JP7065344B2 - 非常用照明器具及び光源ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、非常用照明器具及び光源ユニットに関し、より詳細には、踊り場の壁や天井などに設置される非常用照明器具、及び当該非常用照明器具が備える光源ユニットに関する。
従来例として特許文献1記載の非常用照明器具を例示する。特許文献1記載の非常用照明器具(以下、従来例と呼ぶ。)は、常用光源ユニットと、2つの非常用光源ユニットと、器具本体と、非常用電源ユニットと、電池ユニットとを備える。器具本体は、長尺の矩形平板状に形成される背板と、長尺の矩形平板状であり、かつ、背板よりも短い上板及び下板とを有する。2つの非常用光源ユニットは、LED(Light Emitting Diode)と、LEDから放射される光の配光を制御するレンズと、LEDを保持するホルダとを備える。非常用光源ユニットは、器具本体の長手方向の両端に一つずつ取り付けられる。
特開2017-50257号公報
ところで、上記従来例のような非常用照明器具に対して小型化の要望がある。しかしながら、器具本体の長手方向の両端に非常用光源ユニットが一つずつ配置される上記従来例の構成では小型化を図りにくい。
本発明の目的は、容易に小型化を図ることが可能な非常用照明器具及び光源ユニットを提供することである。
本発明の一態様に係る非常用照明器具は、階段及び踊り場を含む避難通路を照明する。前記非常用照明器具は、常用電源から給電されて点灯する長尺の第1光源ユニットと、非常用電源から給電されて点灯する1つ以上の第2光源ユニットとを備える。前記非常用照明器具は、前記第1光源ユニット及び前記第2光源ユニットを支持して前記踊り場の壁又は天井に取り付けられる器具本体を備える。前記第2光源ユニットは、固体発光素子と、長尺の柱状に形成された導光体とを有している。前記導光体は、前記固体発光素子から放射される光が入射する入射面を前記導光体の長手方向の端面に有している。前記導光体は、前記入射面から入射する光を前記導光体の長手方向に沿って前記入射面から離れる向きに導光し、かつ、前記入射面から離れる向きに導光する光の一部を前記導光体の長手方向に沿った側面から前記導光体の外に出射させるように構成されている。前記導光体の長手方向に沿った前記第2光源ユニットの長さは、前記第1光源ユニットの長手方向に沿った長さの半分よりも短い。前記器具本体は、前記第2光源ユニットを内部に収容して前記踊り場の壁に取り付けられ、かつ、前記器具本体の前面及び下面の少なくとも一方の面に、前記導光体の長手方向に沿った前記側面から出射する光を前記器具本体の外に出射する出射窓が設けられている。
本発明の一態様に係る光源ユニットは、非常用照明器具が備える前記第2光源ユニットとなる光源ユニットである。前記光源ユニットは、固体発光素子と、長尺の柱状に形成された導光体とを有する。前記導光体は、前記固体発光素子から放射される光が入射する入射面を前記導光体の長手方向の端面に有している。前記導光体は、前記入射面から入射する光を前記導光体の長手方向に沿って前記入射面から離れる向きに導光し、かつ、前記入射面から離れる向きに導光する光の一部を前記導光体の長手方向に沿った側面から前記導光体の外に出射させるように構成されている。
本発明の非常用照明器具及び光源ユニットは、容易に小型化を図ることを可能にするという効果がある。
図1Aは、実施形態1の非常用照明器具の正面図である。図1Bは、同上の非常用照明器具の下面図である。 同上の非常用照明器具が設置された階段及び踊り場を示し、図2Aは水平方向から見た概略図、図2Bは上方から見た概略図である。 図3は、同上の非常用照明器具の分解斜視図である。 図4は、同上の非常用照明器具の側面断面図である。 図5は、同上の非常用照明器具における第2光源ユニットの断面図である。 図6Aは、同上の非常用照明器具の変形例1における第2光源ユニットの断面図である。図6Bは、同上の非常用照明器具の変形例2における第2光源ユニットの断面図である。図6Cは、同上の非常用照明器具の変形例3における第2光源ユニットの断面図である。図6Dは、同上の非常用照明器具の変形例4における第2光源ユニットの断面図である。図6Eは、同上の非常用照明器具の変形例5における第2光源ユニットの断面図である。図6Fは、同上の非常用照明器具の変形例6における第2光源ユニットの断面図である。 図7は、実施形態2の非常用照明器具の正面図である。 図8は、同上の非常用照明器具の側面断面図である。 図9Aは、同上の非常用照明器具の変形例7における第2光源ユニットの一部省略した斜視図である。図9Bは、同上の第2光源ユニットの配光特性を示す図である。 図10Aは、同上の非常用照明器具の変形例8における第2光源ユニットの一部省略した斜視図である。図10Bは、同上の第2光源ユニットの配光特性を示す図である。 図11Aは、同上の非常用照明器具の変形例9における第2光源ユニットの一部省略した斜視図である。図11Bは、同上の第2光源ユニットの配光特性を示す図である。 図12は、同上の非常用照明器具の変形例10における第2光源ユニットの一部省略した斜視図である。 図13Aは、実施形態3の非常用照明器具の要部の斜視図である。図13Bは、同上の非常用照明器具における第2光源ユニットの一部省略した斜視図である。 図14は、同上の非常用照明器具の変形例11における第2光源ユニットの一部省略した斜視図である。 図15Aは、同上の非常用照明器具の変形例12の平面図である。図15Bは、同上の非常用照明器具の変形例13の平面図である。図15Cは、同上の非常用照明器具の変形例14の平面図である。 図16Aは、実施形態4の非常用照明器具の斜視図である。図16Bは、同上の非常用照明器具における第2光源ユニットの一部省略した斜視図である。 図17は、同上の非常用照明器具の変形例15における第2光源ユニットの断面図である。
本発明の一態様に係る非常用照明器具の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
[実施形態1]
実施形態1の非常用照明器具X1は、例えば、建物の避難経路となる階段S1、S2の踊り場F1の壁W1に設置される、いわゆる階段通路誘導灯である(図2A及び図2B参照)。ただし、以下の説明では、特に断りのない限り、図3に矢印で示す向きにおいて非常用照明器具X1の前後、上下、左右の各方向を規定する。すなわち、鉛直方向を非常用照明器具X1の上下方向とし、壁W1の法線方向を非常用照明器具X1の前後方向とし、壁W1に正対したときの左右方向を非常用照明器具X1の左右方向とする。ただし、非常用照明器具X1は、建物の階段室の天井(踊り場の下面)に設置されてもかまわない。
非常用照明器具X1は、図1A、図1B、図3及び図4に示すように、第1光源ユニット1と、第2光源ユニット2とを備える。非常用照明器具X1は、常用電源(商用の電力系統)から給電されて第1光源ユニット1を点灯させる第1点灯装置13と、非常用電源(電池ユニット6)から給電されて第2光源ユニット2を点灯させる第2点灯装置4とを備える。非常用照明器具X1は、更に、第1光源ユニット1、第2光源ユニット2及び第2点灯装置4を支持して踊り場の壁に取り付けられる器具本体3を備える。
器具本体3は、長尺の矩形平板状に形成される背板30と、背板30の上端に取り付けられる上カバー31と、背板30の下端に取り付けられる下カバー32と、背板30の長手方向の両端から前方へ突き出る一対の側板33とを有している(図3参照)。
上カバー31は、長尺の矩形平板状に形成される上板310と、長尺の矩形平板状に形成されて上板310の前端から下向きに突き出る第1前板311とを有している(図3参照)。上カバー31は、背板30の上端から前方へ上板310を突き出させるようにして背板30に取り付けられる。ただし、上板310と第1前板311とは、金属板が曲げ加工されることによって一体に形成されている。
下カバー32は、長尺の矩形平板状に形成される下板320と、長尺の矩形平板状に形成されて下板320の前端から上向きに突き出る第2前板321とを有している(図1B及び図3参照)。下カバー32は、背板30の下端から前方へ下板320を突き出させるようにして背板30に取り付けられる。ただし、下板320と第2前板321とは、金属板が曲げ加工されることによって一体に形成されている。
