合の回路出力に与える影響である。
【0052】MOSトランジスタの最小動作電源電圧は
バイポーラトランジスタのように飽和によっては決まら
ない。本回路の効果は、ソース,ドレイン間のオン抵抗
が十分に低いMOSトランジスタを電流源部に用いれば
バイポーラトランジスタを用いたよりも低電源電圧での
動作が可能になる。また、本回路構成では電源端子間に
最低限必要な電圧がバイポーラトランジスタのベース・
エミッタ間電圧と、MOSトランジスタを飽和領域で使
うためのドレイン電圧の和となり、電源部は約1.8V
の電源電圧でも動作するため低電源電圧化への対応が可
能となる。
【0053】別の実施例を図6を用いて説明する。
【0054】図6の回路の左側は、図3で述べた電源電
圧の変動に対してその出力を相殺した基準電流発生回路
である。また図の右側の回路は、図4で説明したECL
出力バッファ回路である。
【0055】図4と同様にバイポーラトランジスタQ1
1にはバイポーラトランジスタQ10に流れる電流に比例
した電流が流れる。バイポーラトランジスタQ10に
は、図9の回路と同様に電源電圧に依存せず、絶対温度
に比例する電流が流れるため、バイポーラトランジスタ
Q11にも同様の電流が流れる。これにより、以前に述
べたように、出力電圧のHighレベルとLow レベルに温度
依存性,電源電圧依存性が無くなる。
【0056】電源回路部の動作可能な最低の電源電圧
は、図3の回路と同様で、約1.8Vとなる。また、出
力バッファ部の回路の動作可能な最低の電源電圧は以下
のとおり約2.4V になる。
【0057】すなわち、ECL出力振幅の規格から、抵
抗性素子R21の両端に必要な電圧は、約0.8V であ
る。バイポーラトランジスタQ20,Q21の飽和防止
のために、約0.8V 必要である。電流源のバイポーラ
トランジスタQ11の飽和防止のために約0.8V必要
であり、合計約2.4Vの電源電圧で出力バッファ部が
動作可能である。飽和防止したこれらのバイポーラトラ
ンジスタが軽い飽和に入ることを許せば、より低電源電
圧でも動作可能である。
【0058】本実施例の効果は、約2.4V の低い電源
電圧で電源電圧、温度に依存しないECLの出力レベル
を保証出来る出力バッファが得られることである。例え
ば、100k ECLの入出力規格が電源電圧2.4V
の外部電圧の集積回路で満たすことが出来、集積回路の
消費電力を低減することが出来る。
【0059】実施例を図7を用いて説明する。
【0060】図7が図6と異なるのは、定電流源の信号
を伝達するのに図7ではMOSトランジスタのカレント
ミラー回路を用いたのに対し、図6ではバイポーラトラ
ンジスタのカレントミラー回路を用いる点である。
【0061】本実施例の回路構成の効果は、以上の動作
により判るように電源電圧の変動によらず一定でしかも
温度に依存しないECL出力バッファ回路が得られるこ
とである。
【0062】別の実施例を図8を用いて説明する。
【0063】図8はもう一つのECL出力バッファ回路
の例を示す。
【0064】左側の回路部分はMOS M5,M1、バ
イポーラトランジスタQ1,Q2により絶対温度に比例
する電流をQ11を通して供給する。右側のカレントス
イッチ回路は図4と同様なECL出力バッファ回路であ
る。
【0065】図4と同様に、バイポーラトランジスタQ
11に絶対温度Tに比例した電流が流れるため、出力バ
ッファに温度依存性,電源電圧依存性のない出力信号を
出力する。
【0066】MOSトランジスタM6とバイポーラトラ
ンジスタQ10は図3と同様に、フィードバックアンプ
を構成し、本回路出力の電源電圧依存性を低減する。
【0067】図8の回路構成の効果は、従って、温度依
存性,電源電圧依存性の無いECL出力バッファ回路が
得られることである。
【0068】図9は本発明による定電圧発生回路の他の
一例である。
【0069】図9が図3と異なるのは、比例電流を流す
のに図3ではバイポーラトランジスタQ10,Q5,Q
6を用いたのに対し、図9ではMOSトランジスタM1
