JP5394652B2 - 多層構造メタルマスク及びその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、無電解めっき層と電気めっき層とを含む2層以上の多層型皮膜構造を持つ多層構造メタルマスク及びその製造方法に関するものである。
従来、電気めっきを用いて、多層構造メタルマスクを製作する方法は良く知られている(例えば、特許文献1、2)。
特開平4−166844号公報 特開平5−85077号公報
従来の多層構造メタルマスクを製作する方法では、電気めっきを用いて、多層構造メタルマスクを製作した場合、高密度パターンを持つメタルマスクの板厚は、そのパターン領域以内とパターン領域以外とで板厚の差が大きく出ることになる。近年のメタルマスクは、高密度、薄型化の傾向にあり、この場合は板厚が均一なメタルマスクと比較すると被膜体積が減少する。板厚が薄いメタルマスク(10〜80μm)ではマスク強度に影響をしてハイテンションの紗張り下では伸びが発生しトータルピッチ精度の低下を招いている。場合によっては指定テンション以下での破断となる場合がある。又、パターン領域内であっても、パターン領域外エリアとの境付近では板厚が薄くなる傾向にある。その場合、印刷される印刷体(導電ペースト、樹脂、インク等)の体積が少なくなり印刷量のバラツキが問題となっている。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、無電解めっき層を必ず入れることにより無電解めっきの特性である均一析出(過剰析出しない)を利用し無電解めっき層と電気めっき層とを含む2層以上の多層型皮膜構造とし、電気めっき層を極力薄くする事により板厚の均一化を図り、板厚の均一化により総体積の減少をなくし印刷時の伸びを減少させることができ、無電解めっき被膜のもうひとつの特性である高硬度皮膜の多層構造メタルマスク及びその製造方法を提供するものである。
この発明に係る多層構造メタルマスクにおいては、第1層目を含む奇数層に形成された電気めっき層と、第2層目を含む偶数層に形成された過剰析出しない無電解めっき層とが交互に積層形成される多層型皮膜構造を持つメタルマスクにおいて、交互に積層形成される電気めっき層の合計板厚と無電解めっき層の合計板厚との板厚比が、1:0.5〜30の範囲であり、同一平面上での板厚差を小さくしたものである。
また、この発明に係る多層構造メタルマスクの製造方法においては、導電性基材を用意し、導電性基材に付着している油を除去する工程と、導電性基材上に感光膜レジストを塗布する工程と、感光膜レジストを露光により焼き付けて硬化させる工程と、露光により硬化しなかったレジスト部を除去するとともに、導電性基材上にパターンとなる硬化したレジスト部を形成する工程と、導電性基材上のレジスト部が形成されていない部分に、第1層目として過剰析出を抑制できる低電流密度で第1の電気めっき層を形成する工程と、第1層目の電気めっき層の上に、第2層目として過剰析出しない無電解めっき層を形成する工程と、第2層目の無電解めっき層の上に、第3層目として過剰析出を抑制できる低電流密度で第2の電気めっき層を形成する工程と、硬化したレジスト部を除去する工程と、導電性基材から第1の電気めっき層、無電解めっき層及び第2の電気めっき層を一体的に剥がす工程とを備え、第1の電気めっき層及び第2の電気めっき層の合計板厚と、無電解めっき層の板厚との板厚比が、1:0.5〜30の範囲であり、同一平面上での板厚差を小さくしたものである。
また、この発明に係る多層構造メタルマスクの製造方法においては、導電性基材を用意し、導電性基材に付着している油を除去する工程と、導電性基材上に感光膜レジストを塗布する工程と、感光膜レジストを露光により焼き付けて硬化させる工程と、露光により硬化しなかったレジスト部を除去するとともに、導電性基材上にパターンとなる硬化したレジスト部を形成する工程と、導電性基材上のレジスト部が形成されていない部分に、第1層目として過剰析出を抑制できる低電流密度で電気めっき層を形成する工程と、第1層目の電気めっき層の上に、第2層目として過剰析出しない無電解めっき層を形成する工程と、第2層目の無電解めっき層の上に、過剰析出を抑制できる低電流密度で電気めっき層及び過剰析出しない無電解めっき層を交互に形成する工程と、硬化したレジスト部を除去する工程と、導電性基材から電気めっき層及び無電解めっき層の全てを一体的に剥がす工程とを備え、交互に積層形成される電気めっき層の合計板厚と無電解めっき層の合計板厚との板厚比が、1:0.5〜30の範囲であり、同一平面上での板厚差を小さくしたものである。

この発明によれば、無電解めっき層を必ず入れることにより無電解めっきの特性である均一析出(過剰析出しない)を利用し無電解めっき層と電気めっき層とを含む2層以上の多層型皮膜構造とし、電気めっき層を極力薄くする事により板厚の均一化を図り、板厚の均一化により総体積の減少をなくし印刷時の伸びを減少させることができ、無電解めっき被膜のもうひとつの特性である高硬度皮膜の多層構造メタルマスクを得ることができる。
実施の形態1.
