JP3171343U - Led照明巾木 - Google Patents

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正美 細川
正美 細川
和宜 岸本
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Abstract

【課題】構造が簡単かつ壁面と床面の境界部への取り付けが容易なLED照明巾木を提供する。【解決手段】床面と壁面の境界部に取り付けて使用される巾木であって、板状の本体部10と、本体部10に取り付けられた照明部11と、からなる。また、照明部11は、帯状に形成された部材であって、その長手方向に沿って配設された複数のLED光源部12を備える。本体部10には、本体部10の表面から凹んだ溝状の取付部10gが、本体部10の軸方向に沿って形成されており、取付部10gに照明部11が取り付けられている。複数のLED光源部12が配設されているので、廊下などの足元付近を照らすことができる。取付部10gに照明部11を取り付けるだけの構造であるので、本体部10の構造を簡単にでき、本体部10を薄くできる。【選択図】図1

Description

本考案は、巾木に関する。さらに詳しくは、照明機能を有する巾木に関する。
従来、室内において、足元を照らす照明としては、天井に取り付けたダウンライトや壁面に取り付けた足元灯などが一般的に使用されている。しかし、ダインライトの場合、光は上方から下方に向かって照射されるので、夜間にトイレ等に行くときに上方から照射される光によって眠気が覚醒されてしまうことがあった。また、足元灯は、壁面から大きく突出して配置されている場合が多く、かかる場合には、昼夜を問わず足元灯に足などをぶつけることもあった。
近年、光源の小型化の技術が進み、壁面と床面との境界部に取り付けられる巾木に照明機能を付与する技術が開発されている(例えば、特許文献1,2)。例えば、ナツメ球などの小型電球やLEDなどの小型の光源を備えた巾木が開発されており、かかる巾木では、光源から放射される光を足元付近に照射することができるようになっている。
しかし、上記のごとき巾木では、光源は中空な収容空間内に配置されており、収容空間内の光源から放射される光を巾木外部に導くために、かかる巾木は、その内部構造が複雑な構造になっている。
例えば、特許文献1の巾木では、下端部に開口を有する収容空間が巾木内部に形成されており、この収容空間の上端部に設けられた弾丸型のLEDから照射された光が、収容空間内の下端部に設けられた反射板によって、巾木外部へ放射される構造となっている。
また、特許文献2の巾木では、その内部には中空な筒状の収容空間が形成されており、この収容空間内の上部および下部にそれぞれ形成された溝に、LEDが配置された基盤の上下端部を嵌めこむように配置されている。そして、かかる巾木の正面部は、断面略く字状に形成されている。つまり、かかる巾木の正面部は、正面から見たときに、斜め下向きの傾斜片と、斜め上向きの傾斜片とによって、収容空間内に向かって凹んだ断面く字状のくびれ部分が巾木の長手方向に沿って形成されている。また、かかる斜め下向きの傾斜片は、LEDよりも下方に位置するように形成されており、LEDから放射された光を、この斜め下向きの傾斜片から巾木の外部へ放射することができるような構造となっている。
しかるに、上述したような巾木は、足元灯に比べて薄くできるのもの、この巾木の厚さは、一般的な巾木の厚さよりも肉厚になる。すると、かかる巾木を壁面と床面の境界部に取り付けた場合、壁面から極端に張り出してしまうという問題が生じる。
一方、巾木を取り付ける壁面構造を、かかる巾木が壁面から極端に張り出さないように壁面を凹ませた構造等にすれば、巾木の厚さは目立たなくなるが、壁面構造が複雑になるし、かかる巾木を設置するための作業工数が多くなる、といった問題が生じる。
かかる事情もあり、壁面と床面の境界部に設置する巾木に照明機能を付与した巾木として、巾木および壁面の構造を複雑にせず、巾木の設置するための作業工数を少なく短時間で行うことができるものが求められている。
特開2002−276145号公報 特開2001−3553号公報
本考案は上記事情に鑑み、構造が簡単かつ壁面と床面の境界部への取り付けが容易なLED照明巾木を提供することを目的とする。
