JP2000037017A - 電気接続箱の冷却装置 - Google Patents

電気接続箱の冷却装置

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JP2000037017A
JP2000037017A JP10202554A JP20255498A JP2000037017A JP 2000037017 A JP2000037017 A JP 2000037017A JP 10202554 A JP10202554 A JP 10202554A JP 20255498 A JP20255498 A JP 20255498A JP 2000037017 A JP2000037017 A JP 2000037017A
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electric
heat
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Hidetoshi Sato
秀俊 佐藤
Masahito Kitamura
雅人 北村
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両側からの給電を必要とせずに電動ファン
を回転できる電気接続箱の冷却装置を提供する。 【解決手段】 多数の電気発熱部品5を接続箱本体2に
配設し、接続箱本体に箱状の上カバー3及び下カバー4
を組み付けて成る電気接続箱1において、上カバー又は
下カバーの底壁3b(4b)に取り付けられて電気接続
箱の内部と外部との間の温度差により自己発電する熱電
冷却素子30と、熱電冷却素子に電気的に接続されて電
気接続箱内で発生する熱を放出する電動ファン40とを
有する。熱電冷却素子が外気に接している放熱部と、電
気接続箱内の内部温度を感知する吸熱部31と、放熱部
と吸熱部との間に配置された半導体とから成る。電動フ
ァンが上カバー又は下カバーの底壁に取り付けられてい
る。電動ファンが電気接続箱内に配置され、又は接続箱
本体の側壁(2a,2b,2c)に取り付けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続箱の冷却
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される電気接続箱内には多数
の電気発熱部品(例えば、リレー)が配置されているの
で、電気発熱部品で発生する熱により電気接続箱内の温
度が上昇し、それにより他の補機(例えば、ヒューズ)
が損傷する危険があった。そこで、図9のような電気接
続箱80が提案されている(実開平3−91014号公
報)。なお、類似技術として実開平6−62724号公
報が開示されている。
【0003】この電気接続箱80は、リレー84を接続
箱本体81に配設し、接続箱本体81に上カバー82及
び下カバー83を組み付け、下カバー83に内部の熱を
放出するための電動ファン86を設けて成る。なお、8
5はヒューズである。また、図10の如くに、電動ファ
ン86を接続箱本体81の一側壁81aに配置すること
もできる。
【0004】しかしながら、図9及び図10において、
電動ファン86に対する電源(図示せず)を車両側から
給電しなければならないので、電気接続箱80を構成す
る以外の電気部品(図示せず)を必要とし、そのため電
気接続箱80自身の製造コストが上昇する欠点があっ
た。また、電動ファン86を下カバー83又は接続箱本
体81に後付するのが困難であった。さらに、電気接続
箱80内の温度を感知して電動ファン86への給電量を
制御する場合でも、制御機器(図示せず)が追加される
ために電気接続箱80の製造コストが上昇する欠点があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
鑑み、車両側からの給電を必要とせずに電動ファンを回
転できる電気接続箱の冷却装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、多数の電気発熱部品を接続箱本体に配設
し、該接続箱本体に箱状の上カバー及び下カバーを組み
付けて成る電気接続箱において、前記上カバー又は下カ
バーの底壁に取り付けられて前記電気接続箱の内部と外
部との間の温度差により自己発電する熱電冷却素子と、
該熱電冷却素子に電気的に接続されて該電気接続箱内で
発生する熱を放出する電動ファンとを有する電気接続箱
の冷却装置を特徴とする(請求項1)。前記熱電冷却素
