JP2013176208A - 電気接続箱 - Google Patents

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健人 小林
Manabu Hashikura
学 橋倉
Yasuo Omori
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Atsushi Kasamatsu
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Abstract

【課題】電気接続箱を小型化する。
【解決手段】電気接続箱10は、ケース11、ケース11内に収容され縁部に縁部導電路23が形成された2枚の回路基板20,21、および、対向する位置に配した2枚の回路基板20,21の縁部導電路23とそれぞれ接触する一対の接触部31を有し、一対の接触部31を縁部導電路23と接触させる方向に弾性変形して2枚の回路基板20,21を電気的に接続する基板間接続部材30を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気接続箱に関する。
電源装置から各種機器に電力を分配する電気接続箱としては、例えば特許文献1に記載の電気接続箱等が知られている。この電気接続箱において、電気回路を構成するバスバーと電子制御回路基板とは、バスバーに形成した雄型端子を電子制御回路基板に設けたコネクタ内の雌型端子と接続することで、電気的に接続されるようになっている。
特開2005−51878号公報
ところで、自動車等の車両に搭載される電気接続箱においては、小型化の要請が強く求められている。しかしながら、上記の電気接続箱においては、バスバーと電子制御回路基板とを接続するコネクタが、回路基板に対して半田付けにより垂直上向きに取り付けられている。そして、このコネクタは、相手方端子と接続される端子を有し基板に対して半田付けされるため、相手方端子との接続部、端子を保持するための保持部、および半田付け部が必要であり、高さ寸法を小さくすることが困難であった。
そのため、他のコネクタ(回路基板と外部機器とを接続する外部接続コネクタ等)や基板に実装される部品等の小型化を行っても、バスバー(基板)と基板とを接続するコネクタが、電気接続箱の高さ寸法を小さくする障害となっていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電気接続箱を小型化することを目的とする。
上記課題を解決するものとして、本発明は、ケース、ケース内に収容され縁部に縁部導電路が形成された2枚の回路基板、および、対向する位置に配した2枚の前記回路基板の縁部導電路とそれぞれ接触する一対の接触部を有し、前記一対の接触部を前記縁部導電路と接触する方向に弾性変形して2枚の前記回路基板を電気的に接続する基板間接続部材を備える電気接続箱である。
本発明においては、2枚の回路基板は、コネクタではなく、基板間接続部材により電気的に接続される。基板間接続部材は、2枚の回路基板の縁部導電路とそれぞれ接触する一対の接触部を有し、一対の接触部を縁部導電路と接触する方向に弾性変形して2枚の回路基板を接続する構成の部材であるので、コネクタにより接続する構成のような高さ寸法の制約を受けない。その結果、本発明によれば、2枚の回路基板を接続するための構造を小型化することができるので、電気接続箱を小型化することができる。
本発明は、以下の構成であってもよい。
前記縁部導電路は前記回路基板の両面に形成される一方、前記基板間接続部材の接触部には、前記回路基板を挟持する一対の挟持片が設けられていてもよい。
このような構成とすると、回路基板の縁部導電路が挟持片により挟持されるので、回路基板間の電気的な接続を確実なものとすることができる。
前記基板間接続部材の接触部には、接触突部が形成されていてもよい。
このような構成とすると接触部と縁部導電路とを確実に接触させることができるので、接続信頼性が高まる。
前記基板間接続部材を保持した状態で前記ケースに取り付けられることで、前記基板間接続部材の接触部を前記回路基板の縁部導電路に接触させる保持ケースを備えていてもよい。
このような構成とすると、基板間接続部材を保持した保持ケースをケースに取り付けるだけで、基板間接続部材を2枚の回路基板の縁部導電路に接続し取り付けることができるので、簡易な方法により基板間の接続を行うことができる。
