JP2010081688A - 電気接続箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、製造工程が簡略化された電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱10は、絶縁性の合成樹脂からなるケース11と、ケース11内に収容された回路基板12と、回路基板12に実装された半導体リレー32と、を備え、回路基板12は、半導体リレー32が実装された実装面60と、この実装面60と反対側に位置する非実装面65と、を有し、ケース11は回路基板12の非実装面65に対向する第1対向壁61を有し、第1対向壁61には、回路基板12のうち半導体リレー32が実装された領域に対応する位置に、半導体リレー32が実装された領域よりも広い面積を有する金属板62がモールド成形により埋設されている。
【選択図】図4
【解決手段】電気接続箱10は、絶縁性の合成樹脂からなるケース11と、ケース11内に収容された回路基板12と、回路基板12に実装された半導体リレー32と、を備え、回路基板12は、半導体リレー32が実装された実装面60と、この実装面60と反対側に位置する非実装面65と、を有し、ケース11は回路基板12の非実装面65に対向する第1対向壁61を有し、第1対向壁61には、回路基板12のうち半導体リレー32が実装された領域に対応する位置に、半導体リレー32が実装された領域よりも広い面積を有する金属板62がモールド成形により埋設されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、電気接続箱に関する。
従来より、電気接続箱として特許文献1に記載のものが知られている。この電気接続箱は、スイッチング素子等の発熱部品が実装された回路基板がケース内に収容されてなる。回路基板のうち発熱部品が実装された面と反対側の面には金属製の伝熱板が絶縁性の接着剤層を介して接着されている。
発熱部品に通電することで発熱部品から発生した熱は、回路基板に伝達された後、接着剤層を介して伝熱板に伝達される。伝熱板に伝達された熱は、伝熱板内を伝導して分散し、均熱化される。これにより、発熱部品の近傍が局所的に高温になることが抑制される。
特開2006−87173公報
しかしながら伝熱板は金属製なので、回路基板に配設するためには絶縁性の接着剤を用いる等の絶縁処理が必要となる。このため製造工程が煩雑になるという問題点がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、製造工程が簡略化された電気接続箱を提供することを目的とする。
本発明は、電気接続箱であって、絶縁性の合成樹脂からなるケースと、前記ケース内に収容された回路基板と、前記回路基板に実装された発熱部品と、を備え、前記回路基板は前記発熱部品が実装された実装面及び前記実装面と反対側に位置する非実装面を有し、前記ケースは前記回路基板の非実装面に対向する第1対向壁を有し、前記第1対向壁には、前記回路基板のうち前記発熱部品が実装された領域に対応する位置に、前記発熱部品が実装された領域よりも広い面積を有する金属板がモールド成形により埋設されている。
本発明によれば、発熱部品から発生して回路基板側に伝達された熱は、回路基板から第1対向壁に伝達され、その後、第1対向壁内に埋設された金属板に伝達される。金属板に伝達された熱は、金属板内を伝導して拡散する。これにより、発熱部品が実装された領域よりも広い面積に熱が拡散することにより、発熱部品から発生した熱を均熱化することができる。これにより、発熱部品の近傍が局所的に高温になることを抑制できる。
その後、熱は、金属板から再び第1対向壁に伝達され、第1対向壁の外面からケース外部に放散される。このように、発熱部品から発生して回路基板側に伝達された熱は、金属板によって発熱部品の実装領域よりも広い面積の領域に均熱化されるので、金属板がない場合に比べて、広い面積の領域からケースの外部に熱を放散できる。この結果、電気接続箱の放熱性を全体として向上させることができる。
また、金属板を絶縁性の合成樹脂によりモールド成形するという簡易な手法により金属板と回路基板とを絶縁できるので、製造工程を簡略化できる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記金属板は、前記第1対向壁のうち前記回路基板に対応する位置に配されると共に、前記回路基板の面積よりも広い面積を有する構成としてもよい。
前記金属板は、前記第1対向壁のうち前記回路基板に対応する位置に配されると共に、前記回路基板の面積よりも広い面積を有する構成としてもよい。
上記の構成によれば、回路基板から発生した熱を、金属板によって、回路基板よりも広い面積の領域に均熱化することができる。これにより、電気接続箱の放熱性を一層向上させることができる。
