JP7281732B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本開示は、照明器具に関し、より詳細には、長尺の照明器具に関する。
従来例として特許文献1記載の照明器具を例示する。特許文献1記載の照明器具(以下、従来例という。)は、長尺な基台と、基台の長手方向に沿って設けられた発光部と、発光部を覆う透光カバーとを備える。透光カバーは、長手方向の端面が開口したカバー本体と、カバー本体の前記端面を覆い、基台に固定される端面部材とを有する。カバー本体は、膨張及び収縮による長手方向のスライドが可能な状態に基台に保持されるとともに、その長手方向の寸法が基台の長手方向の寸法より短く形成されている。端面部材は、カバー本体の長手方向の端部の内側に重なる縁部を有している。
特開2019-21441号公報
上記従来例において、発光部から放射される熱によってカバー本体が熱膨張すると、基台に固定されている端面部材の縁部がカバー本体の内側に収まる。一方、カバー本体が冷えて収縮すると、カバー本体の端面から端面部材の縁部が突出する。このため、従来例は、カバー本体の熱膨張の程度が低いとき、特に、消灯しているときにおいては、前方から見たカバーの両端から端面部材の縁部が露出してしまうので、外観品質の低下を抑制することが困難であった。
本開示の目的は、熱による膨張及び収縮に起因した外観品質の低下の抑制を図ることができる照明器具を提供することである。
本開示の一態様に係る照明器具は、長尺の箱状に形成されている器具本体と、前記器具本体の前面に配置される光源と、前記器具本体の前方から見て前記器具本体の前記前面を覆うように前記器具本体に取り付けられるカバーとを備える。前記器具本体は、長方形状の背板と、前記背板の長手方向に沿った二つの端のそれぞれから前方へ突出する一対の側板とを有する。前記カバーは、長尺の箱状に形成されたカバー本体と、前記カバー本体の長手方向の両端からそれぞれ後方へ突出する一対の突壁とを有する。前記カバー本体は、長尺の前壁と、前記前壁の周縁から後方へ突出する複数の側壁と、を有して後面が開口した長尺の箱状に形成されている。前記一対の突壁の各々は、前記器具本体の長手方向から見て、前記器具本体の長手方向の両端の開口を隠すように構成されている。
本開示の照明器具は、熱による膨張及び収縮に起因した外観品質の低下の抑制を図ることができるという効果がある。
図1は、本開示の実施形態に係る照明器具の斜視図である。 図2Aは、同上の照明器具の正面図である。図2Bは、同上の照明器具の平面図である。図2Cは、同上の照明器具の下面図である。図2Dは、同上の照明器具の左側面図である。 図3は、同上の照明器具の前方斜め下から見た分解斜視図である。 図4は、同上の照明器具の後方斜め上から見た分解斜視図である。 図5Aは、同上の照明器具における常用光源ユニットの正面図である。図5Bは、同上の常用光源ユニットの背面図である。 図6は、同上の照明器具における常用光源ユニットの分解斜視図である。 図7は、同上の照明器具を示し、一部省略した断面図である。 図8は、同上の照明器具のカバーを省略した一部の正面図である。 図9は、同上の照明器具におけるカバーの一部省略した斜視図である。 図10は、同上の照明器具の断面図である。 図11は、同上の照明器具の回路構成図である。 図12Aは、同上の照明器具の左側の端部の下面図である。図12Bは、同上の照明器具の左側の端部の上面図である。
本開示の実施形態に係る照明器具について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさ及び厚さのそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。なお、以下の実施形態で説明する構成は本開示の一例にすぎない。本開示は、以下の実施形態に限定されず、本開示の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
実施形態に係る照明器具(以下、照明器具と略す。)X1は、例えば、建物の避難経路となる階段の踊り場の壁に設置される、いわゆる階段通路誘導灯である。ただし、本開示の実施形態に係る照明器具は階段通路誘導灯に限定されない。以下の説明では、特に断りのない限り、図1に矢印で示す向きにおいて照明器具X1の前後、上下、左右の各方向を規定する。すなわち、鉛直方向を照明器具X1の上下方向とし、壁の法線方向を照明器具の前後方向とし、壁に正対したときの左右方向を照明器具X1の左右方向とする。
照明器具X1は、図1~図4に示すように、器具本体1、カバー2、常用光源ユニット3、非常用光源ユニット4、センサ装置5、回路ブロック6、非常用電源7及びスイッチブロック8を備える。以下、それぞれの構成要素について詳細に説明する。
[1.常用光源ユニット3]
常用光源ユニット3は、二つの第1LEDモジュール30、二つのレンズブロック31、取付板32、常用点灯装置33及び二つの引掛金具34を有する(図5及び図6参照)。
[1-1.第1LEDモジュール30]
