JP5399606B2 - 発光機能付き手摺装置 - Google Patents

発光機能付き手摺装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5399606B2
JP5399606B2 JP2006047036A JP2006047036A JP5399606B2 JP 5399606 B2 JP5399606 B2 JP 5399606B2 JP 2006047036 A JP2006047036 A JP 2006047036A JP 2006047036 A JP2006047036 A JP 2006047036A JP 5399606 B2 JP5399606 B2 JP 5399606B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light emitting
handrail
bracket
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006047036A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007224601A (ja
Inventor
和也 齋藤
Original Assignee
第四電設 株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 第四電設 株式会社 filed Critical 第四電設 株式会社
Priority to JP2006047036A priority Critical patent/JP5399606B2/ja
Publication of JP2007224601A publication Critical patent/JP2007224601A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5399606B2 publication Critical patent/JP5399606B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、発光機能付き手摺装置に関するものである。
従来から、例えば建物の廊下や階段の壁面に設置される手摺装置として、手摺棒が発光するタイプの発光機能付き手摺装置が種々提案されている。
本出願人は、この発光機能を具備した手摺装置について更なる研究開発を進め、極めて商品価値の高い画期的な発光機能付き手摺装置を開発した。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
手摺棒1に連結されて該手摺棒1を手摺取付面Wに取り付けるブラケット2に5ルクス以上の光を照射する光源3を設けると共に、この光源3から照射される光を入光して所定方向に散乱光を射出する光射出部4を前記手摺棒1の所定範囲に形成した発光機能付き手摺装置であって、前記ブラケット2は合成樹脂製の部材を一体成形して構成したものであり、前記手摺棒1に連結する連結部14aを一端部若しくは両端部に有する前記ブラケット2に該ブラケット2の周面に開口する空洞部2aを設け、この空洞部2aに該空洞部2aの開口部から抜き差し嵌合によって着脱自在に配設する合成樹脂製の配設部材5に複数の発光ダイオード6を設けて前記光源3を構成し、前記ブラケット2に前記空洞部2aの開口部を閉塞する蓋部材17を着脱自在に設け、この蓋部材17で前記空洞部2aの開口部を閉塞した際、前記ブラケット2の表面と面一状態となるように前記蓋部材17を構成し、前記手摺棒1の長さ方向に、前記光源3から照射される光を入光して所定方向に散乱光を射出する光射出長尺体7を配設して前記光射出部4は構成されており、この光射出長尺体7の端面を前記光源3から照射される光を入光する入光面7aとすると共に、光射出長尺体7の長尺周面を光射出長尺体7内を通過した光を散乱射出する光射出面7bとし、この光射出長尺体7の入光面7a及び光射出面7bはウエットブラスト処理が施されて光を散乱する光散乱処理面に形成され、前記光源3に接続される電源装置18には通常電源の遮断時に電気を供給する非常電源機能が具備せしめられるとともに、前記電源装置18には光センサー部にて明るさを感知して点灯・消灯を制御する自動制御機能が具備せしめられていることを特徴とする発光機能付き手摺装置に係るものである。
