JP5379170B2 - 分析方法、分析装置、前記分析方法の実施に用いられるプログラム、このプログラムの記憶媒体および採取装置 - Google Patents

分析方法、分析装置、前記分析方法の実施に用いられるプログラム、このプログラムの記憶媒体および採取装置 Download PDF

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Description

本発明は、血液や尿などの所望の試料を分析するための分析方法、分析装置、分析方法の実施に用いられるプログラム、このプログラムの記憶媒体および採取装置に関する。
従来、血液や尿などの試料の分析を行なう分析装置の具体例として、分析処理内容が相違する第1および第2の分析部と、これら第1および第2の分析部に複数の試料容器を順次供給する搬送装置とを組み合わせたものがある(たとえば、特許文献1〜4を参照)。前記第1および第2の分析部としては、たとえば搬送装置によって搬送される複数の試料容器から吸引ノズルを利用して試料を採取し、かつこの採取された試料を所定の試薬と反応させて分析するようにしたものが用いられる。このような構成によれば、前記搬送装置を利用して複数の試料容器を前記第1および第2の分析部に順次搬送し、前記各試料容器に収容されている試料の分析処理を効率よく行なうことができる。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、改善すべき点があった。
すなわち、前記第1の分析部から第2の分析部に試料容器を受け渡すには、第2の分析部が試料容器を受け入れ可能な態勢にある必要がある。このため、第1の分析部における分析処理が終了したときであっても、第2の分析部が分析処理を終了しておらず、試料容器を受け入れ可能な態勢にない場合には、搬送装置の駆動を停止させた待機状態としておく必要がある。このような待機状態は、第2の分析部が第1の分析部よりも分析処理速度が遅い場合に頻繁に生じ易い。また、第2の分析部が吸引ノズルの洗浄を長時間行なうといった理由に基づいて分析処理を停止している場合においても、前記したような待機状態を生じる。
一方、前記第1および第2の分析部に設けられている各吸引ノズルの試料採取位置(試料容器から試料の採取が行なわれる位置)は、常に一定とされている。このため、前記従来技術においては、たとえば第2の分析部の分析処理の遅れ、あるいは停止に起因して、前記搬送装置の駆動が停止した待機状態となったときには、第1の分析部においても、次の新たな試料の採取やその分析処理を実行することが困難となる。これでは、分析処理効率が低くなる不具合を生じる。分析処理効率を高める観点からすれば、第1および第2の分析部がともに停止した時間が長く続くことは、できる限り抑制することが要望される。
前記不具合を抑制するための一手段としては、試料容器の搬送手段として複数の搬送装置を用い、かつ第1および第2の分析部の間に、多数の試料容器を貯留しておくためのストック領域を設ける手段が考えられる。このような手段によれば、第2の分析部への試料容器の供給が停止している場合であっても、第1の分析部から前記ストック領域に向けて試料容器を排出しつつ、第1の分析部には試料容器を新たに供給し、試料の分析処理を実行させることができる。ところが、このような手段によれば、第1および第2の分析部の間に、前記ストック領域を比較的大きな面積で設ける必要がある。したがって、搬送装置の大型化、ひいては分析装置全体の大型化を招く。加えて、搬送装置の構造が複雑となり、その製造コストも高価となる。
日本国特許第3616744号公報 日本国特開平7−92171号公報 日本国特許第3031242号公報 日本国特許第3031374号公報
本発明の目的は、前記したような不具合を適切に抑制または解消することが可能な分析方法、分析装置、前記分析方法の実施に用いられるプログラム、このプログラムの記憶媒体、および採取装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明においては、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供される分析方法は、複数の試料容器を所定の搬送経路で搬送する工程と、前記搬送経路を搬送される複数の試料容器から第1のノズルを利用して試料を採取し、かつこの採取された試料の分析処理を第1の分析部において実行させる工程と、前記第1のノズルよりも搬送経路下流側において、前記複数の試料容器から第2のノズルを利用して試料を採取し、かつこの採取された試料の分析処理を第2の分析部により実行させる工程と、を有している分析方法であって、前記複数の試料容器の搬送が停滞または停止した所定の待機状態となったときには、前記第1および第2のノズルの少なくとも一方の試料採取位置を変更し、かつこの位置変更したノズルを用いて前記複数の試料容器から試料を採取する工程を、さらに有していることを特徴としている。
本発明の第2の側面により提供される分析装置は、複数の試料容器を所定の搬送経路で搬送する搬送装置と、前記搬送される複数の試料容器から第1のノズルを利用して試料を採取し、かつこの採取された試料について所定の分析処理を実行可能な第1の分析部と、前記第1のノズルよりも搬送経路下流側において、前記複数の試料容器から第2のノズルを利用して試料を採取し、かつこの採取された試料について所定の分析処理を実行可能な第2の分析部と、を備えている、分析装置であって、前記複数の試料容器の搬送が停滞または停止した所定の待機状態となったときには、前記第1および第2のノズルの少なくとも一方の試料採取位置が変更され、かつこの位置変更されたノズルにより前記複数の試料容器から試料が採取されるように構成されていることを特徴としている。