二つの第1LEDモジュール30はそれぞれ、長尺の長方形状に形成されている基板300と、基板300の表面(前面)に実装されている複数のLED301とを有する(図6参照)。複数のLED301の各々は、例えば、パッケージ型の照明用白色LEDである。これら複数のLED301は、基板300の前面に間隔を空けて一列に並ぶように実装されている。また、基板300の前面における長手方向の両端に、それぞれレセプタクルコネクタ302が一つずつ実装されている。さらに、基板300の前面には複数のLED301同士及びこれら複数のLED301と二つのレセプタクルコネクタ302をそれぞれ電気的に接続するための導体(銅はく)が形成されている。なお、基板300の前面は、例えば、白色の顔料を含む合成樹脂製のレジストで覆われることが好ましい。レジストは、導体及び基板300を保護するとともにLED301から放射される光を前方に反射することで発光効率の向上に寄与する。
[1-2.レンズブロック31]
二つのレンズブロック31はそれぞれ、図6に示すように、ベース部310と、複数のレンズ311を有している。ベース部310は、長尺の長方形状に形成されている。ベース部310の短手方向(上下方向)の両端のそれぞれに、固定ねじが挿通される穴3100が二つずつ貫通している。また、ベース部310の長手方向(左右方向)の両端における上側の角に、凹部3101が一つずつ設けられている。これらの凹部3101は、ベース部310の後面から前方に向かって凹んでいる。つまり、各凹部3101は、ベース部310の前面から前方へ突出している。
複数のレンズ311はそれぞれ、ベース部310の前面から前方へ突出し、かつ、ベース部310の長手方向に沿って間隔を空けて一列に並ぶように設けられている。なお、一つのベース部310に設けられるレンズ311の個数は、一つの基板300の前面に実装されるLED301の個数に等しい。複数のレンズ311はそれぞれ、一対一に対応するLED301から放射される照明光の配光特性を制御する。ただし、複数のレンズ311のそれぞれの配光特性(レンズ311の形状)はすべて同じであってもよいが、後述するように一部のレンズ311の配光特性が残りのレンズ311の配光特性と異なっていても構わない。
複数のレンズ311とベース部310は、アクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂などの透光性を有する合成樹脂材料の成形体として一体に形成されることが好ましい。ただし、レンズブロック31は、石英ガラス又はケイ酸塩ガラスなどの無機ガラスで形成されても構わない。
[1-3.取付板32]
取付板32は、二つの第1LEDモジュール30が取り付けられる取付部320と、カバー2が固定される一対の固定片321とを有する(図6及び図7参照)。
取付部320は、長方形の平板状に形成されている。取付部320の長手方向(左右方向)の寸法は、二つのレンズブロック31の長手方向の寸法の合計よりも長い。また、取付部320の短手方向(上下方向)の寸法は、二つのレンズブロック31の短手方向の寸法よりも長い。取付部320の長手方向の中央に、四角形状の窓孔322が設けられている。窓孔322は、取付部320を厚み方向(前後方向)に貫通している。
一対の固定片321はそれぞれ、長方形の平板状に形成されている。各固定片321は、取付部320の上端縁と下端縁から一つずつ後方に向かって突出している(図6及び図7参照)。各固定片321の長手方向(左右方向)の中央及び両端のそれぞれにねじ孔323が一つずつ設けられている。なお、取付部320と一対の固定片321は、一枚の金属板が打ち抜き加工及び曲げ加工されることによって一体に形成されることが好ましい。
[1-4.常用点灯装置33]
常用点灯装置33は、系統電源などの常用電源PS(図11参照)から供給される交流電力を直流電力に電力変換し、当該直流電力を第1LEDモジュール30に供給して第1LEDモジュール30を点灯させるように構成される。常用点灯装置33は、金属製のケース330を有する(図4、図5B及び図6参照)。ケース330にはプリント回路が収容されている。プリント回路は、電力変換を行う電力変換回路、第1LEDモジュール30に供給する直流電流を定電流化する定電流回路などを構成している。
[1-5.引掛金具34]
二つの引掛金具34はそれぞれ、帯状の金属板が曲げ加工されることでJ字状に形成されている。より詳細には、引掛金具34は、引掛片340、支持片341及び連結片342を有する(図6参照)。連結片342は、長方形状に形成されている。連結片342の下端が引掛片340とつながり、連結片342の上端が支持片341とつながっている。支持片341は、長方形状に形成され、連結片342の上端から後方に突出している。引掛片340は、長方形状に形成され、かつ、先端(後端)部分がV字状に曲げられている。また、引掛片340の長手方向(前後方向)の中央が僅かに上向きに折り曲げられている。
二つの第1LEDモジュール30及び二つのレンズブロック31はそれぞれ、取付板32の取付部320の前面に取り付けられる。レンズブロック31のベース部310に設けられた複数の穴3100にそれぞれ固定ねじが挿通される。これら複数本の固定ねじのそれぞれが、ベース部310に設けられている複数のねじ孔に一本ずつねじ込まれることにより、レンズブロック31が取付部320に固定される。一方、第1LEDモジュール30は、レンズブロック31が取付部320に固定される際、取付部320とレンズブロック31のベース部310に挟まれることで取付部320に取り付けられる(図7参照)。
ここで、第1LEDモジュール30の複数のLED301の各々は、前方からみて、レンズブロック31の複数のレンズ311の各々と一つずつ重なっている(図8参照)。つまり、個々のLED301から放射される照明光の配光特性は、個々のレンズ311によって制御される。また、基板300の前面に実装されている二つのレセプタクルコネクタ302は、それぞれレンズブロック31の凹部3101内に収まる(図7参照)。
