JP2004036482A - バイフューエル内燃機関 - Google Patents
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Abstract
【目的】バイフューエル内燃機関において、吸気管の下側のデットスペースに気体燃料噴射弁を配置して内燃機関の全高を低くし、液体燃料噴射弁だけを備えた通常の内燃機関と同様に車両への搭載性を確保し、また、ブローバイガス中に含有したエンジンオイルが気体燃料噴射弁にかかるのを防止することにある。
【構成】シリンダ軸線を一側に傾斜させた機関本体と、この機関本体の傾斜上面側のシリンダヘッドから他側に指向して延びる吸気管と、この吸気管に取り付けられて液体燃料を噴射する液体燃料噴射弁と、吸気管に取り付けられて気体燃料を噴射する気体燃料噴射弁とを備え、液体燃料噴射弁を吸気管の上側でシリンダヘッドの近傍に配設するとともに、気体燃料噴射弁を吸気管の下側で液体燃料噴射弁の吸気上流側に配設している。
【選択図】 図1
【構成】シリンダ軸線を一側に傾斜させた機関本体と、この機関本体の傾斜上面側のシリンダヘッドから他側に指向して延びる吸気管と、この吸気管に取り付けられて液体燃料を噴射する液体燃料噴射弁と、吸気管に取り付けられて気体燃料を噴射する気体燃料噴射弁とを備え、液体燃料噴射弁を吸気管の上側でシリンダヘッドの近傍に配設するとともに、気体燃料噴射弁を吸気管の下側で液体燃料噴射弁の吸気上流側に配設している。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、バイフューエル内燃機関に係り、特に液体燃料と気体燃料との2種類の燃料を使用するバイフューエル内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の内燃機関としては、ガソリン等の液体燃料を使用する内燃機関や、天然ガス(CNG)等の気体燃料を使用する内燃機関や、あるいは、液体燃料と気体燃料との2種類の燃料を使用する、いわゆるバイフューエル内燃機関がある。気体燃料のみを燃料とする内燃機関を備えた車両は、低排出ガスである反面、燃料充填所(給油所)の数が少ないこと等の理由により、車両の行動範囲が制約を受ける。この問題を解決して気体燃料を使用する内燃機関を備えた車両を展開・普及させる方案として、液体燃料をも使用できるバイフューエル内燃機関が考案されている。
【0003】
このバイフューエル内燃機関においては、液体燃料と気体燃料とで全く異なる性質の燃料を、一つの内燃機関に選択的に供給するために、燃料供給システムを別々に構築し、夫々の燃料に対応する液体燃料噴射弁と気体燃料噴射弁との2種類を別々に備える必要がある。
【0004】
また、このバイフューエル内燃機関を搭載した車両を製作する上で、既存の液体燃料供給システムを使用した車両をベースに気体燃料供給システムを追加する構造とすることが、改造費・製作工数等を少なくする点で有利である。また、車両には、液体用燃料タンクの他に気体燃料貯蔵装置(タンク)を搭載する必要があるため、ベース車両としては、床下に内燃機関を搭載し、周辺部に余剰空間があるため商用車タイプを利用することが有利である。
【0005】
このような内燃機関としては、例えば、特開平11−294212号公報、特開2000−64908号公報、特開2001−50115号公報に開示されている。特開平11−294212号公報に記載のものは、バイフューエル内燃機関において、通常運転時に気体燃料を供給するとともに液体燃料の供給を停止し、残存ガス燃料量が下限しきい値よりも少なくなったときに、液体燃料を供給するとともに気体燃料の供給を停止するものである。特開2000−64908号公報に記載のものは、液体燃料の内燃機関をベースにして構成した気体燃料の内燃機関の吸気管において、燃料噴射弁による噴射部を頂部として、この頂部よりも上流側を下方に折り曲げ形成したものである。特開2001−50115号公報に記載のものは、気体燃料の内燃機関において、燃料噴射弁の燃料噴射面を燃料噴射出口と所定の距離を有して設置し、燃料噴射面と燃料噴射出口との間の燃焼室側に凸部を形成したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車体フロアの下に、シリンダ軸線を一側に傾斜させた機関本体であるシリンダブロックとシリンダヘッドとを搭載し、このシリンダヘッドの傾斜上面側に他側に指向して延びる吸気管である吸気マニホルドを取り付け、この吸気マニホルドの上側に従来の液体燃料噴射弁に加えて気体燃料噴射弁を設ける場合、吸気マニホルドの上側と車両フロアの間にスペースが少なく、気体燃料噴射弁を適正な傾斜で取り付けると、内燃機関の全高が高くなり、内燃機関の大型化を招き、車両への搭載性が悪化するという不都合があった。
【0007】
また、内燃機関の全高を優先して、気体燃料噴射弁の取付角度を水平近くまで傾斜させると、噴射された燃料が、吸気流れに乗らず、又は、逆行するという不都合があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述の不都合を除去するために、シリンダ軸線を一側に傾斜させた機関本体と、この機関本体の傾斜上面側のシリンダヘッドから他側に指向して延びる吸気管と、この吸気管に取り付けられて液体燃料を噴射する液体燃料噴射弁と、前記吸気管に取り付けられて気体燃料を噴射する気体燃料噴射弁とを備えたバイフューエル内燃機関において、前記液体燃料噴射弁を前記吸気管の上側で前記シリンダヘッドの近傍に配設するとともに、前記気体燃料噴射弁を前記吸気管の下側で前記液体燃料噴射弁の吸気上流側に配設したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明は、液体燃料噴射弁を吸気管の上側でシリンダヘッドの近傍に配設するとともに、気体燃料噴射弁を吸気管の下側で液体燃料噴射弁の吸気上流側に配設していることから、吸気管の下側のデットスペースに気体燃料噴射弁を配置して内燃機関の全高を低くし、内燃機関のコンパクト化を図り、液体燃料噴射弁だけを備えた通常の内燃機関と同様に車両への搭載性を確保することができ、また、ブローバイガス中に含有したエンジンオイルが気体燃料噴射弁にかかるのを防止することができる。
【0010】
【実施例】
