JP5409096B2 - ドアサッシュ及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、自動車のドアの窓枠等に用いるドアサッシュ及びその製造方法に関する。
自動車のドアの窓枠等に用いるドアサッシュは、一枚の金属帯板である板材から図6に示す形状にロール成形されるのが一般的である。図6のドアサッシュ1は、断面視で略D字状の筒状部2と、筒状部2の一隅から延設され、板材を3重に重ねて長手方向に沿って溶接される重合部3と、重合部3の筒状部2とは反対側の一端側から両側方にそれぞれ突出して形成されているフランジ部4、5と、重合部3に対して筒状部2の反対側に設けられ、板材の端部を略半円形に湾曲して形成されるホルダー6とを有する。筒状部2と図示左方向に突出するフランジ部4との間には図示省略するガラスランチャンネルが嵌め込まれると共に、ホルダー6と図示右側に突出するフランジ部5との間にウエザストリップ7が嵌め込まれる。前記嵌め込みの際には、フランジ部5の図示下側の凸部5aがウエザストリップ7の図示上側の凹部7aに嵌合され、ホルダー6がウエザストリップ7の図示下側の凹部7bに嵌合される。尚、特許文献1には同種のドアサッシュが開示されている。
特開平8−104139号公報
ところで、上記ドアサッシュ1には、重合部3の板材が2重に重なった部分とホルダー6との間にフランジ部4、5と反対側を向く略V字状の隙間8が形成される。この略V字状の隙間8の形成部位は露出する部分であり、隙間8に水が溜まり易く、毛細管現象で重合部3の板材間にも水が浸入し、錆が発生する原因となる。この錆を防止するためには、ドアサッシュ1の長手方向に沿って隙間8にシール材を塗布してシールすることが考えられるが、シール材の塗布でシールする工程が増加するため、製造工程の効率化を阻害すると共に、略V字状の隙間8は塗料が付着しにくい部分であるため、確実にシール材を塗布しなければならない。そのため、効率的な製造工程を確保しつつ、錆の発生を防止することができるドアサッシュが求められている。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、効率的な製造工程を確保しつつ、錆の発生を防止することができるドアサッシュ及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明のドアサッシュは、一枚の板材から形成され、一枚の板材から形成され、筒状部と、前記筒状部の略一隅から延設され、前記板材を重ねて形成される重合部と、前記筒状部とは反対側の前記重合部の端部側から両側方にそれぞれ突出して形成されるフランジ部とを備えるドアサッシュであって、前記重合部を挟んで前記筒状部とは反対側の前記重合部の外側に位置する前記板材の端部周辺を、その内側に位置する前記板材に沿って接触するように形成すると共に、前記外側に位置する前記板材の端部を、前記筒状部から延設される前記板材の端部とし、前記筒状部から延設された前記重合部の外側に位置する前記板材に、前記筒上部から離れる方向に形成される段差を設け、前記段差を内側に位置する前記板材の端部に当接させることを特徴とする。
前記構成により、ホルダーが形成されることや、重合部の板材が2重に重なった部分とホルダーとの間にフランジ部と反対側の露出部分を向く略V字状の隙間が形成されることを無くすことができ、又、その隙間をシール材の塗布でシールする工程も無くすことができる。従って、効率的な製造工程を確保しつつ、錆の発生を防止することができる。また、ホルダーを形成しないことにより、軽量化と材料費の低減を図ることができる。
また、前記構成により、外側の板材を正確に位置決めすることができる。前記段差は、確実な当接を確保し且つ必要以上の強度低下を招かない筒状部の大きさを確保するため、0.5〜1mm程度とすることが好ましい。
記構成により、例えばフランジ部から延設される板材の一方に段差を形成し、その段差箇所において前記フランジ部から延設される板材間に筒状部から延設される板材を配置する様な構成を回避し、製造工程を簡易化することができる。また、筒状部から延設される板材の端部がウエザストリップにより露出しないフランジ部側を向くことになるので、板材間への水の浸入をより確実に防ぎ、錆の発生をより確実に防止することができる。
