JP5372902B2 - 車両用燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、中心軸線を上下方向に長くした円筒状のポンプハウジングを有する燃料ポンプと、燃料タンクの底壁に取付けられるベース部材と、上端を閉じた有底筒状に形成されるとともに前記燃料ポンプを前記ベース部材との間に保持するようにして前記燃料ポンプを覆いつつ前記ベース部材に結合されるアッパーカップと、前記燃料ポンプの吐出口に接続されるようにして前記アッパーカップに保持されるプレッシャレギュレータとを備え、前記ベース部材内に、前記燃料ポンプで吸入される燃料を前記燃料タンク内から導入して貯留する燃料貯留部が、前記燃料ポンプの底面を臨ませるようにして形成される車両用燃料供給装置に関する。
相互に結合されるベース部材およびアッパーカップ間に燃料ポンプが保持され、ベース部材内に形成される燃料貯留部に燃料タンク内の燃料を導くために、アッパーカップの側壁に上下に延びる複数の開口が設けられるとともにベース部材にも複数の開口が設けられ、燃料ポンプの吐出口に接続されるプレッシャレギュレータがアッパーカップに保持されるようにした車両用燃料供給装置が、特許文献1で知られている。
特開2010−77906号公報
ところが、上記特許文献1で開示されるものでは、燃料貯留部内に燃料タンク内の燃料を効果的に導入するために、ベース部材およびアッパーカップに大小様々な複数の開口が設けられているので、燃料タンク内の燃料残量が少ない場合に車両の加・減速等で燃料が燃料タンク内を移動したときに、燃料貯留部に保持していた燃料が燃料タンク側に戻ってしまう事態が生じることが予想される。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、燃料貯留部で保持される燃料をより確実に燃料貯留部内に留めることができるようにした車両用燃料供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、中心軸線を上下方向に長くした円筒状のポンプハウジングを有する燃料ポンプと、燃料タンクの底壁に取付けられるベース部材と、上端を閉じた有底筒状に形成されるとともに前記燃料ポンプを前記ベース部材との間に保持するようにして前記燃料ポンプを覆いつつ前記ベース部材に結合されるアッパーカップと、前記燃料ポンプの吐出口に接続されるようにして前記アッパーカップに保持されるプレッシャレギュレータとを備え、前記ベース部材内に、前記燃料ポンプで吸入される燃料を前記燃料タンク内から導入して貯留する燃料貯留部が、前記燃料ポンプの底面を臨ませるようにして形成される車両用燃料供給装置において、前記燃料ポンプの下部のうち前記アッパーカップから下方に突出する部分を覆うようにして筒状に形成される筒状壁部が、前記アッパーカップの下部に接続されるようにして前記ベース部材に一体に設けられ、前記燃料タンク内の燃料を前記燃料貯留部に導入するための少なくとも1つの燃料導入孔が、前記燃料タンクの車両搭載時に車両の側方に指向するようにして、前記アッパーカップおよび前記ベース部材のうち前記ベース部材の前記筒状壁部に設けられ、前記燃料貯留部に開口する燃料導出口が、前記ベース部材および前記アッパーカップの外部に配置されるフィルタに接続されるようにして前記ベース部材の側壁に設けられ、前記燃料ポンプがその底面に備える脱気孔および前記燃料導出口間を隔てる隔壁部が、前記ベース部材に一体に設けられ、前記ベース部材に、前記フィルタから導かれた燃料を前記燃料ポンプ側に導く吸入用接続管部が設けられ、前記燃料導出口および前記脱気孔が、前記燃料ポンプの軸線に直交する平面への投影図上で前記吸入用接続管部を相互間に挟む位置に配置されることを第1の特徴とする。
また本発明は、中心軸線を上下方向に長くした円筒状のポンプハウジングを有する燃料ポンプと、燃料タンクの底壁に取付けられるベース部材と、上端を閉じた有底筒状に形成されるとともに前記燃料ポンプを前記ベース部材との間に保持するようにして前記燃料ポンプを覆いつつ前記ベース部材に結合されるアッパーカップと、前記燃料ポンプの吐出口に接続されるようにして前記アッパーカップに保持されるプレッシャレギュレータとを備え、前記ベース部材内に、前記燃料ポンプで吸入される燃料を前記燃料タンク内から導入して貯留する燃料貯留部が、前記燃料ポンプの底面を臨ませるようにして形成される車両用燃料供給装置において、前記燃料ポンプの下部のうち前記アッパーカップから下方に突出する部分を覆うようにして筒状に形成される筒状壁部が、前記アッパーカップの下部に接続されるようにして前記ベース部材に一体に設けられ、前記燃料タンク内の燃料を前記燃料貯留部に導入するための少なくとも1つの燃料導入孔が、前記燃料タンクの車両搭載時に車両の側方に指向するようにして、前記アッパーカップおよび前記ベース部材のうち前記ベース部材の前記筒状壁部に設けられ、前記燃料タンクの外部に露出する前記ベース部材の側壁外面に、内部が前記燃料ポンプの吸入口に連通する第1の外部接続管部と、内部が前記燃料貯留部に連通する第2の外部接続管部とが各々外方に突出するようにして設けられ、前記燃料貯留部に貯留された燃料を浄化して前記燃料ポンプに導くフィルタが、前記燃料タンクの外方で前記ベース部材の外部に配置されるとともに、該フィルタの上流側が前記第2の外部接続管部に、また下流側が前記第1の外部接続管部にそれぞれ接続されることを第2の特徴とする。