好ましくは、前記第1および第2のノズルの双方は、試料採取位置が変更可能であり、前記第1の分析部における分析処理の停滞または停止に基づいて、前記所定の待機状態となったときには、前記第2のノズルの試料採取位置が変更されて前記複数の試料容器から試料が採取され、この試料の分析処理が前記第2の分析部により実行される一方、前記第2の分析部における分析処理の停滞または停止に基づいて、前記所定の待機状態となったときには、前記第1のノズルの試料採取位置が変更されて前記複数の試料容器から試料が採取され、この試料の分析処理が前記第1の分析部により実行される。
好ましくは、前記第1のノズルは、試料採取位置を前記試料容器搬送方向およびこれとは反対方向に変更可能であり、かつ前記所定の待機状態になったときには、前記第1のノズルの試料採取位置が前記試料容器搬送方向とは反対方向に変更する。
好ましくは、前記第2のノズルは、試料採取位置を前記試料容器搬送方向およびこれとは反対方向に変更可能であり、かつ前記所定の待機状態になったときには、前記第2のノズルの試料採取位置が前記試料容器搬送方向とは反対方向に変更する。
好ましくは、前記第2のノズルは、前記第1のノズルの試料採取位置よりも試料容器搬送方向上流領域まで試料採取位置を変更し、前記第1のノズルによって採取されていない試料をも採取することが可能である。
好ましくは、前記第1および第2のノズルは、前記試料容器搬送方向と交差する方向に試料採取位置を変更可能であり、前記搬送装置によって前記複数の試料容器が複数列で搬送される場合においても、前記複数の試料容器のそれぞれから試料を採取することが可能である。
好ましくは、前記第1および第2の分析部は、1つの筐体内に収容されて集約化されている。
好ましくは、前記第1および第2の分析部は、血液または尿の分析が可能である。
好ましくは、前記第1の分析部は、血糖値測定が可能であり、前記第2の分析部は、グリコヘモグロビン測定が可能である。
好ましくは、前記第1の分析部は、尿定性装置であり、前記第2の分析部は、尿沈渣装置である。
好ましくは、前記複数の試料容器は、1列または複数列に並ぶようにしてラックに保持された複数の採血管または採尿管である。
好ましくは、前記第1および第2の分析部の少なくとも一方は、供給されてくる複数の試料のうち、選択された一部の試料のみを分析するように構成されており、前記第1および第2の分析部は、分析対象となる試料の数が相違している。
好ましくは、前記第1および第2の分析部は、1試料当たりの分析所要時間が相違している。
好ましくは、前記第1の分析部は、前記第2の分析部よりも、分析対象となる試料の数が多く、かつ前記1試料当たりの分析所要時間が短い。
本発明の第3の側面により提供されるプログラムは、搬送装置によって搬送される複数の試料容器から第1のノズルを利用して試料を採取し、かつこの採取された試料について所定の分析処理を実行可能な第1の分析部と、前記第1のノズルよりも搬送経路下流側において、前記複数の試料容器から第2のノズルを利用して試料を採取し、かつこの採取された試料について所定の分析処理を実行可能な第2の分析部と、前記第1および第2の分析部の動作制御を行なうための制御手段と、を備えている分析装置の駆動に用いられるプログラムであって、前記複数の試料容器の搬送が停滞または停止した所定の待機状態となったときに、前記第1および第2のノズルの少なくとも一方の試料採取位置を変更し、かつこの位置変更したノズルを用いて前記複数の試料容器から試料を採取する工程、を前記制御手段の制御により実行させるためのデータを含んでいることを特徴としている。
好ましくは、本発明に係るプログラムは、前記第1の分析部における分析処理の停滞または停止に基づいて、前記所定の待機状態となったときには、前記第2のノズルの試料採取位置を変更して前記複数の試料容器から試料を採取し、この試料の分析処理を前記第2の分析部により実行する工程と、
前記第2の分析部における分析処理の停滞または停止に基づいて、前記所定の待機状態となったときには、前記第1のノズルの試料採取位置を変更して前記複数の試料容器から試料を採取し、この試料の分析処理を前記第1の分析部により実行する工程と、を前記制御手段の制御によって実行させるためのデータを含んでいる。
本発明の第4の側面により提供される記憶媒体は、本発明の第3の側面により提供されるプログラムが記憶されていることを特徴としている。
本発明の第5の側面により提供される採取装置は、複数の試料容器を所定の搬送経路で搬送する搬送部と、この搬送部により搬送される複数の試料容器から試料を採取して所定の部位に供給するための第1のノズルと、前記第1のノズルよりも搬送経路下流側において、前記複数の試料容器から試料を採取して所定の部位に供給するための第2のノズルと、を備えている採取装置であって、前記搬送部が前記複数の試料容器の搬送を停止または停滞した所定の待機状態となったときには、前記第1および第2のノズルの少なくとも一方の試料採取位置が変更され、かつこの位置変更したノズルによって前記複数の試料容器から試料が採取されるように構成されていることを特徴としている。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