また、本発明のドアサッシュは、一枚の板材から形成され、筒状部と、前記筒状部の略一隅から延設され、前記板材を重ねて形成される重合部と、前記筒状部とは反対側の前記重合部の端部側から両側方にそれぞれ突出して形成されるフランジ部とを備えるドアサッシュであって、前記重合部を挟んで前記筒状部とは反対側の前記重合部の外側に位置する前記板材を、前記筒状部から延設される前記板材とし、前記筒状部から延設された前記重合部の外側に位置する前記板材に、前記筒上部から離れる方向に形成される段差を設け、前記段差を内側に位置する前記板材の端部に当接させることを特徴とする。
前記構成により、重合部の板材が2重に重なった部分とホルダーとの間にフランジ部と反対側の露出部分を向く略V字状の隙間が形成されることを無くすことができ、又、ホルダーが形成されてフランジ部側を向く隙間が形成される場合にも、ホルダーとフランジ部との間にはウエザストリップを嵌装されて水が溜まりにくいため、その隙間をシール材の塗布でシールする工程も無くすことができる。従って、効率的な製造工程を確保しつつ、錆の発生を防止することができる。
また、本発明のドアサッシュは、前記重合部の外側に位置する前記板材の端部周辺に、略く字形に屈曲するホルダーを形成することを特徴とする。
前記構成により、重合部の板材が2重に重なった部分とホルダーとの間の隙間をウエザストリップ側である露出しないフランジ部側を向かせることができ、水を溜まりにくくし、その隙間をシール材の塗布でシールする工程を無くすことができると同時に、ホルダーの形成でウエザストリップの取付を容易化することができる。
また、本発明のドアサッシュは、前記重合部を、前記両側方のフランジ部からそれぞれ延設される前記板材が2重に重なる第1の重合部と、前記両側方のフランジ部からそれぞれ延設される前記板材と前記筒状部から延設される前記板材とが3重に重なる第2の重合部とで構成し、前記第2の重合部の長さを2〜6mmとすることを特徴とする。
前記構成により、3重に重なる第2の重合部について溶接等で固着する十分な領域を確保することができると共に、必要以上の第2の重合部を減らして板材の使用量を減らし、材料費を低減することができる。また、第1の重合部について別部材を重ねて溶接することが必要な場合にも、第2の重合部は2重に重なっているのみであるから、3重或いは4重に板材を重ねて容易且つ強固に別部材等を含めて溶接することができる。
また、本発明のドアサッシュは、前記第2の重合部が、長手方向に沿って連続的に連続シーム溶接若しくはレーザー溶接で溶接されていることを特徴とする。
前記構成により、長手方向に沿って間隔を開けずに連続的に連続シーム溶接若しくはレーザー溶接し、第2の重合部の固着強度を高め、捻り強度が1.5〜1.6倍になるなどドアサッシュの強度を高めることができる。また、従来のシームスポット溶接に比して連続的な連続シーム溶接若しくはレーザー溶接を採用することにより、合わせ代となる第2の重合部の領域を削減し、2重に重なる第1の重合部の比率を高めることが可能となり、板材の使用量を一層低減し、軽量化と材料費の一層の低減を図ることができる。
また、本発明のドアサッシュは、前記第1の重合部が、長手方向に沿って連続的に連続シーム溶接若しくはレーザー溶接で溶接されていることを特徴とする。
前記構成により、第2の重合部に加えて第1の重合部をも長手方向に沿って間隔を開けずに連続的に連続シーム溶接若しくはレーザー溶接し、ドアサッシュの強度をより一層高めることができる。
また、本発明のドアサッシュは、前記板材の板厚を0.6mm〜0.75mmとすることを特徴とする。
前記構成では、連続的に連続シーム溶接若しくはレーザー溶接する等により、従来は所要強度を確保するために0.8mm程度の板厚が必要だったのに対し、板厚0.6mm〜0.75mmの板材で同程度の強度を確保することが可能となる。
また、本発明のドアサッシュの製造方法は、一枚の板材から形成され、筒状部と、前記筒状部の略一隅から延設され、前記板材を重ねて形成される重合部と、前記筒状部とは反対側の前記重合部の端部側から両側方にそれぞれ突出して形成されるフランジ部とを備えるドアサッシュの製造方法であって、前記筒状部を構成する側の前記板材を曲げ、前記両側方のフランジ部からそれぞれ延設される前記板材が重ねられている部分の一部の外側に、前記筒状部を構成する側の前記板材を沿って接触するように配置することにより、前記両側方のフランジ部からそれぞれ延設される前記板材が2重に重なる第1の重合部と、前記両側方のフランジ部からそれぞれ延設される前記板材と前記筒状部から延設される前記板材とが3重に重なる第2の重合部とを形成する第1工程と、前記接触配置した部分の前記第2の重合部を、長手方向に沿って連続的に連続シーム溶接若しくはレーザー溶接で溶接する第2工程とを備え、前記第1工程では、前記筒状部から延設され且つ前記重合部の外側に位置する前記板材に、前記筒上部から離れる方向に形成される段差を設け、前記段差を内側に位置する前記板材の端部に当接させることを特徴とする。
