JP2006045817A - 照明手段付き手摺及び手摺ブラケット - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源に関する配線工事などの必要が無く、また、設置レイアウトにも苦労することを低減させるとともに、大型化せず美観にも優れ外観上非常に良好な照明手段付き手摺、及び手摺ブラケットを提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明は、長尺状の手摺本体と、当該手摺本体を支持する支持部を有し、光を放射することによる照明を行う照明手段を収納し、壁面などの基体に設置する設置面を有する手摺ブラケットとを有する照明手段付き手摺であって、前記手摺ブラケットには、人が近付くとこれを検知する人体検知手段と、当該人体検知手段及び前記照明手段を駆動させる電源と、前記人体検知手段の検知を受けて、前記照明手段による照明を促す手段とを備えている照明手段付き手摺である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、階段や廊下に設けられた手摺に、光を放射するLEDなどの照明手段を備えた照明手段付き手摺、及び手摺に取り付け可能であり照明手段を備えた手摺ブラケットに関する。
階段や廊下に設けられた手摺に、足元を照光する照明手段を備え、使い勝手がよく安全性に優れた手摺が従来より用いられている。この手摺は、必要時に人が電源スイッチを投入し、必要がなくなると人が電源を切るように設けられている。しかし、人の電源の投入や切断の操作を必要とした場合、例えば、暗がりで電源スイッチを捜すのに苦労したり、明るいうちに電源を投入すると電力消費が大きくなりやすいといった問題が生じるほか、電源の切り忘れによる電力量消費の無駄が生じるといった問題も生じやすい。そこで、人が階段に至ると人の到来を検知し、所定時間のみ階段を明るく照らすといった人体検知センサを用いたシステムが提案されている。
例えば、特許文献1には、壁面取付部から延設された支持部により支持されるとともに、棒状の手摺本体を装着する手摺本体装着部を備えた手摺ブラケットであって、手摺本体装着部は、内部に照明器具が収納され、下部に照明器具からの光を放射させる放射部が設けられ、端部に手摺本体が装着される手摺りブラケットが記載されている。また、この手摺りブラケットは、手摺本体装着部に人体検知センサが組み込まれていることが記載されている。
この照明付き手摺りブラケットは、階段や廊下等の足元周辺を効果的に照明でき、照明のON/OFF操作を必要とせず、電源供給ケーブルの配線工事を簡易に行うことができ、施工性に優れ、且つ納まりよく、意匠性にも優れるという効果を奏するものであるが、この手摺りブラケットは、階段や廊下等の足元周辺を照明することを目的としているものである。
また、特許文献2には、照明器具が内蔵される手摺ブラケットと、照明器具の自動点滅のための人体検知センサとが腰見切り縁部材に着脱可能に取り付けられ、手摺ブラケットと人体検知センサとは照明器具が移動方向の前方を照明する位置関係で離間配設されていることが記載されており、階段や廊下等を人が移動する際に、その移動方向の前方を常に照射することが可能となることを目的としている。
特許文献3には、乾電池により電源供給される光源を有する照明器本体と、この照明器本体が取り付けられる取付台座とを備え、照明器本体が任意角度に回動可能であり、乾電池交換用の着脱自在なカバーが照明器本体に設けられている照明器が記載されている。
特許文献4には、手摺本体の下面に透光窓を複数形成し、発光体を点灯させると、その光が透光窓を通して手摺の下方に向けて発射されて通路の所定の位置を照射するように構成した手摺が記載されている。
特開平10−299211号公報 特開平11−45615号公報 特開平11−45610号公報 特開平7−305474号公報
足の不自由な身体障害者やお年寄りなどにとっては、手摺を持ちながらでないと歩くことが非常に難しく、手摺がどの位置にあるかを把握することは非常に重要な問題である。特に、夜間など手摺がどの位置にあるかを把握しにくい環境化では、手摺自体がどこにあるかをできるだけ分かりやすくする必要がある。お年寄りの中には、足以外にも目が見えにくい状態となっている方もいるため、手摺自体の配置場所が夜間でも分かりやすくすることが重要である。
また、足の不自由な方はそれぞれ身長差があったり障害の度合いが異なり、手摺の配置場所を柔軟に決めることができることが非常に重要であるが、手摺の配置場所を分かりやすくするために、LEDなどの照明手段を設ける場合に、照明手段の配線を行うことで設置場所の制約が生じたり、また、上述したように、配線工事などが面倒で美観上を損ねるといった問題がある。配線が壁面内に収まらず、露出してしまうときには、手に触れてしまう危険性もある。
