JP2011001927A - スロットルボディのカプラ配置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン上方に吸気通路を備え、吸気通路の上方に収納ボックスを備える車両に設けられ、スロットルバルブと、スロットルバルブの開閉を検知する回転位置検出部、吸気圧検出部、吸気温度検出部のうちの少なくとも1つの検出部を備えるとともに、吸気通路部の上部に一体形成されたバイパス通路のバイパスコントロールバルブ等の電動補器を備えるスロットルボディのカプラ配置において、エンジン、物品収納ボックス、及びエアクリーナ連結チューブと干渉しないスロットルボディのカプラ配置を提供する。
【解決手段】上記収納ボックスの底板の下面は、上方向に窪む凹部を備え、上記スロットルボディは、上記燃料噴射装置の一部とともに、その一部が上記収納ボックスの底板下面の凹部内に配置され、上記スロットルボディは、下流方向に延出する第1カプラと、上記第1カプラの上方にて下流方向に延出しつつ下方に傾斜する第2カプラを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スクータ型車両に取付けられるスロットルボディのカプラ配置に関するものである。
自動二輪車に適用されるスロットルボディの構成が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この技術においてはスロットルバルブ付近に吸気圧センサ、吸気温センサ等の検出部を備え、この検出部に連なる入出力端子を備えるカプラが、スロットルボディの下面から下向きに取付けられている。またスロットルボディに一体的にバイパス通路が設けてあり、このバイパス通路は、スロットルボディの空気通路部からスロットルボディの上部に向けて設けられ、このバイパス通路の開閉を制御する装置がスロットルボディの上部に設けてあり、この制御装置に連なる入出力端子を備えるカプラが、スロットルボディの上部から後方斜め下方に向けて取付けられている。
このため、スクータ型車両においては、検出部に連なるスロットルボディ下面のカプラは、スロットルボディ下方のエンジンに干渉するおそれがあり、バイパス通路の開閉制御装置に連なるカプラは、スロットルボディ後部のエアクリーナ連結チューブと干渉するおそれがあった。また、上記従来技術は、スクータ型車両に設けられる物品収納ボックスとスロットルボディとの干渉回避については考慮されていなかった。
特開2007−239560号公報
スクータ型車両において、エンジン、物品収納ボックス、及びエアクリーナ連結チューブと干渉するおそれのないスロットルボディのカプラ配置を提供しようとするものである。
本発明は上記課題を解決したものであって、請求項1に記載の発明は、
エンジン上方に吸気通路を備え、吸気通路の上方に収納ボックスを備える車両の、
上記吸気通路は、ほぼ車体中心線上において、前部(下流)が下方に屈曲し、屈曲部に上方に突出して燃料噴射装置が設けられ、
空気通路部と、吸気通路を開閉するスロットルバルブと、スロットルバルブの開閉を検知する回転位置検出部、吸気圧検出部、吸気温度検出部のうちの少なくとも1つの検出部とを備えるとともに、空気通路部の上部に一体形成されたバイパス通路の開閉を制御するバイパスコントロールバルブ等の電動補器を備えて、燃料噴射装置の後方に設けられるスロットルボディのカプラ配置において、
スロットルボディの上方に設けられる上記収納ボックスの底板の下面は、上方向に窪む凹部とその外周に窪んでいない縁部を備え、上記収納ボックスの内部において縁部の上面にヘルメットの開口縁が収納され、
上記収納ボックスの底板下面の凹部はスロットルボディ側から燃料噴射装置側へ(後方から前方へ)幅狭に形成され、
上記スロットルボディは、上記燃料噴射装置の一部とともに、その一部が上記収納ボックスの底板下面の凹部内に配置され、
上記スロットルボディは、その空気通路部に沿って下流方向に延出する第1カプラと、
上記第1カプラの上方にて下流方向に延出しつつ下方に傾斜する第2カプラを備えたことを特徴とするスロットルボディのカプラ配置。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスロットルボディのカプラ配置において、
スロットルボディの空気通路部の長さAは、上記検出部のハウジングの幅Bと上記バイパスコントロールバルブのハウジングの幅Cを足したものB+Cより小さいことを特徴とする請求項1に記載のスロットルボディのカプラ配置。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットルボディのカプラ配置において、
