JP3750241B2 - 印刷装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、単葉の被印刷材印刷を行う印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図7に示すような小型のプリンタがある。同図は熱転写式プリンタの主要部のみを模式的に示す側断面図である。同図に示すプリンタ1は、装置本体の匡体2の側面に形成されている給紙口と排紙口とを兼用する給排紙口3から手差し挿入された用紙4が搬送ロール対5により図の破線矢印Aで示すように搬入され、用紙4の先端部4−1が用紙検知センサ6で検知されると、印字ヘッド7が図に示す非印字位置から下方の印字位置に移動して、インクリボン8と重ねて用紙4をプラテン9に押圧する。搬送ロール対5が図の矢印Bで示す印刷方向に用紙4の移送を開始し、巻取ローラ11が図の矢印Cで示す時計回り方向に回転してインクリボン8を巻き取り、インクリボン8の未使用部分8−1を供給ローラ12から引き出し、印字ヘッド7がプラテン9を押圧する印字部へ供給する。印字ヘッド7は、その先端の発熱素子を画像データに応じて選択的に発熱させてインクリボン8のインクを用紙4に転写して印字(印刷)を行う。印字終了した用紙4は、給排紙口3へ排出されて、抜き取られるのを待機する。用紙搬入方向下流に在る後方検知センサ13は、紙ジャムセンサであり、用紙4が給排紙口3から装置内部まで正常に搬入されたか否かを検知している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したように小型化のため構造を簡単にすべく用紙の挿入口と排出口を同一に形成した手差し方式のプリンタは、給排紙口3に用紙4が残っていた場合、印刷前の用紙なのか印刷後の用紙であるのか区別することができない。小型化と低価格化のためには、用紙検知センサの個数や配設位置などに大きな制約を受け、したがって、用紙の状態を正確に判断するのは困難であった。
【0004】
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、簡単な構成のままで給排紙口の用紙の状態を正しく判別する印刷装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以下に、本発明に係わる印刷装置の構成を述べる。
本発明の印刷装置は、給紙口と排紙口とを兼用する給排紙口を備えて該給排紙口から挿入された被印刷材に印刷を行って印刷済みの前記被印刷材を前記給排紙口から取り除き可能な装置本体内の所定の位置まで排出する印刷装置において、
印刷済みの前記被印刷材の排出処理後から次の印刷が再開される迄の間に前記装置本体内の所定の位置に前記被印刷材が存在するか否かを検知する検知手段と、
前記検知手段により前記被印刷材の存在が検知されたときに、印刷開始後に前記被印刷材の印刷開始位置が印刷ヘッドまで送られる間に、前記検知手段による検知出力に基づいて前記被印刷材が印刷済みであるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段が前記被印刷材が印刷済みであると判断したときに印刷の実行を禁止する禁止手段とを備えて構成される。
【0006】
この印刷装置は、更に、前記判断手段が前記被印刷材が印刷済みであると判断したときに印刷済の被印刷材が取り除かれずに前記装置本体内の所定の位置に残っていることを報知する手段を備えて構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施の形態における用紙手差し式の熱転写プリンタの構成を示すブロック図である。同図に示す熱転写プリンタ20は、CPU(中央演算処理装置)を有する制御部21を備えている。制御装置21は、コントローラ部にROM(読み出し専用メモリ)22、RAM(読み書き自在なメモリ)23、I/F(インタフェース)24、及び操作パネル部25が接続されており、この操作パネル部25には電源キー25a、印刷キー25b等が配設されている。
【0008】
また、制御装置21のエンジン部には、印字ヘッド駆動モータ26を駆動するドライバ26−1、印字ヘッド27を発熱駆動するドライバ27−1、紙送りモータ28を駆動するドライバ28−1、インクリボン巻取モータ29を駆動するドライバ29−1、LED31を発光駆動するドライバ31−1、用紙検知センサA32、用紙検知センサB33、及びインクリボンセンサ34が接続されている。上記のRAM23には、画像データ領域23a、印刷データ領域23b、フラグF領域23c、ワーク領域23d等が設けられている。
【0009】
制御装置21のコントローラ部は、I/F24を介してホストコンピュータ等から入力される画像データを一旦画像データ領域23aに格納して解析し、この解析により印刷用データを印刷データ領域23bに作成し、その作成した印刷データを、イメージデータ転送回路等によりエンジン部に転送する。