前記構成により、例えばフランジ部から延設される板材の一方に段差を形成し、その段差箇所において前記フランジ部から延設される板材間に筒状部から延設される板材を配置する様な構成を回避し、製造工程を簡易化することができる。また、筒状部から延設される板材の端部或いは筒状部から延設される板材とその内側との間の隙間がウエザストリップにより露出しないフランジ部側を向くことになるので、シール工程を経ないでも、板材間への水の浸入を確実に防ぎ、錆の発生を確実に防止することが可能となる。従って、効率的な製造工程を確保しつつ、錆の発生を防止することができる。また、長手方向に沿って間隔を開けずに連続的に連続シーム溶接若しくはレーザー溶接し、第2の重合部の固着強度を高め、捻り強度が1.5〜1.6倍になるなどドアサッシュの強度を高めることができる。また、従来のシームスポット溶接に比して連続的な連続シーム溶接若しくはレーザー溶接を採用することにより、合わせ代となる第2の重合部の領域を削減し、2重に重なる第1の重合部の比率を高めることが可能となり、板材の使用量を一層低減し、軽量化と材料費の一層の低減を図ることができる。
また、本発明の自動車は、本発明のドアサッシュ、又は本発明のドアサッシュの製造方法で製造されるドアサッシュを備えることを特徴とする。
前記構成により、本発明のドアサッシュの作用効果、又は本発明のドアサッシュの製造方法の作用効果を有する自動車を提供することができる。
本発明では、重合部の板材が2重に重なった部分とホルダーとの間にフランジ部と反対側を向く略V字状の隙間が形成されることがなく、又、その隙間のシールする工程も不要である。従って、効率的な製造工程を確保しつつ、錆の発生を防止することができる。
(a)は本発明による第1実施形態のドアサッシュの断面図、(b)は同図(a)のドアサッシュにウエザストリップを取り付けた状態の断面図。 筒状部を構成する側の板材を折り曲げて重合部に重ねる工程を説明する説明図。 (a)は本発明による第2実施形態のドアサッシュの断面図、(b)は同図(a)のドアサッシュにウエザストリップを取り付けた状態の断面図。 筒状部を構成する側の板材を折り曲げて重合部に重ねる工程を説明する説明図。 第1実施形態の変形例のドアサッシュの断面図。 (a)は従来例のドアサッシュの断面図、(b)は同図(a)のドアサッシュにウエザストリップを取り付けた状態の断面図。
〔第1実施形態のドアサッシュ〕
次に、本発明による第1実施形態のドアサッシュについて説明する。図1(a)は本発明による第1実施形態のドアサッシュの断面図、図1(b)は同図(a)のドアサッシュにウエザストリップを取り付けた状態の断面図である。
第1実施形態のドアサッシュ11は、例えば自動車に取り付けられるドアサッシュ11であり、一枚の板材である金属帯板により形成される。ドアサッシュ11は、図1に示すように、断面視で略D字状の筒状部12と、筒状部12の略一隅から延設され、板材を重ねて形成される重合部13と、筒状部12とは反対側の重合部13の端部側から図示左右の両側方にそれぞれ突出して形成されるフランジ部14、15とを備える。
重合部13は、板材191、192が2重に重なり合っている第1の重合部131と、板材191、192、193が3重に重なり合っている第2の重合部132とから構成される。第1の重合部131は、図示左側の側方に突出するフランジ部14から筒状部12に向かって繋がるように延設されている板材191と、図示右側の側方に突出するフランジ部15から筒状部12に向かって延設され、筒状部12の箇所で端部となる板材192との重なり合いで形成されている。第2の重合部132は、板材191と板材192に加え、筒状部12からフランジ部15に向かって延設され、途中で端部となる板材193との重なり合いで形成されている。
重合部13を挟んで筒状部12とは反対側に位置する、重合部13の外側に位置する板材193の端部周辺は、その内側に位置する板材192に沿って接触するように設けられており、本実施形態では、筒状部12から延設される板材193或いは筒状部12を構成する側の板材193が前記重合部13の外側に位置する板材193となっている。そして、板材191、192、193が重なり合っている第2の重合部132は、ドアサッシュ11の長手方向、即ち図に対して垂直方向に連続的に間隔を開けずに連続シーム溶接若しくはレーザー溶接で溶接され固着されている。
