JP2013238159A - 自動二輪車の吸気制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクセルポジションセンサ等の好適な配置構成を実現し、優れた吸気制御を保証する自動二輪車の吸気制御装置を提供する。
【解決手段】ヘッドパイプ102から後下方に拡幅しながら延設する左右のメインフレーム101と、メインフレーム101の下方に懸架されるエンジンと、スロットルグリップの開き側の回動に応じてスロットルケーブル20を介してスロットルプーリ19が回動されることによりスロットルグリップの操作量を検出するアクセルポジションセンサ28とを備える。アクセルポジションセンサ28は、メインフレーム101に挟まれた空間に配置されると共に、単一のスロットルケーブル20がアクセルポジションサンサ28の上方から導出される。
【選択図】図12

Description

本発明は、エンジンの吸気及び燃料制御装置として電子制御スロットルボディを使用する輸送機械、特に自動二輪車における吸気制御装置に関する。
自動二輪車あるいはアクセル操作力をセンサを介して計測し、出力発生装置を制御するようにした一部の輸送機械等では、電子制御スロットルボディを採用している。従来の車両ではアクセル開度を検出するためのアクセルポジションセンサアッシー(以下、ASAという)をスロットルボディに固定している。また、ASAの操作のために引き側及び戻し側とで2本のスロットルケーブルが設けられている。
例えば特許文献1に開示される自動二輪車等では、車両の所定部位にアクセルポジションセンサを搭載し、スロットルバルブを開閉制御するようにしている。
特開2008−274925号公報
従来のこの種の車両等において、スロットルケーブルを2本配置していると、他部品を避けて配置した場合スロットルケーブルの曲がり(曲率半径)が小さくなり、そのままではスロットル操作力に影響する場合がある。
また、アクセルポジションセンサがシリンダヘッドあるいはシリンダヘッドカバーの近くにある場合、その雰囲気温度が高くなるとアクセルポジションセンサの持つ温度特性の影響でセンサ出力に生じる誤差が大きくなる傾向がある。
更に、アクセルポジションセンサの配置位置によっては、エアクリーナの特にクリーンサイド容量あるいはエアフィルタの大きさに制約が生じる場合があり、そのままではエアクリーナ性能に影響ことがある。
本発明はかかる実情に鑑み、アクセルポジションセンサ等の好適な配置構成を実現し、優れた吸気制御を保証する自動二輪車の吸気制御装置を提供することを目的とする。
本発明による自動二輪車の吸気制御装置は、ヘッドパイプから後下方に拡幅しながら延設する左右のメインフレームと、前記メインフレームの下方に懸架されるエンジンと、スロットルグリップの開き側の回動に応じてスロットルケーブルを介してスロットルプーリが回動されることにより前記スロットルグリップの操作量を検出するアクセルポジションセンサとを備え、検出された前記スロットルグリップの操作量に対応してスロットル弁を開閉してエンジンの吸入空気量を制御するようにした自動二輪車において、前記アクセルポジションセンサは、前記メインフレームに挟まれた空間に配置されると共に、単一の前記スロットルケーブルが前記アクセルポジションサンサの上方から導出されたことを特徴とする。
また、本発明による自動二輪車の吸気制御装置において、前記アクセルポジションセンサは前記スロットルプーリの軸方向視で、前記スロットルプーリから導出される前記スロットルケーブルのプーリ巻付け半径とする円の接線と平行な直線が、該アクセルポジションセンサ前方の前記メインフレーム又は前記ヘッドパイプと交差するように配置されることを特徴とする。
また、本発明による自動二輪車の吸気制御装置において、前記アクセルポジションセンサは、前記メインフレームに挟まれて前記エンジンよりも上方に配置されるエアクリーナの底部に形成された凹部に配置されたことを特徴とする。
本発明によれば、アクセルグリップの開き側のみにスロットルケーブルを適用することで、スロットルケーブルの配置自由度を大幅に向上することができ、アクセルポジションセンサをステアリングヘッドパイプの直後方等に自由に配置することができる。エアクリーナの凹部内にアクセルポジションセンサを収容し、極めてコンパクトに配置することが可能となる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 本発明の実施形態におけるフレームを含めたエンジンユニットまわりの側面図である。 本発明の実施形態におけるフレームを含めたエンジンユニットまわりの正面図である。 