また、前記光射出長尺体7はアクリル樹脂製であることを特徴とする請求項1記載の発光機能付き手摺装置に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、例えば夜間において手摺の位置が確認し易く非常に便利であり、しかも、光源は5ルクス以上の光を照射するから、例えば足元を照らす照明としての機能も発揮するなど極めて商品価値の高い画期的な発光機能付き手摺装置となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、手摺棒1の所定範囲に形成された光射出部4へ光源3から光が照射されることで光射出部4は散乱光を射出し、この手摺付近は照らされることになる。
従って、手摺から射出される散乱光により手摺位置の確認が簡易に行なえることになり、しかも、夜間でも手元や足元が照らされることで安心して廊下や階段などを歩行することができ、具体的には、光源3は5ルクス以上の光を照射するから、例えば足元を照らす良好な照明効果が得られることになる。本発明者は、この5ルクス以上の光は手摺装置に具備せしめた際に照明としての機能を発揮する必要最低限の照度であることを確認している。
また、本発明は、光源3をブラケット2に着脱自在に設けたから、例えば光源3の消耗による交換が可能になるのは勿論、適宜光源を交換して光源の種類、例えば色を変えたりすることで、照明としてのデザイン性を高めたり、機能性を高めたりすることができる。
また、ブラケット2の周面に開口する空洞部2aを前記ブラケット2に設け、この空洞部2aに抜き差し嵌合によって着脱自在に配設する配設部材5に発光ダイオード6を設けて前記光源3を構成したから、単にブラケット2に設けた空洞部2aに対する配設部材5の着脱操作により光源3配設が簡易且つ確実に行なわれることになる。
また、手摺棒1の長さ方向に、光源3から照射される光を入光して所定方向に散乱光を射出する光射出長尺体7を配設して前記光射出部4は構成されており、この光射出長尺体7の端面を光源3から照射される光を入光する入光面7aとすると共に、光射出長尺体7の長尺周面を光射出長尺体7内を通過した光を散乱射出する光射出面7bとし、手摺棒に光源から照射される光を入光して所定方向に散乱光を射出する光射出部を簡易且つ確実に形成することができ、手摺棒の長さ方向に広い範囲で良好な照明効果が確実に得られることになり、しかも、この光射出長尺体7の入光面7a及び光射出面7bはウエットブラスト処理が施されて光を散乱する光散乱処理面に形成されているから、ウエットブラスト処理による光拡散処理面の設定により光源の輝度の低減を可及的に抑制しつつ光を良好に散乱させることができる。この点は本出願人が行なった実験により確認している。
従って、より一層小さい光源3(輝度の低い光源)であっても効率良く光射出部4を発光させて良好な照明効果が得られ、ひいては低消費電力で良いからコスト面に秀れ且つ発熱性も少ないから安全面に秀れることになり、しかも、ウエットブラスト処理の砥粒の選択により光散乱処理面の光散乱度合いを良好に調整することができ、明るさを強くしたり弱く(淡く)したりするなどの輝度の調整も良好に行なえることになる。
また、空洞部2aの開口部を蓋部材17で閉塞した際、手摺取付面Wに取り付けるブラケット2の表面と面一状態となるように蓋部材17を構成した場合には、ブラケット2の周面に余計な凹凸を形成してしまうことが無く、ブラケットの美感を損なわず良好な機能が得られることになる。
また、光源3に接続される電源装置18に停電等の通常電源の遮断時に電気を供給する非常電源機能が具備せしめられている場合には、万一の緊急時において、通常電源による照明が機能しない際、確実に手摺の位置を確認でき、且つ、足元の照明を確保することができることになるなど避難等の際に非常に有用となる。
また、電源装置18に光センサー部にて明るさを感知して点灯・消灯を制御する自動制御機能が具備せしめられている場合には、照明が必要とされるときのみ良好な照明効果が得られることになるなど電気の無駄を防止して電気代を抑えることができる。
また、ブラケット2は合成樹脂製の部材を一体成形して構成されている場合には、種々の形状のブラケット2が簡易且つ確実に得られることになり、コスト安にして量産性にも秀れることになる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、手摺棒1に連結されて手摺棒1を手摺取付面Wに取り付けるブラケット2に光を照射する光源3を設けると共に、この光源3から照射される光を入光して所定方向に散乱光を射出する光射出部4を手摺棒1の所定範囲に形成したものである。