常用点灯装置33は、取付部320の後面にケース330がねじ止めされることで取付板32に取り付けられる(図4及び図5B)。
二つの引掛金具34はそれぞれ、取付部320の後面に連結片342が固定されることで取付板32に取り付けられる(図4及び図5B参照)。なお、連結片342は、ねじ止め又は溶接などの適宜の方法で取付部320に固定されることが好ましい。
[2.カバー2]
また、取付板32にはカバー2が取り付けられる。カバー2は、カバー本体20と一対の突壁21を有する(図3及び図4参照)。カバー本体20は、前壁200、上側壁201、下側壁202、左側壁203及び右側壁204を有して後面が開口した長尺の箱状に形成されている。前壁200は、左右方向を長手方向とする長尺の長方形状に形成されている。上側壁201は、長尺の長方形状に形成されて前壁200の長手方向に沿った上端から後方に突出している。下側壁202は、長尺の長方形状に形成されて前壁200の長手方向に沿った下端から後方に突出している。左側壁203は、カバー本体20の長手方向の一方の端(左端)に設けられている。右側壁204は、カバー本体20の長手方向の他方の端(右端)に設けられている。左側壁203及び右側壁204はそれぞれ、四角形状に形成されて前壁200、上側壁201及び下側壁202とつながっている。
一対の突壁21はそれぞれ、四角形状に形成されている。一方の突壁21は、カバー本体20の左側壁203の後端から後方に突出している。他方の突壁21は、カバー本体20の右側壁204の後端から後方に突出している。
ここで、カバー2は、第1部材2Aと、一対の第2部材2Bとで構成されることが好ましい(図3及び図4参照)。第1部材2Aは、カバー本体20の前壁200、上側壁201及び下側壁202を構成している。第2部材2Bの一方は、カバー本体20の左側壁203と左側壁203から突出する突壁21を構成している(図9参照)。第2部材2Bの他方は、カバー本体20の右側壁204と右側壁204から突出する突壁21を構成している。第1部材2A及び一対の第2部材2Bはそれぞれ、透光性を有する合成樹脂(例えば、ポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂など)の成形体で構成されているが、石英ガラス又はケイ酸塩ガラスなどの合成樹脂以外の透光性材料で構成されてもよい。第1部材2Aと一対の第2部材2Bとは、接着剤による接着、超音波溶着又はレーザ溶着などの適宜の方法で接合される。
カバー本体20の上側壁201の後端及び下側壁202の後端のそれぞれに、長穴状のねじ挿通穴205が二つずつ設けられている(図4参照)。これらのねじ挿通穴205のそれぞれに取付ねじが一本ずつ挿通される。そして、一対の固定片321のそれぞれに設けられている複数のねじ穴のそれぞれに取付ねじが一本ずつねじ込まれることにより、カバー2が取付板32に取り付けられる(図7参照)。カバー2が取付板32に取り付けられた状態では、カバー本体20の後面が取付板32で塞がれる。そして、二つの第1LEDモジュール30から放射される照明光は、カバー本体20を透過して空間(階段室の踊り場及び階段など)に照射される。
[3.器具本体1]
器具本体1は、図3及び図4に示すように、背板10、上側板11及び下側板12を有して角とい状に形成されている。背板10、上側板11及び下側板12はそれぞれ、互いに長さの等しい長尺の長方形状に形成されている。上側板11は、背板10の長手方向に沿った一方の端(上端)から前方へ突出し、下側板12は、背板10の長手方向に沿った他方の端(下端)から前方へ突出している。ただし、背板10、上側板11及び下側板12は、一枚の金属板が曲げ加工されることで一体に形成されることが好ましい。
背板10は、図4に示すように、複数(図示例では二つ)の丸孔100と、複数(図示例では四つ)の長穴101が設けられている。二つの丸孔100には、常用電源から常用電力が供給される電源線、及び建物に設置されている自動火災報知設備から火災信号を受信するための信号線が挿通される。また、四つの長穴101のうちの少なくとも左右両側の二つの長穴101にアンカーボルトが挿通される。アンカーボルトは、階段室の踊り場の壁(コンクリート壁)に埋め込まれている。長穴101に挿通されたアンカーボルトにナットが締め付けられることにより、器具本体1が壁に固定される。
また、背板10の前面に二つの受け金具13が設けられている(図3参照)。二つの受け金具13はそれぞれ、四角形状の枠部130と、枠部130の上端及び下端のそれぞれから後方に突き出た一対の脚部131とを有している。なお、枠部130と一対の脚部131は、一枚の金属板が曲げ加工されることで一体に形成されている。受け金具13は、一対の脚部131の後端が背板10の前面に接合されることにより、枠部130が背板10から離れた状態で背板10に固定されている。
下側板12の長手方向の中央に第1窓121が設けられ、下側板12の左端に第2窓122が設けられている(図3参照)。第1窓121及び第2窓122はそれぞれ、長手方向を下側板12の長手方向(左右方向)に一致させた長尺の角穴状に形成されている。