図示のAは第1の重合部131の長さ、Bは第2の重合部132の長さである。第2の重合部132の長さBは2〜6mmとすると好適であり、本例の長さBは4mm前後で形成されている。尚、シームスポット溶接の場合、3枚合わせの第2の重合部132の長さBは、シームスポット溶接のナゲットの約直径6mmを維持するために8mm以上必要とされていたが、本実施形態ではそれよりも短く形成することが可能である。また、本実施形態に於ける一枚の金属帯板を構成する板材191、192、193の板厚は、0.6mm〜0.75mmであり、より好ましくは0.65〜0.7mm程度とするとよく、本例では0.7mmとしている。
筒状部12と図示左方向に突出するフランジ部14との間には図示省略するガラスランチャンネルが嵌め込まれると共に、図示右方向に突出するフランジ部15の下側にはウエザストリップ17が設けられる。ウエザストリップ17は、図示上側に凹部17aを有し、フランジ部15の図示下側に突出形成されている凸部15aに凹部17aが嵌合されると共に、その下側を筒状部12の図示右側面に沿わせるように配置され、筒状部12に貫通して取り付けられる取付クリップ171で筒状部12に固定され、ドアサッシュ11と固定される。
第1実施形態のドアサッシュ11を製造する際には、一枚の板材である金属帯板を複数組の成形ロールを通して所定の断面形状にロール成形する。そして、ロール成形の最終段階において、図2の太線二点鎖線で示すように、筒状部12を構成する側の板材193を漸次曲げて行き、両側方のフランジ部14、15からそれぞれ延設される板材191と板材192が重なっている部分の一部の外側に、筒状部12を構成する側の板材193を沿って接触するように配置する。前記接触配置により、板材191と板材192が2重に重なる第1の重合部131と、板材191と板材192と板材193が3重に重なる第2の重合部132とが構成される。
更に、前記接触配置した部分である第2の重合部132を、ドアサッシュ11の長手方向、即ち図に対して垂直方向に連続的に間隔を開けずに連続シーム溶接若しくはレーザー溶接で溶接して固着する。その後は、筒状部12とフランジ14との間に図示省略するガラスランチャンネルを嵌め込んで取り付けると共に、凹部17aを凸部15aに嵌合してフランジ部15の下側にウエザストリップ17を配置し、取付クリップ171でウエザストリップ17を筒状部12に固定する(図1(b)参照)。
第1実施形態のドアサッシュ11或いはその製造方法は、ホルダーや、重合部の板材が2重に重なった部分とホルダーとの間におけるフランジ部14、15と反対側の露出部分側を向く、塗料が付着しにくい略V字状の隙間を無くすことができ、又、その隙間をシール材の塗布でシールする工程も無くすことができる。従って、効率的な製造工程を確保しつつ、錆の発生を防止することができる。また、ホルダーを形成しないので、その分の軽量化や材料費の低減を図ることができる。また、外側に位置する板材の端部を、筒状部12から延設される板材193の端部とすることにより、例えばフランジ部15から延設される板材192の一方に段差を形成し、その段差箇所においてフランジ部14、15から延設される板材191、192間に筒状部12から延設される板材193を配置する様な構成を回避し、製造工程を簡易化することができる。また、筒状部12から延設される板材193の端部がウエザストリップ17により露出しないフランジ部15側を向くことになるので、板材193、192間への水の浸入をより確実に防ぎ、錆の発生をより確実に防止することができる。
また、第2の重合部132の長さBを2〜6mmとすることにより、3重に重なる第2の重合部132について溶接等で固着する十分な領域を確保することができると共に、必要以上の第2の重合部132を減らして板材の使用量を減らし、軽量化と共に材料費を低減することができる。また、第1の重合部131について別部材を重ねて溶接することが必要な場合にも、第1の重合部131は2重に重なっているのみであるから、3重或いは4重に板材を重ねて容易且つ強固に別部材を含めて溶接することができる。
また、長手方向に沿って間隔を開けずに連続的に連続シーム溶接若しくはレーザー溶接し、第2の重合部132の固着強度を高めることができる。また、スポット溶接に比して連続シーム溶接若しくはレーザー溶接を採用することにより、合わせ代となる第2の重合部132の領域を削減し、2重に重なる第1の重合部131の比率を高めることが可能となり、板材の使用量を一層低減し、軽量化と共に材料費を一層低減することができる。また、連続的に連続シーム溶接若しくはレーザー溶接する等により、従来は所要強度を確保するために0.8mm程度の板厚が必要だったのに対し、板厚0.6mm〜0.75mmの板材で同程度の強度を確保することが可能となり、一層の軽量化を図ることができる。