本発明の実施形態に係る吸気制御装置の配置構成例を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る吸気制御装置の配置構成例を示す上面図である。 本発明の実施形態に係るスロットルポジションセンサユニットの斜視図である。 本発明の実施形態に係るスロットルポジションセンサユニットの斜視図である。 本発明の実施形態に係るスロットルポジションセンサユニットの斜視図である。 本発明の実施形態に係るスロットルポジションセンサユニットの正面図である。 本発明の実施形態に係るスロットルポジションセンサユニットの側面図である。 本発明の実施形態に係るスロットルポジションセンサユニットが実装されたフレーム前部まわりの側面図である。 本発明の実施形態に係る吸気制御装置の作用を説明するためのスロットルポジションセンサユニットが実装されたフレーム前部まわりの側面図である。
以下、図面に基づき、本発明における自動二輪車の吸気制御装置の好適な実施の形態を説明する。
図1は、本発明の適用例としての自動二輪車100の側面図である。先ず、図1を用いて、自動二輪車100の全体構成について説明する。なお、図1を含め、以下の説明で用いる図においては、必要に応じて車両の前方を矢印Frにより、車両の後方を矢印Rrにより示し、また、車両の側方右側を矢印Rにより、車両の側方左側を矢印Lにより示す。
図1において鋼製或いはアルミニウム合金材でなるメインフレーム101の前部には、ステアリングヘッドパイプ102によって左右に回動可能に支持された左右2本のフロントフォーク103が設けられる。フロントフォーク103の上端にはハンドルバー104が固定され、ハンドルバー104の両端にグリップ105を有する。フロントフォーク103の下部には前輪106が回転可能に支持されると共に、前輪106上部を覆うようにフロントフェンダ107が固定される。前輪106は、前輪106と一体回転するブレーキディスク108を有している。
メインフレーム101はステアリングヘッドパイプ102の後部に接続され、更に後方に向けて左右一対が二又状に分岐し、ヘッドパイプから後下方に拡幅しながら延設する。なお、メインフレーム101の後部付近から、後上りに適度に傾斜してシートレールが延出し、後述するシートを支持する。メインフレーム101やシートレールにより車体フレームが構成される。また、メインフレーム101の後部にはスイングアーム109が揺動可能に結合すると共に、両者間にリヤショックアブソーバ110が装架される。スイングアーム109の後端には後輪111が回転可能に支持される。後輪111は、後述するエンジンの動力を伝達するチェーン112が巻回されたドリブンスプロケット113を介して、回転駆動されるようになっている。後輪111の直近周囲にはその前上部付近を覆うインナフェンダ114が設けられると共に、そのインナフェンダ114の上方にはリヤフェンダ115が配置される。
メインフレーム101に搭載されたエンジンユニット116には、図示しない燃料供給装置から混合気が供給されると共に、エンジン内での燃焼後の排気ガスがエキゾーストパイプ117を通って排気される。本実施形態において、エンジンは例えば4サイクル多気筒、典型的には4気筒エンジンであってよい。それぞれの気筒のエキゾーストパイプ117はエンジンユニット116の下側にて結合し、その後排気チャンバを経て車両後端付近で排気装置118から排気される。
また、エンジンユニット116の上方には燃料タンク119が搭載され、燃料タンク119の後方にシート120が連設される。このシート120は、ライダシート120Aとタンデムシート120Bとを含む。ライダシート120A及びタンデムシート120Bに対応して、フートレスト121及びフートレストもしくはピリオンステップ122が配置される。
更に図1において、123はヘッドランプ、124はスピードメータ、タコメータ或いは各種インジケータランプ等を含むメータユニット、125はステー126を介してハンドルバー104に支持されるバックミラーである。
車両外装において、フェアリング127及びサイドカウル128によって車両の主に前部及び側部が覆われ、車両後部にはサイドカバーあるいはシートカウル129が被着し、これらの外装部材により所謂、流線型を有する車両の外観フォルムが形成される。
ここで、この実施形態におけるエンジンユニット116は図2及び図3に示されるように、クランクケース116Aの上部に順次、シリンダブロック116B、シリンダヘッド116C及びシリンダヘッドカバー116Dが一体的に結合してなる。また、エンジンユニット116は複数のエンジンマウントを介してメインフレーム101に懸架されることでメインフレーム101に一体的に結合支持され、それ自体でメインフレーム101の剛性部材として作用する。