背板30には、踊り場の壁に埋設されているアンカーボルトが挿通可能な複数(図示例では4つ)の長孔300が長手方向に沿って、間隔を空けて設けられている(図3参照)。また、背板30の長手方向のほぼ中央には、常用電源からの給電用の給電線が挿通される、複数(図示例では2つ)の丸孔301が長手方向に並ぶように設けられている。さらに、背板30の前面における丸孔301の近傍には、複数(図示例では3つ)の端子台34が取り付けられている(図3参照)。これらの端子台34には、丸孔301から引き込まれる給電線や、建物に設置されている自動火災報知設備から火災信号を受信するための信号線などが電気的に接続される。
電池ユニット6は、ニッケル水素電池などの2次電池を複数有し、これら複数の2次電池が合成樹脂成形体のケースに収容されて構成される。なお、電池ユニット6は、背板30の前面における左端の部位に取り付けられる(図3参照)。
第2点灯装置4は、常用電源から給電される交流電力を直流電力に変換して電池ユニット6を充電する充電回路と、常用電源が停電したときに電池ユニット6から第2光源ユニット2に供給される直流電流を調整する点灯回路とを有する。さらに、第2点灯装置4は、後述する点検スイッチが押操作されたとき、充電回路を強制的に停止し、かつ、電池ユニット6から給電される直流電力で点灯回路に第2光源ユニット2を点灯させるように構成される。なお、第2点灯装置4は、図3に示すように、背板30の前面における右端の部位に取り付けられる。
点検スイッチは、スイッチブロック5に設けられている。スイッチブロック5は、合成樹脂製の箱体50を有している(図4参照)。箱体50には、押ボタンスイッチからなる点検スイッチ、赤外線を媒体とするワイヤレス信号を受信する受光素子などが収容されている。そして、箱体50の下面には、複数の孔が設けられ、これらの孔を通して点検スイッチの押ボタンの押操作や、受光素子によるワイヤレス信号の受信が可能となっている。なお、第2点灯装置4は、受光素子でワイヤレス信号を受信した場合も、点検スイッチが押操作されたときと同じく、充電回路を強制的に停止し、かつ、電池ユニット6から給電される直流電力で点灯回路に第2光源ユニット2を点灯させる。
第1光源ユニット1は、図3に示すように、2つのLEDモジュール10と、2つのLEDモジュール10が一列に並べて取り付けられる取付部材11とを備える。また、第1光源ユニット1は、2つのLEDモジュール10を覆うようにして取付部材11に取り付けられるカバー12と、第1点灯装置13とを備える(図4参照)。
LEDモジュール10は、長尺の矩形板状に形成された実装基板100を有する。実装基板100は、その前面に複数のLED101が左右方向(長手方向)に沿って1列に並ぶように実装されている。なお、2つのLEDモジュール10は、一対のコネクタ102によって電気的に接続されている。
取付部材11は、板金に曲げ加工を施すことでU字状に形成される。取付部材11は、長尺かつ矩形板状に形成された底板110と、底板110の上端及び下端からそれぞれ後方に突き出た一対の側板111とを有する。これら一対の側板111の後端には、図4に示すように、互いに離れる向き(外向き)に湾曲する引掛部112がそれぞれ全長にわたって設けられる。なお、上述した2つのLEDモジュール10は、例えば、取付部材11の底板110の一部を切り起こすことで形成された爪により、取付部材11に固定される。
また、取付部材11は、長手方向における両端寄りの位置において、鉤形の先端を上側の引掛部112よりも上方に突き出させた一対の引掛金具(不図示)と、上側の側板111の下に配置される一対の引掛ばね114とを有している(図4参照)。なお、一対の引掛ばね114は、ねじりコイルばねで構成され、両端を後方に向けるように上側の側板111に取り付けられる(図4参照)。
第1点灯装置13は、常用電源から供給される交流電力を直流電力に変換し、当該直流電力を2つのLEDモジュール10に供給して点灯させるように構成される。第1点灯装置13は、取付部材11の後面側において、例えば、ねじなどを用いて側板111に取り付けられる(図4参照)。
カバー12は、光拡散性を有する材料(例えば乳白色のアクリル樹脂)により後面(取付部材11側の面)が開口する長尺の矩形の箱状に形成されている(図3及び図4参照)。カバー12の後面における上下両側の端部には、図4に示すように、後方へ突き出た突壁部120が長手方向の全長にわたってそれぞれ設けられている。これら一対の突壁部120の後端には、内向き(上側の突壁部120では下向き、下側の突壁部120では上向き)に突き出る突起部121がそれぞれ設けられている。カバー12は、一対の突壁部120の突起部121が、取付部材11の一対の側板111の引掛部112にそれぞれ引っ掛かることにより、取付部材11の前面を覆うように取付部材11に取り付けられる(図4参照)。
上述のように構成される第1光源ユニット1は、一対の引掛金具の鉤形の先端が器具本体3の背板30に設けられる受け金具303に引っ掛けられる。さらに、第1光源ユニット1は、一対の引掛ばね114の両端が、器具本体3の背板30に設けられている引掛板302の溝の縁に引っ掛けられることで器具本体3に取り付けられる(図4参照)。
第2光源ユニット2は、本発明の一態様に係る光源ユニットの実施形態である。第2光源ユニット2は、図5に示すように、固体発光素子であるLED20と、導光体21と、ケース22と、カバー23とを有している。LED20は、例えば、照明用白色LEDである。ただし、固体発光素子はLEDに限定されず、例えば、有機エレクトロルミネッセンス素子などであってもかまわない。
導光体21は、アクリル樹脂のような透光性を有する合成樹脂によって長尺の角柱状(図示例では直方体状)に形成されている。ただし、導光体21は、ケイ酸塩ガラスや石英ガラスのような透光性を有する不燃材で形成されてもかまわない。
ケース22は、アルミ又はアルミ合金のような金属材料によって長尺の角筒状に形成されている。ケース22の長手方向に沿った4つの側面のうちの1つの側面(下面)に矩形の窓220が設けられている。
カバー23は、ケイ酸塩ガラスや石英ガラスのような透光性を有する不燃材によって長尺の矩形平板状に形成されている。カバー23は、ケース22の窓220にはめ込まれてケース22を密閉する。なお、カバー23は、接着又はねじ止めなどの適宜の方法でケース22と結合される。
LED20は、その光軸がケース22の長手方向と平行するようにケース22内の長手方向の一端(図5における左端)に配置される。ただし、LED20は、図示しない電線によって第2点灯装置4と電気的に接続され、第2点灯装置4から供給される直流電流によって発光(点灯)する。
導光体21は、その長手方向の一方の端面(図5における左側の端面)をLED20と対向させるようにケース22内に配置される。さらに、導光体21の長手方向に沿った4つの側面のうちの1つの側面(下面)がカバー23と接している。導光体21は、LED20と対向する端面(入射面210)に、LED20から放射される光が入射される。入射面210から導光体21に入射した光は、入射面210から離れる向き(図5における右向き)に導光される。さらに、導光体21内を進行する光の一部が導光体21の側面から導光体21の外に出射し、カバー23を透過してケース22の外に放射される。
ここで、導光体21内を進行する光は導光体21の4つの側面から出射する。したがって、LED20から放射される光のうちで導光体21からカバー23を通してケース22の外に放射される光の割合(光の取り出し効率)を高めるため、ケース22の内周面に反射体が設けられることが好ましい。反射体は、例えば、金属めっきや白色の塗料などで形成される。このようにケース22の内周面に反射体が形成されることにより、導光体21の側面(上面、前面、後面)から導光体21の外に出射する光を反射体に反射させて第2光源ユニット2の光の取り出し効率の向上を図ることができる。