上記スロットルボディの上流側吸気通路は、スロットルボディの空気通路部の後部(上流側)に接続され、スロットルボディの後方で、後輪を避けて車幅方向の一側に屈曲し、後輪の一側に配置されたエアクリーナに接続され、上記カプラは上記上流側吸気通路の前方に配置されることを特徴とするものである。
請求項1の発明において、
カプラと収納ボックス、及びカプラとエンジンの干渉を避けつつ、複数のカプラを近接配置し、更にほぼ同じ方向を向けて配置してあるので、配線の簡素化を可能にし、カプラの組付け性を良好にすることができる。第2カプラを前方斜め下方に向けて配置するので、スロットルボディの前端の高さを低くして底板下面の凹部に収まるようにスロットルボディを配置することができる。
請求項2の発明において、
従来、検出部のハウジングと、バイパスコントロールバルブのハウジングとを、スロットルボディの空気通路部に沿って軸線方向に並べて配置する例があった。このような場合には、空気通路部の長さAは、両ハウジングの幅の和B+Cより大きくならざるを得なかった。本発明では、両ハウジングを上下方向に並べて配置し空気通路部の長さAを小さくしているので、スロットルボディの車両搭載性を高めている。また請求項1に記載のように、第2カプラを前方斜め下方に向けて配置してスロットルボディの前端の高さを低くしているので、両ハウジングを上下方向に並べたことによる高さ増加の影響を若干緩和している。
請求項3の発明において、
スロットルボディと後輪との間隔が狭く、上流側空気通路の前後方向長を短くした場合でも、複数のカプラを下流側(前側)に向けて配置するので、カプラと上流側空気通路との干渉を避けることができる。
本発明の一実施形態に係るスクータ型車両の左面図である。 上記車両のパワーユニット周辺の拡大図である。 スロットルボディの左側面図である。 図3のIV矢視図である。 上記物品収納ボックスの下面の凹部と、同凹部内に配置されている吸気通路部材を下から見た図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るスクータ型車両1の左面図である。本実施形態の図において、矢印で、前(F)、左(L)、右(R)を示すが、これは車両1を基準にして示したものである。上記スクータ型車両の車体フレーム2は、前フレーム2Fと後フレーム2Rとからなり、両フレームは車体の前後方向の中央下部の結合部3で複数のボルトによって相互に結合されている。前フレーム2Fは、ヘッドパイプ部4と、ヘッドパイプ部4から下方へ伸びたダウンフレーム部5と、ダウンフレーム部5の下端から後方へ二股状に伸びる左右一対のフロア支持フレーム部6と、フロア支持フレーム部6の後端間に掛け渡されたクロスメンバー7とからなる一体鋳造フレームである。後フレーム2Rは、左右一対の主フレーム部8と、左右の主フレーム部8の前後方向の中間部において左右に掛け渡した前部クロスメンバー(図示なし)と、左右の主フレーム部の後端間に掛け渡した後部クロスメンバー(図示なし)とからなる一体鋳造フレームである。
上記車両1の前フレーム2Fは、ヘッドパイプ部4に取付けられたフロントフォーク9と、フロントフォーク9に取付けられた前輪10と、フロントフォーク9に連結された操向ハンドル11と、フロア支持フレーム部6に設けられた運転者足載せ用ステップフロア12とを備えている。後フレーム2Rは、その下部に懸架されたスイング式パワーユニット13と、パワーユニット13の後部に取付けられた後輪14と、パワーユニット13の後部を後フレーム2Rの後部に懸架するリヤサスペンション15と、後フレーム2Rの上部に取付けられた物品収納ボックス16と、物品収納ボックス16の上部に取付けられた運転者用シート17と、後フレーム2Rの上部において物品収納ボックス16の後方に取付けられた燃料タンク18とを備えている。更に、前フレーム2F、後フレーム2R、及び上記各部材の一部は、ボディカバー19によって覆われている。なお、車両1の前部には、フロントサスペンション20、フロントフェンダ21、ヘッドライト22、メータ23、が設けてあり、車両の後部には、メインスタンド24、リヤフェンダ25が設けてある。パワーユニット13は、略水平であるが、前部を若干斜め上方へ向けて懸架されている。
上記パワーユニット13は、前部のエンジン26と、後部の変速機27とを組み合わせた構造である。エンジン26は単気筒4サイクル水冷式エンジンであり、変速機27はベルト式無段変速機27である。エンジン26のクランク軸28の左方延長部によって、エンジン26の動力がベルト式無段変速機27に入力される。後輪14は上記無段変速機27の後部の回転軸に連結されている。後輪14の左側の、パワーユニット13の後部上方にエアクリーナ29が配置されている。エンジン26の排気管30はエンジン26の下側から出てエンジン26の右方へ伸び、後輪14の右側に設けてあるマフラー31に接続されている。
