JP2005278300A - 電気接続箱、及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 導電路の各回路基板との接続部が他部材と接触することを回避し、接触による損傷を軽減する。
【解決手段】 2枚の回路基板9,11を内蔵した電気接続箱1である。2枚の回路基板9,11は、それぞれの電子部品13の部品実装面9A,11Aを向かい合わせるように配される。そして、部品実装面9A,11A側でFPC等の弾性を有するシート状導電路13により電気的に結合されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電気接続箱、及びその製造方法に関する。
近年、自動車に搭載される電装品の急増に伴い、電気接続箱内部の回路基板上に実装される電気部品も急増している一方、電気接続箱の小型化が要請されている。
そこで、小型化を図りつつ、回路基板上に実装される電子部品の実装面積を確保するために、2枚の回路基板を内蔵した電気接続箱100が知られている(特許文献1参照)。
このものは、図9に示すような2枚の回路基板101,101が導電路103により接続されて回路構成体を形成し、これが両回路基板101,101の実装面101Aを外側にするように折り曲げられて図9に示すようにケース107内に収納されたものである。
特開2003−87934公報(図2)
しかしながら、このものでは、回路基板101,101と導電路103との接続部分が共に外側に配されていて、ケース107内で剥き出しの状態とされているため、振動等によりケース107内の他部材と直接接触して損傷するおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、導電路の各回路基板との接続部が他部材と接触することを回避し、接触による損傷を軽減するところにある。
請求項1の発明は、電源から負荷への電力供給を制御するためのものであって、ケースと、互いに対向させて前記ケース内に収容された2枚の回路基板と、それらの回路基板間を接続するシート状導電路とを備え、前記シート状導電路の前記各回路基板との接続部が、互いの対向面側に形成されてなる電気接続箱である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記シート状導電路は前記ケース内に配置された状態では前記回路基板間に挟まれるように弾性的に屈曲されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記シート状導電路は前記ケース内において複数回屈曲させた状態で配置されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のものにおいて、前記ケースは、一方の回路基板を収容して一面が開放した容器状をなすアッパーケースと、他方の回路基板を収容して一面が開放すると共に前記アッパーケースの開放面を閉じるロアケースとからなり、前記各回路基板は前記アッパーケース及びロアケース内に流し込んだシール材によって覆われていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載のものにおいて、前記シート状導電路は、前記アッパケース又は前記ロアケースの側壁部に固定されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項2ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記シート状導電路は、前記接続部よりも前記回路基板の端縁側の位置にて前記回路基板に固定されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、ケースと、互いに対向させて前記ケース内に収容された2枚の回路基板と、それらの回路基板間を接続するシート状導電路とを備えてなり、前記ケースが、一方の回路基板を収容して一面が開放した容器状をなすアッパーケースと、他方の回路基板を収容して一面が開放すると共に前記アッパーケースの開放面を閉じるロアケースとからなり、前記各回路基板が前記アッパーケース及びロアケース内に流し込んだシール材によって覆われている電気接続箱の製造方法であって、前記2枚の回路基板が略同一平面上となるように横に並べて、前記2枚の回路基板の対向する端部同士であって、同一方向に向く面側を前記シート状導電路により電気的に接続する工程と、前記各回路基板を前記アッパーケース及びロアケース内に収容した状態で前記シール材をそれらのケース内に流し込む工程と、前記シート状導電路を弾性的に屈曲させながら前記アッパーケース及びロアケースを互いの開放面を合わせて閉じる工程とを行うことを特徴とする電気接続箱の製造方法である。
<請求項1の発明>