子が外気に接している放熱部と、前記電気接続箱内の温
度を感知する吸熱部と、該放熱部と吸熱部との間に配置
された半導体とから成る電気接続箱の冷却装置を特徴と
する(請求項2)。前記電動ファンが前記上カバー又は
下カバーの底壁に取り付けられている電気接続箱の冷却
装置を特徴とする(請求項3)。前記電動ファンが前記
電気接続箱内に配置され、又は前記接続箱本体の周壁に
取り付けられている電気接続箱の冷却装置を特徴とする
(請求項4)。前記吸熱部の面積より広い吸熱用金属板
を該吸熱部に設けると共に、該吸熱用金属板を前記下カ
バーに取り付けた電気接続箱の冷却装置を特徴とする
(請求項5)。前記放熱部に櫛状の放熱フィンを設ける
と共に、該放熱フィンを前記電気接続箱の外部に配置し
た電気接続箱の冷却装置を特徴とする(請求項6)。前
記上カバー、下カバー又は接続箱本体の両側壁の間に冷
却用パイプを架設すると共に、該冷却用パイプの一端開
口に前記電動ファンを設け、該冷却用パイプ内と前記電
気接続箱内との間で熱交換を行う電気接続箱の冷却装置
を特徴とする(請求項7)。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を、図面を参照して説明する。なお、以下の実施例で
は、異種の金属の接触面を通じて弱い電流が流れた時、
熱が発生したり吸収されたりする現象(ペルチェ効果と
いう)を利用している。つまり、この現象は不可逆であ
るから、熱の発生又は吸収により異種の金属の接触面の
間に電流が発生するのを利用している。
【0008】図1は本発明に係る電気接続箱の冷却装置
の第一実施例を示すものである。図1において、この電
気接続箱1の冷却装置は、接続箱本体2に配設されたリ
レー(請求項の電気発熱部品に相当)5で発生する熱
を、接続箱本体2の外部へ放出するために、下カバー4
に熱電冷却素子(ペルチェ素子)30及び電動ファン4
0をそれぞれ取り付け、熱電冷却素子30と電動ファン
40とを電気的に接続した構造である。
【0009】電気接続箱1は、環状の接続箱本体2と、
接続箱本体2の上部に覆う上カバー3と、接続箱本体2
の下部に組み付けられる下カバー4とから成る。接続箱
本体2の前壁2aと後壁(図示せず)には上部及び下部
にそれぞれ一対の係止突起6,7がに設けられ、両側壁
2b,2cにはそれぞれ一対の取付脚8,8が延設さ
れ、一側壁2bの取付脚8の間には電線束10を通すた
めの切欠11が形成されている。図2に示すように、接
続箱本体2の内部には中底12が配置され、中底12の
上面12aにはリレー装着部13とヒューズ装着部14
とがそれぞれ区画形成されている。リレー装着部13及
びヒューズ装着部14には不図示の端子が中底12の下
面12bから挿入されている。各端子に圧着された電線
10aは接続箱本体2内で集束されて電線束10にな
り、電線束10は切欠11を通って外部へ出ている。
【0010】リレー装着部13には上部からリレー5
が、またヒューズ装着部14には上部からヒューズ15
がそれぞれ装着される。図1のように、上カバー3は箱
形に形成され、前壁3aと後壁(図示せず)に、係止突
起6に対する係止枠17を有する。下カバー4は箱形に
形成され、係止突起7に対する係止枠20を前壁4aと
後壁(図示せず)に有し、図2の如くに、底壁4bに素
子装着孔21とファン装着孔22とをそれぞれ形成して
なる。
【0011】図2に示すように、熱電冷却素子30は金
属板状の吸熱部31及び放熱部32と、両者の間に配置
された半導体33とから丁度サンドイッチ状に形成され
ている。半導体33が素子装着孔21に取り付けられ、
吸熱部31が下カバー4の内部に、及び、図3に示すよ
うに、放熱部32が下カバー4の外部にそれぞれ配置さ
れている。
【0012】図2及び3のように、電動ファン40はT
字状のファン本体41と、ファン本体41を貫通する送
風孔42と、送風孔42内に回動自在に軸支されたファ
ン44と、ファン44を回動させるモータ(図示せず)
とから成る。そして、ファン装着孔22にファン本体4
1が取り付けられる。閉回路になるように電動ファン4
0と熱電冷却素子30とが電線34で電気的に接続され
ている。送風孔42の一端開口42aには、図3のよう
なキャップ45が嵌入され、キャップ45には外気を通
すための透孔46が形成されている。
【0013】次に、電動ファン40を作動させる方法を
説明する。なお、温度単位は省略する。図2において、
リレー5から発生する熱で、電気接続箱1内の内部温度