背板10の前面における中央付近に複数の端子台14、15が取り付けられている(図3参照)。右側(丸孔100に近い方)の端子台14の一次側の端子に、丸孔100から引き込まれる電源線が電気的に接続される。左側の端子台15の一次側の端子は、端子台14の一次側の端子から送り配線されることで電源線と電気的に接続される。右側の端子台14の二次側の端子は、常用点灯装置33の入力端子と電気的に接続される。左側の端子台15の二次側の端子は、回路ブロック6の入力端子と電気的に接続される。
[4.非常用光源ユニット4]
非常用光源ユニット4は、図3、図4及び図10に示すように、二つの第2LEDモジュール40、二つのLEDホルダ41、導光体43、二つの放熱板44、反射体45及びパネル46を有する。
[4-1.第2LEDモジュール40]
二つの第2LEDモジュール40はそれぞれ、チップ・オン・ボード(Chip on Board)型の照明用白色LEDである。二つの第2LEDモジュール40はそれぞれ、LEDホルダ41に保持されて放熱板44に取り付けられる(図10参照)。二つの放熱板44のそれぞれに、LEDホルダ41に保持された第2LEDモジュール40が一つずつ取り付けられる。放熱板44はそれぞれ、アルミ板のような熱の良導体で形成され、第2LEDモジュール40が発する熱を効率的に放熱する。
[4-2.導光体43]
導光体43は、例えば、石英ガラス又はケイ酸塩ガラスなどの無機ガラスによって角柱状に形成されている。あるいは、導光体43は、ポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂などの透光性を有する合成樹脂材料で形成されても構わない。
[4-3.反射体45]
反射体45は、三つの反射板(第1反射板451、第2反射板452及び第3反射板453)を有して角とい状に形成されている(図10参照)。第1反射板451、第2反射板452及び第3反射板453はそれぞれ、長方形の平板状に形成されている。なお、第1反射板451、第2反射板452及び第3反射板453は、金属板が曲げ加工されることで一体に形成されている。
反射体45は、三つの反射板に囲まれた空間に導光体43を収容する。第1反射板451は、導光体43の前方に配置される。第2反射板452は、導光体43の上方に配置される。第3反射板453は、導光体43の後方に配置される。
[4-4.パネル46]
パネル46は、透光性を有する不燃材料、例えば、石英ガラス又はケイ酸塩ガラスなどの無機ガラスによって長方形の平板状に形成されている(図3参照)。パネル46は、第1窓121を覆うように下側板12の上面における長手方向(左右方向)の中央に配置される(図10参照)。
非常用光源ユニット4は、パネル46を介して第1窓121に導光体43を対向させるようにして器具本体1の長手方向の中央に収容される(図3、図4及び図10参照)。非常用光源ユニット4は、二つの第2LEDモジュール40から放射される照明光を導光体43の二つの底面から導光体43に入射させる。導光体43に入射した照明光は、導光体43内を進行しつつ導光体43の側面から出射する。つまり、二つの第2LEDモジュール40と導光体43によってライン状の光源が構成されている。導光体43から出射する照明光の一部は、反射体45で反射せずにパネル46及び第1窓121を通して器具本体1の下方に照射される。また、導光体43から出射する照明光の残りは、反射体45で反射して器具本体1の下方に照射される。
[5.センサ装置5]
センサ装置5は、周囲の状況として人の存在を検出する。例えば、センサ装置5は、ドップラー効果を利用した電波式センサである。センサ装置5は、送信アンテナからマイクロ波帯(24GHz帯)の無変調連続波の電波(送信波)を送信し、物体に反射した電波(反射波)を受信アンテナで受信する。送信波が移動体で反射した場合、ドップラー効果によって送信波と反射波の間に移動体の移動速度に応じた周波数差が生じる。センサ装置5は、前記周波数差に基づいて移動体(主に階段を昇降する人であるが、人によって開閉される階段室の扉も含まれる。)の存在を検出する。センサ装置5は、移動体の存在を検出しているときに制御装置60に検出信号を出力する。ただし、センサ装置5は、周波数変調された送信波を送信アンテナから送信させ、受信アンテナで受信する受信波と送信波を乗算して位相検波することにより、送信波を反射した物体までの距離を測距して人の存在を検出してもよい。
センサ装置5は、送信アンテナ、受信アンテナ及び信号処理回路を含むセンサ回路と、センサ回路を収容する外郭50とを有する(図3、図4及び図10参照)。センサ回路は、送信アンテナ、受信アンテナ及び信号処理回路が1枚のプリント配線板に実装されたプリント回路で構成される。外郭50は、例えばポリスチレン(polystyrene)、ポリプロピレン(polypropylene)、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等の合成樹脂材料によって直方体状に形成されている。センサ回路は、送信アンテナ及び受信アンテナを外郭50の第1底面(前面)501に対向させるように外郭50内に収容されている。つまり、送信アンテナから送信される電波は、外郭50の第1底面501を通して放射される。同様に、物体に反射した電波(反射波)は、外郭50の第1底面501を通して受信アンテナに受信される。
外郭50の第2底面(後面)502に取付台51が取り付けられる(図10参照)。取付台51は、器具本体1の内底面(背板10の前面)に固定される第1板511と、第1板511の下端から前方へ突出する第2板512と、第2板512の前端から斜め上向きに突出する第3板513とを有する。第1板511、第2板512及び第3板513はそれぞれ、四角形の平板状に形成されている。ただし、第1板511、第2板512及び第3板513は、1枚の金属板が曲げ加工されることで一体に形成されている。