【0010】
図2(a),(b),(c) は、エンジン部に制御される主要機構部分の動作状態を示す側面図である。エンジン部は、コントローラ部からの印刷データや指令信号に基づいて、モータ駆動用電源やセンサ用電源のオン/オフ等を行い、センサA32及びセンサB33からの用紙有無の情報、インクリボンセンサ34(図2(a),(b),(c) には図示を省略)のリボン位置の情報等を参照しながら図1及び図2(a),(b),(c) に示す各部を駆動制御する。
【0011】
すなわち、エンジン部は、印字ヘッド駆動モータ26を正逆両方向に駆動して不図示のヘッド支持部材を正逆両方向に回動させて、印字ヘッド27を、プラテン35を押圧する印刷位置(図2(b),(c) 参照)とプラテン35から離隔する非印刷位置(図2(a) 参照)とに回動させ、印字ヘッド27の発熱素子を印刷データに応じて選択的に発熱駆動しインクリボン36のインクを溶融又は昇華させて用紙(被印刷材)37に転写し、紙送りモータ28を正逆両方向に駆動して紙送りロール対38を図2(b) の矢印Dで示す印刷方向と、搬入又は色多重印刷のための印刷方向の逆方向とへ、用紙37を移送するように回転させる。
【0012】
また更に、エンジン部は、インクリボン巻取モータ29を駆動して巻取りローラ39を図2(b) の矢印Eで示す時計回り方向に回転させてインクリボン36を巻き取らせ、その未使用部分を供給ローラ41から引き出して印字ヘッド27とプラテン35の対向部に供給する。そして、何等かの不具合が発生したときはLED31を点灯又は点滅駆動して外部に不具合を報知する。
【0013】
上記の図2(a),(b),(c) を用いて動作状態を更に説明する。同図(a) は、給排紙口42から用紙37を手差し紙挿入すると、この用紙37を用紙検知センサA32が検知し、紙送りロール対38が回転して用紙37を図の破線矢印Fで示すようにプリンタ内に搬入する。用紙検知センサA32の用紙検知から一定時間後に用紙検知センサB33が用紙37を検知することで正常な用紙送りがなされたと判断する。尚、本発明は、用紙検知センサA32に関り、用紙検知センサB33には直接関係しない。また、同図(a) は、印字(印刷)開始のための用紙挿入時の状態を表わすと共に、印刷が終了して用紙37が排出され状態をも表わしている。
【0014】
同図(b) は、用紙37が上述のように給排紙口42から挿入され、内部に搬入されて、印刷位置に設定され、印字ヘッド27が下降して印刷動作が開始される状態を表わしている。このプリンタは、フルカラー印刷を行うために、用紙37を正逆両方向に往復搬送してイエロー(黄色)、マゼンタ(赤色)、シアン(青色)の各インクを重ね印刷する。インクリボン36には、用紙37の印刷面に対応する大きさに各色のインクがインクリボン36の長手方向に面順次に塗布されている。上記イエロー、マゼンタ、シアンの各インク塗布領域の先頭に付されているマークをインクリボンセンサ34が検知してインクリボン36の印字位置決めを行う。そして、印刷を実行する。同図(c) は印刷中の状態を示している。
【0015】
ところで、上記の図2(a),(b),(c) に示すような手差し方式の構成の場合、印刷済みの用紙37を排紙する際、紙送りロール対38を回転させただけでは、用紙37は完全に排出されない。つまり、ユーザが意識的に用紙37を抜き出さないと、用紙37の端部が紙先センサ(用紙検知センサA)32の検知位置に残ったままになる。そして、このように印刷後に用紙37が抜き出されなかった場合には、抜き忘れ又は紙詰まりと判断することになる。一般には、印刷済みの用紙37が給排紙口42に残っている可能性が高い。
【0016】
図3は、そのように給排紙口42に印刷後の用紙が残っていた場合に、用紙が抜かれるまで監視して新たな印刷の実行に移らないようにする処理のフローチャートである。尚、この処理は図1に示した制御部21によって行われる処理であり、フラグFが使用される。フラグFは、用紙検知センサA32のオン/オフを記憶するフラグであり、用紙検知センサA32が用紙37を検知してオンとなるとフラグFには「1」が記憶され、用紙37が引き出されて用紙検知センサA32がオフになるとフラグFには「0」が記憶される。
【0017】
図3に示すように、先ず、印刷キー25bの入力、又はホスト機器からの印刷指示信号の入力があるか否かを判別する(ステップS1)。そして、印刷が指示されていれば(S1がY)、ホスト機器から転送されてきた画像データに基づいて印刷データを作成して印刷準備を行い(ステップS2)、続いてフラグFの値を参照する(ステップS3)。一般に、先ず印字指示を出してから用紙37が給排紙口42から挿入されるので、最初は用紙検知センサA32はオフとなっており、従ってフラグFは「0」である。
【0018】