前記回路基板と外部機器とを接続するコネクタを備え、前記コネクタは、前記回路基板の縁部に形成された前記縁部導電路以外の第2の縁部導電路に接続されるカードエッジタイプのコネクタであってもよい。
このような構成とすると基板間を接続する構成だけでなく、外部機器と接続されるコネクタについても、高さ寸法を小さくすることができるので、電気接続箱をより小型とすることができる。
前記回路基板と外部機器とを接続するコネクタを備え、前記コネクタと前記基板間接続部材とが並列して配置されていてもよい。
このような構成とすると、回路基板の縁部のうちコネクタが接続される接続部と並列して縁部導電路を形成すればよいため、回路基板の面積拡大を防止し、電気接続箱の投影面積の大型化を避けることができる。
本発明によれば、電気接続箱を小型化することができる。
実施形態1の電気接続箱の正面図 回路基板を上方から示した平面図 電気接続箱の一部断面図 実施形態2の電気接続箱の正面図 回路基板を上方から示した平面図 電気接続箱の一部断面図 実施形態3の電気接続箱の背面図 回路基板を上方から示した平面図
<実施形態1>
本発明に係る実施形態1の電気接続箱10を図1ないし図3によって説明する。
以下においては、図1および図3における上方を上とし、下方を下とする。
本実施形態の電気接続箱10は、例えば車両のエンジンルーム等に配置され、バッテリーや発電機等の電源(図示せず、外部機器の一例)と、ランプ、モータ等の車両に搭載される電装品(図示せず、外部機器の一例)との間に配設され、電装品に対する給電(電力の通電及び断電)を制御するものである。
本実施形態の電気接続箱10は、図1〜図3に示すように、合成樹脂製のケース11、ケース11内に収容される2枚の回路基板20,21、2枚の回路基板20,21を電気的に接続する基板間接続部材30、基板間接続部材30を保持する保持ケース14、および電源や電装品等の外部機器に接続されるコネクタ26を備える。なお、図2には、2点鎖線によりケース11の外周縁、コネクタ26および保持ケース14の外周縁が示されている。
(ケース11)
ケース11は、略直方体形状をなしている。ケース11の正面(図1に示した面、図2の下側に示されている面)およびケース11の背面(図2の上側に示されている面)には、それぞれ、複数のコネクタ26が取り付けられている。ケース11の正面および背面のうちコネクタ26が取り付けられる部分は、開口している(開口11A)。また、ケース11の右側面(図2の右側に配置されている面)には、保持ケース14を取り付け可能な開口部12が形成されている。
(回路基板20,21)
本実施形態の電気接続箱10は、略平行に配した(対向する位置に配した)2枚の回路基板20,21を備える。各回路基板20,21の表面および裏面の一方または双方には、プリント配線技術により導電路23,24が形成されている。なお、図2においては、回路基板20,21に形成されている導電路のうち、縁部導電路23および第2の縁部導電路24を図示しているが、これら以外は図示を省略している。
2枚の回路基板20,21のうち上側に配置される回路基板を上側回路基板20とし、下側に配置される回路基板を下側路基板21とする。本実施形態において、下側回路基板21は上側回路基板20よりも小さいため、上から見ると、上側回路基板20しか見えない(図2参照)。
上側回路基板20には、表面から裏面に貫通する複数のスルーホール25が形成されている。スルーホール25にはコネクタ26の奥壁から導出された端子29が挿通され接続されるようになっている。
各回路基板20,21の表面および裏面の一方または双方には、図2に示すように、導電路と電気的に接続される電子部品Pが実装されている。電子部品Pとしては、半導体リレーやマイコン等、必要に応じて任意の部品を用いることができる。
なお、回路基板20,21の前側縁とは、ケース11の正面側に配される縁部であり、回路基板20,21の後側縁とは、ケース11の背面側に配される縁部であり、回路基板20,21の右側縁とはケース11の右側面に配される縁部である。
上側回路基板20の図2における前側縁20A、後側縁20Bおよび右側縁20Cには外側方向に突出する突出部22が設けられている。上側回路基板20の各突出部22の縁部の両面には、導電路23,24が形成されている。上側回路基板20の右側縁20Cの突出部22Cに形成されている導電路23は、基板間接続部材30を介して下側回路基板21と接続される縁部導電路23である。上側回路基板20の前側縁20Aの突出部22Aおよび後側縁20Bの突出部22Bに形成されている導電路24は、コネクタ26を介して外部機器と接続される第2の縁部導電路24である。
