JP3799109B2 - 電子機器用スタンド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子計算機などの電子機器を効率よく冷却できるようにした電子機器用スタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子計算機などのように電気信号を扱う電子機器には、電気信号を増幅する半導体素子など多くの発熱部品が使用されている。このため、電子機器を構成する筐体は発熱部品が発生した熱を外部に排出する構造になっている。
【0003】
ここで、電子機器が発生した熱を排出する構造について、電子計算機を例にとり図3(a)を参照して説明する。図3(a)は電子計算機を横置きした場合で、符号31は、電子計算機を構成する筐体で、筐体31は全体が直方体状をしている。なお、電子計算機の正面方向を矢印Fで示し、背面方向を矢印Bで示している。また、筐体31の左右の側面313、314には空気を通す多数の通気孔32が設けられている。なお、側面314および側面314の通気孔32は図面の関係で示されていない。
【0004】
そして、1方の側面313の通気孔32から矢印Y1のように空気が取り入れられ、この空気が筐体31内部を通って他方の側面314から矢印Y2のように外に排出される構成とし、この間に、筐体31内部の発熱部品を冷却するようになっている。
【0005】
ところで、電子計算機は、机などの上に横置きすると、設置面積が広くなるため、設置面積を小さくするために縦置きで使用されることがある。ここで、電子計算機を縦置きする場合について図3(b)を参照して説明する。なお図3(b)には、図3(a)に対応する部分には同一の符号を付し、重複する説明を一部省略している。
【0006】
電子計算機を縦置きする場合、矢印Fの正面を横向きにする必要から、通気孔32が設けられた側面、例えば側面314が下側になる。このとき、電子計算機は縦長になり横置きに比べて重心が上方に移動する。また、下側に位置する側面314の面積が下面312よりも小さいため不安定になる。
【0007】
したがって、電子計算機を縦置きする場合、図のように例えば電子機器用スタンド33を利用し、その2つの衝立部331、332に電子計算機を挟むようにして固定している。なお、一方の衝立部332は電子計算機の陰になって見えないため示されていない。
【0008】
このとき、通気孔32が設けられた筐体31の側面(例えば314)が電子機器用スタンド33の上面に直接接すると、空気の排出が悪くなる。したがって、筐体31側面(例えば314)と電子機器用スタンド33の上面との間に隙間ができるように、例えば、電子機器用スタンド33上面の4隅部分にある高さをもった支持部材35を配置し、支持部材35の上に電子計算機が配置される。そして、支持部材35によってできた隙間から矢印Y方向に空気が流れるようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子機器用スタンドは、電子計算機などを縦置きする場合、電子機器用スタンドの上面に支持部材を配置し、その支持部材の上に電子計算機を設置している。
【0010】
ここで、電子機器用スタンドに電子計算機を縦置きした場合の冷却用空気の流れについて図4を参照して説明する。なお図4は、図3に対応する部分には同一の符号を付し、重複する説明を一部省略している。
【0011】
電子機器用スタンド33に電子計算機を縦置きすると、通気孔32が設けられた電子計算機の筐体31側面(例えば314)と電子機器用スタンド33の面33aが接近する。このため、筐体31から排出された空気は矢印Yで示すように電子機器用スタンド33の面33aにぶつかり、空気の流れが悪くなり冷却能力が低下する。また、空気が排気される経路は衝立部に挟まれた2方向だけで、隙間の開口も狭いため排気効率が悪くなる。この結果、電子計算機内部の冷却が十分に行われず温度が上昇し、半導体素子などの電子部品の寿命が短くなるという欠点があった。
【0012】
本発明は、上記した欠点を解決するもので、冷却効率のよい電子機器用スタンドを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子機器用スタンドは、電子機器筐体の側面が接する矩形状の上面および矩形状の下面、前記上面と前記下面を結ぶ側面を有し、かつ、上下の面を結ぶ側面および上面にそれぞれ開口が形成され内部が空洞の枠体と、この枠体の前記上面に形成された前記開口を挟んで設けられた1対の衝立部と、前記枠体の前記側面の開口部分に配置され、前記空洞部分の空気を外部に排出するファンとを具備している。
【0014】
また、上下の面を結ぶ側面が矩形状に位置する4つの側面で形成されている。
上記した構成によれば、電子機器用スタンドは内部が空洞の枠体で形成されている。また、枠体の上下の面を結ぶ側面および上面にそれぞれ開口が形成され、そして、側面の開口部分にファンが配置されている。したがって、電子計算機などの電子機器を電子機器用スタンド上に配置する場合に、電子機器に形成された空気の通気孔部分が枠体上面にきても、通気孔部分が枠体の開口部分に一致する。この場合、電子機器内部を冷却した空気は、通気孔部分から枠体の開口部分を通って枠体の空洞部分に入る。そして、ファンによって外部に排出される。この結果、電子機器用スタンドに配置された電子機器の良好な冷却が行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図1を参照して説明する。図1(a)は電子機器用スタンドの全体の構造を示し、図1(b)には電子機器用スタンド上に配置される例えば電子計算機が鎖線で示されている。電子機器用スタンドは枠体11と、枠体11上に設けられた1対の衝立部121、122から構成されている。枠体11は矩形状をした平行な上下の面111、112と上下の面111、112の各辺を結ぶ例えば矩形状に配列される4つの側面113〜116から構成されている。枠体11の内部は空洞になっており、上面111と1つの側面例えば113にそれぞれ開口131、132が形成されている。なお、衝立部121、122に連続する側面114、116は少し傾斜し、上面111の幅が下面112よりも狭くなっている。また、衝立部121、122の内側の面は枠体11の上面111に直角になっている。そして、枠体11の側面113の開口部132に枠体11内部の空洞部分の空気を外部に排出する例えば2つのファン14が設けられている。なお、符号15は2つのファン14を電源に接続するためのプラグである。