前記回路基板に形成された導電路には、前記回路基板を貫通して前記第1対向壁側に突出する端子が電気的に接続されており、前記第1対向壁の内面には、前記端子に対応する位置に、前記端子の先端との干渉を回避する逃げ部が陥没して形成されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、回路基板に、第1対向壁側に突出する端子が配されている場合でも、端子の先端が第1対向壁と干渉することを回避できる。これにより、回路基板と第1対向壁と近接させて配置できる。この結果、回路基板から第1対向壁への熱の伝達効率を向上させることができる。
前記逃げ部は前記金属板が埋設された領域にまで達して陥没形成されており、前記金属板には、前記逃げ部に対応する位置に、前記端子の先端との干渉を回避する逃げ孔が、前記金属板を貫通して形成されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、端子の先端が第1対向壁及び金属板と干渉することを回避できる。これにより、回路基板と第1対向壁とを一層近接させて配置できるので、回路基板から第1対向壁への熱の伝達効率を一層向上させることができる。
前記回路基板には貫通孔が形成されており、前記貫通孔内には、前記第ケースの前記第1対向壁から、前記ケースのうち前記回路基板の実装面と対向する第2対向壁に向けて突出する第1ボスが貫通しており、前記第1ボスの先端は、前記第1対向壁に対して前記回路基板側に撓み変形させる方向の力が加わったときに前記第2対向壁に当接する構成としてもよい。
上述したように第1対向壁には金属板が埋設されている。このため、第1対向壁のうち、金属板が埋設されている領域においては、金属と合成樹脂との間の熱膨張率の差に起因して、第1対向壁に対して回路基板側に撓む方向の力が加わることが懸念される。第1対向壁が回路基板側に撓むと、第1対向壁が回路基板に干渉することが懸念される。
本構成によれば、ケースの第1対向壁から第2対向壁に向けて突出すると共に回路基板の貫通孔を貫通する第1ボスが、第1対向壁に対して回路基板側に撓み変形させる方向の力が加わったときに、ケースの第2対向壁に当接するので、第1対向壁が回路基板側に撓むことが抑制される。これにより、第1対向壁が回路基板に干渉することを抑制できる。
なお、第1ボスの先端と、第2対向壁とは、第1対向壁に対して回路基板側に撓み変形させる方向の力が加わっていないときには、互いに当接していてもよいし、また、離間していてもよい。
前記第2対向壁には、前記第1ボスと対応する位置に、前記第1対向壁に向けて突出する受けボスが形成されており、前記第1ボスの先端は、前記第1対向壁に対して前記回路基板側に撓み変形する方向の力が加わったときに前記受けボスの先端と当接する構成としてもよい。
上記の構成によれば、受けボスを設けない場合に比べて、第1対向壁の内面からの第1ボスの突出高さ寸法を小さくすることができる。
前記回路基板には貫通孔が形成されており、前記貫通孔内には、前記第ケースのうち前記回路基板の実装面と対向する第2対向壁から前記第1対向壁に向けて突出する第2ボスが貫通しており、前記第2ボスの先端は、前記第1対向壁に対して前記回路基板側に撓み変形する方向の力が加わったときに前記第1対向壁に当接する構成としてもよい。
本構成によれば、ケースの第2対向壁から突出すると共に回路基板の貫通孔を貫通する第2ボスが、第1対向壁に対して回路基板側に撓み変形させる方向の力が加わったときに第1対向壁に当接するので、第1対向壁が回路基板側に撓むことが抑制される。これにより、第1対向壁が回路基板に干渉することを抑制できる。
なお、第2ボスの先端と、第1対向壁とは、第1対向壁に対して回路基板側に撓み変形させる方向の力が加わっていないときには、互いに当接していてもよいし、また、離間していてもよい。
前記第1対向壁には、前記第2ボスと対応する位置に、前記第2対向壁に向けて突出する受けボスが形成されており、前記第2ボスの先端は、前記第1対向壁に対して前記回路基板側に撓み変形する方向の力が加わったときに前記受けボスの先端と当接する構成としてもよい。
上記の構成によれば、受けボスを設けない場合に比べて、第2対向壁の内面からの第2ボスの突出高さ寸法を小さくすることができる。
本発明によれば、電気接続箱の製造工程を簡略化できる。
<実施形態1>
本発明を車両(図示せず)に搭載される電気接続箱10に適用した実施形態1を図1ないし図5を参照しつつ説明する。本実施形態に係る電気接続箱10は、ケース11内に回路基板12を収容してなる。この電気接続箱10は、図示しない電源と、ランプ、ホーン等の車載電装品(図示せず)との間に配設されて、車載電装品の通電、及び断電を実行する。なお、以下の説明では、図1における上方を上方とし、下方を下方とする。また、図1における左方を左方とし、右方を右方とする。また、図4における左側を表側とし、右側を裏側とする。
本発明を車両(図示せず)に搭載される電気接続箱10に適用した実施形態1を図1ないし図5を参照しつつ説明する。本実施形態に係る電気接続箱10は、ケース11内に回路基板12を収容してなる。この電気接続箱10は、図示しない電源と、ランプ、ホーン等の車載電装品(図示せず)との間に配設されて、車載電装品の通電、及び断電を実行する。なお、以下の説明では、図1における上方を上方とし、下方を下方とする。また、図1における左方を左方とし、右方を右方とする。また、図4における左側を表側とし、右側を裏側とする。
