JP6839810B2 - 非常用照明器具 - Google Patents

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本発明は、非常用照明器具に関し、より詳細には階段の踊り場などに設置されて階段通路誘導灯に兼用されるのに好適な非常用照明器具に関する。
従来例として、特許文献1に記載されている非常用照明器具(階段通路誘導灯)を例示する。特許文献1記載の非常用照明器具は、常用照明用の光源である直管形のLEDランプと、非常用照明用の光源である直管形の蛍光ランプとを備え、階段の踊り場の壁面に設置される。すなわち、特許文献1記載の非常用照明器具は、常時においてはLEDランプを点灯して階段及び踊り場を照明(常用照明)し、火災等が発生した非常時においては蓄電池を電源として蛍光ランプを点灯することで避難通路の照明を確保している。
特開2014−93122号公報
ところで、特許文献1記載の従来例は、LEDランプと蛍光ランプが壁面に沿って縦に並ぶように配置されており、常用照明と非常用照明でほぼ同じ配光となっていた。そのため、より非常用照明に適した配光を実現し得る非常用照明器具(階段通路誘導灯)が望まれている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされており、階段及び踊り場を含む避難通路の非常用照明により適した配光を実現することを目的とする。
本発明の非常用照明器具は、踊り場に設置され、階段及び踊り場を含む避難通路の非常用照明を行う非常用照明器具であって、長尺の第1光源部と、1つ又は複数の第2光源部と、前記第1光源部及び前記第2光源部を支持する器具本体と、常用電源から給電されて前記第1光源部を点灯する第1点灯部と、非常用電源から給電されて前記第2光源部を点灯する第2点灯部とを備え、前記器具本体は、平板状に形成される背板を有し、前記第1光源部の長手方向を水平方向に一致させるように前記踊り場の壁面に前記背板が固定され、前記第2光源部は、固体発光素子と、前記固体発光素子から放射される光の配光を制御する配光制御部材とを有し、前記第2光源部は、前記固体発光素子を、前記背板の法線方向に対して、0°よりも大きく、かつ、90°よりも小さい角度だけ下向きに傾けた状態で前記器具本体に支持されており、前記配光制御部材は、前記階段及び前記踊り場を含む照射範囲に前記光を配光するように構成されることを特徴とする。
本発明の非常用照明器具は、階段及び踊り場を含む避難通路の非常用照明により適した配光を実現することができるという効果がある。
実施形態1に係る非常用照明器具の斜視図である。 実施形態1に係る非常用照明器具の分解斜視図である。 図3Aは実施形態1に係る非常用照明器具の正面図、図3Bは実施形態1に係る非常用照明器具の下面図である。 図3AのM−M線断面矢視図である。 図3AのN−N線断面矢視図である。 実施形態1に係る非常用照明器具が設置された階段及び踊り場を示し、図6Aは水平方向から見た概略図、図6Bは上方から見た概略図である。 実施形態2に係る非常用照明器具の斜視図である。 実施形態2に係る非常用照明器具の分解斜視図である。 図9Aは実施形態2に係る非常用照明器具の正面図、図9Bは実施形態2に係る非常用照明器具の下面図である。 図9AのM−M線断面矢視図である。 図9AのN−N線断面矢視図である。
(実施形態1)
以下、本実施形態に係る非常用照明器具Xについて、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態に係る非常用照明器具Xは、例えば、建物の避難経路となる階段の踊り場の壁面に設置される、いわゆる階段通路誘導灯である。ただし、以下の説明では、特に断りのない限り、図1に示す向きにおいて上下左右の方向を規定する。すなわち、非常用照明器具Xが踊り場の壁面に設置された状態において、鉛直方向を上下方向とし、壁面の法線方向を前後方向とし、正面から見て左右方向を左右方向とする。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態に係る非常用照明器具Xは、図1〜図3に示すように第1光源部(常用光源ユニット1)と、2つの第2光源部(非常用光源ユニット2)と、器具本体3と、第2点灯部(非常用電源ユニット4)と、非常用電源(電池ユニット6)とを備える。非常用照明器具Xは、さらに、制御ユニット5と、人検知ユニット7とを備えることが好ましい。