このような課題に鑑みて、上述した特許文献1では、階段や廊下等の足元周辺が照明されていても、肝心の手摺がどこにあるのか分かりにくく非常に不便である。また、電源供給ケーブルの配線工事を簡易に行うとはいえ、手摺りブラケットを設置するための配線工事を必要とすることに変わりがなく、設置レイアウトや美観上を損ねてしまうという問題を完全には解消し得ない。
特許文献2では、この発明についても手摺自体の配置場所が分かりにくいという問題や、設置レイアウトや美観上を損ねてしまうという問題を解消し得ない。
特許文献3では、容易に壁や手摺り等の建物内外の所要の部位に設置すること、光源を自動点滅させるための光源自動点滅用センサとして照度センサや人体検知センサを備えることも可能であることなども記載されているが、手摺のどの部位にどのような構造で取り付けるのかが全く記載されておらず、従って、上述した手摺自体の配置場所が分かりにくいという問題のほか、手摺に取り付けられる照明器本体の設置レイアウトや美観上を損ねてしまうという問題を解消することが困難である。
特許文献4では、通路が明るくなっているものの、手摺自体の設置場所を分かりやすくするための構造を有しておらず、また、これを目的とするものでもない。
本発明は、電源に関する配線工事などの必要が無く、また、設置レイアウトにも苦労することを低減させるとともに、大型化せず美観にも優れ外観上非常に良好な照明手段付き手摺、及び手摺ブラケットを提供することを課題とする。
本発明者は、上述した課題を解決するために、人体検知手段の検知を受けて光を照射する照明手段を備え、これら人体検知手段及び照明手段を駆動させる電源などを内部に収納した照明手段付き手摺を発明するに至った。
すなわち、本発明は、長尺状の手摺本体と、当該手摺本体を支持する支持部を有し、光を放射することによる照明を行う照明手段を収納し、壁面などの基体に設置する設置面を有する手摺ブラケットとを有する照明手段付き手摺であって、前記手摺ブラケットには、人が近付くとこれを検知する人体検知手段と、当該人体検知手段及び前記照明手段を駆動させる電源と、前記人体検知手段の検知を受けて、前記照明手段による照明を促す手段とを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、電源を備えているため配線工事などの必要が無く、また、設置レイアウトを柔軟に決めることが可能であるので手摺を必要とする体の不自由な方の所望の設置場所に手摺を設けやすくなるので非常に便利であるとともに、配線が手摺の外部に露出して手に触れやすい状況を解消するほか、手摺ブラケットに上述した各構成要件をコンパクトに収納することにより、美観にも優れ外観上非常に良好であり、これら効果を一挙に奏することが可能となる。
この発明において、照明を促す手段としては、例えば、人体検知手段の検知に基づいてタイマーなどの計測手段による所定の時間の計測で所定の時間が経過した後に、所定のタイミングで照明手段を駆動させるようにしたものであってもよく、また、周囲の明るさを検知することが可能な照度センサを備えたときには、この照度センサにより検知された照度が所定値に達したときに、上記タイマーの計測で所定の時間が経過した後に、所定のタイミングで照明手段を駆動させるようにしたものであってもよい。その他、照明を促す手段として、上述したような人体検知手段による人体の検知に基づいて照明手段の照明を促すように制御するCPUなどの制御手段を別途備えるようにすることも可能である。
上記照明手段としては、LEDや蛍光灯などの発光手段を用いることが可能であり、特に、LEDを用いたときには電源の消費電力が小さいので、電源の寿命を延ばすことに貢献できるとともに、電源の交換頻度を低減させることが可能である。
上記電源としては、乾電池やボタン型電池などを適宜用いることが可能である。電源は、例えば手摺ブラケット内に収納されているが、電源の交換を容易化するために、電源の収納部を覆う部位に使用者が手動で開閉することが可能となるように、開閉カバー部を設けることが可能である。開閉カバー部は、手摺ブラケットを壁面などの基体に設置する設置面以外の面に設けることが好ましく、照明手段付き手摺を基体に設置した状態での電源の交換作業が可能となるようにし得る。
また、本発明は、前記手摺ブラケットは、蓄光性を有する樹脂体からなることを特徴とする。
この発明によれば、照明が切れた後も手摺ブラケット自体がぼんやりと見えるので、手摺ブラケットに取り付けられる手摺本体の設置場所を認識させやすい。
