JP2003098358A - ライトガイドおよびそれを用いた手摺構造 - Google Patents

ライトガイドおよびそれを用いた手摺構造

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JP2003098358A
JP2003098358A JP2001291429A JP2001291429A JP2003098358A JP 2003098358 A JP2003098358 A JP 2003098358A JP 2001291429 A JP2001291429 A JP 2001291429A JP 2001291429 A JP2001291429 A JP 2001291429A JP 2003098358 A JP2003098358 A JP 2003098358A
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light guide
light
guide member
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groove
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Ryoji Yokoya
良二 横谷
Shinichi Aoki
慎一 青木
Katsumi Watanabe
加津己 渡辺
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • E04FFINISHING WORK ON BUILDINGS, e.g. STAIRS, FLOORS
    • E04F11/00Stairways, ramps, or like structures; Balustrades; Handrails
    • E04F11/18Balustrades; Handrails
    • E04F2011/1868Miscellaneous features of handrails not otherwise provided for
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  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照射面での直下照度の均斉度が高く、かつ大
面積のものにも適用できる。 【解決手段】 導光部材1の側面の一部に軸方向に沿っ
て拡散反射材2を配置して、導光部材1の端部から入射
した光源からの光Aにより面発光させるライトガイドに
おいて、少なくとも導光部材1と拡散反射材2の間に導
光部材1より低屈折率の透明部材3を、導光部材1と拡
散反射材2に密着させて設置した。特に光源側端部付近
での拡散反射材2への入射成分を低減し、かつライトガ
イドの導光効率を向上させることで、単位長さ当たりの
拡散反射材2への入射光束を平均化させ、照射面の照度
分布の均斉度を向上させた。また、導光効率を向上させ
ることで均斉度の高い長尺のライトガイドを可能にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、側面発光ライト
ガイドおよびそれを用いた照明装置として機能する手摺
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は一般の樹脂ファイバを用いた側
面発光ライトガイドの例(従来例1)を示す。図19に
示すように、このライトガイドは、φ10〜20程度の
円柱形状のアクリル樹脂の導光部材(コア)50の側面
の一部に軸方向に沿って拡散反射材51が密着設置さ
れ、その外側をフッ素系樹脂(クラッド)52で覆った
構造である。光源からの光Aがライトガイドの一端から
入射し、拡散反射材51による反射光53が生じる。反
射光53は光軸に対し角度の大きい光は側面発光として
ライトガイド外に出射する。
【0003】従来例1では、光源側端部付近での出射光
束が大きく、終端側に向かっての減衰率が大きい。図2
0(a)はφ10×1mのライトガイドの30cm直下
における照度分布、(b)はライトガイドの設置状態を
示す。55はライトガイド、56は照射面である。図2
0に示すように、照射面56での直下照度の均斉度が低
い。このように、減衰率が大きいため、比較的短ロッド
でしか使えない。
【0004】図21は誘導灯の例(従来例2)を示す。
図21に示すように、この誘導灯は、導光板56におけ
る発光面に絵柄パネル57、対向面に拡散反射シート5
8をそれぞれ配置し、拡散反射シート58の反射材のド
ットパターン58aあるいは微細加工を密度差をつけて
設置することにより輝度均一化を図る構造である。ドッ
トパターン58aは光源59側が粗、反対側が密になる
ように配置される。
【0005】従来例2では、反射材のドットパターン5
8aの印刷あるいは微細加工を行う必要があるため、製
造上大面積のものには適用できない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来例1