3,M14,M15を用いていることである。図3と同
様に図9でもM13,M14,M15には比例した電流
が流れる。
【0070】図9の回路が動作するために必要な最低電
源電圧は以下の様になる。
【0071】MOSトランジスタM5をMOSトランジ
スタの飽和領域で用いる必要があるためそのソースとド
レインの間に約1.0V の電圧が必要である。この値は
MOSトランジスタのゲート電圧の設定によって変化す
る。次に、バイポーラトランジスタQ1のベース,エミ
ッタ間電圧のために、約0.8V の電圧が必要である。
この値もトランジスタの特性や、電流値によって変化す
る。従って合計約1.8Vの電源電圧で本実施例回路は
動作する。
【0072】本実施例の効果は約1.8V の低い電源電
圧でも電源電圧依存性,温度依存性を持たないECL入
力バッファの入力閾値を発生するのに好適な電源回路が
得られることである。
【0073】本回路構成の動作を説明する。MOSトラ
ンジスタM1,M5,M6はカレントミラー回路を構成
し、MOSトランジスタM13にはMOSトランジスタ
M1,M5に流れる電流に比例した電流が流れる。すで
に述べたようにMOSトランジスタM1には絶対温度に
比例した電流が流れるため、MOSトランジスタM13に
も絶対温度に比例した電流が流れる。電源電圧が上昇す
ると、MOSトランジスタM1,M5のソース,ドレイ
ン間電圧が増大しこれらMOSトランジスタに流れる電
流が増加する。これにより、バイポーラトランジスタQ
4のベース電位が高くなりMOSトランジスタM13の
ゲート電位を低下させMOSトランジスタM6の電流を
減少させ、電源電流増大の効果を相殺する。
【0074】MOSトランジスタM14,M15はMO
SトランジスタM13とソース,ゲート,基板がそれぞ
れ接続されているため、絶対温度に比例し、電源電圧依
存性のない電流が流れる。この電流により、R5にも絶
対温度に比例した電流が流れ、これに比例した電圧が発
生する。この電圧にバイポーラトランジスタQ8のVB
Eが加算され出力電圧となる。従って出力電圧VREF
は温度依存性がなく電源電圧依存性のない電圧となる。
【0075】図10は本発明によるECL出力バッファ
回路の他の一例である。
【0076】図10の回路の左側の回路は、図9で述べ
た電源電圧の変動に対してその出力を相殺した基準電流
発生回路である。また図の右側の回路は、図5で説明し
たECL出力バッファ回路にスタンバイ時に出力電流を
切るためのMOSトランジスタM17を付加したもので
ある。
【0077】MOSトランジスタM16はMOSトラン
ジスタM13とゲート,ソースが共通であり、しかもド
レイン電圧が電源電圧の変動に対して同様な動きをする
ため、MOSトランジスタM16にはMOSトランジス
タM13に比例した電流が流れる。MOSトランジスタ
M13には、図9の回路と同様に電源電圧に依存せず、
絶対温度に比例する電流が流れるため、MOSトランジ
スタM16にも同様の電流が流れる。これにより、以前
に述べたように、出力電圧のHighレベルとLowレベルに
温度依存性,電源電圧依存性が無くなる。
【0078】MOSトランジスタM17は出力バッファ
の動作時にはそのゲートにHighレベル信号が印加され、
出力バッファに電流が供給される。スタンバイ時にはゲ
ートにLow レベルが印加され、消費電流を節約し、出力
トランジスタQ25のベース電流を遮断する。MOSト
ランジスタM17は出力電流を供給するために十分大き
くしておけば良い。
【0079】電源回路部の動作可能な最低の電源電圧は
約1.8V である。また、出力バッファ部の回路の動作
可能な最低の電源電圧は以下のとおり約1.8V であ
る。
【0080】すなわち、ECL出力振幅の規格から、抵
抗性素子R21の両端に必要な電圧は、約0.8V であ
る。またバイポーラトランジスタQ20,Q21の飽和
防止のために、約0.8V 必要である。電流源のMOS
トランジスタM16が飽和領域で動作するために約0.