また本発明は、第2の特徴の構成に加えて、内部が前記燃料ポンプの前記吐出口に連通して該燃料ポンプからの吐出燃料を前記燃料タンク外に取り出すための第3の外部接続管部が、前記ベース部材の側壁外面に外方に突出するようにして設けられ、前記第1〜第3の外部接続管部は、前記第2の外部接続管部が前記ベース部材の周方向で前記第1の外部接続管部よりも前記第3の外部接続管部に近くなるように配置されることを第3の特徴とする。
また本発明は、第2または第3の特徴の構成に加えて、前記第2の外部接続管部に連なって前記燃料貯留部に開口する燃料導出口が前記ベース部材の側壁に設けられ、前記燃料ポンプがその底面に備える脱気孔および前記燃料導出口間を隔てる隔壁部が、前記ベース部材に一体に設けられることを第4の特徴とする。
また本発明は、第2ないし第4の特徴の構成に加えて、前記ベース部材に、前記第1の外部接続管部に連なって前記フィルタから導かれた燃料を前記燃料ポンプ側に導く吸入用接続管部が設けられ、前記燃料導出口および前記脱気孔が、前記燃料ポンプの軸線に直交する平面への投影図上で前記吸入用接続管部を相互間に挟む位置に配置されることを第5の特徴とする。
また本発明は、第1ないし第5の特徴の構成に加えて、前記アッパーカップおよび前記筒状壁部と、前記ポンプハウジングとの間に、前記アッパーカップ内で保持された前記プレッシャレギュレータからの余剰燃料を前記燃料貯留部に導く余剰燃料通路として機能する隙間が形成されることを第の特徴とする。
また本発明は、第1ないしの特徴の構成に加えて、前記燃料導入孔が、前記筒状壁部の一部を切欠いてスリット状に形成されることを第の特徴とする。
また本発明は、第の特徴の構成に加えて、前記燃料導入孔が、上下に長いスリット状に形成されることを第の特徴とする。
さらに本発明は、第1ないし第8の特徴の構成に加えて、前記燃料ポンプに接続される導線が、前記プレッシャレギュレータの側方かつ前記燃料ポンプよりも上方に位置するようにして前記アッパーカップの上部に設けられる挿通孔から前記アッパーカップ外に導出されることを第の特徴とする
なお、実施の形態の第1外部接続管部65,第3外部接続管部81,第2外部接続管部69が本発明の第1の外部接続管部,第2の外部接続管部,第3の外部接続管部にそれぞれ対応する。
本発明の第1の特徴によれば、前記アッパーカップの下部に接続される筒状壁部が、燃料ポンプの下部のうちアッパーカップから下方に突出する部分を覆うようにしてベース部材に一体に設けられ、前記アッパーカップおよび前記ベース部材のうち前記ベース部材の前記筒状壁部に、車両の側方に指向する少なくとも1つの燃料導入孔が設けられるので、燃料タンク内の燃料残量が少なくても燃料を燃料貯留部に取り込み易くするとともに、燃料貯留部に取り入れた燃料が車両の加・減速時にも燃料タンク内に戻り難くすることができ、燃料貯留部で保持される燃料をより確実に燃料貯留部内に留めることができる。
また、燃料ポンプがその底面に備える脱気孔と、燃料貯留部に開口してフィルタに接続されるようにして前記ベース部材の側壁に設けられる燃料導出口との間が、ベース部材に一体に設けられる隔壁部で隔てられるので、脱気孔から排出される気泡が燃料導出口側に向かうのを簡単に抑制することができる。
また、燃料導出口および脱気孔が、燃料ポンプの軸線に直交する平面への投影図上で、フィルタから導かれた燃料を燃料ポンプ側に導くようにしてベース部材に設けられた接続管部を相互間に挟む位置に配置されるので、脱気孔からの気泡が燃料導出口側に向かうのをより確実に抑制することができる。
また、本発明の第4の特徴によれば、燃料ポンプがその底面に備える脱気孔と、第2の外部接続管部に連なって燃料貯留部に開口する燃料導出口との間が、ベース部材に一体に設けられる隔壁部で隔てられるので、脱気孔から排出される気泡が燃料導出口側に向かうのを簡単に抑制することができる。
また、本発明の第5の特徴によれば、ベース部材に、第1の外部接続管部に連なってフィルタから導かれた燃料を燃料ポンプ側に導く吸入用接続管部が設けられ、燃料導出口および脱気孔が、燃料ポンプの軸線に直交する平面への投影図上で吸入用接続管部を相互間に挟む位置に配置されるので、脱気孔からの気泡が燃料導出口側に向かうのをより確実に抑制することができる。
また本発明の第の特徴によれば、プレッシャレギュレータからの余剰燃料を、アッパーカップおよび筒状壁部と、ポンプハウジングとの間の隙間として形成される余剰燃料通路を経て燃料貯留部に直接取り入れることができ、燃料ポンプの全周を覆うようにして上端を閉じた有底筒状に形成されるアッパーカップに、燃料導入孔が設けられることはないので、余剰燃料の燃料タンク側への戻りを極力抑制することができる。
本発明の第の特徴によれば、筒状壁部の一部を切欠いてスリット状の燃料導入孔を形成するので、アッパーカップに接続される筒状壁部に燃料導入孔を簡単に形成することができる。
