JP5396892B2 - 電気接続箱 - Google Patents
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Description
また、端子金具は、基部内に収容された補助回路基板に接続されている。これにより、端子金具を収容部に収容された回路基板にまで配索しなくてもよい。この結果、端子金具の配索構造を簡素化できる。
本発明の実施形態1を図1ないし図6を参照しつつ説明する。本実施形態に係る電気接続箱10は、図示しない車両に搭載されて、ランプ、ホーン等の車載電装品のスイッチングを実行する。電気接続箱10は、合成樹脂製のケーシング11内に、電力基板18(特許請求の範囲に記載の回路基板に相当)及び制御基板20(特許請求の範囲に記載の回路基板に相当)が収容されてなる。本実施形態においては、電気接続箱10は、図1に示す姿勢で車両に取り付けて使用される。以下の説明においては、図1における上方を上方とし、下方を下方として説明する。なお、電気接続箱10は、必要に応じて、任意の姿勢で車両に取り付けることができる。
図1に示すように、合成樹脂製のケーシング11は、図1における右手前側から左奥側に向かう方向について細長く延びると共に、図1における左手前側から右奥側に向かう方向について扁平な形状をなしている。図4に示すように、ケーシング11は、下方(図4における下方)に開口するケース本体13と、ケース本体13の開口を塞ぐコネクタブロック14と、を備える。ケース本体13は、図4における下側に位置する基部15を有する。
また、図5に示すように、基部15の内部には、補助回路基板22が収容されている。補助回路基板22の上面(図5における上面)には、プリント配線技術により図示しない導電路が形成されている。基部15の上壁16の内面からは、下方(図5における下方)に垂下する支持部23が形成されている。この支持部23は、補助回路基板22の上面に上方から当接している。
図4に示すように、電力基板収容部19内には、電力基板18が、その板面を図4における上下方向に起立させた姿勢で収容されている。電力基板収容部19の上壁の内面には、電力基板18が収容される収容溝24Aが上方に陥没して形成されている。この収容溝24A内に、電力基板18の上端縁が収容されている。
図4に示すように、制御基板収容部21内には、制御基板20が、その板面を図4における上下方向に起立させた姿勢で収容されている。制御基板収容部21の上壁の内面には、制御基板20が収容される収容溝24Bが上方に陥没して形成されている。この収容溝24B内に、制御基板20の上端縁が収容されている。
図4に示すように、合成樹脂製のコネクタブロック14は、ケース本体13の開口を下方(図4における下方)から塞ぐようにして、ケース本体13に組み付けられている。具体的には、ケース本体13の側壁が、コネクタブロック14に対して外嵌されている。コネクタブロック14の側壁には、この側壁の肉厚方向の外方(図4における左右方向の外方)に突出する第1ロック部31が形成されている。また、ケース本体13の側壁には、第1ロック部31に対応する位置に第1ロック受け部32が形成されている。上記の第1ロック部31と、第1ロック受け部32とが弾性的に係合することにより、ケース本体13と、コネクタブロック14とは一体に組み付けられている。
図5に示すように、制御基板20の下端部(図5における下端部)には、絶縁性のフィルムの表面に導電路(図示せず)が形成された可撓部38Aが接続されている。制御基板20の導電路と、可撓部38Aの導電路とは電気的に接続されている。また、可撓部38Aのうち制御基板20と反対側の端部には、図5における補助回路基板22の左端部が接続されている。可撓部38Aの導電路と、補助回路基板22の導電路とは電気的に接続されている。制御基板20と補助回路基板22とを接続する可撓部38Aは、略直角に折り曲げられた状態で基部15の内部に配されている。
図2に示すように、図2におけるケーシング11の下方には、電線カバー39が取り付けられており、相手側コネクタに接続された電線を保護すると共に、電線を所定の方向に案内するようになっている。図1に示すように、ケーシング11と電線カバー39を取り付けた状態において、ケーシング11及び電線カバー39には、断面形状が略円形状をなすと共に、電線が導出される電線導出口40が形成されている。図4に示すように、
図3に示すように、制御基板収容部21と、基部15と、電力基板収容部19との間には、空気が流通可能な通気路43が形成されている。通気路43の断面形状は略U字状をなしている。図1に示すように、通気路43は、ケース本体13の長手方向(図1における右手前側から左奥側に向かう方向)について延びて形成されている。空気は、通気路43内を、図1における右手前側から左奥側に向かう方向、又は、その逆方向に流通可能になっている。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。電力基板18に実装された半導体リレー28がオンされて半導体リレー28に通電されると、半導体リレー28、及び、この半導体リレー28に接続された厚銅回路26から熱が発生する。このように電力基板18で発生した熱は、電力基板収容部19を構成する壁部に伝達される。
続いて、実施形態2について図7を参照しつつ説明する。図7に示すように、本実施形態においては、図7における左右方向について3つの基部55,55,55が並んで形成されている。各基部55,55,55の上壁56,56,56には、制御基板収容部21と、電力基板収容部19と、が上方に突出して形成されている。各収容部19,21の間には、図7における紙面を貫通する方向について空気が流通可能な通気路53が形成されている。
