JP5375081B2 - 画像記録装置、および、画像記録装置の排出口構造 - Google Patents

画像記録装置、および、画像記録装置の排出口構造 Download PDF

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本発明は、記録媒体に画像を記録する画像記録装置、および、画像記録装置排出口構造に関する。
従来、記録媒体に画像を記録する画像記録装置において、画像記録装置が排出した記録媒体を手で取り上げるものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された装置は、厨房において使用されるキッチンプリンターであり、その使用時には、厨房内の作業者が、印刷出力された連続紙を手で引っ張って受け取る。
特開平06−218999号公報
ところで、上記従来の画像記録装置のように、排出された記録媒体を手で取り上げ、或いは引っ張る場合に、記録媒体が摘みにくい場合がある。例えば特許文献1に開示された装置はロール紙を使用するものであるが、ロール紙の巻き癖が原因で、排出されたロール紙が装置本体から離れず、取り上げにくいことがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、画像記録装置から排出された記録媒体を摘みやすい構成を実現し、利便性の向上を図ることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、記録媒体に画像を記録し、本体に設けた排出口から排出する画像記録装置において、前記本体に形成された凹部の奥に前記排出口が設けられ、前記凹部には、前記排出口の手前に位置して前記排出口から排出された前記記録媒体を下方から支持する支持台が配置され、前記支持台の上面は前記排出口より細い幅に形成されたこと、を特徴とする画像記録装置を提供する。
この構成によれば、本体に形成された凹部の奥に位置する排出口から記録媒体が排出された場合に、この排出口の手前側に位置する支持台によって記録媒体が下方から支持される。ここで、支持台の上面は排出口より細い幅であるため、支持された記録媒体の一部が浮いた状態となり、その側方に空間を生じるので、この画像記録装置を使用するユーザーは、支持された記録媒体の下方に生じた空間に手指を差し入れて、記録媒体を下方から容易に摘むことができる。これにより、記録媒体を摘みやすい構成を容易に実現し、画像記録装置の利便性を高めることができる。
上記構成において、前記凹部には、前記排出口の左右両側端部に対応して左右一対の前記支持台が設けられ、これら一対の前記支持台により、前記前記排出口から排出された前記記録媒体の側端部を下方から支持するものとしてもよい。この場合、凹部に設けられた左右一対の支持台によって記録媒体が下方から支持され、一対の支持台の間に空間が生じるので、この画像記録装置を使用するユーザーは、一対の支持台の間に手指を差し入れて、記録媒体を下方から容易に摘むことができる。
また、前記支持台の上面は、前記排出口の下方において前方に延びる面であってもよい。この場合、排出口から排出された記録媒体の先端が垂れ下がり、或いは記録媒体の癖(巻き癖など)が原因で下方に曲がった場合や、中央を残してカットされたロール紙が支持台の角部で折れ曲がってしまった場合などに、記録媒体が支持台の上面に当接し、これによって一対の支持台の間で記録媒体の下に隙間が生じる。このため、この画像記録装置を使用するユーザーは、支持された記録媒体の下方に生じた空間に手指を差し入れて、記録媒体を下方から容易に摘むことができる。
さらに、前記凹部は前記本体の前面に形成され、前記支持台の前面は前記記録装置の本体前面と連続する面を構成し、前記支持台の前面には膨出部が形成されていてもよい。
この場合、排出口から排出された記録媒体が、凹部から本体の前面に出ると、記録媒体の先端が垂れ下がり、或いは記録媒体の癖(巻き癖など)が原因で下方に曲がったり、中央を残してカットされたロール紙が支持台の角部で折れ曲がったりすることが起こりえるが、このような場合に、記録媒体の先端が支持台の前面の膨出部によって浮いた状態となる。このため、この画像記録装置を使用するユーザーは、膨出部によって支持された記録媒体の裏側に生じた空間に手指を差し入れて、記録媒体を容易に摘むことができる。従って、排出口から排出された記録媒体が長くなり、記録媒体の先端が凹部の外まで出てしまっても、記録媒体を浮かせて摘みやすくすることができる。