本発明に係る分析装置の一例を示す外観斜視図である。 図1の平面図である。 図1および図2に示す分析装置を構成する分析部の概略説明図である。 図1に示す分析装置の第1および第2のノズルの動作態様を示す説明図である。 図1に示す分析装置が具備する制御部の動作処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る分析装置における第1および第2のノズルの他の動作態様を示す説明図である。 図6に示す第1および第2のノズルの動作態様を生じさせるための制御部の動作処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る分析装置における第1および第2のノズルの他の動作態様を示す説明図である。 本発明に係る分析装置における第1および第2のノズルの他の動作態様を示す説明図である。 本発明に係る分析装置における第1および第2のノズルの他の動作態様を示す説明図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図3は、本発明が適用された分析装置の一実施形態を示している。図1および図2に表われているように、本実施形態の分析装置Sは、1つの筐体1内に収容されて集約された第1および第2の分析部A1,A2と、複数の採血管30を搬送するための搬送装置2と、を備えている。採血管30は、本発明でいう試料容器の一例に相当する。採血管30に収容されている血液Bは、本発明でいう試料の一例に相当する。
分析装置Sは、血液Bを分析し、糖尿病であるか否かを判断するためのものである。第1および第2の分析部A1,A2は、採血管30から血液Bを吸引して採取可能な第1および第2のノズル4A,4Bを有している。第1の分析部A1は、第1のノズル4Aを利用して採取された血液B中のグルコース濃度(血糖値)を測定する。第2の分析部A2は、第2のノズル4Bを利用して採取された血液B中のヘモグロビンA1cなどのグリコヘモグロビン濃度を測定する。ただし、第1の分析部A1は、原則的には搬送装置2上に供給される全ての血液Bを分析対象とするのに対し、第2の分析部A2は、第1の分析部A1の分析処理において所定範囲の異常値が検出された血液Bのみを分析対象とする。したがって、第1の分析部A1よりも第2の分析部A2の方が、分析処理回数は少ない。1試料当たりの分析所要時間(第1および第2のノズル4A,4Bのいずれかを利用した血液Bの採取の開始時から、この血液Bの分析を終えた後に次の新たな血液Bの採取を開始することが可能な態勢に至るまでの時間)は、第1の分析部A1においては、たとえば18秒であるのに対し、第2の分析部A2においては、たとえば36秒である。したがって、第1の分析部A1の方が、第2の分析部A2よりも分析処理速度が高速である。
図3に示すように、第1のノズル4Aは、ノズル用移動装置5のアーム50に支持され、上下方向および水平方向に移動可能である。ただし、後述するように、この第1のノズル4Aは、搬送装置2上における試料採取位置を試料容器搬送方向N2およびその反対方向に変更することが可能である。ノズル用移動装置5は、往復シリンダあるいは循環駆動ベルトなどの駆動手段(いずれも図示略)を用いて構成されている。
第1の分析部A1の基本的な構成は、従来既知のグルコース濃度測定装置の構成と同様である。すなわち、第1の分析部A1は、第1のノズル4Aの上部にチューブ51を介して接続されたシリンジポンプ52a,52b、洗浄液槽53、洗浄用容器54、測定部60、および制御部61を備えている。シリンジポンプ52a,52bは、洗浄液槽53に貯留された洗浄液を、チューブ51を介して第1のノズル4A内に送り込む動作、および第1のノズル4A内に試料吸引用の負圧を生じさせる動作を行なう。洗浄用容器54は、第1のノズル4Aを洗浄するためのものである。洗浄用容器54内に第1のノズル4Aが進入した状態において、チューブ51を介して第1のノズル4A内に洗浄液が送り込まれることにより、第1のノズル4Aが洗浄される。洗浄用容器54内に供給された洗浄液は、空気ポンプ55および複数の開閉弁Vの切り換え動作により、中間ボトル56を経て廃液槽57に供給される。
測定部60は、第1のノズル4Aから血液Bの点着を受ける点着部(図示略)、この点着部に点着された血液Bのゴルコース濃度を測定するための機器(図示略)を備えている。グルコース濃度の測定手法としては、いわゆるグルコースセンサ法を用いることができる。このグルコースセンサ法は、たとえば日本国特開平10−293132号公報に示されており、グルコースオキシダーゼ(GOD)を用いた酵素電極を利用する方法である。制御部61は、マイクロコンピュータを用いて構成されており、測定部60で得られた測定データからグルコース濃度を算出する処理、および第1の分析部A1の各部の動作制御を実行する。ただし、この制御部61は、後述するように、第2の分析部A2および搬送装置2の動作も制御する。
採血管30には、バーコードなどの識別コード31が付されている。分析装置Sは、識別コード31を読み取るための読み取り部62を備えている。この読み取り部62によって読み取られた識別データは、制御部61に送信され、第1および第2の分析部A1,A2において血液Bの分析処理結果のデータと関連付けられる参照データとして用いられる。
第2の分析部A2は、その基本的な構成を従来既知のグリコヘモグロビン濃度測定装置と同様な構成とすることができる。グリコヘモグロビン濃度の測定手法としては、日本国特開2001−83165号公報に示されているようなラテックス免疫凝集法を用いることができる。第2の分析部A2は、第1の分析部A1とは分析処理項目が相違するものの、各部の基本的な構成は、図3に示した第1の分析部A1と同様にすることが可能であり、その説明は省略する。