第1考案のLED照明巾木は、床面と壁面の境界部に取り付けて使用される巾木であって、板状の本体部と、該本体部に取り付けられた照明部と、からなり、前記照明部は、帯状に形成された部材であって、その長手方向に沿って配設された複数のLED光源部を備えており、前記本体部には、該本体部の表面から凹んだ溝状の取付部が、該本体部の軸方向に沿って形成されており、該取付部に前記照明部が取り付けられていることを特徴とする。
第2考案のLED照明巾木は、第1考案において、前記LED光源部が、透光性を有し、かつ、柔軟性を有する樹脂で形成された被覆部によって被覆されていることを特徴とする。
第3考案のLED照明巾木は、第2考案において、前記被覆部は、帯状に形成されており、その内部には、複数のLED光源部が配設されていることを特徴とする。
第4考案のLED照明巾木は、第1、第2または第3考案において、前記本体部は、その背面に前記取付部が形成されており、該取付部と該本体部の表面とを貫通する開口部が形成されており、該開口部は、該取付部に前記照明部を取り付けたときに、前記LED光源部から放射される光を前記本体部の外部へ放射し得るように形成されていることを特徴とする。
第5考案のLED照明巾木は、第4考案において、前記開口部は、前記本体部の長手方向に沿って延びた長穴であり、前記複数のLED光源部は、その配列方向の軸が、前記照明部を前記取付部に取り付けたときに、前記長穴に形成された開口部の軸と、略平行になるように形成されていることを特徴とする。
第6考案のLED照明巾木は、第4または第5考案において、前記照明部には、前記複数のLED光源部を保持するための保持プレートが設けられており、該保持プレートには、該照明部を前記本体部の取付部に取り付けたときに、前記複数のLED光源部がその配列方向の軸が前記開口部の軸と略平行になるように取り付けられていることを特徴とする。
第7考案のLED照明巾木は、第4、第5または第6考案において、前記照明部は、透光性を有し、かつ、柔軟性を有する被覆部を備えており、その厚さが、前記取付部の凹み深さよりも若干大きくなるように形成されていることを特徴とする。
第1考案によれば、帯状に形成された照明部の長手方向に沿って複数のLED光源部が配設されているので、廊下や室内などの壁面と床面の境界部に本体部を取り付けた状態において、本体部の長手方向に沿って廊下などの足元付近を照らすことができる。すると、夜間でも本体部から照射される光によって足元が十分に照らされるので、室内灯を点灯しなくても安全に歩行できる。しかも、帯状の照明部には複数のLED光源部が設けられているので、照明部を本体部の取付部に取り付けるだけで、一度に複数のLED光源部を本体部に取り付けることができる。すると、LED光源部だけをそれぞれ別個に本体部に取り付ける必要もないので、本体部に対して照明機能を付与する作業工数を少なくすることができる。さらに、溝状の取付部を形成し、この取付部に照明部を取り付けるだけの構造であるので、本体部には照明部を収容するための特別な収容空間を形成する必要がないから、本体部の構造を簡単にでき、しかも、本体部を薄くすることができる。すると、本体部を壁面と床面の境界部に取り付けても、壁面から本体部が極端に張り出さないので、壁面の加工が不要となる。このため、本体部の設置作業の工数を少なくすることができるし、本体部を既存の壁面と床面の境界部にも取り付けることができる。
第2考案によれば、LED光源部が透光性を有する樹脂で形成された被覆部によって被覆されているので、LED光源部にゴミや埃が付着するのを防止できる。しかも、ある程度の衝撃等からLED光源部を保護することができる。
第3考案によれば、帯状の被覆部の内部に複数のLED光源部が配設されており、隣接するLED光源部を電気的に接続する基盤部も被覆部によって覆われている。すると、取付部に照明部を取り付けるときに隣接するLED光源部間の断線などの作業ミスなどが発生することを防止でき、作業効率を上げることができる。
第4考案によれば、本体部の背面に取付部を形成しているので、かかる取付部に照明部を取り付けた本体部を壁面と床面の境界部に取り付けた状態において、本体部を正面から見たときに、本体部をすっきりとした形状に形成できる。しかも、本体部の正面には、開口部が形成されているので、開口部を介して取付部に取り付けた照明部に配設されたLED光源部から照射された光を本体部の外部へ放射することができる。
第5考案によれば、複数のLED光源部は、その配列方向の軸が、長穴に形成した開口部の軸と略平行になるように形成されているので、それぞれのLED光源部から照射された光を、かかる長穴の開口部から確実に本体部の外部へ照射することができる。すると、廊下や室内などの壁面と床面の境界部に本体部を取り付ければ、廊下などの足元付近をより明るく照らすことができるので、夜間でもより安全に歩行できる。