【0016】
そして、電子機器用スタンドに例えば電子計算機を縦置きする場合、図1(b)の鎖線で示すように電子計算機が衝立部121、122間に配置される。なお、電子計算機を構成する筐体16の側面には冷却用空気を通す通気孔17が形成されている。
【0017】
ここで、上記した構成の電子機器用スタンドに電子計算機を縦置きした場合の冷却用空気の流れについて図2を参照して説明する。なお、図2では、図1に対応する部分には同一の符号を付し、重複する説明を一部省略している。
【0018】
例えば、通過孔17が設けられた筐体16の左右2つの側面の一方が枠体11の上面に接しても、筐体16内部を冷却した空気は、矢印Yで示すように、筐体16の側面161に設けられた空気の通気孔17から枠体11上面の開口131を通って、枠体11内部の空洞部分に流れ、そして、ファン14によって外部に排出される。
【0019】
なお、上記した実施形態では、電子機器用スタンドに電子計算機を配置する場合で説明している。しかし、この発明は、電気信号を扱う半導体などの発熱部品を使用するその他の電子機器にも適用することができる。
【0020】
また、上記の実施形態では、2つの側面に沿うように1対の衝立部が平行に形成されている。この場合、衝立部のない箇所が1つの方向に位置するため、電子機器用スタンドの上面からはみ出した形で電子機器を設置することができ、大きな電子機器の設置に有効である。しかし、衝立部は3つの側面に沿うようにコの字状に形成してもよく、また、4つの側面に沿うようにロの字状に形成することもできる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、冷却効率のよい電子機器用スタンドを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の動作を説明する図である。
【図3】従来例を示す斜視図である。
【図4】従来例の動作を説明する図である。
【符号の説明】
11…枠体
111…枠体の上面
112…枠体の下面
113〜116…枠体の側面
121、122…衝立部
131…枠体側面の開口
132…枠体上面の開口
14…ファン
15…プラグ
16…電子計算機の筐体
17…通気孔
Claims (2)
- 電子機器筐体の側面が接する矩形状の上面および矩形状の下面、前記上面と前記下面を結ぶ側面を有し、かつ、上下の面を結ぶ側面および上面にそれぞれ開口が形成され内部が空洞の枠体と、この枠体の前記上面に形成された前記開口を挟んで設けられた1対の衝立部と、前記枠体の前記側面の開口部分に配置され、前記空洞部分の空気を外部に排出するファンとを具備した電子機器用スタンド。
- 上下の面を結ぶ側面が矩形状に位置する4つの側面で形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器用スタンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30301696A JP3799109B2 (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 電子機器用スタンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30301696A JP3799109B2 (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 電子機器用スタンド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10145050A JPH10145050A (ja) | 1998-05-29 |
JP3799109B2 true JP3799109B2 (ja) | 2006-07-19 |
Family
ID=17915929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30301696A Expired - Fee Related JP3799109B2 (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 電子機器用スタンド |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3799109B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4933356B2 (ja) * | 2007-06-13 | 2012-05-16 | マスプロ電工株式会社 | 電子機器収納装置,および,電子機器 |
-
1996
- 1996-11-14 JP JP30301696A patent/JP3799109B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10145050A (ja) | 1998-05-29 |
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