図1〜図12はこの発明の実施の形態1における多層構造メタルマスクの製造方法の各工程を順番に示す断面図、図13はこの発明の多層構造メタルマスクを比較例のメタルマスクと比較して評価した時のパターン概略構造を示す平面図、図14はこの発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクの各測定箇所における板厚測定値を示す比較表、図15はこの発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクの板厚差を示す比較表、図16はこの発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクの各測定箇所における板厚測定値を示す特性図、図17はこの発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクのピッチ距離での伸び量を示す比較表、図18はこの発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクのピッチ距離での伸び量を示す特性図である。
この発明による多層構造メタルマスクの製造方法は、先ず、導電性基材(SUS等)1を準備する(図1参照)。この導電性基材1に付着している油等を脱脂液2で除去する(図2参照)。油等を除去された導電性基材1上に感光膜レジスト3を塗布する(図3参照)。次に、パターンを設ける側にネガタイプのフィルム4を乗せて露光により焼き付ける(図4参照)。この時、フィルム4の黒い箇所は光が通らないため、レジスト部3aは硬化せず、光が通ったレジスト部3bが硬化する。なお、ここでは、ネガタイプのフィルム4を使用しているが、紫外線光を用いた直描式の露光の場合は、フィルム4を使用しない。次に、露光により硬化しなかったレジスト部3aを現像液5により除去し(図5参照)、導電性基材1上にパターンとなる硬化したレジスト部3bが残る(図6参照)。次に、導電性基材1のレジスト部3bが形成されていない部分の表面に、第1層目として、過剰析出を抑制できる低電流密度で、例えば板厚が約5μmとなるように第1の電気めっき層6を形成する(図7参照)。この第1層目の電気めっき層6の形成は、例えばスルファミン酸ニッケル220〜250g/l、塩化ニッケル20〜50g/l、クエン酸10〜30g/l、NTS(1.3.6−ナフタリントリスルフォン酸ナトリウム)1〜3g/l、電流密度0.1〜2A/dm、pH4.0、浴温50℃のスルファミン酸ニッケル浴からなる電気めっき槽に入れることにより行う。なお、電流密度は、好ましくは0.1〜0.25A/dmの範囲が望ましい。そして、第1層目の電気めっき層6の形成が終わったら、電気めっき槽から引き上げて水洗い7する(図8参照)。
この発明の特徴は、第1層目の電気めっき層6の上に第2層目として、過剰析出しない無電解めっき層8を形成することにある(図9参照)。この第2層目の無電解めっき層8の形成は、例えば硫酸ニッケル20g/l、グリシン5g/l、次亜リン酸ナトリウム20g/l、ビスマス0.2ppm、pH6.0、浴温60℃の無電解めっき浴からなる無電解めっき槽に入れることにより行う。ここで、第1層目の電気めっき層6の上に第2層目として、例えば板厚が約30μmとなるように過剰析出しない無電解めっき層8を形成することにより、板厚のばらつきがパターン領域以内とパターン領域以外でその差が小さくなる。つまりパターン領域外の板厚を厚くすることが可能となる。結果としてメタルマスク全体としての強度が上がり、伸びを減少させることができる。また、パターン領域内の板厚のばらつきを低減させることにより、印刷されるハンダ量のばらつきが小さくなる。そして、第2層目の無電解めっき層8の形成が終わったら、無電解めっき槽から引き上げて水洗い9する(図10参照)。次に、この第2層目の無電解めっき層8上に第3層目として、過剰析出を抑制できる低電流密度で、例えば板厚が約5μmとなるように第2の電気めっき層10を形成する(図11参照)。この第3層目の第2の電気めっき層10の形成は、第1の電気めっき層6と同様、例えばスルファミン酸ニッケル220〜250g/l、塩化ニッケル20〜50g/l、クエン酸10〜30g/l、NTS(1.3.6−ナフタリントリスルフォン酸ナトリウム)1〜3g/l、電流密度0.1〜2A/dm、pH4.0、浴温50℃のスルファミン酸ニッケル浴からなる電気めっき槽に入れることにより行う。なお、電流密度は、好ましくは0.1〜0.25A/dmの範囲が望ましい。そして、第3層目の電気めっき10の形成が終わったら、電気めっき槽から引き上げ、剥離液により硬化したレジスト部3bを除去し、更に導電性基材1から剥がすことにより、3層構造メタルマスクが完成する(図12参照)。完成された3層構造メタルマスクは、電気めっき層の合計板厚(5μm+5μm=10μm)と無電解めっき層の合計板厚(30μm)との板厚比が1:3である。