このフラグFが「0」であることを確認して(S3がY)、続いて用紙検知センサA32がオンとなるのを待機する(ステップS4、及び判別がN)。そして、用紙検知センサA32がオンとなると(S4がY、図2(a) の状態図参照)、用紙37を繰り返し往復搬送してフルカー印刷の処理を行う(ステップS5、図2(b),(c) の状態図参照)。そして印刷が終了すると、その印刷済みの用紙37を給排紙口42まで排出する(ステップS6、図2(a) の状態図参照)。
【0019】
次に、用紙検知センサA32の出力を参照しオンしているか否かを判別する(ステップS7)。この処理は、印刷済みの用紙37が給排紙口42から取り除かれたか否かを判別する処理である。
【0020】
そして、用紙検知センサA32が用紙37を検知中であれば(S7がY)、フラグFに「1」を設定して(ステップS8)、予め設定されている所定の時間が経過したか否かを判別する(ステップS10)。この時間は例えば5m秒程度である。この一定時間を待機して(S10がN)、その一定時間が経過すると(S10がY)、ステップS1に戻って印刷開始を判別する。
【0021】
上記ステップS1で、印刷指示がなければ(S1がN)、上述のステップS7に移行して、ステップS7、S8、S10及びS1を繰り返す。これにより、印刷指示が無い間、上記印刷済みの用紙が取り除かれたか否かが監視される。そして、やがて用紙が取り除かれて用紙検知センサA32がオフになると(S7がN)、フラグFに「0」を設定して再び一定時間待機した後、ステップS1に戻る。このフラグFの「0」が次の印刷指示が出されたときステップS3で判別されて、印刷が実行される。
【0022】
また、印刷済みの用紙37がいつまでも取り除かれないと、つまりステップS8のフラグFに「1」を設定する処理が繰り返し継続すると、次の印刷指示ではステップS3で、そのフラグFが「1」であることが判別される(S3がN)。これにより、印字ヘッド27、紙送りモータ28、インクリボン巻取モータ29の駆動を行わず停止したままにして印刷部の印刷動作を行わないようにし(ステップS11)、LED31を点滅駆動して印刷済みの用紙が取り除かれずに残っていることを外部に警告報知する(ステップS12)。
【0023】
このように、給排紙口42に用紙37が残っていた場合には、つまり用紙端部が紙先センサ(用紙検知センサA32)の検知位置に残っている間は、用紙検知センサA32をオンにしたままにして、用紙が取り除かれるまで監視する。これにより、印刷前の用紙なのか印刷後の用紙なのか区別する。
【0024】
次に、用紙検知センサA32により印刷前の用紙であるか印刷後の用紙なのかを区別して処理する他の方法を第2の実施の形態として以下に説明する。
図4は、第2の実施の形態における印刷済み用紙と未印刷又は印刷中用紙とを弁別しながら印刷を行う処理のフローチャートである。そして、図5(a),(b) は、処理中の用紙と用紙検知センサA32の出力との関係を示す図である。尚、この実施の形態における印刷装置の構成は、図1および図2に示した構成と同様であるが用紙検知センサA32には反射型のフォトセンサを用いる。また、図5(a) に示すように、一般に用紙37は印刷の際、印字領域43の周囲にマージン領域(余白部)44を形成される。本実施の形態では、用紙搬送方向に見て用紙37の端部からマージン領域(余白部)44を越えて更に印字領域43へ例えば1/3程度入り込んだ距離Lを一定の距離とし設定し、この距離Lを予めメモリに記憶している。
【0025】
以下、図4及び図5(a),(b) を用いて本実施の形態における印刷装置の処理動作を説明する。図4に示すように、この場合も先ず印刷キー25bの入力、又はホスト機器からの印刷指示信号の入力があるか否かを判別する(ステップS101)。そして、印刷が指示されていれば(S101がY)、ホスト機器から転送されてきた画像データに基づいて印刷データを作成して印刷準備を行う(ステップS102)。
【0026】
続いて用紙検知センサA32がオンであるか否かを判別し(ステップS103、及び判別がN)、用紙検知センサA32がオンであれば(S4がY)、用紙37を一定距離Lだけ搬送する(ステップS104)。これによって、もし用紙37が印刷済みの用紙であれば何等かの画像が形成されている部分が用紙検知センサA32の検知位置に位置する。
【0027】
次に、用紙検知センサA32の出力を参照し、その出力電圧Vaが予め設定されている基準電圧値(電圧測定しきい値)Vsよりも大きいか否かを判別する(ステップS105)。図5(b) に示すように、用紙は白色であり光反射率が大きくセンサ出力電圧としてVM が得られる。一方、印字領域43に印刷画像が存在すると光反射率が小さくなりセンサ出力電圧が小さくなる。そこで上記電圧値VM より小さい電圧値を基準電圧値(しきい値)Vsとして予め設定し、用紙印字領域43でのセンサ出力電圧値Va と基準電圧値Vsの大小を比較することにより印刷済みの用紙であるか否かを判断するものである。