第2光源ユニット2は、図4に示すように、器具本体3の下カバー32の下板320に取り付けられる。第2光源ユニット2の下面(カバー23が設けられている面)は、下板320の長手方向の中央に開口する矩形の孔(出射窓322)を通して器具本体3の外に露出している(図1B参照)。つまり、第2光源ユニット2が放射する光は、出射窓322を通して器具本体3の外に出射される。
非常用照明器具X1は、例えば、図2Bに示すように、踊り場F1の壁W1における水平方向のほぼ中央に設置される。つまり、器具本体3の長手方向の中央に配置されている第2光源ユニット2は、上りの階段S1と下りの階段S2の境界に設置されている手すり壁Z1と対向する。
第2光源ユニット2の照射範囲は、おおよそ、図2A及び図2Bに示した一点破線L1及びL2に囲まれた範囲となる。つまり、実施形態1の非常用照明器具X1は、所望の配光特性を実現しつつ、特許文献1記載の従来例と比較して長手方向の寸法を短くして容易に小型化を図ることができる。なお、所望の配光特性とは、踊り場の床面及び階段の踏面などを、消防法などの法規で規定されている最低照度以上の照度で照明することが可能な配光特性である。
特許文献1記載の従来例において、1つの非常用光源ユニットが器具本体の長手方向の中央付近に取り付けられた場合、器具本体の長手方向の両端に非常用光源ユニットが一つずつ配置される場合と同等の配光特性を実現することは難しい。つまり、特許文献1記載の非常用光源ユニットは、点光源から放射される光をレンズによって配光制御している。そのため、手すり壁Z1に対して非常用光源ユニットが左右方向にずれた場合、非常用光源ユニットの光の一部が手すり壁Z1で遮られてしまう可能性がある。
これに対して、非常用照明器具X1では、第2光源ユニット2が線状光源であるので、手すり壁Z1に対して第2光源ユニット2の長手方向の中心が左右方向に多少ずれた場合でも第2光源ユニット2の光が手すり壁Z1で遮られにくいという利点がある。
次に、非常用照明器具X1の幾つかの変形例を例示する。ただし、以下に例示する変形例1~6の非常用照明器具X1は、第2光源ユニット2以外の構成が共通しているので、各変形例1~6における第2光源ユニット2についてのみ、その構成を図示して説明する。
まず、変形例1における第2光源ユニット2は、導光体21のカバー23と反対側の側面(上面)に複数の凹部211が設けられている(図6A参照)。これら複数の凹部211は錐体面状(円錐面状又は角錐面状)に形成されている。凹部211内には、導光体21を形成する材料(例えば、アクリル樹脂)の屈折率よりも屈折率の小さい物質である空気が存在している。つまり、導光体21内を進行する光の一部が導光体21と凹部211内の空気の界面(凹部211の内周面)で全反射されて導光体21の下面から出射する。変形例1における第2光源ユニット2は、導光体21の上面に複数の凹部211が設けられることにより、凹部211が設けられない場合と比較して、導光体21の長手方向に沿った光量(カバー23を通して出射される光量)のばらつきを抑えることができる。ただし、変形例1における第2光源ユニット2では、複数の凹部211は、導光体21の長手方向に沿った入射面210からの距離が長くなるに連れて、隣り合う凹部211の間隔を狭くするように設けられている。つまり、入射面210からの距離が長くなるほど導光体21内を進行する光が減少するが、入射面210からの距離が長い部分ほど多くの凹部211が配置されるので、導光体21の長手方向に沿った光量のばらつきを更に抑えることができる。
変形例2における第2光源ユニット2は、図6Bに示すように、変形例1における第2光源ユニット2と同様に導光体21の上面に複数の凹部211が設けられている。さらに、変形例2における第2光源ユニット2では、複数の凹部211は、導光体21の長手方向の中央部分からの距離が短くなるに連れて、隣り合う凹部211の間隔を狭くするように設けられている。つまり、変形例2における第2光源ユニット2は、導光体21の長手方向の中央部分ほど多くの凹部211が配置されるので、導光体21の長手方向に沿った中央部分の光量の減少を抑えることができる。
変形例3における第2光源ユニット2は、図6Cに示すように、導光体21が入射面210からの距離が長くなるに連れて導光体21の長手方向に直交する断面の面積を小さくするように構成されている。言い換えると、変形例3における導光体21は、入射面210から離れるにつれて導光体21の上面が導光体21の下面に近付く向きに傾斜する、角錐台状に形成されている。つまり、変形例3における第2光源ユニット2では、入射面210から入射する光の一部を導光体21の傾斜した上面で全反射させることにより、導光体21の長手方向に沿った光量のばらつきを更に抑えることができる。また、変形例3における第2光源ユニット2では、図6C示すように、変形例1における第2光源ユニット2と同様に導光体21の上面に複数の凹部211が設けられている。さらに、これら複数の凹部211は、導光体21の長手方向に沿った入射面210からの距離が長くなるに連れて、隣り合う凹部211の間隔を狭くするように設けられている。そのため、変形例3における第2光源ユニット2は、導光体21の長手方向に沿った光量のばらつきを更に抑えることができる。
変形例4における第2光源ユニット2は、図6Dに示すように、導光体21の上面に複数の突部213が設けられている。これら複数の突部213は錐体状(円錐状又は角錐状)に形成されている。つまり、導光体21内を進行する光の一部が突部213内に進行し、突部213と空気の界面(突部213の内周面)で反射されて導光体21の下面から出射する。変形例4における第2光源ユニット2は、導光体21の上面に複数の突部213が設けられることにより、突部213が設けられない場合と比較して、導光体21の長手方向に沿った光量のばらつきを抑えることができる。ただし、変形例4における第2光源ユニット2では、複数の突部213は、導光体21の長手方向に沿った入射面210からの距離が長くなるに連れて、隣り合う突部213の間隔を狭くするように設けられている。つまり、入射面210からの距離が長くなるほど導光体21内を進行する光が減少するが、入射面210からの距離が長い部分ほど多くの突部213が配置されるので、導光体21の長手方向に沿った光量のばらつきを更に抑えることができる。
変形例5における第2光源ユニット2は、図6Eに示すように、導光体21の上面に複数の反射部214が設けられている。これら複数の反射部213は、例えば、孔版印刷(スクリーン印刷)又はインクジェット印刷によって導光体21の上面に付着されたインキで形成されている。つまり、導光体21内を進行する光の一部が反射部214で反射(拡散反射又は混合反射)されて導光体21の下面から出射する。変形例5における第2光源ユニット2は、導光体21の上面に複数の反射部214が設けられることにより、反射部214が設けられない場合と比較して、導光体21の長手方向に沿った光量のばらつきを抑えることができる。ただし、変形例5における第2光源ユニット2では、複数の反射部214は、導光体21の長手方向に沿った入射面210からの距離が長くなるに連れて、隣り合う反射部214の間隔を狭くするように設けられている。つまり、入射面210からの距離が長い部分ほど多くの反射部214が配置されるので、導光体21の長手方向に沿った光量のばらつきを更に抑えることができる。
変形例6における第2光源ユニット2は、図6Fに示すように、LED20を2つ有している。一方のLED20は、導光体21の長手方向の一方の端面(第1入射面210A)と対向する位置に配置される。他方のLED20は、導光体21の長手方向の他方の端面(第2入射面210B)と対向する位置に配置される。さらに、変形例6における導光体21は、第1入射面210A及び第2入射面210Bから導光体21の長手方向の中央に向かうに連れて導光体21の長手方向に直交する断面の面積を小さくするように構成されている。言い換えると、変形例6における導光体21は、第1入射面210A及び第2入射面210Bから導光体21の中央に向かって導光体21の上面がV字状に傾斜する角柱状に形成されている。変形例6における第2光源ユニット2では、第1入射面210Aから入射する光及び第2入射面210Bから入射する光を導光体21の傾斜した上面で全反射させることにより、導光体21の長手方向に沿った光量のばらつきを更に抑えることができる。