この発明による多層構造メタルマスクは、交互に積層形成される電気めっき層の合計板厚と無電解めっき層の合計板厚との板厚比が、1:0.5〜30の範囲であれば良いが、好ましくは、1:2〜10の範囲が良い。その理由は、電気めっき層の板厚が薄過ぎると、電気めっき層にピンホールが発生する恐れが高くなるためである。また、無電解めっき層の板厚が厚過ぎると、無電解めっきは時間がかかり過ぎ、作業時間が長くなるためである。なお、板厚比が1:0.5というのは、3層構造メタルマスクの場合で、第1層目と第3層目の電気めっき層の板厚がそれぞれ5μm、第2層目の無電解めっき層の板厚が5μmの場合である。
図13はこの発明の多層構造メタルマスクを比較例のメタルマスクと比較して評価した時のパターン概略図であり、用いたパターンは、開口径:0.15mm、開口間距離:0.045mm、配置範囲は直径約18cmの円状パターンエリア11である。円状パターンの中心を通る直線X−Xを取り、それを円内で16等分し、各測定箇所No.X3〜X18の板厚を測定する。測定箇所No.X1、X2、X19、X20については、円状パターンエリア11外のベース部の板厚である。なお、円状パターンの中心を通る直線Y−Yについても同様である。
図14はこの発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクの各測定箇所における板厚測定値を示す比較表である。表左端上段のマスク(1)は、0.5A/dmの電流密度を作業条件として作成した比較例1としてのメタルマスクである。また、表左端中段のマスク(2)は、0.25A/dmの電流密度を作業条件として作成した比較例2としてのメタルマスクである。また、表左端下段のマスク(3)は、0.25A/dmの電流密度で、例えば板厚が約5μmとなるように第1層目の電気めっき層を形成し、その上に第2層目として例えば板厚が約30μmとなるように過剰析出しない無電解めっき層を形成し、更にその上に第3層目として0.25A/dmの電流密度で、例えば板厚が約5μmとなるように第2の電気めっき層を形成したこの発明の多層構造メタルマスクである。測定値は、各測定箇所No.X1〜X20の測定値を単位:μmで示している。
図15はこの発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクの板厚差を示す比較表である。表左端上段のマスク(1)は、0.5A/dmの電流密度を作業条件として作成した比較例1としてのメタルマスクである。また、表左端中段のマスク(2)は、0.25A/dmの電流密度を作業条件として作成した比較例2としてのメタルマスクである。また、表左端下段のマスク(3)は、0.25A/dmの電流密度で、例えば板厚が約5μmとなるように第1層目の電気めっき層を形成し、その上に第2層目として例えば板厚が約30μmとなるように過剰析出しない無電解めっき層を形成し、更にその上に第3層目として0.25A/dmの電流密度で、例えば板厚が約5μmとなるように第2の電気めっき層を形成したこの発明の多層構造メタルマスクである。板厚差は、ベースとパターン間の測定値の差を単位:μmで示している。
図16はこの発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクの各測定箇所における板厚測定値を示す特性図で、横軸に各測定箇所No.X1〜X20、縦軸に板厚(μm)を示し、この発明の多層構造メタルマスクの板厚差が最も少ないことが判る。
次に、この発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクの枠貼り付け後のピッチ距離での伸び量を測定した結果について説明する。コンビネーション仕様として、枠種類=鋳物枠650mm*550mm、紗張り=テトロンメッシュ:#225、スクエアー張り、テンション=0.60mm(テンションゲージSTG−75B使用時)、ピッチ距離=180mmである。測定方法は、温度:20℃、湿度:55%にて放置、1日1回の測定(X方向、Y方向を測定)した。
図17はこの発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクのピッチ距離での伸び量を示す比較表である。表左端上部のマスク(1)X、Yは、0.5A/dmの電流密度を作業条件として作成した比較例1としてのメタルマスクである。また、表左端中央のマスク(2)X、Yは、0.25A/dmの電流密度を作業条件として作成した比較例2としてのメタルマスクである。また、表左端下部のマスク(3)X、Yは、0.25A/dmの電流密度で、例えば板厚が約5μmとなるように第1層目の電気めっき層を形成し、その上に第2層目として例えば板厚が約30μmとなるように過剰析出しない無電解めっき層を形成し、更にその上に第3層目として0.25A/dmの電流密度で、例えば板厚が約5μmとなるように第2の電気めっき層を形成したこの発明の多層構造メタルマスクである。ピッチ測定結果は、図13に示すパターン概略図の測定箇所No.X3とNo.X18の間の距離180mmでの伸び量及びパターン概略図の測定箇所No.Y3とNo.Y18の間の距離180mmでの伸び量(μm)で示している。また、初日を零とした場合の8日間での伸び量を示している。