以下、本実施例に係る構成各部について詳細な説明をする。
手摺棒1は、図1,2に図示したように木製の部材を丸棒状に形成したものであり、後述するブラケット2を介して壁面に所定間隔をおいて設置される。
尚、手摺棒1は、本実施例のように丸棒状に限らず、平板状でも良いなど手摺として機能する長尺の物を広く含む意味である。また、手摺棒1は、木製に限らず樹脂製や金属製でも良く、その径寸法も適宜変更し得るなど本実施例の特性を発揮するものであれば適宜採用し得るものである。後述する光射出部4が発熱する点を考慮すると熱伝導性の低い素材のものが望ましい。
また、手摺棒1は、その長さ方向にして軸芯部に空洞部8が形成されている。
この空洞部8は、後述する光源3が接続される電線9を配設する電線誘導通孔部8として機能し、この電線誘導通孔部8における手摺棒1の端面に開口する部位は、後述するブラケット2の電線通過部10と連通するように構成されている。
また、手摺棒1は、その下面部(下方周面部)の長さ方向に電線誘導通孔部8に連設状態で開口する開口部1aが設けられており、この開口部1aは、後述する光射出部4(光射出長尺体7)を配設する部位として機能し、この開口部1aに光射出長尺体7を配設することで電線誘導通孔部8は閉塞されて光射出長尺体7の周面にして下面は手摺棒1の周面部に露出状態となる。
ブラケット2は、図2に図示したように適宜な合成樹脂製の部材(PF16:ビニールとガラス繊維から成る構成材)を一体成形したものであり、止着部材11(ネジ部材)を介して壁面に止着される円盤状の止着部12と、この止着部12から突設される突設部13の先端部に設けられ、手摺棒1に連結する手摺棒連結部14とで構成されている。
また、ブラケット2は、内部が中空状に成形されており、後述する電源15の電線9を挿通し得る電線通過部10として構成されている。
この電線通過部10は、前述した手摺棒1に設けた電線誘導通孔部8に連通するように構成されており、よって、例えば手摺取付面Wから突出する電線9を通過せしめて手摺棒1の長さ方向に設けた電線誘導通孔部8に電線9を配設することができる。
また、ブラケット2は、その周面に開口する空洞部2a(光源配設部)が設けられており、この光源配設部2aに着脱自在に配設される配設部材5に発光体6を設けて光源3が構成されている。
また、ブラケット2は、その光源配設部2aの開口部に該開口部を閉塞する合成樹脂製の蓋部材17が着脱自在に設けられており、この蓋部材17で閉塞した際、手摺取付面Wに取り付けるブラケット2(手摺棒連結部14)の表面と面一状態となるように構成されている。
本実施例では、3タイプの手摺棒連結部14を具備したブラケット2を設けている。
具体的には、手摺棒1に被嵌連結する被嵌連結部14aを一箇所有し且つ光源3を配設する光源配設部2aを一箇所有するタイプの手摺棒連結部14を具備した第一ブラケット2A(図6中の左側のブラケット2)と、手摺棒1に被嵌連結する被嵌連結部14aを左右二箇所有し且つ光源3を配設する光源配設部2aを二箇所有するタイプの手摺棒連結部14を具備した第二ブラケット2B(図6中の中央のブラケット2)と、手摺棒1に被嵌連結する被嵌連結部14aを一箇所有し光源配設部2aを一箇所有するタイプの手摺棒連結部14を具備した第三ブラケット2C(図6中の右側のブラケット2)である。
尚、各ブラケット2の手摺棒連結部14は勿論、この手摺棒連結部14に係る被嵌連結部14aと光源配設部2a夫々の形状や数や配置等は適宜設計変更し得るものであり、合成樹脂製に限らず金属製(例えばアルミニウム)や木製でも良いなど本実施例の特性を発揮するものであれば適宜採用し得るものである。後述する光射出部4が発熱する点を考慮すると熱伝導性の低い素材のものが望ましい。また、手摺棒連結部14の別例として、手摺棒連結部14に係る被嵌連結部14aを手摺棒1に被嵌するだけで、手摺棒1の電線誘導通孔部8に配設された後述する電線9と光源3とが電気的に接続するよう光源3の端子を該被嵌連結部14aに設けた構成としても良い。
光源3は、図2に図示したように複数の発光体6(発光ダイオード)を並設した合成樹脂製の配設部材5をブラケット2に設けた光源配設部2aに着脱自在(抜き差し自在)に嵌合配設し得るように構成されており、後述する電源15から延設される電線9に接続されている。具体的には、各発光体6に接続され配設部材5の端部から延設される電線16に、電線9の端部に設けられる接続部9aに接続する接続部16aが設けられている。