本発明の第の特徴によれば、燃料導入孔を上下に長いスリット状とすることにより、燃料貯留部の燃料が燃料導入孔を経て燃料タンク内に戻るのを抑制することができる。
本発明の第の特徴によれば、燃料ポンプに接続される導線を挿通せしめる挿通孔がプレッシャレギュレータの側方かつ燃料ポンプよりも上方でアッパーカップの上部に設けられるので、プレッシャレギュレータの下方でアッパーカップ内に導線を配置するスペースを確保する必要がなく、プレッシャレギュレータからの余剰燃料を燃料貯留部に導く余剰燃料通路を形成し易くなる。
第1の実施の形態での自動二輪車の側面図である。 燃料タンクの一部切欠き側面図である。 燃料供給装置を図2の3矢視方向から見た図である。 図3の4−4線断面図である。 燃料タンクの底壁への燃料供給装置の取付け構造を分解して示す斜視図である。 図4の6−6線矢視方向から見たアッパーカップの底面図である。 図4の7−7線断面図である。 ベース部材を斜め上方から見た斜視図である。 第2の実施の形態の燃料タンクの一部切欠き側面図である。 第3の実施の形態の図7に対応した断面図である。
本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の第1の実施の形態について図1〜図8を参照しながら説明すると、先ず図1において、この自動二輪車の車体フレームFの前端には、前輪WFを軸支するフロントフォーク12が操向可能に支承される。また前記車体フレームFがその前後方向中間部で備えるピボットプレート13には、後輪WRを後端部で軸支するスイングアーム14の前端が上下揺動可能に支承され、スイングアーム14および前記ピボットプレート13間に設けられるリンク機構15と、前記車体フレームFとの間にはリヤクッションユニット16が設けられる。
前記車体フレームFには、前輪WFおよび後輪WR間に配置される内燃機関Eが搭載されており、この内燃機関Eが備えるクランクケース17内に収容される変速機(図示せず)の出力軸18と、前記後輪WRとの間には、無端状のチェーン19を含むチェーン式伝動手段20が設けられる。
前記車体フレームFには、前記内燃機関Eの上方に位置する燃料タンク21が搭載され、その燃料タンク21よりも後方に位置するタンデム型の乗車用シート22が前記車体フレームFの後部に支持される。
図2において、前記燃料タンク21は、上部半体23および下部半体24の周縁部が結合されて成り、上下に分割可能であり、下部半体24の底部すなわち燃料タンク21の底壁25の前部には燃料タンク21内の燃料を前記内燃機関E側に供給するための燃料供給装置26が取付けられる。
図3〜図5を併せて参照して、前記燃料供給装置26は、中心軸線を上下方向に長くした円筒状のポンプハウジング31を有するとともにモータをポンプハウジング31に内蔵せしめた燃料ポンプ27と、燃料タンク21の底壁25に取付けられるベース部材28と、上端を閉じた有底筒状に形成されるとともに前記燃料ポンプ27を前記ベース部材28との間に保持するようにして前記燃料ポンプ27を覆いつつ前記ベース部材28に結合されるアッパーカップ29と、前記燃料ポンプ27の吐出口に接続されるようにして前記アッパーカップ29に保持されるプレッシャレギュレータ30とを備える。
さらに図6を併せて参照して、前記アッパーカップ29は、筒状である第1筒部29aと、第1筒部29aの上端に形成される第1平面部29bと、第1筒部29aの軸線から偏心した位置で第1平面部29bから上方に突出する円筒状の第2筒部29cと、第2筒部29cの上端に形成される第2平面部29dと、第2筒部29cの軸線から偏心した位置で第2平面部29dから上方に突出する突部29eとを一体に有するように形成される。
前記燃料ポンプ27におけるポンプハウジング31の上部は、前記アッパーカップ29における第1筒部29aおよび第2筒部29c内に挿入されるものであり、第2筒部29cで形成される円形の挿入孔33内には、前記ポンプハウジング31の上部がその外周面と前記挿入孔33との間に環状の間隙32を形成するようにして挿入される。
前記突部29eの内部には、前記ポンプハウジング31の上端部に設けられる吐出管部34を嵌合せしめる第1嵌合凹部35と、前記プレッシャレギュレータ30を嵌合せしめるようにして第1嵌合凹部35に隣接した第2嵌合凹部36とが設けられ、第1嵌合凹部35および前記吐出管部34間には環状の第1シール部材37が介装され、第2嵌合凹部36および前記プレッシャレギュレータ30間には環状の第2シール部材38が介装される。
前記アッパーカップ29には、一端部を第2嵌合凹部36に対応した位置に配置しつつ前記突部29eの上端に沿って延びる第1管路部分39aと、前記突部29から側方に突出した部分で第1管路部分39aの他端部に一端部を直角に連ならせて前記突部29eおよび第2筒部29cの側面に沿って上下に延びるとともに他端部が第1平面部29bに接続される管路部39が、略L字状に形成されて一体に設けられ、この管路部39内には、前記吐出管部32の上端の吐出口40(図4参照)に通じるとともに前記プレッシャレギュレータ30に通じる通路41が形成される。
