JPH10210629A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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Publication number
JPH10210629A
JPH10210629A JP9007317A JP731797A JPH10210629A JP H10210629 A JPH10210629 A JP H10210629A JP 9007317 A JP9007317 A JP 9007317A JP 731797 A JP731797 A JP 731797A JP H10210629 A JPH10210629 A JP H10210629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic components
upper case
connection box
electric connection
junction box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9007317A
Other languages
English (en)
Inventor
Eriko Yuasa
恵里子 湯浅
Hideo Matsuoka
英夫 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP9007317A priority Critical patent/JPH10210629A/ja
Publication of JPH10210629A publication Critical patent/JPH10210629A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温度上昇を低減することが可能な電気接続箱を
提供すること。 【解決手段】電子部品を収納するためのアッパーケース
2とロアケース3とを備えた電気接続箱1において、ア
ッパーケース2に発熱量の大きい電子部品4d,4hで
暖められた空気を貯留するための貯留部2bを凸部2a
の内側に形成させた。電子部品4d,4hで暖められた
空気は、短時間に上昇して貯留部2bに貯留される。そ
して、貯留部2bに貯留された暖かな空気は、凸部2a
の外部から冷却される。従って、電気接続箱1内の温度
上昇を低減することができるとともに、発熱量の大きい
電子部品4d,4hから発生する熱により、耐熱の低い
電子部品が破損したり、誤動作したりするおそれを防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のエ
ンジンルーム等に配設される電気接続箱に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の電気回路に使用されるジ
ャンクションボックス(以下、J/Bという),リレー
ボックス(以下、R/Bという),ヒュージブルリンク
ボックス(以下、F/B),電子制御ユニット(以下、
ECUという)などの各種電気装置を収容する電気接続
箱が種々提案されている。
【0003】この種の電気接続箱においては、各種電気
装置内での短絡を防止するため、電気接続箱の内部への
水の侵入を絶対に避ける必要がある。そのため、一般
に、電気接続箱は合成樹脂製のアッパーケースとロアケ
ースとで構成され、アッパーケースとロアケースとの嵌
合面を密閉状態にすることで、防水が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気接
続箱に収容する上記の各種電気装置のうち、リレーやヒ
ューズは発熱部品であるため、密閉された電気接続箱の
内部には熱がこもりやすく温度が上昇する。また、電気
接続箱をエンジンルーム内に配置した場合、エンジンか
らの熱により電気接続箱の内部温度はさらに上昇する。
【0005】ところで、上記の各種電気装置のうち、E
CUは、電子回路によって構成されるため、環境温度が
上昇すると電子回路の耐熱特性が保証できなくなり信頼
性が低下するおそれがある。電子回路の耐熱特性を向上
させるには、特別な耐熱仕様の電子部品を使用しなけれ
ばならず部品コストが高くなる。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、温度上昇を低減するこ
とが可能な電気接続箱を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいては、電子部品を収納するためのアッパーケースと
ロアケースと、前記アッパーケースに電子部品により暖
められた空気を貯留するとともに、貯留された暖かな空
気を冷却するための凸部とを備えた。
【0008】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の発明において、前記凸部を発熱する電子部品
上に設けた。請求項3に記載の発明においては、請求項
1または請求項2に記載の発明において、前記アッパー
ケースの肉厚は均一であって、前記凸部の内側の空間が
貯留部である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態について図面を用いて説明する。図1は一実施形態
における電気接続箱の分解斜視図であり、図2は図1に
示す電気接続箱をA−A方向から見た断面図である。
【0010】図1及び図2に示すように、電気接続箱1
は、合成樹脂製のアッパーケース2とロアケース3とか
ら構成され、アッパーケース2とロアケース3との嵌合
面を密閉状態にすることで、防水が図られている。アッ
パーケース2の肉厚は均一であり、その右端部は上方に
向かって膨らんだ形状に形成されており、その膨らんだ
部分により、凸部2aが形成されている。このため、ア
ッパーケース2において、凸部2aの内側の空間は、凸
部2a以外の部分の内側の空間に比べて広くなってい
る。以下、凸部2aの内側の空間を貯留部2bと呼ぶ。
【0011】ロアケース3には、電気接続箱1をエンジ
ンルームに取り付けるための取付板3aが形成されると
ともに、その取付板3aには取付孔3bが透設されてい
る。また、ロアケース3内には、各電子部品4(4a〜
4h)を搭載した基板5が収容されている。各電子部品
4において、電子部品4d,4hは、他の電子部品4a
〜4c,4e〜4gに比べて発熱量が大きい。電子部品
4d,4hは、凸部2aの下方に配置されている。
【0012】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用及び効果について説明する。発熱量の大きい電子
部品4d,4hから発生する熱は、電子部品4d,4h
の周囲の空気を暖める。暖まった空気は、貯留部2b内
に上昇する。このとき、電子部品4d,4hの上方に貯
留部2bが形成されているため、暖まった空気は、短時
