JP2007245558A - 印刷装置及び印刷プログラム - Google Patents

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秀和 石井
Tomomoto Miyashita
智基 宮下
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Abstract

【課題】シール状の被印刷媒体を台紙から剥離させる印刷装置であって、剥離されたシール状の被印刷媒体の印刷後の粘着力の低下を防ぐ印刷装置及び印刷プログラムを提供する。
【解決手段】トリガ印刷モードの場合には、印刷が開始されるとラベル812は排出口99から排出されない位置で印刷が停止される。そして、OKボタン59が押下されるか、又は、受取皿10への物体(ユーザの手100)の進入を検知すると印刷が再開され、残りの印刷が行われる。
【選択図】図5

Description

本発明は、印刷装置及び印刷プログラムに関するものであり、詳細には、台紙から剥離されるシール状の被印刷媒体に印刷を行う印刷装置及び当該印刷装置で実行される印刷プログラムに関するものである。
従来、台紙から剥離されるシール状の被印刷媒体に印刷を行う印刷装置において、印刷されたシールを台紙から剥離する機能を有する印刷装置が知られている。このような印刷装置では、台紙から剥離されたシールが排出口から排出されるので、ユーザはシールを台紙からわざわざ剥がす手間が省けるという利点がある。
また、従来、印刷の行われた用紙が排出ビンに排出された後に、別の印刷ジョブの印刷が行われた用紙が同じ排出ビンに排出されると、別々の印刷ジョブの用紙が混在してしまうという問題点から、先に印刷された印刷ジョブの用紙が取り除かれるまで次の印刷ジョブの印刷を停止させる画像形成装置に対して、先に印刷された用紙が取り除かれないことによる印刷ジョブの滞留を防ぐために、特定の条件が満足された場合には次の印刷ジョブの実行開始を許可する画像形成装置が提案されている(特許文献1)。言い換えれば、特許文献1に記載の画像形成装置では、特定の条件が満足されない場合には印刷ジョブの実行を停止している。なお、この特定の条件とは、印刷ジョブが同じユーザであることや、画像形成装置に複数の排出ビンがあり異なる排出ビンを排出先として指定していること、先の印刷ジョブの用紙の排出から所定時間が経過していることである。
特開2003−320732号公報
しかしながら、印刷されたシールを台紙から剥離する機能を有する印刷装置では、印刷ジョブを実行し、印刷を完了させて剥離されたシールを排出口から排出した状態で、長時間放置していると、シールの粘着剤が乾いてしまったり、粘着面に埃が付着してしまったりして、粘着力が低下してしまうという問題点があった。これは、特許文献1に記載の印刷装置のように、次の印刷ジョブを停止しても、1つの印刷ジョブの印刷を行ううちに発生する問題点であるので、回避することができない。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、シール状の被印刷媒体を台紙から剥離させる印刷装置であって、剥離されたシール状の被印刷媒体の印刷後の粘着力の低下を防ぐ印刷装置及び印刷プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明の印刷装置では、多数のラベルが台紙に粘着された帯状のラベル用紙に印刷データを印刷する印刷手段と、前記印刷手段による印刷が行われた前記ラベル用紙の前記ラベルを前記台紙から剥離する剥離手段と、前記剥離手段により剥離された前記ラベルを排出する排出口とを備えた印刷装置であって、前記剥離手段により剥離された前記ラベルを常に前記排出口から排出する通常排出モードと、前記剥離手段により剥離された前記ラベルを所定条件が成立した場合にのみ排出するトリガ排出モードとのいずれかを指定するモード指定手段と、当該モード指定手段により指定されたモードを記憶するモード記憶手段と、当該モード記憶手段に記憶されているモードが前記トリガ排出モードである場合には、前記所定条件が成立するまで、前記排出手段による前記ラベルの排出を停止する排出停止制