JP2013221420A - 燃料供給装置 - Google Patents

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幹生 浜田
Takeshi Enomoto
剛 榎本
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大介 山本
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Abstract

【課題】フィルタ部材の濾過面積を拡大しながらも装置を小形化することのできる燃料供給装置を提供する。
【解決手段】燃料供給装置10は、燃料タンクの開口部を閉塞するセットプレート12と、セットプレート12上に縦置き状に配置される燃料ポンプ23と、燃料ポンプ23と並立状に配置されかつ燃料ポンプ23に吸入される燃料を濾過する袋状のフィルタ部材31を有する吸入フィルタ30と、燃料ポンプ23の吐出口26から吐出された燃料を横方向に流す直管状の横方向燃料通路42とを備える。吸入フィルタ30のフィルタ部材31の外形を平板状に形成し、平面視でフィルタ部材31を横方向燃料通路42に対して平行状に配置する。
【選択図】図5

Description

本発明は、燃料タンク内の燃料を内燃機関いわゆるエンジンに供給する燃料供給装置に関する。
従来の燃料供給装置には、燃料タンクの底部に設けられた開口部を閉塞する蓋部材と、蓋部材上に縦置き状に配置される燃料ポンプと、燃料ポンプと並立状に配置されかつ燃料ポンプに吸入される燃料を濾過する袋状のフィルタ部材を有する吸入フィルタと、燃料ポンプの吐出口から吐出された燃料を横方向に流す直管状の横方向燃料通路と、横方向燃料通路の燃料を下方へ流す縦方向燃料通路と、横方向燃料通路の燃料の圧力を調整する圧力調整弁とを備えるものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2010−84538号公報
前記特許文献1の燃料供給装置(以下、「従来例」という)によると、蓋部材に形成された1/4の円弧状のフィルタ収容部に吸入フィルタが収容されている。このため、フィルタ部材の扁平方向に交差する横方向の寸法である横幅が制約を受けることから、吸入フィルタのフィルタ部材の外形を平板状に形成すると、フィルタ部材の濾過面積が小さくならざるを得ない。また、フィルタ部材の上方に横方向燃料通路が配置されており、平面視でフィルタ部材と横方向燃料通路とが交差している。このため、フィルタ部材の高さが制約を受けることから、フィルタ部材の濾過面積が小さくならざるを得ない。また、フィルタ部材の大型化により濾過面積を拡大しようすると、燃料供給装置の大型化を余儀なくされることになる。
本発明が解決しようとする課題は、フィルタ部材の濾過面積を拡大しながらも装置を小形化することのできる燃料供給装置を提供することにある。
前記課題は、特許請求の範囲に記載された構成を要旨とする燃料供給装置により解決することができる。
請求項1に記載された燃料供給装置によると、燃料タンクの底部に設けられた開口部を閉塞する蓋部材と、蓋部材上に縦置き状に配置される燃料ポンプと、燃料ポンプと並立状に配置されかつ燃料ポンプに吸入される燃料を濾過する袋状のフィルタ部材を有する吸入フィルタと、燃料ポンプの吐出口から吐出された燃料を横方向に流す直管状の横方向燃料通路と、横方向燃料通路の燃料を下方へ流す縦方向燃料通路と、横方向燃料通路の燃料の圧力を調整する圧力調整弁とを備える燃料供給装置であって、吸入フィルタのフィルタ部材の外形を平板状に形成し、平面視でフィルタ部材を横方向燃料通路に対して平行状に配置し、横方向燃料通路の中央部に燃料ポンプの吐出口を配置し、その横方向燃料通路の一端部に圧力調整弁を配置し、その横方向燃料通路の他端部に縦方向燃料通路を配置し、平面視で横方向燃料通路のフィルタ部材側とは反対側で横方向燃料通路と燃料ポンプとの間には、燃料ポンプとつながる導線が接続される接続端子を配置したものである。