Tが外部温度(つまり外気)θより高くなる。すると、
吸熱部31が熱くなって放熱部32との間に温度差(T
−θ)が生じる。これによって、半導体33が温度差を
感知し、温度差に対応する電流を自己発電する。自己発
電に依る電流が閉回路に流れてモータが回転し、そして
ファン44が回転する。このように、熱電冷却素子30
の自己発電によりファン44を回転できるから、電動フ
ァン40に対して車両(図示せず)の外部から給電する
必要がなくなる。
【0014】また、ファン44の回転で、接続箱本体2
と両カバー3,4との間の隙間16や切欠11から、外
部温度θの外気が内部へ入ると共に、内部の熱が外部へ
逃げるから、電気接続箱1内で空気が循環する(対流す
る)。これにより、内部温度Tを下げることができる。
そのため、熱に弱い、例えばヒューズ15の破損を防止
できる。半導体33が温度差を感知できなくなると、自
己発電を止めるので、ファン44の回転が自動的に停止
する。この時、電気接続箱1内の内部温度Tと外部温度
θとの温度差が殆どなくなる。
【0015】なお、熱電冷却素子30及び電動ファン4
0を、図1の上カバー3の前壁3a、後壁、底壁3b又
は両側壁3c,3dに取り付けることも、また、図4の
ように、接続箱本体2の他側壁2cに電動ファン40を
取り付けることも可能である。さらに適用例として、図
4の接続箱本体2の中底12に電動ファン40を取り付
けることもできる。この場合には、ファン44の回転で
内部の熱を撹拌(対流)できるから、内部温度Tを下げ
ることができる。中底12に取り付ける電動ファン40
の位置は任意である。
【0016】図5は本発明に係る電気接続箱の冷却装置
の第二実施例を示すものである。なお、第一実施例と同
一構成部材には同一名称と番号とを付けて詳細な説明を
省略する。図5において、この冷却装置は、接続箱本体
の他側壁2cに電動ファン40を取り付け、下カバー4
内に吸熱用金属板35を配置すると共に、熱電冷却素子
30の吸熱部31に吸熱用金属板35を螺着し、熱電冷
却素子30の放熱部32に放熱フィン36を設けた装置
である。なお、電動ファン40を下カバー4の一側壁4
c又は他側壁4dに取り付けることもできし、また、上
カバー3の一側壁3c又は他側壁3dに設けることも可
能である。
【0017】接続箱本体2の他側壁2cに形成されたフ
ァン装着孔22に電動ファン40が取り付けられてい
る。吸熱部31の温度感知面31aには吸熱用金属板3
5が螺着されている。吸熱用金属板35の面積が吸熱部
31より大きいので、吸熱用金属板35の温度感知面3
5aが吸熱部31より広くなる。そのため、電気接続箱
1内の内部温度Tを感知する感知能力が一層向上され
る。吸熱用金属板35を吸熱部31に一体的に成形する
こともできる。
【0018】一方、放熱部32の温度感知面32aには
櫛状の放熱フィン36が設けられている。放熱フィン3
6が外気に露出している表面積は放熱部32の温度感知
面32aよりも大きい。これにより、外気温度θを感知
する熱電冷却素子30の温度感知能力がさらに向上され
る。つまり、吸熱用金属板35と放熱フィン36とを熱
電冷却素子30に設けることで、熱電冷却素子30が温
度差に対して敏感になる。そのため、内部の僅かな温度
上昇に対しも確実に電気接続箱1の内部を冷却できる。
なお、温度感知能力を向上させる他の方法として、放熱
部32を車両ボディ(図示せず)に直接密着させること
も可能である。
【0019】図6は本発明に係る電気接続箱の冷却装置
の第三実施例を示すものである。なお、第一実施例と同
一構成部材には同一名称及び番号を付けて詳細な説明を
省略する。図6において、この冷却装置は、下カバー4
の底壁4bに熱電冷却素子30を取り付け、下カバー4
の一側壁4cと他側壁4dとの間に冷却用パイプ37を
架設し、冷却用パイプ37に電動ファン40を設けた装
置である。
【0020】下カバー4の一側壁4c及び他側壁4dに
はパイプ孔23,24がそれぞれ形成されて冷却用パイ
プ37が架設されている。冷却用パイプ37は円筒状に
形成され、その周壁38は熱を容易に通す材質である。
そのため、冷却用パイプ37の貫通孔39内の冷たい空
気で、電気接続箱1内で発生した熱を冷やすことができ
る。電動ファン40は冷却用パイプ37の一端開口37
aの側に取り付けられている。
【0021】次に、冷却用パイプ37を利用して電気接
続箱1内の熱を冷やす方法を説明する。なお、温度単位
は省略する。リレー5の発熱で電気接続箱1内が内部温
度Tになった場合、外気に接している外部温度θの放熱