下側回路基板21の前側縁および右前側縁にも、詳細は図示しないが、上側回路基板20と同様に外側方向に突出する突出部22が設けられており、下側回路基板21の各突出部22の縁部の両面には導電路が形成されている。下側回路基板21の右側縁の突出部22Cに形成されている導電路は、基板間接続部材30を介して上側回路基板20と接続される縁部導電路23である。下側回路基板21の前側縁の突出部22に形成されている導電路は、コネクタ26(第3コネクタ26C)を介して外部機器と接続される第2の縁部導電路24である。
(コネクタ26)
ケース11の正面側には、図1に示すように、上段に2つ下段に1つ(合計3つ)のコネクタ26が配置されている。図示上段に配置されている2つのコネクタ26A,26Bは、上側回路基板20に接続されるコネクタ26(図示左側を第1コネクタ26A、図示右側を第2コネクタ26Bとする)であり、図示下段に配置されている1つのコネクタ26は下側回路基板21に接続されるコネクタ26(第3コネクタ26C)である。
第1コネクタ26Aおよび第3コネクタ26Cは、電装品に接続されるコネクタであり、第2コネクタ26Bは電源に接続されるコネクタである。
第1コネクタ26Aのハウジング27Aにおいては、下側の領域に上側回路基板20の第2の縁部導電路24と接続される端子28が収容され、上側の領域に上側回路基板20のスルーホール25に挿通され接続される端子29が収容されている。つまり第1コネクタ26Aは、下半分が上側回路基板20の第2の縁部導電路24と接続されるカードエッジタイプのコネクタで構成され、上半分がハウジング27の奥壁から導出される端子29を介して上側回路基板20に接続される基板コネクタで構成されている。
第3コネクタ26Cのハウジング27Cには、下側回路基板21の第2の縁部導電路24と接続される端子28が収容されている。第3コネクタ26Cはカードエッジタイプのコネクタである。
ケース11の背面側にも、詳細は図示しないが、2つのコネクタ26D,26Eが配置されている。2つのコネクタ26のうち、上側回路基板20の第2の縁部導電路24と接続されるコネクタ26Dはカードエッジタイプのコネクタである。
(保持ケース14)
保持ケース14は、ケース11と同様に合成樹脂製であるが、ケース11とは別体の部品である。保持ケース14は、図3に示すように、ケース11の右側面の開口部12に取り付けられている。保持ケース14はその内部に基板間接続部材30を保持した状態でケース11の右側面に取り付けられる。保持ケース14を取り付けていない状態においては、ケース11の右側面の開口部12からは上側回路基板20の右側縁の突出部22Cと、下側回路基板21の右側縁の突出部22Cが露出状態に配されている(図3を参照)。
保持ケース14内には、図3に示すように、基板間接続部材30を収容する断面視コ字状の収容部15が形成されている。
(基板間接続部材30)
保持ケース14内に保持される基板間接続部材30は、2枚の回路基板20,21を電気的に接続する部材であり、導電性材料からなる。基板間接続部材30は、上側回路基板20の縁部導電路23および下側回路基板21の縁部導電路23に、それぞれ接触する一対の接触部31と、一対の接触部31を連結する連結部32と、を有する。基板間接続部材30は、一対の接触部31を縁部導電路23と接触する方向に弾性変形可能な構造となっている。
一対の接触部31は、それぞれ、上側回路基板20の縁部を挟持する一対の挟持片33と、下側回路基板21の縁部を挟持する一対の挟持片33を備える。各挟持片33には、回路基板20,21の縁部導電路23と接触する接触突部34が突出形成されている。
(電気接続箱10の組み立て方法)
以下に、本実施形態の電気接続箱10の組み立て方法の一例を説明する。
導電路23,24とスルーホール25を形成し、電子部品P等を実装した2枚の回路基板20,21を作製する。ケース11内に下側回路基板21、上側回路基板20の順に挿入すると、ケース11の右側壁の開口部12からは上側回路基板20の右側縁の突出部22Cと下側回路基板21の右側縁の突出部22Cが外側に露出状態で配される。