この構成によると、吸入フィルタのフィルタ部材の外形を平板状に形成し、平面視でフィルタ部材を横方向燃料通路に対して平行状に配置したことによって、従来例と比べて、フィルタ部材の横幅及び高さの制約が緩和されるため、フィルタ部材の濾過面積を拡大しながらも装置を小形化することができる。また、横方向燃料通路の中央部に燃料ポンプの吐出口を配置し、その横方向燃料通路の一端部に圧力調整弁を配置し、その横方向燃料通路の他端部に縦方向燃料通路を配置したことによって、燃料ポンプ、圧力調整弁及び縦方向燃料通路をコンパクトに配置することができる。また、平面視で横方向燃料通路のフィルタ部材側とは反対側で横方向燃料通路と燃料ポンプとの間には、燃料ポンプとつながる導線が接続される接続端子を配置したことによって、平面視で横方向燃料通路のフィルタ部材側とは反対側で横方向燃料通路と燃料ポンプとの間に形成される空間を利用して、燃料ポンプとつながる導線が接続される接続端子をコンパクトに配置することができる。
請求項2に記載された燃料供給装置によると、燃料タンク内の燃料の液面の位置を検出する液位検出装置を備え、液位検出装置は、フィルタ部材の上方に配置し、横方向燃料通路と燃料ポンプとの間には、燃料ポンプとつながる導線が接続される接続端子と共に液位検出装置につながる導線が接続される接続端子を配置したものである。したがって、液位検出装置を高所に配置するとともに、平面視で横方向燃料通路のフィルタ部材側とは反対側で横方向燃料通路と燃料ポンプとの間に形成される空間を利用して、燃料ポンプとつながる導線が接続される接続端子と共に液位検出装置につながる導線が接続される接続端子をコンパクトに配置することができる。
請求項3に記載された燃料供給装置によると、圧力調整弁から排出された余剰燃料をフィルタ部材の表面に誘導しかつ余剰燃料に含まれる気泡を排出する余剰燃料通路を備えたものである。したがって、圧力調整弁から排出された余剰燃料が余剰燃料通路を介してフィルタ部材の表面に向けて誘導されることによって、燃料タンク内の燃料残量が少なくなったとき等における燃料不足を防止することができる。また、余剰燃料が余剰燃料通路を流れるうちに余剰燃料に含まれる気泡が排出されるため、燃料タンク内の燃料残量が少なくなったとき等における燃料ポンプへの気泡の吸入を防止することができる。
一実施形態にかかる燃料供給装置を示す斜視図である。 燃料供給装置を示す正面図である。 燃料供給装置を示す背面図である。 燃料供給装置を示す平面図である。 図4のV−V線矢視断面図である。 図4のVI−VI線矢視断面図である。 図2のVII−VII線矢視断面図である。 圧力制御弁の周辺部を示す左側断面図である。 センダゲージを省略した状態の燃料供給装置を示す左側面図である。 センダゲージを省略した状態の燃料供給装置を示す平面図である。 実施形態にかかるセットプレートと燃料ポンプとフィルタ部材との関係を示す平面図である。 比較例1にかかるセットプレートと燃料ポンプとフィルタ部材との関係を示す平面図である。 比較例2にかかるセットプレートと燃料ポンプとフィルタ部材との関係を示す平面図である。
以下、本発明を実施するための一実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態では、例えば自動二輪車における燃料タンク内の燃料をエンジンへ供給する燃料供給装置について例示する。図1は燃料供給装置を示す斜視図、図2は同じく正面図、図3は同じく背面図、図4は同じく平面図、図5は図4のV−V線矢視断面図、図6は図4のVI−VI線矢視断面図、図7は図2のVII−VII線矢視断面図である。なお、説明の都合上、図2の正面図を基に上下左右及び前後を定めることにする。