また前記アッパーカップ29には、第1平面部29bから下方に延びるとともに第1筒部29aの下端よりも下方に下端を配置する第1吐出用接続管部44が、前記通路41に通じる通路45を形成するようにしつつ第1筒部29aの内面に連なって一体に設けられており、この第1吐出用接続管部44は燃料ポンプ27の下部の側方に配置される。
図7および図8を併せて参照して、前記ベース部材28は、下端を閉じた有底円筒状に形成されて前記燃料タンク21の底壁25よりも下方に配置される有底円筒部28aと、有底円筒部28aの上端部から側方に張り出すフランジ部28bと、前記燃料ポンプ27の下部のうち前記アッパーカップ29から下方に突出する部分を覆うようにして筒状に形成されつつ前記有底円筒部28aの上端に連なる筒状壁部28cとを一体に備える。
前記ベース部材28を取付けるために、前記燃料タンク21の底壁25には、前記フランジ部28bよりも大径の開口部46が設けられ、前記筒状壁部28cを貫通させるようにして前記開口部46よりも小径に形成される貫通孔47を中心部に有する円板状の取付け板48の外周部全周が、前記開口部46の周縁部で前記底壁25の下面に溶接される。而して前記取付け板48は、その外周部48aを除いて燃料タンク21の底壁25よりも厚く形成されるのであるが、前記底壁25に溶接される部分すなわち取付け板48の外周部48aは前記底壁25と同程度の板厚となるように薄く形成される。
前記取付け板48の周方向に間隔をあけた複数箇所(この実施の形態では4箇所)の上面には、該取付け板48を貫通して下方に突出するプロジェクションボルト49,49…がプロジェクション溶接によって固着される。
前記ベース部材28におけるフランジ部28bの下面には、ベース部材28の有底円筒部28aを挿通せしめるセットプレート50が下方から当接されるものであり、このセットプレート50の外周の複数箇所(この実施の形態では4箇所)には、前記プロジェクションボルト49,49…を挿通させる円筒状のカラー51,51…が溶接され、各カラー51,51…および前記セットプレート50に挿通されたプロジェクションボルト49,49…の下部にナット52,52…がそれぞれ螺合される。
しかも前記ベース部材28におけるフランジ部28bの上面には、前記取付け板48の下方で前記筒状壁部28cを囲繞する環状突部28dが突設されており、前記筒状壁部28cおよび前記環状突部28d間に形成される装着溝53には、前記取付け板48の下面および前記フランジ部28bの上面に接触して撓む上下一対のリップ部54a,54bを内周側に有する環状の第3シール部材54が装着される。
而して前記ベース部材28のフランジ部28bと、前記取付け板48との間に第3シール部材54を介在させた状態で前記ナット52,52…を締めつけることによってベース部材28が燃料タンク21の底壁25に取付けられることになるが、前記フランジ部28bの外周の周方向に間隔をあけた複数箇所(この実施の形態では4箇所)には、前記カラー51,51…の一部を配置するための切欠き55,55…が設けられる。
前記筒状壁部28cの上端の周方向に間隔をあけた複数箇所(この実施の形態では3箇所)には、前記アッパーカップ29側に延びる連結腕部56…が一体に設けられ、各連結腕部56…の上部には係合孔57…が設けられる。一方、アッパーカップ29の下部側面すなわち第1筒部29aの側面には、前記連結腕部56…の一部を収容して連結腕部56…を第1筒部29aの外側面に外側方から重ねるようにした凹部58…が上下に延びるようにして設けられており、それらの凹部58…の上部に突設された係合突部59…が前記係合孔57…に係合することで、アッパーカップ29およびベース部材28が、前記アッパーカップ29の下部に筒状壁部28cの上部が接続されるようにして結合される。
ところで前記ポンプハウジング31の底部には、下端部に吸入口60を有する吸入管部61が下方に突出するようにして設けられており、前記ベース部材28における有底円筒部28aの下部閉塞端内面には、環状の第4シール部材62を介して前記吸入管部61を嵌合せしめる吸入用接続管部63が上方に突出するようにして一体に設けられ、この吸入用接続管部63の上端に、前記ポンプハウジング31の底部のうち前記吸入管部61の周囲の部分が当接、支持される。
また前記有底円筒部28aには、前記吸入用接続管部63の下部に一端部が直交して接続されて有底円筒部28aの半径方向に延びるとともに他端部が前記有底円筒部28aの側壁内面に接続される通路管部64と、該通路管部64の延長上で、燃料タンク21の外部に露出する前記有底円筒部28aの側壁外面から外方に突出する第1外部接続管部65とが一体に設けられ、前記通路管部64および第1外部接続管部65内には、前記吸入用接続管部63を介して前記燃料ポンプ27の吸入口60に通じる通路66が形成される。
また前記有底円筒部28aの下部閉塞端内面には、環状の第5シール部材67を介して第1吐出用接続管部44の下端部に嵌合される第2吐出用接続管部68が有底円筒部28aの側壁内面に一体に連なって上方に突出するようにして一体に設けられる。また第2吐出用接続管部68の下部に対応した位置で、燃料タンク21の外部に露出する前記有底円筒部28aの側壁外面には、外側方に突出する第2外部接続管部69が一体に設けられ、第2吐出用接続管部68および第2外部接続管部69内には、第1吐出用接続管部44内の通路45ならびに前記管路部39内の通路40を介して燃料ポンプ27の吐出口40に連なる通路70が形成される。