【0028】
そして、この判別で用紙検知センサA32の出力電圧Vaが、しきい値Vsと同じ値か大きい値(S105で「Va≧Vs」)、すなわち、用紙37が印刷前の白無地の用紙である場合は、巻取りローラ39を搬入方向とは逆方向に回転させて用紙37を一旦元の位置(用紙挿入直後の位置、図2(a) 参照)に戻した後(ステップS106)、印刷処置を開始する(ステップS107)。この後、印刷処置が終了したならば、用紙37を給排紙口42へ向けて排出して(ステップS108)、ステップS101に戻る。
【0029】
そして、再び印刷指示があったときは、ステップS101〜S105を繰り返し、ステップS105で、もし、いま印刷の終了した用紙が取り除かれていなかったときは、用紙検知センサA32の出力電圧Vaが、用紙37が白無地の用紙である場合の検知電圧値Vsよりも低くなるため(S105で「Va<Vs」)画像が印刷された用紙であると判断し、この場合は、ステップS109及びS110を実行する。ステップS109及びS110の処理は、図3のフローチャートのステップS11及びS12の処理と同一である。
【0030】
このように、給排紙口42に用紙37が在るときに、その用紙が印刷済みの用紙であるか未印刷の用紙であるかを判断して、印刷済みの用紙であるときは印刷処理を停止して警告報知を行い、未印刷の用紙であるときは印刷処理を実行するということを自動的に行う。
【0031】
続いて、図6は、第3の実施の形態における処理のフローチャートである。尚、この場合も、印刷装置の構成は、図1および図2に示した構成と同様である。この処理は、図6に示すように、電源スイッチ(図1の電源キー25a)がオンとなると(ステップS201がY)、開始される。先ず、用紙検知センサA32が用紙37を検知しているか否かを判別する(ステップS202)。そして、用紙37が検知されていれば(S202がY)、その用紙37が不検知となるまで待機する(ステップS203、及び判別がN)。
【0032】
これにより、電源を入れる前から印刷済みの用紙が給排紙口42に残っていたのであれば、その用紙が取り除かれるまで待機状態が継続して印刷処理へ移行しない。また、手順を誤って、電源を入れる前に印刷用の用紙(白紙)を入れた場合であっても、その用紙を一旦抜き出してから挿入し直さないと印刷処理へ移行しない。すなわち、いずれにしてもユーザによって給排紙口42の用紙の確認が行われることになる。
【0033】
上記ステップS203の判別で、用紙検知センサA32の出力が用紙37の不検知を示したときは、次に、その用紙検知センサA32が改めて用紙37を検知するまで待機する(ステップS204、及び判別がN)。尚、電源を入れたとき用紙検知センサA32が用紙不検知の状態であれば(S202がN)、直ちにステップS204の処理に移行する。そして、用紙検知センサA32が用紙37を検知すると(S204がY)、印刷処理を行って(ステップS205)、処理を終了する。
【0034】
このように、電源を入れたときは、用紙検知センサA32が必ず用紙を検知していない状態になってから用紙を検知するのでないと印刷動作に入らないように制御される。
【0035】
尚、上述の第1及び第3の実施の形態ではいずれの場合も、用紙検知センサA32として透過型のフォトセンサを用いているが、これに限ることなく、反射型のフォトセンサを用紙検知センサA32に用いてもよい。また、用紙検知の処理を紙ジャムセンサ(用紙検知センサB32)の出力と組み合わせて、より確実に判別するようにしてもよい。
【0036】
また、装置本体に電源が入ったままの状態で放置されたとき、用紙の状態フラグFに「1」(印刷済み用紙有り)を強制的に設定してからセンサ電源を切るようにしてもよい。このようにすると用紙検知センサに電源が入ったままの状態になるのを防止でき、センサの寿命を無駄に縮めることがなくなる。
【0037】
また、上述した制御の処理手順は、ROM22に予め格納して置くのではなく、例えば、フロッピーディスク等の外部記憶装置に格納したものをRAM23のワーク領域23dのプログラム領域に読み込んで、この読み込んだプログラムに基づいて処理するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、給排紙兼用の1個の出し入れ口しかない手差し式プリンタの出し入れ口側の1個の用紙検知センサの出力を見るだけで印刷済み用紙であるか否かを判断するので、全体として簡単なままの構造で排紙用紙を確認でき、したがって、小型・簡便型のプリンタでありながら1度印刷された用紙を誤って再度印刷したり或はカラー印刷の途中で誤って用紙を引き抜くなどの不具合が解消される。また、警告灯などによる報知によって印刷済み用紙であるか否かの弁別が容易であるので、印字中であってもプリンタから離れず付ききりで操作する必要がなく、これにより、印刷作業を行いながら他の作業を行うことができ、したがって、全体として作業の能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における手差し式の熱転写プリンタの構成ブロック図である。