(ケース11)
図1に示すようにケース11は、表裏方向(図1における紙面を貫通する方向)から見て略五角形状をなしている。ケース11の下部に位置する底壁は、左右方向(図1における左右方向)の中央付近を最下部として、略V字状に下降傾斜して形成されている。ケース11の底壁の最下部には、ケース11の内外を連通する排水口13が形成されている(図2参照)。本実施形態においては、ケース11のうち、ケース11の底壁に設けられた排水口13と異なる領域には、ケース11の内外を連通する開口が設けられていない。このため、ケース11は、排水口13と異なる領域においては液密に形成されている。
図1に示すようにケース11は、表裏方向(図1における紙面を貫通する方向)から見て略五角形状をなしている。ケース11の下部に位置する底壁は、左右方向(図1における左右方向)の中央付近を最下部として、略V字状に下降傾斜して形成されている。ケース11の底壁の最下部には、ケース11の内外を連通する排水口13が形成されている(図2参照)。本実施形態においては、ケース11のうち、ケース11の底壁に設けられた排水口13と異なる領域には、ケース11の内外を連通する開口が設けられていない。このため、ケース11は、排水口13と異なる領域においては液密に形成されている。
図4に示すように、ケース11は、裏側(図4における右側)に位置して絶縁性の合成樹脂からなる第1ケース14と、表側(図4における左側)に位置して絶縁性の合成樹脂からなる第2ケース15と、を備える。
(第1ケース14)
図2に示すように、第1ケース14は、表側(図2における上側)に開口する浅い皿状をなしている。第1ケース14は、表裏方向(図2における上下方向)から見て、略五角形状をなしている。
図2に示すように、第1ケース14は、表側(図2における上側)に開口する浅い皿状をなしている。第1ケース14は、表裏方向(図2における上下方向)から見て、略五角形状をなしている。
図2に示すように、第1ケース14の底壁の最下部の位置には、底壁を貫通する第1排水口17が形成されている。第1ケース14には、第1排水口17の上方(図2における右斜め奥方)の位置に、第1排水口17の上方を覆う第1止水壁18が、表側(図2における上側)に突出すると共に、上方(図2における右斜め奥方)に凸形状をなす湾曲形状に形成されている。
(第2ケース15)
また、図4に示すように、第2ケース15は、裏側(図4における右側)に開口する浅い皿状をなしている。第2ケース15は、第1ケース14の開口を塞ぐようにして、第1ケース14に一体に組み付けられる。第2ケース15の開口縁には、裏側(図4における右側)に突出して、第1ケース14の開口縁と表側(図4における左側)から当接し、第1ケース14の開口縁と超音波溶着されて液密に固着される溶着壁19が、形成されている。
また、図4に示すように、第2ケース15は、裏側(図4における右側)に開口する浅い皿状をなしている。第2ケース15は、第1ケース14の開口を塞ぐようにして、第1ケース14に一体に組み付けられる。第2ケース15の開口縁には、裏側(図4における右側)に突出して、第1ケース14の開口縁と表側(図4における左側)から当接し、第1ケース14の開口縁と超音波溶着されて液密に固着される溶着壁19が、形成されている。
図3に示すように、第2ケース15は、表裏方向(図3における上下方向)から見て、略五角形状をなしている。溶着壁19は、表裏方向から見て、第2ケース15の外形に略相似形をなす略五角形状をなしている。
図3に示すように、第2ケース15の底壁の最下部の位置には、第2ケース15の底壁(溶着壁19)を貫通する第2排水口20が形成されている。
また、図3に示すように、第2ケース15には、溶着壁19の厚さ方向内方の位置に、裏側(図3における上側)に突出する止水リブ21が形成されている。図3に示すように、止水リブ21は、溶着壁19の形状と略相似形をなす略五角形状をなしており、溶着壁19よりも一回り小さく形成されている。この止水リブ21により、ケース11内に水が浸入することが抑制されるようになっている。
止水リブ21の最下部には、第2排水口20と対応する位置が切り欠かれて、切り欠き部22が形成されている。第2ケース15には、第2排水口20及び切り欠き部22の上方(図3における右斜め奥方)の位置に、第2排水口20及び切り欠き部22の上方を覆う第2止水壁23が、裏側(図3における上側)に突出すると共に、上方(図3における右斜め奥方)に凸形状をなす湾曲形状に形成されている。第2止水壁23の上方には、裏側(図3における上側)に突出すると共に、左右方向に延びて止水リブ21と連結される仕切り壁24が形成されている。
図4に示すように、第1ケース14と第2ケース15とが組み付けられた状態においては、第1ケース14の第1排水口17と、第2ケース15の第2排水口20とは整合するようになっており、これら両排水口17,20により、排水口13が形成される。また、第1ケース14の第1止水壁18が、第2ケース15の第2止水壁23と、仕切り壁24との間に位置するようになっている。これにより、第1止水壁18と、第2止水壁23と、仕切り壁24との間にラビリンス構造が形成され、排水口13から水がケース11内に浸入することを抑制できるようになっている。