図1に示すように、筐体1には、複数の操作スイッチ63や、データ表示用のディスプレイ64が設けられている。制御部61は、この制御部61に記憶されたプログラム、および複数の操作スイッチ63の操作にしたがって分析装置Sの各部の動作制御を実行する。このため、第2の分析部A2には、それ専用の制御部を設ける必要はない。ただし、これとは異なり、第2の分析部A2にそれ専用の制御部を設け、かつこの制御部に制御部61からの動作指令がなされることにより第2の分析部A2において前記指令に対応した動作が実行される構成とすることができる。
搬送装置2は、複数の採血管30を起立させた姿勢で保持するラック3を一定の経路で搬送する。複数の採血管30は、ラック3上に一定ピッチで1列に並べられる。搬送装置2は、筐体1の前面下部に連結されたフレーム20、このフレーム20の上面部20a上に位置する3組の循環駆動自在なベルト21a〜21c、および水平方向に移動自在な2つのプッシャ22a,22b(図2を参照)を備えている。この搬送装置2においては、符号n1で示す位置にラック3が投入されると、このラック3は、ベルト21aによって矢印N1方向に搬送された後に、搬送経路29上をプッシャ22aによって矢印N2方向に搬送される。搬送経路29上においては、ラック3が複数の採血管30の配列ピッチで間欠送りされる。ラック3が搬送経路29の終端に到達すると、このラック3は、ベルト21cによって矢印N3方向に搬送された後に、プッシャ22bによって矢印N4方向に搬送されてベルト21b上に供給される。このベルト21bが設けられている領域は、分析処理を終えた血液Bを収容したラック3のストック領域である。このストック領域に供給されたラック3は、ベルト21bによって矢印N5方向に搬送される。ただし、ストッパ23の存在により、ベルト21b上のラック3と、矢印N2方向に搬送されるラック3との衝突は回避される。前記ストック領域は、ベルト21a,21c間のスペースを有効に利用したものである。
第1および第2のノズル4A,4Bは、搬送経路29上において採血管30から血液Bを採取する。図4に示すように、第2のノズル4Bの試料採取位置は、たとえば位置P10であり、不変である。これに対し、第1のノズル4Aの試料採取位置は、ラック搬送方向N2およびこれとは反対方向に変更可能であり、位置P0〜P4のいずれにも変更することが可能である。第1のノズル4Aの試料採取位置の変更動作は、制御部61により制御され、第2の分析部A2の分析処理が停滞または停止することに起因して、搬送装置2の駆動が停止した所定の待機状態となった際に実行される。ただし、その詳細については後述する。
次に、分析装置Sを用いた分析方法の一例、ならびに制御部61の動作処理手順の一例について、図5に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、分析装置Sの始動を指示する旨のスイッチ操作がなされると(S1:YES)、制御部61は、搬送装置2の駆動を開始させる(S2)。このことにより、矢印n1に投入されたラック3を前記の矢印N1〜N5で示した経路で順次搬送することができる。既述したように、搬送経路29上においては、ラック3が採血管Bの配列ピッチで間欠搬送される。
ラック3が搬送経路29上を搬送される過程においては、まず採血管30の識別コード31が読み取り部62により読み取られる(S3:YES,S4)。次いで、採血管30が第1のノズル4Aの試料採取位置に到達すると、第1のノズル4Aによって血液Bが採取されてから、第1の分析部A1において血液Bの分析(グルコース濃度の測定)が行なわれ、その後は第1のノズル4Aの洗浄処理が行なわれる(S6,S7)。このような処理が完了すると(S8:YES)、制御部61は、第2の分析部A2が採血管30を受け入れ可能な態勢(第1の分析部A1側から第2の分析部A2に向けてラック3を搬送しても不具合を生じない態勢)にあるか否かを判断する(S9)。採血管30が受け入れ可能である場合(S9:YES)、後述するような搬送装置2の駆動停止(待機状態の設定)はなく、搬送経路29上においてはラック3の間欠搬送が継続して実行される。この場合におけるラック3の間欠搬送は、第1のノズル4Aの試料採取位置に採血管30が到達した時点から、前記した第1の分析部A1における処理が終了する時点までラック3の搬送が一時的に停止し、かつその後にラック3の搬送が開始されてラック3が所定ピッチだけ搬送されると、その時点でラック3の搬送が再度一時的に停止する動作を繰り返すものである。
第2のノズル4Bの試料採取位置P10に、採血管30が到達すると(S10)、制御部61は、この採血管30に収容された血液Bが第2の分析部A2の分析対象であるか否かを判断する(S11)。グルコース濃度の測定値が所定の正常な範囲内にある血液Bは、第2の分析部A2の分析対象にはならない。これ以外の血液Bについては、さらに精密な分析を行なう必要があるため、第2の分析部A2の分析対象となる。血液Bが分析対象であると判断された場合には、第2のノズル4Bによる血液Bの採取、その分析(グリコヘモグロビン濃度の測定)、および第2のノズル4Bの洗浄処理が行なわれる(S11:YES,S12,S13)。分析処理を終了する旨のスイッチ操作があったときには、搬送装置2の駆動が停止され(S14:YES,S15)、分析処理が終了するが、そうでない場合には、基本的には、前記した一連の動作が繰り返される(S14:NO,S3)。