間に上昇して貯留部2bに貯留される。その貯留された
暖かな空気は、凸部2aの外部から冷却される。このと
き、アッパーケース2に凸部2aが形成されているた
め、その分だけアッパーケース2の表面積は増加してい
る。このため、貯留部2bに貯留されている暖まった空
気は、凸部2aの外部から効率的に冷却される。その冷
却された空気により、電子部品4d,4hが冷却され
る。従って、凸部2aの外部から電子部品4d,4hを
効率的に冷却することが可能になり、高い冷却効果を得
ることができる。その結果、電気接続箱1内の温度上昇
を低減することができるとともに、耐熱の低い電子部品
等を破損させたり、誤動作させるおそれを防止すること
ができる。
【0013】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよく、その場合でも上記実施形態と同様の作用・効
果を得ることができる。 ◎図3及び図4に示すように、発熱量の大きい電子部品
4b,4c,4f,4gが中央部に配置されるときは、
アッパーケース2の中央部に凸部2aを設ける。
【0014】◎アッパーケース2に冷却フィンを備えて
も良い。このようにすれば、さらに冷却効果が増す。 ◎アッパーケース2を熱伝導率の高い材質で形成する。
【0015】さらに、上記実施形態より把握される請求
項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と共
に記載する。 ◎請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電気接続
箱において、アッパーケースに冷却用フィンを設けた電
気接続箱。
【0016】◎請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
載の電気接続箱において、アッパーケースの凸部に冷却
用フィンを設けた電気接続箱。 ◎請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電気接続
箱において、アッパーケースの凸部以外に冷却用フィン
を設けた電気接続箱。
【0017】上記のように構成すれば、より一層冷却効
果が発揮されて、電気接続箱内の温度上昇を低減するこ
とができる。なお、本明細書中において使用した技術用
語を次のように定義する。 「電子部品:ダイオード、IC、トランジスタ、抵抗、
コンデンサ、コイル、リレー、ヒューズ、ヒュージブル
リンク等の部品であって、発熱する電子部品全般をい
う」
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、電子部
品により暖められた空気は、凸部の内側に貯留され、外
部から冷却されるため、温度上昇を低減することが可能
な電気接続箱を提供することができる。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、発熱する
電子部品上に凸部を設けたため、暖められた空気は、短
時間で凸部の内側に貯留される。このため、請求項1に
記載の発明の効果をより確実に得ることができる。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、凸部の内
側が貯留部であるため、貯留された暖かな空気は凸部の
外部から効率的に冷却される。このため、請求項1また
は請求項2に記載の発明の効果をより確実に得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態における電気接続箱の分解斜視図。
【図2】図1の電気接続箱をA−A方向から見た断面
図。
【図3】別の実施形態における電気接続箱の分解斜視
図。
【図4】図3の電気接続箱をA−A方向から見た断面
図。
【符号の説明】
1…電気接続箱、2…アッパーケース、2a…凸部、3
…ロアケース、4…電子部品。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を収納するためのアッパーケー
    スとロアケースと、 前記アッパーケースに電子部品により暖められた空気を
    貯留するとともに、貯留された暖かな空気を冷却するた
    めの凸部とを備えた電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記凸部を発熱する電子部品上に設けた
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記アッパーケースの肉厚は均一であっ
    て、前記凸部の内側の空間が貯留部である請求項1また
    は請求項2に記載の電気接続箱。
JP9007317A 1997-01-20 1997-01-20 電気接続箱 Pending JPH10210629A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9007317A JPH10210629A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

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JP9007317A JPH10210629A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 電気接続箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10210629A true JPH10210629A (ja) 1998-08-07

Family

ID=11662622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9007317A Pending JPH10210629A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 電気接続箱

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JP (1) JPH10210629A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010183770A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Autonetworks Technologies Ltd 電気接続箱

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010183770A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Autonetworks Technologies Ltd 電気接続箱

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