では、照射面での直下照度の均斉度が低く、減衰率が大
きいため、比較的短ロッドでしか使えないという問題が
ある。また、従来例2の反射材のドットパターンを印刷
あるいは微細加工による方法では、大面積のものには適
用できない問題がある。
【0007】したがって、この発明の目的は、照射面で
の直下照度の均斉度が高く、かつ大面積のものにも適用
できるライトガイドおよびそれを用いた手摺構造を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明の請求項1記載のライトガイドは、導光部材
の側面の一部に軸方向に沿って拡散反射材を配置して、
前記導光部材の端部から入射した光源からの光により面
発光させるライトガイドにおいて、少なくとも前記導光
部材と拡散反射材の間に導光部材より低屈折率の透明部
材を、前記導光部材と拡散反射材に密着させて設置し
た。
【0009】従来においてロッドタイプの側面発光ライ
トガイドにおける直下照射面での軸方向の照度均斉度が
低いのは光源側端部付近での発光光束が大きい為である
ことから、上記のように、少なくとも導光部材と拡散反
射材の間に導光部材より低屈折率の透明部材を、導光部
材と拡散反射材に密着させて設置したので、特に光源側
端部付近での拡散反射材への入射成分を低減し、かつラ
イトガイドの導光効率を向上させることで、単位長さ当
たりの拡散反射材への入射光束を平均化させ、照射面の
照度分布の均斉度を向上させた。また、導光効率を向上
させることで均斉度の高い長尺のライトガイドを可能に
した。
【0010】基本的な作用は以下の通りである。導光部
材中を導光する光で拡散反射材に向かって入射する光成
分で、ライトガイド光軸に対して小さい角度成分は導光
部材と透明部材の界面で全反射し、それ以上の角度成分
は透明部材を透過して拡散反射材に入射/拡散反射され
てライトガイド側面から放出される。これにより、ライ
トガイドの光源側の発光光束が抑えられ、終端側の発光
光束が増加するため、照射面の照度分布の均斉度が向上
し、かつある程度の均斉度を確保できる、より長尺のラ
イトガイドが可能となる。
【0011】請求項2記載のライトガイドは、請求項1
記載のライトガイドにおいて、導光部材に入射した光が
透明部材で反射することにより単位長さ当たりの反射回
数が多い小径ロッド状ライトガイドである。このよう
に、導光部材に入射した光が透明部材で反射することに
より単位長さ当たりの反射回数が多い小径ロッド状ライ
トガイドであるので、ライトガイドの導光効率が向上す
る。
【0012】請求項3記載のライトガイドは、請求項1
記載のライトガイドにおいて、アクリル樹脂製の導光部
材に対して、屈折率が約1.4の透明部材を用いた。こ
のように、アクリル樹脂製の導光部材に対して、屈折率
が約1.4の透明部材を用いたので、アクリル樹脂製の
導光部材の屈折率は約1.49で、透明部材が導光部材
より低屈折率となる。
【0013】請求項4記載のライトガイドは、請求項3
記載のライトガイドにおいて、透明部材としてシリコン
系ゲルを用いた。このように、透明部材としてシリコン
系ゲルを用いたので、導光部材および拡散反射材と容易
に密着し、かつ気泡も容易に排除できる。このため、光
学的に光品質なライトガイドの製造が容易にできる。ま
た、ライトガイドを曲げても密着性を保持できる。
【0014】請求項5記載のライトガイドは、請求項1
記載のライトガイドにおいて、透明部材の屈折率が軸方
向に沿って光源側の方が終端側よりも小さい。このよう
に、透明部材の屈折率が軸方向に沿って光源側の方が終
端側よりも小さいので、終端部に向かうにつれて透明部
材の屈折率が大きくなるとともに、導光部材と透明部材
の界面で全反射する角度域が小さくなり、透明部材を透
過できる角度域が増加する。このため、終端部側でも入
射端側と同等の光束が拡散反射材に到達するようにな
り、照射面の照度の均斉度がより向上する。
【0015】請求項6記載のライトガイドは、請求項5
記載のライトガイドにおいて、軸方向に沿って屈折率が
連続的に変化する。このように、軸方向に沿って屈折率
が連続的に変化するので、照射面の照度の均斉度がより
向上する。
【0016】請求項7記載のライトガイドは、請求項5
記載のライトガイドにおいて、軸方向に沿って屈折率が
段階的に変化する。このように、軸方向に沿って屈折率
が段階的に変化するので、請求項6と同様に照射面の照
度の均斉度がより向上する。また、製造コストを低減で
きる。
【0017】請求項8記載のライトガイドは、請求項4
記載のライトガイドにおいて、導光部材の側面の一部に
各面が平滑な溝を軸方向に形成し、かつその溝に透明な
シリコン系ゲルを敷設した上から拡散反射材を被せ、前
記シリコン系ゲルおよび拡散反射材を導光部材とともに
熱収縮チューブにて締め付け固定した。
【0018】このように、導光部材の側面の一部に各面
が平滑な溝を軸方向に形成し、かつその溝に透明なシリ
コン系ゲルを敷設した上から拡散反射材を被せ、シリコ