さらに、本発明は、前記照明手段及び前記人体検知手段は、前記基体と相反する側の面に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、人体検知手段をより人体の検知がしやすい位置に設けるとともに、照明手段による照明が人体に向かって前方へと照射されることになり、手摺ブラケットの配置場所を分かりやすくすることにより、この手摺ブラケットに取り付けられる手摺本体の配置場所を容易に分かるようにすることが可能である。
このように、照明手段及び人体検知手段を、基体と相反する側の面に設ける場合には、同一基板上に照明手段及び人体検知手段を搭載することが可能であり、手摺ブラケット内での照明手段及び人体検知手段をよりコンパクトに収納することが可能であり、当該手摺ブラケット自体を小型化させることも可能となる。すなわち、この発明では照明手段及び人体検知手段に加えて電源も手摺ブラケットに収納させる必要があるので、ややもすると大型化しかねないところを小型化させることが可能となるのである。例えば、屋内に照明手段付き手摺を設置しようとするときに、設置場所によってはあまり設置するスペースがない場合も多く、このような設置条件に対しても適用が容易に可能であり、様々な設置条件に対しても柔軟に設置対応することが可能となるのである。
一方、本発明は、前記照明手段は、前記基体側を照射する位置に収納される一方、前記人体検知手段は、前記基体と相反する側の面に設けられているように構成することも可能である。
この発明によれば、照明手段が基体を照射することにより、基体自身と、基体から反射する光によって手摺自体の設置場所を分かりやすくすることが可能である。
また、本発明は、前記手摺ブラケットには、前記人体検知手段の検知角度を調整する検知角度調整手段が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、この手摺を用いる際の用途によって、人体検知の検知角度の範囲を決めることが可能であり、例えば、手摺りを持ちながらでないと歩くことが困難な足の不自由な身体障害者やお年寄りなどの場合、早めに手摺の設置場所が分かるように検知角度の範囲が広くし、直前に手摺の設置場所が分かれば良いときなどは節電のために検知角度の範囲を狭くするなどが可能となる。また、このように検知角度の範囲を狭くしたときは、照明の通電(点灯)時間を短くすることができるので、電源の駆動時間を減らすことにより当該電源の寿命を長くし、例えば、電源として乾電池などを用いる際にはこの乾電池の交換頻度を低減させることが可能である。
本発明では、長尺状の手摺本体の端部に取着可能な取着手段と、光を放射することによる照明を行う照明手段とを収納した手摺ブラケットであって、人が近付くとこれを検知する人体検知手段と、当該人体検知手段及び前記照明手段を駆動させる電源と、前記人体検知手段の検知を受けて、前記照明手段による照明の制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とする手摺ブラケットを提供し得る。
この発明によれば、取着手段を介して手摺に取着するのみで、電源を繋ぐための配線工事などを行う必要が無く、また、設置レイアウトにも苦労することもないとともに、手摺ブラケットに上述した各構成要件をコンパクトに収納することにより、美観にも優れ外観上非常に良好であり、これら効果を一挙に奏することが可能となる。
本発明においては、照度センサを設けることにより、当該照度センサにより検知される照度が所定値になると、上記電源の駆動を可能とするように設定すれば、周囲が明るく容易に手摺本体を認識できるときには、人体検知手段や照明手段の駆動を促すことは無く、不必要な電源の電力消費を防ぐことが可能となる。
電源を備えているため配線工事などの必要が無く、また、手摺本体を壁面などの基体に設置するために必要な設置面及び手摺本体を支持する支持部を有する手摺ブラケットを用いて、当該手摺ブラケットに上記電源、人体検知手段及び照明手段を収納することにより、美観にも優れ外観上非常に良好であり、また、手摺ブラケットから照明手段からの光を放射することで手摺ブラケットの配置場所を分かりやすくすることで手摺本体自体の配置場所をも分かりやすくすることが可能となる。
次に、本発明の照明手段付き手摺における実施形態について図を参照しつつ説明する。図1は第1実施形態の照明手段付き手摺を示す概略斜視図である。また、図2は第1実施形態において手摺本体と手摺ブラケットとを分離した状態を説明する説明図である。
照明手段付き手摺は、断面が略円形状(直径寸法が約37mm)であり、長尺状の(長さ寸法が約1000mm)手摺本体1と、この手摺本体1の端部を支持する2つの手摺ブラケット2とを備える。手摺ブラケット2は、図3にその概略正面図を示すように、L字形状の形態をなし、一方端面を壁面などの基体(図示せず)に設置する設置面とする一方、他方端面に手摺本体1の端部が挿入する略円柱状の凹み形状からなる支持部3を設けている。