また、本発明は、記録媒体に画像を記録する画像記録装置において記録媒体を排出する排出口構造であって、前記本体に形成された凹部の奥に前記排出口を設け、前記凹部には、前記排出口の手前に位置して前記排出口から排出された前記記録媒体を下方から支持する支持台を配置し、前記支持台の上面を前記排出口より細い幅に形成したこと、を特徴とする画像記録装置における排出口構造を提供する。
この構成によれば、本体に形成された凹部の奥に位置する排出口から記録媒体が排出された場合に、この排出口の手前側に位置する支持台によって記録媒体が下方から支持される。ここで、支持台の上面は排出口より細い幅であるため、支持された記録媒体の一部が浮いた状態となり、その側方に空間を生じるので、この画像記録装置を使用するユーザーは、支持された記録媒体の下方に生じた空間に手指を差し入れて、記録媒体を下方から容易に摘むことができる。これにより、記録媒体を摘みやすい排出口構造を容易に実現し、画像記録装置の利便性を高めることができる。
本発明によれば、画像記録装置の排出口から排出された記録媒体を下方から容易に摘むことができる構成を、容易に実現することができ、画像記録装置の利便性を高めることができる。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係るサーマルプリンター1の斜視図である。
画像記録装置としてのサーマルプリンター1(以下、プリンター1という)は、感熱紙をロール状に巻いたロール紙(図示略)を記録媒体とし、発熱素子を備えたサーマルヘッド46(図2)により、ロール紙に文字を含む画像を印刷(記録)するプリンターである。本実施形態のプリンター1は、一例として、飲食店等の厨房で用いられ、料理等の注文に応じて厨房内の調理者等に注文内容を知らせるチケット形態の伝票を出力する。
プリンター1の本体10(本体)は、図1に示すように、プリンター1の前面を構成する前面パネル11および上部カバー12を、略箱形のケースカバー20と組み合わせて構成される。ケースカバー20は、本体10の上面から背面上部を構成する上面パネル部材21と、本体10の背面および底面を構成する背面パネル部材22と、本体10の側面を構成する側面パネル27とを備えている。側面パネル27は、図1に現れていない側の側面にも取り付けられ、左右一対となっている。前面パネル11、上部カバー12、上面パネル部材21、背面パネル部材22および電源スイッチ23は、いずれも樹脂の成形品である。
プリンター1の前面には、プリンター1によって画像が記録されたロール紙を排出する排紙口16(排出口)が開口し、この排紙口16の上に上部カバー12が配置され、排紙口16の下に前面パネル11が配置される。
前面パネル11は、プリンター1の前面に開閉可能に取り付けられ、前面パネル11の側方には解除レバー24が設けられている。解除レバー24の操作によって前面パネル11は前側に開き、プリンター1の内部においてロール紙を収容するロール紙収容部(図示略)が露出する。従って、プリンター1を使用するユーザー(作業者)は、解除レバー24を操作して前面パネル11を開くことで、ロール紙を本体10内に装填できる。前面パネル11の下部には、プリンター1の動作状態(電源のオン/オフ、エラーの有無、紙残りの状態等)に応じて点灯/点滅するLEDを備えた表示部26、および、ロール紙の送りをユーザーが指示するためのフィードボタン25が設けられている。
プリンター1の上面において、上面パネル部材21は、上部カバー12と付き合わされる。本体10の上面は、プリンター1の設置面に対して傾斜する傾斜面であり、プリンター1の前面側が高く、背面側が低くなっている。上面パネル部材21及び背面パネル部材22は、設置面に対してほぼ垂直な平面を構成する。
また、本体10の上面には、プリンター1の電源のオンとオフとを切り替える押しボタン式の電源スイッチ23が設けられている。
また、上部カバー12は、プリンター1の前面上部から、プリンター1の上面の前部に跨って配置される。
