JP2004189105A - ドアウエザストリップの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドアフレーム10Aのウエザストリップ取付部13には、突起部13a、13bと、クリップ取付孔13cが形成されている。ドアウエザストリップ20の基部21には、その底面側においてウエザストリップ取付部13の突起部13a、13bを収容する凹部24a、24bが形成されているとともに、凹部24a、24bの間には、突起部13a、13bの間の凹部26aに嵌合される突出部25aと、突起部13aと意匠部120の裏面部位との間の凹部26bに挿入される突出部25bが形成されている。そして、突出部25aを突起部13a、13bの間の凹部26aに嵌合させるとともに、突出部25bを突起部13aと意匠部120の裏面部位との間の凹部26bに嵌合させ、さらに、取付け用のクリップ300で基部21をウエザストリップ取付部13に取付ける。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアウエザストリップの取付構造、特に自動車のドアフレームに取付けられて車体のドア開口部周縁との間をシールするドアウエザストリップの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ドアウエザストリップの取付構造としては、ドアフレームの外周にリテーナを設け、このリテーナにドアウエザストリップを嵌め込んで取付ける構造が知られている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)
また、ドアフレームへドアウエザストリップをクリップと両面接着テープを用いて取付けられるものもある。(例えば、特許文献3参照)
さらに、ドアフレームへドアウエザストリップをクリップと凸部の凹部への圧入によって取付けられるものもある。(例えば、特許文献4参照)
【0003】
上記のドアウエザストリップの取付構造のうち、クリップと凸部の凹部への圧入によるものを図4および図5に示す。すなわち、自動車のドア1のベルトラインBTよりも上部に配置されたドアフレーム10の外周には、これに沿ってドアウエザストリップ200が取付けられ、ドアフレーム10と車体のドア開口縁60との間をシールしている。
なお、図5は、図4におけるA−A線に沿う位置での断面図を示すものである。
このドアフレーム10は、板金を折り曲げ形成し、その外周部に、ドアウエザストリップ200を装着するウエザストリップ取付部130と、その内周部にドアガラスの外周縁部を両側から挟むようにしてシールするとともにドアガラスの昇降をガイドするガラスランを装着する断面略コ字状のチャンネル部(図示せず)と、ドアフレーム10の車外側側面となる意匠部120(一部を開示)とを備えている。
ウエザストリップ取付部130は、ドアウエザストリップ200の取付け用の基部210が取付けられる取付部面130aと、そこから連続する立壁130bとからなり、立壁130bに返り部130cと支持部130dを設けて、返り部130cと支持部130dの間にドアウエザストリップ200の凸部250が圧入される凹部130eが形成されている。
なお、立壁130bは、後述する意匠部120の裏面部位となっている。
【0004】
ドアウエザストリップ200は、取付け用の基部210と、この基部210から外周方向に突出する中空シール部220と、同じく基部210から外周方向に突出するシールリップ230と、このシールリップ230の下部に車外方向に向って突出形成されている凸部250と、背面シールの役割を果たすシール突起230aとを備え、上記したように、ドアウエザストリップ200の凸部250を凹部130eに圧入させるとともに、基部210をクリップ300によってドアフレーム10の取付部面130aに取付けている。
なお、上記の凸部250の凹部130eへの圧入による係合、上記シール突起230aの立壁130bへの当接、さらには、高発泡スポンジゴム310の取付部面130aへの当接によって、車外からの雨水等がドアフレーム10の取付部面130aとドアウエザストリップ200の間を通って車室内へ侵入することを防止している。
【0005】
なお、チャンネル部は、図5では省略したが従来と同様に断面略コ字形をなし、ガラスランがこのチャンネル部に装着されるようになっており、ドアウエザストリップ200とはウエザストリップ取付部130を挟んで上下に配置されている。
また、意匠部120も従来と同様に、ウエザストリップ取付部130の立壁130bの先端からチャンネル部の車外側側壁の先端までの車外側側面を構成している。