次に、各コネクタ26を取り付けて、各コネクタ26と各回路基板20,21とを接続する。具体的には、カードエッジタイプのコネクタのハウジング内に、各回路基板20,21の第2の縁部導電路24が形成された突出部22A,22Bを挿入することで、各回路基板20,21に形成した第2の縁部導電路24はハウジング27内の端子28と接続される。そして、基板コネクタのハウジングの奥壁から導出される端子29を回路基板20,21のスルーホール25に挿入しフローはんだ等の公知の手法により回路基板20,21に接続する。
次にケース11の右側壁の開口部12に保持ケース14を取り付ける。このとき保持ケース14の収容部15には予め基板間接続部材30を収容しておく。保持ケース14の収容部15に収容された基板間接続部材30の一対の挟持片33の離間距離は、各回路基板20,21の突出部22が挿入される前の状態においては、回路基板20,21の厚み寸法以下である。保持ケース14をケース11の開口部12から左方向に押し込むと、回路基板20,21の突出部22C(の縁部)が一対の挟持片33を離れる方向に弾性変形させながら、挟持片33の間に差し込まれる。挟持片33に設けた接触突部34が回路基板20,21の突出部22に形成した縁部導電路23と当接する位置に至ると、一対の挟持片33に形成された接触突部34は弾性力を受けて縁部導電路23と接触した状態に保持される(図3を参照)。保持ケース14の取り付けが完了したら電気接続箱10の組み立てが完了する。
(作用効果)
本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態においては、2枚の回路基板20,21は、コネクタではなく、基板間接続部材30により電気的に接続される。基板間接続部材30は、2枚の回路基板20,21の縁部導電路23とそれぞれ接触する一対の接触部31を有し、一対の接触部31を縁部導電路23と接触する方向に弾性変形して2枚の回路基板20,21を接続する構成の部材であるので、コネクタ26により接続する構成のような高さ寸法の制約を受けない。その結果、本実施形態によれば、2枚の回路基板20,21を接続するための構造を小型化することができるので、電気接続箱10を小型化することができる。
また、本実施形態によれば、縁部導電路23は回路基板20,21の両面に形成される一方、基板間接続部材30の接触部31には、回路基板20,21を挟持する一対の挟持片33が設けられているから、回路基板20,21間の電気的な接続を確実なものとすることができる。
また、本実施形態によれば、基板間接続部材30の接触部31には、接触突部34が形成されているから、接触部31と縁部導電路23とを確実に接触させることができるので、接続信頼性が高まる。
また、本実施形態によれば、基板間接続部材30を保持した状態でケース11に取り付けられることで、基板間接続部材30の接触部31を回路基板20,21の縁部導電路23に接触させる保持ケース14を備えているから、基板間接続部材30を保持した保持ケース14をケース11に取り付けるだけで、基板間接続部材30を2枚の回路基板20,21の縁部導電路23に接続し取り付けることができ、簡易な方法により基板間の接続を行うことができる。
また、本実施形態によれば、回路基板20,21と外部機器とを接続するコネクタ26の一部が、回路基板20,21の縁部に形成された第2の縁部導電路24に接続されるカードエッジタイプのコネクタであるから、基板間を接続する構成だけでなく、外部機器と接続されるコネクタについても、高さ寸法を小さくすることができるので、電気接続箱10をより小型とすることができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2の電気接続箱40を図4ないし図6によって説明する。以下の説明において、上下方向については図4および図6における上方を上とし下方を下とする。
本実施形態は、上側回路基板50が下側回路基板51よりも小さいという点、および、複数のコネクタ56が1段に並んでいる点で実施形態1と相違する。実施形態1と同様の構成については同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
本実施形態において、上側回路基板50は下側回路基板51の3分の2程度の大きさである(図5を参照)。
図5においては、回路基板50,51に形成されている導電路のうち、縁部導電路53および第2の縁部導電路54を図示しているが、これら以外は図示を省略している。下側回路基板51には表面から裏面に貫通する複数のスルーホール55が形成されている。スルーホール55にはコネクタ56の奥壁から導出された端子59が挿通され接続されるようになっている。