外郭50は、第3板513の前面に取り付けられる。ここで、第3板513は、第1板511に対して、所定の傾き角θだけ前方に傾いている(図10参照)。したがって、器具本体1が階段室の壁面に設置される場合、センサ装置5の前面(外郭50の第1底面501)は、壁面の法線方向(水平方向)に対して傾き角θだけ下方に傾くことになる。なお、この傾き角は、例えば、23°から24°程度が好ましい。
センサ装置5は、器具本体1の長手方向(左右方向)の中央に収容される。詳細には、背板10の前面において非常用光源ユニット4の上に取付台51の第1板511が固定される(図10参照)。そして、センサ装置5の前端部分が常用光源ユニット3の取付板32の窓孔322を通して取付部320の前方へ突出する。つまり、センサ装置5は、金属製の取付板32に遮られることなく、カバー2を通して電波を送受信することができる。
[6.非常用電源7]
非常用電源7は、例えば、複数本の蓄電池と、これら複数本の蓄電池を収容した電池ケース70を有する(図3参照)。複数本の蓄電池はそれぞれ、例えば、乾電池型のニッケル水素蓄電池である。電池ケース70は、合成樹脂などの電気絶縁性を有する材料で筒状に形成されている。非常用電源7は、例えば、器具本体1の左端に収容される(図3参照)。
[7.スイッチブロック8]
スイッチブロック8は、合成樹脂製のハウジング80内に回路基板を収容して構成されている(図3参照)。当該回路基板には、二つの押しボタンスイッチ、モニタランプ、赤外線受光素子などが実装されている。モニタランプは、例えば、緑色光を放射するLEDチップを有している。赤外線受光素子は、赤外線を通信媒体とする制御信号を受信(受光)し、受信した制御信号から送信フレームを復調するように構成されている。この制御信号は、定期点検の作業を行う作業者に操作されるリモートコントローラから送信される。
ハウジング80は、合成樹脂材料によって箱状に形成されている。ハウジング80の下面に四つの孔が開口している。これら四つの孔のうちの二つの孔に操作部材81が一つずつはめ込まれている。これら二つの操作部材81は、ハウジング80の下面に対して押し込み可能となるようにハウジング80に支持されている。したがって、一方の操作部材81が押し込まれると一方の押しボタンスイッチがオンされ、他方の操作部材81が押し込まれると他方の押しボタンスイッチがオンされる。また、残り二つの孔に、モニタランプと赤外線受光素子がそれぞれ一対一で対向している。つまり、モニタランプから放射される緑色光が一方の孔を通してハウジング80の外に出射される。また、リモートコントローラから送信される制御信号が他方の孔を通して赤外線受光素子で受信(受光)される。
スイッチブロック8は、器具本体1内において非常用電源7の右隣に収容される。ただし、スイッチブロック8は、下側板12の第2窓122からハウジング80の下面(二つの操作部材81及び二つの孔)を器具本体1の外に露出させる(図2C参照)。
[8.回路ブロック6]
回路ブロック6は、図11に示すように、制御装置60、充電装置61及び非常用点灯装置62を備える。充電装置61は、系統電源などの常用電源PSから供給される常用電力(交流電力)を直流電力に電力変換し、電力変換した直流電力で非常用電源7を充電する。非常用点灯装置62は、制御装置60からの指示に従い、充電装置61を介して非常用電源7から供給される非常用電力(直流電力)で非常用光源ユニット4の二つの第2LEDモジュール40を点灯させる。
制御装置60は、例えば、マイクロコントローラを有している。制御装置60は、常用点灯装置33に入力する電圧を二つの抵抗器R1、R2で分圧して検出することによって常用電源PSが停電しているか否かを判断する。制御装置60は、常用電源PSが停電していないと判断すれば、充電装置61に非常用電源7を充電させ、かつ、常用点灯装置33に常用光源ユニット3の二つの第1LEDモジュール30を点灯させる。また、制御装置60は、充電装置61に非常用電源7を充電させている間、スイッチブロック8のモニタランプを点灯させる。一方、制御装置60は、常用電源PSが停電していると判断すれば、充電装置61に非常用電源7の充電を中止させ、かつ、非常用点灯装置62に非常用光源ユニット4の二つの第2LEDモジュール40を点灯させる。
また、制御装置60は、センサ装置5から検出信号が入力されていない場合、常用点灯装置33を制御して二つの第1LEDモジュール30に供給する電流を定格値の約半分とする。一方、制御装置60は、センサ装置5から検出信号が入力されている場合、常用点灯装置33を制御して二つの第1LEDモジュール30に供給する電流を定格値とする。なお、制御装置60は、センサ装置5から検出信号が入力されなくなった時点から所定時間が経過するまでは常用点灯装置33を制御して二つの第1LEDモジュール30に供給する電流を定格値に維持することが好ましい。
さらに、制御装置60は、スイッチブロック8の二つの押しボタンスイッチのいずれかがオンしたとき、充電装置61に非常用電源7の充電を中止させ、かつ、非常用点灯装置62に非常用光源ユニット4の二つの第2LEDモジュール40を点灯させる。ただし、制御装置60は、一方の押しボタンスイッチがオンしている間だけ非常用点灯装置62に非常用光源ユニット4の二つの第2LEDモジュール40を点灯させる。制御装置60は、他方の押しボタンスイッチがオンされると自己点検を開始し、所定時間(30分又は60分)が経過するまで非常用点灯装置62に非常用光源ユニット4の二つの第2LEDモジュール40を点灯させる。なお、制御装置60は、スイッチブロック8の赤外線受光素子が制御信号を受信した場合も前記自己点検を開始する。
