JP5394202B2 - インテークマニホールド - Google Patents

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Description

本発明は、例えばCNG(圧縮天然ガス)、LPG(液化石油ガス)等の気体燃料を使用する内燃機関いわゆるエンジンに搭載されるインテークマニホールドに関する。
従来のインテークマニホールドには、例えばCNG(圧縮天然ガス)、LPG(液化石油ガス)等の気体燃料を各分配通路内に導入する気体燃料用導入口が設けられていなかった(例えば特許文献1参照)。
また、例えばCNG、LPG等の気体燃料を使用する気体燃料エンジン、気体燃料とガソリンとを選択的に使用するバイフューエルエンジン等において、気体燃料を気体燃料用インジェクタによりエンジンのシリンダヘッドの吸気ポート内に向けて噴射するものがある(例えば、特許文献2、3等参照)。特許文献2では、インテークマニホールドに気体燃料用インジェクタが搭載されており、気体燃料は気体燃料用インジェクタからシリンダヘッドの気体燃料噴射通路を介して吸気ポート内に噴射されていた。また、前記特許文献3では、インテークマニホールドに気体燃料用インジェクタが搭載されており、気体燃料は気体燃料用インジェクタからシリンダヘッドの吸気ポート内に向けて噴射されていた。
特開2008−163892号公報 特開2003−193944号公報 特開平6−185378号公報
前記特許文献1〜3に記載のインテークマニホールドでは、気体燃料を各分配通路内に導入する気体燃料用導入口が設けられていないため、気体燃料用インジェクタから噴射された気体燃料を各分配通路内に導入することができながった。
本発明が解決しようとする課題は、各分配通路内に気体燃料を導入することのできるインテークマニホールドを提供することにある。
第1の発明は、複数の分配通路を備え、各分配通路の下流側端部を形成する通路形成部材に、気体燃料を各分配通路に導入する気体燃料用導入口を設けたインテークマニホールドである。したがって、各分配通路内に気体燃料を導入することができる。また、各分配通路の下流側端部に気体燃料が導入されることにより、各分配通路の下流側端部以外のところに気体燃料が導入される場合に比べて、気体燃料と吸入空気とのミキシング性を向上し、エンジンのレスポンスを良くすることができる。
第2の発明は、第1の発明において、気体燃料用導入口が、通路形成部材に取付けられたパイプ部材の管路と、通路形成部材に形成されかつパイプ部材の管路と分配通路とを連通する連通口とからなるものである。したがって、気体燃料導入口をパイプ部材の管路と通路形成部材の連通口との協働により構成することができる。これにより、気体燃料用導入口に係る設計の自由度を向上することができる。
第3の発明は、第2の発明において、通路形成部材の連通口に、気体燃料用導入口の通路断面積を絞る絞り部を設けたものである。したがって、通路形成部材の連通口に設けた絞り部により、気体燃料用導入口を流れる気体燃料の流速を高め、気体燃料と吸入空気とのミキシング性を向上することができる。気体燃料用導入口の絞り部よりも上流側においては、気体燃料の流速が低く、気体燃料の圧力損失を低減することができる。
第4の発明は、第1の発明において、気体燃料用導入口が、通路形成部材に取付けられたパイプ部材の管路により形成されている。したがって、通路形成部材にパイプ部材を取付けることによって、気体燃料用導入口を容易に形成することができる。
第5の発明は、第2〜第4のいずれかの発明において、通路形成部材を樹脂製とし、その通路形成部材にパイプ部材を溶着により取付ける構成としたものである。したがって、通路形成部材にパイプ部材を容易に一体化することができる。
第6の発明は、第1の発明において、気体燃料用導入口を形成する管状部を通路形成部材に一体形成したものである。したがって、通路形成部材に別部材を設けることなく、気体燃料用導入口を形成することができる。
第7の発明は、第1〜第6のいずれかの発明において、分配通路の下流側端部が湾曲状に形成され、分配通路の下流側端部の外周側壁面に気体燃料用導入口の下流端が開口されている。したがって、分配通路の湾曲状の下流側端部を流れる吸入空気の内周側の流速よりも外周側の流速が高くなり、その吸入空気の流速の高い方から気体燃料が導入されるため、気体燃料と吸入空気とのミキシング性を向上することができる。