器具本体3は、長尺の矩形平板状に形成される背板30と、長尺の矩形平板状であり、かつ、背板30よりも短い上板31及び下板32とを有する(図2参照)。上板31は、背板30の上端における長手方向の両端部を除く部分から背板30の法線方向に沿って前方へ突出するように形成されている。同じく、下板32は、背板30の下端における長手方向の両端部を除く部分から背板30の法線方向に沿って前方へ突出するように形成されている。ただし、背板30と上板31及び下板32とは、金属板が曲げ加工されることで一体に形成されることが好ましい(図2参照)。
背板30には、踊り場の壁(コンクリート壁)に埋設されているアンカーボルトが挿通される複数(図示例では4つ)の長孔300が長手方向に沿って、間隔を空けて設けられている(図2参照)。また、背板30の長手方向のほぼ中央には、常用電源(商用電源)からの給電用の給電線が挿通される、複数(図示例では2つ)の丸孔301が長手方向に並ぶように設けられている。さらに、背板30の前面における丸孔301の近傍には、複数(図示例では3つ)の端子台33が取り付けられている(図2参照)。これらの端子台33には、丸孔301から引き込まれる給電線や、建物に設置されている自動火災報知設備から火災信号を受信するための信号線などが電気的に接続される。
電池ユニット6は、ニッケル水素電池などの2次電池を複数有し、これら複数の2次電池が合成樹脂成形体のケースに収容されて構成される。なお、電池ユニット6は、背板30の前面における左端の部位に取り付けられることが好ましい(図2参照)。
非常用電源ユニット4は、常用電源から給電される交流電力を直流電力に変換して電池ユニット6を充電する充電回路と、常用電源が停電したときに電池ユニット6から非常用光源ユニット2に供給される直流電流を調整する点灯回路とを有する。さらに、非常用電源ユニット4は、後述する点検スイッチが押操作されたとき、充電回路を強制的に停止し、かつ、電池ユニット6から給電される直流電力で点灯回路に非常用光源ユニット2を点灯させるように構成される。なお、非常用電源ユニット4は、図2に示すように、背板30の前面における右端の部位に取り付けられることが好ましい。
点検スイッチは、図2及び図3Bに示すように、合成樹脂製の箱体40に収容され、下板32の右端近傍に取り付けられることが好ましい。なお、箱体40内には、押釦スイッチからなる点検スイッチの他に、赤外線を媒体とするワイヤレス信号を受信する受光素子などが収容されている。そして、箱体40の下面には、複数の孔400が設けられ、これらの孔400を通して点検スイッチの押釦の押操作や、受光素子によるワイヤレス信号の受信が可能となっている。なお、非常用電源ユニット4は、受光素子でワイヤレス信号を受信した場合も、点検スイッチが押操作されたときと同じく、充電回路を強制的に停止し、かつ、電池ユニット6から給電される直流電力で点灯回路に非常用光源ユニット2を点灯させる。
人検知ユニット7は、電波センサ70と、センサ取付台71とを有する。電波センサ70は、ミリ波帯の電波を媒体として人(移動体)を検知し、人を検知したときに人検知信号を制御ユニット5に出力するように構成される。センサ取付台71は、電波センサ70を保持し、器具本体3の下板32における長手方向の中央に取り付けられる(図3A及び図3B参照)。ただし、センサ取付台71は、電波センサ70の前面の法線方向αを、器具本体3の背板30の法線方向βに対して、所定の角度φだけ下向きに傾けるように構成されることが好ましい(図4参照)。なお、この角度φは、20°程度が好ましい。