回路ブロック6は、金属製のケース63を有する(図3参照)。ケース63内にプリント回路板が収容されている。プリント回路板は、制御装置60、充電装置61及び非常用点灯装置62を構成している。回路ブロック6は、器具本体1内における非常用光源ユニット4の左隣に収容される(図3参照)。回路ブロック6のケース63は、器具本体1の上側板11の下面にねじ止めによって固定されることが好ましい。ただし、回路ブロック6のケース63は、背板10又は下側板12に固定されても構わない。
[9.照明器具X1の施工手順]
上述のように構成される照明器具X1は、以下に説明する手順で踊り場の壁に設置される。
まず、設置作業を行う作業者は、常用光源ユニット3を取り外した器具本体1を壁に取り付ける。すなわち、作業者は、壁に埋め込まれている二本のアンカーボルトを器具本体1の長穴101に通し、これら二本のアンカーボルトにナットを締め付けて器具本体1を壁に固定する。それから、作業者は、器具本体1の丸孔100に挿通した電源線を端子台14の一次側の端子に電気的に接続する。
続いて、作業者は、常用光源ユニット3を器具本体1に取り付ける。すなわち、作業者は、常用光源ユニット3の常用点灯装置33の入力端子と、端子台14の二次側の端子を電線で電気的に接続する。それから、作業者は、常用光源ユニット3の二つの引掛金具34の引掛片340をそれぞれ、器具本体1の二つの受け金具13の枠部130に一つずつ引っ掛けて器具本体1の前面に常用光源ユニット3を取り付ける。このとき、器具本体1の前面の開口がカバー2のカバー本体20で塞がれる(図1及び図2A参照)。また、器具本体1の長手方向の両端の開口はそれぞれ、カバー2の一対の突壁21によって塞がれる(図2B及び図2C参照)。
以上の手順で照明器具X1が壁に設置される。ここで、照明器具X1は、施工の作業性向上を図るため、二つの第1LEDモジュール30を取り付けた取付板32を、壁に取り付けられる器具本体1に対して着脱可能に分離する構造を採用している。ただし、常用光源ユニット3が器具本体1に取り付けられた状態において、常用光源ユニット3の取付板32は、背板10、上側板11及び下側板12とともに器具本体1を構成するとみなすことができる。さらに、背板10、上側板11、下側板12及び取付板32からなる器具本体1の長手方向両端の開口を塞ぐカバー2の左側壁203及び右側壁204も、器具本体1を構成するとみなすことができる。つまり、器具本体1は、背板10、上側板11、下側板12、取付板32、カバー2の左側壁203及びカバー2の右側壁204により、長尺の箱状に形成されていると考えてもよい。
[10.実施形態に係る照明器具X1の特徴]
以下、照明器具X1の特徴について、更に詳しく説明する。
照明器具X1は、器具本体1が鋼板などの金属材料で形成され、カバー本体20がアクリル樹脂又はポリカーボネート樹脂などの合成樹脂材料で形成される。一般に、合成樹脂材料の熱膨張率は、金属材料の熱膨張率よりも数倍から十数倍ほど大きい。したがって、カバー本体20は、第1LEDモジュール30の点灯・消灯に起因する温度変化によって膨張・収縮し、特に長手方向の長さが変化しやすい。そのため、照明器具X1では、段付ねじからなる取付ねじを、カバー本体20の上側壁201及び下側壁202のそれぞれの後端に設けられた長穴状のねじ挿通穴205に挿通して取付板32の固定片321にねじ止めしている。つまり、取付ねじの円筒部とねじ挿通穴205の縁の間に隙間が生じるので、カバー本体20は、取付ねじから応力を受けることなく、長手方向(左右方向)に膨張・収縮することが可能である。
ここで、カバー本体20が一対の突壁21を有していない場合、器具本体1の長手方向の両端の開口はカバー本体20と別の部材で塞がれることになる。しかしながら、カバー本体20が長手方向に膨張・収縮した場合、カバー2の長手方向の両端の位置と器具本体1の長手方向の両端の位置がずれてしまい、前方から見たときに器具本体1の長手方向の両端がカバー2の外にはみ出して見えてしまう可能性がある。
そこで、照明器具X1は、カバー本体20の長手方向の両端から一対の突壁21をそれぞれ後方へ突出させ、これら一対の突壁21により、器具本体1の長手方向の両端の開口を覆い隠している(図1、図2A-図2D及び図7参照)。したがって、カバー本体20が膨張・収縮したときに一対の突壁21も変位するため、前方から見たときに器具本体1の長手方向の両端がカバー2の外にはみ出して見えることがない。その結果、照明器具X1は、熱による膨張及び収縮に起因した外観品質の低下の抑制を図ることができる。
ところで、カバー本体20の膨張・収縮に伴って一対の突壁21が変位したとき、各突壁21と器具本体1の長手方向の両端との距離が変化し、器具本体1の上下方向から見て、突壁21と器具本体1の間に隙間が生じる可能性がある。そこで、照明器具X1では、一対の突壁21の各々に、器具本体1の両端の開口から器具本体1内に進入する一つ以上の突片210が設けられている(図9参照)。実施形態における突片210は、各突壁21の器具本体1との対向面における下側の辺に沿った部位に一つだけ設けられている。ただし、各突壁21の器具本体1との対向面における上下両側の辺に沿った部位にそれぞれ一つずつ突片210が設けられても構わない。