[実施形態2]
実施形態2の非常用照明器具X2は、実施形態1の非常用照明器具X1と同じく階段通路誘導灯である。なお、実施形態2の非常用照明器具X2は、実施形態1の非常用照明器具X1と基本的な構成が共通しているので、共通する構成要素には同一の符号を付して適宜図示及び説明を省略する。
実施形態2の非常用照明器具X2は、器具本体3に対する第2光源ユニット2の配置場所が実施形態1の非常用照明器具X1と異なっている。すなわち、実施形態2における第2光源ユニット2は、図8に示すように、器具本体3の下カバー32の第2前板321に取り付けられている。第2光源ユニット2のカバー23が設けられている面(前面)は、第2前板321の長手方向の中央に開口する矩形の出射窓322を通して器具本体3の外に露出している(図7参照)。つまり、第2光源ユニット2が放射する光は、器具本体3の前面(第2前板321)に開口する出射窓322を通して器具本体3の外に出射される。なお、実施形態2における第2光源ユニット2は、実施形態1における第2光源ユニット2の変形例1~6のいずれか一つの第2光源ユニット2と共通であってもかまわない。
次に、非常用照明器具X2の幾つかの変形例を例示する。ただし、以下に例示する変形例7~10の非常用照明器具X2は、第2光源ユニット2以外の構成が共通しているので、各変形例7~10における第2光源ユニット2についてのみ、その構成を図示して説明する。
まず、変形例7における第2光源ユニット2は、導光体21のカバー23と対向する側面(以下、「出射面212」と呼ぶ。)が導光体21の内部に向かってくぼんでいる(図9A参照)。例えば、変形例7における出射面212は、円筒面形状に形成されている。ただし、出射面212は、円筒面形状に限定されず、双曲面形状及び円錐面形状などの曲面形状に形成されてもよい。
変形例7における第2光源ユニット2の水平方向の配光特性及び鉛直方向の配光特性を図9Bに示す。ただし、図9Bにおいては、水平方向の配光特性を実線α1で示し、鉛直方向の配光特性を破線β1で示している。実線α1で示すように、変形例7における第2光源ユニット2は、壁面の法線方向を0°としたときに左方向及び右方向に各々約60°の角度範囲まで光を照射することができる。また、破線β1で示すように、変形例7における第2光源ユニット2は、壁面の法線方向を0°としたときに上方向及び下方向に各々約45°の角度範囲まで光を照射することができる。すなわち、変形例7の非常用照明器具X2は、出射面212がくぼんでいない場合、具体的には出射面212が平面であり、かつ出射面212の法線方向が壁面の法線方向と一致している場合に比べて、水平方向及び鉛直方向の照射範囲を広げることができる。
変形例8における第2光源ユニット2も変形例7と同様に、導光体21の出射面212が導光体21の内部に向かってくぼんでいる(図10A参照)。変形例8における導光体21の出射面212は、法線方向を壁面の法線方向に対して上向きに数十°(例えば、約20°)傾けた平面形状に形成されている。
変形例8における第2光源ユニット2の水平方向の配光特性及び鉛直方向の配光特性を図10Bに示す。ただし、図10Bにおいては、水平方向の配光特性を実線α2で示し、鉛直方向の配光特性を破線β2で示している。実線α2で示すように、変形例8における第2光源ユニット2は、壁面の法線方向を0°としたときに左方向及び右方向に各々約60°の角度範囲まで光を照射することができる。また、破線β2で示すように、変形例8における第2光源ユニット2は、壁面の法線方向を0°としたときに上方向に約45°の角度から下方向に約30°の角度まで光を照射することができる。すなわち、変形例8の非常用照明器具X2は、出射面212がくぼんでいない場合に比べて、水平方向及び鉛直上向きの照射範囲を広げることができる。
変形例9における第2光源ユニット2も変形例7と同様に、導光体21の出射面212が導光体21の内部に向かってくぼんでいる(図11A参照)。変形例9における導光体21の出射面212は、法線方向を壁面の法線方向に対して下向きに数十°(例えば、約20°)傾けた平面形状に形成されている。
変形例9における第2光源ユニット2の水平方向の配光特性及び鉛直方向の配光特性を図11Bに示す。ただし、図11Bにおいては、水平方向の配光特性を実線α3で示し、鉛直方向の配光特性を破線β3で示している。実線α3で示すように、変形例9における第2光源ユニット2は、壁面の法線方向を0°としたときに左方向及び右方向に各々約60°の角度範囲まで光を照射することができる。また、破線β3で示すように、変形例9における第2光源ユニット2は、壁面の法線方向を0°としたときに下方向に約45°の角度から上方向に約30°の角度まで光を照射することができる。すなわち、変形例9の非常用照明器具X2は、出射面212がくぼんでいない場合に比べて、水平方向及び鉛直下向きの照射範囲を広げることができる。
変形例10における第2光源ユニット2は、変形例8における導光体21(以下、上導光体21Aと呼ぶ。)と、変形例9における導光体21(以下、下導光体21Bと呼ぶ。)を有している。変形例10における第2光源ユニット2では、下導光体21Bの上に上導光体21Aが積み重なるように配置されている(図12参照)。ただし、上導光体21Aの下側の側面(下面)と下導光体21Bの上側の側面(上面)は接しておらず、上導光体21Aの下面と下導光体21Bの上面の間に空気の層が設けられている。
変形例10における第2光源ユニット2の水平方向の配光特性及び鉛直方向の配光特性は、図10Bに示した変形例8の配光特性と、図11Bに示した変形例9の配光特性とを重ね合わせた配光特性となる。つまり、変形例10における第2光源ユニット2は、壁面の法線方向を0°としたときに上方向に約45°の角度から下方向に約45°の角度まで光を照射することができる。すなわち、変形例10の非常用照明器具X2は、変形例8及び変形例9の各々の非常用照明器具X2と比較して、水平方向及び鉛直下向きの照射範囲を広げることができる。
[実施形態3]
実施形態3の非常用照明器具X3は、実施形態1の非常用照明器具X1及び実施形態2の非常用照明器具X2と同じく階段通路誘導灯である。なお、実施形態3の非常用照明器具X3は、実施形態1の非常用照明器具X1及び実施形態2の非常用照明器具X2と基本的な構成が共通しているので、共通する構成要素には同一の符号を付して適宜図示及び説明を省略する。
実施形態3の非常用照明器具X3は、第2光源ユニット2の構造に特徴がある。実施形態3における第2光源ユニット2は、第1LED20A及び第2LED20Bの2つの固体発光素子と、第1導光体21C及び第2導光体21Dとを有している(図13B参照)。
第1導光体21Cは、長尺の四角錐台状に形成されている。第1導光体21Cは、第1導光体21Cの長手方向の一方の端面(面積の大きい方の端面)を入射面210Cとする。また、第1導光体21Cは、第1導光体21Cの長手方向に沿った斜面(前面)を出射面212Cとする。
第2導光体21Dは、第1導光体21Cと同一の形状及び同一の寸法を有する長尺の四角錐台状に形成されている。第2導光体21Dは、第2導光体21Dの長手方向の一方の端面(面積の大きい方の端面)を入射面210Dとする。また、第2導光体21Dは、第2導光体21Dの長手方向に沿った斜面(前面)を出射面212Dとする。つまり、第1導光体21C及び第2導光体21Dはそれぞれ、入射面210C、210Dからの距離が長くなるに連れて導光体21C、21Dの長手方向に直交する断面の面積を大きく小さくするように構成されている。
実施形態3における第2光源ユニット2では、第2導光体21Dの上に第1導光体21Cが積み重なるように配置されている(図13B参照)。なお、第1導光体21Cと第2導光体21Dは、各々の長手方向の端面同士が同一平面上で隣り合うように配置されている。ただし、第1導光体21Cの下側の側面(下面)と第2導光体21Dの上側の側面(上面)は接しておらず、第1導光体21Cの下面と第2導光体21Dの上面の間に空気の層が設けられている。