第2外部接続管部69には燃料ホース等の管路71の一端部が接続され、前記管路71の他端部は、前記内燃機関Eが備える燃料噴射弁72(図3および図7参照)等に接続される。
前記アッパーカップ29および前記ベース部材28は、前記ベース部材28における筒状壁部28cの上端と前記アッパーカップ29における第1筒部29aの下端との当接部を接続部74として接続されるものであり、前記燃料ポンプ27は前記アッパーカップ29および前記ベース部材28間に上下から挟まれて保持される。
前記ベース部材28における筒状壁部28c内には、前記燃料ポンプ27で吸入される燃料を前記燃料タンク21内から導入して貯留する燃料貯留部75が、前記ベース部材28および前記アッパーカップ29間に保持される前記燃料タンク27の底面を臨ませるようにして形成される。
一方、前記アッパーカップ29および前記ベース部材28の前記筒状壁部28cと、前記燃料ポンプ27のポンプハウジング31との間には、前記アッパーカップ29の第2筒部29cにおける前記挿入孔33の内周面と、前記ポンプハウジング31の上部外周面との間に形成される環状の間隙32を含む隙間が形成されるものであり、その隙間は、前記アッパーカップ29内で保持された前記プレッシャレギュレータ30からの余剰燃料を前記燃料貯留部75に導く余剰燃料通路76として機能する。すなわちプレッシャレギュレータ30から導出される余剰燃料は、前記アッパーカップ29内から燃料タンク21側に戻ることなく前記アッパーカップ29内を下方に流通して前記燃料貯留部75に導かれることになる。
前記アッパーカップ29および前記ベース部材28のうち前記ベース部材28の前記筒状壁部28cだけに 前記燃料タンク21内の燃料を前記燃料貯留部75に導入するための少なくとも1つの燃料導入孔77が、燃料タンク21の自動二輪車への搭載時に自動二輪車の側方たとえば左側方に指向するようにして設けられる。
前記燃料導入孔77は、前記筒状壁部28cの一部を切欠いてスリット状に形成されるものであり、しかも上下に長いスリット状に形成される。
ところで第1および第2外部接続管部65,69は、前記ベース部材28における有底円筒部28aの一直径線上に並ぶようにして前記有底円筒部28aの側壁外面から突出されるのであるが、周方向で第1および第2外部接続管部65,69の中央部からわずかに第2外部接続管部69側に寄った位置で前記有底円筒部28aの側壁には、前記燃料貯留部75に開口する燃料導出口78が設けられるとともに、前記燃料導出口78に連なる通路80を形成する第3外部接続管部81が、燃料タンク21の外部に露出する前記有底円筒部28aから側方に突出するようにして一体に設けられる。その結果、第3外部接続管部81は、ベース部材28の周方向で第1外部接続管部65よりも第2外部接続管部69に近くなるように配置されることになる。
第3外部接続管部81には燃料ホース等の管路82の一端部が接続され、管路82の他端部は、ベース部材28およびアッパーカップ29の外方かつ燃料タンク21の外方に配置されるフィルタ79の上流側に接続される。またフィルタ79の下流側に一端部が接続される燃料ホース等の管路83の他端部は第1外部接続管部65に接続される。
すなわち燃料タンク21内の燃料は、燃料導入孔77から燃料貯留部75に導入され、燃料導出口78からフィルタ79に導かれて浄化された燃料が、燃料ポンプ27の吸入口60に導かれることになる。
ところで図7で示すように、前記燃料ポンプ27はその底面に脱気孔84を備えるものであり、燃料ポンプ27の軸線に直交する平面への投影図上で、前記フィルタ79から導かれた燃料を前記燃料ポンプ27側に導くようにしてベース部材28の有底円筒部28aに一体に設けられる吸入用接続管部63を相互間に挟む位置に、前記燃料導出口78および前記脱気孔84が配置される。
しかもベース部材28の有底円筒部28aには、前記脱気孔84および前記燃料導出口78間を隔てる隔壁部85が、前記燃料導出口78とは反対側に開放した略U字状となる部分を前記脱気孔84に対応する位置に有するようにして一体に設けられる。
図3〜図6で示すように、前記アッパーカップ29における前記突部29eに連なる前記管路部39における第1管路部分39aの側面には、第2管路部分39bとは反対側に延びる支持腕部88が一体に連設されており、この支持腕部88の先端部には、燃料タンク21内の燃料残量を検出する残量計89のケース90が取付けられる。前記残量計89は、前記ケース90に基端部が回動可能に支承されるアーム91と、該アーム91の先端部に取付けられるフロート92とを有しており、燃料タンク21内の燃料残量が変化するのに応じて前記フロート92が上下に移動し、それに応じてアーム91が回動することで燃料タンク21内の燃料残量が検出される。
前記アッパーカップ29における第1筒部29aには凹部97が内方に凹むようにして設けられ、前記ベース部材28における筒状壁部28cにも前記凹部97に対応した凹部98が内方に凹むようにして設けられる。前記残量計89に連なる一対の導線93,94は前記アッパーカップ29の前記凹部97を経て前記ベース部材28の凹部98に導かれ、前記凹部98に配置される端子(図示せず)に接続される接続端子95,96が前記導線93,94の他端部に設けられる。