図1に示されるようにドーム状もしくは甲羅状を呈する燃料タンク119は、メインフレーム101の上側全体を上部から蓋うようにしてメインフレーム101上に搭載支持される。また、エンジンユニット116のシリンダヘッドカバー116Dの上側には、吸気装置に清浄空気を供給するためのエアクリーナ130が配置される。エアクリーナ130によって清浄化された空気は吸気装置によって吸気され、その後インテークパイプ131内にて燃料が混合され、混合気としてエンジンユニット116に供給される。
この実施形態では並列4気筒エンジンであってよく、図3のように左右(幅)方向に♯1〜♯4気筒が配列される。シリンダヘッド116Cの内部に動弁装置を収容し、気筒毎に吸気(IN)側及び排気(EX)側にそれぞれ2つのバルブ、つまり4バルブを有している。シリンダヘッド116Cの底部には各気筒に対応する燃焼室が形成されており、それぞれの燃焼室にはインテークポート132とエキゾーストポート133が連通形成される。詳細図示は省略するが、エアクリーナ130とインテークポート132の間には気筒毎に、吸気装置を構成するスロットルボディが配置され、そのスロットルバルブを開閉することにより吸入空気量を制御することができる。
本発明では更に、スロットルバルブを開閉してエンジンの吸入空気量を制御する吸気制御装置を備える。この場合、本実施形態において所謂アクセル・バイ・ワイヤ方式と呼ばれる電子制御式のもの(電子制御スロットルシステム)を採用し、この方式によればスロットルグリップの操作量を一旦アクセル開度センサで検出し、この検出量に応じてアクチュエータ(電動モータ等)を駆動させてスロットルバルブの開閉制御を適宜に行うというものである。かかる電子制御スロットルシステムにおいて、アクセルポジションセンサの検出結果を含む運転状態に基づく電子制御によってスロットルバルブの開度制御を行いエンジン(内燃機関)の吸気量を調整するようにしている。
吸気制御装置は、ハンドルに設けられたスロットルグリップの操作量を伝達するスロットルケーブルと、スロットルケーブルに接続されてスロットルグリップの操作量に応じて回転するスロットルプーリと、スロットルプーリの回転量を検出するアクセルポジションセンサと、スロットルバルブを駆動させる電動モータと、アクセルポジションセンサの検出結果を含む運転状態に基づき電動モータを駆動させてエンジンの吸気量を制御する制御コンピュータと、を備える。
本発明ではエアクリーナ130の所定部位に吸気制御装置が配置される。図4及び図5は本実施形態における吸気制御装置10の配置構成例を示している。図4はエアクリーナ130まわりの正面図、図5は上面図である。なお、図4ではメインフレーム101を前後方向途中で破断した状態のものを図示している。吸気制御装置10自体の具体的構成については後述するが、図4等に示すようにメインフレーム101に挟まれてエンジン、具体的にはエンジンユニット116のシリンダヘッドカバー116Dよりも上方にエアクリーナ130が配置される。吸気制御装置10は、エアクリーナ130の底部に形成された凹部に装着される。
ここで、図3に示したように、エアクリーナ130はアッパケース130A及びロアケース130Bが相互に閉合してなり、実質的に中空構造を有する。ロアケース130Bの前部には一対のインテークダクト134が接続され、車両前端部から取り込んだ空気をインテークダクト134を介してロアケース130B内に導入するようになっている。このダーティ側に導入された空気は、図示しないフィルタを通過することで清浄化され、更にエアファンネルを通ってスロットルボディへと送給される。エアクリーナ130の前中央部から底部にかけて、エアクリーナ130の内方へ凹む凹部135が形成され、この凹部135に吸気制御装置10が装着される。
次に、吸気制御装置10の具体的構成例について説明する。図6〜図10は吸気制御装置10の構成例を示し、図6及び図7はアクセルポジションセンサ(APS)ユニット11とこれをエアクリーナ130の所定部位に取り付けるためのブラケット12の結合状態を示すそれぞれ斜視図、図8はAPSユニット11の斜視図、図9はAPSユニット11の正面図、図10は右側面図である。図6及び図7のようにブラケット12は長尺もしくは短冊状の板材でなり、ロアケース130Bに形成されている凹部135の開口前部に架け渡されるように横架され(図4をも参照)、左右一対のボルト13によって前側からロアケース130Bに固定される。APSユニット11はブラケット12の後側に支持されることで、凹部135内にすっぽりと収容される。