第1LED20Aは、第1導光体21Cの入射面210Cと対向する位置に配置されている。つまり、第1LED20Aから放射される光は、第1導光体21Cの入射面210Cから第1導光体21C内に入射する。入射面210Cから入射した光は、第1導光体21C内を第1導光体21Cの長手方向に進行しながら第1導光体21Cの出射面212Cを通して第1導光体21Cの前方へ出射する。
第2LED20Bは、第2導光体21Dの入射面210Dと対向する位置に配置されている。つまり、第2LED20Bから放射される光は、第2導光体21Dの入射面210Dから第2導光体21D内に入射する。入射面210Dから入射した光は、第2導光体21D内を第2導光体21Dの長手方向に進行しながら第2導光体21Dの出射面212Dを通して第2導光体21Dの前方へ出射する。
実施形態3における第2光源ユニット2では、第1導光体21Cの長手方向における入射面210Cと同じ側の端部の前端部分と、第2導光体21Dの長手方向における入射面210Dと同じ側の端部の前端部分とがカバー23の外(前方)に突き出ている(図13A参照)。そのため、実施形態3の非常用照明器具X3は、第1導光体21C及び第2導光体21Dがカバー23の外に突き出ない場合と比較して、水平方向における配光特性を広げて器具本体3の左右両側の光量を増やすことができる。
ここで、踊り場の壁のうちで上り階段と平行な壁又は下り階段と平行な壁の少なくともいずれか一方の壁に、階数を表示するための表示板が設置される場合がある。実施形態3の非常用照明器具X3は、水平方向における配光特性を広げて器具本体3の左右両側の光量を増やすことにより、非常時照明中の表示板の視認性の向上を図ることができる。
次に、非常用照明器具X3の幾つかの変形例を例示する。ただし、以下に例示する変形例11~14の非常用照明器具X3は、第2光源ユニット2以外の構成が共通しているので、各変形例11~14における第2光源ユニット2についてのみ、その構成を図示して説明する。
まず、変形例11における第2光源ユニット2は、第1導光体21C及び第2導光体21Dのそれぞれが直方体形状に形成されている。第1導光体21Cは、長手方向の一方の端を入射面210Cとし、長手方向の他方の端部をカバーの外に突き出させるようにケース内に収容されている(図14参照)。また、第2導光体21Dは、長手方向の一方の端を入射面210Dとし、長手方向の他方の端部をカバーの外に突き出させるようにケース内に収容されている(図14参照)。変形例11の非常用照明器具X3もまた、水平方向における配光特性を広げて器具本体3の左右両側の光量を増やすことができる。
変形例12における第2光源ユニット2では、直方体形状の第1導光体21Cと、同じく直方体形状の第2導光体21Dとが直線上に並ぶように配置されている(図15A参照)。また、第1LED20A及び第2LED20Bは、器具本体3の長手方向の中央に、器具本体3の長手方向に沿って隣り合うように配置されている。
変形例13における第2光源ユニット2では、直方体形状の第1導光体21Cと、同じく直方体形状の第2導光体21Dとが、上下方向から見てV字状に配置されている(図15B参照)。さらに、第1導光体21C及び第2導光体21Dのそれぞれの長手方向の端部が、器具本体3の前面(図15Bにおける下面)から前方(図15Bにおける下方)に突き出ている。
変形例14における第2光源ユニット2は、角錐台形状の第1導光体21Cと、同じく角錐台形状の第2導光体21Dとが直線上に並ぶように配置されている(図15C参照)。さらに、第1導光体21C及び第2導光体21Dのそれぞれの長手方向の端部が、器具本体3の前面(図15Cにおける下面)から前方(図15Cにおける下方)に突き出ている。ただし、第1導光体21C及び第2導光体21Dは、それぞれの面積の大きい方の端面を入射面としている。よって、第1LED20A及び第2LED20Bは、器具本体3の長手方向の両端に配置されて第1導光体21C及び第2導光体21Dの各々の入射面と対向している。
変形例12~14の非常用照明器具X3もまた、水平方向における配光特性を広げて器具本体3の左右両側の光量を増やすことができる。
[実施形態4]
実施形態4の非常用照明器具X4は、実施形態1~3の非常用照明器具X1~X3と同じく階段通路誘導灯である。なお、実施形態4の非常用照明器具X4は、実施形態1の非常用照明器具X1及び実施形態2の非常用照明器具X2と基本的な構成が共通しているので、共通する構成要素には同一の符号を付して適宜図示及び説明を省略する。
実施形態4の非常用照明器具X4は、第2光源ユニット2の構造に特徴がある。実施形態4における第2光源ユニット2は、第1LED20A及び第2LED20Bの2つの固体発光素子と、一つの導光体21とを有している(図16A及び図16B参照)。
導光体21は、長尺の柱状であり、かつ、長手方向の中央部分を器具本体3の外(前方)に向けて突き出させるように湾曲した形状に形成されている。また、導光体21の長手方向の両側の端面に入射面がそれぞれ設けられている。
第1LED20Aは、導光体21の一方の入射面と対向する位置に配置される。第2LED20Bは、導光体21の他方の入射面と対向する位置に配置される(図16B参照)。
実施形態4における第2光源ユニット2では、導光体21の長手方向の中央部分がカバー23の外(前方)に突出している(図16A参照)。そのため、実施形態4の非常用照明器具X4は、導光体21がカバー23の外に突出しない場合と比較して、水平方向における配光特性を広げて器具本体3の左右両側の光量を増やすことができる。
次に、非常用照明器具X4の変形例15を説明する。ただし、変形例15の非常用照明器具X4は、第2光源ユニット2以外の構成が共通しているので、第2光源ユニット2についてのみ、その構成を図示して説明する。
変形例15における第2光源ユニット2は、導光体21のカバー23と反対側の側面(後面)に複数の凹部211が設けられている(図17参照)。これら複数の凹部211は錐体面状(円錐面状又は角錐面状)に形成されている。凹部211内には、導光体21を形成する材料(例えば、アクリル樹脂)の屈折率よりも屈折率の小さい物質である空気が存在している。
変形例15における第2光源ユニット2は、導光体21の後面に複数の凹部211が設けられることにより、凹部211が設けられない場合と比較して、導光体21の長手方向に沿った光量(カバー23を通して出射される光量)のばらつきを抑えることができる。複数の凹部211は、それぞれの頂点(錐体面の頂点)と底面(錐体面の底面)の重心(円錐の場合の円の中心)とを結ぶ直線P1~P10が一点で交わるように配置されることが好ましい(図17参照)。なお、複数の凹部211は、直線P1~P10が互いに平行となるように配置されてもかまわない。ただし、直線P1~P10が一点で交わるように複数の凹部211が配置される構成の方が、直線P1~P10が互いに平行となるように複数の凹部211が配置される構成に比べて、器具本体3の左右両側の光量を増やすことができる。
なお、実施形態1~4の非常用照明器具X1~X4は、器具本体3の下面又は前面に出射窓322が設けられているが、器具本体3の下面と前面の両面に出射窓が設けられてもかまわない。例えば、下カバー32の下板320の前端部と第2前板321の下端部とにまたがるように一つの出射窓が設けられればよい。
また、実施形態1~4の非常用照明器具X1~X4では、導光体21が不燃物からなるカバー23で覆われているが、導光体21がケイ酸塩ガラスや石英ガラスのような透光性を有する不燃材で形成されれば、導光体21をカバー23で覆う必要はない。