制御ユニット5は、常用電源から給電されて動作し、人検知ユニット7(の電波センサ70)から出力される人検知信号に応じて、常用光源ユニット1を制御するように構成される。制御ユニット5は、人検知ユニット7から人検知信号が出力されているとき、常用光源ユニット1に定格点灯するように指示するための制御信号を出力する。また、制御ユニット5は、人検知信号が出力されなくなってから所定の待機時間(例えば、数十秒から数分)が経過したとき、常用光源ユニット1に消灯又は定格点灯時よりも少ない光量で点灯するように指示するための制御信号を出力する。ただし、制御ユニット5は、常用電源が停電したときは全ての動作を停止する。
常用光源ユニット1は、図4に示すように、LEDモジュール10と、LEDモジュール10が取り付けられる取付部材11とを備える。また、常用光源ユニット1は、LEDモジュール10を覆うようにして取付部材11に取り付けられるカバー12と、第1点灯部(電源ユニット13)とを備える。
LEDモジュール10は、長尺の矩形板状に形成された実装基板100を有する。実装基板100は、その前面に複数のLED(発光ダイオード)101が左右方向(長手方向)に沿って1列に並ぶように実装されている。なお、実装基板100は、例えば、左側の端部にコネクタが実装されている。このコネクタは、実装基板100に形成されている導体と、電源ユニット13の出力線とを電気的に接続するように構成される。
取付部材11は、板金に曲げ加工を施すことでU字状に形成される。取付部材11は、長尺かつ矩形板状に形成された底板110と、底板110の上端及び下端からそれぞれ後方に突出する一対の側板111とを有する。これら一対の側板111の後端には、図4に示すように、互いに離れる向き(外向き)に湾曲する引掛部112がそれぞれ全長に亘って設けられる。なお、上述したLEDモジュール10は、例えば、取付部材11の底板110の一部を切り起こすことで形成された爪により、取付部材11に固定される。
また、取付部材11は、長手方向における両端寄りの位置において、鉤形の先端を上側の引掛部112よりも上方に突出させた一対の引掛金具113と、下側の側板111の上に配置される一対の引掛ばね114とを有している(図4参照)。なお、一対の引掛ばね114は、ねじりコイルばねで構成され、両端を後方に向けるように下側の側板111に取り付けられる(図4参照)。
電源ユニット13は、常用電源から供給される交流電力を直流電力に変換し、当該直流電力をLEDモジュール10に供給して点灯するように構成される。また、電源ユニット13は、制御ユニット5から出力される制御信号に応じて、LEDモジュール10に供給する直流電力を増減するように構成される。つまり、電源ユニット13は、制御ユニット5から定格点灯するように指示するための制御信号を受け取った場合、LEDモジュール10に定格の直流電力(直流電流)を供給する。また、電源ユニット13は、制御ユニット5から消灯又は定格点灯時よりも少ない光量で点灯するように指示するための制御信号を受け取った場合、LEDモジュール10への直流電力の供給を停止する、あるいは、定格よりも少ない直流電力を供給する。なお、電源ユニット13は、取付部材11の後面側において、例えば、ねじなどを用いて側板111に取り付けられる(図4参照)。
カバー12は、光拡散性を有する材料(例えば乳白色のアクリル樹脂)により後面(取付部材11側の面)が開口する長尺の矩形の箱状に形成されている(図4参照)。カバー12の後面における上下両側の端部には、図4に示すように、後方へ突出する突壁部120が長手方向の全長に渡ってそれぞれ設けられている。これら一対の突壁部120の後端には、内向き(上側の突壁部120では下向き、下側の突壁部120では上向き)に突出する突起部121がそれぞれ設けられている。カバー12は、一対の突壁部120の突起部121が、取付部材11の一対の側板111の引掛部112にそれぞれ引っ掛かることにより、取付部材11の前面を被うように取付部材11に取り付けられる。