図18はこの発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクのピッチ距離での伸び量を示す特性図で、横軸に経過日数(初日〜8日)、縦軸に伸び量(μm)を示し、この発明の多層構造メタルマスクの伸び量が最も少ないことが判る。
この発明によれば、第1層目を電気めっき層、第2層目を無電解めっき層、第3層目を電気めっき層とする多層型皮膜構造を持ち、中間層に無電解めっき層を入れることにより、電気めっきで作製したメタルマスクと比べて、板厚のばらつきがパターン領域以内とパターン領域以外でその差が小さくなる。つまり、この発明を用いることでパターン領域外の板厚を厚くすることが可能となる。結果としてメタルマスク全体としての強度が上がるので、印刷時の伸びを低減することができる。また、パターン領域内の板厚のばらつきを低減させることにより、印刷されるハンダ量のばらつきが小さくなる。
実施の形態2.
実施の形態1では、第1層目を電気めっき層、第2層目を無電解めっき層、第3層目を電気めっき層とする3層型皮膜構造を持つ3層構造メタルマスクについて説明したが、第1層目を電気めっき層、第2層目を無電解めっき層とする2層型皮膜構造を持つ2層構造メタルマスク、或いは第1層目を電気めっき層、第2層目を無電解めっき層、第3層目を電気めっき層、第4層目を無電解めっき層とする4層型皮膜構造を持つ4層構造メタルマスク、或いは第1層目を電気めっき層、第2層目を無電解めっき層、第3層目を電気めっき層、第4層目を無電解めっき層、第5層目を電気めっき層とする5層型皮膜構造を持つ5層構造メタルマスク等、第2層目の無電解めっき層の上に、電気めっき層及び無電解めっき層を交互に形成してなる多層構造メタルマスクとすることができる。
なお、1回の無電解めっき層の板厚を厚くすると、無電解めっきに時間が掛かり過ぎて納期が遅れるという問題が生じてくる。したがって、第1層目を電気めっき層、第2層目を無電解めっき層、第3層目を電気めっき層、第4層目を無電解めっき層とする4層型皮膜構造を持つ4層構造メタルマスク、或いは第1層目を電気めっき層、第2層目を無電解めっき層、第3層目を電気めっき層、第4層目を無電解めっき層、第5層目を電気めっき層とする5層型皮膜構造を持つ5層構造メタルマスク等、第2層目の無電解めっき層の上に、電気めっき層及び無電解めっき層を交互に形成してなる多層構造メタルマスクのように、時間が掛かり過ぎる無電解めっき層の1層当りの板厚を薄くして無電解めっき層を複数層形成するようにすれば、無電解めっきに時間が掛かり過ぎて納期が遅れるという問題が解消することができる。
なお、この発明の多層構造メタルマスクは、はんだ印刷用マスク、サブスレートマスク、ボール搭載マスク、ウエハバンプ印刷マスク、EL&シャドウマスクに代表される蒸着マスク、はんだボールの篩(シーブ)マスク、導電性ペースト印刷マスク、開口部にメッシュ構造を持つ多層マスク、サスペンドマスク等のメタルマスクに適用することができる。
この発明の実施の形態1における多層構造メタルマスクの製造方法の最初の工程を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における多層構造メタルマスクの製造方法の次工程を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における多層構造メタルマスクの製造方法の次工程を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における多層構造メタルマスクの製造方法の次工程を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における多層構造メタルマスクの製造方法の次工程を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における多層構造メタルマスクの製造方法の次工程を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における多層構造メタルマスクの製造方法の次工程を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における多層構造メタルマスクの製造方法の次工程を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における多層構造メタルマスクの製造方法の次工程を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における多層構造メタルマスクの製造方法の次工程を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における多層構造メタルマスクの製造方法の次工程を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における多層構造メタルマスクの製造方法の最終工程を示す断面図である。 