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の印刷装置では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記ラベルの排出を指示する排出指示手段を備え、前記所定条件は前記排出指示手段による排出指示であることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明の印刷装置では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記印刷装置の前記排出口の設けられている側面への物体の接近を検知する検知手段を備え、前記所定条件は前記検知手段により物体の接近の検知であることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の印刷装置では、請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記検知手段は、前記側面における前記排出口よりも上側の領域に備えられていることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明の印刷プログラムでは、請求項1乃至4のいずれかに記載の各種処理手段としてコンピュータを機能させる。
請求項1に係る発明の印刷装置では、モード指定手段は、剥離手段により剥離されたラベルを常に排出口から排出する通常排出モードと、剥離手段により剥離されたラベルを所定条件が成立した場合にのみ排出するトリガ排出モードとのいずれかを指定し、モード記憶手段は、モード指定手段により指定されたモードを記憶し、排出停止制御手段は、モード記憶手段に記憶されているモードがトリガ排出モードである場合には、所定条件が成立するまで、排出手段によるラベルの排出を停止することができる。したがって、トリガ排出モードを設定している場合には、所定条件が成立していなければラベルは排出されないので、ユーザがラベルを取らずに放置され、ラベルの粘着面が乾いてしまったり、粘着面にゴミや埃がついてしまったりすることがない。また、通常排出モードを設定している場合には、常にラベルが排出されるので、ユーザが所定条件を成立させる必要はなく、ユーザは好みや状況に合わせてラベルの排出方法を選択することができる。
また、請求項2に係る発明の印刷装置では、請求項1に記載の発明の効果に加えて、排出指示手段は、ラベルの排出を指示することができる。そして、所定条件は排出指示手段による排出指示とすることができる。したがって、簡単に所定条件を成立させ、ラベルの排出の指示を行うことができる。
また、請求項3に係る発明の印刷装置では、請求項1に記載の発明の効果に加えて、検知手段は、印刷装置の排出口の設けられている側面への物体の接近を検知することができる。そして、所定条件は検知手段により物体の接近の検知とすることができる。したがって、ユーザが排出口からラベルを取り出す動作により、簡単に所定条件を成立させ、ラベルの排出の指示を行うことができる。
また、請求項4に係る発明の印刷装置では、請求項3に記載の発明の効果に加えて、検知手段は、側面における排出口よりも上側の領域に備えられている。したがって、ユーザが排出口からラベルを取り出す動作により、簡単に所定条件を成立させ、ラベルの排出の指示を行うことができる。
また、請求項5に係る発明の印刷プログラムでは、請求項1乃至4のいずれかに記載の各種処理手段としてコンピュータを機能させることができ、それによって請求項1乃至4のいずれかに記載の効果を奏することができる。
以下、本発明の実施の形態かを図面を参照して説明する。本発明の印刷装置では、図1に示すようなテープ状の台紙811に多数のラベル812が等間隔で配置され、粘着されたラベル用紙81を印刷することができる。図1は、ラベル用紙81の平面図である。なお、台紙811のラベル812が粘着されていない面を台紙811の裏面、ラベル812が貼り付けられている面を台紙811の表面といい、ラベル812の台紙811に貼り付けられている面をラベル812の粘着面、印刷される面を表面とする。なお、ラベル812の形状、配置位置、配置数は図1に示す例に限らない。また、本実施の形態のラベル812は白色である。