上述のように構成される常用光源ユニット1は、一対の引掛ばね114の両端が、器具本体3の下板32に設けられている引掛板320の溝の縁に引っ掛けられることで器具本体3に仮保持される。そして、常用光源ユニット2は、一対の引掛金具113の鉤形の先端が器具本体3の上板31に設けられる受け金具310に引っ掛けられることで器具本体3に取り付けられる(図4参照)。
非常用光源ユニット2は、非常用LEDモジュール20と、取付台21と、ユニットカバー22とを備える(図2参照)。非常用LEDモジュール20は、図5に示すように、固体発光素子であるLED200と、配光制御部材であるレンズ201と、ホルダ202とを有する。LED200は、例えば、COB(チップ・オン・ボード)型の白色発光ダイオードである。ホルダ202は、平板状のベース2020と、ベース2020の周縁から前方に立ち上がる周壁2021と、ベース2020の上端から後方に突出する突起2022と、ベース2020の左右両端から後方に突出する一対の引掛突起2023とを有する。なお、ホルダ202は、合成樹脂成形体で構成されることが好ましい。
LED200は、ベース2020に設けられる嵌め込み孔に嵌め込まれて支持される(図5参照)。レンズ201は、例えば、ガラス製であって、円錐台形状の主レンズ2010と、おおよそ三角錐台形状の副レンズ2011とを結合して構成されることが好ましい(図3A参照)。レンズ201は、LED200の前方を被うようにベース2020の前面に装着される(図5参照)。
取付台21は、一対の側壁210と、一対の連結片211と、支持片212と、一対の固定片213と、一対の差込片214とを有する。取付台21は、アルミダイカストによって一体に形成されることが好ましい。一方の側壁210(以下、第1側壁210Aともいう)は、おおよそ正方形状の平板状に形成される。他方の側壁210(以下、第2側壁210Bともいう)は、第1側壁210Aよりも前後方向の幅が狭い長方形状の平板状に形成される。一対の連結片211は、第1側壁210Aと第2側壁210Bとを互いに平行させて連結するように構成される。なお、一対の連結片211の前後方向の幅寸法は、第1側壁210Aの前後方向の幅寸法よりも短い。支持片212は、く字形に形成され、上端が上側の連結片211と繋がり、下端が下側の連結片211と繋がることにより、前方に向かって凸となる向きに設けられる。また、支持片212は、左右両端の近傍に、幅細の縦溝2120が上下方向に沿って、それぞれ形成されている。さらに、支持片212は、左右方向の中央において、2つの角孔2121が屈曲部位を挟んで隣り合うように設けられている。一対の固定片213は、長方形状の平板状に形成され、一対の連結片211の後端同士を繋ぐように、左端及び右端にそれぞれ設けられる。一対の差込片214は、矩形の板状に形成され、第2側壁210Bの上端と下端からそれぞれ左右方向に突出するように設けられる。なお、取付台21は、一対の連結片211と平行であり、かつ、一対の連結片211と等距離にある平面(支持片212の屈曲部位に重なる平面)を対称面として面対称に形成されている。つまり、2つの取付台21は同一形状及び同一寸法に形成されており、上下に反転されることで器具本体3の左側及び右側のいずれにも取り付けることができる。
ユニットカバー22は、板金製であって、天板220、底板221、上前板222、下前板223などを有する(図2参照)。天板220は、矩形平板状に形成され、後端から下向きに固定片2200が突出している。この固定片2200は、左右両端にねじ挿通孔2201が設けられている。底板221は、前後方向の幅寸法が天板220よりも短い矩形平板状に形成され、後端から上向きに固定片2210が突出している。この固定片2210は、左右両端にねじ挿通孔2211が設けられている。上前板222は、矩形平板状に形成され、天板220の前端から下向きに突出している。一方、下前板223は、矩形平板状に形成され、底板221の前端から斜め上向きに突出している。ただし、上前板222の下端と下前板223の上端とは繋がっている。ここで、底板221の前後方向の幅寸法が天板220の前後方向の幅寸法よりも短いため、下前板223は、上前板222に対して下向きに傾くように形成されている。また、下前板223の中央には、円形の窓孔2230が設けられている。この窓孔2230は、非常用光源ユニット2のレンズ201が挿通可能な大きさ(直径)に形成されることが好ましい。