第8の発明は、第1〜第6のいずれかの発明において、エンジンに対する搭載状態における分配通路の下流側端部の上半側の壁面に気体燃料用導入口の下流端が開口されている。したがって、分配通路の下流側端部の壁面に付着する水等の付着物による気体燃料用導入口の詰まりを防止することができる。
実施例1に係るインテークマニホールドを示す正面図である。 インテークマニホールドを示す背面図である。 インテークマニホールドを示す左側面図である。 インテークマニホールドを示す側断面図である。 インテークマニホールドを分解状態で示す左側面図である。 インテークマニホールドの下流側端部を示す平面図である。 図6のVII−VII線矢視断面図である。 図7のVIII−VIII線矢視断面図である。 インテークマニホールドの下流側端部をパイプ部材が省略された状態で示す平面図である。 インテークマニホールドに対するインジェクタアッセンブリの取付形態1を示す左側面図である。 インテークマニホールドとインジェクタアッセンブリとを分解状態で示す斜視図である。 インテークマニホールドに対するインジェクタアッセンブリの取付形態2を示す左側面図である。 インテークマニホールドとインジェクタアッセンブリとを分解状態で示す斜視図である。 実施例2に係るインテークマニホールドの下流側端部を示す側断面図である。 実施例3に係るインテークマニホールドの下流側端部を示す側断面図である。 実施例4に係るインテークマニホールドの下流側端部を示す側断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[実施例1]
本発明の実施例1を説明する。本実施例では、CNGとガソリンとを選択的に使用する直列4気筒のバイフューエルエンジンに搭載される樹脂製のインテークマニホールドを例示する。説明の都合上、インテークマニホールドの概要から説明する。また、インテークマニホールドは、エンジンに対する搭載状態における天側を上側とし、地側を下側とし、また、エンジンの吸気側に面する側を後側(背面側)として説明を行う。なお、図1はインテークマニホールドを示す正面図、図2は同じく背面図、図3は同じく左側面図、図4は同じく側断面図、図5は同じく分解状態で示す左側面図である。
図3に示すように、インテークマニホールド10は、前後方向(図3において右左方向)に4分割された第1ピース(「アッパピース」ともいう)12、第2ピース(「ミドルピース」ともいう)14、第3ピース(「ロワーピース」ともいう)16、第4ピース(「カバーピース」ともいう)18の計4つのピースにより構成されている(図5参照)。各ピース12,14,16,18は、それぞれ樹脂製で、射出成形によって形成されている。そして、隣り合うピース同士が振動溶着等の溶着によって接合されている。
図4に示すように、前記第2ピース14と前記第3ピース16とによりサージタンク20が構成されている。サージタンク20は、エンジンの気筒列方向すなわち左右方向(図4において紙面表裏方向)に延びている。また、サージタンク20内にはタンク室21が形成されている。また、前記第3ピース16と前記第4ピース18とによりレゾネータ28が構成されている。レゾネータ28内には、前記タンク室21と連通するレゾネータ室29が形成されている。
図1に示すように、第2ピース14の左端部には、スロットルボデー用取付フランジ23が形成されている。スロットルボデー用取付フランジ23上には、吸入空気量を制御するスロットルバルブを備えたスロットル装置のスロットルボデー(図示省略)が締結により取付可能となっている。また、スロットルボデー用取付フランジ23には、上方に向けて開口する吸気入口24が形成されている。吸気入口24には、スロットルボデーの吸気通路(図示省略)を流れてくる吸入空気が導入される。また、第2ピース14と第3ピース16とによりエルボ状の吸気入口管26が構成されている。吸気入口管26の管路(図示省略)は、吸気入口24とタンク室21(図4参照)とを連通している。