一方、前記アッパーカップ29内で前記燃料ポンプ27に接続された一対の導線99,100は、前記プレッシャレギュレータ30の側方かつ前記燃料ポンプ27よりも上方に位置するようにして前記アッパーカップ29の上部に設けられる挿通孔101,102からアッパーカップ29外に導出されるものであり、この実施の形態では、アッパーカップ29における前記突部29eの両側の第2平面部29dに前記挿通孔101,102が設けられる。
前記燃料ポンプ27に一端部が接続された導線99,100は、前記残量計89に連なる前記導線93,94と同様にして、前記アッパーカップ29の前記凹部97を経て前記ベース部材28の凹部98に導かれ、前記凹部98に配置される端子(図示せず)に接続される接続端子103,104が前記導線99,100の他端部に設けられる。
また前記ベース部材28における有底円筒部28aの前記凹部97,98に対応する部分には、図3、図7および図8で示すように、有底円筒部28aの側壁から側方に突出するコネクタ部105が、燃料供給装置26の燃料タンク21への取付け時に燃料タンク21の外方に配置されるようにして一体に設けられており、このコネクタ部105内に、前記接続端子95,96,103,104に個別に連なる接続端子(図示せず)が配置される。
しかも前記ベース部材28における筒状壁部28cに設けられる凹部98の内端閉塞壁の一部は、前記燃料ポンプ27におけるポンプハウジング31の下部側面に当接して支持する少なくとも1つ(この実施の形態では1つ)の支持壁部106を形成するようにして円弧状に形成されており、この支持壁部106は、前記筒状壁部28cに一体に連なって形成されることになる。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、燃料ポンプ27の下部のうちアッパーカップ29から下方に突出する部分を覆うようにして筒状に形成される筒状壁部28cが、アッパーカップ29の下部に接続されるようにしてベース部材28に一体に設けられ、燃料タンク21内の燃料を燃料貯留部75に導入するための少なくとも1つ(この第1の実施の形態では1つ)の燃料導入孔77が、燃料タンク21の自動二輪車への搭載時に自動二輪車の左側方に指向するようにして、アッパーカップ29およびベース部材28のうち前記ベース部材28の前記筒状壁部28cだけに設けられるので、燃料タンク21内の燃料残量が少なくても燃料を燃料貯留部75に取り込み易くするとともに、燃料貯留部75に取り入れた燃料が自動二輪車の加・減速時にも燃料タンク21内に戻り難くすることができ、燃料貯留部75で保持される燃料をより確実に燃料貯留部75内に留めることができる。
また前記アッパーカップ29および前記筒状壁部28cと、前記燃料ポンプ27のポンプハウジング31との間に、アッパーカップ29内で保持されたプレッシャレギュレータ30からの余剰燃料をベース部材28内に形成される燃料貯留部75に導く余剰燃料通路76として機能する隙間が形成されるので、プレッシャレギュレータ30からの余剰燃料を、余剰燃料通路76を経て燃料貯留部75に直接取り入れることができ、燃料ポンプ26の全周を覆うようにして上端を閉じた有底筒状に形成されるアッパーカップ29に、燃料導入孔が設けられることはないので、余剰燃料の燃料タンク21側への戻りを極力抑制することができる。
また燃料導入孔77が、前記筒状壁部28cの一部を切欠いてスリット状に形成されるので、アッパーカップ29に接続される筒状壁部28cに燃料導入孔77を簡単に形成することができ、しかも燃料導入孔77が、上下に長いスリット状に形成されるので、燃料貯留部75の燃料が燃料導入孔77を経て燃料タンク21内に戻るのを抑制することができる。
また燃料ポンプ30に接続される導線99,100が、プレッシャレギュレータ30の側方かつ前記燃料ポンプ27よりも上方に位置するようにして前記アッパーカップ29の上部に設けられる挿通孔101,102から前記アッパーカップ29外に導出されるので、プレッシャレギュレータ30の下方でアッパーカップ29内に導線99,100を配置するスペースを確保する必要がなく、プレッシャレギュレータ30からの余剰燃料を燃料貯留部75に導く余剰燃料通路76を形成し易くなる。
またベース部材28には、その筒状壁部28cに一体に連なる少なくとも1つ(この実施の形態では1つ)の支持壁部106が、燃料ポンプ27におけるポンプハウジング31の下部側面を支持するようにして一体に設けられるので、燃料ポンプ27をより確実に支持することができる。
また燃料ポンプ27の底面を臨ませる燃料貯留部75に開口する燃料導出口78が、ベース部材28およびアッパーカップ29の外部かつ燃料タンク21の外方に配置されるフィルタ79に接続されるようにしてベース部材28における有底円筒部28aの側壁に設けられ、燃料ポンプ27がその底面に備える脱気孔84および燃料導出口78間を隔てる隔壁部85が、前記ベース部材28に一体に設けられるので、脱気孔84から排出される気泡が燃料導出口78側に向かうのを簡単に抑制することができる。