図4に示すように、第2ケース15の表側(図4における左側)には、上端部寄りの位置(図4における上部)に、表側に突出すると共に下方に開口するコネクタハウジング25が形成されている。図2に示すように、コネクタハウジング25は、左右方向に複数並んで形成されている。各コネクタハウジング25は図示しない相手側コネクタと嵌合可能になっている。
図4に示すように、各コネクタハウジング25には端子金具(特許請求の範囲に記載の端子に相当)26が配設されている。端子金具26は、略直角に曲げ形成されており、一方の端部は、下方に開口するコネクタハウジング25の内部に、先端を下方(図4における下方)に向けて配されており、他方の端部は、その先端が裏側(図4における右側)を向いた姿勢で回路基板12側に突出して配されている。この端子金具26は第2ケース15にモールド成形されており、端子金具26と第2ケース15との間は液密になっている(図3参照)。
(回路基板12)
図4に示すように、ケース11内には、回路基板12が、ケース11の底壁に対して垂直な姿勢(いわゆる縦型配置)で収容されている。回路基板12は、第2ケース15の表側(図4における左側)の内壁面から裏側(図4における右側)に突出するボス27の先端に、図示しないボルトによりネジ止めされている。
図4に示すように、ケース11内には、回路基板12が、ケース11の底壁に対して垂直な姿勢(いわゆる縦型配置)で収容されている。回路基板12は、第2ケース15の表側(図4における左側)の内壁面から裏側(図4における右側)に突出するボス27の先端に、図示しないボルトによりネジ止めされている。
図2に示すように、回路基板12は略矩形状をなしている。回路基板12の表面(図2における上側の面)にはプリント配線技術により導電路(図示せず)が形成されている。
図4に示すように、端子金具26の他方の端部は、回路基板12を貫通して回路基板12の導電路に半田付け等により電気的に接続されている。図4に示すように、端子金具26の他方の端部は、回路基板12を貫通して第1対向壁61側に突出している。第1対向壁61の内面には、端子金具26の他方の端部に対応する位置に、端子金具26の他方の端部との干渉を回避する逃げ部63が、陥没形成されている。
図2に示すように、回路基板12の表面には、電子部品31、半導体リレー32(特許請求の範囲に記載の発熱部品に相当)が導電路と電気的に接続された状態で実装されている。回路基板12の表面は半導体リレー32等が実装された実装面60とされる。回路基板12の裏面は、半導体リレー32等が実装されていない非実装面65とされる。
(金属板62)
図4に示すように、第1ケース14は、回路基板12の非実装面65(実装面60と反対側の面)に対向する第1対向壁61を有する。第1対向壁61には金属板62が埋設されている。この金属板62は、合成樹脂によりモールド成形されることにより、第1ケース14に埋設されている。金属板62は、第1ケース14の外面(図4における右側の面)から露出しないようになっている。金属板62を構成する金属としては、銅、銅合金、アルミニウム、又はアルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属を使用できる。
図4に示すように、第1ケース14は、回路基板12の非実装面65(実装面60と反対側の面)に対向する第1対向壁61を有する。第1対向壁61には金属板62が埋設されている。この金属板62は、合成樹脂によりモールド成形されることにより、第1ケース14に埋設されている。金属板62は、第1ケース14の外面(図4における右側の面)から露出しないようになっている。金属板62を構成する金属としては、銅、銅合金、アルミニウム、又はアルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属を使用できる。
図5の破線で示すように、金属板62は、表裏方向(図5における紙面を貫通する方向)からみて略五角形状をなしている。図4に示すように、金属板62は、回路基板12のうち半導体リレー32が実装された領域と対応する位置に配されると共に、半導体リレー32が実装された領域よりも広い面積を有している。さらに金属板62は、図5において二点鎖線で示す回路基板12に対応する位置に配されると共に、回路基板12よりも一回り大きな形状をなしており、回路基板12よりも広い面積を有している。
続いて、本実施形態に係る電気接続箱の製造工程の一例について説明する。まず、金属板62を所定の形状に形成し、図示しない金型に載置してモールド成形を行い、第1ケース14を形成する。また、金属板材をプレス加工することにより端子金具26所定の形状に形成し、図示しない金型に載置してモールド成形を行い、第2ケース15を形成する。