印刷装置1では、このような台紙811に粘着されたラベル812に印刷を行い、ラベル812を台紙811から剥離して、排出口99(図2参照)から排出することができる。ラベル812は剥離されてから排出口99から排出されるので、すぐにユーザに取り除かれないと、乾いたり、ゴミが付着したり、印刷装置1の正面壁2a(図2参照)に貼り付いたりする。そこで、本発明の印刷装置1では、排出口99からラベル812を排出する際に、ユーザからの指示があるまで排出を停止することができる。なお、印刷装置1は、図1に示すようなラベル用紙以外にも、テープに印刷することができる。
以下、図2乃至図4を参照して、印刷装置1について説明する。図2は、印刷装置1の斜視図であり、図3は、印刷装置1の右側面図であり、図4は、印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。
図2及び図3に示すように、印刷装置1の本体筐体2は正面視縦長の略長方形の正面壁2a、正面視略正方形の第一右側面壁2b、第一右側面壁2bに対向する正面視略正方形の第一左側面壁(図示外)、第一右側面壁よりもやや中央寄りに位置し、第一右側面壁の奥側に配置された正面視縦長の略長方形の第二右側面壁2f、第二右側面壁2fに対向する正面視縦長の略長方形の第二左側面壁(図示外)、正面視略長方形の第一上面壁2c、第一上面壁2cから連続し、第一上面壁2cの後方、やや低い位置に位置した第二上面壁2e、略長方形の底面(図示外)で囲まれた、略直方体形状をしている。そして、正面壁2aには、略長方形形状の底面10d、正面壁10a、右側面壁10b、左側面壁10cで囲まれた受取皿10が設けられている。この受取皿10は、正面壁2a、略長方形形状の底面10d、正面壁10a、右側面壁10b、左側面壁10cで囲まれ、上部の開口された略直方体形状をしている。また、正面壁2aには、左右方向に細長く開口し、正面壁2aの上下方向の略中央よりもやや下の位置に設けられている排出口99が設けられている。そして、排出口99から排出されたラベルや、印刷が行われてカットされたテープが受取皿10により受け取られる。
また、第一上面壁2cの正面壁2a寄り左側の位置には、印刷されたテープをカットするカットスイッチ9が設けられている。このカットスイッチ9は、図示外の押し切りカッターに接続しており、カットスイッチ9が押下されると印刷済みのテープがカットされる。また、正面壁2a寄り右側の位置には、電源ボタン60、OKボタン59、印刷ボタン58、モードボタン57が前側から後ろ側の順に並んで設けられている。電源ボタン60は、印刷装置1の電源のオフオンを指示するボタンであり、OKボタン59は、本実施の形態においてはラベル812の排出を開始させる際に押下されるボタンであり、印刷ボタン58は印刷の開始を指示するボタンであり、モードボタン59は後述する「トリガ印刷モード」と「通常印刷モード」とを切り替えるボタンである。さらに、モードボタン57の奥にはモードランプ45が設けられている。また、図示外の左側面壁には、アルファベットや記号の入力を指示する文字キー群44(図4参照)や各種機能を指示するその他の機能キー群43(図4参照)及びメッセージや文字キー群44により入力された文字が表示されるディスプレイ46(図4参照)が設けられている。
そして、本体筐体2の内部には、被印刷媒体であるラベル用紙81やテープが巻回されたテープカセットを収納するテープカセット収納部と、印刷を行うために複数の発熱素子を有するサーマルヘッド31や被印刷媒体を搬送するプラテンローラ26(図5参照)を備えた印刷機構部とが設けられている。そして、印刷機構部で印刷された被印刷媒体は排出口99から排出される。
次に、図2を参照して、進入センサ61について説明する。図2に示すように、正面壁2aにおける排出口99の上部中央に進入センサ61が設けられている。また、受取皿10の正面壁10aの内側、進入センサ61に対向する位置には、表面が黒色の板状の反射部材62が設けられている。進入センサ61は、イメージセンサである。進入センサ61にはLEDが設けられ、このLEDから出力された光の反射光を光学素子で検出するものであり、反射部材62に反射した光であるか否かにより、進入センサ61と反射部材62との間に何らかの物があるか否かの判断が行われる。具体的には、受取皿10にユーザの手が入れられたか否かの検出に用いられる。