図1に示すように、前記第1ピース12と前記第2ピース14とによりエンジンの気筒列方向すなわち左右方向に並ぶ4本の分配管31が構成されている。各分配管31は、サージタンク20の下側から前側(図4において右側)を囲むようにして上方へ延びさらに後方(図4において左方)へ延びている。また、第2ピース14の後側上端部には、シリンダヘッド用取付フランジ33が形成されている。シリンダヘッド用取付フランジ33は、エンジンのシリンダヘッド(図示省略)の吸気側に対して締結により取付可能となっている。また、シリンダヘッド用取付フランジ33には、後方(図4において左方)に向けて開口する4つの吸気出口34が左右方向に列状に並んで形成されている(図2参照)。なお、シリンダヘッド用取付フランジ33の周縁部には、複数の締結用ボルト挿通孔35が形成されている。
図4に示すように、前記分配管31内には分配通路37がそれぞれ形成されている。分配通路37の上流端は、前記サージタンク20の下側部においてタンク室21と連通されている。また、分配通路37の下流端は、前記吸気出口34と連通されている。また、分配通路37の下流側端部(吸気出口34を含む)は、下反りの湾曲状に形成されている。
前記第3ピース16の左端部にはEGR配管用取付フランジ40が形成されている(図3参照)。EGR配管用取付フランジ40には、再循環排気ガス(EGRガス)を導入するEGR配管(図示省略)が締結により取付可能となっている。また、EGR配管用取付フランジ40には、左方(図3において紙面表方)に向けて開口するEGRガス導入口41が形成されている。EGRガス導入口41は、前記サージタンク20のタンク室21(図4参照)と連通されている。
図1に示すように、前記第1ピース12(詳しくは吸気入口管26)の前側にはパージパイプ43が形成されている。パージパイプ43内は、前記吸気入口管26内の管路と連通されている。パージパイプ43には、図示しないキャニスタから脱離されたパージガスを導入するパージガス配管が接続されるようになっている。
前記第1ピース12の前側にはブレーキパイプ45が形成されている(図1参照)。ブレーキパイプ45内は、前記サージタンク20のタンク室21(図4参照)と連通されている。ブレーキパイプ45には、図示しない吸気負圧を利用してブレーキマスタシリンダ等を倍力作動させるブレーキブースタに吸気負圧を導出するブレーキ用配管が接続されるようになっている。
前記第1ピース12の前側にはバキュームパイプ47が形成されている(図1参照)。バキュームパイプ47内は、前記サージタンク20のタンク室21(図4参照)と連通されている。バキュームパイプ47には、図示しない吸気負圧を利用してCNGの圧力を減圧するCNGレギュレータに吸気負圧を導出するレギュレータ用配管が接続されるようになっている。なお、バキュームパイプ47は、前記ブレーキパイプ45の下方に配置されている。
前記第1ピース12の前側にはセンサ取付台49が突出されている(図1参照)。センサ取付台49には、圧力取出口50が形成されている。圧力取出口50は、前記サージタンク20のタンク室21(図4参照)と連通されている。センサ取付台49上には、圧力センサ(図示省略)が締結により取付可能となっている。圧力センサは、圧力取出口50内に配置される検出子(図示省略)を備えており、サージタンク20のタンク室21の吸気負圧を検出するものである。
前記第3ピース16の後側にはPCVパイプ52が形成されている(図2参照)。PCVパイプ52内は、前記サージタンク20のタンク室21(図4参照)と連通されている。PCVパイプ52には、図示しないエンジンのクランクケースから吸気通路へブローバイガスを還流させるPCVシステムにおけるPCVガス(ブローバイガス)を導入するPCVガス配管が接続されるようになっている。
本実施例における前記インテークマニホールド10の前側にはCNGインジェクタアッセンブリ(以下、単に「インジェクタアッセンブリ」という)が締結により取付可能となっている。インジェクタアッセンブリ54は、各気筒毎に対応するCNG用インジェクタ(図示省略)を気筒列方向すなわち左右方向に一体的に備えたもので、気筒列方向に沿って長尺状をなしている。そして、インジェクタアッセンブリは、車種又はエンジン形式等に応じて2つの異なる取付形態(次の取付形態1、2)をもってインテークマニホールド10に選択的に取付可能となっている。なお、図10はインテークマニホールドに対するインジェクタアッセンブリの取付形態1を示す左側面図、図11はインテークマニホールドとインジェクタアッセンブリとを分解状態で示す斜視図、図12はインテークマニホールドに対するインジェクタアッセンブリの取付形態2を示す左側面図、図13はインテークマニホールドとインジェクタアッセンブリとを分解状態で示す斜視図である。