プリンター1の前面には排紙部14(凹部)が設けられ、この排紙部14の最奥に排紙口16が開口している。排紙口16は、プリンター1の前面より奥まった位置で、画像が記録されたロール紙をほぼ水平方向に排出する。排紙部14は、上部カバー12から下向きに、排紙口16の上方まで延びる斜面18と、前面パネル11から上向きに、排紙口16の下方まで延びる斜面15との、対向面としての2つの斜面を有する凹部であり、排紙口16の前方に紙溜まりの空間14aを形成する。
画像記録後のロール紙は、排紙口16から排出され、その後に続けて画像の記録と排出画行われると、ロール紙の先端は排紙部14の開口部で下方に垂れ下がる。このように排紙口16から排出されるロール紙を摘みやすくするため、排紙部14の左右両端には、一対の支持台としての左側支持台31及び右側支持台32が配置されている。
左側支持台31、右側支持台32は、それぞれ、排紙口16のやや下方に位置する水平面である上面31a、32aを有する。排紙口16から排出されたロール紙が下に垂れ下がり、或いは、本体10内に収容されたロール紙の巻き癖によって下向きに巻いてしまった場合や、中央を残してカットされたロール紙が支持台31、32の角部で折れ曲がってしまった場合などは、ロール紙の先端が上面31a、32aに接触する。この状態では、左側支持台31と右側支持台32との間で、ロール紙の下方に空間が生じているので、ユーザーは、この空間に手指を差し入れることで、容易にロール紙を摘んで取り上げることができる。
さらに、左側支持台31と右側支持台32の前面には、それぞれ、前面突起31b、32b(膨出部)が形成されている。左側支持台31と右側支持台32との下端は、本体10の前面とほぼ面一であり、前面突起31b、32bは本体10の前面よりも前方に膨出している。この前面突起31b、32bは、ロール紙が排紙口16から排出されて排紙部14の外へ出て、下方に垂れ下がった場合に、このロール紙の先端を浮かせる。前面突起31b、32bにロール紙の先端が乗った状態では、左側支持台31と右側支持台32との間でロール紙がプリンター1の前面より前方に浮き上がっているので、ユーザーは、下から排紙部14に向かって手指を差し入れることで、容易にロール紙を摘んで取り上げることができる。
図2は、プリンター1の排紙口16近傍を示す要部断面視図である。図2中には、記録媒体としてのロール紙の搬送経路を、仮想線Pで示す。
図1及び図2に示すように、上部カバー12の下部には、前方に突出する庇部13が形成され、この庇部13の下方から奥に入り込む斜面18が形成されている。また、前面パネル11の上部には、奥に入り込む斜面15が形成されており、斜面15の後端と斜面18の後端との間に、ロール紙を排出する排紙口16が開口している。斜面18はほぼ平坦な面で構成される一方、斜面15は湾曲した面となっている。
また、図2に示すように、排紙口16の奥にはカッター機構45が配置されている。カッター機構45は、搬送経路Pの上方に位置する可動刃48と、下方に位置する固定刃49とを備え、カッター駆動モーター(図示略)及び駆動機構(図示略)により、可動刃48を上下に移動させることで、可動刃48と固定刃49との間でロール紙を挟み切る。カッター機構45を構成するカッター駆動モーター(図示略)、駆動機構(図示略)、可動刃48及び固定刃49等の各部は、ケースカバー20の内部に配設されたフレーム40に取り付けられている。
図2に示す領域の右下方にはロール紙を収容するロール紙収容部(図示略)が形成され、このロール紙収容部に収容されたロール紙の先端は、上方に引き出されて紙案内43により案内され、プラテンローラー42によって巻き取られる。プラテンローラー42は、搬送モーター(図示略)により回転駆動されるロール型のプラテンであり、ロール紙を巻き取って搬送する。
このプラテンローラー42に対し、ロール紙の上から接触または近接するように、紙の有無を検出する紙検出センサー44が配設されている。紙検出センサー44は、プラテンローラー42との間にロール紙があるか否かを検出するセンサーであり、例えば、反射型光センサーが用いられる。さらに、紙検出センサー44の下流側には、サーマルヘッド46がプラテンローラー42に対向して配置されている。サーマルヘッド46は、発熱素子をライン状に並べて構成される発熱部47を有し、この発熱部47が、ばね(図示略)の付勢力によって、プラテンローラー42に巻き回されたロール紙に押しつけられるよう配置されている。