上側回路基板50の図5における前側縁50A、後側縁50B、および右側縁50Cには外側方向に突出する突出部52が設けられている。上側回路基板50の各突出部52の縁部の両面には、導電路53,54が形成されている。上側回路基板50の右側縁の突出部52Cに形成されている導電路53は、基板間接続部材30を介して下側回路基板51と接続される縁部導電路53である。上側回路基板50の前側縁50Aの突出部52Aおよび後側縁50Bの突出部52Bに形成されている導電路54は、コネクタ56を介して外部機器と接続される第2の縁部導電路54である。
下側回路基板51の前側縁51A、後側縁51Bおよび右側縁51Cにも、上側回路基板50と同様に外側方向に突出する突出部52が設けられており、下側回路基板51の各突出部52の縁部の両面には導電路53,54が形成されている。下側回路基板51の右側縁51Aの突出部52Fに形成されている導電路553は、基板間接続部材30を介して上側回路基板50と接続される縁部導電路53である。下側回路基板51の前側縁51Dの突出部52Dおよび後側縁51Eの突出部52Eに形成されている導電路54は、コネクタ56を介して外部機器と接続される第2の縁部導電路54である。
また本実施形態では、保持ケース14が、ケース41内に収まるように、ケース41の右側面の開口部42から挿入され取り付けられている。したがって、本実施形態では、保持ケース14を取り付けていない状態においても、上側回路基板50の右側縁50Cの突出部52Cと、下側回路基板51の右側縁51Cの突出部52Fはケース41内に配されている。
ケース41の正面側には、図4に示すように、3つのコネクタ56が並列配置されている。左側から順に第1コネクタ56A、第2コネクタ56B、第3コネクタ56Cとする。第1コネクタ56Aおよび第2コネクタ56Bは、下側回路基板51に接続されるコネクタであり、第3コネクタ56Cは上側回路基板50に接続されるコネクタである。
第1コネクタ56Aおよび第3コネクタ56Cは、電装品に接続されるコネクタであり、第2コネクタ56Bは電源に接続されるコネクタである。
第1コネクタ56Aのハウジング57Aにおいては、下側の領域に下側回路基板51の第2の縁部導電路54と接続される端子58が収容され、上側の領域に下側回路基板51のスルーホール55に挿通され接続される端子59が収容されている。つまり第1コネクタ56Aは、下半分が下側回路基板51の第2の縁部導電路54と接続されるカードエッジタイプのコネクタで構成され、上半分がハウジング57Aの奥壁から導出される端子59を介して下側回路基板51に接続される基板コネクタで構成されている。
第3コネクタ56Cのハウジング57Cには、上側回路基板50の第2の縁部導電路54と接続される端子58が収容されている。第3コネクタ56はカードエッジタイプのコネクタである。
ケース41の背面側にも、詳細は図示しないが、3つのコネクタ56D,56E,56Fが配置されている。3つのコネクタ56D,56E,56Fのうち、両端のコネクタ56D,56Fは、各回路基板50,51の第2の縁部導電路54と接続されるカードエッジタイプのコネクタである。
本実施形態の電気接続箱40は実施形態1の電気接続箱40と同様の方法により組み立てることができる。その他の構成は概ね実施形態1と同様であるので、本実施形態によっても、実施形態1と同様の効果が得られる。
さらに、本実施形態によれば、複数のコネクタ56が1段に配置されているので、ケース41の高さを低くすることができ、電気接続箱40の厚みを小さくすることができるという効果もある。
<実施形態3>
次に、実施形態3の電気接続箱70を図7およびし図8によって説明する。本実施形態においては図7における上方を上とし下方を下とする。
本実施形態は、複数のコネクタ86と、基板間接続部材90とが並列して配置されているという点で実施形態1と相違する。実施形態1と同様の構成については同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
本実施形態において、上側回路基板80と下側回路基板81とは概ね同じ大きさであるため、図8においては、下側回路基板81は前側縁の突出部82の一部および後側縁の突出部82の一部のみしか見えない。図8においては、回路基板80,81に形成されている導電路のうち、縁部導電路83および第2の縁部導電路84を図示しているが、これら以外は図示を省略している。