ン系ゲルおよび拡散反射材を導光部材とともに熱収縮チ
ューブにて締め付け固定したので、拡散反射材を介して
シリコン系ゲルが押さえつけられ溝一杯に広がり、かつ
導光部材および拡散反射材と光学的に密着される。ま
た、拡散反射材が比較的硬い樹脂であり、シリコン系ゲ
ルは均一な圧力で押さえつけられるので一様な光学的密
着性が得られる。このため、各部材の密着性の不具合に
よる発光むらがなく一様な発光が得られる。
【0019】請求項9記載のライトガイドは、請求項4
記載のライトガイドにおいて、導光部材の側面の一部に
各面が平滑な溝を軸方向に形成し、かつその溝に透明な
シリコン系ゲルを敷設した上から、拡散反射材を前記溝
に嵌め込むことで前記シリコン系ゲルを圧接固定した。
【0020】このように、導光部材の側面の一部に各面
が平滑な溝を軸方向に形成し、かつその溝に透明なシリ
コン系ゲルを敷設した上から、拡散反射材を溝に嵌め込
むことでシリコン系ゲルを圧接固定したので、拡散反射
材と溝側面での摩擦力にてシリコン系ゲルを固定させる
ことができる。熱収縮チューブを必要としないため、製
造コストを低減できる。
【0021】請求項10記載の手摺構造は、請求項1,
2,3,4,5,6,7,8または9記載のライトガイ
ドを手摺部とし、かつ前記ライトガイドを固定するため
にライトガイド端部に設置された固定用治具内部に光源
を内蔵した。このように、請求項1,2,3,4,5,
6,7,8または9記載のライトガイドを手摺部とし、
かつライトガイドを固定するためにライトガイド端部に
設置された固定用治具内部に光源を内蔵したので、均斉
度の高い照明ができる。また、手摺全体が低輝度で発光
するため、手摺の視認性が向上する。また、ライトガイ
ド自体が手摺部を兼ねるのでコストダウンおよび省エネ
ルギーが図れる。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1ないし図3に基づいて説明する。図1(a)はこの発
明の第1の実施の形態のライトガイドの構成と作用を示
す断面図、(b)は縦断面図、図2は図1の要部拡大図
である。
【0023】図1に示すように、導光部材1の側面の一
部に軸方向に沿って拡散反射材2を配置して外周をクラ
ッド材4で被覆し、導光部材1の端部から入射した光源
からの光Aにより面発光させるライトガイドにおいて、
少なくとも導光部材1と拡散反射材2の間に導光部材1
より低屈折率の透明部材3を、導光部材1と拡散反射材
2に密着させて設置した。また、このライトガイドは、
導光部材1に入射した光Aが透明部材3で反射すること
により単位長さ当たりの反射回数が多い小径ロッド状ラ
イトガイドである。
【0024】この場合、導光部材1はアクリル樹脂製の
細長い円柱形状ロッド(屈折率約1.49)である。拡
散反射材2は拡散反射率の高い樹脂或いはシート或いは
塗料(ex.東レ製ルミラー:反射率約95%)からな
る。透明部材3は導光部材1よりも屈折率が小さい透過
率の高いアクリル系或いはシリコン系のコーティング
材、接着剤またはゲル状衝撃吸収材(ex.ジェルテッ
ク製αゲル、東亜合成製ラクストラックLCR277:
屈折率1.40)、或いは酸化ケイ素(SiO2)皮膜
(屈折率1.46)からなる。クラッド材4はフッ素系
樹脂(屈折率1.34)からなる。
【0025】ライトガイドはアクリル導光部材1の側面
の一部に軸方向に沿って帯状に透明部材3を敷設し、そ
の上に略同形状の拡散反射材2を被せ、かつそれらを覆
うようにフッ素系の樹脂(クラッド材4)で覆った構造
である。また、光源から発した光Aが楕円反射鏡で集光
され直接或いは光ファイバを介してライトガイドの一端
から入射させる。
【0026】次にこの実施の形態の作用について説明す
る。図1および図2に示すように、導光部材1に入射し
た光Aで拡散反射材2下方の低屈折率の透明部材3に到
達した光のうち、導光部材1と透明部材3の屈折率差で
導出される臨界角より大きい角度の光B(ライトガイド
光軸に対して大きい角度の成分)は透明部材3を透過し
て拡散反射材2に到達し、拡散反射されてさらに大きな
角度成分となった光が対向するライトガイド側面から放
出される。一方、前記臨界角より小さい角度の光Cは導
光部材1と透明部材3の界面で全反射され、終端側に導
光される。
【0027】全反射した光も導光していく過程で、導光
部材1の媒質内での散乱及び反射面での角度変化によっ
て徐々に側面から放出される。拡散反射材2への入射光
束が抑えられ、導光効率が高くなるため、終端部に到達
する光束も多くなる。このため、長尺のライトガイドに
対しても高い均斉度を確保できる。また、終端部に反射
鏡を配置した場合の側面発光光束増加率も大きく、しか
もライトガイド全体で略平均的に増加させることができ
る。
【0028】以上のことから、光源側端部付近での拡散
反射材2への入射成分が低減し、かつライトガイドの導
光効率が向上するため、単位長さ当たりの拡散反射材2
への入射光束が平均化し、照射面の照度分布の均斉度が
向上する。また、導光効率が向上するので高い均斉度を
確保した状態で長尺のライトガイドが可能となる。