上述のように本発明の第1の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、階段(S1、S2)及び踊り場(F1)を含む避難通路を照明する。非常用照明器具(X1~X4)は、常用電源から給電されて点灯する第1光源ユニット(1)と、非常用電源から給電されて点灯する1つ以上の第2光源ユニット(2)とを備える。非常用照明器具(X1~X4)は、第1光源ユニット(1)及び第2光源ユニット(2)を支持して踊り場(F1)の壁(W1)又は天井に取り付けられる器具本体(3)を備えている。第2光源ユニット(2)は、固体発光素子(LED20)と、長尺の柱状に形成された導光体(21)とを有している。導光体(21)は、固体発光素子(LED20)から放射される光が入射する入射面(210)を導光体(21)の長手方向の端面に有している。導光体(21)は、入射面(210)から入射する光を導光体(21)の長手方向に沿って入射面(210)から離れる向きに導光するように構成されている。導光体(21)は、更に、入射面(210)から離れる向きに導光する光の一部を導光体(21)の長手方向に沿った側面から導光体(21)の外に出射させるように構成されている。
第1の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、特許文献1記載の従来例と比較して長手方向の寸法を短くして容易に小型化を図ることを可能にする。
本発明の第2の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、第1の態様との組合せにより実現され得る。第2の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)において、器具本体(3)は、第2光源ユニット(2)を内部に収容して踊り場(F3)の壁(W1)に取り付けられることが好ましい。器具本体(3)は、器具本体(3)の前面及び下面の少なくとも一方の面に、第2光源ユニット(2)が発する光を出射する出射窓(322)が設けられていることが好ましい。
第2の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、器具本体(3)の前面及び下面の少なくとも一方の面に出射窓(322)が設けられるので、踊り場(F1)を適切に照明することができる。
本発明の第3の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、第1又は第2の態様との組合せにより実現され得る。第3の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)において、導光体(21)の長手方向の端面に入射面(210)が設けられていることが好ましい。
第3の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、導光体(21)の長手方向に沿った側面(出射面212)から光を出射させて光の照射範囲を広げることができる。
本発明の第4の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、第1~第3の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第4の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)において、第2光源ユニット(2)は、導光体(21)から出射する光を器具本体(3)の外に向けて反射する反射体(ケース22)を有することが好ましい。
第4の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、導光体(21)から出射する光を反射体(ケース22)に反射されることによって、第2光源ユニット(2)における光の取り出し効率の向上を図ることができる。
本発明の第5の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、第1~第4の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第5の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)において、導光体(21)は、導光体(21)の長手方向に沿った側面に複数の凹部(211)が設けられていることが好ましい。
第5の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、導光体(21)内を進行する光の一部が導光体(21)と凹部(211)内の空気の界面で全反射されて導光体(21)の側面から出射するので、導光体(21)の長手方向に沿った光量のばらつきを抑制できる。
本発明の第6の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、第5の態様との組合せにより実現され得る。第6の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)において、導光体(21)の長手方向の端面に入射面(210)が設けられていることが好ましい。複数の凹部(211)は、導光体(21)の長手方向に沿った入射面(210)からの距離が長くなるに連れて、隣り合う凹部(211)の間隔を狭くするように設けられていることが好ましい。
第6の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、導光体(21)の長手方向に沿った光量のばらつきを更に抑えることができる。
本発明の第7の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、第5の態様との組合せにより実現され得る。第7の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)において、導光体(21)の長手方向の端面に入射面(210)が設けられていることが好ましい。複数の凹部(211)は、導光体(21)の長手方向の中央部分からの距離が短くなるに連れて、隣り合う凹部(211)の間隔を狭くするように設けられていることが好ましい。
第7の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、導光体(21)の長手方向に沿った光量のばらつきを更に抑えることができる。
本発明の第8の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、第1~第7の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第8の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)において、導光体(21)は、導光体(21)の長手方向の端面に入射面(210)が設けられていることが好ましい。導光体(21)は、入射面(210)からの距離が長くなるに連れて導光体(21)の長手方向に直交する断面の面積を小さくするように構成されていることが好ましい。
第8の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、入射面(210)から入射する光の一部を導光体(21)の傾斜した側面で全反射させることにより、導光体(21)の長手方向に沿った光量のばらつきを更に抑えることができる。
本発明の第9の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、第1~第8の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第9の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)において、導光体(21)は、導光体(21)の長手方向の端面に入射面(210)が設けられていることが好ましい。導光体(21)は、更に、入射面(210)から入射した光を長手方向に沿って導光しつつ長手方向に沿った側面(出射面212)から出射させるように構成されることが好ましい。導光体(21)の側面(出射面212)は、光が側面(出射面212)から出射する向きと逆向きにくぼんでいる。
第9の態様に係る非常用照明器具(X1~X4)は、側面(出射面212)がくぼんでいない場合に比べて、第2光源ユニット(2)の照射範囲を広げることができる。