【0006】
【文献番号1】
特開2000―233647号公報
【文献番号2】
特開平11―157344号公報
【文献番号3】
特開平9―123760号公報
【文献番号4】
特開2001−315531号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のドアウエザストリップの取付構造において、リテーナを用いたものは、リテーナの分だけ板金が必要となり、その分重量が増えるので、ドアフレームの軽量化に貢献できない。
また、クリップと両面接着テープを併用したものは、軽量化には貢献できるが、両面接着テープのコストが高いため、ドアウエザストリップ全体としてコストアップとなっていた。
また、上記のクリップ300と上記の凸部250の凹部130eへの圧入による係合のものでは、クリップ300のドアフレームのクリップ取付孔への挿入方向と凸部250の凹部130eへの圧入方向が異なり、しかもゴム(弾性体)の凸部250の凹部への圧入のため、凸部250自身が撓みやすいのでその作業性が悪く、全体の組付け作業性を悪くしていた。また、上記公報のものでは、高発泡スポンジゴム310の取付部面130aへの当接による止水が必要となっており、ドアウエザストリップ全体としてその製造を難しくするとともに、コストアップとなっていた。
なお、クリップだけによるドアウエザストリップのドアフレームへの取付けでは、各クリップ間におけるドアウエザストリップのドアフレームの取付部面への圧接力が弱いのでドアフレームとドアウエザストリップの間を潜る水を止めるのが難しく、シール性の点で問題があった。
【0008】
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであって、両面接着テープを用いることなく、突起部と突出部を凹部に嵌合させるとともにクリップによる取付けで、潜り水の発生を防止したドアウエザストリップの取付構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、自動車のドアと車体のドア開口部周縁との間をシールするドアウエザストリップのドアフレームへの取付構造において、
上記ドアフレームは外周部に上記ドアウエザストリップを取付けるウエザストリップ取付部を有し、該ウエザストリップ取付部には少なくとも外周側に突出する突起部を設け、
上記ドアウエザストリップは上記車体のドア開口部周縁と当接してシールするシール部と取付け用の基部とを有し、該基部には、上記突起部の間の凹部に嵌合される突出部と上記突起部が挿入される凹部を設け、
上記突起部を上記基部の凹部に嵌合させ、上記突出部を上記突起部の間の凹部に嵌合させるとともに、取付け用のクリップで上記基部を上記ウエザストリップ取付部に装着させることを特徴とするドアウエザストリップの取付構造(請求項1)。
【0010】
請求項1の発明では、ドアフレームのウエザストリップ取付部に少なくともその外周側に突出する突起部を設け、ドアウエザストリップの基部に上記突起部の間の凹部に嵌合される突出部と上記突起部が挿入される凹部を設け、上記突起部を上記基部の凹部に嵌合させ、突出部を突起部の間の凹部に嵌合させるとともに、取付け用のクリップで基部をウエザストリップ取付部に装着させるようにした。
このため、両面接着テープを用いなくても、突起部と突出部を凹部へ嵌合させるとともにクリップによる取付けだけで、潜り水の発生を防止することができるドアウエザストリップの取付構造を得ることができる。
また、突起部と突出部の凹部への嵌合の方向はクリップのクリップ取付孔への挿入方向とほぼ同じため、組付け作業性が悪くなるようなことはない。
【0011】
また本発明は、突起部が、ウエザストリップ取付部の取付部面に2個形成されているドアウエザストリップの取付構造(請求項2)。
請求項2の発明では、突起部が、ウエザストリップ取付部の取付部面に2個形成されており、突出部の突起部の間の凹部への嵌合の方向がクリップのクリップ取付孔への挿入方向とほぼ同じため、組付け作業性を良くすることができる。
【0012】
また本発明は、突起部が、ドアフレームのウエザストリップ取付部と意匠部の裏面部位にそれぞれ形成されているドアウエザストリップの取付構造(請求項3)。
請求項3の発明では、突起部が、ドアフレームのウエザストリップ取付部と意匠部の裏面部位にそれぞれ形成されており、突起部が離されて形成されるのでドアフレームの形成、加工を容易にすることができる。
また、請求項3の発明においても、ドアウエザストリップの突出部の突起部の間の凹部への嵌合の方向がクリップのクリップ取付孔への挿入方向とほぼ同じ(上下方向)ため、組付け作業性を良くすることができる。