次に、図4を参照して、印刷装置1の電気的構成について説明する。印刷装置1には、主制御基板40が設けられ、当該主制御基板40には、印刷装置1の主制御を司るCPU11が設けられ、CPU11には、文字や記号等のグラフィックデータを記憶したCGROM32と、制御プログラムを記憶したROM33と、フラグ等を記憶するRAM34と、入出力インターフェース35とが、データバス36を介して接続されている。
また、図4に示すように、印刷装置1の入出力インターフェース35には、サーマルヘッド31を駆動する駆動回路23と、プラテンローラ26を回転させるテープ送りモータ29を駆動する駆動回路24と、受取皿10への物体(手100)の進入を検出する進入センサ61と、電源の入り切りを指示する電源ボタン60と、ラベル用紙81の搬送を指示するOKボタン59と、印刷の実行を指示する印刷ボタン58と、モード(通常印刷モード、トリガ排出モード)の切替を行うモードボタン57と、その他の機能を指示するその他の機能キー群43と、アルファベットや記号の入力を行う文字キー群44と、モードの状態を示すモードランプ45と、メッセージや文字キー群44により入力された文字が表示されるディスプレイ46とが接続されている。
次に、図5の模式図を参照して、本発明の要部である印刷装置1においてラベル用紙81を印刷した際のラベル812の搬送について説明する。図5は、印刷装置1の構造を示す模式図である。なお、図5における紙面左が印刷装置1の前方向、紙面右が印刷装置1の後ろ方向となっている。図5に示すように、第一回転軸48に未印刷のラベル用紙81が巻回されており、第一回転軸48に巻回されたラベル用紙81が引き出されて、複数の発熱素子を有するサーマルヘッド31と印刷装置1の左右方向に配設された円柱形状のプラテンローラ26との間に導かれている。そして、サーマルヘッド31の左には、ラベル剥離部材51とラベル案内部材52とが印刷装置1の左右方向に配設されている。このラベル剥離部材51及びラベル案内部材52は円柱形状の部材である。そして、サーマルヘッド31により印字が行われたラベル用紙81は、プラテンローラ26の回転により前方向に搬送され、台紙811はラベル剥離部材51により上方向に導かれて第二回転軸49に巻回される。しかしながら、台紙811に粘着されているラベル812は、その剛性から台紙811から剥離されてそのまま前方向へ搬送されることとなる。しかし、本発明の印刷装置1では、後述する「トリガ排出モード」の際に排出口99からラベル812が排出される前に搬送を停止する。
ここで、印刷装置1の本体筐体2の正面壁2aに設けられている進入センサ61について説明する。進入センサ61の検出値は0〜255の値を取る。そして、反射部材62の進入センサ61に対向する反射面は黒色に彩色されており、進入センサ61の値が0〜255の中間値である「127」以下であれば、「黒色」でない、即ち「物体(ユーザの手100)」が存在すると判断され、「127」より大きければ、「黒色」である、即ち「物体(ユーザの手)」が存在しないと判断されるものとする。「物体(ユーザの手100)」が存在すると判断されれば、ラベル812を排出してもすぐにラベル812が取り去られるので、排出口99に排出されたまま、粘着面が乾いてしまったり、ごみが貼り付いてしまったりすることがない。そこで、「物体(ユーザの手100)」が存在すると判断された場合には、停止していたラベル用紙81の搬送を再開して、ラベル812を排出口99から排出する。
また、本実施の形態では、OKボタン59が押下されると、停止していたラベル用紙81の搬送を再開して、ラベル812を排出口99から排出する。つまり、OKボタン59の押下をユーザによるラベル812の取り除きの準備ができているので、ラベル812を排出するようにとの指示と捉えている。