一方、回路基板12にプリント配線技術により導電路を形成し、半導体リレー32、電子部品31等を例えばリフロー半田付け等の公知の手法により導電路に電気的に接続する。
続いて、回路基板12を、半導体リレー32等が実装された面を表側(図4における左側)に向けた姿勢で、第2ケース15のボス27に、ボルト(図示せず)によりネジ止めする。すると、端子金具26が回路基板12を貫通する。
続いて、フロー半田付け等の公知の手法により、端子金具26と、回路基板12の導電路と、を電気的に接続する。
続いて、第1ケース14の第1排水口17と、第2ケース15の第2排水口20と、を整合させた姿勢で、第1ケース14の開口縁に、第2ケース15の溶着壁19を突き当てる。その後、重ねた両ケース14,15の外周部を、アタッチメント(不図示)で挟んで、超音波溶着装置により両ケース14,15に振動(超音波)を加える。これにより、第2ケース15の溶着壁19の先端部が振動による摩擦熱により溶け、第1ケース14の開口縁に液密に固着される。これにより、電気接続箱10が完成する。
その後、電気接続箱10は、車両に対して、回路基板12の板面が垂直になる姿勢で取り付けられる。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。半導体リレー32に通電すると、半導体リレー32からは熱が発生する。この熱のうち、回路基板12側に放散された熱は、回路基板12のうち半導体リレー32が実装された領域に伝達され、その後、回路基板12と対向する第1対向壁61に伝達される。第1対向壁61に伝達された熱は、第1対向壁61の内壁面から内方へ伝導し、金属板62に伝達される。金属板62に伝達された熱は、金属板62内を伝導して拡散する。これにより、半導体リレー32の実装された領域よりも広い面積に熱が拡散することにより、半導体リレー32から発生した熱を均熱化することができる。これにより、半導体リレー32の近傍が局所的に高温になることを抑制できる。
その後、熱は、金属板62から再び第1対向壁61に伝達され、第1対向壁61の外面からケース11外部に放散される。このように、半導体リレー32から発生して回路基板12側に伝達された熱は、金属板62によって半導体リレー32の実装された領域よりも広い面積の領域に均熱化されるので、金属板62がない場合に比べて、広い面積の領域からケース11の外部に熱を放散できる。この結果、電気接続箱10の放熱性を全体として向上させることができる。
また、金属板62を絶縁性の合成樹脂によりモールド成形するという簡易な手法により、金属板62と回路基板12とを絶縁できるので、製造工程を簡略化できる。
さらに、本実施形態によれば、金属板62は、第1対向壁61のうち回路基板12に対応する位置に配されると共に、回路基板12の面積よりも広い面積を有する。これにより、回路基板12の導電路に通電することにより回路基板12の導電路から発生した熱を、金属板62によって、回路基板12よりも広い面積の領域に均熱化することができる。これにより、電気接続箱10の放熱性を一層向上させることができる。
また、回路基板12に形成された導電路には、回路基板12を貫通して第1対向壁61側に突出する端子金具26が電気的に接続されており、第1対向壁61の内面には、端子金具26の他方の端部に対応する位置に、端子金具26の他方の端部との干渉を回避する逃げ部63が陥没して形成されている。これにより、端子金具26の他方の端部が第1対向壁61と干渉することを回避できる。これにより、回路基板12と第1対向壁61と近接させて配置できるので、回路基板12から第1対向壁61への熱の伝達効率を向上させることができる。この結果、電気接続箱10の放熱性を一層向上させることができる。
また、金属板62は、半導体リレー32等の発熱部品の発熱量に応じて、大きさ、形状を任意に変更することができる。
また、本実施形態は、比較的に発熱量の大きな半導体リレー32を使用した場合に特に有効である。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図6及び図7を参照しつつ説明する。本実施形態においては、第1対向壁61に形成された逃げ部63は、金属板62が埋設された領域に達する深さにまで陥没形成されている。金属板62には、逃げ部63に対応する位置に、端子金具26の他方の端部との干渉を回避する逃げ孔64が、金属板62を貫通して形成されている。逃げ孔64の開口面積は、逃げ部63の開口面積よりも大きく設定されている。
本発明の実施形態2を図6及び図7を参照しつつ説明する。本実施形態においては、第1対向壁61に形成された逃げ部63は、金属板62が埋設された領域に達する深さにまで陥没形成されている。金属板62には、逃げ部63に対応する位置に、端子金具26の他方の端部との干渉を回避する逃げ孔64が、金属板62を貫通して形成されている。逃げ孔64の開口面積は、逃げ部63の開口面積よりも大きく設定されている。