【0013】
また本発明は、ドアフレームが、1枚の板金を折り曲げて形成されているドアウエザストリップの取付構造(請求項4)。
請求項4の発明では、突起部を含めてドアフレームが、1枚の板金を折り曲げて形成されており、ドアフレームの加工を容易にすることができる。
【0014】
また本発明は、ドアフレームが、アルミニウム又はアルミニウム合金で引き抜き成形によって形成されているドアウエザストリップの取付構造(請求項5)。
請求項5の発明では、突起部を含めてドアフレームが、アルミニウム又はアルミニウム合金で引き抜き成形によって形成されており、ドアフレームの軽量化に貢献でき、ドアフレームの成形、加工を容易にするとともに、板金の曲げ加工ではできない複雑な形状にも対応することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を示す、なお、自動車のフロントドアを例にとり説明するがこれに限られるものではなく、本発明はリヤドアにも適用され得る。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示すもので、図4のA−A線に沿う位置での断面図を示すものである。
ドア1のドアパネルの上方に設置されるドアフレーム10Aは、1枚の板金を折り曲げ、その外周部にドアウエザストリップ20Aを装着するウエザストリップ取付部13と、その内周部にドアガラス6の縁部を両側から挟むようにしてシールするとともにドアガラス6の昇降をガイドするガラスラン30を装着する断面略コ字状のチャンネル部11と、車内側に突出して車体のドア開口部周縁60に装着されているドアオープニングウエザストリップ50の中空シール部51と当接してシールする膨出部40と、車外側側面となる意匠部120とを備えている。
【0016】
上記ドアフレーム10Aを構成する板金の端部である車外側の端部13aは、上方(外周側)に折り曲げられ、一方の端部とされるとともに、外周側に突出する一つの突起部とされている。そして、ウエザストリップ取付部13において、上記端部の突起部13aよりも若干車内側には外周側に突出するもう一つの突起部13bが折り曲げ形成されている。
さらに、ウエザストリップ取付部13において、もう一つの突起部13bよりも車内側で上記膨出部40の上面をなす位置には、クリップ取付孔18が形成されており、ドアウエザストリップ20Aが装着される時には、このクリップ取付孔18にクリップ300の脚部が挿入、係止される。
なお、上記ドアフレーム10Aを構成する板金は、上記膨出部40を形成した後、上記ウエザストリップ取付部13の下側においてチャンネル部11を形成し、さらに、チャンネル部11の下端部において略180度折り曲げられて車外側側面としての意匠部120を形成し、その上端部において再び略180度折り曲げられて上記チャンネル部11の底壁11c近傍まで延出し、そこで車内側に略90度折り曲げられ、最後には、上記ウエザストリップ取付部13と上記チャンネル部11の間に位置させられている。そして、板金の他端であるもう一方の先端は、上記膨出部40に臨んでいる。
【0017】
ドアウエザストリップ20Aは、従来とほぼ同様に取付け用の基部21と、この基部21から車内側でかつ外周方向に突出する中空シール部22と、同じく基部21から外周方向に突出するシールリップ23と、このシールリップ23から車外方向に突出して形成され、上記意匠部120の裏面部位と当接して背面シールの役割を果たすシール突起23aとを備えている。
ドアウエザストリップ20Aの基部21には、その底面側において上記ウエザストリップ取付部13の突起部13a、13bが挿入される凹部24a、24bが形成されているとともに、該凹部24a、24bの間には、上記突起部13a、13bの間の凹部26aに嵌合される突出部25aと、上記突起部13aと上記意匠部120の裏面部位との間の凹部26bに挿入される突出部25bが形成されている。
そして、上記突出部25aを上記突起部13a、13bの間の凹部26aに嵌合させるとともに、上記突出部25bを上記突起部13aと上記意匠部120の裏面部位との間の凹部26bに嵌合させ、さらに、取付け用のクリップ300をクリップ取付孔18に挿入、係止して上記基部21を上記ウエザストリップ取付部13に取付けている。従って、上記突起部13a、13bと凹部24a、24bの凹凸嵌合及び突出部25a、25bの凹部26a、26bへの凹凸嵌合によって、例えクリップ300間のドアウエザストリップ20Aのドアフレーム取付部面への圧接力が弱い部分であっても、車外からの雨水等の車室内への侵入を防止することができる。