また、本実施の形態では、「トリガ排出モード」と「通常排出モード」との2つのモードを設け、モードボタン57によりモードの切り替えを行っている。「トリガ排出モード」は、上述したように、排出口99からラベル812が排出される前に搬送(印刷)を停止し、「物体(ユーザの手100)」の認識、OKボタン59の押下というトリガが発生した際に停止していたラベル用紙81の搬送(印刷)を再開して、ラベル812を排出口99から排出するモードである。また、「通常排出モード」は印刷が終了したら、搬送を停止することなくラベル812を排出するものである。なお、「トリガ排出モード」である場合には、モードランプ45が点灯される。
次に、図6乃至図8のフローチャートを参照して、印刷装置1での処理について説明する。図6は、印刷装置1のメイン処理のフローチャートであり、図7は、メイン処理の中で行われるモード処理のフローチャートであり、図8は、メイン処理の中で行われる印刷処理のフローチャートである。
図6に示すメイン処理は、印刷装置1に電源が投入されると開始され、電源が切られるまで繰り返し実施される。まず、印刷機構部の動作確認やCGROM32,ROM33,RAM34の動作確認等の初期処理が行われる(S1)。そして、キー入力を受け付けたか否かの判断が行われる(S2)。キー入力を受け付けていなければ(S2:NO)、その他の処理が行われて(S11)、S2へ戻る。また、キー入力を受け付けていれば(S2:YES)、入力を受け付けたキーが機能キー(モードボタン57、その他の機能キー群43)であるか否かの判断が行われる(S3)。
キーが機能キーでなければ(S3:NO)、文字キー群44のいずれかのキーであるので、文字キーからの入力が受け付けられ(S6)、受け付けられた内容がディスプレイ46に表示される(S7)。そして、S2へ戻る。また、キーが機能キーであれば(S3:YES)、機能キーの種類がモードボタン57であるか否かの判断が行われる(S4)。モードボタン57であれば(S4:YES)、モード処理が行われる(S8、図7参照)。
図7に示すように、モード処理では、まず「トリガ印刷モード」であるか否かの判断が行われる(S21)。この判断にはモードフラグが用いられる。このモードフラグの値はRAM34に設けられたモードフラグ記憶エリアに記憶されており、「1」が記憶されている状態を「オン」とし「トリガ印刷モード」であることを示している。そして、「0」が記憶されている状態を「オフ」とし「通常印刷モード」であることを示している。そこで、モードフラグの値が「1」であるか否かにより、「トリガ印刷モード」であるか否かの判断が行われ(S21)、モードフラグの値が「1」であり「トリガ印刷モード」であれば(S21:YES)、モードフラグに「0」が記憶されてオフとされ「通常印刷モード」に切り替えられる(S23)。一方、モードフラグの値が「0」であり「トリガ印刷モード」でなく「通常印刷モード」であった場合には(S21:NO)、モードフラグに「1」が記憶されてオンとされ「トリガ印刷モード」に切り替えられる(S22)。このようにして、モードボタン57が押下された場合にモードの切り替えが行われ、メイン処理へ戻り、S2へ戻る。
また、メイン処理において、機能キーの入力を受け付け(S2:YES,S3:YES)、機能キーの種類がモードボタン57でない場合には(S4:NO)、印刷ボタン58であるか否かの判断が行われ(S5)、印刷ボタン58であれば(S5:YES)、印刷処理が行われる(S9、図8参照)。
図8に示すように、まず、「トリガ印刷モード」であるか否かの判断が行われる(S31)。モードフラグの値が「0」であり「トリガ印刷モード」でなく「通常印刷モード」であった場合には(S31:NO)、排出口99から印刷済みのラベル812が排出されないように、搬送を停止する必要はないので、全ての印刷が行われる(S32)。そして、メイン処理へ戻り、S2へ戻る。
一方、モードフラグの値が「1」であり「トリガ印刷モード」であれば(S31:YES)、所定量の印刷が実行される(S33)。具体的には、ラベル812は印刷開始位置から、ラベル812の先端が排出口の手前に位置するまで搬送され、この際の搬送量で印刷できるだけの量が所定量となる。S33において所定量の印刷が行われると、続きの印刷はすぐには行われずに停止する。ラベル用紙81の搬送も停止されることとなる。本実施の形態では、ユーザからの指示を受けなければ印刷は継続されない。具体的には、OKボタン59が押下されること、受取皿10に物体(ユーザの手100)が入れられることがユーザからの指示とされている。