【0029】図3はφ10×1mの従来品(市販品)及
び本発明構造のライトガイド(透明部材:ジェルテック
製αゲル)における30cm直下照度をライトガイドの
光源側から軸方向への距離に対してプロットしたもので
ある。図中には終端部に鏡面反射鏡を設置した場合も各
々プロットした。本発明構造は、光源側付近での発光が
抑えられて中央付近をピークに対称となり均斉度が向上
しているのがわかる。また導光効率が高く終端に到達す
る光束が多い(表1)ため、終端部に反射鏡を配置した
場合の照度の増加率も高くなり、かつライトガイド全体
で平均的に増加する。表1はφ20×50cmのライト
ガイドにおける可視光収支を示す。
【0030】
【表1】
【0031】なお、透明部材3は上記の限りではなく、
その他の透過率の大きい透明材料でも同様の効果を示
す。むしろ、屈折率の異なる透明部材3を用いることに
より、側面発光光束を制御できる。屈折率が導光部材1
に近くなる程側面発光光束、特に光源側での発光光束が
多くなり導光部材1に対して小さくなる程、側面発光光
束が少なくなる。従って、屈折率が導光部材1に近い材
料は短尺のライトガイドに用い、屈折率がより小さい材
料では長尺のライトガイドに用いる。外形がφ10〜φ
30程度で長さが1〜2m程度のライトガイドでは透明
部材3の屈折率は略1.40が効果的である(図3参
照)。
【0032】導光部材1はアクリル樹脂に限らず、透明
性の高い樹脂及びガラスでも同様の効果を示す。また、
拡散反射材2に拠らず側面から放出されるような光を制
御しても意味がないので、透明部材3の屈折率はクラッ
ド材4より大きいものを用いる。また、透明部材3は拡
散反射材2の内側以外の部分に塗布されても特に効果に
影響はない。
【0033】クラッド材4は、導光部材1が軟質材料の
場合はクラッドとの密着性が高くなるのでフッ素樹脂が
望ましいが、棒状の硬質の場合は光学的な接触面積が小
さくなり、導光部材1の側面の大部分は空気で覆われる
ことになる為、フッ素樹脂以外の透明材料でも同様の効
果を示す。硬質の樹脂でも同様である。また、導光部材
1が棒状の硬質の場合、上記の通りクラッド材4は保護
カバーの役割が高いため、透明部材3及び拡散反射材2
が別の方法で固定でき、かつ導光部材1側面に塵、挨が
付着しない環境及び手等のその他の部材が容易に触れな
い環境では特に必要ない。
【0034】以上のようにこの実施の形態によれば、照
射面の照度分布の均斉度を高めることができる。光源を
ライトガイドの一端に設置する仕様で、照射面の照度分
布に高い均斉度が得られる。また、終端部に反射鏡を配
置することでより効果的となる。透明部材3の屈折率に
よって側面発光光束を制御でき、また広範囲の(ライト
ガイドの)長さに対して高い均斉度を確保できる。特に
長尺のライトガイドが可能となる。導光部材1の材質を
多少不純物のある低質なものにしても従来品と同等レベ
ルの性能を得ることができるので導光部材1の材料コス
トを低くすることが出来る。
【0035】この発明の第2の実施の形態を図4に基づ
いて説明する。図4はこの発明の第2の実施の形態のラ
イトガイド形成過程の説明図である。
【0036】図4に示すように、第1の実施の形態にお
いて、低屈折率の透明部材3aをシリコン系ゲル(ex
・ジェルテック製αゲル)とした構造である。また、ク
ラッド材としてフッ素系熱収縮チューブ4aを用いる。
【0037】この実施の形態の作用について説明する。
一般に透明部材がコーティング材の場合、導光部材との
密着性は良好であるが拡散反射材との密着性は塗装以外
は不十分となる場合が多く、効果を減じる要因となる。
また塗装もシリコン系のコーティング材では一般的に密
着性は悪くなる。また接着剤を用いた場合、導光部材及
び拡散反射材との界面に気泡が残り易く、光学的品質低
下の要因となる。
【0038】それに対し、図4(a)〜(c)に示すよ
うに、透明部材3aとしてシリコン系のゲルを用いた場
合、拡散反射材2越しにフッ素系熱収縮チューブ4aを
収縮させて圧接するだけで導光部材1及び拡散反射材2
と容易に密着し、かつ気泡5も容易に排除できるため、
光学的に高品質なライトガイドの製造が容易となる。ま
た、ライトガイドを曲げても密着性を保持できる。
【0039】以上のようにこの実施の形態によれば、第
1の実施の形態においてさらに、製造コストが低減でき
る。光学的に高品質なライトガイドを容易にかつ安定し
て製造できる。ライトガイドを曲げても光学的性能を維
持できる。
【0040】この発明の第3の実施の形態を図5に基づ
いて説明する。図5はこの発明の第3の実施の形態のラ
イトガイドの構成と作用を示す断面図である。
【0041】図5に示すように、第1の実施の形態にお
いて、透明部材3bの屈折率を長手方向(軸方向)に連
続的に変化させた構造である。屈折率は軸方向に沿って
光源側の方が終端側よりも小さく、終端に向かって大き
くなる。この場合、光源端部分付近6で透明部材3bの
屈折率は導光部材1の屈折率より低く、終端部付近7で
透明部材3bの屈折率は導光部材1の屈折率と略同値と