本発明の第10の態様に係る非常用照明器具(X2、X3)は、第1~第9の態様のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第10の態様に係る非常用照明器具(X2、X3)において、第2光源ユニット(2)は、固体発光素子(LED20)と導光体(21)をそれぞれ複数有することが好ましい。複数の導光体(上導光体21A、下導光体21B、第1導光体21C、第2導光体21D)から出射する光の照射範囲が少なくとも部分的に重ならないように構成されていることが好ましい。
第10の態様に係る非常用照明器具(X2、X3)は、導光体(21)が一つの場合と比較して、第2光源ユニット(2)の照射範囲を広げることができる。
本発明の第11の態様に係る非常用照明器具(X3)は、第10の態様との組合せにより実現され得る。第11の態様に係る非常用照明器具(X3)において、複数の導光体(21)は、それぞれ長尺の柱状に形成されている第1導光体(21C)と第2導光体(21D)を含むことが好ましい。複数の固体発光素子は、第1導光体(21C)に光を入射する第1固体発光素子(第1LED20A)と、第2導光体(21D)に光を入射する第2固体発光素子(第2LED20B)とを含むことが好ましい。第1導光体(21C)は、長尺の柱状に形成され、第1導光体(21C)の長手方向の端面に入射面(210C)が設けられていることが好ましい。第1導光体(21C)は、更に、第1導光体(21C)の入射面(210C)から入射した光を第1導光体(21C)の長手方向に沿って導光しつつ第1導光体(21C)の長手方向に沿った側面(出射面212C)から出射させるように構成されることが好ましい。第2導光体(21D)は、長尺の柱状に形成され、第2導光体(21D)の長手方向の端面に入射面(210D)が設けられていることが好ましい。第2導光体(21D)は、更に、第2導光体(21D)の入射面(210D)から入射した光を第2導光体(21D)の長手方向に沿って導光しつつ第2導光体(21D)の長手方向に沿った側面(出射面212D)から出射させるように構成されることが好ましい。第2光源ユニット(2)は、第1導光体(21C)の側面(出射面212C)と、第2導光体(21D)の側面(出射面212D)とを器具本体(3)に対して互いに異なる向きに傾けた状態で器具本体(3)内に収容されていることが好ましい。
第11の態様に係る非常用照明器具(X3)は、第2光源ユニット(2)の照射範囲を更に広げることができる。
本発明の第12の態様に係る非常用照明器具(X3)は、第11の態様との組合せにより実現され得る。第12の態様に係る非常用照明器具(X3)において、第1導光体(21C)及び第2導光体(21D)はそれぞれ、第1導光体(21C)及び第2導光体(21D)の長手方向の端面に入射面(210C、210D)が設けられていることが好ましい。第1導光体(21C)及び第2導光体(21D)はそれぞれ、入射面(210C、210D)からの距離が長くなるに連れて導光体(21C、21D)の長手方向に直交する断面の面積を小さくするように構成されていることが好ましい。
第12の態様に係る非常用照明器具(X3)は、第1導光体(21C)及び第2導光体(21D)の長手方向に沿った光量のばらつきを更に抑えることができる。
本発明の第13の態様に係る非常用照明器具(X3)は、第11又は第12の態様との組合せにより実現され得る。第13の態様に係る非常用照明器具(X3)において、第2光源ユニット(2)は、第1固体発光素子(第1LED20A)と第2固体発光素子(第2LED20B)を、第1導光体(21C)及び第2導光体(21D)を挟んで対向させるように器具本体(3)内に収容されていることが好ましい。
第13の態様に係る非常用照明器具(X3)は、配光特性を広げて器具本体3の左右両側の光量を増やすことができる。
本発明の第14の態様に係る非常用照明器具(X4)は、第1~第13のいずれか一つとの組合せにより実現され得る。第14の態様に係る非常用照明器具(X4)において、導光体(21)は、長尺の柱状に形成されることが好ましい。導光体(21)は、導光体(21)の長手方向の端面に入射面(210)が設けられており、かつ、長手方向の中央部分を器具本体(3)の外に向けて突き出させるように湾曲した形状に形成されていることが好ましい。
第14の態様に係る非常用照明器具(X4)は、配光特性を広げて器具本体3の左右両側の光量を増やすことができる。
本発明の第15の態様に係る光源ユニット(第2光源ユニット2)は、第1~第14のいずれか一つの非常用照明器具(X1~X4)が備える光源ユニット(第2光源ユニット2)である。第15の態様に係る光源ユニット(第2光源ユニット2)は、固体発光素子(LED20)と、長尺の柱状に形成された導光体(21)とを有している。導光体(21)は、固体発光素子(LED20)から放射される光が入射する入射面(210)を導光体(21)の長手方向の端面に有している。導光体(21)は、入射面(210)から入射する光を導光体(21)の長手方向に沿って入射面(210)から離れる向きに導光する。導光体(21)は、入射面(210)から離れる向きに導光する光の一部を導光体(21)の長手方向に沿った側面から導光体(21)の外に出射させるように構成されている。
第15の態様に係る光源ユニット(第2光源ユニット2)は、特許文献1記載の従来例と比較して長手方向の寸法を短くして容易に小型化を図ることを可能にする。
X1~X4 非常用照明器具
1 第1光源ユニット
2 第2光源ユニット(光源ユニット)
3 器具本体
20 LED(固体発光素子)
20A 第1LED(第1固体発光素子)
20B 第2LED(第2固体発光素子)
21 導光体
21A 上導光体(導光体)
21B 下導光体(導光体)
21C 第1導光体
21D 第2導光体
22 ケース(反射体)
210 入射面
211 凹部
212 出射面(側面)
322 出射窓

Claims (14)

  1. 階段及び踊り場を含む避難通路を照明する非常用照明器具であって、
    常用電源から給電されて点灯する長尺の第1光源ユニットと、
    非常用電源から給電されて点灯する1つ以上の第2光源ユニットと、
    前記第1光源ユニット及び前記第2光源ユニットを支持して前記踊り場の壁又は天井に取り付けられる器具本体と
    を備え、
    前記第2光源ユニットは、
    固体発光素子と、
    長尺の柱状に形成された導光体と
    を有し、
    前記導光体は、前記固体発光素子から放射される光が入射する入射面を前記導光体の長手方向の端面に有し、前記入射面から入射する光を前記導光体の長手方向に沿って前記入射面から離れる向きに導光し、かつ、前記入射面から離れる向きに導光する光の一部を前記導光体の長手方向に沿った側面から前記導光体の外に出射させるように構成され、
    前記導光体の長手方向に沿った前記第2光源ユニットの長さは、前記第1光源ユニットの長手方向に沿った長さの半分よりも短く、
    前記器具本体は、前記第2光源ユニットを内部に収容して前記踊り場の壁に取り付けられ、かつ、前記器具本体の前面及び下面の少なくとも一方の面に、前記導光体の長手方向に沿った前記側面から出射する光を前記器具本体の外に出射する出射窓が設けられている、
    非常用照明器具。
  2. 前記導光体の長手方向の端面に前記入射面が設けられている、
    請求項記載の非常用照明器具。
  3. 前記第2光源ユニットは、前記導光体から出射する光を前記器具本体の外に向けて反射する反射体を有する、
    請求項1又は2記載の非常用照明器具。
  4. 前記導光体の長手方向に沿った前記側面に複数の凹部が設けられている、
    請求項1~のいずれか1項に記載の非常用照明器具。
  5. 前記導光体の長手方向の端面に前記入射面が設けられており、
    前記複数の凹部は、前記導光体の長手方向の中央部分からの距離が短くなるに連れて、隣り合う凹部の間隔を狭くするように設けられている、
    請求項記載の非常用照明器具。
  6. 階段及び踊り場を含む避難通路を照明する非常用照明器具であって、