さらにベース部材28には、フィルタ79から導かれた燃料を燃料ポンプ27側に導く吸入用接続管部63が設けられ、燃料導出口78および脱気孔84が、燃料ポンプ27の軸線に直交する平面への投影図上で吸入用接続管部63を相互間に挟む位置に配置されるので、脱気孔84からの気泡が燃料導出口78側に向かうのをより確実に抑制することができる。
図9は本発明の第2の実施の形態を示すものであり、上記第1の実施の形態に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
燃料タンク108は、上部半体109および下部半110の周縁部が結合されて成り、上下に分割可能であり、下部半体109の底部すなわち燃料タンク108の底壁111の後部には燃料タンク108内の燃料を内燃機関E(第1の実施の形態参照)側に供給するための燃料供給装置26が、第1の実施の形態と同様にして取付けられる。
この第2の実施の形態でも第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
本発明の第3の実施の形態として、図10で示すように、前記アッパーカップ29および前記ベース部材28のうち前記ベース部材28の前記筒状壁部28cだけに 燃料タンク21内の燃料を燃料貯留部75に導入するための一対の燃料導入孔77,77が、燃料タンク21の自動二輪車への搭載時に自動二輪車の左側方および右側方に指向するようにして設けられるようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば本発明は、自動二輪車用燃料供給装置だけに限定されるものではなく、車両用燃料供給装置として広く適用可能である。
また、本発明において、特許請求の範囲の請求項1に記載された発明は、フィルタが燃料タンク外に配置される燃料供給装置に限定されず、ベース部材内に形成される燃料貯留部内にフィルタが収容、配置されるものにも適用することができる。
21,108・・・燃料タンク
25,111・・・底壁
26・・・燃料供給装置
27・・・燃料ポンプ
28・・・ベース部材
28c・・・筒状壁部
29・・・アッパーカップ
30・・・プレッシャレギュレータ
31・・・ポンプハウジング
40・・・吐出口
60・・・吸入口
63・・・吸入用接続導管部
65・・・第1の外部接続管部である第1外部接続管部
69・・・第3の外部接続管部である第2外部接続管部
75・・・燃料貯留部
76・・・余剰燃料通路
77・・・燃料導入孔
78・・・燃料導出口
79・・・フィルタ
81・・・第2の外部接続管部である第3外部接続管部
84・・・脱気孔
85・・・隔壁部
99,100・・・導線
101,102・・・挿通孔
106・・・支持壁部

Claims (9)

  1. 中心軸線を上下方向に長くした円筒状のポンプハウジング(31)を有する燃料ポンプ(27)と、燃料タンク(21,108)の底壁(25,111)に取付けられるベース部材(28)と、上端を閉じた有底筒状に形成されるとともに前記燃料ポンプ(27)を前記ベース部材(28)との間に保持するようにして前記燃料ポンプ(27)を覆いつつ前記ベース部材(28)に結合されるアッパーカップ(29)と、前記燃料ポンプ(27)の吐出口(40)に接続されるようにして前記アッパーカップ(29)に保持されるプレッシャレギュレータ(30)とを備え、前記ベース部材(28)内に、前記燃料ポンプ(27)で吸入される燃料を前記燃料タンク(21,108)内から導入して貯留する燃料貯留部(75)が、前記燃料ポンプ(27)の底面を臨ませるようにして形成される車両用燃料供給装置において、
    前記燃料ポンプ(27)の下部のうち前記アッパーカップ(29)から下方に突出する部分を覆うようにして筒状に形成される筒状壁部(28c)が、前記アッパーカップ(29)の下部に接続されるようにして前記ベース部材(28)に一体に設けられ、
    前記燃料タンク(21,108)内の燃料を前記燃料貯留部(75)に導入するための少なくとも1つの燃料導入孔(77)が、前記燃料タンク(21,108)の車両搭載時に車両の側方に指向するようにして、前記アッパーカップ(29)および前記ベース部材(28)のうち前記ベース部材(28)の前記筒状壁部(28c)に設けられ
    前記燃料貯留部(75)に開口する燃料導出口(78)が、前記ベース部材(28)および前記アッパーカップ(29)の外部に配置されるフィルタ(79)に接続されるようにして前記ベース部材(28)の側壁に設けられ、
    前記燃料ポンプ(27)がその底面に備える脱気孔(84)および前記燃料導出口(78)間を隔てる隔壁部(85)が、前記ベース部材(28)に一体に設けられ、
    前記ベース部材(28)に、前記フィルタ(79)から導かれた燃料を前記燃料ポンプ(27)側に導く吸入用接続管部(63)が設けられ、
    前記燃料導出口(78)および前記脱気孔(84)が、前記燃料ポンプ(27)の軸線に直交する平面への投影図上で前記吸入用接続管部(63)を相互間に挟む位置に配置されることを特徴とする車両用燃料供給装置。