この発明の実施の形態1における多層構造メタルマスクを比較例のメタルマスクと比較して評価した時のパターン概略構造を示す平面図である。 この発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクの各測定箇所における板厚測定値を示す比較表である。 この発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクの板厚差を示す比較表である。 この発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクの各測定箇所における板厚測定値を示す特性図である。 この発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクのピッチ距離での伸び量を示す比較表である。 この発明の多層構造メタルマスクと比較例のメタルマスクのピッチ距離での伸び量を示す特性図である。
符号の説明
1 導電性基材
2 脱脂液
3 感光膜レジスト
3a 硬化しなかったレジスト部
3b 硬化したレジスト部
4 フィルム
5 現像液
6 第1の電気めっき層(第1層目)
7 水洗い
8 無電解めっき層(第2層目)
9 水洗い
10 第2の電気めっき層(第3層目)
11 円状パターンエリア

Claims (3)

  1. 第1層目を含む奇数層に形成された電気めっき層と、第2層目を含む偶数層に形成された過剰析出しない無電解めっき層とが交互に積層形成される多層型皮膜構造を持つメタルマスクにおいて、交互に積層形成される前記電気めっき層の合計板厚と前記無電解めっき層の合計板厚との板厚比が、1:0.5〜30の範囲であり、同一平面上での板厚差を小さくしたことを特徴とする多層構造メタルマスク。
  2. 導電性基材を用意し、導電性基材に付着している油を除去する工程と、
    前記導電性基材上に感光膜レジストを塗布する工程と、
    前記感光膜レジストを露光により焼き付けて硬化させる工程と、
    露光により硬化しなかったレジスト部を除去するとともに、導電性基材上にパターンとなる硬化したレジスト部を形成する工程と、
    前記導電性基材上のレジスト部が形成されていない部分に、第1層目として過剰析出を抑制できる低電流密度で第1の電気めっき層を形成する工程と、
    前記第1層目の電気めっき層の上に、第2層目として過剰析出しない無電解めっき層を形成する工程と、
    前記第2層目の無電解めっき層の上に、第3層目として過剰析出を抑制できる低電流密度で第2の電気めっき層を形成する工程と、
    前記硬化したレジスト部を除去する工程と、
    前記導電性基材から前記第1の電気めっき層、無電解めっき層及び第2の電気めっき層を一体的に剥がす工程とを備え、
    前記第1の電気めっき層及び第2の電気めっき層の合計板厚と、前記無電解めっき層の板厚との板厚比が、1:0.5〜30の範囲であり、同一平面上での板厚差を小さくしたことを特徴とする多層構造メタルマスクの製造方法。
  3. 導電性基材を用意し、導電性基材に付着している油を除去する工程と、
    前記導電性基材上に感光膜レジストを塗布する工程と、
    前記感光膜レジストを露光により焼き付けて硬化させる工程と、
    露光により硬化しなかったレジスト部を除去するとともに、導電性基材上にパターンとなる硬化したレジスト部を形成する工程と、
    前記導電性基材上のレジスト部が形成されていない部分に、第1層目として過剰析出を抑制できる低電流密度で電気めっき層を形成する工程と、
    前記第1層目の電気めっき層の上に、第2層目として過剰析出しない無電解めっき層を形成する工程と、
    前記第2層目の無電解めっき層の上に、過剰析出を抑制できる低電流密度で電気めっき層及び過剰析出しない無電解めっき層を交互に形成する工程と、
    前記硬化したレジスト部を除去する工程と、
    前記導電性基材から前記電気めっき層及び無電解めっき層の全てを一体的に剥がす工程とを備え、
    交互に積層形成される前記電気めっき層の合計板厚と前記無電解めっき層の合計板厚との板厚比が、1:0.5〜30の範囲であり、同一平面上での板厚差を小さくしたことを特徴とする多層構造メタルマスクの製造方法。
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