手摺ブラケット2は、蓄光性を有する樹脂体としての樹脂カバー4を有する。なお、この樹脂カバー4は上述したように略L字状の形態をなしている。また、手摺ブラケット2には、人が近付くとこれを検知する人体検知手段5としての人体検知センサと、光を放射することによる照明を行う照明手段6としての2つのLEDが収納されている。図4に第1実施形態の手摺ブラケット2の概略上面図を示すように、人体検知手段5及び照明手段6は、設置面と相反する側の面、すなわち、歩行者と対向する側の面に設けられている。
図5は、手摺ブラケット2の内部を説明するために用いられる図4のA−A視断面図である。また、図6は、手摺ブラケット2の内部を説明するために用いられる図3のB−B視断面図である。図5及び図6に示すとおり、手摺ブラケット2には、人体検知手段5及び照明手段6を駆動させる電源7としての2つの乾電池が立設した状態で並ぶように収納されている。上述した照明手段6は基板8上に実装されており、樹脂カバー4の内部において電源7の上方に配置されている。なお、人体検知手段4は後述する検知角度調整手段に取り付けられている。本実施形態においては、基板8上に照度センサ9を設けている。この照度センサ9は周囲の明るさを検知するものである。
また、第1実施形態においては、2つの手摺ブラケット2のうち一方側のみに電源7を設け、一方の手摺ブラケット2における基板8と、他方の手摺ブラケットにおける基板(図示せず)とをコード10により接続させ、電源7の交換作業を一方の手摺ブラケット2のみ行えば良いようにしている。この場合には、手摺本体1の内部が長さ方向に沿って形成された図示しない貫通穴にコード10を挿入させて当該コード10によって両基板を接続させている。なお、電源7が収納されている一方の手摺ブラケット2における樹脂カバー4には、電源7の交換を容易化するために、電源7の収納部を覆う部位に使用者が手動で開閉することが可能となるように開閉カバー部(図示せず)が設けられている。この開閉カバー部は、基体に設置される設置面、及び人体検知手段5及び照明手段6などが設けられている設置面と相反する側の面とは異なる部位に設けられており、この照明手段付き手摺が基体に設置された状態で電源7の交換を可能とするとともに、人体検知手段5、照明手段6あるいは照度センサ9に触れずに、電源7の交換を行いやすくしている。
照明手段6は、人体検知手段5の検知を受けて光を放射することによる照明を行う。本実施形態において、この照明手段6の照明は、照度センサ9によって検知された照度が所定値になり、電源7の駆動が可能となったことを条件として行われる。そして、電源7の駆動が可能となっているときに、人体検知手段5による人体の検知が行われ、タイマーなどからなる計時手段により上記人体の検知がなされてから所定の時間が計時されると自動的に照明手段6の照明が行われるのである。すなわち、第1実施形態においては、本発明における照明手段6による照明を促す手段として、照度センサ及びタイマーなどの計時手段を用いている。
このように、第1実施形態では、照度センサ9によって検知された照度が所定値になると、電源7の駆動を可能とするように設定すれば、周囲が明るく容易に手摺本体1を認識できるときには、人体検知手段5や照明手段6の駆動を促すことは無く、不必要な電源7の電力消費を防ぐことが可能となる。
照明手段6による照明は、人体検知手段5が人体を検知している間は継続して行われが、人体検知手段5が所定時間継続して人体を検知しないときに終了する。これにより、不必要な照明手段6の照明による電源7の電力消費を抑えている。
また、第1実施形態では、手摺ブラケット2が蓄光性を有する樹脂体からなるので、照明手段6の照明が終了した後でも、それまで照明によって放射されていた光が樹脂カバーによって蓄積されており、歩行する場所や歩行スピードあるいは歩行する方向を急に変えるなどで、人体の検知に伴う照明手段6の照明が遅れた場合でも、手摺ブラケット2の場所を探しやすく非常に便利である。
第1実施形態において、人体検知手段5はその人体の検知角度を調整する検知角度調整手段によって支持されている。この検知角度調整手段は、人体検知手段5を手摺ブラケット2に対して上下動させるものである。検知角度調整手段について図7を用いて説明する。この図7に示すように、検知角度調整手段11は、鉄からなる平板状体12に形成された基盤部13上に人体検知手段5を搭載し、この平板状体12の端部に穿設したタップ穴にビス14が貫通するように螺着させ、ビス14が回転自在となるように当該ビス14の先端部を保持した保持プレート15を平板状体12の下方に配置するといった構成を有する。保持プレート15は、正面視L字状の形態をなすように曲げ加工が施されており、高さ方向に延びる立設部16に平板状体12の回転を阻止するために設けられたガイド溝17が形成されている。そして、ガイド溝17に平板状体12の端縁に設けられた突起部18が挿入されることにより、平板状体12の回転を抑制しているのである。また、ビス11には、平板状体12と保持プレート15との間において圧縮ばね19が挿入されており、平板状体12を保持プレート15に対して上方に押し上げる方向へ力を付加されている。なお、人体検知手段5が搭載されている基盤部13はコードKを介して電源7と電気的に接続されている。