〔第2実施形態のドアサッシュ〕
次に、本発明による第2実施形態のドアサッシュについて説明する。図3(a)は本発明による第2実施形態のドアサッシュの断面図、図3(b)は同図(a)のドアサッシュにウエザストリップを取り付けた状態の断面図である。
第2実施形態のドアサッシュ21も、例えば自動車に取り付けられるドアサッシュ21であり、一枚の板材である金属帯板により形成され、その第1実施形態との基本的な相違はホルダー26が形成されている点にある。ドアサッシュ21は、図3に示すように、断面視で略D字状の筒状部22と、筒状部22の略一隅から延設され、板材を重ねて形成される重合部23と、筒状部22とは反対側の重合部23の端部側から図示左右の両側方にそれぞれ突出して形成されるフランジ部24、25とを備える。
重合部23は、板材291、292が2重に重なり合っている第1の重合部231と、板材291、292、293が3重に重なり合っている第2の重合部232とから構成される。第1の重合部231は、図示左側の側方に突出するフランジ部24から筒状部22に向かって繋がるように延設されている板材291と、図示右側の側方に突出するフランジ部25から筒状部22に向かって延設され、筒状部22の箇所で端部となる板材292との重なり合いで形成されている。第2の重合部232は、板材291と板材292に加え、筒状部22からフランジ部25に向かって延設され、先端周辺に略く字形に屈曲するホルダー26が形成されている板材293の途中部分が重なり合って形成されている。即ち、重合部23を挟んで筒状部22とは反対側に位置する、重合部23の外側に位置する板材293は、筒状部22から延設される板材293或いは筒状部22を構成する側の板材293となっている。
そして、板材291、292、293が重なり合っている第2の重合部232は、ドアサッシュ21の長手方向、即ち図に対して垂直方向に連続的に間隔を開けずに連続シーム溶接若しくはレーザー溶接で溶接され固着されている。
図示のA’は第1の重合部231の長さ、B’は第2の重合部232の長さである。第2の重合部132の長さB’は2〜6mmとすると好適であり、本例の長さBは4mm前後で形成されている。また、本実施形態に於ける一枚の金属帯板を構成する板材291、292、293の板厚は、0.6mm〜0.75mmであり、より好ましくは0.65〜0.7mm程度とするとよく、本例では0.70mmとしている。
筒状部22と図示左方向に突出するフランジ部24との間には図示省略するガラスランチャンネルが嵌め込まれると共に、図示右方向に突出するフランジ部25の下側にはウエザストリップ27が設けられる。ウエザストリップ27は、図示上側に凹部27a、図示左下方に凹部27bを有し、フランジ部25の図示下側に突出形成されている凸部25aに凹部27aが嵌合され、ホルダー26に凹部27bが嵌合されて、ドアサッシュ21に固定される。
第2実施形態のドアサッシュ21を製造する際には、一枚の板材である金属帯板を複数組の成形ロールを通して所定の断面形状にロール成形する。そして、ロール成形の最終段階において、図4の太線二点鎖線で示すように、筒状部22を構成する側の板材293を漸次曲げて行き、両側方のフランジ部24、25からそれぞれ延設される板材291と板材292が重なっている部分の一部の外側に、筒状部22を構成する側の板材293の途中部分を沿って接触するように配置する。前記接触配置により、板材291と板材292が2重に重なる第1の重合部231と、板材291と板材292と板材293が3重に重なる第2の重合部232とが構成される。
更に、前記接触配置した部分である第2の重合部232を、ドアサッシュ21の長手方向、即ち図に対して垂直方向に連続的に間隔を開けずに連続シーム溶接若しくはレーザー溶接で溶接して固着する。その後は、筒状部22とフランジ24との間に図示省略するガラスランチャンネルを嵌め込んで取り付けると共に、フランジ部25の下側にウエザストリップ27を配置し、凹部27aを凸部25aに、凹部27bをホルダー26嵌合してウエザストリップ27をドアサッシュ21に固定する(図3(b)参照)。