図2に示すように、燃料供給装置10は、燃料タンク11の底部に装着される底付けタイプの燃料供給装置である。燃料タンク11の底部すなわち底壁11aには、円形の開口孔からなる開口部11bが形成されている。燃料供給装置10は、燃料タンク11の開口部11bを閉鎖するセットプレート12を備えている。セットプレート12は、樹脂製で、円板状のプレート本体13を主体として形成されている。プレート本体13の上面には、円筒状の嵌合筒部14が同心状に形成されている(図4参照)。嵌合筒部14は、燃料タンク11の開口部11b内に同心状に嵌合可能に形成されている。プレート本体13の嵌合筒部14内の中央部の上面には、円筒状のポンプ支持筒部16が形成されている。ポンプ支持筒部16は、嵌合筒部14の高さよりも高い高さを有する(図5参照)。またポンプ支持筒部16は、嵌合筒部14に対して右側へ偏心している。本実施形態では、ポンプ嵌合筒部14と支持筒部16との右端部同士がつながっている。なお、ポンプ支持筒部16の左端部には上下方向に延びる割溝(図示省略)が形成されている。割溝は、後述する燃料ポンプ23と吸入フィルタ30との間をつなぐアダプタ28をその上方から受入れ可能に形成されている。
図6に示すように、前記プレート本体13の前端部には、エルボ管状の燃料吐出管18が形成されている。燃料吐出管18は、ポンプ支持筒部16の外方でかつ嵌合筒部14内の前端部においてプレート本体13を上下方向に貫通する縦管部18aと、縦管部18aの下端部に連続しかつ横方向(斜め左前方)へ延出された水平状の横管部18bとを有する。本実施形態では、嵌合筒部14と縦管部18aとの前端部同士がつながっている。
図1に示すように、前記プレート本体13には電気コネクタ20が設けられている。電気コネクタ20は、平面視で嵌合筒部14とポンプ支持筒部16と燃料吐出管18の縦管部18aとにより取り囲まれた部分に配置されている(図4参照)。電気コネクタ20は、プレート本体13の上下面に亘って形成されている。電気コネクタ20には、プレート本体13を上下方向に貫通する複数本の接続端子が配置されている。複数本の接続端子は、本実施形態では、2本1組の接続端子21と2本1組の接続端子22との計4本である(図1参照)。接続端子21,22は、ポンプ支持筒部16の前側の右寄りの外側面に対する接線方向に列状に配置されている。なお、セットプレート12は本明細書でいう「蓋部材」に相当する。また、燃料吐出管18の横管部18bは本明細書でいう「燃料吐出ポート」に相当する。また、図示はしないが、横管部18bにはエンジン(詳しくはインジェクタ)につながる燃料供給配管が接続される。また、電気コネクタ20には外部コネクタが接続される。
図5に示すように、前記セットプレート12上すなわちポンプ支持筒部16内には、燃料ポンプ23が縦置き状に配置されている。燃料ポンプ23は、円筒状のポンプ本体24内に、電動式モータ部とインペラ式ポンプ部とが一体的に組込まれたウエスコ型電動ポンプである。ポンプ本体24のポンプ部側の端面すなわち下面には、燃料の吸入口25が突出状に形成されている。また、ポンプ本体24のモータ側の端面すなわち上面には、燃料の吐出口26が突出状に形成されている。また、ポンプ本体24の下半部がセットプレート12のポンプ支持筒部16によって支持されている。ポンプ本体24の上半部は、後述するケーシング35のポンプ支持筒部36によって支持されている。また、吸入口25及び吐出口26は、ポンプ本体24に対して偏心しており、セットプレート12上への配置に際してポンプ本体24に対して左側に配置されている。
前記燃料ポンプ23の吸入口25には、アダプタ28を介して吸入フィルタ30が接続されている。吸入フィルタ30は、袋状のフィルタ部材31を有する。フィルタ部材31は、例えば、可撓性を有する不織布、メッシュ材、濾紙、編布等からなる。また、フィルタ部材31の外形は、四角形平板状に形成されている(図9の左側面図参照)。フィルタ部材31は、扁平方向すなわち平板状外形の厚さ方向を左右方向に向けた状態で、燃料ポンプ23の左側(詳しくはポンプ支持筒部16の左側)に並立状に配置されている(図5参照)。なお、フィルタ部材31の扁平方向に交差する横方向は、前後方向に向けられている。