図2は、上記車両1のパワーユニット13と、その周辺の拡大図である。エンジン26の殻体は、クランクケース34、シリンダブロック35、シリンダヘッド36、及びシリンダヘッドカバー37から構成されている。シリンダブロック35にはピストン38が摺動可能に嵌装され、コンロッド39を介してクランク軸28のクランクピン(図示なし)と連結されている。ピストン38の上面とシリンダヘッド36のピストン側との間に燃焼室40が設けてあり、燃焼室40に連なる吸気ポート41と排気ポート42が設けてある。吸気ポート41と排気ポート42の内側開口部には、これらを開閉する吸気弁43と排気弁44が設けてあり、カム軸45のカムで駆動されるロッカーアーム46によって開閉される。
吸気ポート41の外側開口部41aには、吸気通路47が連なっている。吸気通路47は、空気流の上流側(車両の後方)に向けて順に、吸気管48、スロットルボディ接続パイプ49、スロットルボディ50、エアクリーナ連結チューブ51から構成され、車幅中心線上に配置されている。エアクリーナ連結チューブ51は、エアクリーナ29に連結されている。吸気管48の前部は下方に屈曲して吸気ポート外側開口部41aに連なり、屈曲部には燃料噴射装置52が上方に突出して設けてある。燃料噴射装置52には、燃料供給パイプ57が接続されている。
パワーユニット13の上方には、物品収納ボックス16が設けてある。収納される物品の主なものは運転者用ヘルメット53(図1)であり、運転者用シート17の位置を高くすることなく、余裕を持ってヘルメット53を収納するためには、物品収納ボックス16の底板16aを低くする必要があるが、上述のように、物品収納ボックス16の下方にはエンジン26の上面に固定された燃料噴射装置52とスロットルボディ50が設けてあり、これらの装置と、上記底板16aとの干渉を避ける必要があるので、物品収納ボックス16の底板16aは任意に低くすることは出来ない。
物品収納ボックス16にヘルメット53を収納したときの、ヘルメット53の外周下縁が当接する底板16aの周囲部は低くする必要があるが、ヘルメット53の中央部下方に対応する底板16aの中央部は低くしなくても良い。このため、物品収納ボックス底板16aの中央部を上方へ向けて変形させ、ボックス内に内部凸部54を形成することが出来る。これに応じて、上記内部凸部54の周囲には湾曲した溝状凹部55が形成される。物品収納ボックス16を下から見ると、底板16aの中央部は上方へ向けて変形した下面凹部56となっている。したがって、物品収納ボックス16の内側の底板16aの周囲部に形成された湾曲した溝状凹部55に、ヘルメット53の外周下縁を当接させてヘルメット53を収納し、物品収納ボックス16の底板16a下面の、上方に窪んだ下面凹部56にスロットルボディ50の上部と燃料噴射装置52の上部が入り込むようにしているので、運転者用シート17の位置を高くすることなく、物品収納ボックス16に余裕を持ってヘルメット53を収納することができ、かつ物品収納ボックス16の底板と、燃料噴射装置52およびスロットルボディ50との干渉を避けることが出来る。
図3は、スロットルボディ50の左側面図である。図の右方にエアクリーナ29(図2)が位置し、エアクリーナ連結チューブ51(図2)を介して接続される。図の矢印Airに沿って空気が流れる。スロットルボディ50の内部に空気通路部50aが形成され、スロットルバルブ58(図4)が設けてある。さらに、スロットルバルブ58を回動するスロットルバルブ回動軸59が設けてある。スロットルバルブ回動軸59はその右端に設けられたワイヤドラム60(図4)に巻きつけられたワイヤで操作される。ワイヤはワイヤガイド61を経て操向ハンドル11に達し、運転者によって操作される。スロットルボディ50の左側に、スロットルバルブ回転位置検出部、吸気圧検出部、吸気温度検出部等の検出装置部62が設けてあり、これらを収容するハウジング66が設けてある。外部からの電気の入出力は第1カプラ64によって行われる。検出装置部62の上方に、スロットルバルブ58が閉鎖しているときでも少量の空気をエンジン26に供給するためのバイパス通路50b(図4)が設けてあり、その開閉を制御するバイパスコントロールバルブ63が設けてあり、これを収容するハウジング67が設けてある。外部からの電気の入出力は第2カプラ65によって行われる。