プリンター1は、プラテンローラー42を回転させてロール紙を搬送しながら、発熱部47が備える各素子の発熱状態を制御してロール紙の特定位置のみを変色させることにより、ロール紙に文字を含む画像を記録する。画像が記録されたロール紙は、搬送経路Pを経て搬送され、カッター機構45の固定刃49の上に達し、ここでカッター機構45によって切断されて、排紙口16から排出される。
また、排紙部14の上側の斜面18には、導光板17が取り付けられている。導光板17は、ガラス或いはアクリル等の合成樹脂等の透光性材料で構成された、透明または半透明の板状部材であり、斜面18に沿って配設され、斜面18に接着等により固定されている。導光板17は、その前端から入射する光を導いて、排紙口16に放射することにより、排紙口16を明るく照らす部材である。
図3は、プリンター1によるロール紙の出力形態を示す図である。
本実施形態のプリンター1は、上述したように飲食店等の厨房でチケット形態の伝票を出力するものであり、図3には、チケット形態の伝票の平面図を示す。
この図3に示す伝票110、120は、注文された料理(商品)の名称と注文数量、注文した客のテーブル番号、人数、注文の時刻等が印刷された切片であり、一つの切片が一つの伝票に相当する。各伝票110、120は、その境界にカッター機構45によって切込Cが形成される。切込Cはロール紙を幅方向両端から内側へ切り込み、中央を残すことで形成される。切込Cで完全に切断せずに中央を切り残すと、各伝票110、120が1枚ずつばらばらに落下しないので、紛失のおそれがなく見やすいという利点がある。伝票110、120の出力方向を、図3中に矢印で示す。
プリンター1は、図示しないホストコンピューターに接続されており、このホストコンピューターから、注文入力端末(図示略)によって入力されたひとまとまりの注文内容を印刷する指示が入力されると、この指示に従って、ひと綴りの伝票110、120を印刷出力する。ここで、ひとまとまりの注文内容とは、一つのテーブルの客から一回に受けた注文であり、例えば、一度に5種類の料理が注文された場合には、合計5枚の伝票110、120がひと綴りとして印刷出力される。ひと綴りの伝票110、120が印刷出力された後でプリンター1は停止し、ユーザーは、停止したプリンター1の排紙部14から伝票110、120を取り上げ、切込Cの切り残しを引きちぎればよい。ユーザーは、伝票110、120をまとめて数枚取り上げることも、1枚ずつ取り上げることもできる。
プリンター1には、伝票110、120の長さL1があらかじめ設定されている。このため、プリンター1は、伝票110、120の出力時に、長さL1の印刷を行う毎にロール紙をカッター機構45によって切断する。
ところが、ひと綴りの伝票110、120の印刷をした直後、長さL1だけロール紙を搬送しただけでは、印刷された文字や画像と切込Cの位置とが重なってしまう。
図2に示すように、カッター機構45によってロール紙を切断する切断位置E1は、サーマルヘッド46の発熱部47によって画像を印刷する位置E2よりも所定距離だけ離れている。従って、発熱部47により文字を印刷した後でロール紙を切断する場合、印刷後の文字が位置E2から位置E1を超える位置まで移動するように、ロール紙を搬送する必要がある。言い換えれば、画像を印刷した後で位置E1−E2間の距離だけロール紙を搬送しなければ、文字がカッター機構45によって切断されてしまう。このため、図3に示すようにひと綴りの伝票110、120を印刷した場合に、プリンター1の中には位置E1−E2間にロール紙が残っているので、次に印刷する伝票110の先端には、位置E1−E2間の残り分に相当する長さL2の余白が生じる。この伝票110に続いて印刷出力される伝票120の長さはL1である。
図4は、プリンター1の排紙部14の近傍を示す要部斜視図である。図4Aは伝票110のみが出力された状態を示し、図4Bは伝票110に続けて伝票120が出力された状態を示す。
図4Aに示すように、先頭の1片の伝票110のみが出力された状態では、伝票110の先端は排紙口16から途中まで出ているだけである。これは、余白の発生量を抑えるため、印刷された部分が位置E1を超える分だけ搬送されるためである。この図4Aに示す状態では、伝票110の先端が左側支持台31、右側支持台32の上面31a、32aに乗っている。ここで、伝票110は、ロール紙の巻き癖等により下方に巻いてしまうことがあるが、左側支持台31と右側支持台32の間では、伝票110の下方に空間が生じているので、ユーザーは、この空間に、斜面15側から手指を差し入れることで、伝票110を簡単に摘むことができる。