2V必要であり、合計約1.8Vの電源電圧で出力バッ
ファ部が動作可能である。M13のゲート電位を低く設
定することにより、ソース,ドレイン間電圧が0.2V
程度でもM16を飽和領域で動作させることが可能であ
る。飽和防止したバイポーラトランジスタが軽い飽和に
入ることを許せば、より低電源電圧でも動作可能であ
る。またMOSトランジスタM13のゲート電圧をより
低く設定することによっても、低い電源電圧での動作が
可能である。本実施例の効果は、約1.8V の低い電源
電圧において電源電圧、温度に依存しないECLの出力
レベルを保証出来る出力バッファが得られることであ
る。例えば、100k ECLの入出力規格が電源電圧
1.8V の外部電圧の集積回路で満たすことが出来、集
積回路の消費電力を低減することが出来る。
【0081】本実施例の他の効果は、スタンバイ時に消
費電流を節約し、ECL出力をハイインピーダンスにす
ることの可能なECL出力バッファ回路が得られること
である。
【0082】以上述べてきた出力バッファ回路を、半導
体記憶装置に適用すれば、温度や電源電圧の変動に対し
ても、信頼性の高い半導体記憶装置を実現できる。
【0083】図11は本発明による電源回路を用いたマ
イクロプロセッサを表す。一般に半導体LSI内部の回
路は電源電圧や、環境温度が変化すると性能が変化する
が、LSIの性能は一般的にその極端な場合に出る性能
により律速される。
【0084】このようなLSIに、以上述べてきた本発
明による回路を用いることにより、電源電圧と温度の変
化に対してLSI内部の性能のバラツキを無くすことが
でき、従って高性能なLSIを得ることができるという
効果が生まれる。
【0085】より具体的には、LSIの電源に適用する
ことにより、電源電圧や、温度依存性のない電流を発生
することにより、これらLSIの性能の電源電圧依存
性,温度依存性を低減することができ、これらLSIの
高性能化が可能になる。
【0086】本発明の回路構成を電源に用いたLSIで
は、1.8V 程度の低い電源電圧から、デバイスの耐圧
によって決まる電圧(通常は7V以上)までの広い電源
電圧範囲において動作するという効果がある。
【0087】
【発明の効果】本発明の回路構成による効果は、低い電
源電圧でも温度依存性,電源電圧依存性の無い、定電圧
回路が得られることである。本発明のもう一つの効果
は、低い電源電圧でも動作するECL入出力バッファ回
路が得られることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による定電圧発生回路の概念を示す図で
ある。
【図2】本発明による定電圧発生回路の一実施例を表す
図である。
【図3】本発明による定電圧発生回路の一実施例を表す
図である。
【図4】本発明のECL出力バッファ回路の一実施例を
表す図である。
【図5】本発明のECL出力バッファ回路の一実施例を
表す図である。
【図6】本発明のECL出力バッファ回路の一実施例を
表す図である。
【図7】本発明のECL出力バッファ回路の一実施例を
表す図である。
【図8】本発明のECL出力バッファ回路の一実施例を
表す図である。
【図9】本発明による定電圧発生回路の一実施例を表わ
す図である。
【図10】本発明のECL出力バッファ回路の一実施例
を表す図である。
【図11】本発明の一実施例であるLSIチップを表す
図である。
【図12】従来のバンドギャップリファレンス回路を表
す図である。
【図13】従来の定電圧回路の概念を表す図である。
【図14】従来のECL出力バッファ回路を表す図であ
る。
【符号の説明】
Q1〜Q11…バイポーラトランジスタ、M1〜M6…
MOSトランジスタ、R2〜R25…抵抗性素子、I1
〜I25…矢印で示した部分を流れる電流、VCC…高
電位側電源、VEE…低電位側電源、VREF…VCC
を基準とした定電圧回路の出力ノード。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正の温度依存性を持つ電圧と負の温度依存
    性を持つ電圧を加算し、温度変化に対して一定な電圧を
    発生する定電圧発生回路において、 温度変化に対して正の依存性を持つ電流を発生する回路
    を構成する素子と、前記電流を電圧に変換する回路を構
    成する素子とは、比例電流供給回路により接続され、そ
    れぞれに比例する電流が流れるように構成されたことを
    特徴とする定電圧発生回路。
  2. 【請求項2】前記比例電流供給回路は、バイポーラトラ
    ンジスタのカレントミラー回路であることを特徴とする
    請求項第1項記載の定電圧発生回路。