部32と吸熱部31との間に温度差が生じる。半導体3
3が温度差を感知して温度差に対応する電流を自己発電
する。それによって、ファン44が回転し、貫通孔39
内に一方向の風が発生する。風によって空気が循環する
から、貫通孔39内のパイプ内温度γが内部温度Tより
も低くなる。すると、冷却用パイプ37の周壁38を介
して電気接続箱1内の内部空気と、貫通孔39内のパイ
プ内空気と間で熱の交換が行われる。それにより、内部
温度Tを下げことができる。そして、半導体33が吸熱
部31と放熱部32との間の温度差を感知できなくなる
と、半導体33が自己発電を止めてファン44の回転が
停止する。
【0022】このように、冷却用パイプ37の内外で熱
交換を行うので、電気接続箱1内の空気の対流を利用し
ないで済ますことができる。そのため、接続箱本体2
と、上カバー3及び下カバー4との間に隙間16がない
ように、両者を相互に密着でき、防水性を従来よりも確
保できる。そして、相互に密着するから、汚れた空気の
塵や埃がリレー5やヒューズ15に付着するのを防止で
きる。つまり、電気接続箱1内の防塵性も確保できる。
【0023】図7及び図8は第三実施例の変形例であ
る。この冷却装置は、下カバー4内に吸熱用金属板35
を配置すると共に、熱電冷却素子30の吸熱部31に吸
熱用金属板35を螺着し、熱電冷却素子30の放熱部3
2に放熱フィン36に設け、下カバー4の一側壁4cと
他側壁4dとの間に冷却用パイプ37を架設すると共
に、冷却用パイプ37の一端開口37aに電動ファン4
0を取り付けた装置である。なお、放熱部32に放熱フ
ィン36を設ける代わりに車両ボディを直接密着させる
ことも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上の如くに、請求項1によれば、熱電
冷却素子が温度差により自己発電し、自己発電による電
流で電動ファンが回転する。これにより、電気接続箱の
構成部品を増やすことなく電動ファンを作動させる電力
を給電できる。そのため、例えば、新たに他の部品を追
加する場合でも、配置場所の点で熱電冷却素子及び電動
ファンが邪魔にならず、容易に電気接続箱内に配置でき
る。また、電気接続箱内の温度差だけで電動ファンを回
転できるので、内部の温度を自動制御することができ
る。
【0025】請求項2によれば、半導体が外気に接する
放熱部と、電気接続箱内の温度を感知する吸熱部との間
に配置されている。電気接続箱内の内部温度が上昇した
場合には、吸熱部の温度が放熱部より低くなる。請求項
1及び2によれば、吸熱部と放熱部との間に温度差が生
じるので、熱電冷却素子が自己発電する。これにより、
電動ファンを回転させるための電気部品を新たに電気接
続箱内に追加することなく、電動ファンを回転できる。
そのため、電気接続箱の製造コストを低減できる。
【0026】請求項3によれば、電動ファンを上カバー
又は下カバーの底壁に取り付けるから、上カバー又は下
カバーの底壁より電気接続箱内で発生した熱を電気接続
箱の外部へ放出できる。これにより、電気接続箱内の温
度を低くできる。請求項4によれば、電気接続箱に配置
された電動ファンの回転により、電気接続箱内にこもっ
た熱を撹拌できる。また、接続箱本体の周壁に電動ファ
ンを取り付ければ、請求項3の場合と比較して電動ファ
ンを電気発熱部品の近くに配置できる。これにより、電
動ファンの回転で電気接続箱内に発生する熱を、請求項
3よりも効率良く電気接続箱箱外へ放出できる。
【0027】請求項5によれば、吸熱部に設けられた吸
熱用金属板が吸熱部の面積より広く、そして下カバーに
取り付けられる。これにより、吸熱用金属板を介して吸
熱部が電気接続箱内の温度を感知する能力を格段に向上
できる。請求項6によれば、放熱部に設けられた櫛状の
放熱フィンが電気接続箱の外部に配置される。これによ
り、放熱フィンを介して放熱部が外部の外気温度を感知
する能力を一層向上できる。
【0028】請求項5及び6によれば、吸熱部が電気接
続箱内の温度を感知する能力及び放熱部が外部の外気温
度を感知する能力をそれぞれ向上できるから、熱電冷却
素子が温度差を従来よりも敏感に感知できる。そのた
め、僅かな温度差でも熱電冷却素子により自己発電がで
きるので、電動ファンを確実に回転できる。これによ
り、電気接続箱内で発生する熱を自動的かつ確実に電気
接続箱の外部へ放出できる。
【0029】請求項7によれば、冷却用パイプが上カバ
ー、下カバー又は接続箱本体の両側壁間に架設されると
共に、電動ファンが冷却用パイプの一端開口に設けられ