このような構成を有する検知角度調整手段11は、図8及び図9に示すように、手摺ブラケット2の樹脂カバー4内に収納された状態となっており、人体検知手段5が樹脂カバー4に形成された貫通穴20より突出可能に設けられている。図8においては、人体検知手段5が樹脂カバー4における貫通穴20の下方に引っ込んだ高さ位置に保持されている一方、図9においては、人体検知手段5が樹脂カバー4における貫通穴20から上方に飛び出した高さ位置に保持されている。使用者が手動によりビス14を回転させたときに、これに伴い平板状体12が回転するところを、平板状体12の突起部18がガイド溝17によって回転せず、ビス14のネジ部分に螺着されている平板状体12のタップ穴によってこの平板状体12を上方へと移動することにより、この人体検知手段5は上動する。一方、ビス14を逆方向に回転させると人体検知手段5は下動することになる。
また、人体検知手段5は、図8に示すように、樹脂カバー4の貫通穴20内に引っ込んだ状態であるときには、その検知角度Aが樹脂カバー4に遮られて小さくなる一方、図9に示すように、樹脂カバー4の貫通穴20から上方に飛び出した状態であるときには、その検知角度Bが樹脂カバー4による遮りがほとんど無く大きくなる。本実施形態の検知角度調整手段11は、このようにして、人体検知手段5の高さ位置を変更することにより検知角度を変化させるのである。
人体検知の検知角度の範囲を必要に応じて決めることが可能な検知角度調整手段11を用いて、検知角度の範囲を狭くしたときは、照明の通電(点灯)時間を短くすることができるので、電源7の駆動時間を減らすことにより当該電源7の寿命を長くし、例えば、電源7の交換頻度を低減させることが可能である。一方、検知角度の範囲を広くしたときは、人体を検知するタイミングが早くなり早い段階で照明手段6による光の放射を行わせ、より安全な歩行及び手摺の配置場所を早期に見つけやすくすることが可能である。
第1実施形態では、照明手段6による照明を促す手段として、照度センサ及びタイマーなどの計時手段を用いているが、これに限定するものでなく、人体検知手段5の人体の検知を受けて照明手段の照明を実行させる制御を行うCPUなどの制御手段を用いてもよい。
次に、本発明の照明手段付き手摺の第2実施形態について説明する。この照明手段付き手摺は、図10にその斜視図を示すように、長尺状の手摺本体21と、この手摺本体21の両端部をそれぞれ支持する2つの手摺ブラケット22とを備える。この照明手段付き手摺においては、LEDからなる照明手段23が壁面などの基体側を照射する位置、すなわち、基体への設置面とは異なる外側面に設けられている。図11は第2実施形態における照明手段付き手摺の内部を説明するための説明図である。
手摺本体21は、手摺ブラケット22の一方端部に形成された略円柱状の凹み形状からなる支持部24に挿入され、ビス27の螺着によって手摺本体21の表面を押圧することにより支持されている。人体検知手段25は、基体と相反する側の面、すなわち手摺ブラケット22の正面に設けられている。この人体検知手段25は検知角度調整手段によって、手摺ブラケット22に対する上下位置を使用者によるビス28の手動の操作によって調整が可能となっている。すなわち、人体検知手段25は、第1実施形態と同様の構成を有する検知角度調整手段によって、使用者の手動操作により上下動する。なお、人体検知手段25が収納されている貫通穴26は、上面に向かって幅広となるようなテーパが形成されている一方、下面に向かって同一径の穴が所定の深さ寸法形成されている。
また、手摺ブラケット22には、2つの乾電池からなる電源29を収納する電源収納部30を有しており、この電源収納部30は使用者が手動で容易に開閉させることが可能な開閉カバー31により覆われている。この開閉カバー31は、基体に対する設置面とは異なる内側面に形成されているので、この手摺ブラケット22を基体に設置した状態で開閉カバー31を開閉させて電源を交換することが可能であり非常に便利である。また、手摺ブラケット22には周囲の明るさを検知する照度センサ32が形成されている。