第2実施形態のドアサッシュ21或いはその製造方法では、ホルダー26が形成され、重合部23の板材291と292が2重に重なった部分とホルダー26との間に隙間28が形成されるものの、隙間28はウエザストリップ27で閉塞されるようにフランジ部25側に向いて或いはウエザストリップ27と板材293とで閉塞される空間内に設けられる。即ち、塗料が付着しにくい隙間28は露出しないように設けられて水が溜まりにくく、隙間28をシール材の塗布でシールする工程も無くすことができる。従って、効率的な製造工程を確保しつつ、錆の発生を防止することができる。また、ホルダー26の形成でウエザストリップ27の取付を容易化することができる。
また、第2の重合部232の長さB’を2〜6mmとすることにより、3重に重なる第2の重合部232について溶接等で固着する十分な領域を確保することができると共に、必要以上の第2の重合部232を減らして板材の使用量を減らし、軽量化と共に材料費を低減することができる。また、第1の重合部231について別部材を重ねて溶接することが必要な場合にも、第1の重合部231は2重に重なっているのみであるから、3重或いは4重に板材を重ねて容易且つ強固に別部材を含めて溶接することができる。
また、長手方向に沿って間隔を開けずに連続的に連続シーム溶接若しくはレーザー溶接し、第2の重合部232の固着強度を高めることができる。また、スポット溶接に比して連続シーム溶接若しくはレーザー溶接を採用することにより、合わせ代となる第2の重合部232の領域を削減し、2重に重なる第1の重合部231の比率を高めることが可能となり、板材の使用量を一層低減し、軽量化と共に材料費を一層低減することができる。また、連続的に連続シーム溶接若しくはレーザー溶接する等により、従来は所要強度を確保するために0.8mm程度の板厚が必要だったのに対し、板厚0.65mm〜0.75mmの板材で同程度の強度を確保することが可能となり、一層の軽量化を図ることができる。
〔実施形態の変形例等〕
尚、本明細書開示の発明には、各発明や各実施形態やその変形例の構成の他に、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものも含まれ、例えば下記変形例も包含する。
例えば本発明に於ける重合部は、板材相互が互いに密接して重合している構成とすると好適であるが、溶接等で互いに固着する部分以外の一部が一部離間し、その他の部分が密接して重なり合っているものも包含する。
また、本発明の第1実施形態等において、重合部の外側に位置する板材の端部周辺を、その内側に位置する板材に沿って接触するように形成する場合に、例えば前記外側の板材を重合部13を挟んで筒状部12と反対側に位置するフランジ部15から延設される板材192の端部周辺とすることも可能である。更に、前記構成において、前記フランジ部15から延設される板材192が重合して3重に重合する部分を、重合部13に対して筒状部12と同じ側に位置するフランジ部14から延設される板材191と筒状部12から延設される板材193とが2重で重なる部分の一部とし、3重に重合する部分を全体的な重合部13より短くするようにしてもよい。また、前記構成において、筒状部13から延設される板材193が短い場合に、前記反対側のフランジ部15から延設される板材192に段差を設け、前記反対側の板材192が前記同じ側の板材191に密接すると共に、段差を介して、前記筒状部12から延設される板材193の外側にも密接する構成とすることも可能である。
また、第1実施形態の変形例として、図5に示すように、重合部13の外側に位置する板材193の重合部13に至る直前の位置に段差194を形成し、段差194を内側に位置する板材192の端部に当接する構成としてもよい。前記構成により、段差194が内側の板材192の端部に当接する位置に外側の板材193を正確に位置決めすることが可能となる。段差194の段差高さは、板材192〜193を構成する板材の板厚0.6mm〜0.75mmに対して、0.5〜1mm程度とすると、段差194と板材192の端部との確実な当接を確保し、且つ筒状部12の所要の大きさを確保してドアサッシュの必要以上の強度低下を招かないことができて好適である。尚、外側の板材に段差を設け、内側の板材に当接する構成は、本発明の各実施形態や各例に適用可能である。
本発明は、例えば自動車のドアサッシュに利用することができる。
1、11、21…ドアサッシュ 2、12、22…筒状部 3、13、23…重合部 131、231…第1の重合部 132、232…第2の重合部 4、14、15、5、24、25…フランジ部 5a、15a、25a…凸部 6、26…ホルダー 7、17、27…ウエザストリップ 7a、7b、17a、27a、27b…凹部 171…取付クリップ 8、28…隙間 191、192、193、291、292、293…板材 194…段差 A、A’…第1の重合部の長さ B、B’…第2の重合部の長さ