ユニットカバー22は、天板220及び底板221が取付台21の一対の連結片211にそれぞれ被せられ、下前板223の窓孔2230にレンズ201が挿通されて取付台21に装着される。ただし、ユニットカバー22は、下前板223が底板221の前端から斜め上向きに突出しているため、取付台21の一対の連結片211の間におけるLEDモジュール20の下側に、光を通過させる光通過部215が形成されている(図1参照)。つまり、LEDモジュール20の光のうちで下方に放射される光は、光通過部215を通して器具本体3の下方に照射される。その結果、本実施形態に係る非常用照明器具Xは、踊り場の床面にも十分な光を照射することができる。
次に、上述のように構成される非常用光源ユニット2が器具本体3に取り付けられる手順を説明する。取付作業を行う作業者は、ホルダ202の突起2022を取付台21の支持片212の一方の角孔2121に挿入し、ホルダ202の一対の引掛突起2023を角孔2121に隣接する一対の縦溝2120に挿入して支持片212の後面に引っ掛ける。このようにして、LEDモジュール20が取付台21の支持片212に支持される。
続いて、作業者は、器具本体3の背板30の端部(左端部又は右端部)の前面に、取付台21の一対の固定片213を当てるとともに、取付台21の一対の差込片214を器具本体3の上板31と下板32の間の空間に差し込む。それから、作業者は、天板220及び底板221を取付台21の一対の連結片211にそれぞれ被せ、下前板223の窓孔2230にレンズ201を挿通するようにして取付台21にユニットカバー22を装着する。さらに、作業者は、天板220の固定片2200及び底板221の固定片2210を後方から背板30の端部の後面に当てる。そして、作業者は、固定片2200のねじ挿通孔2201に挿通したねじを背板30に設けられたねじ挿通孔302に挿通した後、取付台21の固定片213の上下両端に設けられているねじ孔2130にねじ込む。つまり、取付台21とユニットカバー22が一緒に背板30にねじ止めされる。このようにして、非常用光源ユニット2が器具本体3に取り付けられる。
非常用照明器具Xは、例えば、図6A及び図6Bに示すように、踊り場F3の壁Wにおける水平方向のほぼ中央に設置される。つまり、器具本体3の右側に配置されている非常用光源ユニット2が右側の階段S2と対向し、器具本体3の左側に配置されている非常用光源ユニット2が左側の階段S3と対向する。ここで、常用光源ユニット1の照射範囲は、おおよそ、図6A及び図6Bに示した破線L1で囲まれた範囲となる。一方、非常用光源ユニット2の照射範囲は、おおよそ、図6A及び図6Bに示した一点破線L2で囲まれた範囲となる。
ここで、特許文献1記載の従来例は、常用照明用のLEDランプと、非常用照明用の蛍光ランプとが壁面に沿って縦に並ぶように配置されており、常用照明と非常用照明でほぼ同じ配光となっていた。
これに対して、本実施形態に係る非常用照明器具Xにおいて、長尺の常用光源ユニット1の照射範囲は、従来例のLEDランプに近い照射範囲となるが、非常用光源ユニット2の照射範囲は、従来例の蛍光ランプと異なる照射範囲となる。つまり、特許文献1記載の従来例では、器具本体の形状や寸法を考慮すれば、常用照明用のLEDランプと非常用照明用の蛍光ランプを縦方向に平行に並べざるを得ない。一方、本実施形態に係る非常用照明器具Xは、LED200から放射される光の配光(照射範囲)をレンズ201で制御するように構成されている。しかも、本実施形態に係る非常用照明器具Xにおける非常用光源ユニット2は、直管形の蛍光ランプと比較して、器具本体3に対する取付場所の自由度が高い。そのため、本実施形態に係る非常用照明器具Xは、レンズ201による配光制御に加えて、器具本体3に対する取付場所に応じて容易に照射範囲を変更することができる。例えば、1つの非常用光源ユニット2が器具本体3の長手方向の中央付近に取り付けられてもよい。