なお、本実施形態の電気接続箱70を示す図7は、電気接続箱70の背面図であるため、ケース71の図7における右側の面はケース71の左側面であり、図7における左側の面はケース71の右側面である。
上側回路基板80および下側回路基板81の、図8における前側縁80A,81Aおよび後側縁80B,81Bには、外側方向に突出する突出部82が設けられている。上側回路基板80の後側縁80Bには、間隔をあけて2つの突出部82A,82Bが設けられており前側縁80Aには1つの突出部80C(第3突出部80C)が設けられている。
上側回路基板80の後側縁80Bの突出部82A,82Bのうち、図8における右側の突出部82を第1突出部82A、図示左側の突出部82を第2突出部82Bとする。下側回路基板81の後側縁81Bにも、間隔をあけて2つの突出部82D,82Eが設けられており、図8における右側の突出部82を第4突出部82D、図示左側の突出部82を第5突出部82Eとする。下側回路基板81の前側縁81Aには、1つの突出部82(第6突出部82F)が設けられている。
上側回路基板80の各突出部82A,82B,82Cの縁部の両面および下側回路基板81の各突出部82D.82E,82Fの縁部の両面には、それぞれ、導電路83,84が形成されている。
上側回路基板80の後側縁80Bの第1突出部82Aに形成されている導電路は、基板間接続部材90を介して下側回路基板81と接続される縁部導電路83である。
上側回路基板80の前側縁80Aの第3突出部82Cおよび後側縁80Bの第2突出部82Bに形成されている導電路は、コネクタ86を介して外部機器と接続される第2の縁部導電路84である。
下側回路基板81の後側縁81Bの第4突出部82Dに形成されている導電路は、基板間接続部材90を介して上側回路基板80と接続される縁部導電路83である。下側回路基板81の前側縁81Aの第6突出部82Fおよび後側縁81Bの第5突出部82Eに形成されている導電路は、コネクタ86を介して外部機器と接続される第2の縁部導電路84である。
ケース71の正面側には、詳細は図示しないが上段に2つのコネクタ86A、86Bと下段に1つのコネクタ86Cが配置されている。上段の図8に示す左側の第1コネクタ86Aは、下半分が上側回路基板80の第2の縁部導電路84と接続されるカードエッジタイプのコネクタで構成され、上半分がハウジング87Bの奥壁から導出される端子89を介して上側回路基板80に接続される基板コネクタで構成されている。上段の図8に示す右側の第2コネクタ86Bは、電源に接続されるコネクタである。下段の第3コネクタ86Cは下側回路基板81の第2の縁部導電路84と接続されるカードエッジタイプのコネクタである。
ケース71の背面側には、図7に示すように、上段に2つのコネクタ86D,86E(左側を第4コネクタ86D、右側を第5コネクタ86Eとする)と下段に1つのコネクタ86F(第6コネクタ86F)が配置され、下段の第6コネクタ86Fの左隣には、基板間接続部材90が収容された保持ケース73が配置されている。したがって、ケース71の右側面には開口部が形成されていない。
本実施形態において基板間接続部材90は、詳細は図示しないが、接触部91を有するバネ部材から構成され、保持ケース73内の収容部に収容されており、上下方向から各回路基板80,81の縁部導電路83に接触するようになっている。
第4コネクタ86Dは電源に接続されるコネクタであり、第5コネクタ86Eおよび第6コネクタ86Fは、電装品に接続されるコネクタである。
第5コネクタ86Eのハウジング87Eにおいては、下側の領域に上側回路基板80の第2の縁部導電路84と接続される端子88が収容され、上側の領域に上側回路基板80のスルーホール85に挿通され接続される端子89が収容されている。つまり第5コネクタ86Eは、下半分が上側回路基板80の第2の縁部導電路84と接続されるカードエッジタイプのコネクタで構成され、上半分がハウジング87Eの奥壁から導出される端子89を介して上側回路基板80に接続される基板コネクタで構成されている。第6コネクタ86Fのハウジング87Fには、下側回路基板81の第2の縁部導電路84と接続される端子88が収容されている。第6コネクタ86Fはカードエッジタイプのコネクタである。その他の構成は概ね実施形態1と同様である。
以下に、本実施形態の電気接続箱70の組み立て方法の一例を簡単に説明する。