ステップS9において、第2の分析部A2が採血管30の受け入れが可能な態勢にない場合がある(S9:NO)。たとえば、第2の分析部A2における処理が停滞しており、第2の分析部A2において血液Bの分析処理が実行中である場合、あるは第2のノズル4Bが洗浄中である場合が、前記の場合に該当する。また、第2の分析部A2がなんらかのメンテナンスを受けているなどしてその運転が一時的に停止されている場合も、前記の場合に該当する。このような場合、制御部61は、搬送装置2の駆動を停止させた待機状態とする(S16)。
次いで、制御部61は、第2の分析部A2における分析処理の進行情況などに基づいて、第2の分析部A2が採血管30を受け入れ可能になる迄の時間T1を予測する(S17)。この予測時間T1が所定時間T2以上であり、かつ第1のノズル4Aの試料採取位置よりもラック搬送方向N2の上流側に次の採血管30が存在する場合には、第1のノズル4Aの試料採取位置が変更されて、前記の採血管30から血液Bが採取され、その分析処理が行なわれる(S18:YES,S19:YES,S20,S21)。このような処理によれば、第1のノズル4Aの試料採取位置が、位置P0であった場合に、この試料採取位置は位置P1に変更され、かつこの位置P1に存在する血液Bが採取されてその分析処理が実行される(図4も参照)。
前記した所定時間T2は、たとえば18秒であり、第1の分析部A1おける1試料当たりの分析所要時間と同一である。第2の分析部A2が採血管30を受け入れ可能になる迄の時間が、前記分析所要時間よりも長ければ、第2の分析部A2における分析処理を遅延させないようにして、位置P1において採取した血液Bを第1の分析部A1において適切に分析することが可能である。予測時間T1が所定時間T2に満たない場合(S18:NO)、あるいは位置P1に採血管30が存在しない場合には(S19:NO)、前記したような第1のノズル4Aの試料採取位置の変更を伴う分析処理は行なわれない。ただし、本発明においては、ステップS17,S18の制御を省略し、搬送装置2の駆動を停止した待機状態が設定された際には、直ちに第1のノズル4Aの試料採取位置を変更させる構成とすることもできる。
制御部61は、位置P1の採血管30から採取した血液Bの分析、および第1のノズル4Aの洗浄処理が終了すると、第2の分析部A2が採血管30を受け入れ可能な態勢にあるか否かを再度判断する(S22:YES,S23)。第2の分析部A2における処理が停滞し、または停止していることに起因して、第2の分析部A2が未だ受け入れ可能な態勢にない場合には(S23:NO)、前記したステップS17〜S22の制御が再度実行される。第2の分析部A2は、第1の分析部A1よりも分析処理速度が遅いために、第2の分析部A2における処理の停滞は生じ易い。予測時間T1が所定時間T2以上であって、第1のノズル4Aの試料採取位置よりもラック搬送方向N2の上流側に次の採血管30が存在する場合には、第1のノズル4Aの試料採取位置の変更を伴った血液Bの採取およびその分析処理が、複数回にわたって繰り返される。このような一連の動作制御によれば、第1のノズル4Aの試料採取位置を、図4で示す位置P1〜P4へ順次変更し、複数の血液Bの分析処理を行なうことが可能である。第2の分析部A2が採血管30を受け入れ可能な態勢になった場合には、搬送装置2の駆動停止状態が解除され(S23:YES,S24)、その後は終了操作がなされない限りは(S14:NO)、ステップS3以降の一連の制御が繰り返される。図5のフローチャートでは省略しているが、第1のノズル4Aの試料採取位置を元の位置P0に復帰させる時期は、たとえば最も上流側の位置P4での血液Bの採取およびその処理を終えた後である。ただし、これに限定されない。
前記した分析方法によれば、第2の分析部A2の処理の停滞や停止に原因して採血管30の搬送が困難な情況(待機状態)になった場合であっても、第1の分析部A1を効率良く稼動させて、第1および第2の分析部A1,A2がともにその稼動を停止した状態となる時間を短くすることができる。このことにより、分析装置S全体の分析処理効率を高めることが可能となる。また、第1の分析部A1の稼動率を高める手段として、第1および第2の分析部A1,A2どうしの間に、多数のラック3をストックしておくための領域を大きなサイズで形成する必要はない。したがって、搬送装置2の大型化も抑制することができる。
前記した分析装置Sにおいては、第1のノズル4Aに加えて、第2のノズル4Bについても、ラック搬送方向N2およびこれとは反対方向に試料採取位置を変更可能とすることができる。具体的には、図6に示すように、第2のノズル4Bの試料採取位置を、たとえば位置P10〜P13に変更可能とすることができる。これらの位置P10〜P13は、第1のノズル4Aよりもラック搬送方向N2の下流域である。
図7に示すフローチャートは、前記したように第1および第2のノズル4A,4Bの試料採取位置をともに変更可能とした場合に適用される制御部61の動作処理手順の例を示している。同図に示すフローチャートのステップS1〜S24は、図5で示したステップS1〜S24と同一である。したがって、第2の分析部A2の停滞または停止に起因して所定の待機状態になったときであっても、第1の分析部A1による血液Bの分析処理を継続して実行することが可能である。図7に示す動作処理では、ステップS25,S26,S16’〜S24’がさらに実行される点が、図5に示す動作処理とは相違しており、この点について説明する。