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。図1〜7は、この発明の第1実施例を示すものである。図3、4において、2は車両(図示せず)に搭載される3気筒のバイフューエル内燃機関(以下、単に「内燃機関」という)、4は機関本体であるシリンダブロック、6はシリンダヘッド、8はクランクロアケース、10はシリンダヘッドカバー、12はタイミングチェーンカバー、14はオイルパンである。内燃機関2は、車体フロア(図示せず)の下方で搭載され、量産されている液体燃料の内燃機関に気体燃料の燃料供給装置等の部品を付属して構成されるものであり、また、車両単価を低く抑える理由から、液体燃料の燃料供給システムが量産車のシステムから変更されないものである。内燃機関2のシリンダブロック4は、シリンダ軸線2Cが一側である車両左方向に水平線Hに対して所定角度θ1で傾斜して配置されている。
【0011】
シリンダブロック4とクランクロアケース8とには、クランクプーリ(図示せず)を取り付けたクランク軸16が軸支して設けられている。また、このクランク軸16には、タイミングチェーンカバー12内でオイルポンプ18が取り付けられている。
【0012】
シリンダブロック4の傾斜下面側には、ウォータポンプ20が取り付けられている。このウォータポンプ20のウォータポンプ軸22には、ウォータポンププーリ24が取り付けられている。クランクロアケース8の傾斜下面側には、オイルフィルタ26が取り付けられている。一方、シリンダブロック4の傾斜上面側には、オルタネータ28が取り付けられている。このオルタネータ28のオルタネータ軸30には、オルタネータプーリ32が取り付けられている。クランクプーリとウォータポンププーリ24とオルタネータプーリ32とには、ベルト34が巻き掛けて設けられている。更に、シリンダブロック4の傾斜上面側には、ベルト34の張力を調整するベルトテンショナ36が取り付けられている。また、シリンダヘッド6の傾斜下面側には、排気装置38が取り付けられている。
【0013】
シリンダヘッド6の傾斜上面側には、吸気管である吸気マニホルド40の吸気側取付フランジ(図示せず)が取り付けられている。この吸気マニホルド40は、傾斜上面側でシリンダヘッド6から他側である車両右方向に指向して延設し、上流側にサージタンク42を備えている。このサージタンク42の上流側には、スロットルボディ44が取り付けられている。
【0014】
吸気マニホルド40は、車両右方向に指向して延びて各気筒に対応した第1〜3吸気分岐管46−1〜46−3を有している。この第1〜3吸気分岐管46−1〜46−3は、図3に示す如く、シリンダヘッド6側の吸気側取付フランジの部位で、各気筒の第1〜3シリンダピッチ線G1〜G3上に配置されている。
【0015】
また、内燃機関2には、液体燃料噴射装置48が設けられている。この液体燃料噴射装置48において、吸気マニホルド40には、シリンダヘッド6の近傍で、且つ、第1〜3シリンダピッチ線G1〜G3上で、各気筒に対応した第1〜3液体燃料噴射弁50−1〜50−3が取り付けられている。この第1〜3液体燃料噴射弁50−1〜50−3は、第1〜3取付ピッチ中心O1〜O3が第1〜3シリンダピッチ線G1〜G3上に配置され、各取付ピッチAで設定されている。つまり、第1液体燃料噴射弁50−1の第1取付ピッチ中心O1と第2液体燃料噴射弁50−2の第2取付ピッチ中心O2とが取付ピッチAで離れており、第2液体燃料噴射弁50−2の第2取付ピッチ中心O2と第3液体燃料噴射弁50−3の第3取付ピッチ中心O3とが取付ピッチAで離れて配置されている。
【0016】
液体燃料噴射弁50は、図1に示す如く、吸気マニホルド40のシリンダヘッド6の近傍の端部位の上側で、上側燃料噴射弁取付部52の上側燃料噴射弁取付孔54に上方から取り付けられている。つまり、この液体燃料噴射弁50は、内燃機関2の始動性、排出ガスの安定化の狙いから、シリンダヘッド6の近傍で、つまり、吸気バルブ(図示せず)の傘部近傍に配置されるものである。この液体燃料噴射弁50の頂部50Bには、シリンダヘッド6の長手方向に配置した液体燃料デリバリパイプ56が接続して設けられている。この液体燃料デリバリパイプ56は、液体燃料パイプ取付具56Aを介して吸気分岐管46の液体燃料パイプ固定部58に固設されている。
【0017】
吸気マニホルド40の第1〜3吸気分岐管46−1〜46−3のサージタンク42側の部位においては、図3に示す如く、クランク軸方向Xの一側である車両後方側の第3吸気分岐管46−3が略直線状に形成されているが、第1、2吸気分岐管46−1、46−2がシリンダヘッド6から車両右方向に離れるに連れて第3吸気分岐管46−3側で一側の車両後方側に湾曲形成され、第3吸気分岐管46−3に近接して配置されている。
【0018】
この第1〜3吸気分岐管46−1〜46−3のサージタンク42側の部位には、下側に、気体燃料噴射装置60の第1〜3気体燃料噴射弁62−1〜62−3が取り付けられる。従って、この第1〜3気体燃料噴射弁62−1〜62−3は、第1〜3液体燃料噴射弁50−1〜50−3の吸気上流側で、量産されている液体燃料の内燃機関に変更を加えないように、スロットルボディ44側に配設され、また、内燃機関2が傾斜して搭載されることから、吸気マニホルド40とシリンダブロック4との間に配設され、更に、スロットルボディ44の近傍に配置されることで、吸気分岐管46が集合部から気筒数分に分割される箇所に配置されることによって第1〜3シリンダピッチ線G1〜G3上には配置されないものである。気体燃料噴射装置60は、天然ガス(CNG)等の気体燃料を内燃機関2に供給するものである。吸気分岐管46の下側でも、気体燃料の場合には、燃料の壁面付着が生じないものである。つまり、気体燃料噴射弁62が吸気マニホルド40とシリンダブロック4とオイルパン14の取付面との間の三角形状の空間部Sに配置されることにより、エンジン振動の中心軸(クランクシャフトセンタQ)に近い位置となり、このことは、エンジン振動による振れ幅が小さい位置に燃料ホース(図示せず)を設置することとなる。燃料ホースで振動する内燃機関2側の部品と固定された車体側部品(レギュレータ)とを繋ぐ上で、内燃機関2の振動幅が小さく抑えられることで、燃料ホースに加わる応力を小さく抑えることができ、結合部分や各ホースの締付部からの燃料の漏れを防止することができるものである。