する。
【0042】この実施の形態の作用について説明する。
終端部に向かうにつれて、拡散反射材2の内側の透明部
材3bに到達する光束は減少する。しかしながら透明部
材3bの屈折率が大きくなる為、導光部材1と透明部材
3bの界面で全反射する角度域が小さくなり、透明部材
3bを透過できる角度域が増加する。このため、終端部
側でも入射端側と同等の光束が拡散反射材2に到達する
ようになり、照射面の照度の均斉度がより向上する。
【0043】屈折率が連続的に変化する透明部材の製法
について説明する。SiO2の蒸着膜は、その膜質が緻
密であれば導光部材であるアクリル樹脂(屈折率1・4
9)に近い1.46を示すが、膜質を粗にする程屈折率
は小さくなる。従って、導光部材をマスキングし、屈折
率を制御しながらマスキング場所を変化させて作成する
ことができる。
【0044】以上のようにこの実施の形態によれば、第
1の実施の形態においてさらに、照射面の照度の均斉度
がより向上する。
【0045】この発明の第4の実施の形態を図6に基づ
いて説明する。図6はこの発明の第4の実施の形態のラ
イトガイドの構成と作用を示す断面図である。
【0046】図6に示すように、第1の実施の形態にお
いて、透明部材3cの屈折率を長手方向(軸方向)に段
階的に変化させた構造である。屈折率は軸方向に沿って
光源側の方が終端側よりも小さく、終端に向かって大き
くなる。この場合、屈折率を3段階に変化させ、光源端
部分付近6で透明部材3cの屈折率は導光部材1の屈折
率より低く、終端部付近7で透明部材3cの屈折率は導
光部材1の屈折率と略同値とする。
【0047】この実施の形態においても第3の実施の形
態と同様の作用効果があり、さらに製造コストを低減で
きる。
【0048】この発明の第5の実施の形態を図7および
図8に基づいて説明する。図7(a)はこの発明の第5
の実施の形態のライトガイドの縦断面図、(b)は導光
部材の断面図、(c)は拡散反射材の断面図である。
【0049】図7(a)に示すように、第1の実施の形
態において、導光部材1の側面の一部に各面が平滑な溝
10を軸方向に形成し、かつその溝10に透明なシリコ
ン系ゲル3aを敷設した上から拡散反射材2を被せ、シ
リコン系ゲル3aおよび拡散反射材2を導光部材1とと
もに熱収縮チューブ4aにて締め付け固定した。
【0050】この場合、図7(b)に示すように、導光
部材1は透明アクリル樹脂であり、側面の一部に拡散反
射材2と略同幅の溝10が軸方向に沿って形成されてい
る。前記溝10の各面は略平滑(平滑面10a)であ
る。前記溝10に透明部材3aとしてシリコン系ゲル
(ex・ジェルテック製αゲル)が敷設されている。図
7(c)に示すように、拡散反射材2は下面が平滑(平
滑面2a)で、かつ拡散反射率の高い白色のABS樹脂
であり、これが前記導光部材1の溝10にシリコン系ゲ
ル3aを覆うように設置されている。導光部材1、シリ
コン系ゲル3a、拡散反射材2を包み込むようにフッ素
系熱収縮チューブ4aで締め付け固定されている。
【0051】次にこの実施の形態の作用について説明す
る。熱収縮チューブ4aで締め付けることによって、拡
散反射材2を介してシリコン系ゲル3aが押さえつけら
れ溝10一杯に広がり、かつ導光部材1及び拡散反射材
2と光学的に密着される。シリコン系ゲル3a敷設時に
混入した気泡はこのとき容易に除かれる。
【0052】また、溝10を切ってあるため、シリコン
系ゲル3aは溝10の外側にはみ出ることはなく、きれ
いな層を形成できる。また、拡散反射材2が比較的硬い
樹脂であり、シリコン系ゲル3aは均一な圧力で押さえ
つけられるので一様な光学的密着性が得られる。このた
め、各部材の密着性の不具合による発光むらがなく一様
な発光が得られる。
【0053】尚、図8に示すように、シリコン系ゲル3
aと拡散反射材2の間に拡散反射率が非常に高いシート
(東レ製ルミラー)11を設置すれば、より高い効果が
得られる。この際、押さえである拡散反射材2を構成す
るABS樹脂の下面は平滑でありさえすればよい。
【0054】以上のようにこの実施の形態によれば、第
1の実施の形態においてさらに、ライトガイドの形成が
容易となる。シリコン系ゲル3aを一様な圧力で抑える
ことができ、均一な密着性が得られる。溝10を切るこ
とで、シリコン系ゲル3aがきれいなエッジを形成でき
る。
【0055】この発明の第6の実施の形態を図9および
図10に基づいて説明する。図9はこの発明の第6の実
施の形態のライトガイドの縦断面図、図10は第6の実
施の形態の形成工程説明図である。
【0056】図9に示すように、第1の実施の形態にお
いて、導光部材1の側面の一部に各面が平滑な溝10を
軸方向に形成し、かつその溝10に透明なシリコン系ゲ
ル3aを敷設した上から、拡散反射材2を溝10に嵌め
込むことでシリコン系ゲル3aを圧接固定した。
【0057】この場合、図10に示すように、第5の実
施の形態において、拡散反射材2であるABS樹脂の幅
は導光部材1の溝10の幅より若干大きく、挿入側がテ
ーパ状となっており、これをテーパ部2aより溝10に