第6考案によれば、複数のLED光源部が保持プレートによって保持されているので、照明部を取付部へ取り付ける作業が容易になる。また、長穴に形成した開口部の場合、確実に複数のLED光源部の配列方向の軸と長穴に形成した開口部の軸とを略平行にできる。
第7考案によれば、被覆部を変形させた状態で取付部に照明部を取り付ければ、照明部の背面と本体部の背面とを略面一にすることができる。しかも、照明部の背面と本体部の背面とを略面一にすると、開口部を被覆部によって塞ぐことができるので、開口部から取付部内にチリや埃などが入るのを防止できる。また、照明部の背面と本体部の背面とを略面一にすれば、本体部を壁面と床面の境界部に取り付けるときに、壁面の加工等をしなくても、確実に本体部をかかる境界部に取り付けることができるし、既存の壁面に対しても簡単に本体部を取り付けることができる。
(A)は本実施形態のLED照明巾木1の概略斜視図とその要部概略拡大図であり、(B)は本実施形態のLED照明巾木1の概略断面図とその要部概略拡大図である。 (A)は本実施形態のLED照明巾木1を正面から見た概略図であり、(B)はLED照明巾木1における本体部10単体を正面から見た概略図であり、(C)はLED照明巾木1における照明部11単体を正面から見た概略図とその要部概略断面図である。 照明部11を本実施形態のLED照明巾木1における本体部10の取付部10gに取り付ける取り付け方法の概略図であり、(A)は照明部11の中心軸CL1と本体部10における開口部10hの中心軸CL2が一致した場合の概略説明図であり、(B)は開口部10hの中心軸CL2が照明部11の中心軸CL1に対して下方に位置した場合の概略説明図であり、(C)は開口部10hの中心軸CL2が照明部11の中心軸CL1に対して上方に位置した場合の概略説明図である。 (A)は他の実施形態のLED照明巾木1を壁面Wと床面Fの境界部に取り付けるときの概略図であり、(B)は他の実施形態のLED照明巾木1を壁面Wと床面Fの境界部に取り付けた状態の概略図である。 本実施形態のLED照明巾木1を壁面Wと床面Fの境界部に取り付けた状態において、本実施形態のLED照明巾木1を使用したときの概略図説明図である。
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。
本考案のLED照明巾木は、壁面と床面の境界部に取り付けて使用される巾木であって、巾木の本体部に特別な収容空間を形成することなく照明機能を付与することができる構造としたことに特徴を有するものである。
以下では、建物などにおいて、廊下や室内の壁面と床面の境界部に取り付ける場合を説明するが、本考案のLED照明巾木を取り付ける場所は廊下や室内などに限定されない。例えば、玄関ポーチなどに設けられた壁のように、壁面などがあれば取り付けることが可能である。
つぎに、本実施形態のLED照明巾木1を説明する。
まず、LED照明巾木1の構造を説明する前に、LED照明巾木1の使用状況を図4に基づいて説明する。
図5に示すように、LED照明巾木1は、建物内において、壁面Wと床面Fの境界部に取り付けて使用するものであり、LED照明巾木1の正面から前方に向かって光Lを放射することができるものである。すると、本考案のLED照明巾木1の照明を点灯していれば、夜間でも安全に歩行できるだけの光を足元付近に照射することができる。このため、夜間にトイレなどに行く際にダウンライトなどの室内灯を点灯しなくても、足元だけが十分に照らされるので安心してトイレまで行くことができ、しかも、眠気が覚醒されないので、その後ぐっすりと眠ることができるから健康にもよい。
つぎに、本実施形態のLED照明巾木1について説明する。
図1に示すように、本実施形態のLED照明巾木1は、本体部10と、LED光源部12を有する照明部11とを備えている。
(本体部10の説明)
本体部10は、板状の長尺な部材であり、その大きさが、一般的に建物などに使用されている巾木と同程度に形成されているものである。この本体部10の大きさは、一般的な巾木と同等であれば、とくに限定されない。例えば、厚さが8〜10mm程度であり、高さが50〜80mm程度のものを使用することができる。
本体部10には、照明部11を取り付けるための溝状の取付部10gが形成されている。この取付部10gは、本体部10の背面(壁面Wに取り付けられる面)から表面に向かって凹んだ形状であり、その軸方向が本体部10の長手方向と略平行になるように形成されている。