【0019】
この第1〜3気体燃料噴射弁62−1〜62−3の第1〜3取付ピッチ中心P1〜P3は、第1〜3液体燃料噴射弁50−1〜50−3の第1〜3取付ピッチ中心O1〜O3に対して、クランク軸方向Xで一側の車両後方側へオフセットして配置されている。また、第1〜3気体燃料噴射弁62−1〜62−3の各取付ピッチB、Cは、第1〜3液体燃料噴射弁50−1〜50−3の取付ピッチAよりも小さく設定されている。つまり、第2気体燃料噴射弁62−2の第2取付ピッチ中心P2と第3気体燃料噴射弁62−3の第3取付ピッチ中心P3とが取付ピッチAよりも小さな取付ピッチBで離れており(A>B)、第2気体燃料噴射弁62−2の第2取付ピッチ中心P2と第1気体燃料噴射弁62−1の第1取付ピッチ中心P1とが取付ピッチAよりも小さく且つ取付ピッチBよりも小さな取付ピッチCで離れて配置されている(A>B、B>C、A>C)。よって、気体燃料噴射弁62をシリンダピッチ線G上に配置しないことで、後述する気体燃料デリバリパイプ72の全長を短くすることが可能となり、レイアウトの自由度を高くすることができるものである。
【0020】
この気体燃料噴射弁62の吸気分岐管46への取り付けにあって、図1、2に示す如く、吸気分岐管46の下側の断面三角形状の下側燃料噴射弁取付部64には、気体燃料噴射弁62が吸気下流側を指向するように、垂直線Vに対して所定角度θ2(例えば25度)で傾斜する下側燃料噴射弁取付孔66が穿設される。よって、吸気分岐管46には、気体燃料噴射弁62が下方から燃料噴射弁取付孔66に挿入して取り付けられると、気体燃料噴射弁62の弁軸心62Cが垂直線Vに対して所定角度θ2(例えば25度)で吸気下流側である内燃機関2側に指向して配置される。これは、気体燃料噴射弁62を内燃機関2側に向けて配置することで、気体燃料噴射弁62から噴射される燃料が吸気分岐管46内の吸入空気の流れと逆行させないようにするためである。下側燃料噴射弁取付孔66は、外面側の大径孔66Aと吸気分岐管46側の小径部66Bとで段差面66Cを有して形成されている。
【0021】
この気体燃料噴射弁62の噴射部62Aには、吸気分岐管46の下側の内壁面46Aから突出するスペーサ68が装着される。このスペーサ68は、図5〜7に示す如く、下側燃料噴射弁取付孔66の大径孔66Aに挿入されて段差面66Cに接するフランジ部68Aと小径部66Bに挿入される筒部68Bとからなり、気体燃料噴射弁62を垂直線Vに対して所定角度θ2(25度)で傾けた場合に、気体燃料噴射弁62の先端に断面三角形状の空間部Mが形成されることから、この空間部Mにエンジンオイルが溜まるのを防止、つまり、気体燃料噴射弁62の先端部分にエンジンオイルが溜まらないようにするものである。このスペーサ68は、図2に示す如く、筒部68Bの先端側が吸気分岐管46の中心線46Cと略平行になるように、つまり、図5〜7に示す如く、筒部68Bの軸方向の最大長さTに形成された一端側に対して他端側に向かって所定角度θ3(例えば25度)で切断加工した斜めの開口端面68Eを有している。また、このスペーサ68は、この開口端面68Eが吸気分岐管46の内壁面46Aよりも突出長さD(例えば1mm)だけ中心線46Cに突出し且つ吸気分岐管46の中心線46Cと略平行に配設される。このスペーサ68の突出長さD(例えば1mm)は、吸気分岐管46の下側の内壁面46Aを伝わって流れるエンジンオイルが三角形状の空間部Mに溜まるのを防止するものである。よって、スペーサ68においては、開口端面68Eが突出端面となるものである。
【0022】
このスペーサ68の気体燃料噴射弁62側の開口端面68Eには、大径部66A内で、スペーサ68と気体燃料噴射弁62と下側燃料噴射弁取付孔66との三方をシールするシール部材70が設けられる。このシール部材70は、吸気分岐管46側にスペーサ68を設置することで、このスペーサ68のためにシールする部品を追加する必要をなくし、部品点数を低減させる。このシール部材68は、クッションとしての機能も有し、気体燃料噴射弁62の組付時に、スペーサ68の方向性を確認して設置した後で、気体燃料噴射弁62によって吸気分岐管46側に押し付けられることで、スペーサ68が回転するのを防止するものである。これにより、スペーサ68が大径部66A内に挿入されて、180度回転した場合に、吸気分岐管46内に突出した位置となり、吸気分岐管46内で絞りとなって性能が低下するおそれを防止するとともに、スペーサ68を押し付けて位置決めをすることで、ノックピン等の追加部品・加工を不要とし、また、製作の困難な左右非対称の部品により位置決めをすることなく、よって、スペーサ68を円筒形状の部品として形成し、製作を容易とし、廉価とすることが可能となる。
【0023】
また、気体燃料噴射弁62の頂部62Bには、気体燃料用デリバリパイプ72が接続して設けられる。この気体燃料デリバリパイプ72は、各気体燃料噴射弁62の間を連絡して配置され、気体燃料パイプ取付具72Aを介し、締付カラー74及びこの締付カラー74のボルト挿通孔74Aに挿通されて下側燃料噴射弁取付部64のボルトねじ穴76に螺着されるパイプ固定ボルト78により、吸気分岐管46の下側燃料噴射弁取付部64に固定される。
【0024】
また、図1に示す如く、クランクシャフトセンタQに対して、液体燃料噴射弁50の頂部50Bが距離L1で離間しているとともに、気体燃料噴射弁62の頂部62Bが距離L1よりも小さな距離L2で離間して配置されている。
【0025】
更に、サージタンク42の上側には、吸気分岐管46の上側の上方でシリンダヘッド6側の側面に、ブローバイガスホース接続パイプ80が取り付けられている。
【0026】
また、図1に示す如く、吸気マニホルド40のサージタンク42側の部位は、下側がスティフナ82によってシリンダブロック4に支持して設けられている。また、吸気マニホルド40のシリンダヘッド6側の部位には、冷却水ホース84が連結して設けられている。
【0027】
次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0028】