本実施例では、光源3として5ルクスの光を照射する光源3を採用している。5ルクス以上の光は廊下や階段に設ける夜間照明として機能する最小限の明るさ(照度)とされる。
本実施例では、図6中の左側の第一ブラケット2A,中央の第二ブラケット2B及び右側の第三ブラケット2C夫々の光源配設部2aに光源3を配設しており、各光源3は、一の手摺棒1及び他の手摺棒1夫々に設けられる光射出部4の端部側から光射出部4の長さ方向に光を照射するように照射方向が設定されている。
光射出部4は、光源3から照射される光を入光して所定方向に散乱光を射出するものであり、手摺棒1の所定範囲に形成されている。
具体的には、図2に図示したように適宜な樹脂製の部材(アクリル材)により断面正方形状の光射出長尺体7を設け、この光射出長尺体7を前述した手摺棒1の下面部の長さ方向に設けた開口部1aに配設して構成されている。尚、光射出長尺体7の形状は本実施例に限らず、例えば断面扇形状など本実施例の特性を発揮する構成であれば適宜採用し得るものである。
また、光射出部4は、手摺棒1の長さ方向に設けられた際、手摺棒1の端部に配される光射出長尺体7の端面を入光面7aとすると共に、手摺棒1の周面部に露出状態で配される光射出長尺体7の長尺周面を光射出面7bとしている。
この光射出部4の入光面7a及び光射出面7bは、液体(水)と砥粒(固体粒子)とからなるブラスト液(スラリ)を圧搾空気と共に高圧噴射するウエットブラスト処理が施されることでその表面が粗面化(表面に微細な凹凸が形成された状態)されて光を散乱する光散乱処理面に形成されている。
本出願人は、このウエットブラスト処理を行なう際のスラリに係る砥粒の大きさの選択、噴射速度等の調整して光射出部4の入光面7a及び光射出面7bの粗度を適宜調整することで、発光体6としての発光ダイオードの指向性(直進性)の強い光を、輝度を低減させず良好に拡散させることができることを確認している(本実施例では、発光ダイオードからの輝度を約4パーセント程度低減しないブラスト処理を施している。)。
尚、光射出長尺体7の長尺周面にして上面に反射材を設けたり、ブラスト処理による反射部を形成して光射出長尺体7の下面である光射出面7bに光を集めるように構成しても良い。
電源15は、図1に図示したように電源装置18と、この電源装置18に延設される電線9とで構成されている。
この電源装置18は、スイッチング回路、ブリッジダイオード、CRD(電流制限抵抗)を具備した構造(通常電源装置)であり、電圧を下げるためにトランスや抵抗を設ける直流電源装置として構成されている。尚、電源装置18は、発光ダイオード6の規格に合わせて電圧、電圧値を決定させる。また、電源装置18は、CDS(発光セル:センサー)を具備しており、このCDSにより自動で電気の供給及び供給停止が行われ、夜間(周囲が暗い状態)では点灯し、昼間(周囲が明るい状態)では消灯するように構成されている。尚、手動で電気の供給及び供給停止を行うON・OFFスイッチも具備している。
また、本実施例では、前述した電源装置18の他、通常電源の遮断時(停電時)に電気を供給する非常電源装置が設けられている。
電線9は、図1に図示したように往路線と復路線とを具備した平行コードであり、発光機能付き手摺装置Tとして組み込まれる際には、ブラケット2の電線通過部10に挿通され、この電線通過部10に連通する手摺棒1に設けた電線誘導通孔部8に配設されるように構成されており、光源配設部2aに配設される光源3(発光体6から延設される電線16)に接続することになる。
以上の構成からなる発光機能付き手摺装置Tを設置する場合、例えば図6に図示したように建築物の壁(階段脇の壁)である手摺取付面Wにブラケット2を設置するとともに、この各ブラケット2の手摺棒連結部14(被嵌連結部14a)に手摺棒1の端部を嵌挿させてブラケット2間に手摺棒1を架設する。
図6中の左側の第一ブラケット2A,中央の第二ブラケット2B及び右側の第三ブラケット2C夫々の光源配設部2aに光源3を配設しており、各光源3は、光射出部4の端部側から光射出部4の長さ方向に光を照射するように照射方向が設定されている。