この取付部10hは、例えば、図1に示すように、断面矩形に形成することができるが、この凹み部の断面形状は、照明部11を取り付けることができる形状であれば、とくに限定されない。
また、取付部10gは、本体部10の長手方向の長さは、とくに限定されない。具体的には、取付部10gは、その断面矩形の開口幅が10〜20mm程度であり、その凹み深さが3〜5mm程度であり、その長さが100〜300mm程度になるように形成することができる。
(開口部10hの説明)
図1に示すように、本体部10には、本体部10の表面と取付部10gとを貫通する開口部10hが形成されている。この開口部10hは、取付部10gに照明部11を取り付けたときに、照明部11に備えたLED光源部12から放射される光Lを本体部10の正面に向かって放射することができるように形成されている。
この場合、図1に示すように、本体部10の背面に取付部10gを形成しているので、かかる取付部10に照明部11を取り付けた本体部10を壁面Wと床面Fの境界部に取り付けた状態において、本体部10を正面から見たときに、本体部10をすっきりとした形状に形成できる。しかも、本体部10の正面には、開口部10hが形成されているので、開口部10hを介して取付部10gに取り付けた照明部11に配設されたLED光源部12から照射された光Lを本体部10の外部へ放射することができる。
例えば、開口部10hは、その長さが約300mmになるように形成されている場合、後述するように複数のLED光源部12は、その間隔が約20mm〜25mmであるので、かかる長穴の開口部10hから約10個のLED光源部12によって、本体部10の外部へ光Lを放射させることができる。
(照明部11の説明)
図1および図2(C)に示すように、照明部11は、帯状に形成された部材であって、その長手方向の軸AL2に沿って、複数のLED光源部12が配設されたものである。この照明部11は、透光性を有し、かつ、柔軟性を有する被覆部13によって覆われた光帯状部材と、この光帯状部材を取り付けて保持するための保持プレート14と、から構成されている。
そして、この照明部11は、図1(B)に示すように、上述した取付部10gに取り付けることができる構造となっている。
以上のごとく、本実施形態のLED照明巾木1は、帯状に形成された照明部11の長手方向の軸AL2に沿って複数のLED光源部12が配設されており、しかも、開口部10hは、本体部10の長手方向の軸に沿って形成されている。このため、廊下や室内などの壁面Wと床面Fの境界部に本体部10を取り付けた状態において、本体部10の長手方向に沿って廊下などの足元付近を照らすことができる。すると、夜間でも本体部から照射される光Lによって足元が十分に照らされるので、室内灯を点灯しなくても安全に歩行できる。
しかも、帯状の照明部11には複数のLED光源部12が設けられているので、照明部11を本体部10の取付部10gに取り付けるだけで、一度に複数のLED光源部12を本体部に取り付けることができる。すると、LED光源部12だけをそれぞれ別個に本体部10に取り付ける必要もないので、本体部10に対して照明機能を付与する作業工数を少なくすることができる。
さらに、溝状の取付部10gを形成し、この取付部10gに照明部11を取り付けるだけの構造であるので、図3(A)に示すように、照明部11は、取付部10gに簡単に取り付けることができる。しかも、本体部10には照明部11を収容するための特別な収容空間を形成する必要がないから、本体部10の構造を簡単にできる。
また、本体部10を薄くすることができるから、本体部10を壁面Wと床面Fの境界部に取り付けても、壁面Wから本体部10が極端に張り出さないので、壁面Wの加工が不要となる。このため、本体部10の設置作業の工数を少なくすることができるし、本体部10を既存の壁面Wと床面Fの境界部にも取り付けることができる。
以下、より具体的に各部の構造について説明する。
(LED光源部12の説明)
複数のLED光源部12は、上述した照明部11の長手方向の軸AL2に沿って、所望の間隔を開けてほぼ一列に配置されている。
具体的には、図2(C)に示すように、この複数のLED光源部12は、正面視において、各LED光源部12が帯状の部材の上に、その長手方向の軸AL2に沿って、約20mm〜25mm間隔を開けてほぼ一列に配置されている。つまり、この複数のLED光源部12は、その配列方向の軸が、上記照明部11の長手方向の軸AL2と一致するように形成されているのである。