導電路とスルーホール85を形成し、電子部品Pを実装した2枚の回路基板80,81を作製する。ケース71内に下側回路基板81、上側回路基板80の順に挿入したのち、、実施形態1と同様の方法により、ケース71の正面側および背面側に各コネクタ86を取り付けて、各コネクタ86と各回路基板80,81とを接続する。次に、実施形態1と同様にして、ケース71の背面側の開口部71Aに予め基板間接続部材90を収容した保持ケース73を取り付ける。保持ケース73の取り付けが完了したら電気接続箱70の組み立てが完了する。
本実施形態によれば、実施形態1と同様の効果に加えて以下の効果が得られる。本実施形態においては、回路基板80,81と外部機器とを接続するコネクタ86と保持ケース73(基板間接続部材90)とが並列して配置されており、回路基板80,81の縁部のうち、コネクタ86が接続される接続部と同じ側の縁部(本実施形態では後側縁部)に、並列して縁部導電路83を形成すればよいため、回路基板80,81の面積拡大を防止し、電気接続箱70の投影面積の大型化を避けることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、一対の挟持片33を2組備える基板間接続部材30を示したが、接触部31が一対の挟持片ではなく一枚の板材からなるような構成であってもよい。
(2)上記実施形態では縁部導電路23を回路基板20,21の両面に形成した例を示したが、接触部31(挟持片33)と接触する構成であれば、回路基板の一方の面に形成した縁部導電路であってもよい。
(3)上記実施形態では接触突部34が形成されている挟持片33(接触部31)を示したが、挟持片には接触突部が形成されていなくてもよい。
(4)上記実施形態では基板間接続部材30を保持する保持ケース14を備える例を示したが、保持ケースを備えない構成であってもよい。
(5)上記実施形態では回路基板20,21と外部機器とを接続する複数のコネクタ86の一部が、カードエッジタイプのコネクタである例を示したが、全てのコネクタが基板コネクタであってもよい。
10,40,70…電気接続箱
11,41,71…ケース
12,42…開口部
14,73…保持ケース
15…収容部
20,50,80…上側回路基板
21,51,81…下側回路基板
22,52,82…突出部
23,53,83…縁部導電路
24,54,84…第2の縁部導電路
25,55,85…スルーホール
26,56,86…コネクタ
30,90…基板間接続部材
31,91…一対の接触部
32…連結部
33…一対の挟持片
34…接触突部

Claims (6)

  1. ケース、ケース内に収容され縁部に縁部導電路が形成された2枚の回路基板、および、
    対向する位置に配した2枚の前記回路基板の縁部導電路とそれぞれ接触する一対の接触部を有し、前記一対の接触部を前記縁部導電路と接触させる方向に弾性変形して2枚の前記回路基板を電気的に接続する基板間接続部材を備える電気接続箱。
  2. 前記縁部導電路は前記回路基板の両面に形成される一方、
    前記基板間接続部材の接触部には、前記回路基板を挟持する一対の挟持片が設けられている請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記基板間接続部材の接触部には、接触突部が形成されている請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記基板間接続部材を保持した状態で前記ケースに取り付けられることで、前記基板間接続部材の接触部を前記回路基板の縁部導電路に接触させる保持ケースを備える請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  5. 前記回路基板と外部機器とを接続するコネクタを備え、
    前記コネクタは、前記回路基板の縁部に形成された前記縁部導電路以外の第2の縁部導電路に接続されるカードエッジタイプのコネクタである請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  6. 前記回路基板と外部機器とを接続するコネクタを備え、
    前記コネクタと前記基板間接続部材とが並列して配置されている請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の電気接続箱。
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