この各光源3は、第一ブラケット2A付近の壁内に配設された電源15のCDS(発光セル)の制御により当該電源15から電気が供給されることで点灯(及び電気の供給停止により消灯)するように構成されており、具体的には、第一ブラケット2Aの光源配設部2aに配設される光源3は、手摺取付面Wから突出して電線通過部10を通過した電線9が接続され、一方、第二ブラケット2B及び第三ブラケット2Cの光源配設部2aに配設される光源3は、第一ブラケット2Aに設けた光源3に電気を供給する電線9と異なり、第一ブラケット2Aの電線通過部10を通過し、第一ブラケット2Aと第二ブラケット2B並びに第二ブラケット2Bと第三ブラケット2Cとの間に夫々架設される手摺棒1の電線誘導通孔部8に配設された電線9に接続されており、この第一ブラケット2A,第二ブラケット2B及び第三ブラケット2Cに配設される光源3は電源15を共有し得るように構成されている。
この各光源3から照射される光を受けて一の手摺棒1及び他の手摺棒1の長さ方向に設けた光射出部4は散乱光を射出し、この手摺付近が照らされることになる。
尚、本実施例は、2本の手摺棒1と3個のブラケット2とからなる発光機能付き手摺装置Tを設置した場合について説明したが、手摺棒1とブラケット2の数や形状を適宜変更して設置する場所に合わせた状態となるように適宜設計変更し得るものである。
本実施例は上述のように構成したから、手摺から射出される散乱光により手摺位置の確認が簡易に行なえることになり、しかも、夜間でも手元や足元が照らされることで安心して廊下や階段などを歩行することができ、具体的には、光源は5ルクス以上の光を照射するから、例えば足元を照らす良好な照明効果が得られることになる。
また、本実施例は、光源3には停電等の通常電源の遮断時に電気を供給する非常電源装置が接続されているから、万一の緊急時において、通常電源による照明が機能しない際、確実に手摺の位置を確認でき、且つ、足元の照明を確保することができることになるなど避難等の際に非常に有用となる。
また、本実施例は、光源3をブラケット2に着脱自在に設けたから、例えば光源3の消耗による交換が可能になるのは勿論、適宜光源を交換して光源の種類、例えば色を変えたりすることで、照明としてのデザイン性を高めたり、機能性を高めたりすることができる。
また、本実施例は、ブラケット2の周面に開口する空洞部2aを前記ブラケット2に設け、この空洞部2aに着脱自在に配設される配設部材5に発光体6を設けて前記光源3を構成したから、単にブラケット2に設けた空洞部2aに対する配設部材5の着脱操作により光源3を配設が簡易且つ確実に行なわれることになる。
また、本実施例は、空洞部2aの開口部を蓋部材17で閉塞した際、手摺取付面Wに取り付けるブラケット2の表面と面一状態となるように蓋部材17を構成したから、ブラケット2の周面に余計な凹凸を形成してしまうことが無く、ブラケットの美感を損なわず良好な機能が得られることになる。
また、本実施例は、前記手摺棒1の長さ方向に、光源3から照射される光を入光して所定方向に散乱光を射出する光射出長尺体7を配設して前記光射出部4は構成されており、この光射出長尺体7の端面を光源3から照射される光を入光する入光面7aとすると共に、光射出長尺体7の長尺周面を光射出長尺体7内を通過した光を散乱射出する光射出面7bとしたから、手摺棒に光源から照射される光を入光して所定方向に散乱光を射出する光射出部を簡易且つ確実に形成することができ、手摺棒の長さ方向に広い範囲で良好な照明効果が確実に得られることになり、しかも、この光射出長尺体7の入光面7a,光射出面7bの少なくとも一方はウエットブラスト処理が施されて光を散乱する光散乱処理面に形成されている場合には、ウエットブラスト処理による光拡散処理面の設定により光源の輝度の低減を可及的に抑制しつつ光を良好に散乱させることができる。よって、より一層小さい光源3(輝度の低い光源)であっても効率良く光射出部4を発光させて良好な照明効果が得られ、ひいては低消費電力で良いからコスト面に秀れ且つ発熱性も少ないから安全面に秀れることになり、しかも、ウエットブラスト処理の砥粒の選択により光散乱処理面の光散乱度合いを良好に調整することができ、明るさを強くしたり弱く(淡く)したりするなどの輝度の調整も良好に行なえることになる。
また、本実施例は、光源3に電気を供給する電線9を通過せしめる一のブラケット2に設けた電線通過部10に連通する電線誘導通孔部8を前記手摺棒1の長さ方向に設け、この一のブラケット2に設けた電線通過部10を通過して前記手摺棒1の電線誘導通孔部8に配設された前記電線9を他のブラケット2に設けられる光源3に接続するように構成したから、手摺棒1に連結される複数のブラケット2に設けられる光源3の電源を共有することができることになり、光源3一つ一つに電源を具備せしめた場合に比し、取り付けが良好に行なえることになり、極めて効率の良い構造であるからコスト安にして量産性に秀れることになり、しかも、電線3を配設する部位として手摺棒1を利用することで無駄のない構造となり体裁良くコンパクトにすることができることになる。