この場合、個々のLED光源部12から放射される光Lの重なりが小さくなるので、少ないLED光源部12でより効率良く本体部10の外部に向かって光Lを放射することができる。
個々のLED光源部12は、基盤12bと、この基盤12b上に連結するように配置された発光体12eと、から形成されている。例えば、図1に示すように、基盤12bは、約3〜6mm四方の略正方形であり、発光体12eは、直径約2〜4mmの略円形であり、両者を重ねあわせた状態の厚さが約2〜4mmとなるように形成することができるが、基盤12bおよび発光体12eは、連結した状態において上述した光帯状部材の内部に収容され得る大きさであれば、その形状および大きさは、とくに限定されない。
なお、このLED光源部12は、隣接するLED光源部12同士が、薄い導線などで電気的に接続されている(図2(C)の隣接するLED光源部12間の実線参照)。
(被覆部13の説明)
図1(B)に示すように、上述したLED光源部12は、被覆部13で覆われている。この被覆部13は、透光性を有し、かつ、柔軟性を有する樹脂で形成されている。
この被覆部13は、透光性を有するので、被覆部13内のLED光源部12から放射された光Lを被覆部13外に放射することができる。
また、被覆部13は、LED光源部12を完全に覆っているので、LED光源部12にゴミや埃が付着するのを防止できる。
しかも、被覆部13は、柔軟性を有するので、ある程度の衝撃などが被覆部13表面に加えられた場合、その加えられた力は、直接内部のLED光源部12に伝達されない。このため、被覆部13は、ある程度の衝撃などが加えられた場合でも、被覆部13内のLED光源部12が破損等することを防ぐことができる。
とくに、図2(C)に示すように、この被覆部13を、帯状に形成し、その内部に複数のLED光源部12を配設したものが好ましい。
例えば、図1(B)および図2(C)に示すように、被覆部13は、断面が半円形状になるように形成されており、その内部に、略一列に配列された複数のLED光源部12が配設されている。
この場合、帯状の被覆部13の内部に複数のLED光源部12が配設されており、隣接するLED光源部12の基盤12bや両者間を電気的に接続する導線などを含む基盤部も被覆部13によって覆われている。すると、取付部10gに照明部11を取り付けるときに隣接するLED光源部12間の断線などの作業ミスなどが発生することを防止でき、作業効率を上げることができる。
図1に示すように、開口部10hは、本体部10の長手方向に沿って延びた長穴になるように形成されているのが好適である。
具体的には、この長穴の開口部10hは、その長手方向の軸AL1が、取付部10gの長手方向の軸と並行になるよう形成されている。取付部10gは、上述したように本体部10の長手方向に沿って形成されている。一方、照明部11は、この取付部10gに取り付けた状態において、その長手方向の軸AL2が、取付部10gの長手方向と略平行になるように形成されている。そうすると、図2に示すように、照明部11を取付部10gに取り付けると、複数の光源部12は、その配列方向の軸が照明部11の長手方向の軸AL2上に位置しているので、その配列方向の軸は、長穴の開口部10hの軸AL1と略平行になる。
したがって、それぞれのLED光源部12から照射された光Lを、かかる長穴の開口部10hから確実に本体部10の外部へ照射することができる。すると、廊下や室内などの壁面Wと床面Fの境界部に本体部10を取り付ければ、廊下などの足元付近をより明るく照らすことができるので、夜間でもより安全に歩行できる。
とくに、図3(A)に示すように、開口部10hは、その中心軸CL2が、取付部10gに照明部11を取り付けたときに、照明部11の中心軸CL1と略一致するように形成されているのが好適である。
この場合、照明部11のLED光源部12から放射される光Lを、本体部10の正面に向かって略均等に放出することができる。つまり、LED光源部12から放射される光Lは、開口部10hの本体部10正面側の上端から斜め上方および下端から斜め下方の範囲に放射することができるのである。
また、この開口部10hは、その中心軸CL2が、照明部11の中心軸CL1に対して上方または下方に位置するように形成すれば、開口部10hから放射する光Lの向きを調整することができる。