本請求項の構成によれば、2枚の回路基板が対向配置されており、シート状導電路の各回路基板との接続部は、互いの対向面側に形成されている。よって、接続部が他部材と接触して損傷するおそれが減少する。
<請求項2の発明>
従来のもの(特許文献1)では、シート状導電路の弾性復元力は、シート状導電路が回路基板から引き離される方向に作用するため、万一、接続部にクラックが入った場合にはクラックが助長されるおそれがある。
本請求項の構成によれば、シート状導電路は屈曲させられてその弾性復元力により2枚の回路基板に付勢された状態で回路基板に結合されている。すなわち、シート状導電路の弾性復元力は、シート状導電路が回路基板に押しつけられる方向に作用するため、万一、接続部にクラックが入った場合でもクラックが助長されるおそれはなく、シート状導電路と回路基板との電気的接続の信頼性が向上する。
<請求項3の発明>
本請求項の構成によれば、シート状導電路は、複数回屈曲されているから、屈曲半径が小さくなって弾性復元力が大きくなり、シート状導電路と回路基板との電気的接続の信頼性がより向上する。
また、シート状導電路は、複数回屈曲されているからコンパクトになる。
<請求項4の発明>
本請求項の構成によれば、両回路基板はシール材で覆われているから確実に防水される。
<請求項5の発明>
本請求項の構成によれば、シート状導電路は、アッパケースまたはロアケースの側壁部にも固定されているから、振動等による接続部に対する直接のストレスが軽減され、電気的接続の信頼性が向上する。
<請求項6の発明>
本請求項の構成によれば、シート状導電路は、接続部よりも回路基板の端縁側の位置にて回路基板に固定されているから、振動等による接続部に対する直接のストレスが軽減され、電気的接続の信頼性が向上する。
<請求項7の発明>
本請求項の製造方法によれば、2枚の回路基板を対向させる前に、シール材をケース内に流し込むから作業性がよい。
<実施形態1>
以下、本発明の第1実施形態を図1ないし図4に基づいて説明する。
図1に示すように、電気接続箱1は、開口部を有する平面横長で浅皿状のロアケース3及びこのロアケース3に対して覆蓋可能に装着される平面横長で浅皿状のアッパケース5からなるケース7内に、後に詳述する第1回路基板9、第2回路基板11、及びシート状導電路13からなる回路構成体15が収納されて構成されている。ロアケース3及びアッパケース5はともに金属材料、例えばアルミによって形成されている。なお、ロアケース3は回路構成体15の熱を逃がすための放熱板としての機能も有する。
実施形態1の説明においては、上下前後方向については図1を基準とし、左右方向については、図1の右手前側を右方、左方奥側を左方とし、前後方向については、図1の左手前側を前方、右方奥側を後方とする。
ケース7は、ロアケース3とアッパケース5とを組み付けた状態で、前後の2側面に開口が形成されるようになっている。そして、後方の開口には、ヒューズを装着するためのヒューズ装着部17が装着され、前方の開口には、コネクタハウジング19が装着されている。アッパケース5の左右の側壁5Aは、前端から少し後方へ下がった位置に、下方へ突出する矩形状の突出片を備え、この突出片にねじ孔5B,5Bが形成されている。ねじ孔5B,5Bに対応する位置には、ロアケース3の側壁3Aにねじ孔3B,3Bが形成されており、ねじ孔5B,5Bとねじ孔3B,3Bとを整合させた状態でねじ止めされるようになっている。また、アッパケース5の後方の両角部は、下方に方形に窪んでおり、ここにねじ孔5C,5Cが形成されている。ロアケース3の側壁3Aには、ねじ孔5C,5Cに対応する位置にねじ孔3C,3Cが形成されており、ねじ孔5C,5Cとねじ孔3C,3Cとを整合させた状態でねじ止めされるようになっている。
ヒューズ装着部17は、合成樹脂材からなり、横長箱状をなしている。ヒューズ装着部17の左右両側面には、ロアケース3へ取り付けるための取付部17A,17Aが突出形成されている。取付部17A,17Aには、上下方向に貫通したねじ孔17B,17Bが形成されている。ヒューズ装着部17は、ねじ孔17B,17Bをロアケース3の左右両側壁3A,3Aの後端に設けられたねじ孔3D,3Dと整合した状態で、ねじ止めされて、ロアケース3に固定されるようにされている。
ヒューズ装着部17の後面には、ヒューズを挿入するための図示しない開口部が、左右方向に並んで設けられている。そしてヒューズ装着部17には、下方から、図示しないヒューズ用端子金具が挿入されている。ヒューズ用端子金具は、開口内でヒューズを挟持するとともに、下方に突出した部分で、第1回路基板9の図示しないスルーホールに挿入されて半田付けされている。このようにして、ヒューズ装着部17は、第1回路基板9の回路と接続されている。