Claims (9)

  1. 一枚の板材から形成され、
    筒状部と、
    前記筒状部の略一隅から延設され、前記板材を重ねて形成される重合部と、
    前記筒状部とは反対側の前記重合部の端部側から両側方にそれぞれ突出して形成されるフランジ部とを備えるドアサッシュであって、
    前記重合部を挟んで前記筒状部とは反対側の前記重合部の外側に位置する前記板材の端部周辺を、その内側に位置する前記板材に沿って接触するように形成すると共に、前記外側に位置する前記板材の端部を、前記筒状部から延設される前記板材の端部とし、
    前記筒状部から延設された前記重合部の外側に位置する前記板材に、前記筒上部から離れる方向に形成される段差を設け、前記段差を内側に位置する前記板材の端部に当接させることを特徴とするドアサッシュ。
  2. 一枚の板材から形成され、
    筒状部と、
    前記筒状部の略一隅から延設され、前記板材を重ねて形成される重合部と、
    前記筒状部とは反対側の前記重合部の端部側から両側方にそれぞれ突出して形成されるフランジ部とを備えるドアサッシュであって、
    前記重合部を挟んで前記筒状部とは反対側の前記重合部の外側に位置する前記板材を、前記筒状部から延設される前記板材とし、
    前記筒状部から延設された前記重合部の外側に位置する前記板材に、前記筒上部から離れる方向に形成される段差を設け、前記段差を内側に位置する前記板材の端部に当接させることを特徴とするドアサッシュ。
  3. 前記重合部を、
    前記両側方のフランジ部からそれぞれ延設される前記板材が2重に重なる第1の重合部と、
    前記両側方のフランジ部からそれぞれ延設される前記板材と前記筒状部から延設される前記板材とが3重に重なる第2の重合部とで構成し、
    前記第2の重合部が、長手方向に沿って連続的に連続シーム溶接若しくはレーザー溶接で溶接されており、
    前記重合部は、前記第2の重合部の領域が前記第1の重合部の領域よりも小さくなっていることを特徴とする請求項1又は2記載のドアサッシュ
  4. 前記重合部の外側に位置する前記板材の端部周辺に、略く字形に屈曲するホルダーを形成することを特徴とする請求項2又は3記載のドアサッシュ。
  5. 記第2の重合部の長さを2〜6mmとすることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のドアサッシュ。
  6. 前記第1の重合部が、長手方向に沿って連続的に連続シーム溶接若しくはレーザー溶接で溶接されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のドアサッシュ。
  7. 前記板材の板厚を0.6mm〜0.75mmとすることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のドアサッシュ。
  8. 一枚の板材から形成され、
    筒状部と、
    前記筒状部の略一隅から延設され、前記板材を重ねて形成される重合部と、
    前記筒状部とは反対側の前記重合部の端部側から両側方にそれぞれ突出して形成されるフランジ部とを備えるドアサッシュの製造方法であって、
    前記筒状部を構成する側の前記板材を曲げ、前記両側方のフランジ部からそれぞれ延設される前記板材が重ねられている部分の一部の外側に、前記筒状部を構成する側の前記板材を沿って接触するように配置することにより、前記両側方のフランジ部からそれぞれ延設される前記板材が2重に重なる第1の重合部と、前記両側方のフランジ部からそれぞれ延設される前記板材と前記筒状部から延設される前記板材とが3重に重なる第2の重合部とを形成する第1工程と、
    前記接触配置した部分の前記第2の重合部を、長手方向に沿って連続的に連続シーム溶接若しくはレーザー溶接で溶接する第2工程とを備え、
    前記第1工程では、前記筒状部から延設され且つ前記重合部の外側に位置する前記板材に、前記筒上部から離れる方向に形成される段差を設け、前記段差を内側に位置する前記板材の端部に当接させることを特徴とするドアサッシュの製造方法。
  9. 請求項1〜の何れかに記載のドアサッシュ、又は請求項記載のドアサッシュの製造方法で製造されるドアサッシュを備えることを特徴とする自動車。
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