  2. 中心軸線を上下方向に長くした円筒状のポンプハウジング(31)を有する燃料ポンプ(27)と、燃料タンク(21,108)の底壁(25,111)に取付けられるベース部材(28)と、上端を閉じた有底筒状に形成されるとともに前記燃料ポンプ(27)を前記ベース部材(28)との間に保持するようにして前記燃料ポンプ(27)を覆いつつ前記ベース部材(28)に結合されるアッパーカップ(29)と、前記燃料ポンプ(27)の吐出口(40)に接続されるようにして前記アッパーカップ(29)に保持されるプレッシャレギュレータ(30)とを備え、前記ベース部材(28)内に、前記燃料ポンプ(27)で吸入される燃料を前記燃料タンク(21,108)内から導入して貯留する燃料貯留部(75)が、前記燃料ポンプ(27)の底面を臨ませるようにして形成される車両用燃料供給装置において、
    前記燃料ポンプ(27)の下部のうち前記アッパーカップ(29)から下方に突出する部分を覆うようにして筒状に形成される筒状壁部(28c)が、前記アッパーカップ(29)の下部に接続されるようにして前記ベース部材(28)に一体に設けられ、
    前記燃料タンク(21,108)内の燃料を前記燃料貯留部(75)に導入するための少なくとも1つの燃料導入孔(77)が、前記燃料タンク(21,108)の車両搭載時に車両の側方に指向するようにして、前記アッパーカップ(29)および前記ベース部材(28)のうち前記ベース部材(28)の前記筒状壁部(28c)に設けられ、
    前記燃料タンク(21,108)の外部に露出する前記ベース部材(28)の側壁外面に、内部が前記燃料ポンプ(27)の吸入口(60)に連通する第1の外部接続管部(65)と、内部が前記燃料貯留部(75)に連通する第2の外部接続管部(81)とが各々外方に突出するようにして設けられ、
    前記燃料貯留部(75)に貯留された燃料を浄化して前記燃料ポンプ(27)に導くフィルタ(79)が、前記燃料タンク(21,108)の外方で前記ベース部材(28)の外部に配置されるとともに、該フィルタ(79)の上流側が前記第2の外部接続管部(81)に、また下流側が前記第1の外部接続管部(65)にそれぞれ接続されることを特徴とする車両用燃料供給装置。
  3. 内部が前記燃料ポンプ(27)の前記吐出口(40)に連通して該燃料ポンプ(27)からの吐出燃料を前記燃料タンク(21,108)外に取り出すための第3の外部接続管部(69)が、前記ベース部材(28)の側壁外面に外方に突出するようにして設けられ、前記第1〜第3の外部接続管部(65,81,69)は、前記第2の外部接続管部(81)が前記ベース部材(28)の周方向で前記第1の外部接続管部(65)よりも前記第3の外部接続管部(69)に近くなるように配置されることを特徴とする請求項2記載の車両用燃料供給装置。
  4. 前記第2の外部接続管部(81)に連なって前記燃料貯留部(75)に開口する燃料導出口(78)が前記ベース部材(28)の側壁に設けられ、前記燃料ポンプ(27)がその底面に備える脱気孔(84)および前記燃料導出口(78)間を隔てる隔壁部(85)が、前記ベース部材(28)に一体に設けられることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用燃料供給装置。
  5. 前記ベース部材(28)に、前記第1の外部接続管部(65)に連なって前記フィルタ(79)から導かれた燃料を前記燃料ポンプ(27)側に導く吸入用接続管部(63)が設けられ、前記燃料導出口(78)および前記脱気孔(84)が、前記燃料ポンプ(27)の軸線に直交する平面への投影図上で前記吸入用接続管部(63)を相互間に挟む位置に配置されることを特徴とする請求項2ないし4の何れかに記載の車両用燃料供給装置。
  6. 前記アッパーカップ(29)および前記筒状壁部(28c)と、前記ポンプハウジング(31)との間に、前記アッパーカップ(29)内で保持された前記プレッシャレギュレータ(30)からの余剰燃料を前記燃料貯留部(75)に導く余剰燃料通路(76)として機能する隙間が形成されることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の車両用燃料供給装置。
  7. 前記燃料導入孔(77)が、前記筒状壁部(28c)の一部を切欠いてスリット状に形成されることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の車両用燃料供給装置。
  8. 前記燃料導入孔(77)が、上下に長いスリット状に形成されることを特徴とする請求項記載の車両用燃料供給装置。
  9. 前記燃料ポンプ(27)に接続される導線(99,100)が、前記プレッシャレギュレータ(30)の側方かつ前記燃料ポンプ(27)よりも上方に位置するようにして前記アッパーカップ(29)の上部に設けられる挿通孔(101,102)から前記アッパーカップ(29)外に導出されることを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の車両用燃料供給装置。
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