コネクタハウジング19は合成樹脂材からなり、横長箱状をなしている。コネクタハウジング19の後面は、ロアケース3の底壁3Eの前端よりも所定寸法後退した位置に左右に延びる仕切壁3Fと当接している。これにより、コネクタハウジング19の後方への変位が規制されている。
コネクタハウジング19には、前方に開口するフード部19Aが形成され、図示しない相手側コネクタハウジングと嵌合可能である。また、コネクタハウジング19の後面には図示はしないが、複数の圧入孔が左右方向に並列して貫通形成されている。
各圧入孔には、後方から第1回路基板9に固定された端子金具19Bが挿入される。この端子金具19Bによって、コネクタハウジング19と第1回路基板9の回路とが接続されている。
第1回路基板9の端子金具19Bは、第1回路基板9から上方に突出し、途中で前方に屈曲するような形態で、第1基板9に形成された図示しないスルーホールに差し込まれて半田付けされている。
第1基板9の上面の前端には端子金具19Bを整列させるためのアライメントプレート21が取り付けられている。このアライメントプレート21は横長の板状をなして形成されるとともに、その左右両側縁は上方に突出した取付部21Aとされている。アライメントプレート21は、取付部21Aに穿設したねじ孔21Bと、ロアケース3の左右の側壁3Aに穿設されたねじ孔3Gとを整合させた状態でねじ止めして、ロアケース3に固定されるようにされている。アライメントプレート21には、端子金具19B用の位置決め孔が形成され、端子金具19Bは、位置決め孔に挿通されることによって第1回路基板9のスルーホールと整合する状態に整列されるようになっている。
回路構成体15は、第1回路基板9及び第2回路基板11が上下に互いに略平行となり、かつそれぞれの電子部品23の部品実装面9A,11Aを向かい合わせるようにされた状態で、左側の端部同士において、部品実装面9A,11A側でFPC等の弾性を有するシート状導電路13により電気的に結合されてなる(図2参照。なお、図中符号14は、半田等の電気的な接続部を示す)。このシート状導電路13は、両回路基板9,11間の空間25の外側方向に突出するように略U状に屈曲している。
第1回路基板9は、表裏両面に導電路を配設した略矩形状の回路基板で、電子部品23の部品実装面9A側の導電路の厚みが10〜20μm程度であり、かつ、部品実装面9Aの反対側の非実装面9Bの導電路の厚みが70〜100ミクロン程度とされ、リレー、FET等の電子部品23を実装してバッテリーの電流分配を主に行うためのものである。一方、第2回路基板11は、片面に導電路を配設した略矩形状の回路基板で、電子部品23の部品実装面11A側の導電路の厚みが10〜20μm程度であり、各種制御用の電子部品23を実装するためのものである。
そして、第1回路基板9は、非実装面9Bで、ロアケース3の底壁3Eの内面に絶縁性の接着剤層27により固定されており、第2回路基板11も同じく非実装面11B側で、アッパケース5の底壁5Eの内面に絶縁性の接着剤層27により固定されている。さらに、ロアケース3内及びアッパケース5内には、第1回路基板9及び第2回路基板11の部品実装面9A,11Aを覆うように防水用のシール材(ゲル材)29が充填されている。
以上のように、本実施形態の電気接続箱1によれば、2枚の回路基板9,11の実装面9A,11A同士が向かい合わされており、シート状導電路13と各回路基板9,11との接続部14,14は、回路基板9,11の互いの対向面側に形成されている。また、本実施形態では、電子部品23も、これらの回路基板9,11間に配されている。よって、シート状導電路13の接続部分14,14や電子部品23が他部材と接触して損傷するおそれが減少する。
また、本実施形態の電気接続箱1によれば、シート状導電路13は屈曲させられてその弾性復元力により2枚の回路基板9,11に付勢された状態で回路基板9,11に結合されている。すなわち、シート状導電路13の弾性復元力は、シート状導電路13が回路基板9,11に押しつけられる方向に作用するため、万一、接続部14にクラックが入った場合でもクラックが助長されるおそれはなく、シート状導電路13と回路基板9,11との電気的接続の信頼性が向上する。
また、両回路基板9,11はシール部材29で覆われているから確実に防水される。
さて、ここで、本実施形態の電気接続箱1の製造方法について説明する。図3に示すように、まず、両回路基板9,11の実装面9A,11Aを同一側に向け、かつ実装面9A,11Aが略同一平面上となるように横に並べて、両回路基板9,11の対向する端部同士を実装面9A,11A側でシート状導電路13によって電気的に接続する。なお、両回路基板9,11とシート状導電路13との接続は周知の方法、例えば半田等が使用される。
そして、第1回路基板9の非実装面9Bをロアケース3の底壁3Eの内面に接着固定し、第2回路基板11の非実装面11Bをアッパケース5の底壁5Eの内面に接着固定する。この状態で、さらに、ロアケース3及びアッパケース5内に、両回路基板9,11の実装面9A,11が覆われるようにシール材29を注入する。