内燃機関2には、吸気がスロットルボディ44から吸気マニホルド40を経てに供給される。このとき、内燃機関2を液体燃料で使用する場合には、液体燃料噴射弁50から液体燃料を上方から吸気バルブの傘部側に噴射させる。一方、内燃機関2を気体燃料で使用する場合には、気体燃料噴射弁62から気体燃料を吸気分岐管46の途中に下方から噴射させる。また、サージタンク42にはエンジンオイルを含有したブローバイガスが流入され、このブローバイガスはブローバイガスホース接続パイプ80からサージタンク42を経て吸気と共に内燃機関2に供給される。
【0029】
ところで、この第1実施例においては、液体燃料噴射弁50を吸気マニホルド40の上側でシリンダヘッド6の近傍に配設するとともに、気体燃料噴射弁62を吸気マニホルド40の下側で液体燃料噴射弁50の吸気上流側に配設したことにより、吸気マニホルド40の下側で吸気マニホルド40とシリンダブロック4間のデットスペースである空間部Sに気体燃料噴射弁62を配置して内燃機関2の全高を低くし、内燃機関2のコンパクト化を図り、液体燃料噴射弁50だけを備えた通常の内燃機関と同様に車両への搭載性を確保することができ、また、液体燃料噴射弁50がシリンダヘッド6近傍で吸気バルブ側に配設されるので、燃料の壁面付着が生ずるおそれをなくすることができる。
【0030】
また、吸気マニホルド40には気体燃料噴射弁62が吸気下流側を指向するように傾斜する下側燃料噴射弁取付孔66を穿設するとともに、気体燃料噴射弁62の噴射部62Aには吸気分岐管46の内壁面46Aに突出するスペーサ68を装着し、このスペーサ68の突出端面である開口端面68Aを吸気分岐管46の中心線46Cと略平行に形成したことにより、気体燃料噴射弁62の先端部に吸気分岐管46の内壁面46Aに突出するスペーサ68を挿入し、ブローバイガスに含有したエンジンオイルが気体燃料噴射弁62の先端部に溜まるのを防止するとともに、浸入したエンジンオイルを吸気流れによって吸い出して、気体燃料噴射弁62の汚れを防止することができ、また、スペーサ68の先端を斜めに加工することで、吸気分岐管46の内壁面46Aへの突出量を最小限に抑えて、気体燃料噴射弁62が無い場合の吸気マニホルド40形状との差を少なくし、吸気抵抗を小さく抑えることができるとともに、コンパクト化を図ることができる。
【0031】
更に、スペーサ68の気体燃料噴射弁62側の端面には、スペーサ68と気体燃料噴射弁62と下側燃料噴射弁取付孔66との三方をシールするシール部材70を設けたことにより、複数の部品を一つのシール材でシールすることから、シールする部品の点数を削減し、組付作業性を向上し、しかも、シール性能を向上することができる。
【0032】
また、各気体燃料噴射弁62の取付ピッチB、Cは、液体燃料噴射弁50の各取付ピッチAよりも小さく設定されたことにより、気体燃料噴射弁62では、燃料の壁面付着を考慮しなくてもよいため、気体燃料噴射弁62の取付ピッチB、Cを液体燃料噴射弁50の各取付ピッチAよりも小さくし、液体燃料噴射弁50の取付部位の吸気マニホルド40の幅寸法を削減するとともに、各液体燃料噴射弁50の間を連絡する気体燃料用デリバリパイプ72の全長を短縮してコンパクトにすることができる。
【0033】
更に、気体燃料噴射弁62の取付ピッチ中心Pは、液体燃料噴射弁50の取付ピッチ中心Oに対してクランク軸方向Xで一側の車両後方側へオフセットして配置されたことにより、つまり、気体燃料噴射弁62の取付ピッチ中心Pは、液体燃料噴射弁50の取付ピッチ中心Oに対してクランク軸方向Xで一側の車両後方側へオフセットして配置することで、空間部分が創出され、この空間部分に補機を取り付けることが可能となり、小型化を図ることができる。
【0034】
図8は、この発明の特別構成であり、第2実施例を示すものである。
【0035】
この第2実施例においては、上述の第1実施例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明する。
【0036】
この第2実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、吸気分岐管46には、液体燃料噴射弁50を上側で中心線46Cに向かって取り付けるとともに、気体燃料噴射弁62を、下側であるが少しずらして内燃機関2側にかって傾斜し、且つ、中心線46Cに向かわないようにして内壁面46A側に指向して取り付けた。
【0037】
この第2実施例の構成によれば、気体燃料噴射弁62からの気体燃料が吸気分岐管46の内壁面46A側で且つ内燃機関2側に噴出されることから(波線で示す)、中心部位の吸気流れを妨げることがないとともに、気体燃料に渦流を生じさせ、気体燃料を内燃機関2に良好な状態で供給することが可能となる。
【0038】
【発明の効果】
以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれば、液体燃料噴射弁を吸気管の上側でシリンダヘッドの近傍に配設するとともに、気体燃料噴射弁を吸気管の下側で液体燃料噴射弁の吸気上流側に配設したことにより、吸気管の下側のデットスペースに気体燃料噴射弁を配置して内燃機関の全高を低くし、内燃機関のコンパクト化を図り、液体燃料噴射弁だけを備えた通常の内燃機関と同様に車両への搭載性を確保することができ、また、ブローバイガス中に含有したエンジンオイルが気体燃料噴射弁にかかるのを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例において図3の矢印Iによる内燃機関の吸気系の概略断面図ある。
【図2】図1の気体燃料噴射弁の取付部位の拡大断面図である。
【図3】第1実施例における内燃機関の平面図である。
【図4】図3の内燃機関の正面図である。
【図5】第1実施例において図6の矢印V−V線によるスペーサの断面図である。
【図6】図5の矢印VIによるスペーサの側面図である。
【図7】図5の矢印VIIによるスペーサの底面図である。
【図8】第2実施例において液体燃料噴射弁と気体燃料噴射弁とを取り付けた吸気分岐管の概略断面図である。
【符号の説明】
2 内燃機関
4 シリンダブロック
6 シリンダヘッド
40 吸気マニホルド
42 サージタンク
44 スロットルボディ
46 吸気分岐管
48 液体燃料噴射装置
50 液体燃料噴射弁
60 気体燃料噴射装置
62 気体燃料噴射弁
66 気体燃料噴射弁取付孔
68 スペーサ
70 シール材
【発明の属する技術分野】