ブラケット12の左右方向中央部には上下に突出する一対の突片12aが付設され、これらの突片12aに対してAPSユニット11がボルト14によって固定される。図8〜図10をも参照して、固定の支持部15から延出する一対のアーム16にはそれぞれ、ボルト14が螺合するボス17が設けられる。支持部15からこの例では車両幅方向に右方へ延設された回転軸18を有し、この回転軸18を介してスロットルプーリ19が回動可能(図9、矢印参照)に取り付けられる。なお、回転軸18は、図示されているアウタチューブとその内部に回転自在に挿入支持されるインナシャフトとでなる二重構造を有し、インナシャフトとスロットルプーリ19が一体的に結合する構成であってもよい。スロットルプーリ19の外周部にはスロットルケーブル20が巻き付けられる円周状の巻回溝19aが形成され、ハンドルバー104の右端部に配置されたスロットルグリップの操作でスロットルケーブル20を介してスロットルプーリ19が回動する。
この例ではスロットルグリップとスロットルプーリ19の間に単一のスロットルケーブル20が配索される。つまりスロットルグリップの開き側の回動動作によって、スロットルプーリ19が回動付勢される。支持部15側に結合するステー21にはスロットルケーブル20が挿通するガイド孔22aを有するガイドブッシュ22が設けられており、スロットルケーブル20はガイド孔22aを通ることでガイドされながら導出される。なお、ガイドブッシュ22は図6、図7あるいは図10等に示すようにスロットルプーリ19の上方に配置され、巻回溝19aの円周の略接線方向に位置する。回転軸18の周囲にはコイルスプリング23が装着されており、その一端23aは図7等に示すように例えばアーム16に設けた突起24によって係止される。また、コイルスプリング23の他端23bは図8等に示すようにスロットルプーリ19の側部に設けた突起25によって係止され、これによりスロットルプーリ19はリターンスプリングとして機能するコイルスプリング23の弾力によって、スロットルグリップの閉じ方向へ常時付勢される。
この場合、固定の支持部15側の適所、例えば図9等のようにアーム16等を利用してスロットルプーリ19側へ延出する一対のストッパ26を設ける。一方、スロットルプーリ19の側部に図8等のように支持部15側へ延出する一対のストッパ27を設け、これらのストッパ26及びストッパ27同士が互いに当接することで、スロットルプーリ19の回動両端位置が規制されるようになっている。即ち、スロットルプーリ19の回動端位置に対応して、吸気制御装置10により制御される吸気装置におけるスロットルバルブの全閉もしくは最小開度と全開もしくは最大開度が設定される。
また、吸気制御装置10において図6等に示されるように、スロットルプーリ19の回転量を検出するアクセルポジションセンサ28を備える。このアクセルポジションセンサ28としてロータリエンコーダ等の角度検出手段を用いることができ、スロットルグリップの操作量に対応するアクセル開度信号(パルス信号)を生成し、このアクセル開度信号は車載のECU(エンジン制御装置、図示せず)に送出される。ECUはアクセルポジションセンサ28から受信する信号に基づき、所定の制御プログラムに従って制御対象であるスロットルバルブ駆動用アクチュエータを駆動制御する。
本発明の吸気制御装置10では特にAPSユニット11、従ってアクセルポジションセンサ28も同様に図3あるいは図5等に示すようにステアリングヘッドパイプ102の後方に二又状に分岐するメインフレーム101に挟まれた空間に配置される。また、単一のスロットルケーブル20が、図11に示されるようにアクセルポジションサンサ28の上方から導出される。
本発明によれば、アクセルグリップの開き側のみにスロットルケーブル20を適用することで、従来では必要としていた閉じ側のスロットルケーブルの曲がりを気にせず、即ちスロットルケーブル20の配置自由度を大幅に向上することができる。これにより図11のようにAPSユニット11をステアリングヘッドパイプ102の直後方等自由に配置することができる。この場合、エアクリーナ130のロアケース130Bに形成した凹部135内にAPSユニット11を収容することで、ステアリングヘッドパイプ102の直後方でありながら、極めてコンパクトに配置することが可能となる。
また、スロットルケーブル20を、図11等に示すようにAPSユニット11の上方から導出することで、ハンドルバー104の右端部にて上方に位置するスロットルグリップまで配索する際、そのケーブル長を最短にすることができる。このようにケーブル長を短くすることで、円滑作動を実現すると共に、アクセルポジションセンサ28を駆動する際に高い精度を保障することができる。