そこで、OKボタン59が押下されたか否かの判断が行われる(S34)。ユーザによりOKボタン59が押下されなければ(S34:NO)、受取皿10にユーザの手100が進入されているか否かを判断するために、進入センサ61の値が取得される(S35)。そして、取得された値が物体(ユーザの手100)があることを意味する値(127以下)でなければ(S36:NO)、まだ印刷を再開することはできないので、S34へ戻り、引き続きOKボタン59の押下の判断(S34)、受取皿10への物体の有無の判断(S35,26)の処理が行われる。繰り返し、S34〜S36の処理が行われ、OKボタン59が押下されれば(S34:YES)、残りの印刷が行われ(S37)、印刷処理は終了し、メイン処理へ戻り、S2へ戻る。また、繰り返し、S34〜S36の処理が行われ、S35で取得された値が物体(ユーザの手100)があることを意味する値であれば(S36:YES)、残りの印刷が行われ(S37)、印刷処理は終了し、メイン処理へ戻り、S2へ戻る。
また、メイン処理において、機能キーの入力を受け付け(S2:YES、S3:YES)、機能キーの種類がモードボタン57でない場合には(S4:NO)、印刷ボタン58であるか否かの判断が行われ(S5)、印刷ボタン58でなければ(S5:NO)、その他の機能キーに応じた機能処理が行われる(S10)。そして、S2へ戻る。
以上のように、印刷装置1では、「トリガ印刷モード」である場合に印刷ボタン58が押下されると(S5:YES)、所定量の印刷が行われた後に(S33)、ユーザからの指示である、OKボタン59の押下(S34:YES)、又は、受取皿10への物体(ユーザの手100)の進入を検知するまで(S36:YES)、印刷動作を停止し、これらの指示を検出した後に(S34:YES、又は、S36:YES)、残りの印刷が行われる。したがって、印刷済みで剥離されたラベル812の粘着面が乾いてしまったり、粘着面にごみが付着してしまったりすることがない。
また、モードボタン57の操作により、「トリガ印刷モード」と「通常印刷モード」とを切り替えることができる。よって、指示することなくラベル812への印刷を継続して行いたいユーザは「通常印刷モード」に設定すれば、指示することなく次々に印刷済みのラベルが排出口99から排出される。したがって、ユーザの好みに合わせたモードで印刷を行うことができる。そして、「トリガ印刷モード」ではモードランプ45が点灯するので、印刷装置1がどちらのモードに設定されているのかをユーザは知ることができる。
なお、上記実施の形態のサーマルヘッド31が「印刷手段」に該当し、ラベル剥離部材51が「剥離手段」に該当し、モードボタン57が「モード指定手段」に該当し、モードフラグを記憶しているRAM34のモード記憶エリアが「モード記憶手段」に該当し、図8に示す印刷処理のS33〜S36の処理を行うCPU11が「排出停止制御手段」に相当し、OKボタン59が「排出指示手段」に該当し、進入センサ61が「検知手段」に該当する。
なお、本発明の印刷装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。上記実施の形態では、印刷装置1としてテープ形状の被印刷媒体を印刷する印刷装置を例にあげ、被印刷媒体としてラベル用紙81を例にあげたが、被印刷媒体はテープ形状でなく、カット紙や連続用紙にラベルが貼付されているものであってもよい。また、印刷装置1も他の種類のメディアを印刷するレーザプリンタ、インクジェットプリンタ、熱転写プリンタ、ドットプリンタ等であってもよいことはいうまでもない。また、上記実施の形態では、文字キー群44を備え、文字キー群44から入力された文字を印刷したり、予めCGROM32に記憶されている印刷データを印刷したりする印刷装置1を例にあげたが、パーソナルコンピュータに接続して、パーソナルコンピュータから送信される印刷データを印刷する印刷装置であってもよい。
また、上記実施の形態では、ユーザからの指示をOKボタン59の押下、及び、進入センサ61による受取皿10への物体(ユーザの手100)の進入の検知としているが、必ずしも両方を備えている必要はない。OKボタン59の押下を検知した際にのみ、残りの印刷を再開する印刷装置であってもよい。また、進入センサ61による受取皿10への物体(ユーザの手100)の進入を検知した際にのみ、残りの印刷を再開する印刷装置であってもよい。