この発明は、バイフューエル内燃機関に係り、特に液体燃料と気体燃料との2種類の燃料を使用するバイフューエル内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の内燃機関としては、ガソリン等の液体燃料を使用する内燃機関や、天然ガス(CNG)等の気体燃料を使用する内燃機関や、あるいは、液体燃料と気体燃料との2種類の燃料を使用する、いわゆるバイフューエル内燃機関がある。気体燃料のみを燃料とする内燃機関を備えた車両は、低排出ガスである反面、燃料充填所(給油所)の数が少ないこと等の理由により、車両の行動範囲が制約を受ける。この問題を解決して気体燃料を使用する内燃機関を備えた車両を展開・普及させる方案として、液体燃料をも使用できるバイフューエル内燃機関が考案されている。
【0003】
このバイフューエル内燃機関においては、液体燃料と気体燃料とで全く異なる性質の燃料を、一つの内燃機関に選択的に供給するために、燃料供給システムを別々に構築し、夫々の燃料に対応する液体燃料噴射弁と気体燃料噴射弁との2種類を別々に備える必要がある。
【0004】
また、このバイフューエル内燃機関を搭載した車両を製作する上で、既存の液体燃料供給システムを使用した車両をベースに気体燃料供給システムを追加する構造とすることが、改造費・製作工数等を少なくする点で有利である。また、車両には、液体用燃料タンクの他に気体燃料貯蔵装置(タンク)を搭載する必要があるため、ベース車両としては、床下に内燃機関を搭載し、周辺部に余剰空間があるため商用車タイプを利用することが有利である。
【0005】
このような内燃機関としては、例えば、特開平11−294212号公報、特開2000−64908号公報、特開2001−50115号公報に開示されている。特開平11−294212号公報に記載のものは、バイフューエル内燃機関において、通常運転時に気体燃料を供給するとともに液体燃料の供給を停止し、残存ガス燃料量が下限しきい値よりも少なくなったときに、液体燃料を供給するとともに気体燃料の供給を停止するものである。特開2000−64908号公報に記載のものは、液体燃料の内燃機関をベースにして構成した気体燃料の内燃機関の吸気管において、燃料噴射弁による噴射部を頂部として、この頂部よりも上流側を下方に折り曲げ形成したものである。特開2001−50115号公報に記載のものは、気体燃料の内燃機関において、燃料噴射弁の燃料噴射面を燃料噴射出口と所定の距離を有して設置し、燃料噴射面と燃料噴射出口との間の燃焼室側に凸部を形成したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車体フロアの下に、シリンダ軸線を一側に傾斜させた機関本体であるシリンダブロックとシリンダヘッドとを搭載し、このシリンダヘッドの傾斜上面側に他側に指向して延びる吸気管である吸気マニホルドを取り付け、この吸気マニホルドの上側に従来の液体燃料噴射弁に加えて気体燃料噴射弁を設ける場合、吸気マニホルドの上側と車両フロアの間にスペースが少なく、気体燃料噴射弁を適正な傾斜で取り付けると、内燃機関の全高が高くなり、内燃機関の大型化を招き、車両への搭載性が悪化するという不都合があった。
【0007】
また、内燃機関の全高を優先して、気体燃料噴射弁の取付角度を水平近くまで傾斜させると、噴射された燃料が、吸気流れに乗らず、又は、逆行するという不都合があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述の不都合を除去するために、シリンダ軸線を一側に傾斜させた機関本体と、この機関本体の傾斜上面側のシリンダヘッドから他側に指向して延びる吸気管と、この吸気管に取り付けられて液体燃料を噴射する液体燃料噴射弁と、前記吸気管に取り付けられて気体燃料を噴射する気体燃料噴射弁とを備えたバイフューエル内燃機関において、前記液体燃料噴射弁を前記吸気管の上側で前記シリンダヘッドの近傍に配設するとともに、前記気体燃料噴射弁を前記吸気管の下側で前記液体燃料噴射弁の吸気上流側に配設したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明は、液体燃料噴射弁を吸気管の上側でシリンダヘッドの近傍に配設するとともに、気体燃料噴射弁を吸気管の下側で液体燃料噴射弁の吸気上流側に配設していることから、吸気管の下側のデットスペースに気体燃料噴射弁を配置して内燃機関の全高を低くし、内燃機関のコンパクト化を図り、液体燃料噴射弁だけを備えた通常の内燃機関と同様に車両への搭載性を確保することができ、また、ブローバイガス中に含有したエンジンオイルが気体燃料噴射弁にかかるのを防止することができる。
【0010】
【実施例】
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。図1〜7は、この発明の第1実施例を示すものである。図3、4において、2は車両(図示せず)に搭載される3気筒のバイフューエル内燃機関(以下、単に「内燃機関」という)、4は機関本体であるシリンダブロック、6はシリンダヘッド、8はクランクロアケース、10はシリンダヘッドカバー、12はタイミングチェーンカバー、14はオイルパンである。内燃機関2は、車体フロア(図示せず)の下方で搭載され、量産されている液体燃料の内燃機関に気体燃料の燃料供給装置等の部品を付属して構成されるものであり、また、車両単価を低く抑える理由から、液体燃料の燃料供給システムが量産車のシステムから変更されないものである。内燃機関2のシリンダブロック4は、シリンダ軸線2Cが一側である車両左方向に水平線Hに対して所定角度θ1で傾斜して配置されている。
【0011】
シリンダブロック4とクランクロアケース8とには、クランクプーリ(図示せず)を取り付けたクランク軸16が軸支して設けられている。また、このクランク軸16には、タイミングチェーンカバー12内でオイルポンプ18が取り付けられている。
【0012】
シリンダブロック4の傾斜下面側には、ウォータポンプ20が取り付けられている。このウォータポンプ20のウォータポンプ軸22には、ウォータポンププーリ24が取り付けられている。クランクロアケース8の傾斜下面側には、オイルフィルタ26が取り付けられている。一方、シリンダブロック4の傾斜上面側には、オルタネータ28が取り付けられている。このオルタネータ28のオルタネータ軸30には、オルタネータプーリ32が取り付けられている。クランクプーリとウォータポンププーリ24とオルタネータプーリ32とには、ベルト34が巻き掛けて設けられている。更に、シリンダブロック4の傾斜上面側には、ベルト34の張力を調整するベルトテンショナ36が取り付けられている。また、シリンダヘッド6の傾斜下面側には、排気装置38が取り付けられている。