ところで、建物には、図6Bに示すように、上りの階段S2と下りの階段S3との間に、いわゆる手すり壁などの壁Zが設けられている場合がある。この場合、器具本体3の左右両端のいずれか一方のみ、あるいは左右方向の中央のみに非常用光源ユニット2が取り付けられていると、非常用光源ユニット2の光(非常用照明光)が壁Zに遮られてしまう可能性が高い。
しかしながら、本実施形態に係る非常用照明器具Xは、長尺の器具本体3における長手方向の両端にそれぞれ非常用光源ユニット2が取り付けられている。そのため、器具本体3の右端に取り付けられている非常用光源ユニット2で上りの階段S2に光を照射し、器具本体3の左端に取り付けられている非常用光源ユニット2で下りの階段S3に光を照射することができる。その結果、本実施形態に係る非常用照明器具Xは、上りの階段S2と下りの階段S3との間の壁Zに遮られる光の量を減らして、それぞれの階段S2、S3を十分な光量で照明することができる。しかも、本実施形態に係る非常用照明器具Xの非常用光源ユニット2は、LED200の光の配光をレンズ201で制御することにより、踊り場F3も十分な光量で照明することができる。ただし、非常用照明における「十分な光量」とは、消防法等の法令で定められている照度以上の照度を確保することができる光量であればよい。
上述のように本実施形態に係る非常用照明器具Xは、踊り場に設置され、階段及び踊り場を含む避難通路の非常用照明を行う非常用照明器具である。本実施形態に係る非常用照明器具Xは、長尺の第1光源部(常用光源ユニット1)と、1つ又は複数の第2光源部(非常用光源ユニット2)と、常用光源ユニット1及び非常用光源ユニット2を支持する器具本体3とを備える。さらに、本実施形態に係る非常用照明器具Xは、第1点灯部(電源ユニット13)と第2点灯部(非常用電源ユニット4)とを備える。電源ユニット13は、常用電源から給電されて常用光源ユニット1を点灯する。非常用電源ユニット4は、非常用電源(電池ユニット6)から給電されて非常用光源ユニット2を点灯する。非常用光源ユニット2は、固体発光素子(LED200)と、LED200から放射される光の配光を制御する配光制御部材(レンズ201)とを有する。レンズ201は、階段及び踊り場を含む照射範囲に(LED200の)光を配光するように構成される。
本実施形態に係る非常用照明器具Xが上述のように構成されれば、直管形の蛍光ランプと比較して、非常用光源ユニット2の器具本体3に対する取付場所の自由度が高くなる。そのため、本実施形態に係る非常用照明器具Xは、レンズ201による配光制御に加えて、器具本体3に対する取付場所に応じて容易に非常用光源ユニット2の照射範囲を変更することができる。その結果、本実施形態に係る非常用照明器具Xは、階段及び踊り場を含む避難通路の非常用照明により適した配光を実現することができる。
また、本実施形態に係る非常用照明器具Xにおいて、非常用光源ユニット2は、常用光源ユニット1の長手方向における少なくとも一方の端と隣り合うように器具本体3に支持されることが好ましい。
本実施形態に係る非常用照明器具Xが上述のように構成されれば、上りの階段と下りの階段の間に手すり壁などの遮蔽物が存在する場合に、非常用光源ユニット2の光が遮蔽物に遮られ難くなる。
さらに、本実施形態に係る非常用照明器具Xにおいて、非常用光源ユニット2は、レンズ201で配光制御された光を器具本体3の下方に向けて通過させる光通過部215を備えることが好ましい。
本実施形態に係る非常用照明器具Xが上述のように構成されれば、踊り場の床面にも十分な光を照射することができる。
(実施形態2)