嵌め込むことにより、熱収縮チューブを使用せずABS
樹脂と溝側面での摩擦力にて固定させる構造である。
【0058】以上のようにこの実施の形態によれば、第
5の実施の形態においてさらに、熱収縮チューブを必要
としない為、製造コストを低減できる。
【0059】この発明の第7の実施の形態を図11ない
し図15に基づいて説明する。図11はこの発明の第7
の実施の形態の階段手摺の構成を示す概念図、図12は
第7の実施の形態において光源側の手摺固定用治具の構
成を示す断面図、図13は第7の実施の形態おいて終端
部側の手摺固定用治具の構成を示す断面図である。
【0060】図11に示すように、前記第1〜6の何れ
かの実施の形態のライトガイド12を手摺部とし、かつ
ライトガイド12を固定するためにライトガイド12端
部に設置された固定用治具13内部に光源を内蔵した。
【0061】この場合、導光部材1は外径がφ35程度
の透明アクリル樹脂であり、階段用手摺の棒として使用
されている。ライトガイド12は1単位2mで(φ35
×2)、その透明部材はシリコン系ゲルを用いたもので
ある。図12(a)に示すように、ライトガイド12の
光源側端部の固定用治具13a内にLED光源14がラ
イトガイド端面付近に正対して設置されている。LED
光源14はライトガイド断面と略同サイズの基板15上
に複数個実装されている。基板15からの配線16は固
定用治具13aの中空シャフト17内を通して壁側に引
き出され、壁面に埋め込み設置されている電源装置18
に接続されている。また、ライトガイド12の中間部、
終端部にも固定用治具13b,13cが取り付けられ
る。図13に示すように、ライトガイド12の終端部に
鏡面反射鏡19が配置された状態で、固定用治具13c
により固定される。また、手摺の両端上方の天井に人体
検知センサ20が設置されており、人が近づくとLED
光源14が点灯するようになっている。21は階段であ
る。
【0062】次にこの実施の形態の作用について説明す
る。手摺の棒を兼ねるライトガイド12の導光部材の断
面径はφ35程度の大口径となるため、多数個(約40
〜50個)のLED光源14から発した光を受光するこ
とが出来る。さらに、このライトガイド12は導光効率
が高いため、ライトガイド12の一端部への光源設置で
少なくとも2mの長さで均斉度の高い照明ができ、かつ
階段面で1lx以上の照度を得ることができる。
【0063】従って、図14に示すように、両端に光源
を設置した場合少なくとも4m程度の長さで適用するこ
とができる。この場合、光源側端部の固定用治具13a
がライトガイド12の両端に取り付けられる。また、手
摺全体が低輝度で発光するため、手摺の視認性が向上
し、安心して昇降することができる。
【0064】尚、光源はLEDである必要はなく、図1
2(b)に示すように、ライトガイド断面と略同径の口
径の狭角配光となる反射鏡25を有するランプ26を設
置しても同様の効果を有する。
【0065】また、図15に示すように、手摺部である
ライトガイド12の補強として拡散反射材2の対向面に
開口部27aを有する樋状の金属パイプ27でライトガ
イド12を覆ってもよい。
【0066】さらに、本実施の形態は階段での手摺の例
を示したが、病院の廊下等その他の場所での手摺として
も同様に使用できる。
【0067】以上のようにこの実施の形態によれば、階
段全体を均斉度良く照明できる。手摺全体が低輝度で発
光するため、手摺の視認性が向上し、高齢者でも安心し
て昇降できる。ライトガイド12自体が手摺部を兼ねる
のでコストダウンおよび省エネルギーが図れる。また、
両端にLED光源を設置して約4mの長尺で均斉度のよ
い照明ができる。
【0068】この発明の第8の実施の形態を図16に基
づいて説明する。図16(a)はこの発明の第8の実施
の形態のライトガイドの正面図、(b)は断面図であ
る。
【0069】図16に示すように、ライトガイドを大面
積の面発光パネル(長さ1〜2m)として使用した例で
ある。導光部材1は各面が平滑な透明アクリルパネルで
ある。導光部材1の発光面と対向する面に第1の実施の
形態で示した低屈折率の透明部材3を密着設置し、さら
にその外面に拡散反射材2を密着設置している。光源2
8は導光部材1の対向する両側面に沿って設置し、前記
両側面から光を入射させている。
【0070】この実施の形態においても第1の実施の形
態と同様の作用効果がある。また、大面積の面発光パネ
ルを均一に発光できる。
【0071】この発明の第9の実施の形態を図17に基
づいて説明する。図17はこの発明の第9の実施の形態
のライトガイドを用いた展示ショーケースの斜視図であ
る。
【0072】図17に示すように、第1の実施の形態に
おいて、ライトガイド12を展示ショーケース29の照
明に使用した例である。
【0073】この実施の形態の作用について説明する。
第1の実施の形態と同様で均斉度よく展示物を照明でき
る。2m以内であれば終端部に到達する光束が多いの
で、反射鏡を設置して光を返してやることで照度レベル
及び均斉度をさらに向上させることができる。