また、伝票110に続けて1枚の伝票120が印刷されると、図4Bに示すように、伝票110の先端が排紙部14の外に出る。この状態では、伝票110の先端は前面パネル11の前面で垂れ下がっており、前面パネル11に密着してしまうと摘みにくい。また、巻き癖によって伝票110の先端が前面パネル11側に巻いてしまう可能性もある。しかしながら、本実施形態では、左側支持台31、右側支持台32の前面に前面突起31b、32bが形成されているので、伝票110の先端が前面突起31b、32bによって前方に浮き上がるよう支持されている。このため、前面突起31bと前面突起32bとの間において、伝票110の下に空間が生じるので、ユーザーは、この空間に下方から手指を差し入れることで、伝票110を簡単に摘むことができる。
なお、伝票110を引きちぎった後で、伝票120を摘む場合にも、図4A及び図4Bで説明したのと同様、左側支持台31、右側支持台32の上面31a、32aまたは前面突起31b、32bによって伝票120が支持されることで空間が生じるので、この空間に手指を差し入れれば、容易に伝票120を摘むことができる。
このように、本発明を適用した実施形態に係るプリンター1によれば、プリンター1の本体10に形成された排紙部14の奥に排紙口16が設けられ、排紙部14には、左側支持台31、右側支持台32が、排紙口16の手前に位置して排紙口16から排出されたロール紙を下方から支持するよう配置され、その上面31a、32aが排紙口16より細い幅に形成されているので、排紙口16から記録後のロール紙である伝票110、120が排出された場合に、左側支持台31、右側支持台32によって伝票110、120が下方から支持される。ここで、上面31a、32aは排紙口16より細い幅であるため、支持された伝票110、120の一部が浮いた状態となり、その側方に空間を生じるので、ユーザーは左側支持台31と右側支持台32との間に生じた空間に手指を差し入れて、伝票110、120を下方から容易に摘むことができる。これにより、伝票110、120を摘みやすい構成を容易に実現し、プリンター1の利便性を高めることができる。
また、排紙部14には、排紙口16の左右両側端部に対応して左右一対の左側支持台31、右側支持台32が設けられているので、これら左側支持台31、右側支持台32の間に手指を差し入れれば、伝票110、120を下方から容易に摘むことができる。また、上面31a、32aは、排紙口16の下方において前方に延びる面である。このため、排紙口16から排出された伝票110、120の先端が垂れ下がり、或いはロール紙の巻き癖などが原因で下方に曲がった場合などに、この伝票110、120の先端が上面31a、32aに当接し、これによって一対の左側支持台31、右側支持台32の間で伝票110、120の下に隙間が生じる。このため、ユーザーは、伝票110、120の下方に生じた空間に手指を差し入れて、伝票110、120を下方から容易に摘むことができる。
さらに、排紙部14は本体10の前面に形成されており、左側支持台31、右側支持台32の前面は記録装置の本体10の前面と連続する面を構成し、左側支持台31、右側支持台32の前面には前面突起31b、32bが形成されているので、伝票110、120が排紙部14から本体10の前面に出て、その先端が垂れ下がり、或いはロール紙の巻き癖などが原因で下方に曲がった場合などに、伝票110、120の先端が前面突起31b、32bによって浮いた状態となる。このため、ユーザーは、前面突起31b、32bによって浮いた伝票110、120の裏側の空間に手指を差し入れて、伝票110、120を容易に摘むことができる。従って、排紙口16から排出された伝票110、120が長くなり、伝票110、120の先端が排紙部14の外まで出てしまっても、伝票110、120を浮かせて摘みやすくすることができる。