突片210は、長方形の平板状に形成され、突壁21の下側の辺に沿って突壁21の厚み方向(左右方向)に突出している(図9参照)。突壁21の内底面(突壁21の器具本体1と対向する面。)から突片210の先端(後端)までの距離(突片210の高さ)は、3-5mm程度が好ましい。突片210は、器具本体1の下側板12に沿って器具本体1内に進入する(図12A参照)。したがって、カバー本体20の膨張に伴って突壁21が器具本体1の長手方向に沿って器具本体1から離れる向きに変位しても、突壁21と器具本体1の端部の間に生じる隙間を突片210で塞ぐことができる(図12A参照)。その結果、照明器具X1は、熱による膨張及び収縮に起因した外観品質の低下の更なる抑制を図ることができる。しかも、突片210が下側板12に沿って器具本体1内に進入するので、上下方向において突片210と下側板12の間に隙間が生じにくい。この点においても、照明器具X1は、熱による膨張及び収縮に起因した外観品質の低下の更なる抑制を図ることができる。
ここで、照明器具X1は、踊り場の壁の高い位置、例えば、踊り場の床面からの高さが2m-2.5m程度の位置に取り付けられることが多い。そのため、照明器具X1の下面に比べて、照明器具X1の上面は人の目に触れにくい。ゆえに、照明器具X1では、人の目に触れやすい突壁21の下側の辺からのみ突片210を突出させている(図12A及び図12B参照)。
また、カバー本体20の下側壁202の後端部が器具本体1の下側板12の内側(上側)に配置されている(図10及び図12A参照)。すなわち、金属製の下側板12の前端部を合成樹脂製の下側壁202の後端部に被せることにより、カバー本体20の下側板12の後端部が照明器具X1の下面に露出しづらくなる。その結果、照明器具X1は、カバー本体20の下側壁202の後端部と下側板12の前端部の間に隙間が生じることを回避し、熱による膨張及び収縮に起因した外観品質の低下の更なる抑制を図ることができる。
ところで、器具本体1と突壁21の隙間から虫などの異物が器具本体1内に侵入する場合がある。そして、器具本体1内に侵入した異物が、取付板32とカバー本体20の隙間を通り抜けてカバー本体20内に移動すると、カバー2を透かして異物が見えてしまうおそれがある。
そこで、照明器具X1では、カバー本体20の左側壁203及び右側壁204のそれぞれに、取付板32の取付部320へ近付く向きに突出するリブ211を設けている(図9参照)。各リブ211は、カバー本体20の長手方向(左右方向)から見てU字状に形成されている。そして、各リブ211は、カバー2が取付板32に取り付けられた状態において、取付板32の取付部320の端部(長手方向の端部)と後方から見て重なっている(図7参照)。つまり、取付部320とカバー本体20の左側壁203及び右側壁204の間に生じる隙間がリブ211によって器具本体1の側から塞がれることになる。その結果、照明器具X1は、器具本体1内に侵入した異物がカバー本体20内に移動することをリブ211によって阻止することができる。なお、リブ211は、カバー本体20の一対の突壁21に設けられても構わない。
[11.まとめ]
上述のように第1の態様に係る照明器具(X1)は、長尺の箱状に形成されている器具本体(1)と、器具本体(1)の前面に配置される光源(常用光源ユニット3)とを備える。第1の態様に係る照明器具(X1)は、器具本体(1)の前方から見て器具本体(1)の前面を覆うように器具本体(1)に取り付けられるカバー(2)を備える。器具本体(1)は、長方形状の背板(10)と、背板(10)の長手方向に沿った二つの端のそれぞれから前方へ突出する一対の側板(上側板11、下側板12)とを有する。カバー(2)は、長尺の箱状に形成されたカバー本体(20)と、カバー本体(20)の長手方向の両端からそれぞれ後方へ突出する一対の突壁(21)とを有する。一対の突壁(21)の各々は、器具本体(1)の長手方向から見て、器具本体(1)の長手方向の両端の開口を隠すように構成されている。
第1の態様に係る照明器具(X1)は、カバー本体(20)が膨張・収縮したときに一対の突壁(21)も変位するため、前方から見たときに器具本体(1)の長手方向の両端がカバー(2)の外にはみ出して見えることがない。その結果、第1の態様に係る照明器具(X1)は、熱による膨張及び収縮に起因した外観品質の低下の抑制を図ることができる。
第2の態様に係る照明器具(X1)は、第1の態様との組合せにより実現され得る。第2の態様に係る照明器具(X1)において、一対の突壁(21)の各々は、器具本体(1)の両端の開口から器具本体(1)内に進入する一つ以上の突片(210)を有することが好ましい。
第2の態様に係る照明器具(X1)は、カバー本体(20)が膨張して突壁(21)が器具本体(1)の端部から離れた場合、突片(210)によって突壁(21)と器具本体(1)の間の隙間を覆い隠すことができる。その結果、第2の態様に係る照明器具(X1)は、熱による膨張及び収縮に起因した外観品質の低下の更なる抑制を図ることができる。
第3の態様に係る照明器具(X1)は、第2の態様との組合せにより実現され得る。第3の態様に係る照明器具(X1)において、突片(210)は、少なくとも一つの側板(下側板12)に沿って器具本体(1)内に進入するように構成されていることが好ましい。