例えば、図3(B)に示すように、開口部10hは、取付部10gに照明部11を取り付けたときに、その中心軸CL2が、照明部11の中心軸CL1に対して上方に位置するように形成した場合、開口部10hの本体部10正面側の上端から斜め上方に放射される光Lを遮断することができる。すると、本体部10正面側の下方だけを照らしたい場所、例えば、映画館などの廊下や一般家庭の廊下などに使用することができる。
また、図3(C)に示すように、開口部10hは、取付部10gに照明部11を取り付けたときに、その中心軸CL2が、照明部11の中心軸CL1に対して下方に位置するように形成した場合、開口部10hの本体部10正面側の下端から斜め下方に放射される光Lを遮断することができる。すると、本体部10正面側の上方をとくに照らしたい場所、例えば、一般家庭の居室内などに使用することができる。
なお、中心軸とは、照明部11においては、LED光源部12の光軸を意味し、開口部10hにおいては、長手方向の軸と本体部10の表面とを直交する軸を意味する。
(保持プレート14の説明)
つぎに、保持プレート14について、以下説明する。
保持プレート14は、板状のプレートであって、上述した上述した複数のLED光源部12を保持することができるように形成されている。すると、複数のLED光源部12が保持プレート14によって保持されているので、照明部11を取付部10gへ取り付ける作業が容易になる。図2(C)に示すように、保持プレート14は、正面視において、その上下方向の幅がLED光源部12よりもやや大きくなるように形成されている場合、複数のLED光源部12を取り付けて保持させやすくなる。
とくに、図2(C)に示すように、保持プレート14に、照明部11がその長手方向の軸AL2と、保持プレート14の長手方向の軸とが一致するように取り付けられているのが好適である。
この場合、取付部10gと開口部10hの長手方向の軸が一致するように形成しておけば、取付部10gに照明部11を取り付けたときに、複数のLED光源部12の配列方向の軸を上述したように照明部11の長手方向の軸AL2に一致させることができるので、かかる配列方向の軸は、上述した長穴の開口部10hの長手方向の軸AL1と略平行になる。すると、照明部11が保持プレート14を有しているので、確実に複数のLED光源部12の配列方向の軸と、長穴に形成した開口部10hの長手方向の軸AL1とを略平行にできる。
(照明部11の厚さの説明)
つぎに、照明部11の厚さについて、以下説明する。
図3(A)に示すように、照明部11が、上述した被覆部13を備えており、照明部11の厚さL1が、上述した取付部10gの凹み深さL2よりも若干大きくなるように形成されているのが好適である。
この場合、被覆部13を変形させた状態で取付部10hに照明部11を取り付ければ、照明部11の背面と本体部10の背面とを略面一にすることができる。照明部11の背面と本体部10の背面とを略面一にすると、変形した被覆部13の一部が開口部10h内に入り取付部10gと開口部10hの連結部に密着するから、開口部10hを被覆部13によって塞ぐことができる。すると、開口部10hから取付部10g内にチリや埃などが入るのを防止できる。
また、照明部11の背面と本体部10の背面とを略面一にすれば、本体部10を壁面Wと床面Fの境界部に取り付けるときに、壁面Wの加工等をしなくても、確実に本体部10をかかる境界部に取り付けることができるし、既存の壁面Wに対しても簡単に本体部10を取り付けることができる。
なお、上記例では、照明部11が保持プレート14を有する場合を説明したが、図4(A)に示すように、照明部11に保持プレート14が設けられていないものも採用してもよい。この照明部11は、その厚さが上述した場合と同様の厚さになるように形成されていれば、上述と同様に照明部11の背面と本体部10の背面とを略面一にすると、変形した被覆部13の一部が開口部10h内に入り取付部10gと開口部10hの連結部に密着するから、開口部10hを被覆部13によって塞ぐことができる。
なお、取付部10gの位置は、その下端が、本体部10を壁面Wと床面Fの境界部に取り付けたときの本体部10の下端から上方15〜35mm程度の位置に形成するのが好適である。
この場合、本体部10を壁面Wと床面Fの境界部に取り付けて使用する状況において、掃除機の先端部などが取付部10gに取り付けた照明部11にぶつかることによって照明部11が損傷等する事故が発生するのを回避することができる。
また、照明部11には、照明部11のLED光源部12へ電力を供給し、かつ、LED光源部12の動作を制御するための制御手段が電気的に導線などで接続されているのが好ましい。