[取付形態1]
図10に示すように、前記インテークマニホールド10に対するインジェクタアッセンブリ54の取付けには第1ブラケット56が使用される。第1ブラケット56は、インジェクタアッセンブリ54を横置き状に支持するもので、上下左右の計4本の取付脚57を備えている(図11参照)。第1ブラケット56は、例えばプレス成形により形成された金属製である。なお第1ブラケット56は樹脂製でもよい。
また、インテークマニホールド10の第1ピース12の前側には、左右2個で上下2段の計4個の締結ボス63が形成されている。各締結ボス63には金属製のナット64がそれぞれ埋設されている。
図10に示すように、前記インジェクタアッセンブリ54を取付ける場合には、インジェクタアッセンブリ54を横置き状に支持した第1ブラケット56の上側の両取付脚57が第1ピース12の上段の両締結ボス63(詳しくはナット64)にその前方(図10において右方)からボルト67で締付けられるとともに、同ブラケット56の下側の両取付脚57が第1ピース12の下段の両締結ボス63(詳しくはナット64)にその下方からボルト67で締付けられる。このようにして、インテークマニホールド10にインジェクタアッセンブリ54が横置き状に取付けられる。
[取付形態2]
図12に示すように、前記インテークマニホールド10に対するインジェクタアッセンブリ54の取付けには第2ブラケット60が使用される。第2ブラケット60は、インジェクタアッセンブリ54を懸吊状に支持するもので、前側2本と後側1本の計3本の取付脚61を備えている(図13参照)。第2ブラケット60は、例えばプレス成形により形成された金属製である。なお第2ブラケット60は樹脂製でもよい。
また、インテークマニホールド10の第3ピース16の下側には、1個の締結ボス65が形成されている。締結ボス65には金属製のナット66が埋設されている。また、本実施例では、第2ブラケット60の取付けに、前記第1ブラケット56の取付けに使用した上下2段の計4個の締結ボス63のうちの下段の2個の締結ボス63を共通使用するようになっている。
図12に示すように、前記インジェクタアッセンブリ54を取付ける場合には、インジェクタアッセンブリ54を懸吊状に支持した第2ブラケット60の前側の両取付脚61が第1ピース12の下段の両締結ボス63(詳しくはナット64)にその下方からボルト67で締付けられるとともに、同ブラケット60の後側の取付脚61が第3ピース16の締結ボス65(詳しくはナット66)にその下方からボルト67で締付けられる。このようにして、インテークマニホールド10にインジェクタアッセンブリ54が懸吊状に取付けられる。なお、各ブラケット56,60に支持されるインジェクタアッセンブリ54は、共通のものでもよいし、専用のものでもよい。
また、図1に示すように、前記第1ピース12の上下2段の締結ボス63は、前記中央左側の分配管31と右端側の分配管31の外側面に形成されている(図4参照)。そして、下段の締結ボス63は、分配管31の分配管31における凸型の前下側の外側面に形成されている(図4参照)。このため、一般的な締結ボスでは張出部68(図4中、網目線参照)を含めて形成されるが、本実施例では張出部68を駄肉部として切除している。そして、各分配管31の外側面上に沿って形成されるリブ70を、締結ボス63の基部に交差させることによって締結ボス63を補強している(図1及び図4参照)。また、締結ボス63の径方向の肉厚は、サージタンク20、分配管31等の壁厚よりも厚く形成されている。
さらに、前記第1ピース12の前側には、前記バキュームパイプ47の左側半部を取り囲む半円筒状の防護片72が形成されている(図1参照)。防護片72と前記下段左側の締結ボス63との間に前記バキュームパイプ47が配置されている。これにより、防護片72と下段左側の締結ボス63とによって、バキュームパイプ47が外力から保護されている。