また、本実施例は、手摺棒1の長さ方向に、光源3から照射される光を入光して所定方向に散乱光を射出する光射出長尺体7を配設して前記光射出部4は構成されており、この光射出長尺体7の端面を光源3から照射される光を入光する入光面7aとすると共に、光射出長尺体7の長尺周面を光射出長尺体7内を通過した光を散乱射出する光射出面7bとしたから、手摺棒1に光源3から照射される光を入光して所定方向に散乱光を射出する光射出部4を簡易且つ確実に形成することができ、手摺棒1の長さ方向に広い範囲で良好な照明効果が確実に得られることになる。
また、本実施例は、光射出長尺体7の入光面7a及び光射出面7bはブラスト処理が施されて光を散乱する光散乱処理面に形成されているから、ブラスト処理による光拡散処理面の設定により光源3の輝度の低減を可及的に抑制しつつ光を良好に散乱させることができ、よって、より一層小さい光源3(輝度の低い光源3)であっても効率良く光射出部4を発光させて良好な照明効果が得られ、ひいては低消費電力で良いからコスト面に秀れ且つ発熱性も少ないから安全面に秀れることになり、しかも、ブラスト処理の砥粒の選択により光散乱処理面の光散乱度合いを良好に調整することができ、明るさを強くしたり淡くしたりするなどの輝度の調整も良好に行なえることになる。
また、本実施例は、手摺棒1の端部に被嵌する手摺棒連結部14を前記ブラケット2に設け、この手摺棒連結部14に前記光源3を設け、前記光射出部4の端部側から光射出部4の長さ方向に光を照射するように前記光源3の光照射方向を設定したから、光源3から照射される光の方向を積極的に光射出部4の長さ方向に向けることで確実に無駄なく光射出部4へ光を送ることができ、より一層良好な照明効果が得られることになる。
また、本実施例は、光源3として発光ダイオードを採用したから、低消費電力で発熱性も少なく、指向性の強い発光ダイオードであるから光源3として極めて有効である。
また、本実施例は、手摺棒1の長さ方向に前記電線9を配設し得る空洞部8を設けて電線誘導通孔部8を構成したから、より一層効率の良い構造にして簡易構造故にコスト安にして量産性に秀れることになり、しかも、電線9が見えない状態となり非常に体裁が良くコンパクトにすることができる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例に係る要部の分解斜視図である。 本実施例に係る要部の説明端面図である。 本実施例に係る要部の説明断面図である。 本実施例に係る要部の平断面図である。 本実施例の使用状態説明図である。
W 手摺取付面
1 手摺棒
2 ブラケット
2a 空洞部
3 光源
4 光射出部
5 配設部材
6 発光ダイオード
7 光射出長尺体
7a 入光面
7b 光射出面
14a 連結部
17 蓋部材
18 電源装置

Claims (2)

  1. 手摺棒に連結されて該手摺棒を手摺取付面に取り付けるブラケットに5ルクス以上の光を照射する光源を設けると共に、この光源から照射される光を入光して所定方向に散乱光を射出する光射出部を前記手摺棒の所定範囲に形成した発光機能付き手摺装置であって、前記ブラケットは合成樹脂製の部材を一体成形して構成したものであり、前記手摺棒に連結する連結部を一端部若しくは両端部に有する前記ブラケットに該ブラケットの周面に開口する空洞部を設け、この空洞部に該空洞部の開口部から抜き差し嵌合によって着脱自在に配設する合成樹脂製の配設部材に複数の発光ダイオードを設けて前記光源を構成し、前記ブラケットに前記空洞部の開口部を閉塞する蓋部材を着脱自在に設け、この蓋部材で前記空洞部の開口部を閉塞した際、前記ブラケットの表面と面一状態となるように前記蓋部材を構成し、前記手摺棒の長さ方向に、前記光源から照射される光を入光して所定方向に散乱光を射出する光射出長尺体を配設して前記光射出部は構成されており、この光射出長尺体の端面を前記光源から照射される光を入光する入光面とすると共に、光射出長尺体の長尺周面を光射出長尺体内を通過した光を散乱射出する光射出面とし、この光射出長尺体の入光面及び光射出面はウエットブラスト処理が施されて光を散乱する光散乱処理面に形成され、前記光源に接続される電源装置には通常電源の遮断時に電気を供給する非常電源機能が具備せしめられるとともに、前記電源装置には光センサー部にて明るさを感知して点灯・消灯を制御する自動制御機能が具備せしめられていることを特徴とする発光機能付き手摺装置。