また、図7に示すように、回路基板12には、中央付近(回路基板12の対角線の交点付近)に、断面形状が円形状をなす貫通孔70が形成されている。図6に示すように、第1対向壁61のうち貫通孔70に対応する位置には、第2ケース15のうち回路基板12の実装面60と対向する第2対向壁71に向けて突出する第1ボス72が形成されている。第1ボス72の断面形状は円形状をなす。貫通孔70の内径寸法は、第1ボス72の外径寸法よりも大きく設定されており、第1ボス72は貫通孔70を貫通している。
図6に示すように、第2対向壁71には、第1ボス72に対応する位置に、第1対向壁61に向けて突出する受けボス73が形成されている。受けボス73の断面形状は円形状をなしている。第1ボス72の先端は、第1対向壁61に対して回路基板12側に撓み変形する方向の力が加わったときに受けボス73の先端と当接するようになっている。なお、第1ボス72の先端と、第2対向壁71の受けボス73の先端とは、第1対向壁61に対して回路基板12側に撓み変形させる方向の力が加わっていないときには、互いに当接していてもよいし、また、離間していてもよい。本実施形態においては、第1ボス72の先端と、第2対向壁71の受けボス73の先端とは、第1対向壁61に対して回路基板12側に撓み変形させる方向の力が加わっていないときには離間している
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、逃げ部63は金属板62が配された領域にまで達して陥没形成されており、金属板62には、逃げ部63に対応する位置に、端子金具26の他方の端部との干渉を回避する逃げ孔64が、金属板62を貫通して形成されている。これにより、端子金具26の他方の端部が第1対向壁61及び金属板62と干渉することを回避できる。これにより、回路基板12と第1対向壁61とを一層近接させて配置できるので、回路基板12から第1対向壁61への熱の伝達効率を一層向上させることができる。
また、上述したように第1対向壁61には金属板62が埋設されている。このため、第1対向壁61のうち、金属板62が埋設されている領域においては、金属と合成樹脂との間の熱膨張率の差に起因して、第1対向壁61に対して回路基板12側に撓む方向の力が加わることが懸念される。第1対向壁61が回路基板12側に撓むと、第1対向壁61が基板に干渉することが懸念される。
本実施形態によれば、第1対向壁61から第2対向壁71に向けて突出すると共に回路基板12の貫通孔70を貫通する第1ボス72が、第1対向壁61に対して回路基板12側に撓み変形させる方向の力が加わったときに、第2対向壁71に形成された受けボス73に当接するので、第1対向壁61が回路基板12側に撓むことが抑制される。これにより、第1対向壁61が回路基板12に干渉することを抑制できる。
本実施形態によれば、第1ボス72の先端と、受けボス73とは、第1対向壁61に対して回路基板12側に撓み変形させる方向の力が加わっていないときには離間している。これにより、第1ボス72及び受けボス73が互いに当接することによって、第1ケース14と第2ケース15とが互いに離間する方向に常に力が加えられることを抑制できる。これによりケース11が変形することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、受けボス73を設けない場合に比べて、第1対向壁61の内面からの第1ボス72の突出高さ寸法を小さくすることができる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を図8を参照しつつ説明する。本実施形態においては、第2対向壁71から第1対向壁61に向けて突出する第2ボス82が形成されている。この第2ボスは、回路基板12の貫通孔70内に貫通されている。第2ボス82の先端は、第1対向壁61に対して回路基板12側に撓み変形する方向の力が加わったときに第1対向壁61に当接するようになっている。
本発明の実施形態3を図8を参照しつつ説明する。本実施形態においては、第2対向壁71から第1対向壁61に向けて突出する第2ボス82が形成されている。この第2ボスは、回路基板12の貫通孔70内に貫通されている。第2ボス82の先端は、第1対向壁61に対して回路基板12側に撓み変形する方向の力が加わったときに第1対向壁61に当接するようになっている。
なお、第2ボス82の先端と、第1対向壁61とは、第1対向壁61に対して回路基板12側に撓み変形させる方向の力が加わっていないときには、互いに当接していてもよいし、また、離間していてもよい。本実施形態においては、第2ボス82の先端と、第1対向壁61とは、第1対向壁61に対して回路基板12側に撓み変形させる方向の力が加わっていないときには、離間している。
また、第1対向壁61のうち第2ボス82に対応する位置に、第2対向壁71に向けて突出する受けボスを形成し、第1対向壁61に対して回路基板12側に撓み変形する方向の力が加わったときに、第2ボス82の先端と受けボスの先端とが当接する構成としてもよい。
上記以外の構成については、実施形態2と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、第2ボス82は、第1対向壁61に対して回路基板12側に撓み変形させる方向の力が加わったときに第1対向壁61に当接するので、第1対向壁61が回路基板12側に撓むことが抑制される。これにより、第1対向壁61が回路基板12に干渉することを抑制できる。