前記インテークマニホールド10(図1〜図4参照)において、エンジンに搭載される際には、スロットルボデー用取付フランジ23にスロットル装置(図示省略)が取付けられる。また、シリンダヘッド用取付フランジ33は、図示しないエンジンのシリンダヘッドの吸気側にボルト等により取付けられる。したがって、エンジンの運転時において、図示しないエアクリーナ、スロットルボデーを通ってきた吸入空気は、インテークマニホールド10の吸気入口24(図1参照)からサージタンク20のタンク室21(図4参照)に流入し、各分配通路37に分配された後、各吸気出口34からシリンダヘッドの各吸気ポートへ供給される。なお、EGR配管用取付フランジ40(図3参照)、パージパイプ43、ブレーキパイプ45及びバキュームパイプ47(図1参照)、PCVパイプ52(図2参照)には、それぞれ配管類が接続される。また、センサ取付台49(図1参照)には圧力センサ(図示省略)が取付けられる。また、インテークマニホールド10には、前記インジェクタアッセンブリ54が取付形態1(図10参照)又は取付形態2(図12参照)をもって取付けられる。
次に、前記インテークマニホールド10の要部の構成について説明する。なお、図6はインテークマニホールドの下流側端部を示す平面図、図7は図6のVII−VII線矢視断面図、図8は図7のVIII−VIII線矢視断面図、図9はインテークマニホールドの下流側端部をパイプ部材が省略された状態で示す平面図である。
図7及び図8に示すように、インテークマニホールド10には、各分配通路37毎にCNG用導入口74が設けられている。CNG用導入口74は、前記インジェクタアッセンブリ54(図10又は図12参照)の各CNG用インジェクタから噴射されたCNGを分配通路37に導入する。なお、CNG用導入口74は本明細書でいう「気体燃料用導入口」に相当する。また、インジェクタアッセンブリ54の各CNG用インジェクタには、図示しないCNGボンベ内のCNGがCNG供給通路を介して供給される。CNG供給通路には、CNGレギュレータ、電磁弁からなるCNG遮断弁等が設けられる。
図8に示すように、前記CNG用導入口74は、前記第1ピース12上に取付けられたパイプ部材76の管路77と、同第1ピース12に形成された連通口79とからなる。連通口79は、パイプ部材76の管路77と分配通路37とを連通している。パイプ部材76は、樹脂製で、縦管部81と横管部82とを有するエルボ管状に形成されている(図8参照)。縦管部81内には、楕円筒状の管路が形成されている。すなわち、図7には縦管部81内の管路の長径方向の断面が表されており、図8には縦管部81内の管路の短径方向の断面が表されている。また、横管部82内には、縦管部81内の管路の上端部において短径方向の一側面に連通する管路が形成されている(図8参照)。
なお、図6に示すように、左側(図6において下側)から1個目と2個目のパイプ部材76の横管部82は右方(図6において上方)へ指向されており、同じく3番目のパイプ部材76の横管部82は右後方(図6において右上方)へ指向されており、同じく4番目のパイプ部材76の横管部82は左後方(図6において右下方)へ指向されている。また、縦管部81内の管路の短径と横管部82内の管路の内径は同等であり、縦管部81の通路断面積が横管部82の通路断面積よりも大きくなっている。パイプ部材76の縦管部81の下端部は、前記第1ピース12上に振動溶着等の溶着により取付けられている。なお、第1ピース12は本明細書でいう「通路形成部材」に相当する。
図7に示すように、前記第1ピース12の連通口79の下半部には、前記CNG用導入口74の通路断面積を絞る絞り部84が設けられている。すなわち、絞り部84内は、前記パイプ部材76の縦管部81内の管路及び横管部82内の管路の通路断面積よりも小さい通路断面積で形成されている。例えば、絞り部84内は、縦管部81内の管路の通路断面積の約1/4程度、横管部82内の管路の通路断面積の約3/4程度の通路断面積で形成されている。また、連通口79の上半部には、絞り部84内から上方に向かって次第に拡開しかつ縦管部81の管路に連続する漏斗部86が形成されている。図9に示すように、漏斗部86の長径方向は、パイプ部材76の縦管部81の長径方向(横管部82と交差する方向)に対応している。また、絞り部84は、漏斗部86の後端部(図9において左端部)に配置されている。