また、上記実施の形態では、進入センサ61を正面壁2aにおける排出口99の上部中央に設けているが、進入センサ61の配置はこれに限らない。進入センサ61のLEDから出力された光を反射させる反射部材62を受取皿10の正面壁10aの内側に設けることができる高さで、排出口99よりも高い位置であればよい。例えば、受取皿10の正面壁10aの高さを図2及び図3に示す例よりも高くし、反射部材62をより高い位置に配置すれば、進入センサ61の配置も高くすることが可能である。また、進入センサ61の配置を上記実施の形態よりも高い位置とし、LEDの光の出力方向を受取皿10の底面壁10dと平行にせずに、反射部材62に向けて下方向に出力してもよい。
また、上記実施の形態では、ラベル812は印刷開始位置から、ラベル812の先端が排出口の手前に位置するまで印刷が行われ(S33)、その後、ユーザからの指示(OKボタン59の押下、進入センサ61の物体検出)を受けると残りの印刷が行われている(S37)。しかしながら、ラベル812の長さが、ラベル812の先端が排出口の手前に位置するまでの間に印刷が終了してしまうようなものである場合には、S37においては、印刷は行われず、ラベル用紙81の搬送のみが行われることとなる。
本発明の印刷装置は、台紙に剥離可能なラベルが貼付されているラベル用紙を印刷する印刷装置に利用可能である。
本実施の形態におけるラベル用紙の平面図である。 印刷装置の斜視図である。 印刷装置の右側面図である。 印刷装置の電気的構成を示すブロック図である。 印刷装置の構造を示す模式図である。 印刷装置のメイン処理のフローチャートである。 メイン処理の中で行われるモード処理のフローチャートである。 メイン処理の中で行われる印刷処理のフローチャートである。
符号の説明
1 印刷装置
10 受取皿
11 CPU
31 サーマルヘッド
34 RAM
45 モードランプ
51 ラベル剥離部材
57 モードボタン
58 印刷ボタン
59 OKボタン
61 進入センサ
62 反射部材
81 ラベル用紙
99 排出口
100 手
811 台紙
812 ラベル

Claims (5)

  1. 多数のラベルが台紙に粘着された帯状のラベル用紙に印刷データを印刷する印刷手段と、前記印刷手段による印刷が行われた前記ラベル用紙の前記ラベルを前記台紙から剥離する剥離手段と、前記剥離手段により剥離された前記ラベルを排出する排出口とを備えた印刷装置であって、
    前記剥離手段により剥離された前記ラベルを常に前記排出口から排出する通常排出モードと、前記剥離手段により剥離された前記ラベルを所定条件が成立した場合にのみ排出するトリガ排出モードとのいずれかを指定するモード指定手段と、
    当該モード指定手段により指定されたモードを記憶するモード記憶手段と、
    当該モード記憶手段に記憶されているモードが前記トリガ排出モードである場合には、前記所定条件が成立するまで、前記排出手段による前記ラベルの排出を停止する排出停止制御手段と
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記ラベルの排出を指示する排出指示手段を備え、
    前記所定条件は前記排出指示手段による排出指示であることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記印刷装置の前記排出口の設けられている側面への物体の接近を検知する検知手段を備え、
    前記所定条件は前記検知手段により物体の接近の検知であることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記検知手段は、前記側面における前記排出口よりも上側の領域に備えられていることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の各種処理手段としてコンピュータを機能させるための印刷プログラム。
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