第3の態様に係る照明器具(X1)は、突片(210)が側板に沿って器具本体(1)に進入するため、側板の厚み方向(上下方向)において突片(210)と側板の間に隙間が生じにくい。その結果、第3の態様に係る照明器具(X1)は、熱による膨張及び収縮に起因した外観品質の低下の更なる抑制を図ることができる。
第4の態様に係る照明器具(X1)は、第1-第3のいずれかの態様との組合せにより実現され得る。第4の態様に係る照明器具(X1)において、カバー本体(20)の長手方向に沿った端部は、少なくとも一つの側板(下側板12)よりも内側に配置されていることが好ましい。
第4の態様に係る照明器具(X1)は、カバー本体(20)の側板の後端部が器具本体(1)の下面に露出しづらくなる。その結果、第4の態様に係る照明器具(X1)は、カバー本体(20)の端部と側板の端部の間に隙間が生じることを回避し、熱による膨張及び収縮に起因した外観品質の低下の更なる抑制を図ることができる。
第5の態様に係る照明器具(X1)は、第1-第4のいずれかの態様との組合せにより実現され得る。第5の態様に係る照明器具(X1)において、光源は、長尺の基板(300)と、基板(300)の前面に実装された複数の固体発光素子(LED301)とを有する一つ以上の光源モジュール(第1LEDモジュール30)を含むことが好ましい。器具本体(1)は、光源モジュールが前面に取り付けられる長尺の取付板(32)を有することが好ましい。カバー本体(20)又は突壁(21)は、光源モジュールに近付く向きに突出して取付板(32)の長手方向の端部と器具本体(1)の前後方向に重なるリブ(211)を有することが好ましい。
第5の態様に係る照明器具(X1)は、器具本体(1)内に侵入した異物がカバー本体(20)内に移動することをリブ(211)によって阻止することができる。
第6の態様に係る照明器具(X1)は、第1-第5の態様のいずれかとの組合せにより実現され得る。第6の態様に係る照明器具(X1)は、常用電源から供給される常用電力で光源を点灯させる常用点灯装置(33)と、常用電力で充電される非常用電源(7)とを備えることが好ましい。第6の態様に係る照明器具(X1)は、常用電源の停電時に非常用電源(7)から供給される非常用電力で点灯する非常用光源(第2LEDモジュール40)を備えることが好ましい。常用点灯装置(33)、非常用電源(7)及び非常用光源は器具本体(1)内に収容されていることが好ましい。
第6の態様に係る照明器具(X1)は、平常時には常用点灯装置(33)で光源を点灯させて常用照明を行い、非常時には非常用電源(7)の非常用電力で非常用光源を点灯させて非常用照明を行うことができる。
X1 照明器具
1 器具本体
2 カバー
3 常用光源ユニット(光源)
4 非常用光源ユニット(非常用光源)
5 センサ装置
7 非常用電源
10 背板
11 上側板(側板)
12 下側板(側板)
20 カバー本体
21 突壁
30 第1LEDモジュール(光源モジュール)
32 取付板
33 常用点灯装置
50 外郭
60 制御装置
210 突片
211 リブ
300 基板
301 LED(固体発光素子)
PS 常用電源

Claims (6)

  1. 長尺の箱状に形成されている器具本体と、
    前記器具本体の前面に配置される光源と、
    前記器具本体の前方から見て前記器具本体の前記前面を覆うように前記器具本体に取り付けられるカバーと、
    を備え、
    前記器具本体は、
    長方形状の背板と、
    前記背板の長手方向に沿った二つの端のそれぞれから前方へ突出する一対の側板と、を有し、
    前記カバーは、
    長尺の箱状に形成されたカバー本体と、
    前記カバー本体の長手方向の両端からそれぞれ後方へ突出する一対の突壁と、
    を有し、
    前記カバー本体は、長尺の前壁と、前記前壁の周縁から後方へ突出する複数の側壁と、を有して後面が開口した長尺の箱状に形成され、
    前記一対の突壁の各々は、前記器具本体の長手方向から見て、前記器具本体の長手方向の両端の開口を隠すように構成されている、
    照明器具。
  2. 前記一対の突壁の各々は、前記器具本体の前記両端の開口から前記器具本体内に進入する一つ以上の突片を有する、
    請求項1記載の照明器具。
  3. 前記突片は、少なくとも一つの前記側板に沿って前記器具本体内に進入するように構成されている、
    請求項2記載の照明器具。
  4. 前記カバー本体の長手方向に沿った端部は、少なくとも一つの前記側板よりも内側に配置されている、
    請求項1-3のいずれか1項に記載の照明器具。
  5. 前記光源は、長尺の基板と、前記基板の前面に実装された複数の固体発光素子とを有する一つ以上の光源モジュールを含み、
    前記器具本体は、前記光源モジュールが前面に取り付けられる長尺の取付板を有し、
    前記カバー本体又は前記突壁は、前記光源モジュールに近付く向きに突出して前記取付板の長手方向の端部と前記器具本体の前後方向に重なるリブを有する、
    請求項1-4のいずれか1項に記載の照明器具。
  6. 常用電源から供給される常用電力で前記光源を点灯させる常用点灯装置と、
    前記常用電力で充電される非常用電源と、
    前記常用電源の停電時に前記非常用電源から供給される非常用電力で点灯する非常用光源と、
    を備え、
    前記常用点灯装置、前記非常用電源及び前記非常用光源は前記器具本体内に収容されている、
    請求項1-5のいずれか1項に記載の照明器具。
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