図7に示すように、前記CNG用導入口74の下流端すなわち連通口79の絞り部84内は、前記分配通路37の下反りの湾曲状の下流側端部の外周側壁面(天側壁面)に開口されている。また、絞り部84内が開口されている分配通路37の下流側端部の外周側壁面は、エンジンに対する搭載状態における上半側の壁面に相当し、より詳しくは天側壁面に相当する。
前記各パイプ部材76の横管部82には、前記インジェクタアッセンブリ54の各CNG用インジェクタから噴射されたCNGを流すCNG配管(図示省略)が接続される。したがって、各CNG用インジェクタから噴射されたCNGは、CNG配管からCNG用導入口74を介して分配通路37の下流側端部に導入される。これにより、各分配通路37を流れる吸入空気とミキシングされながら各吸気出口34から、シリンダヘッドの各吸気ポートへ供給される。
前記インテークマニホールド10によると、4本の分配通路37の下流側端部を形成する第1ピース12に、CNGを各分配通路37に導入するCNG用導入口74を設けたものである(図7及び図8参照)。したがって、各分配通路37内にCNGを導入することができる。また、各分配通路37の下流側端部にCNGが導入されることにより、各分配通路37の下流側端部以外のところ(下流側端部よりも上流側部分)にCNGが導入される場合に比べて、CNGと吸入空気とのミキシング性を向上し、エンジンのレスポンスを良くすることができる。
また、CNG用導入口74が、第1ピース12に取付けられたパイプ部材76の管路77と、第1ピース12に形成されかつパイプ部材76の管路77と分配通路37とを連通する連通口79とからなるものである。したがって、CNG導入口をパイプ部材76の管路77と第1ピース12の連通口79との協働により構成することができる。これにより、CNG用導入口74に係る設計の自由度を向上することができる。
また、第1ピース12の連通口79に、CNG用導入口74の通路断面積を絞る絞り部84を設けたものである(図7参照)。したがって、第1ピース12の連通口79に設けた絞り部84により、CNG用導入口74を流れるCNGの流速を高め、CNGと吸入空気とのミキシング性を向上することができる。CNG用導入口74の絞り部84よりも上流側においては、CNGの流速が低く、CNGの圧力損失を低減することができる。
また、樹脂製の第1ピース12にパイプ部材76を溶着により取付ける構成としたものである(図7及び図8参照)。したがって、第1ピース12にパイプ部材76を容易に一体化することができる。
また、分配通路37の下流側端部が湾曲状に形成され、分配通路37の下流側端部の外周側壁面(詳しくは天側壁面)にCNG用導入口74の下流端が開口されている(図7参照)。したがって、分配通路37の湾曲状の下流側端部を流れる吸入空気の内周側の流速よりも外周側の流速が高くなり、その吸入空気の流速の高い方からCNGが導入されるため、CNGと吸入空気とのミキシング性を向上することができる。
また、エンジンに対する搭載状態における分配通路37の下流側端部の上半側の壁面にCNG用導入口74の下流端が開口されている(図7参照)。したがって、分配通路37の下流側端部の壁面に付着する水等の付着物によるCNG用導入口74の詰まりを防止することができる。なお、CNG用導入口74の下流端は、分配通路37の下流側端部の天側壁面に限らず、分配通路37の側壁面の上半部にも開口することができる。
[実施例2]
本発明の実施例2を説明する。本実施例は、前記実施例1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。また、以降の実施例についても、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。なお、図14はインテークマニホールドの下流側端部を示す側断面図である。