なお、上記突起部13a、13bと凹部24a、24bの凹凸嵌合及び突出部25a、25bの凹部への凹凸嵌合においては、上記突起部13a、13bの幅寸法を対応する凹部24a、24bの幅寸法よりも若干大きく設定し、及び/又は突出部25a、25bの幅寸法を対応する凹部26a、26bの幅寸法よりも若干大きく設定し、ゴムを弾性変形させて凹凸嵌合させているので、ドアウエザストリップ20Aのドアフレーム取付部13への装着時に基部21の固定を強固に行なうことができる。
【0018】
なお、ガラスラン30は、従来とほぼ同様な断面略コ字形に形成され、ドアガラス6の両面をシールするシールリップを備えてドアフレーム10Aの断面略コ字形のチャンネル部11に装着されている。
上記ドアフレーム10Aにおけるチャンネル部11は、ガラスラン30の車外側カバーリップ34が装着される車外側側壁11aと、車内側カバーリップ35が装着される車内側側壁11bと、両側壁11a、11bを連結しガラスラン30の底部31を保持する底壁11cとからなり、全体的に断面略コ字形をなしている。
上記車外側側壁11aでは、その下端部から板金が反転するように略180度折り曲げられて連続して上記意匠部120を形成しており、また、車外側側壁11aの下端部には、チャンネル部11の内側に向かい屈曲した車外側係止部11dが設けられ、ガラスラン30の車外側の保持リップを係止している。
また、車内側側壁11bの車内側には、先端(下端)で板金が略直角に車内側に曲げられて車内側に突出する断面略四角状の膨出部40が形成されている。なお、車内側側壁11bには、底壁11cの近傍において、凹状の車内側係止部11eが形成されている。この車内側係止部11eには、ガラスラン30の車内側の保持リップが係止されるようになっている。
【0019】
意匠部120は上記のようにチャンネル部11の車外側側壁11aから折り曲げられて連続して形成され、ドアフレーム10Aの車外側側面を構成している。
【0020】
上記ドアフレーム10Aは、1枚の板金から折り曲げられて形成されており、一方の端である突起部13aから、ウエザストリップ取付部13、膨出部40、チャンネル部11、意匠部120を経てチャンネル部11の底壁11c上に積層され、積層部14の中板となり、さらに、その先端(他端)が膨出部40に臨むように形成されている。
なお、積層部14は、ウエザストリップ取付部13と上記中板とチャンネル部11の底壁11cとが積層され、スポット溶接、リベット止め、ねじ止め等の機械的連結手段によって結合されている。
【0021】
上記のドアウエザストリップ20Aはゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂等の軟質材からなり、その発泡体であるスポンジ材で形成されることが好ましい。例えば、EPDMゴムやオレフィン系熱可塑性エラストマーのスポンジ材が好ましく用いられる。
ドアウエザストリップ20Aは、上記のように、基部21、中空シール部22、シールリップ23等から構成され、押出成形等により一体的に形成されている。なお、基部21をソリッド材、中空シール部22、シールリップ23をスポンジ材とする2色押出成形により一体的に形成するようにしても良い。
また、シールリップ23は上記基部21の車外側に配置されており、中空シール部22は、基部21のシールリップ23よりも車内側に配置され、シールリップ23の先端が当接する場所よりも車内側で車体のドア開口縁60に当接している。
【0022】
車体のドア開口部周縁60にはフランジ部61が設けられ、オープニングウエザストリップ50が取付けられている。ドア閉時、オープニングウエザストリップ50の中空シール部51は、ドアフレーム10Aの膨出部40と当接して車体のドア開口部周縁60とドア1との間のシール性を向上させている。
【0023】
上記のように、第1の実施の形態では、ドアウエザストリップ20Aの突出部25aをドアフレーム10Aの突起部13a、13bの間の凹部26aに嵌合させるとともに、ドアウエザストリップ20Aの突出部25bをドアフレーム10Aの突起部13aと意匠部120の裏面部位との間の凹部26bに嵌合させ、さらに、取付け用のクリップ300でドアウエザストリップ20Aの基部21をドアフレーム10Aのウエザストリップ取付部13に取付けている。従って、上記突起部13a、13bと凹部24a、24bの凹凸嵌合及び突出部25a、25bの凹部26a、26bへの凹凸嵌合によって、例えクリップ300間のドアウエザストリップ20Aのドアフレーム取付部面への圧接力が弱い部分であっても、車外からの雨水等の車室内への侵入を防止することができる。