手摺ブラケット22の外側面には、照明手段23を囲むように凹部33が形成されている。この凹部33は、基体側のみを開放端としている。また、凹部33はその内壁面が上面に向かって傾斜するように形成されている。このような形状を有する凹部33によって、照明手段23から放射される光は、前方側に放射されるほか、基体を直接照射する一方、凹部33の内壁面に反射することによって間接的に基体を照射する。これによって、基体自身と、基体から反射する光によって、使用者に対して手摺自体の設置場所を分かりやすくすることが可能である。
また、図10には図示していないが、第2実施形態の照明手段付き手摺は、照度センサ32の検知した照度が所定値よりも低くなったことを条件として、人体検知手段25によって人体が検知されたことを受けて、タイマーなどの計時手段によって予め定められた時間が計時された後に、照明手段23による光の照射が行われる。この第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、照明手段23による照明を促す手段としては照度センサ及び計時手段が用いられる。
上述した実施形態では、照明手段による照明を促す手段として、照度センサ及び計時手段が用いられているが、これに限定されるものでなく、人体検知手段が人体を検知したことを受けて、照明手段による光の照射が行われるように制御するCPUとしての制御手段を用いることも可能である。
本発明は、壁面や階段などの基体に設置する手摺に、LEDやランプなど光を放射することにより照明する照明手段を設けた照明手段付き手摺に利用可能である。
第1実施形態の照明手段付き手摺を示す概略斜視図である。 第1実施形態において手摺本体と手摺ブラケットとを分離した状態を説明する説明図である。 第1実施形態の手摺ブラケットを示す概略斜視図である。 第1実施形態の手摺ブラケットを示す概略上面図である。 手摺ブラケット2の内部を説明するために用いられる図4のA−A視断面図である。 手摺ブラケット2の内部を説明するために用いられる図3のB−B視断面図である。 第1実施形態における検知角度調整手段について説明するための説明図である。 第1実施形態において検知角度調整手段により人体検知手段の高さ方向の位置が異なる状態を説明する説明図である。 第1実施形態において検知角度調整手段により人体検知手段の高さ方向の位置が異なる状態を説明する説明図である。 第2実施形態の照明手段付き手摺を示す概略斜視図である。 第2実施形態における照明手段付き手摺の内部を説明するための説明図である。
符号の説明
1、21 手摺本体 2、22 手摺ブラケット
3 支持部 4 樹脂カバー
5、25 人体検知手段 6、23 照明手段
7、29 電源 8 基板
9、32 照度センサ 11 検知角度調整手段

Claims (6)

  1. 長尺状の手摺本体と、
    当該手摺本体を支持する支持部を有し、光を放射することによる照明を行う照明手段を収納し、壁面などの基体に設置する設置面を有する手摺ブラケットとを有する照明手段付き手摺であって、
    前記手摺ブラケットには、
    人が近付くとこれを検知する人体検知手段と、
    当該人体検知手段及び前記照明手段を駆動させる電源と、
    前記人体検知手段の検知を受けて、前記照明手段による照明を促す手段とを備えていることを特徴とする照明手段付き手摺。
  2. 前記手摺ブラケットは、蓄光性を有する樹脂体からなることを特徴とする請求項1に記載の照明手段付き手摺。
  3. 前記照明手段及び前記人体検知手段は、前記設置面と相反する側の面に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明手段付き手摺。
  4. 前記照明手段は、前記基体側を照射する位置に収納される一方、
    前記人体検知手段は、前記基体と相反する側の面に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明手段付き手摺。
  5. 前記手摺ブラケットには、前記人体検知手段の検知角度を調整する検知角度調整手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の照明手段付き手摺。
  6. 長尺状の手摺本体の端部に取着可能な取着手段と、光を放射することによる照明を行う照明手段とを収納した手摺ブラケットであって、
    人が近付くとこれを検知する人体検知手段と、
    当該人体検知手段及び前記照明手段を駆動させる電源と、
    前記人体検知手段の検知を受けて、前記照明手段による照明の制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とする手摺ブラケット。
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