【0013】
シリンダヘッド6の傾斜上面側には、吸気管である吸気マニホルド40の吸気側取付フランジ(図示せず)が取り付けられている。この吸気マニホルド40は、傾斜上面側でシリンダヘッド6から他側である車両右方向に指向して延設し、上流側にサージタンク42を備えている。このサージタンク42の上流側には、スロットルボディ44が取り付けられている。
【0014】
吸気マニホルド40は、車両右方向に指向して延びて各気筒に対応した第1〜3吸気分岐管46−1〜46−3を有している。この第1〜3吸気分岐管46−1〜46−3は、図3に示す如く、シリンダヘッド6側の吸気側取付フランジの部位で、各気筒の第1〜3シリンダピッチ線G1〜G3上に配置されている。
【0015】
また、内燃機関2には、液体燃料噴射装置48が設けられている。この液体燃料噴射装置48において、吸気マニホルド40には、シリンダヘッド6の近傍で、且つ、第1〜3シリンダピッチ線G1〜G3上で、各気筒に対応した第1〜3液体燃料噴射弁50−1〜50−3が取り付けられている。この第1〜3液体燃料噴射弁50−1〜50−3は、第1〜3取付ピッチ中心O1〜O3が第1〜3シリンダピッチ線G1〜G3上に配置され、各取付ピッチAで設定されている。つまり、第1液体燃料噴射弁50−1の第1取付ピッチ中心O1と第2液体燃料噴射弁50−2の第2取付ピッチ中心O2とが取付ピッチAで離れており、第2液体燃料噴射弁50−2の第2取付ピッチ中心O2と第3液体燃料噴射弁50−3の第3取付ピッチ中心O3とが取付ピッチAで離れて配置されている。
【0016】
液体燃料噴射弁50は、図1に示す如く、吸気マニホルド40のシリンダヘッド6の近傍の端部位の上側で、上側燃料噴射弁取付部52の上側燃料噴射弁取付孔54に上方から取り付けられている。つまり、この液体燃料噴射弁50は、内燃機関2の始動性、排出ガスの安定化の狙いから、シリンダヘッド6の近傍で、つまり、吸気バルブ(図示せず)の傘部近傍に配置されるものである。この液体燃料噴射弁50の頂部50Bには、シリンダヘッド6の長手方向に配置した液体燃料デリバリパイプ56が接続して設けられている。この液体燃料デリバリパイプ56は、液体燃料パイプ取付具56Aを介して吸気分岐管46の液体燃料パイプ固定部58に固設されている。
【0017】
吸気マニホルド40の第1〜3吸気分岐管46−1〜46−3のサージタンク42側の部位においては、図3に示す如く、クランク軸方向Xの一側である車両後方側の第3吸気分岐管46−3が略直線状に形成されているが、第1、2吸気分岐管46−1、46−2がシリンダヘッド6から車両右方向に離れるに連れて第3吸気分岐管46−3側で一側の車両後方側に湾曲形成され、第3吸気分岐管46−3に近接して配置されている。
【0018】
この第1〜3吸気分岐管46−1〜46−3のサージタンク42側の部位には、下側に、気体燃料噴射装置60の第1〜3気体燃料噴射弁62−1〜62−3が取り付けられる。従って、この第1〜3気体燃料噴射弁62−1〜62−3は、第1〜3液体燃料噴射弁50−1〜50−3の吸気上流側で、量産されている液体燃料の内燃機関に変更を加えないように、スロットルボディ44側に配設され、また、内燃機関2が傾斜して搭載されることから、吸気マニホルド40とシリンダブロック4との間に配設され、更に、スロットルボディ44の近傍に配置されることで、吸気分岐管46が集合部から気筒数分に分割される箇所に配置されることによって第1〜3シリンダピッチ線G1〜G3上には配置されないものである。気体燃料噴射装置60は、天然ガス(CNG)等の気体燃料を内燃機関2に供給するものである。吸気分岐管46の下側でも、気体燃料の場合には、燃料の壁面付着が生じないものである。つまり、気体燃料噴射弁62が吸気マニホルド40とシリンダブロック4とオイルパン14の取付面との間の三角形状の空間部Sに配置されることにより、エンジン振動の中心軸(クランクシャフトセンタQ)に近い位置となり、このことは、エンジン振動による振れ幅が小さい位置に燃料ホース(図示せず)を設置することとなる。燃料ホースで振動する内燃機関2側の部品と固定された車体側部品(レギュレータ)とを繋ぐ上で、内燃機関2の振動幅が小さく抑えられることで、燃料ホースに加わる応力を小さく抑えることができ、結合部分や各ホースの締付部からの燃料の漏れを防止することができるものである。
【0019】
この第1〜3気体燃料噴射弁62−1〜62−3の第1〜3取付ピッチ中心P1〜P3は、第1〜3液体燃料噴射弁50−1〜50−3の第1〜3取付ピッチ中心O1〜O3に対して、クランク軸方向Xで一側の車両後方側へオフセットして配置されている。また、第1〜3気体燃料噴射弁62−1〜62−3の各取付ピッチB、Cは、第1〜3液体燃料噴射弁50−1〜50−3の取付ピッチAよりも小さく設定されている。つまり、第2気体燃料噴射弁62−2の第2取付ピッチ中心P2と第3気体燃料噴射弁62−3の第3取付ピッチ中心P3とが取付ピッチAよりも小さな取付ピッチBで離れており(A>B)、第2気体燃料噴射弁62−2の第2取付ピッチ中心P2と第1気体燃料噴射弁62−1の第1取付ピッチ中心P1とが取付ピッチAよりも小さく且つ取付ピッチBよりも小さな取付ピッチCで離れて配置されている(A>B、B>C、A>C)。よって、気体燃料噴射弁62をシリンダピッチ線G上に配置しないことで、後述する気体燃料デリバリパイプ72の全長を短くすることが可能となり、レイアウトの自由度を高くすることができるものである。
【0020】
この気体燃料噴射弁62の吸気分岐管46への取り付けにあって、図1、2に示す如く、吸気分岐管46の下側の断面三角形状の下側燃料噴射弁取付部64には、気体燃料噴射弁62が吸気下流側を指向するように、垂直線Vに対して所定角度θ2(例えば25度)で傾斜する下側燃料噴射弁取付孔66が穿設される。よって、吸気分岐管46には、気体燃料噴射弁62が下方から燃料噴射弁取付孔66に挿入して取り付けられると、気体燃料噴射弁62の弁軸心62Cが垂直線Vに対して所定角度θ2(例えば25度)で吸気下流側である内燃機関2側に指向して配置される。これは、気体燃料噴射弁62を内燃機関2側に向けて配置することで、気体燃料噴射弁62から噴射される燃料が吸気分岐管46内の吸入空気の流れと逆行させないようにするためである。下側燃料噴射弁取付孔66は、外面側の大径孔66Aと吸気分岐管46側の小径部66Bとで段差面66Cを有して形成されている。