図5に示すように、前記フィルタ部材31内には、フィルタ部材31を膨大状態に保持するための樹脂製のフレーム部材32が内装されている。また、フィルタ部材31の右側面の下端部には、円筒状の樹脂製の接続筒33が設けられている。接続筒33は、フレーム部材32と一体化されている。前記アダプタ28は、エルボ管状に形成されており、その一端部が接続筒33に接続されているとともに、その他端部が前記燃料ポンプ23の吸入口25に接続されている。これにより、フィルタ部材31が立上り状に支持されている。なお、アダプタ28は、前記セットプレート12のポンプ支持筒部16に対する燃料ポンプ23の嵌合に際してポンプ支持筒部16の割溝内に受入れられている。これにより、燃料ポンプ23はポンプ支持筒部16内に嵌合され、フィルタ部材31はポンプ支持筒部16の外側に配置されている。
前記セットプレート12のポンプ支持筒部16には、その上方から樹脂製のケーシング35が接続されている。ケーシング35は、縦型円筒状のポンプ支持筒部36と、ポンプ支持筒部36上に形成された燃料配管38とを有する。ポンプ支持筒部36は、前記燃料ポンプ23の上半部に嵌合されているとともに、セットプレート12のポンプ支持筒部16に対してスナップフィットにより連結されている。燃料配管38は、横方向すなわち前後方向(図5において紙面表裏方向)に直管状に形成されている。
図6に示すように、前記燃料配管38の前端部には、下方に屈曲する接続管部39が形成されている。接続管部39と前記燃料吐出管18の縦管部18aとは、上下に対応する位置関係をもって配置されている。接続管部39と縦管部18aとは、直管状の連通配管40を介して接続されている。なお、燃料配管38において接続管部39を除いた横方向(前後方向)に延びる通路部分を横方向燃料通路42という。また、接続管部39、連通配管40及び縦管部18aとによる縦方向(上下方向)に延びる通路部分を縦方向燃料通路43という。また、平面視で横方向燃料通路42の前端部に縦方向燃料通路43が配置されている。
図7に示すように、フィルタ部材31は、平面視で前記横方向燃料通路42に対して平行状に配置されている。また、図6に示すように、横方向燃料通路42の中央部には、下方へ向けて開口するポンプ接続口44が形成されている。ポンプ接続口44は、セットプレート12のポンプ支持筒部16に対するケーシング35のポンプ支持筒部36の連結にともない、燃料ポンプ23の吐出口26に嵌合により接続されている。また、図1に示すように、前記燃料ポンプ23のポンプ本体24の上端面には、モータ部に電気的につながる前後一対の端子46が設けられている。燃料ポンプ23の両端子46と、前記セットプレート12の電気コネクタ20の2本の接続端子21とは、2本の導線47を介して電気的に接続されている。なお、導線47は、前記ケーシング35のポンプ支持筒部36の前側面に形成されたフック部36aに掛止されている。
図6に示すように、前記横方向燃料通路42の後端部内には圧力調整弁48が嵌合により配置されている。圧力調整弁48は、横方向燃料通路42内すなわち燃料ポンプ23の吐出口26から吐出された燃料の圧力を所定の圧力に調整する。また、圧力調整弁48は、燃料の圧力の調整によって生じた余剰燃料を後方(図6において右方)へ吐出する。また、横方向燃料通路42の後端部には、カバー50がスナップフィットにより連結されている。カバー50により圧力調整弁48が抜け止めされている。図8は圧力制御弁の周辺部を示す左側断面図である。
図8に示すように、前記カバー50には、前記圧力調整弁48から吐出すなわち排出された余剰燃料を受けて、横方向燃料通路42の後端部の下側に誘導する誘導溝51aを有するL字状の上流側の燃料誘導路51が形成されている。また、前記ケーシング35のポンプ支持筒部36の後側面には、上流側の燃料誘導路51を流下してくる余剰燃料を受け流す誘導溝52aを有する傾斜状の下流側の燃料誘導路52が形成されている。なお、図8中の矢印は余剰燃料の流れを示す。