【図2】 (a),(b),(c) はエンジン部に制御される主要機構部分の動作状態を示す側面図である。
【図3】給排紙口に印刷後の用紙が残っていた場合に用紙が抜かれるまで印刷の実行に移らないようにする処理のフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態における印刷済み用紙と未印刷又は印刷中用紙とを弁別しながら印刷を行う処理のフローチャートである。
【図5】処理中の用紙と用紙検知センサA32の出力との関係を示す図である。
【図6】第3の実施の形態における処理のフローチャートである。
【図7】従来の小型熱転写式プリンタの主要部のみを模式的に示す側断面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 匡体
3 給排紙口
4 用紙
4−1 先端部
5 搬送ロール対
6 用紙検知センサ
7 印字ヘッド
8 インクリボン
8−1 未使用部分
9 プラテン
11 巻取ローラ
12 供給ローラ
13 後方検知センサ
20 手差し式の熱転写プリンタ
21 制御部
22 ROM(読み出し専用メモリ)
23 RAM(読み書き自在なメモリ)
23a 画像データ領域
23b 印刷データ領域
23c フラグF
23d ワーク領域
24 I/F(インタフェース)
25 操作パネル部
25a 電源キー
25b 印刷キー
26 印字ヘッド駆動モータ
26−1 ドライバ
27 印字ヘッド
27−1 ドライバ
28 紙送りモータ
28−1 ドライバ
29 インクリボン巻取モータ
29−1 ドライバ
31 LED
31−1 ドライバ
32 用紙検知センサA
33 用紙検知センサB
34 インクリボンセンサ
35 プラテン
36 インクリボン
37 用紙(被印刷材)
38 紙送りロール対
39 巻取りローラ
41 供給ローラ
42 給排紙口
43 印字領域
44 マージン領域(余白部)
Claims (2)
- 給紙口と排紙口とを兼用する給排紙口を備えて該給排紙口から挿入された被印刷材に印刷を行って印刷済みの前記被印刷材を前記給排紙口から取り除き可能な装置本体内の所定の位置まで排出する印刷装置において、
印刷済みの前記被印刷材の排出処理後から次の印刷が再開される迄の間に前記装置本体内の所定の位置に前記被印刷材が存在するか否かを検知する検知手段と、
前記検知手段により前記被印刷材の存在が検知されたときに、印刷開始後に前記被印刷材の印刷開始位置が印刷ヘッドまで送られる間に、前記検知手段による検知出力に基づいて前記被印刷材が印刷済みであるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段が前記被印刷材が印刷済みであると判断したときに印刷の実行を禁止する禁止手段と、
を備えることを特徴とする印刷装置。 - 更に、前記判断手段が前記被印刷材が印刷済みであると判断したときに印刷済の被印刷材が取り除かれずに前記装置本体内の所定の位置に残っていることを報知する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
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JP34916896A JP3750241B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 印刷装置 |
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JP34916896A JP3750241B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 印刷装置 |
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JP34916896A Expired - Fee Related JP3750241B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 印刷装置 |
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- 1996-12-27 JP JP34916896A patent/JP3750241B2/ja not_active Expired - Fee Related
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