【0021】
この気体燃料噴射弁62の噴射部62Aには、吸気分岐管46の下側の内壁面46Aから突出するスペーサ68が装着される。このスペーサ68は、図5〜7に示す如く、下側燃料噴射弁取付孔66の大径孔66Aに挿入されて段差面66Cに接するフランジ部68Aと小径部66Bに挿入される筒部68Bとからなり、気体燃料噴射弁62を垂直線Vに対して所定角度θ2(25度)で傾けた場合に、気体燃料噴射弁62の先端に断面三角形状の空間部Mが形成されることから、この空間部Mにエンジンオイルが溜まるのを防止、つまり、気体燃料噴射弁62の先端部分にエンジンオイルが溜まらないようにするものである。このスペーサ68は、図2に示す如く、筒部68Bの先端側が吸気分岐管46の中心線46Cと略平行になるように、つまり、図5〜7に示す如く、筒部68Bの軸方向の最大長さTに形成された一端側に対して他端側に向かって所定角度θ3(例えば25度)で切断加工した斜めの開口端面68Eを有している。また、このスペーサ68は、この開口端面68Eが吸気分岐管46の内壁面46Aよりも突出長さD(例えば1mm)だけ中心線46Cに突出し且つ吸気分岐管46の中心線46Cと略平行に配設される。このスペーサ68の突出長さD(例えば1mm)は、吸気分岐管46の下側の内壁面46Aを伝わって流れるエンジンオイルが三角形状の空間部Mに溜まるのを防止するものである。よって、スペーサ68においては、開口端面68Eが突出端面となるものである。
【0022】
このスペーサ68の気体燃料噴射弁62側の開口端面68Eには、大径部66A内で、スペーサ68と気体燃料噴射弁62と下側燃料噴射弁取付孔66との三方をシールするシール部材70が設けられる。このシール部材70は、吸気分岐管46側にスペーサ68を設置することで、このスペーサ68のためにシールする部品を追加する必要をなくし、部品点数を低減させる。このシール部材68は、クッションとしての機能も有し、気体燃料噴射弁62の組付時に、スペーサ68の方向性を確認して設置した後で、気体燃料噴射弁62によって吸気分岐管46側に押し付けられることで、スペーサ68が回転するのを防止するものである。これにより、スペーサ68が大径部66A内に挿入されて、180度回転した場合に、吸気分岐管46内に突出した位置となり、吸気分岐管46内で絞りとなって性能が低下するおそれを防止するとともに、スペーサ68を押し付けて位置決めをすることで、ノックピン等の追加部品・加工を不要とし、また、製作の困難な左右非対称の部品により位置決めをすることなく、よって、スペーサ68を円筒形状の部品として形成し、製作を容易とし、廉価とすることが可能となる。
【0023】
また、気体燃料噴射弁62の頂部62Bには、気体燃料用デリバリパイプ72が接続して設けられる。この気体燃料デリバリパイプ72は、各気体燃料噴射弁62の間を連絡して配置され、気体燃料パイプ取付具72Aを介し、締付カラー74及びこの締付カラー74のボルト挿通孔74Aに挿通されて下側燃料噴射弁取付部64のボルトねじ穴76に螺着されるパイプ固定ボルト78により、吸気分岐管46の下側燃料噴射弁取付部64に固定される。
【0024】
また、図1に示す如く、クランクシャフトセンタQに対して、液体燃料噴射弁50の頂部50Bが距離L1で離間しているとともに、気体燃料噴射弁62の頂部62Bが距離L1よりも小さな距離L2で離間して配置されている。
【0025】
更に、サージタンク42の上側には、吸気分岐管46の上側の上方でシリンダヘッド6側の側面に、ブローバイガスホース接続パイプ80が取り付けられている。
【0026】
また、図1に示す如く、吸気マニホルド40のサージタンク42側の部位は、下側がスティフナ82によってシリンダブロック4に支持して設けられている。また、吸気マニホルド40のシリンダヘッド6側の部位には、冷却水ホース84が連結して設けられている。
【0027】
次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0028】
内燃機関2には、吸気がスロットルボディ44から吸気マニホルド40を経てに供給される。このとき、内燃機関2を液体燃料で使用する場合には、液体燃料噴射弁50から液体燃料を上方から吸気バルブの傘部側に噴射させる。一方、内燃機関2を気体燃料で使用する場合には、気体燃料噴射弁62から気体燃料を吸気分岐管46の途中に下方から噴射させる。また、サージタンク42にはエンジンオイルを含有したブローバイガスが流入され、このブローバイガスはブローバイガスホース接続パイプ80からサージタンク42を経て吸気と共に内燃機関2に供給される。
【0029】
ところで、この第1実施例においては、液体燃料噴射弁50を吸気マニホルド40の上側でシリンダヘッド6の近傍に配設するとともに、気体燃料噴射弁62を吸気マニホルド40の下側で液体燃料噴射弁50の吸気上流側に配設したことにより、吸気マニホルド40の下側で吸気マニホルド40とシリンダブロック4間のデットスペースである空間部Sに気体燃料噴射弁62を配置して内燃機関2の全高を低くし、内燃機関2のコンパクト化を図り、液体燃料噴射弁50だけを備えた通常の内燃機関と同様に車両への搭載性を確保することができ、また、液体燃料噴射弁50がシリンダヘッド6近傍で吸気バルブ側に配設されるので、燃料の壁面付着が生ずるおそれをなくすることができる。
【0030】
また、吸気マニホルド40には気体燃料噴射弁62が吸気下流側を指向するように傾斜する下側燃料噴射弁取付孔66を穿設するとともに、気体燃料噴射弁62の噴射部62Aには吸気分岐管46の内壁面46Aに突出するスペーサ68を装着し、このスペーサ68の突出端面である開口端面68Aを吸気分岐管46の中心線46Cと略平行に形成したことにより、気体燃料噴射弁62の先端部に吸気分岐管46の内壁面46Aに突出するスペーサ68を挿入し、ブローバイガスに含有したエンジンオイルが気体燃料噴射弁62の先端部に溜まるのを防止するとともに、浸入したエンジンオイルを吸気流れによって吸い出して、気体燃料噴射弁62の汚れを防止することができ、また、スペーサ68の先端を斜めに加工することで、吸気分岐管46の内壁面46Aへの突出量を最小限に抑えて、気体燃料噴射弁62が無い場合の吸気マニホルド40形状との差を少なくし、吸気抵抗を小さく抑えることができるとともに、コンパクト化を図ることができる。