本実施形態によれば、第2ボス82の先端と、第1対向壁61とは、第1対向壁61に対して回路基板12側に撓み変形させる方向の力が加わっていないときには離間している。これにより、第2ボス82及び第1対向壁61が互いに当接することによって、第1ケース14と第2ケース15とが互いに離間する方向に常に力が加えられることを抑制できる。これによりケース11が変形することを抑制できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態においては、金属板62は回路基板12よりも広い面積を有する構成としたが、これに限られず、金属板62の面積は発熱部品の発熱量に応じて任意に設定できる。
(2)例えば、回路基板12の実装面60に表面実装の手法で電子部品等を実装することにより、回路基板12を端子が貫通しない構成とした場合には、回路基板12と、ケース11の第1対向壁61とを密着して配する構成としてもよい。回路基板12と第1対向壁61とを密着させる手法としては、回路基板12と第1対向壁61とをボルトによりネジ止めしてもよいし、クランプで挟持してもよいし、必要に応じて任意の手法を採用しうる。
(3)逃げ部63は必要に応じて省略してもよい。
(4)本実施形態においては、発熱部品として半導体リレー32を用いる構成としたが、これに限られず、例えば機械式リレー等、必要に応じて任意の電子部品を用いることができる。
(5)実施形態2においては、貫通孔70は回路基板12の中央付近に1つ形成される構成としたが、これに限られず、例えば図9に示すように、回路基板12の長手方向に並んで2つ形成してもよく、必要に応じて、任意の位置に任意の個数の貫通孔70を形成できる。そして、ケース11のうち貫通孔70に対応する位置に、第1ボス72又は第2ボス82を形成できる。
(6)回路基板12に形成された貫通孔70の断面形状は円形状をなす構成としたが、これに限られず、三角形状、四角形状等の多角形状でもよいし、また、長円形状、楕円形状等、必要に応じて任意の形状としうる。また、貫通孔70内に貫通される第1ボス72の断面形状、及び受けボス73の形状は、貫通孔70の断面形状に対応して任意の形状としうる。
また、実施形態3における、貫通孔70、第2ボス82、及び受けボスの断面形状も、上記と同様に、必要に応じて任意の形状としうる。
(7)本実施形態においては、回路基板12を貫通する端子は、コネクタハウジング25に収容される端子金具26とされる構成としたが、これに限られず、例えば電子部品のリード端子を回路基板12を貫通して配してもよく、必要に応じて任意の端子について回路基板12を貫通して配することができる。
(8)電気接続箱10を、排水口13が上方を向く姿勢で配し、この排水口13から図示しない充填材をケース11内に充填してもよい。この結果、ケース11内が充填材で充填されることにより、比較的に熱伝導率の小さい空気を介することなく、半導体リレー32から発生した熱をケース11に伝達できる。これにより電気接続箱10の放熱性を向上させることができる。なお、上述したように、排水口13を下方に向けた通常の姿勢で電気接続箱10を配した場合には、排水口13からの水の浸入は、止水リブ21等により抑制されるようになっている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態においては、金属板62は回路基板12よりも広い面積を有する構成としたが、これに限られず、金属板62の面積は発熱部品の発熱量に応じて任意に設定できる。
(2)例えば、回路基板12の実装面60に表面実装の手法で電子部品等を実装することにより、回路基板12を端子が貫通しない構成とした場合には、回路基板12と、ケース11の第1対向壁61とを密着して配する構成としてもよい。回路基板12と第1対向壁61とを密着させる手法としては、回路基板12と第1対向壁61とをボルトによりネジ止めしてもよいし、クランプで挟持してもよいし、必要に応じて任意の手法を採用しうる。
(3)逃げ部63は必要に応じて省略してもよい。
(4)本実施形態においては、発熱部品として半導体リレー32を用いる構成としたが、これに限られず、例えば機械式リレー等、必要に応じて任意の電子部品を用いることができる。
(5)実施形態2においては、貫通孔70は回路基板12の中央付近に1つ形成される構成としたが、これに限られず、例えば図9に示すように、回路基板12の長手方向に並んで2つ形成してもよく、必要に応じて、任意の位置に任意の個数の貫通孔70を形成できる。そして、ケース11のうち貫通孔70に対応する位置に、第1ボス72又は第2ボス82を形成できる。
(6)回路基板12に形成された貫通孔70の断面形状は円形状をなす構成としたが、これに限られず、三角形状、四角形状等の多角形状でもよいし、また、長円形状、楕円形状等、必要に応じて任意の形状としうる。また、貫通孔70内に貫通される第1ボス72の断面形状、及び受けボス73の形状は、貫通孔70の断面形状に対応して任意の形状としうる。