【0074】この実施の形態によれば、第1の実施の形
態において、均斉度良く展示物を照明できる。なお、ラ
イトガイド12は第1〜6の実施の形態のライトガイド
を適用できる。
【0075】この発明の第10の実施の形態を図18に
基づいて説明する。図18はこの発明の第10の実施の
形態のライトガイドを用いた長机の斜視図である。
【0076】図18に示すように、第1の実施の形態に
おいて、ライトガイド12を会議室等の長机30の手元
照明として使用した例である。ライトガイド12は一端
に光源31、他端に反射鏡32を有する。33は点灯装
置である。
【0077】この実施の形態の作用について説明する。
第1の実施の形態と同様で均斉度よく手元を照明でき
る。また、必要照度にもよるが、片側端部に光源31を
設置し、他端に反射鏡32を設置することで均斉度のよ
い照明ができる(均斉度を確保するのに光源を両端に設
置する必要がない)。
【0078】この実施の形態によれば、第1の実施の形
態において、省施工、製品コスト低減を図ることができ
る。なお、ライトガイド12は第1〜6の実施の形態の
ライトガイドを適用できる。
【0079】
【発明の効果】この発明の請求項1記載のライトガイド
によれば、少なくとも導光部材と拡散反射材の間に導光
部材より低屈折率の透明部材を、導光部材と拡散反射材
に密着させて設置したので、特に光源側端部付近での拡
散反射材への入射成分を低減し、かつライトガイドの導
光効率を向上させることで、単位長さ当たりの拡散反射
材への入射光束を平均化させ、照射面の照度分布の均斉
度を向上させた。また、導光効率を向上させることで均
斉度の高い長尺のライトガイドを可能にした。
【0080】請求項2では、導光部材に入射した光が透
明部材で反射することにより単位長さ当たりの反射回数
が多い小径ロッド状ライトガイドであるので、ライトガ
イドの導光効率が向上する。
【0081】請求項3では、アクリル樹脂製の導光部材
に対して、屈折率が約1.4の透明部材を用いたので、
アクリル樹脂製の導光部材の屈折率は約1.49で、透
明部材が導光部材より低屈折率となる。
【0082】請求項4では、透明部材としてシリコン系
ゲルを用いたので、導光部材および拡散反射材と容易に
密着し、かつ気泡も容易に排除できる。このため、光学
的に光品質なライトガイドの製造が容易にできる。ま
た、ライトガイドを曲げても密着性を保持できる。
【0083】請求項5では、透明部材の屈折率が軸方向
に沿って光源側の方が終端側よりも小さいので、終端部
に向かうにつれて透明部材の屈折率が大きくなるととも
に、導光部材と透明部材の界面で全反射する角度域が小
さくなり、透明部材を透過できる角度域が増加する。こ
のため、終端部側でも入射端側と同等の光束が拡散反射
材に到達するようになり、照射面の照度の均斉度がより
向上する。
【0084】請求項6では、軸方向に沿って屈折率が連
続的に変化するので、照射面の照度の均斉度がより向上
する。
【0085】請求項7では、軸方向に沿って屈折率が段
階的に変化するので、請求項6と同様に照射面の照度の
均斉度がより向上する。また、製造コストを低減でき
る。
【0086】請求項8では、導光部材の側面の一部に各
面が平滑な溝を軸方向に形成し、かつその溝に透明なシ
リコン系ゲルを敷設した上から拡散反射材を被せ、シリ
コン系ゲルおよび拡散反射材を導光部材とともに熱収縮
チューブにて締め付け固定したので、拡散反射材を介し
てシリコン系ゲルが押さえつけられ溝一杯に広がり、か
つ導光部材および拡散反射材と光学的に密着される。ま
た、拡散反射材が比較的硬い樹脂であり、シリコン系ゲ
ルは均一な圧力で押さえつけられるので一様な光学的密
着性が得られる。このため、各部材の密着性の不具合に
よる発光むらがなく一様な発光が得られる。
【0087】請求項9では、導光部材の側面の一部に各
面が平滑な溝を軸方向に形成し、かつその溝に透明なシ
リコン系ゲルを敷設した上から、拡散反射材を溝に嵌め
込むことでシリコン系ゲルを圧接固定したので、拡散反
射材と溝側面での摩擦力にてシリコン系ゲルを固定させ
ることができる。熱収縮チューブを必要としないため、
製造コストを低減できる。
【0088】この発明の請求項10記載の手摺構造によ
れば、請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9
記載のライトガイドを手摺部とし、かつライトガイドを
固定するためにライトガイド端部に設置された固定用治
具内部に光源を内蔵したので、均斉度の高い照明ができ
る。また、手摺全体が低輝度で発光するため、手摺の視
認性が向上する。また、ライトガイド自体が手摺部を兼
ねるのでコストダウンおよび省エネルギーが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の第1の実施の形態のライト
ガイドの構成と作用を示す断面図、(b)は縦断面図で
ある。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】この発明の実施の形態のライトガイドと従来品