その後、両回路基板9,11の実装面9A,11A同士を対向させるようにシート状導電路13を弾性的に曲げつつアッパケース3及びロアケース5の開放面を閉じ合わせる(図2参照)。
この製造方法では、2枚の回路基板9,11を防水した電気接続箱1の製造が容易となる。すなわち、この製造方法によれば、2枚の回路基板9,11を対向させる前に、シール材29をケース7内に流し込むから作業性がよい。
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態について図4を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と同じ構成については、同一の符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
第2実施形態では、シート状導電路13の屈曲形状が第1実施形態と異なっている。すなわち、本実施形態では、シート状導電路13は、複数回屈曲、具体的には断面略W字状に屈曲している。
本実施形態の構成によれば、シート状導電路13は、複数回屈曲されているから、屈曲半径が小さくなって弾性復元力が大きくなり、シート状導電路13と回路基板9,11との電気的接続の信頼性がより向上する。
また、シート状導電路13は、複数回屈曲されているからコンパクトになる。
<第3実施形態>
次に本発明の第3実施形態について図5〜6を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と同じ構成については、同一の符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
第3実施形態では、シート状導電路13は、電気的な接続部14よりも両回路基板9,11の端縁側の位置にて、両回路基板9,11に更に固定されている点が第1実施形態と異なる。
ここでは、第1回路基板9とシート状導電路13の固定について説明するが、第2回路基板11とシート状導電路13の固定も同様である。
第1回路基板9の端縁側の位置にて、シート状導電路13の幅よりも長い細長板状の固定部材33が、シート状導電路13の上を横切ってシート状導電路13を第1回路基板9に押さえている。なお、固定部材33は、その両端部で、ねじ35等の固定手段により第1回路基板9に止められている。
本実施形態の構成によれば、シート状導電路13は、接続部14よりも回路基板9,11の端縁側の位置にて回路基板9,11に固定されているから、振動等による接続部14に対する直接のストレスが軽減され、電気的接続の信頼性が向上する。
また、電気接続箱1の組み立ての際に、万一、シート状導電路13が引っ張られたとしても、その力は固定部材33によって受け止められるから、接続部14に直接ストレスがかかることを防止することができる。
<第4実施形態>
次に本発明の第4実施形態について図7〜8を参照しつつ説明する。なお、第2実施形態と同じ構成については、同一の符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
第4実施形態では、シート状導電路13は、ロアケース3及びアッパケース5の側壁部3A,5Aに固定されている点が第2実施形態と異なる。
シート状導電路13のうち、両回路基板9,11間の空間25から外側方向へ突出する2つの山部の頂点付近は、それぞれロアケース3の側壁部3A及びアッパケース5の側壁部5Aに固定部材33で固定されている。この固定部材33は第3実施形態の場合と同様であり、シート状導電路13の幅よりも長い細長板状に形成され、シート状導電路12の上を横切ってシート状導電路13をロアケース3の側壁3A及びアッパケース5の側壁5Aに押さえている。なお、固定部材33は、その両端部で、ねじ35等の固定手段により側壁3A及び側壁5Aに止められている。
本実施形態の構成によれば、シート状導電路13は、アッパケース5及びロアケース3の側壁部5A,3Aにも固定されているから、振動等による接続部14に対する直接のストレスが軽減され、電気的接続の信頼性が向上する。
また、電気接続箱1の組み立ての際に、万一、シート状導電路13が引っ張られたとしても、その力は固定部材33によって受け止められるから、接続部14に直接ストレスがかかることを防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、第1回路基板9は、非実装面9Bに導電路が形成されたものとしたが、非実装面9Bの導電路がバスバーにより形成されたものでもよい。
(2)上記実施形態では、ロアケース3自体が放熱板としても機能することとしたが、ロアケース3の側壁を樹脂等で形成するとともに、底壁をアルミ等の金属板で形成し、底壁の金属板を放熱板とするものであってもよい。