また、実施形態3における、貫通孔70、第2ボス82、及び受けボスの断面形状も、上記と同様に、必要に応じて任意の形状としうる。
(7)本実施形態においては、回路基板12を貫通する端子は、コネクタハウジング25に収容される端子金具26とされる構成としたが、これに限られず、例えば電子部品のリード端子を回路基板12を貫通して配してもよく、必要に応じて任意の端子について回路基板12を貫通して配することができる。
(8)電気接続箱10を、排水口13が上方を向く姿勢で配し、この排水口13から図示しない充填材をケース11内に充填してもよい。この結果、ケース11内が充填材で充填されることにより、比較的に熱伝導率の小さい空気を介することなく、半導体リレー32から発生した熱をケース11に伝達できる。これにより電気接続箱10の放熱性を向上させることができる。なお、上述したように、排水口13を下方に向けた通常の姿勢で電気接続箱10を配した場合には、排水口13からの水の浸入は、止水リブ21等により抑制されるようになっている。
10…電気接続箱
11…ケース
12…回路基板
14…第1ケース(ケース)
15…第2ケース(ケース)
26…端子金具(端子)
32…半導体リレー(発熱部品)
60…実装面
61…第1対向壁
62…金属板
63…逃げ部
64…逃げ孔
65…非実装面
70…貫通孔
71…第2対向壁
72…第1ボス
73…受けボス
82…第2ボス
11…ケース
12…回路基板
14…第1ケース(ケース)
15…第2ケース(ケース)
26…端子金具(端子)
32…半導体リレー(発熱部品)
60…実装面
61…第1対向壁
62…金属板
63…逃げ部
64…逃げ孔
65…非実装面
70…貫通孔
71…第2対向壁
72…第1ボス
73…受けボス
82…第2ボス
Claims (8)
- 絶縁性の合成樹脂からなるケースと、前記ケース内に収容された回路基板と、前記回路基板に実装された発熱部品と、を備え、
前記回路基板は前記発熱部品が実装された実装面及び前記実装面と反対側に位置する非実装面を有し、前記ケースは前記回路基板の非実装面に対向する第1対向壁を有し、前記第1対向壁には、前記回路基板のうち前記発熱部品が実装された領域に対応する位置に、前記発熱部品が実装された領域よりも広い面積を有する金属板がモールド成形により埋設されている電気接続箱。 - 前記金属板は、前記第1対向壁のうち前記回路基板に対応する位置に配されると共に、前記回路基板の面積よりも広い面積を有する請求項1に記載の電気接続箱。
- 前記回路基板に形成された導電路には、前記回路基板を貫通して前記第1対向壁側に突出する端子が電気的に接続されており、前記第1対向壁の内面には、前記端子に対応する位置に、前記端子の先端との干渉を回避する逃げ部が陥没して形成されている請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
- 前記逃げ部は前記金属板が埋設された領域にまで達して陥没形成されており、前記金属板には、前記逃げ部に対応する位置に、前記端子の先端との干渉を回避する逃げ孔が、前記金属板を貫通して形成されている請求項3に記載の電気接続箱。
- 前記回路基板には貫通孔が形成されており、前記貫通孔内には、前記第ケースの前記第1対向壁から、前記ケースのうち前記回路基板の実装面と対向する第2対向壁に向けて突出する第1ボスが貫通しており、前記第1ボスの先端は、前記第1対向壁に対して前記回路基板側に撓み変形させる方向の力が加わったときに前記第2対向壁に当接する請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の電気接続箱。
- 前記第2対向壁には、前記第1ボスと対応する位置に、前記第1対向壁に向けて突出する受けボスが形成されており、前記第1ボスの先端は、前記第1対向壁に対して前記回路基板側に撓み変形する方向の力が加わったときに前記受けボスの先端と当接する請求項5に記載の電気接続箱。
- 前記回路基板には貫通孔が形成されており、前記貫通孔内には、前記第ケースのうち前記回路基板の実装面と対向する第2対向壁から前記第1対向壁に向けて突出する第2ボスが貫通しており、前記第2ボスの先端は、前記第1対向壁に対して前記回路基板側に撓み変形する方向の力が加わったときに前記第1対向壁に当接する請求項1ないし請求項4のいすれか一項に記載の電気接続箱。
- 前記第1対向壁には、前記第2ボスと対応する位置に、前記第2対向壁に向けて突出する受けボスが形成されており、前記第2ボスの先端は、前記第1対向壁に対して前記回路基板側に撓み変形する方向の力が加わったときに前記受けボスの先端と当接する請求項7に記載の電気接続箱。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2008-09-24 JP JP2008244809A patent/JP2010081688A/ja not_active Abandoned
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