すなわち、ステップS13に示す第2の分析部A2における処理が終了すると(S25)、制御部61は、第1の分析部A1が採血管30を受け入れ可能な態勢にあるか否かを判断する(S26)。たとえば、第1のノズル4Aが長時間をかけて洗浄されるなどの理由により、第1の分析部A1における処理の停滞または停止を生じている場合には、第1の分析部A1は採血管30を受け入れ可能な態勢にはない。このような場合、制御部61は、ステップS16’〜S24’の処理を実行させる。
ステップS16’〜S24’は、前述したステップS16〜S24に対応した内容であり、ステップS16〜S24において実行されていた第1の分析部A1についての動作制御と同様な動作制御を、第2の分析部A2において実行させる内容である。より具体的には、制御部61は、第1の分析部A1が採血管30を受け入れ可能な態勢にはない場合には、搬送装置2の駆動を停止させた待機状態とする(S26:YES,S16’)。次いで、制御部61は、第1の分析部A1の分析処理情況などを考慮して、第1の分析部A1が採血管30を受け入れ可能な態勢になる迄の時間T3を予測する(S17’)。この時間T3が、所定時間T4以上であり(S18’)、かつ第2のノズル4Bよりもラック搬送方向N2の上流に採血管30が存在すれば(S19’)、第2のノズル4Bの試料採取位置が変更されて血液Bが採取され、その分析が行なわれる(S20’,S21’)。所定時間T4は、たとえば36秒であり、第2の分析部A2における1試料当たりの分析所要時間である。第1の分析部A1における処理の停滞または停止が長引いた場合には、第2のノズル4Bの試料採取位置が複数回にわたって順次変更される(S23’:NO,S17’)。したがって、図6に示すように、第2の分析ノズル4Bの試料採取位置を、P10からP11へ、さらにはP12,P13へ順次変更し、複数の血液Bの分析処理を実行することが可能である。第1の分析部A1における処理の停滞または停止が解消されて、第1の分析部A1が採血管30の受け入れが可能な態勢となったときには、搬送装置2の駆動停止状態(待機状態)が解除され、第1および第2の分析部A1,A2の双方を適切に稼動させることが可能となる(S23’:YES,S24’)。
前記した分析方法によれば、第1の分析部A1における処理の停滞や停止に原因して採血管30の搬送が困難な情況となっても、第2の分析部A2を効率良く稼動させることができる。一方、第2の分析部A2における処理の停滞や停止に原因して採血管30の搬送が困難な情況になった場合には、図5を参照して説明した分析方法と同様に、第1の分析部A1を適切に稼動させることができる。したがって、分析装置Sの全体の分析処理効率を高めるのに一層好ましいものとなる。
図8〜図10は、前記した分析装置Sにおける第1および第2のノズル4A,4Bの動作態様の他の例を示している。
図8に示す実施形態においては、第2のノズル4Bの試料採取位置が、第1のノズル4Aよりもラック搬送方向N2の上流の位置P14,P15にも変更させることが可能である。第2のノズル4Bが第1のノズル4Aよりも上流領域へ移動する際、および上流領域から下流領域へ戻る際には、第1および第2のノズル4A,4Bが互いに干渉しないように構成されている。
本実施形態においては、第1の分析部A1における処理が比較的長時間にわたって停止したような場合に、第2のノズル4Bを利用してより多くの採血管30から血液Bを採取することが可能となる。したがって、分析装置Sの全体の分析処理効率を高めるのに一層好ましいものとなる。第1のノズル4Aよりも上流領域に存在する採血管30内の血液Bは、第1の分析部A1によって未だ分析処理が行なわれていない。ただし、このような血液Bを第1の分析部A1よりも先に第2の分析部A2によって分析したとしても、不具合はない。
図9に示す実施形態においては、搬送経路29上を、複数のラック3が2列に並べられて搬送される。これに対し、第1のノズル4Aは、ラック搬送方向N2およびその反対方向に加え、これらと交差する方向N10にも試料採取位置を変更可能である。第2のノズル4Bの試料採取位置も、前記方向N10に変更可能である。
本実施形態においては、複数のラック3を2列に並べて効率良く搬送することができる。また、2列のラック3上のいずれの採血管30からも血液Bを適切に採取することができる。搬送装置2が待機状態となった場合において、2列に並んだ2つのラック3の各採血管30から血液Bを採取する場合、一方のラック3上の複数の採血管30の全てから血液Bを採取する動作が完了した後に、他方のラック3上の複数の採血管30から血液採取を開始させるようすれば、前記一方のラック3を第2の分析部A2に受け渡す動作を早期に実行させることが可能となり、処理効率を高めるのに好ましいものとなる。採血管30を複数列で搬送する例としては、ラック3を複数列で搬送することに代えて、たとえば1つのラックに採血管30を複数列に並べて保持させる態様とすることもできる。
図10に示す実施形態においては、第1のノズル4Aの試料採取位置は、不変であり、位置P0のままである。これに対し、第2のノズル4Bは、ラック3の搬送方向N2およびその反対方向に移動可能であり、その試料採取位置をたとえば位置P10〜P14に変更することが可能である。