なお、上記実施形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、排紙部14が本体10の前面に設けられた構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の側面に設けてもよいし、斜め上方を向く面や斜め下方を向く面等に排紙部14を設けてもよい。また、左側支持台31及び右側支持台32の具体的態様は上述した例に限定されず、例えば、排紙口16の幅方向中央に位置する1個の支持台を設けてもよい。この場合には、排紙口16より細い幅に形成された支持台の側方において、ロール紙の下方に空間が生じるので、上記と同様の効果が得られる。また、例えば、3以上の支持台を設けてもよいし、棒状の支持台が排紙口16の下方に立設されていてもよく、排紙部14の側面から突出するように、伝票110、120を側方から支持するガイドを支持台として設けてもよい。
また、カッター機構45による切断動作は、伝票110、120の中央部分を切り残して切込Cを形成する切り方に限らず、端を切り残すようにしてもよい。その他のプリンター1の細部構成についても任意に変更可能であることは勿論である。
また、上記実施形態において、記録媒体として感熱ロール紙を用いる場合について説明したが、記録媒体は紙の他に合成樹脂または天然繊維製のシートを用いることができ、これらのシートの表面に加工が施されたものであってもよく、このシートにはカットシート、連続シート、ロール状のシート等があり、カットシートは単層シートであってもよいし、複写シートであってもよい。プリンター1は、サーマルヘッド46によって感熱ロール紙に画像を記録するサーマルプリンターとして説明したが、本発明は、記録媒体にインクを噴射して画像を記録するインクジェット式プリンターや、ドットインパクトプリンター、熱昇華型プリンター等の各種プリンター、及び、これらのプリンターを機構部品として備えた他の電子機器に対しても適用可能である。
実施形態に係るプリンターを示す斜視図である。 プリンターの排紙口近傍を示す要部断面視図である。 プリンターから排出される伝票の構成例を示す平面図である。 プリンターの排紙部近傍を示す要部斜視図である。
符号の説明
1…サーマルプリンター(画像記録装置)、10…本体、11…前面パネル、12…上部カバー、14…排紙部(凹部)、15、18…斜面、16…排紙口(排出口)、20…ケースカバー、23…電源スイッチ、31…左側支持台(支持台)、31a、32a…上面、31b、32b…前面突起(膨出部)、32…右側支持台(支持台)、46…サーマルヘッド、110、120…伝票。

Claims (2)

  1. 本体の前面に開閉可能に取り付けられ、開いたときに記録媒体を収容する収容部を露出するパネルと、
    前記記録媒体を排出する排出口を有し、前記パネルの面に構成された凹部の排出部と、を備え、
    前記排出部は、前記排出口から排出された前記記録媒体の幅方向の一部を下方から支持する支持台と、前記パネルから上向きに排紙口の下方まで延びる斜面とを備え、
    前記記録媒体の幅方向の一方、および他方に対応して前記排出口の下方において前記排出部の左右両端に設けた一対の前記支持台により、前記排出口から排出された前記記録媒体の幅方向の両端部を下方から支持し、
    前記支持台の前記記録媒体を支持する上面は、前記排出口の下方において前記記録媒体の排出方向に延びる面であり、前記支持台は、前記支持台の前記記録媒体を支持する上面の下方において前方に膨出する膨出部を有すること、
    を特徴とする画像記録装置。
  2. 本体の前面に開閉可能に取り付けられたパネルを有して記録媒体に画像を記録する画像記録装置の記録媒体を排出する排出口構造であって、
    前記記録媒体を排出する排出口を有し、前記パネルの面に構成された凹部の排出部を備え、
    前記排出部は、前記排出口から排出された前記記録媒体の幅方向の一部を下方から支持する支持台と、前記パネルから上向きに排紙口の下方まで延びる斜面とを備え、
    前記記録媒体の幅方向の一方、および他方に対応して前記排出口の下方において前記排出部の左右両端に設けた一対の前記支持台により、前記排出口から排出された前記記録媒体の幅方向の両端部を下方から支持し、
    前記支持台の前記記録媒体を支持する上面は、前記排出口の下方において前記記録媒体の排出方向に延びる面であり、前記支持台は、前記支持台の前記記録媒体を支持する上面の下方において前方に膨出する膨出部を有すること、
    を特徴とする画像記録装置の排出口構造。
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