【0031】
更に、スペーサ68の気体燃料噴射弁62側の端面には、スペーサ68と気体燃料噴射弁62と下側燃料噴射弁取付孔66との三方をシールするシール部材70を設けたことにより、複数の部品を一つのシール材でシールすることから、シールする部品の点数を削減し、組付作業性を向上し、しかも、シール性能を向上することができる。
【0032】
また、各気体燃料噴射弁62の取付ピッチB、Cは、液体燃料噴射弁50の各取付ピッチAよりも小さく設定されたことにより、気体燃料噴射弁62では、燃料の壁面付着を考慮しなくてもよいため、気体燃料噴射弁62の取付ピッチB、Cを液体燃料噴射弁50の各取付ピッチAよりも小さくし、液体燃料噴射弁50の取付部位の吸気マニホルド40の幅寸法を削減するとともに、各液体燃料噴射弁50の間を連絡する気体燃料用デリバリパイプ72の全長を短縮してコンパクトにすることができる。
【0033】
更に、気体燃料噴射弁62の取付ピッチ中心Pは、液体燃料噴射弁50の取付ピッチ中心Oに対してクランク軸方向Xで一側の車両後方側へオフセットして配置されたことにより、つまり、気体燃料噴射弁62の取付ピッチ中心Pは、液体燃料噴射弁50の取付ピッチ中心Oに対してクランク軸方向Xで一側の車両後方側へオフセットして配置することで、空間部分が創出され、この空間部分に補機を取り付けることが可能となり、小型化を図ることができる。
【0034】
図8は、この発明の特別構成であり、第2実施例を示すものである。
【0035】
この第2実施例においては、上述の第1実施例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明する。
【0036】
この第2実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、吸気分岐管46には、液体燃料噴射弁50を上側で中心線46Cに向かって取り付けるとともに、気体燃料噴射弁62を、下側であるが少しずらして内燃機関2側にかって傾斜し、且つ、中心線46Cに向かわないようにして内壁面46A側に指向して取り付けた。
【0037】
この第2実施例の構成によれば、気体燃料噴射弁62からの気体燃料が吸気分岐管46の内壁面46A側で且つ内燃機関2側に噴出されることから(波線で示す)、中心部位の吸気流れを妨げることがないとともに、気体燃料に渦流を生じさせ、気体燃料を内燃機関2に良好な状態で供給することが可能となる。
【0038】
【発明の効果】
以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれば、液体燃料噴射弁を吸気管の上側でシリンダヘッドの近傍に配設するとともに、気体燃料噴射弁を吸気管の下側で液体燃料噴射弁の吸気上流側に配設したことにより、吸気管の下側のデットスペースに気体燃料噴射弁を配置して内燃機関の全高を低くし、内燃機関のコンパクト化を図り、液体燃料噴射弁だけを備えた通常の内燃機関と同様に車両への搭載性を確保することができ、また、ブローバイガス中に含有したエンジンオイルが気体燃料噴射弁にかかるのを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例において図3の矢印Iによる内燃機関の吸気系の概略断面図ある。
【図2】図1の気体燃料噴射弁の取付部位の拡大断面図である。
【図3】第1実施例における内燃機関の平面図である。
【図4】図3の内燃機関の正面図である。
【図5】第1実施例において図6の矢印V−V線によるスペーサの断面図である。
【図6】図5の矢印VIによるスペーサの側面図である。
【図7】図5の矢印VIIによるスペーサの底面図である。
【図8】第2実施例において液体燃料噴射弁と気体燃料噴射弁とを取り付けた吸気分岐管の概略断面図である。
【符号の説明】
2 内燃機関
4 シリンダブロック
6 シリンダヘッド
40 吸気マニホルド
42 サージタンク
44 スロットルボディ
46 吸気分岐管
48 液体燃料噴射装置
50 液体燃料噴射弁
60 気体燃料噴射装置
62 気体燃料噴射弁
66 気体燃料噴射弁取付孔
68 スペーサ
70 シール材
Claims (5)
- シリンダ軸線を一側に傾斜させた機関本体と、この機関本体の傾斜上面側のシリンダヘッドから他側に指向して延びる吸気管と、この吸気管に取り付けられて液体燃料を噴射する液体燃料噴射弁と、前記吸気管に取り付けられて気体燃料を噴射する気体燃料噴射弁とを備えたバイフューエル内燃機関において、前記液体燃料噴射弁を前記吸気管の上側で前記シリンダヘッドの近傍に配設するとともに、前記気体燃料噴射弁を前記吸気管の下側で前記液体燃料噴射弁の吸気上流側に配設したことを特徴とするバイフューエル内燃機関。
- 前記吸気管には前記気体燃料噴射弁の弁軸心が吸気下流側に指向するように傾斜する燃料噴射弁取付孔を穿設するとともに、前記気体燃料噴射弁の噴射部には前記燃料噴射弁取付孔に挿入されて前記吸気管の内壁面から突出するスペーサを装着し、このスペーサの突出端面を前記吸気管の中心線と略平行に形成したことを特徴とする請求項1に記載のバイフューエル内燃機関。
- 前記スペーサの前記気体燃料噴射弁側の端面には、前記スペーサと前記気体燃料噴射弁と前記燃料噴射弁取付孔との三方をシールするシール部材を設けたことを特徴とする請求項2に記載のバイフューエル内燃機関。
- 前記気体燃料噴射弁の取付ピッチは、前記液体燃料噴射弁の取付ピッチよりも小さく設定されたことを特徴とする請求項1に記載のバイフューエル内燃機関。
- 前記気体燃料噴射弁の取付ピッチ中心は、前記液体燃料噴射弁の取付ピッチ中心に対して、クランク軸方向で一側へオフセットして配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項4に記載のバイフューエル内燃機関。
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