この制御手段は、電源部と、この電源部と照明部11に設けられているLED光源部12との間に電気的に接続する導線を備えている。電源部は、商用電源から供給される電力を直流電力に変換してLED光源部12に供給する電源と、電源の作動を制御してLED光源部12の作動を制御する作動制御回路を内蔵している。電源部に設けられる電源および作動制御回路はとくに限定されず、一般的なLED光源に使用されるものを採用することができる。導線は、電源部とLED光源部12との間を電気的に接続できる一般的な導線であればよく、とくに限定されない。
上記のごとき制御手段を照明部11に接続すれば、LED光源部12を制御することができるので、本考案のLED照明巾木1に調光機能なども付与することができる。例えば、制御手段によって、LED光源部12から放射される光の光量を調整することができるので、本体部10の外部へ照射される光を所望の明るさにできる。また、制御手段によって、LED光源部12のON、OFFも調整できる。さらに、LED光源部12に備えられた発光体12eが異なる波長の光を発光することができるものであれば、制御手段によって、LED光源部12から放射される光の色調も調整することができるので、本体部10の外部へ照射される光を所望の色調にできる。
本考案のLED照明巾木は、夜間などに足元付近だけ照らすことができる壁面と床面の境界部へ取り付けて使用される巾木に適している。
1 LED照明巾木
10 本体部
10g 取付部
10h 開口部
11 照明部
12 LED光源部
12b 基盤
12e 発光体

Claims (7)

  1. 床面と壁面の境界部に取り付けて使用される巾木であって、
    板状の本体部と、該本体部に取り付けられた照明部と、からなり、
    前記照明部は、
    帯状に形成された部材であって、その長手方向に沿って配設された複数のLED光源部を備えており、
    前記本体部には、
    該本体部の表面から凹んだ溝状の取付部が、該本体部の軸方向に沿って形成されており、
    該取付部に前記照明部が取り付けられている
    ことを特徴とするLED照明巾木。
  2. 前記LED光源部が、
    透光性を有し、かつ、柔軟性を有する樹脂で形成された被覆部によって被覆されている
    ことを特徴とする請求項1記載のLED照明巾木。
  3. 前記被覆部は、
    帯状に形成されており、その内部には、複数のLED光源部が配設されている
    ことを特徴とする請求項2記載のLED照明巾木。
  4. 前記本体部は、
    その背面に前記取付部が形成されており、
    該取付部と該本体部の表面とを貫通する開口部が形成されており、
    該開口部は、
    該取付部に前記照明部を取り付けたときに、前記LED光源部から放射される光を前記本体部の外部へ放射し得るように形成されている
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のLED照明巾木。
  5. 前記開口部は、
    前記本体部の長手方向に沿って延びた長穴であり、
    前記複数のLED光源部は、
    その配列方向の軸が、前記照明部を前記取付部に取り付けたときに、前記長穴に形成された開口部の軸と、略平行になるように形成されている
    ことを特徴とする請求項4記載のLED照明巾木。
  6. 前記照明部には、
    前記複数のLED光源部を保持するための保持プレートが設けられており、
    該保持プレートには、
    該照明部を前記本体部の取付部に取り付けたときに、前記複数のLED光源部がその配列方向の軸が前記開口部の軸と略平行になるように取り付けられている
    ことを特徴とする請求項4または5記載のLED照明巾木。
  7. 前記照明部は、
    透光性を有し、かつ、柔軟性を有する被覆部を備えており、
    その厚さが、前記取付部の凹み深さよりも若干大きくなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項4、5または6記載のLED照明巾木。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014024919A1 (ja) * 2012-08-09 2014-02-13 三菱化学株式会社 階段照明装置及び階段

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