特に、本第1の実施の形態では、合計5箇所の凹凸嵌合による接点があるので、ドアウエザストリップ20Aの基部21の底面とドアフレーム10Aのウエザストリップ取付部面とのシール性を高くすることができる。
【0024】
図2は本発明の第2の実施の形態を示すもので、第1の実施の形態のドアフレーム10Aとは、他の突起部の配置が異なるとともに、ドアウエザストリップ20Bにおいて、突出部25bが設けられておらず、突起部13bに対応する凹部24bも設けられていないものである。
すなわち、このドアフレーム10Bでは、板金の一方の端部である車外側の端部を上方に屈曲して突起部13aとし、他の突起部13cは意匠部120の裏面部位に形成されている。一方、ドアウエザストリップ20Bにおいては、その基部21の車外側の端部において、突出部25cが形成され、該突出部25cよりも若干車内側に上記突起部13aを収容する凹部24aが形成されている。残りの構成は、上記第1の実施の形態のドアフレーム10Aおよびドアウエザストリップ20Aとほぼ同じである。
【0025】
上記のように、本第2の実施の形態では、ドアウエザストリップ20Bの突出部25cをドアフレーム10Bの突起部13a、13cの間の凹部26cに嵌合させるとともに、ドアフレーム10Bの突起部13aをドアウエザストリップ20Bの基部21の凹部24aに嵌合させ、さらに、取付け用のクリップ300でドアウエザストリップ20Bの基部21をドアフレーム10Bのウエザストリップ取付部13に取付けている。従って、上記突起部13aと凹部24aの凹凸嵌合及び突出部25cの凹部26cへの凹凸嵌合によって、例えクリップ300間のドアウエザストリップ20Bのドアフレーム取付部面への圧接力が弱い部分であっても、車外からの雨水等の車室内への侵入を防止することができる。
本第2の実施の形態では、合計3箇所の凹凸嵌合による接点があるので、シール性を高くすることができるとともに、上記突起部13cが突出部25cの抜け止め作用もしている。
【0026】
図3は本発明の第3の実施の形態を示すもので、ドアフレーム10Cが、アルミニウム又はアルミニウム合金で引き抜き成形によって形成されている。
すなわち、このドアフレーム10Cでは、ウエザストリップ取付部13の取付部面において、クリップ300を挟んでその両側に突起部13d、13eを設け、さらに、突起部13eより車内側において突起部13gを設け、また、意匠部120の裏面部位にも突起部13fが形成されている。さらに、突起部13d、13eの間には、凹部26dを設け、突起部13e、13gの間には凹部26eを設け、突起部13d、13fの間には凹部26fが設けられている。
一方、ドアウエザストリップ20Cにおいては、その基部21の車外側および車内側の端部において、突出部25d、25eがそれぞれ形成され、該突出部25d、25eよりも若干車内側および車外側には上記突起部13d、13eがそれぞれ挿入される凹部24d、24eが形成されている。そして、この凹部24d、24eの間には、突出部25fが形成されている。
残りの構成は、上記第1および第2の実施の形態のドアフレーム10A、10Bおよびドアウエザストリップ20A、20Bとほぼ同じである。
【0027】
上記のように、本第3の実施の形態では、ドアウエザストリップ20Cの突出部25fをドアフレーム10Cの突起部13d、13eの間の凹部26dに嵌合させるとともに、突出部25d、25eをそれぞれ凹部26f、26eに嵌合させる。
一方、ドアフレーム10Cの突起部13c、13dをドアウエザストリップ20Cの基部21の凹部24c、24dに嵌合させ、さらに、取付け用のクリップ300でドアウエザストリップ20Cの基部21をドアフレーム10Cのウエザストリップ取付部13に取付けている。従って、上記突起部13c、13dと凹部24c、24dの凹凸嵌合および突出部25d、25f、25eの凹部26f、26d、26eへの凹凸嵌合によって、例えクリップ300間のドアウエザストリップ20Cのドアフレーム取付部13への圧接力が弱い部分であっても、車外からの雨水等の車室内への侵入を防止することができる。
本第3の実施の形態では、合計6箇所の凹凸嵌合による接点があるので、シール性を高くすることができるとともに、上記突起部13f、13gが突出部25d、25eの抜け止め作用もしている。