(3)第3実施形態、及び第4実施形態では、シート状導電路13は、それぞれ2つの固定部材33により固定されていることとしたが、固定部材33の数は特に限定されない。
(4)上記実施形態では、シール材29がロアケース3及びアッパケース5内に充填されているものとしたが、シール材29が充填されていないものであってもよい。また、ロアケース3及びアッパケース5のいずれか一方のみに、シール材29が充填されているものであってもよい。
第1実施形態の電気接続箱の概略分解斜視図 電気接続箱の概略断面図 電気接続箱の製造方法を示す説明図 第2実施形態の電気接続箱の概略断面図 第3実施形態の電気接続箱の概略断面図 シート状導電路と第1回路基板との固定部分の一部拡大斜視図 第4実施形態の電気接続箱の概略断面図 シート状導電路とケースとの固定部分の一部拡大斜視図 従来の電気接続箱の断面図
符号の説明
1…電気接続箱
3…ロアケース
5…アッパケース
7…ケース
9…第1回路基板
9A…実装面
11…第2回路基板
11A…実装面
13…シート状導電路
23…電子部品

Claims (7)

  1. 電源から負荷への電力供給を制御するためのものであって、
    ケースと、互いに対向させて前記ケース内に収容された2枚の回路基板と、それらの回路基板間を接続するシート状導電路とを備え、前記シート状導電路の前記各回路基板との接続部が、互いの対向面側に形成されてなることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記シート状導電路は前記ケース内に配置された状態では前記回路基板間に挟まれるように弾性的に屈曲されていることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 前記シート状導電路は前記ケース内において複数回屈曲させた状態で配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気接続箱。
  4. 前記ケースは、一方の回路基板を収容して一面が開放した容器状をなすアッパーケースと、他方の回路基板を収容して一面が開放すると共に前記アッパーケースの開放面を閉じるロアケースとからなり、前記各回路基板は前記アッパーケース及びロアケース内に流し込んだシール材によって覆われていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電気接続箱。
  5. 前記シート状導電路は、前記アッパケース又は前記ロアケースの側壁部に固定されていることを特徴とする請求項4に記載の電気接続箱。
  6. 前記シート状導電路は、前記接続部よりも前記回路基板の端縁側の位置にて前記回路基板に固定されていることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の電気接続箱。
  7. ケースと、互いに対向させて前記ケース内に収容された2枚の回路基板と、それらの回路基板間を接続するシート状導電路とを備えてなり、
    前記ケースが、一方の回路基板を収容して一面が開放した容器状をなすアッパーケースと、他方の回路基板を収容して一面が開放すると共に前記アッパーケースの開放面を閉じるロアケースとからなり、前記各回路基板が前記アッパーケース及びロアケース内に流し込んだシール材によって覆われている電気接続箱の製造方法であって、
    前記2枚の回路基板が略同一平面上となるように横に並べて、前記2枚の回路基板の対向する端部同士であって、同一方向に向く面側を前記シート状導電路により電気的に接続する工程と、
    前記各回路基板を前記アッパーケース及びロアケース内に収容した状態で前記シール材をそれらのケース内に流し込む工程と、
    前記シート状導電路を弾性的に屈曲させながら前記アッパーケース及びロアケースを互いの開放面を合わせて閉じる工程とを行うことを特徴とする電気接続箱の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013176208A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電気接続箱
WO2017064931A1 (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 株式会社オートネットワーク技術研究所 電気接続箱
JP7430545B2 (ja) 2020-03-06 2024-02-13 三菱電機エンジニアリング株式会社 フラットケーブル保持具及びフラットケーブル装置

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