る。これにより、電動ファンの回転で冷却用パイプ内に
風を送風できる。また、冷却用パイプ内に風が送風され
るので、冷却用パイプ内の温度が電気接続箱内の温度よ
り低くなる。これにより、電気接続箱内と冷却用パイプ
内との間で熱交換を行わせることができる。そのため、
電気接続箱内の温度を低くできる。さらに、冷却用パイ
プ内に風を送風できるから、接続箱本体、上カバー及び
下カバーを相互に密着させることができる。これによ
り、電気接続箱の防水性及び防塵性を確保できる。
【0030】請求項1乃至7によれば、電気接続箱内で
発生する熱を外部へ放出して内部の温度を低くできるか
ら、電気発熱部品の劣化を防止できる。それによって、
電気発熱部品の電気的特性を向上させることできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の冷却装置の第一実施
例を示す分解斜視図である。
【図2】図1の組み立てた状態を断面した説明図であ
る。
【図3】図2の矢視X方向から見た図である。
【図4】図1の変形例を示す説明図である。
【図5】本発明に係る電気接続箱の冷却装置の第二実施
例を示す説明図である。
【図6】本発明に係る電気接続箱の冷却装置の第三実施
例を示す説明図である。
【図7】図6の変形例を示す説明図である。
【図8】図7における下カバーを拡大した斜視図であ
る。
【図9】従来例を示す斜視図である。
【図10】他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱 2 接続箱本体 3 上カバー 4 下カバー 5 リレー(電気発熱部品) 30 熱電冷却素子 31 吸熱部 32 放熱部 33 半導体 35 吸熱用金属板 36 放熱フィン 37 冷却用パイプ 40 電動ファン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の電気発熱部品を接続箱本体に配設
    し、該接続箱本体に箱状の上カバー及び下カバーを組み
    付けて成る電気接続箱において、 前記上カバー又は下カバーの底壁に取り付けられて前記
    電気接続箱の内部と外部との間の温度差により自己発電
    する熱電冷却素子と、該熱電冷却素子に電気的に接続さ
    れて該電気接続箱内で発生する熱を放出する電動ファン
    とを有することを特徴とする電気接続箱の冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記熱電冷却素子が外気に接している放
    熱部と、前記電気接続箱内の内部温度を感知する吸熱部
    と、該放熱部と吸熱部との間に配置された半導体とから
    成ることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱の冷却
    装置。
  3. 【請求項3】 前記電動ファンが前記上カバー又は下カ
    バーの底壁に取り付けられていることを特徴とする請求
    項1又は2記載の電気接続箱の冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記電動ファンが前記電気接続箱内に配
    置され、又は前記接続箱本体の側壁に取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の電気接続箱の
    冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記吸熱部の面積より広い吸熱用金属板
    を該吸熱部に設けると共に、該吸熱用金属板を前記下カ
    バーに取り付けたことを特徴とする請求項2記載の電気
    接続箱の冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記放熱部に櫛状の放熱フィンを設ける
    と共に、該放熱フィンを前記電気接続箱の外部に配置し
    たことを特徴とする請求項2記載の電気接続箱の冷却装
    置。
  7. 【請求項7】 前記上カバー、下カバー又は接続箱本体
    の両側壁の間に冷却用パイプを架設すると共に、該冷却
    用パイプの一端開口に前記電動ファンを設け、該冷却用
    パイプ内と前記電気接続箱内との間で熱交換を行うこと
    を特徴とする請求項2、5又は6のいずれかに記載の電
    気接続箱の冷却装置。
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