本実施形態においては、第2の分析部A2における処理が停滞または停止して搬送装置2が待機状態となった場合に、第1のノズル4Aの試料採取位置を変更することはできないものの、第1の分析部A1における処理が停滞または停止して待機状態となった場合には、第2のノズル4Bの試料採取位置を変更し、第2の分析部A2を稼働させることが可能である。したがって、やはり分析処理の効率を高めることが可能である。本実施形態の構成は、第1の分析部A1における分析処理が停滞または停止し易い場合に好適である。本実施形態および上述した実施形態から理解されるように、本発明においては、第2のノズルの試料採取位置を固定させつつ第1のノズルの試料採取位置を変更させる態様、ならびに第1および第2のノズルの双方の試料採取位置を変更させる態様に加え、第1のノズルの試料採取位置を固定させつつ第2のノズルの試料採取位置を変更させる態様があり、いずれの態様に構成してもかまわない。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。
本発明でいう第1および第2のノズルは、試料容器から試料を採取する機能を有していればよく、たとえばゴム製または樹脂製などの単なるチューブ状の形態とされていてもよい。第1および第2のノズルには、試料採取機能とは別の機能または機構が付属して設けられていてもよい。たとえば、試料容器中の試料を攪拌するための攪拌機構、試料容器を洗浄するための洗浄機構、あるいは試料容器内への試薬投入機構などがノズルに付属して設けられている構成とすることもできる。
本発明においては、第1および第2のノズルの少なくとも一方の試料採取位置を変更して試料採取を行なう場合、基本的には、未だ分析処理がなされていない試料を採取するが、これに限定されない。たとえば、第1および第2の分析部においては、1つの試料についての同一内容の分析処理が複数回にわたって繰り返される場合がある。このよう場合、ノズルの試料採取位置を変更して試料を採取する際には、既に1回目の試料採取を終えている試料容器から2回目の試料採取が行なわれることとなる。このような動作を行なわせる場合も、本発明の技術的範囲に包摂される。
本発明は、3以上の分析部を接続した分析装置にも適用することができる。この場合、3以上の分析部のうち、互いに隣り合ういずれか2つの分析部が、本発明でいう第1および第2の分析部に相当すれば、本発明の技術的範囲に包摂される。本発明に係る分析装置においては、第1および第2の分析部を2つの筐体内に別々に収容させて互いに離間させた構成とすることもできる。第1および第2の分析部の間に試料容器をストックするためのストック領域を設ける必要はないが、あえてそのようなストック領域を設けた構成とすることができる。本発明によれば、そのようなストック領域を小サイズにすることができる効果が得られる。
本発明でいう第1および第2の分析部は、血液の特定成分の濃度測定を行なうものに限らない。たとえば、採尿管に収容されて搬送される尿の特定成分の濃度測定を行なうものとすることもできる。具体例を挙げると、尿を検査対象とする場合には、第1の分析部を尿定性装置とし、かつ第2の分析部を尿沈渣装置とした構成とすることができる。尿定性装置においては、たとえば尿蛋白、尿糖、潜血、およびウロビリノーゲンのうち1以上の項目の測定を実行する。尿沈渣装置においては、たとえば尿中の血球系、上皮細胞系、円柱系、微生物系、もしくは結晶・塩類系の沈殿物、あるいはその他の沈殿物の検出・測定を実行する。尿定性装置は、たとえば1試料当たりの分析所要時間は、約18秒であって、供給されてきた試料の略全てを検査対象とする。一方、尿沈渣装置は、たとえば1試料当たりの分析所要時間は、約36〜39秒であって、尿定性装置による測定結果に基づいて測定処理を行なうか否かを判断し、供給されてきた試料の約50%が検査対象となる。ただし、本発明においては、血液や尿以外の物質を試料とすることができる。試料容器は、ラックを用いることなく搬送させる構成とすることもできる。

Claims (15)

  1. 複数の試料容器を所定の搬送経路で搬送する工程と、
    前記搬送経路を搬送される複数の試料容器から第1のノズルを利用して試料を採取し、かつこの採取された試料の分析処理を第1の分析部において実行させる工程と、
    前記第1のノズルよりも搬送経路下流側において、前記複数の試料容器から第2のノズルを利用して試料を採取し、かつこの採取された試料の分析処理を第2の分析部により実行させる工程と、
    を有している分析方法であって、
    前記複数の試料容器の搬送が停滞または停止した所定の待機状態となったときには、前記第1および第2のノズルの少なくとも一方の試料採取位置を変更し、かつこの位置変更したノズルを用いて前記複数の試料容器から試料を採取する工程を、さらに有していることを特徴とする、分析方法。
  2. 請求項1に記載の分析方法であって、
    前記第1および第2のノズルの双方は、試料採取位置が変更可能であり、
    前記第1の分析部における分析処理の停滞または停止に基づいて、前記所定の待機状態となったときには、前記第2のノズルの試料採取位置を変更して前記複数の試料容器から試料を採取し、この試料の分析処理を前記第2の分析部により実行させる一方、
    前記第2の分析部における分析処理の停滞または停止に基づいて、前記所定の待機状態となったときには、前記第1のノズルの試料採取位置を変更して前記複数の試料容器から試料を採取し、この試料の分析処理を前記第1の分析部により実行させる、分析方法。
  3. 複数の試料容器を所定の搬送経路で搬送する搬送装置と、
    前記搬送される複数の試料容器から第1のノズルを利用して試料を採取し、かつこの採取された試料について所定の分析処理を実行可能な第1の分析部と、
    前記第1のノズルよりも搬送経路下流側において、前記複数の試料容器から第2のノズルを利用して試料を採取し、かつこの採取された試料について所定の分析処理を実行可能な第2の分析部と、
    を備えている、分析装置であって、