  2. 前記光射出長尺体はアクリル樹脂製であることを特徴とする請求項1記載の発光機能付き手摺装置。
JP2006047036A 2006-02-23 2006-02-23 発光機能付き手摺装置 Active JP5399606B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006047036A JP5399606B2 (ja) 2006-02-23 2006-02-23 発光機能付き手摺装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006047036A JP5399606B2 (ja) 2006-02-23 2006-02-23 発光機能付き手摺装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007224601A JP2007224601A (ja) 2007-09-06
JP5399606B2 true JP5399606B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=38546654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006047036A Active JP5399606B2 (ja) 2006-02-23 2006-02-23 発光機能付き手摺装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5399606B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5063329B2 (ja) * 2007-12-19 2012-10-31 敬治 黒柳 電気ケーブル内装手すり
CN102679270B (zh) 2008-04-30 2016-01-20 3M创新有限公司 照明系统及其光注入耦合器
KR101472488B1 (ko) * 2013-07-15 2014-12-17 박임수 피난 유도 알리미 장치 및 시스템
KR102459925B1 (ko) * 2020-08-11 2022-10-27 용남순 난간용 경관조명등

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63265059A (ja) * 1987-04-21 1988-11-01 トステム株式会社 点灯手摺
JPH07262811A (ja) * 1994-03-24 1995-10-13 Sekisui Jushi Co Ltd 道路構造物のライトアップ構造
JPH10238071A (ja) * 1997-02-27 1998-09-08 Daiken Trade & Ind Co Ltd 室内空間の配色構造
JP3384483B2 (ja) * 1997-04-17 2003-03-10 株式会社エンプラス サイドライト型面光源装置
JPH10299211A (ja) * 1997-04-22 1998-11-10 Matsushita Electric Works Ltd 照明付手摺りブラケット
JPH11184386A (ja) * 1997-12-24 1999-07-09 Seiko Instruments Inc フロントライト型照明装置およびフロントライト型照明装置付き反射型カラー表示装置
JP4103055B2 (ja) * 1998-03-12 2008-06-18 三菱電機株式会社 手すり照明装置
JPH11293879A (ja) * 1998-04-10 1999-10-26 Bridgestone Corp 手すり装置
JP4450465B2 (ja) * 2000-01-31 2010-04-14 三菱電機株式会社 照明器具
JP2003098358A (ja) * 2001-09-25 2003-04-03 Matsushita Electric Works Ltd ライトガイドおよびそれを用いた手摺構造
JP2003123501A (ja) * 2001-10-15 2003-04-25 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置