  3. 【請求項3】前記比例電流供給回路は、MOSトランジ
    スタのカレントミラー回路であることを特徴とする請求
    項第1項記載の定電圧発生回路。
  4. 【請求項4】前記温度変化に対して正の依存性を持つ電
    流を発生する回路は、 コレクタとベースが接続された第1のバイポーラトラン
    ジスタと、 前記第1のバイポーラトランジスタとベースが接続され
    た第2のバイポーラトランジスタと、 前記第2のバイポーラトランジスタのエミッタと前記第
    1のバイポーラトランジスタのエミッタとの間に設けた
    抵抗性素子と、 ソース,ゲートそれぞれが接続され、ドレインがそれぞ
    れ前記第1,第2のバイポーラトランジスタのコレクタ
    に接続された、第1,第2のMOSトランジスタを備え
    ることを特徴とする請求項第1項記載の定電圧発生回
    路。
  5. 【請求項5】前記温度変化に対して正の依存性を持つ電
    流を発生する回路は、フィードバックアンプ回路を更に
    備え、電源電圧変化による基準電流の変化を相殺したこ
    とを特徴とする請求項第1項記載の定電圧発生回路。
  6. 【請求項6】正の温度依存性を持つ電圧と負の温度依存
    性を持つ電圧を加算し、温度変化に対して一定な電圧を
    発生する定電圧発生回路において、 温度変化に対して正の依存性を持つ電流を発生する回路
    を構成する素子と、前記電流を電圧に変換する回路を構
    成する素子とを、高電圧側電源と低電圧側電源との間に
    並列に接続したことを特徴とする定電圧発生回路。
  7. 【請求項7】エミッタが低電位側電源に接続された第1
    のバイポーラトランジスタと、第1のバイポーラトラン
    ジスタとベースが共通である第2のバイポーラトランジ
    スタと、第2のバイポーラトランジスタのエミッタと低
    電位側電源との間に設けた抵抗性素子とからなる、絶対
    温度に比例する電流を発生する電流発生部と、 前記電流を電圧に変換するための抵抗性素子と、 電圧VBEを発生するバイポーラトランジスタとを備
    え、 正の温度依存性を持つ電圧と負の温度依存性を持つ電圧
    を加算し、温度変化に対して一定な電圧を発生する定電
    圧発生回路において、 前記電流発生部と前記抵抗性素子とは、カレントミラー
    回路により接続されていることを特徴とする定電圧発生
    回路。
  8. 【請求項8】バイポーラのカレントスイッチと、 前記カレントスイッチの片方の出力端子とベースが接続
    され、高電位側の電源端子とコレクタが接続された出力
    バイポーラトランジスタとを備え、 前記出力バイポーラトランジスタのエミッタを出力とす
    るECL出力バッファ回路において、 前記バイポーラのカレントスイッチの電流源として、絶
    対温度に比例した電流を供給する電流源を備え、 出力端子に温度依存性の無い信号を出力することを特徴
    とする、ECL出力バッファ回路。
  9. 【請求項9】前記カレントスイッチの2つの出力端子の
    間に、第1のダイオードと第1の抵抗性素子とを直列に
    接続し、 更に、前記カレントスイッチの2つの出力端子の間に、
    前記第1のダイオードとは逆の向きに電流を流す第2の
    ダイオードと第2の抵抗性素子とを直列に接続したこと
    を特徴とする請求項第8項記載のECL出力バッファ回
    路。
  10. 【請求項10】バイポーラのカレントスイッチと、 前記カレントスイッチの片方の出力端子とベースが接続
    され、高電位側の電源端子とコレクタが接続された出力
    バイポーラトランジスタとを備え、 前記出力バイポーラトランジスタのエミッタを出力とす
    るECL出力バッファ回路において、 前記出力バイポーラトランジスタのベースと高電位側の
    電源端子との間には抵抗性素子が設けられ、この抵抗性
    素子に絶対温度に比例した電流を流すことによって、出
    力端子に温度依存性の無い信号を出力することを特徴と
    する、ECL出力バッファ回路。
  11. 【請求項11】請求項第8項もしくは請求項第10項の
    いずれかに記載のECL出力バッファ回路を備えた半導
    体記憶装置。
  12. 【請求項12】請求項第8項もしくは請求項第10項の
    いずれかに記載のECL出力バッファ回路を備えたマイ
    クロプロセッサ。
  13. 【請求項13】請求項第1項に記載の定電圧発生回路を
    備えた半導体集積回路装置。
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