    前記複数の試料容器の搬送が停滞または停止した所定の待機状態となったときには、前記第1および第2のノズルの少なくとも一方の試料採取位置が変更され、かつこの位置変更されたノズルにより前記複数の試料容器から試料が採取されるように構成されていることを特徴とする、分析装置。
  4. 請求項3に記載の分析装置であって、
    前記第1および第2のノズルの双方は、試料採取位置が変更可能であり、
    前記第1の分析部における分析処理の停滞または停止に基づいて、前記所定の待機状態となったときには、前記第2のノズルの試料採取位置が変更されて前記複数の試料容器から試料が採取され、この試料の分析処理が前記第2の分析部により実行される一方、
    前記第2の分析部における分析処理の停滞または停止に基づいて、前記所定の待機状態となったときには、前記第1のノズルの試料採取位置が変更されて前記複数の試料容器から試料が採取され、この試料の分析処理が前記第1の分析部により実行されるように構成されている、分析装置。
  5. 請求項3または4に記載の分析装置であって、
    前記第1のノズルは、試料採取位置を前記試料容器搬送方向およびこれとは反対方向に変更可能であり、かつ前記所定の待機状態になったときには、前記第1のノズルの試料採取位置を前記試料容器搬送方向とは反対方向に変更していくように構成されている、分析装置。
  6. 請求項3ないし5のいずれかに記載の分析装置であって、
    前記第2のノズルは、試料採取位置を前記試料容器搬送方向およびこれとは反対方向に変更可能であり、かつ前記所定の待機状態になったときには、前記第2のノズルの試料採取位置を前記試料容器搬送方向とは反対方向に変更していくように構成されている、分析装置。
  7. 請求項4または6に記載の分析装置であって、
    前記第2のノズルは、前記第1のノズルの試料採取位置よりも試料容器搬送方向上流領域まで試料採取位置を変更し、前記第1のノズルによって採取されていない試料をも採取することが可能な構成とされている、分析装置。
  8. 請求項3ないし7のいずれかに記載の分析装置であって、
    前記第1および第2の分析部は、1つの筐体内に収容されて集約化されている、分析装置。
  9. 請求項3ないし8のいずれかに記載の分析装置であって、
    前記第1および第2の分析部の少なくとも一方は、供給されてくる複数の試料のうち、選択された一部の試料のみを分析するように構成されており、
    前記第1および第2の分析部は、分析対象となる試料の数が相違している、分析装置。
  10. 請求項3ないし9のいずれかに記載の分析装置であって、
    前記第1および第2の分析部は、1試料当たりの分析所要時間が相違している、分析装置。
  11. 請求項9または10に記載の分析装置であって、
    前記第1の分析部は、前記第2の分析部よりも、分析対象となる試料の数が多く、かつ前記1試料当たりの分析所要時間が短い構成とされている、分析装置。
  12. 搬送装置によって搬送される複数の試料容器から第1のノズルを利用して試料を採取し、かつこの採取された試料について所定の分析処理を実行可能な第1の分析部と、
    前記第1のノズルよりも搬送経路下流側において、前記複数の試料容器から第2のノズルを利用して試料を採取し、かつこの採取された試料について所定の分析処理を実行可能な第2の分析部と、
    前記第1および第2の分析部の動作制御を行なうための制御手段と、
    を備えている分析装置の駆動に用いられるプログラムであって、
    前記複数の試料容器の搬送が停滞または停止した所定の待機状態となったときに、前記第1および第2のノズルの少なくとも一方の試料採取位置を変更し、かつこの位置変更したノズルを用いて前記複数の試料容器から試料を採取する工程、を前記制御手段の制御により実行させるためのデータを含んでいることを特徴とする、プログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムであって、
    前記第1の分析部における分析処理の停滞または停止に基づいて、前記所定の待機状態となったときには、前記第2のノズルの試料採取位置を変更して前記複数の試料容器から試料を採取し、この試料の分析処理を前記第2の分析部により実行する工程と、
    前記第2の分析部における分析処理の停滞または停止に基づいて、前記所定の待機状態となったときには、前記第1のノズルの試料採取位置を変更して前記複数の試料容器から試料を採取し、この試料の分析処理を前記第1の分析部により実行する工程と、
    を前記制御手段の制御によって実行させるためのデータを含んでいる、プログラム。
  14. 請求項12または13に記載のプログラムが記憶されていることを特徴とする、記憶媒体。
  15. 複数の試料容器を所定の搬送経路で搬送する搬送部と、
    この搬送部により搬送される複数の試料容器から試料を採取して所定の部位に供給するための第1のノズルと、
    前記第1のノズルよりも搬送経路下流側において、前記複数の試料容器から試料を採取して所定の部位に供給するための第2のノズルと、
    を備えている採取装置であって、
    前記搬送部が前記複数の試料容器の搬送を停止または停滞した所定の待機状態となったときには、前記第1および第2のノズルの少なくとも一方の試料採取位置が変更され、かつこの位置変更したノズルによって前記複数の試料容器から試料が採取されるように構成されていることを特徴とする、採取装置。
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