JP4053332B2 (ja) * 2002-03-29 2008-02-27 大和ハウス工業株式会社 発光手摺り構造及び発光幅木構造
JP2004102208A (ja) * 2002-07-17 2004-04-02 Kimitoku Araki 発光装置付き建材,住宅設備用発光装置
JP4346606B2 (ja) * 2003-03-03 2009-10-21 日本板硝子株式会社 凹凸のある表面を有する物品の製造方法
JP4015108B2 (ja) * 2003-12-24 2007-11-28 伸生 田中 屋内用照明手摺り
JP2005228536A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Santo Kagaku:Kk 導光材
JP2005298312A (ja) * 2004-04-16 2005-10-27 Nippon Sheet Glass Co Ltd ガラスの微細加工方法および微細加工ガラス
JP2006035780A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Seiko Epson Corp 成形型の製造方法、成形型、レンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ
JP2006152726A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Active Inc 発光機能付き手摺装置及び発光機能付き幅木装置
JP2006299586A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Santo Kagaku:Kk 照明付き手摺

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007224601A (ja) 2007-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5399606B2 (ja) 発光機能付き手摺装置
KR100979675B1 (ko) 피난유도 감지센서가 구비된 엘이디 조명난간
US7118244B2 (en) Emergency light
JP6839810B2 (ja) 非常用照明器具
JP2006152726A (ja) 発光機能付き手摺装置及び発光機能付き幅木装置
JP2006218259A (ja) 照明杖
JP4103055B2 (ja) 手すり照明装置
JP2007016856A (ja) 螺子及び部材取付構造
KR20120005143A (ko) 공기살균 및 원적외선 방사 기능을 갖는 엘이디 전등
JP5360994B2 (ja) 照明器具
JP5989336B2 (ja) 照明装置
JP2013092037A (ja) 手摺り
JP2011103198A (ja) 照明器具
JP2006045817A (ja) 照明手段付き手摺及び手摺ブラケット
JP3189418U (ja) 照明階段
JP2002117705A (ja) 照明器具
KR200450206Y1 (ko) 조명등의 각도조절장치
JP3171343U (ja) Led照明巾木
KR102489709B1 (ko) 자외선램프 겸용 조명장치
KR20090094928A (ko) 조명장치
JP3095387B2 (ja) 照明階段
KR101899491B1 (ko) 조명장치
KR102580033B1 (ko) 조명장치 및 이를 포함하는 비데
JP2014167856A (ja) 照明器具
KR20130006184U (ko) 다용도 비상등

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121001

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130527

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130827

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5399606

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250