続いて、実施形態3について図8を参照して説明する。本実施形態においては、制御基板収容部21を構成する壁部のうち、通気路43側の壁部(図8における右側壁)に、通気路43側(図8における右方)に突出するフィン60が形成されている。本実施形態においては、3つのフィン60,60,60が形成されている。このフィン60は、1つでもよく、また、2つ、若しくは4つ以上の複数設ける構成としてもよい。
続いて、実施形態4について図9を参照して説明する。本実施形態においては、制御基板収容部21、及び電力基板収容部19内には、空気よりも熱伝導率の高い充填材70が充填されている。充填材70は、制御基板収容部21の内壁面、及びマイコン30の外周面と接触しており、また、電力基板収容部19の内壁面、及び半導体リレー28の外周面と接触している。充填材70は、図9におけるコネクタブロック14の上端部の位置まで充填されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)制御基板収容部21と、電力基板収容部19とは実質的に平行に形成されていたが、平行でなくてもよい。
(2)補助回路基板22は、制御基板20及び電力基板18と、可撓部38A,38Bを介して接続されていたが、これに限られず、折り曲げ可能な1枚の回路基板を折り曲げることにより、制御基板20、電力基板18、及び補助回路基板22を形成してもよい。
(3)ケーシング11内には、電力基板18と、制御基板20と、が収容される構成としたが、これに限られず、電力基板18のみが収容されていてもよく、また、制御基板20のみが収容されていてもよい。
(4)相手側部材は相手側コネクタであったが、これに限られず、相手側部材としてはヒューズ等、必要に応じて任意の部材を適用できる。
(5)ケーシング11は、例えばケース本体13とコネクタブロック14との間に公知のパッキン、シール材等を介設することにより液密に形成される構成としてもよい。ケーシング11が液密に形成されている場合には、通電時に回路基板から発生する熱がケーシング11内にこもり、ケーシング11内が局所的に高温になることが懸念される。上記の態様によれば、通電時に回路基板で発生した熱は、各収容部19,21から通気路43へと伝達されるので、ケーシング11内に熱がこもって、局所的に高温になることを抑制できる。
(6)嵌合部34は、基部15を構成する壁部のうち、両収容部19,21が形成された壁部とは反対側に位置する壁部に形成されている構成としたが、これに限られず、両収容部19,21が形成された壁部と異なる壁部であれば任意の壁部に形成してもよい。また、嵌合部34は、両収容部19,21の突出する方向と異なる方向であれば、任意の方向に開口する構成としてもよい。
(7)フィン60は、通気路43側と異なる方向に突出して形成される構成としてもよい。
11…ケーシング
13…ケース本体(ケーシング11)
14…コネクタブロック(ケーシング11)
15…基部
16…上壁(一の壁部)
18…電力基板(回路基板)
19…電力基板収容部(収容部)
20…制御基板(回路基板)
21…制御基板収容部(収容部)
22…補助回路基板
28…半導体リレー(スイッチング素子)
30…マイコン(制御素子)
33…壁部(他の壁部)
34…嵌合部
35…第1端子金具
37…第2端子金具(端子金具)
38A,38B…可撓部
43…通気路
60…フィン
70…充填材
Claims (6)
- ケーシングと、前記ケーシング内に収容される複数の回路基板と、を備えた電気接続箱であって、
前記ケーシングには、基部と、前記基部を構成する一の壁部から外方に突出すると共に互いに間隔を空けて対向して形成され、且つ前記回路基板が個別に収容される複数の収容部と、が形成されており、複数の前記収容部の間には空気が流通する通気路が形成されており、前記基部を構成する壁部のうち前記一の壁部と異なる他の壁部には、前記収容部の突出方向とは異なる方向に開口すると共に相手側部材と嵌合可能な嵌合部が形成されており、前記嵌合部内には前記相手側部材と電気的に接続可能な端子金具が配されており、前記端子金具は前記ケーシング内に導入されて、前記回路基板と電気的に接続されており、
前記基部の内部には、前記回路基板と電気的に接続された補助回路基板が収容されており、前記端子金具は前記補助回路基板に接続されており、
前記基部の内部には、前記嵌合部内に前記相手側部材が嵌合して前記端子金具を介して前記補助回路基板に前記相手側部材の嵌合方向の力が加えられたときに、前記嵌合方向と反対方向から前記補助回路基板に当接する支持部が形成されていることを特徴とする電気接続箱。 - 前記回路基板と、前記補助回路基板とは、導電路が形成されると共に折り曲げ可能な可撓部により電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
- 前記収容部のうち前記通気路側の壁部には、前記通気路側に突出するフィンが形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
- 複数の前記回路基板のうち少なくとも一つにはスイッチング素子が実装されており、複数の前記回路基板のうち少なくとも他の一つには前記スイッチング素子を制御する制御素子が実装されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電気接続箱。
- 前記ケーシングは液密に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の電気接続箱。
- 前記収容部内には空気よりも熱伝導率の高い充填材が充填されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の電気接続箱。
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