    常用電源から給電されて点灯する長尺の第1光源ユニットと、
    非常用電源から給電されて点灯する1つ以上の第2光源ユニットと、
    前記第1光源ユニット及び前記第2光源ユニットを支持して前記踊り場の壁又は天井に取り付けられる器具本体と
    を備え、
    前記第2光源ユニットは、
    固体発光素子と、
    長尺の柱状に形成された導光体と
    を有し、
    前記導光体は、前記固体発光素子から放射される光が入射する入射面を前記導光体の長手方向の端面に有し、前記入射面から入射する光を前記導光体の長手方向に沿って前記入射面から離れる向きに導光し、かつ、前記入射面から離れる向きに導光する光の一部を前記導光体の長手方向に沿った側面から前記導光体の外に出射させるように構成され、
    前記導光体の長手方向に沿った前記第2光源ユニットの長さは、前記第1光源ユニットの長手方向に沿った長さの半分よりも短く、
    前記導光体の長手方向に沿った側面に複数の凹部が設けられ、
    前記導光体の長手方向の端面に前記入射面が設けられており、
    前記複数の凹部は、前記導光体の長手方向に沿った前記入射面からの距離が長くなるに連れて、隣り合う凹部の間隔を狭くするように設けられている、
    非常用照明器具。
  7. 階段及び踊り場を含む避難通路を照明する非常用照明器具であって、
    常用電源から給電されて点灯する長尺の第1光源ユニットと、
    非常用電源から給電されて点灯する1つ以上の第2光源ユニットと、
    前記第1光源ユニット及び前記第2光源ユニットを支持して前記踊り場の壁又は天井に取り付けられる器具本体と
    を備え、
    前記第2光源ユニットは、
    固体発光素子と、
    長尺の柱状に形成された導光体と
    を有し、
    前記導光体は、前記固体発光素子から放射される光が入射する入射面を前記導光体の長手方向の端面に有し、前記入射面から入射する光を前記導光体の長手方向に沿って前記入射面から離れる向きに導光し、かつ、前記入射面から離れる向きに導光する光の一部を前記導光体の長手方向に沿った側面から前記導光体の外に出射させるように構成され、
    前記導光体の長手方向に沿った前記第2光源ユニットの長さは、前記第1光源ユニットの長手方向に沿った長さの半分よりも短く、
    前記導光体は、前記導光体の長手方向の端面に前記入射面が設けられており、かつ、前記入射面からの距離が長くなるに連れて前記導光体の長手方向に直交する断面の面積を小さくするように構成されている、
    非常用照明器具。
  8. 階段及び踊り場を含む避難通路を照明する非常用照明器具であって、
    常用電源から給電されて点灯する長尺の第1光源ユニットと、
    非常用電源から給電されて点灯する1つ以上の第2光源ユニットと、
    前記第1光源ユニット及び前記第2光源ユニットを支持して前記踊り場の壁又は天井に取り付けられる器具本体と
    を備え、
    前記第2光源ユニットは、
    固体発光素子と、
    長尺の柱状に形成された導光体と
    を有し、
    前記導光体は、前記固体発光素子から放射される光が入射する入射面を前記導光体の長手方向の端面に有し、前記入射面から入射する光を前記導光体の長手方向に沿って前記入射面から離れる向きに導光し、かつ、前記入射面から離れる向きに導光する光の一部を前記導光体の長手方向に沿った側面から前記導光体の外に出射させるように構成され、
    前記導光体の長手方向に沿った前記第2光源ユニットの長さは、前記第1光源ユニットの長手方向に沿った長さの半分よりも短く、
    前記導光体は、前記導光体の長手方向の端面に前記入射面が設けられており、
    前記導光体は、更に、前記入射面から入射した光を前記長手方向に沿って導光しつつ前記長手方向に沿った側面から出射させるように構成され、
    前記導光体の前記側面は、前記光が前記側面から出射する向きと逆向きにくぼんでいる、
    非常用照明器具。
  9. 階段及び踊り場を含む避難通路を照明する非常用照明器具であって、
    常用電源から給電されて点灯する長尺の第1光源ユニットと、
    非常用電源から給電されて点灯する1つ以上の第2光源ユニットと、
    前記第1光源ユニット及び前記第2光源ユニットを支持して前記踊り場の壁又は天井に取り付けられる器具本体と
    を備え、
    前記第2光源ユニットは、
    固体発光素子と、
    長尺の柱状に形成された導光体と
    を有し、
    前記導光体は、前記固体発光素子から放射される光が入射する入射面を前記導光体の長手方向の端面に有し、前記入射面から入射する光を前記導光体の長手方向に沿って前記入射面から離れる向きに導光し、かつ、前記入射面から離れる向きに導光する光の一部を前記導光体の長手方向に沿った側面から前記導光体の外に出射させるように構成され、
    前記導光体の長手方向に沿った前記第2光源ユニットの長さは、前記第1光源ユニットの長手方向に沿った長さの半分よりも短く、
    前記第2光源ユニットは、前記固体発光素子と前記導光体をそれぞれ複数有し、複数の前記導光体から出射する光の照射範囲が少なくとも部分的に重ならないように構成されている、
    非常用照明器具。
  10. 複数の前記導光体は、それぞれ長尺の柱状に形成されている第1導光体と第2導光体を含み、
    複数の前記固体発光素子は、前記第1導光体に光を入射する第1固体発光素子と、前記第2導光体に光を入射する第2固体発光素子とを含み、
    前記第1導光体は、長尺の柱状に形成され、前記第1導光体の長手方向の端面に入射面が設けられており、
    前記第1導光体は、更に、前記第1導光体の入射面から入射した光を前記第1導光体の長手方向に沿って導光しつつ前記第1導光体の長手方向に沿った側面から出射させるように構成され、
    前記第2導光体は、長尺の柱状に形成され、前記第2導光体の長手方向の端面に入射面が設けられており、
    前記第2導光体は、更に、前記第2導光体の入射面から入射した光を前記第2導光体の長手方向に沿って導光しつつ前記第2導光体の長手方向に沿った側面から出射させるように構成され、
    前記第2光源ユニットは、前記第1導光体の前記側面と、前記第2導光体の前記側面とを前記器具本体に対して互いに異なる向きに傾けた状態で前記器具本体内に収容されている、
    請求項記載の非常用照明器具。
  11. 前記第1導光体及び前記第2導光体はそれぞれ、前記第1導光体及び前記第2導光体の長手方向の端面に前記入射面が設けられており、かつ、前記入射面からの距離が長くなるに連れて前記導光体の長手方向に直交する断面の面積を小さくするように構成されている、
    請求項10記載の非常用照明器具。
  12. 前記第2光源ユニットは、前記第1固体発光素子と前記第2固体発光素子を、前記第1導光体及び前記第2導光体を挟んで対向させるように前記器具本体内に収容されている、請求項10又は11記載の非常用照明器具。
  13. 前記導光体は、長尺の柱状に形成され、前記導光体の長手方向の端面に前記入射面が設けられており、かつ、前記長手方向の中央部分を前記器具本体の外に突き出させるように湾曲した形状に形成されている、
    請求項1~12のいずれか1項に記載の非常用照明器具。
  14. 請求項1~13のいずれか1項の非常用照明器具が備える前記第2光源ユニットとなる光源ユニットであって、
    固体発光素子と、
    長尺の柱状に形成された導光体と
    を有し、
    前記導光体は、前記固体発光素子から放射される光が入射する入射面を前記導光体の長手方向の端面に有し、前記入射面から入射する光を前記導光体の長手方向に沿って前記入射面から離れる向きに導光し、かつ、前記入射面から離れる向きに導光する光の一部を前記導光体の長手方向に沿った側面から前記導光体の外に出射させるように構成されている、
    光源ユニット
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