スロットルボディ50の空気通路部50aの長さAは、検出装置部62のハウジング66の幅Bと上記バイパスコントロールバルブ63のハウジング67の幅Cを足したものB+Cより小さい。従来、検出装置部62のハウジング66と、バイパスコントロールバルブ63のハウジング67とを、スロットルボディ内の空気通路部50aに沿って軸線方向に並べて配置する例があった。このような場合には、空気通路部50aの長さAは、両ハウジング66、67の幅の和B+Cより大きくならざるを得なかった。本実施形態では、両ハウジングを上下方向に並べて空気通路部50aの長さAを小さくしているので、スロットルボディ50の車両搭載性を高めている。また、第2カプラ65を前方斜め下方に向けて配置してスロットルボディ50の前端の高さを低くしているので、両ハウジングを上下方向に並べたことによる高さ増加の影響を若干緩和している。
図4は図3のIV矢視図、即ち上記スロットルボディ50を、空気流の下流側(車両の前方)から見た図である。スロットルボディ50内に設けられている空気通路部50aは円形断面であり、スロットルバルブ回動軸59に取付けられた楕円形のスロットルバルブ58が回動して空気通路を開閉する。スロットルバルブ回動軸59の右端には、この回動軸59を回動操作するためのワイヤドラム60が設けてある。ワイヤドラム60に巻きつけられたワイヤ(図示なし)はワイヤガイド61(図3も参照)を経由して操向ハンドル11に達し、運転者によって操作される。スロットルバルブ58の左側に、スロットルバルブ回転位置検出部、吸気圧検出部、吸気温度検出部等を収容した検出装置部62が設けてある。
また空気通路部50aの上部に、バイパス通路50bがスロットルボディ50に一体形成されており、このバイパス通路50bの開閉を制御するバイパスコントロールバルブ63が備えてある。上記バイパス通路50bは、アイドル運転時において、スロットルバルブ58が閉鎖しているときでも少量の空気をエンジン26に供給するために、スロットルバルブ58を迂回してスロットルバルブ58の前後を連通するよう設けられた空気通路であり、上記バイパスコントロールバルブ63は、上記バイパス通路50bの開度を調節して、流れる空気流量を制御するためのものである。
図3及び図4において、上記検出装置部62およびバイパスコントロールバルブ63は何れも電動補器であるから、外部から電気の入出力が行われる。そのためにそれぞれにカプラが設けてある。第1カプラ64は、スロットルバルブ回転位置検出部、吸気圧検出部、および吸気温度検出部を収容する検出装置部62に連なるカプラであり、スロットルボディ50の空気通路部50aに沿って、X−X線の下流方向に、ほぼ水平に延出している。第2カプラ65は、バイパスコントロールバルブ63に連なるカプラであり、上記第1カプラ64の上方において、下流方向に延出しつつ、第1カプラ64の延出方向に対してやや下向きに、Y−Y線方向に傾斜して配置されている。第2カプラ65は、このように傾斜しているので、第1カプラ64に近接配置されている。このようにして、二つのカプラを近接配置し、かつ、ほぼ同じ方向を向けて配置してあるので、カプラから遠い部分では配線を束ね、カプラの近くでは配線を分離させることによって、配線の取り扱いを容易化し、カプラ64、65に対する配線の組付け性を良好にすることが出来る。
図5は、上記物品収納ボックス16の下面を下から見た図であり、下面凹部56内の所定位置に配置される吸気管48、スロットルボディ接続パイプ49、スロットルボディ50、エアクリーナ連結チューブ51を、それぞれ下から見た図が示してある。吸気管48には燃料噴射装置52が設けてあり、燃料供給パイプ57が延出している。スロットルボディ50の後方において、エアクリーナ連結チューブ51によって接続されるエアクリーナ29は、後輪14の左側において、スロットルボディ50に比較的近づけて配置されているので、エアクリーナ連結チューブ51は激しく屈曲した状態で取付けられている。
燃料噴射装置52の車幅方向幅はスロットルボディ50の車幅方向幅より狭いので、下面凹部56はスロットルボディ50側から燃料噴射装置52側へ、即ち後方から前方へ向けて幅狭に形成されている。ヘルメット53(図1)は前向きに収納される。ヘルメット53の周囲下縁は前部が幅狭で後部が幅広であるので、物品収納ボックス16の内部凸部54の周囲に形成される湾曲した溝状凹部55に、ヘルメットの下縁がちょうど収まり、ヘルメットは物品収納ボックス16に安定して収納される。