また、APSユニット11の配置位置として、スロットルプーリ19の軸方向視、即ち回転軸18の軸線方向で、スロットルプーリ19から導出されるスロットルケーブル20のプーリ巻付け半径とする円の接線と平行な直線が、アクセルポジションセンサ28前方のメインフレーム101又はステアリングヘッドパイプ102と交差するように配置される。より具体的には図12に示されるようにスロットルプーリ19の巻回溝19aの円周接線方向に延出するスロットルケーブル20に対して、従来の閉じ側のスロットルケーブル1はスロットルケーブル20と平行に延出することで、前方のメインフレーム101等と干渉することとなる。なお、その場合のスロットルケーブル1(図12、二点鎖線)とメインフレーム101等と干渉領域を図12において斜線により示す。
本発明では実際には閉じ側のスロットルケーブル1を廃止したことで、そのような干渉を回避しつつ、メインフレーム101の剛性を確保しながらAPSユニット11をできるだけステアリングヘッドパイプ102に近接配置することができる。この点でもスロットルケーブル20のケーブル長を有効に短くすることができる。
なお、仮に図12に示すように閉じ側のスロットルケーブル1を有する場合にAPSユニット11をステアリングヘッドパイプ102に近接配置すると、そのスロットルケーブル1の曲げが極端に強くなり、あるいはそのような曲げを避けるためにメインフレーム101の上部を切り欠くことが必要になる。このようにメインフレーム101を切り欠いた場合には、その分メインフレーム101の剛性確保が難しくなる。本発明では閉じ側のスロットルケーブル1を持たないのでかかる不都合が生じないため、APSユニット11を無理なく前方に配置することができ、ケーブル長を効果的に短縮化できる。
更に、前述のようにAPSユニット11は、メインフレーム101に挟まれてエンジンユニット116よりも上方に配置されるエアクリーナ130の底部に形成された凹部135に配置される。
スロットルケーブル20が1本で、且つAPSユニット11の上方から導出されるのでステアリングヘッドパイプ102の後方直近に配置することができる。これによりAPSユニット11がその凹部135に配置されたエアクリーナ130をより前方に配置することが可能となり、それに対応してエアクリーナ130の容量を大きく確保することができる。このようにエアクリーナ130の容量増加を図ることにより、吸気系における吸気脈動が低減されて、その結果エンジン出力の向上を図ることが可能となる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
上記実施形態において、エンジンユニット116は4気筒以外の多気筒エンジンであっても同様に適用可能である。
10 吸気制御装置、11 APSユニット、12 ブラケット、13,14 ボルト、15 支持部、16 アーム、17 ボス、18 回転軸、19 スロットルプーリ、20 スロットルケーブル、21 ステー、22 ガイドブッシュ、23 コイルスプリング、24,25 突起、26,27 ストッパ、28 アクセルポジションセンサ、100 自動二輪車、101 メインフレーム、102 ステアリングヘッドパイプ。

Claims (3)

  1. ヘッドパイプから後下方に拡幅しながら延設する左右のメインフレームと、前記メインフレームの下方に懸架されるエンジンと、スロットルグリップの開き側の回動に応じてスロットルケーブルを介してスロットルプーリが回動されることにより前記スロットルグリップの操作量を検出するアクセルポジションセンサとを備え、検出された前記スロットルグリップの操作量に対応してスロットル弁を開閉してエンジンの吸入空気量を制御するようにした自動二輪車において、
    前記アクセルポジションセンサは、前記メインフレームに挟まれた空間に配置されると共に、単一の前記スロットルケーブルが前記アクセルポジションサンサの上方から導出されたことを特徴とする自動二輪車の吸気制御装置。
  2. 前記アクセルポジションセンサは前記スロットルプーリの軸方向視で、前記スロットルプーリから導出される前記スロットルケーブルのプーリ巻付け半径とする円の接線と平行な直線が、該アクセルポジションセンサ前方の前記メインフレーム又は前記ヘッドパイプと交差するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の吸気制御装置。
  3. 前記アクセルポジションセンサは、前記メインフレームに挟まれて前記エンジンよりも上方に配置されるエアクリーナの底部に形成された凹部に配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車の吸気制御装置。
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