の直下照度の比較図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態のライトガイド形
成過程の説明図である。
【図5】この発明の第3の実施の形態のライトガイドの
構成と作用を示す断面図である。
【図6】この発明の第4の実施の形態のライトガイドの
構成と作用を示す断面図である。
【図7】(a)はこの発明の第5の実施の形態のライト
ガイドの縦断面図、(b)は導光部材の断面図、(c)
は拡散反射材の断面図である。
【図8】この発明の第5の実施の形態の別の例を示す要
部断面図である。
【図9】この発明の第6の実施の形態のライトガイドの
縦断面図である。
【図10】第6の実施の形態の形成工程説明図である。
【図11】この発明の第7の実施の形態の階段手摺の構
成を示す概念図である。
【図12】第7の実施の形態において光源側の手摺固定
用治具の構成を示す断面図である。
【図13】第7の実施の形態おいて終端部側の手摺固定
用治具の構成を示す断面図である。
【図14】第7の実施の形態の階段手摺の別の構成を示
す概念図である。
【図15】(a)は第7の実施の形態において手摺部の
補強例を示す斜視図、(b)は縦断面図である。
【図16】(a)はこの発明の第8の実施の形態のライ
トガイドの正面図、(b)は断面図である。
【図17】この発明の第9の実施の形態のライトガイド
を用いた展示ショーケースの斜視図である。
【図18】この発明の第10の実施の形態のライトガイ
ドを用いた長机の斜視図である。
【図19】(a)は側面発光ライトガイドの従来例の断
面図、(b)は縦断面図である。
【図20】(a)はφ10×1mのライトガイドの30
cm直下における照度分布図、(b)はライトガイドの
設置状態を示す説明図である。
【図21】(a)は誘導灯の従来例の断面図、(b)は
正面図である。
【符号の説明】
1 導光部材 2 拡散反射材 3 透明部材 3a シリコン系ゲル 4 クラッド材 4a フッ素系熱収縮チューブ 10 溝 12 ライトガイド 13a 固定用治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F21Y 101:02 F21S 1/00 D (72)発明者 渡辺 加津己 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 2E101 GG01 KK02 2H038 AA54 BA42 3K014 AA01 PB01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導光部材の側面の一部に軸方向に沿って
    拡散反射材を配置して、前記導光部材の端部から入射し
    た光源からの光により面発光させるライトガイドにおい
    て、少なくとも前記導光部材と拡散反射材の間に導光部
    材より低屈折率の透明部材を、前記導光部材と拡散反射
    材に密着させて設置したことを特徴とするライトガイ
    ド。
  2. 【請求項2】 導光部材に入射した光が透明部材で反射
    することにより単位長さ当たりの反射回数が多い小径ロ
    ッド状ライトガイドである請求項1記載のライトガイ
    ド。
  3. 【請求項3】 アクリル樹脂製の導光部材に対して、屈
    折率が約1.4の透明部材を用いた請求項1記載のライ
    トガイド。
  4. 【請求項4】 透明部材としてシリコン系ゲルを用いた
    請求項3記載のライトガイド。
  5. 【請求項5】 透明部材の屈折率が軸方向に沿って光源
    側の方が終端側よりも小さい請求項1記載のライトガイ
    ド。
  6. 【請求項6】 軸方向に沿って屈折率が連続的に変化す
    る請求項5記載のライトガイド。
  7. 【請求項7】 軸方向に沿って屈折率が段階的に変化す
    る請求項5記載のライトガイド。
  8. 【請求項8】 導光部材の側面の一部に各面が平滑な溝
    を軸方向に形成し、かつその溝に透明なシリコン系ゲル
    を敷設した上から拡散反射材を被せ、前記シリコン系ゲ
    ルおよび拡散反射材を導光部材とともに熱収縮チューブ
    にて締め付け固定した請求項4記載のライトガイド。
  9. 【請求項9】 導光部材の側面の一部に各面が平滑な溝
    を軸方向に形成し、かつその溝に透明なシリコン系ゲル
    を敷設した上から、拡散反射材を前記溝に嵌め込むこと
    で前記シリコン系ゲルを圧接固定した請求項4記載のラ
    イトガイド。
  10. 【請求項10】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8または9記載のライトガイドを手摺部とし、かつ前記
    ライトガイドを固定するためにライトガイド端部に設置
    された固定用治具内部に光源を内蔵したことを特徴とす
    る手摺構造。
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