上述のように、第1カプラ64(スロットルバルブの回転位置検出部、吸気圧検出部、吸気温度検出部に連なるカプラ)は、スロットルボディ50の空気通路部50aに沿って下流方向に延出し、第2カプラ65(バイパスコントロールバルブに連なるカプラ)は、上記第1カプラ64の上方において、下流方向に延出しつつ、下方に傾斜して配置されている。これらのカプラは、第1カプラ64、第2カプラ65共に、上向き、下向き、又は後向きになっていないので、上側の物品収納ボックス16との干渉、下側のエンジン26との干渉、及び後方のエアクリーナ連結チューブ51との干渉は無い。また、複数のカプラを近接配置し、かつほぼ同じ方向を向けて配置してあるので、カプラから遠い部分では配線を束ね、カプラの近くでは配線を分離させることによって、配線の取り扱いを容易化し、配線のカプラ64、65に対する組付け性を良好にすることが出来る。第2カプラ65を前方斜め下方に向けて傾斜配置してあるので、スロットルボディ50前部の高さを低くし、物品収納ボックスの下面凹部56の形を適切な形に維持することができ、ヘルメット53の収容性を確保しつつ運転者用シート17を低くすることが出来る。
以上詳述したように、上記実施形態では次の効果がもたらされる。
(1)カプラと収納ボックス、及びカプラとエンジンの干渉を避けつつ、複数のカプラを近接配置し、更にほぼ同じ方向を向けて配置してあるので、配線の簡素化を可能にし、カプラの組付け性を良好にすることができる。第2カプラを前方斜め下方に向けて配置するので、スロットルボディの前端の高さを低くして底板下面の凹部に収まるようにスロットルボディを配置することができる。
(2)本発明では、検出部のハウジングと、バイパスコントロールバルブのハウジングとを、上下方向に並べて空気通路部の長さAを小さくしているので、スロットルボディの車両搭載性を高めている。また、第2カプラを前方斜め下方に向けて配置してスロットルボディの前端の高さを低くしているので、両ハウジングを上下方向に並べたことによる高さ増加の影響を若干緩和している。
(3)スロットルボディと後輪との間隔が狭く、上流側空気通路(エアクリーナ連結チューブ)の前後方向長を短くした場合でも、複数のカプラを下流側(前側)に向けて配置するので、カプラと上流側空気通路(エアクリーナ連結チューブ)との干渉を避けることができる。
、16…物品収納ボックス、29…エアクリーナ、47…吸気通路、48…吸気管、49…スロットルボディ接続パイプ、50…スロットルボディ、51…エアクリーナ連結チューブ、52…燃料噴射装置、53…運転者用ヘルメット、54…内部凸部、55…溝状凹部、56…下面凹部、58…スロットルバルブ、59…スロットルバルブ回動軸、62…検出装置部、63…バイパスコントロールバルブ、64…第1カプラ、65…第2カプラ

Claims (3)

  1. エンジン上方に吸気通路を備え、吸気通路の上方に収納ボックスを備える車両の、
    上記吸気通路は、ほぼ車体中心線上において、前部(下流)が下方に屈曲し、屈曲部に上方に突出して燃料噴射装置が設けられ、
    空気通路部と、吸気通路を開閉するスロットルバルブと、スロットルバルブの開閉を検知する回転位置検出部、吸気圧検出部、吸気温度検出部のうちの少なくとも1つの検出部とを備えるとともに、空気通路部の上部に一体形成されたバイパス通路の開閉を制御するバイパスコントロールバルブ等の電動補器を備えて、燃料噴射装置の後方に設けられるスロットルボディのカプラ配置において、
    スロットルボディの上方に設けられる上記収納ボックスの底板の下面は、上方向に窪む凹部とその外周に窪んでいない縁部を備え、上記収納ボックスの内部において縁部の上面にヘルメットの開口縁が収納され、
    上記収納ボックスの底板下面の凹部はスロットルボディ側から燃料噴射装置側へ(後方から前方へ)幅狭に形成され、
    上記スロットルボディは、上記燃料噴射装置の一部とともに、その一部が上記収納ボックスの底板下面の凹部内に配置され、
    上記スロットルボディは、その空気通路部に沿って下流方向に延出する第1カプラと、
    上記第1カプラの上方にて下流方向に延出しつつ下方に傾斜する第2カプラを備えたことを特徴とするスロットルボディのカプラ配置。
  2. スロットルボディの空気通路部の長さAは、上記検出部のハウジングの幅Bと上記バイパスコントロールバルブのハウジングの幅Cを足したものB+Cより小さいことを特徴とする請求項1に記載のスロットルボディのカプラ配置。
  3. 上記スロットルボディの上流側吸気通路は、スロットルボディの空気通路部の後部(上流側)に接続され、スロットルボディの後方で、後輪を避けて車幅方向の一側に屈曲し、後輪の一側に配置されたエアクリーナに接続され、上記カプラは上記上流側吸気通路の前方に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスロットルボディのカプラ配置。
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