また、突起部13d、13e、13f、13gを含めてドアフレーム10Cが、アルミニウム又はアルミニウム合金で引き抜き成形によって形成されているので、ドアフレームの軽量化に貢献でき、ドアフレーム10Cの成形、加工を容易にするとともに、板金の曲げ加工ではできない複雑な形状にも対応することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、ドアフレームのウエザストリップ取付部に少なくともその外周側に突出する突起部を設け、ドアウエザストリップの基部に上記突起部の間の凹部に嵌合される突出部と上記突起部が挿入される凹部を設け、突起部と突出部と凹部に嵌合させるとともに、取付け用のクリップで基部をウエザストリップ取付部に装着させるようにした。
このため、両面接着テープを用いなくても、突起部と突出部とを凹部に嵌合させるとともにクリップによる取付けだけで、潜り水の発生を防止することができるドアウエザストリップの取付構造を得ることができる。
また、突出部の凹部への嵌合の方向はクリップのクリップ取付孔への挿入方向とほぼ同じため、組付け作業性が悪くなるようなことはない。
【0029】
また、突起部と凹部の凹凸嵌合および突出部の凹部への凹凸嵌合においては、突起部の幅寸法を突起部に対応する凹部の幅寸法よりも若干大きく設定し、および/または、突出部の幅寸法を突出部に対応する凹部の幅寸法よりも若干大きく設定し、ゴムを弾性変形させて凹凸嵌合させているので、ドアウエザストリップのドアフレーム取付部への装着時に基部の固定を強固に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドアフレームの第1実施形態を示すもので、図4のA−A線に沿う位置での断面図を示すものである。
【図2】本発明のドアフレームの第2実施形態を示すもので、図4のA−A線に沿う位置での断面図を示すものである。
【図3】本発明のドアフレームの第3実施形態を示すもので、図4のA−A線に沿う位置での断面図を示すものである。
【図4】自動車のドアまわりを示す側面図である。
【図5】従来のドアフレームを示すものであり、図4のA−A線に沿う位置での断面図を示すものである。
【符号の説明】
10、10A、10B、10C ドアフレーム
11 チャンネル部
13、130 ウエザストリップ取付部
13a、13b、13c、13d、13e、13f、13g 突起部
20A、20B、20C、200 ドアウエザストリップ
21、210 基部
22、220 中空シール部
24a、24b、24d、24e 凹部
25a、25b、25c、25d、25e、25f 突出部
26a、26b、26c、26d、26e、26f 凹部
30 ガラスラン
40 膨出部
50 ドアオープニングウエザストリップ
60 ドア開口部周縁
300 クリップ
Claims (5)
- 自動車のドアと車体のドア開口部周縁との間をシールするドアウエザストリップのドアフレームへの取付構造において、
上記ドアフレームは外周部に上記ドアウエザストリップを取付けるウエザストリップ取付部を有し、該ウエザストリップ取付部には少なくとも外周側に突出する突起部を設け、
上記ドアウエザストリップは上記車体のドア開口部周縁と当接してシールするシール部と取付け用の基部とを有し、該基部には、上記突起部の間の凹部に嵌合される突出部と上記突起部が挿入される凹部を設け、
上記突起部を上記基部の凹部に嵌合させ、上記突出部を上記突起部の間の凹部に嵌合させるとともに、取付け用のクリップで上記基部を上記ウエザストリップ取付部に装着させることを特徴とするドアウエザストリップの取付構造。 - 上記突起部は、上記ウエザストリップ取付部の取付部面に2個形成されていることを特徴とする請求項1に記載のドアウエザストリップの取付構造。
- 上記突起部は、ドアフレームのウエザストリップ取付部面と意匠部の裏面部位にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載のドアウエザストリップの取付構造。
- 上記ドアフレームは、1枚の板金を折り曲げて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のドアウエザストリップの取付構造。
- 上記ドアフレームは、アルミニウム又はアルミニウム合金で引き抜き成形によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のドアウエザストリップの取付構造。
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- 2002-12-11 JP JP2002359637A patent/JP2004189105A/ja active Pending
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