本実施形態に係る非常用照明器具XXは、実施形態1に係る非常用照明器具Xに対して、壁面からの突出量を減少させるように構成されている点に特徴がある。ただし、本実施形態に係る非常用照明器具XXの説明において、形状等が多少異なっていても、実施形態1に係る非常用照明器具Xと機能的に共通の構成要素には同一の符号を付して適宜説明を省略する。また、以下の説明では、特に断りのない限り、図7に示す向きにおいて上下左右の方向を規定する。すなわち、非常用照明器具XXが踊り場の壁面に設置された状態において、鉛直方向を上下方向とし、壁面の法線方向を前後方向とし、正面から見て左右方向を左右方向とする。
本実施形態に係る非常用照明器具XXは、図7〜図11に示すように第1光源部(常用光源ユニット1)と、2つの第2光源部(非常用光源ユニット2)と、器具本体3と、第2点灯部(非常用電源ユニット)と、非常用電源(電池ユニット6)とを備える。非常用照明器具XXは、さらに、制御ユニット5と、人検知ユニット7とを備えることが好ましい。
器具本体3の背板30は、常用光源ユニット2の縦寸法(上下方向の幅寸法)よりも縦寸法が大きく形成されている(図8参照)。また、上板31の前端から矩形平板状の第1前板34が下向きに突出し、下板32の前端から矩形平板状の第2前板35が上向きに突出している。そして、非常用電源ユニットと電池ユニット6は第1前板34に隠れるようにして背板30の前面に取り付けられている(図10参照)。また、人検知ユニット7は、背板30の長手方向における中央下部の前面に取り付けられている。ただし、電波センサ70は、第2前板35の長手方向における中央に設けられた孔に挿通されて、第2前板35よりも前へ突出している。そして、常用光源ユニット1は、第1前板34と第2前板35との間に収まるように、器具本体3に取り付けられる(図7参照)。
非常用光源ユニット2は、背板30の縦寸法に合わせて、取付台21の側壁210A、210B及び支持片212の縦寸法、並びにユニットカバー22の上前板222の縦寸法が大きくされている。そして、2つの非常用光源ユニット2は、器具本体3の左右両端にそれぞれ取り付けられる。
本実施形態に係る非常用照明器具XXは、実施形態1に係る非常用照明器具Xと同様に、階段及び踊り場を含む避難通路の非常用照明により適した配光を実現することができる。
X、XX 照明器具
1 常用光源ユニット(第1光源部)
2 非常用光源ユニット(第2光源部)
3 器具本体
4 非常用電源ユニット(第2点灯部)
6 電池ユニット(非常用電源)
13 電源ユニット(第1点灯部)
200 LED(固体発光素子)
201 レンズ(配光制御部材)
215 光通過部

Claims (3)

  1. 踊り場に設置され、階段及び踊り場を含む避難通路の非常用照明を行う非常用照明器具であって、
    長尺の第1光源部と、1つ又は複数の第2光源部と、前記第1光源部及び前記第2光源部を支持する器具本体と、常用電源から給電されて前記第1光源部を点灯する第1点灯部と、非常用電源から給電されて前記第2光源部を点灯する第2点灯部とを備え、
    前記器具本体は、平板状に形成される背板を有し、前記第1光源部の長手方向を水平方向に一致させるように前記踊り場の壁面に前記背板が固定され、
    前記第2光源部は、固体発光素子と、前記固体発光素子から放射される光の配光を制御する配光制御部材とを有し、
    前記第2光源部は、前記固体発光素子を、前記背板の法線方向に対して、0°よりも大きく、かつ、90°よりも小さい角度だけ下向きに傾けた状態で前記器具本体に支持されており、
    前記配光制御部材は、前記階段及び前記踊り場を含む照射範囲に前記光を配光するように構成されることを特徴とする非常用照明器具。
  2. 前記第2光源部は、前記第1光源部の長手方向における少なくとも一方の端と隣り合うように前記器具本体に支持されることを特徴とする請求項1記載の非常用照明器具。
  3. 前記第2光源部は、前記配光制御部材で制御された前記光を当該器具本体の下方に向けて通過させる光通過部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の非常用照明器具。
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