図14に示すように、本実施例は、CNG用導入口(符号、90を付す)を真鍮等の金属製のパイプ部材92の管路90(CNG用導入口と同一符号を付す)により形成したものである。パイプ部材92は、第1ピース12の取付孔94内に超音波振動を利用して圧入されている。この場合も、第1ピース12の取付孔94の内周面が超音波振動により溶融してパイプ部材92が取付けられるため、第1ピース12にパイプ部材92を溶着により取付ける構成と考えることができる。また、パイプ部材92はエルボ管状に形成されている。また、第1ピース12の取付孔94に対するパイプ部材92の圧入部の上端部には、両者間をシールするOリング96が装着されている。
本実施例のインテークマニホールド10によると、CNG用導入口90が、第1ピース12に取付けられたパイプ部材92の管路90により形成されている。したがって、第1ピース12にパイプ部材92を取付けることによって、CNG用導入口90を容易に形成することができる。なお、パイプ部材92は、金属製に限らず、樹脂製でもよい。また、パイプ部材92は、第1ピース12に対して、溶着の他、第1ピース12に埋設された金属製のナットにねじ付けることにより取付ける構成としてもよいし、第1ピース12に接着により取付ける構成としてもよい。
[実施例3]
本発明の実施例3を説明する。なお、図15はインテークマニホールドの下流側端部を示す側断面図である。
本実施例は、CNG用導入口(符号、98を付す)を形成する管状部100を第1ピース12に一体成形したものである。したがって、第1ピース12に別部材を設けることなく、CNG用導入口98を形成することができる。
[実施例4]
本発明の実施例4を説明する。なお、図16はインテークマニホールドの下流側端部を示す側断面図である。
本実施例は、CNG用導入口(符号、102を付す)を形成する管状部104を、第2ピース14の吸気出口34の上壁部に一体成形したものである。なお、第2ピース14は本明細書でいう「通路形成部材」に相当する。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明のインテークマニホールド10は、CNGに代えてLPG等の気体燃料を使用することもできる。また、本発明のインテークマニホールド10は、エンジンの気筒数に関係なく適用することができる。また、パイプ部材76,92は、エルボ管状に限らず、直管状のものでもよい。また、樹脂製の部材同士の溶着は、振動溶着に限らず、熱板溶着、超音波溶着、あるいは、接着等に代えることもできる。
10…インテークマニホールド
12…第1ピース(通路形成部材)
14…第2ピース(通路形成部材)
37…分配通路
74…CNG用導入口
76…パイプ部材
77…管路
79…連通口
84…絞り部
90…CNG用導入口(管路)
92…パイプ部材
98…CNG用導入口
100…管状部
102…CNG用導入口
104…管状部

Claims (3)

  1. 複数の分配通路を備え、
    前記各分配通路の下流側端部を形成する通路形成部材に、気体燃料を各分配通路に導入する気体燃料用導入口を設け、
    前記気体燃料用導入口が、前記通路形成部材に取付けられたパイプ部材の管路と、前記通路形成部材に形成されかつ前記パイプ部材の管路と前記分配通路とを連通する連通口とからなり、
    前記通路形成部材の連通口に、前記気体燃料用導入口の通路断面積を絞る絞り部を設け、
    前記分配通路の下流側端部が湾曲状に形成され、前記分配通路の下流側端部の外周側壁面に前記気体燃料用導入口の下流端が開口され
    前記分配通路の湾曲状の下流側端部がエンジンのシリンダヘッドの吸気ポートに接続される吸気出口と連通され、
    前記吸気出口がストレート状に延びている
    ことを特徴とするインテークマニホールド。
  2. 請求項1に記載のインテークマニホールドであって、
    前記通路形成部材を樹脂製とし、その通路形成部材に前記パイプ部材を溶着により取付ける構成としたことを特徴とするインテークマニホールド。
  3. 請求項1又は2に記載のインテークマニホールドであって、
    前記分配通路の下流側端部は、前記湾曲状の外周側壁面がエンジンに対する搭載状態における上半側の壁面となるように形成されていることを特徴とするインテークマニホールド。
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