前記下流側の燃料誘導路52の誘導溝52aは、余剰燃料を前記吸入フィルタ30のフィルタ部材31の表面(右側面)に向けて誘導する(図3参照)。なお、上流側の燃料誘導路51とケーシング35の下流側の燃料誘導路52とにより余剰燃料通路53が形成されている。また、余剰燃料通路53すなわち両燃料通路51,52は、誘導溝51a,52aを有するため、余剰燃料が余剰燃料通路53を流れるうちにその余剰燃料に含まれる気泡を上方へ排出する(逃がす)ことができる。
図2に示すように、前記燃料供給装置10は、前記燃料タンク11内の燃料の残量すなわち液面の位置を検出するセンダゲージ55を備えている。センダゲージ55は、ボックス状のセンサ本体56と、センサ本体56に対して回動可能に設けられたアーム57と、アーム57の自由端部に取付けられかつ燃料タンク11内の燃料の液面に浮遊可能なフロート58とを備えている。アーム57は、燃料タンク11内の燃料の液面の変化に応じてフロート58が上下動するにともない回動する。センサ本体56は、アーム57の回動角度を検出して信号化し、検出信号を出力する。なお、センダゲージ55は本明細書でいう「液位検出装置」に相当する。
前記ケーシング35のポンプ支持筒部16の上端部を含む横方向燃料通路42の左側には、センダゲージ取付部60が形成されている。センダゲージ取付部60は、図9及び図10によく示されている。図9はセンダゲージを省略した状態の燃料供給装置を示す左側面図、図10は同じく平面図である。センダゲージ取付部60の左側面には、前記センサ本体56が取付けられている(図2参照)。これにより、センサ本体56は、前記吸入フィルタ30のフィルタ部材31の上方近くに配置されている。
図3に示すように、前記センサ本体56の後端面には、図示しない内蔵の検出装置に電気的につながる上下一対の端子62が設けられている。センサ本体56の両端子62と、前記セットプレート12の電気コネクタ20の2本の接続端子22とは、2本の導線63を介して電気的に接続されている(図1参照)。なお、導線63は、前記燃料配管38の接続管部39の前側面に形成されたフック部39a、及び、前記ケーシング35のポンプ支持筒部36のフック部36aに掛止されている。
また、図示はしないが、前記セットプレート12の下面側において、前記電気コネクタ20には外部コネクタが接続される。外部コネクタは、燃料ポンプ23のモータ部及びセンダゲージ55のセンサ本体56に外部電源の電力を供給したり、センサ本体56の検出信号を制御装置に出力したりする。制御装置は、センサ本体56の検出信号に基づいて燃料タンク11内の燃料残量を算出する。
前記セットプレート12にモジュール化されている前記燃料ポンプ23、前記吸入フィルタ30、前記ケーシング35、前記センダゲージ55等の構成部品は、燃料タンク11への装置10の搭載に際し、燃料タンク11の開口部11bに干渉することなく、燃料タンク11内へ挿入することができるように配置されている。
次に、前記燃料供給装置10の作動について説明する。燃料ポンプ23が駆動されると、燃料タンク11内の燃料が吸入フィルタ30のフィルタ部材31を介してフィルタ部材31内に吸入されることにより、燃料が濾過される。フィルタ部材31内に吸入された燃料は、アダプタ28を介して吸入口25から燃料ポンプ23内に吸入される。燃料ポンプ23内に吸入された燃料は、昇圧された後、吐出口26から横方向燃料通路42内へ吐出される。横方向燃料通路42を横方向(前方)へ流れた燃料は、縦方向燃料通路43を下方へ流れていく。その燃料は、燃料吐出管18の横管部18bから図示しない燃料供給配管を介してエンジンに供給される。また、横方向燃料通路42内の燃料の圧力は、圧力調整弁48により所定の圧力に調整される。このとき、圧力調整弁48から排出された余剰燃料は、余剰燃料通路53を介して吸入フィルタ30のフィルタ部材31の表面(右側面)に向けて誘導される。その燃料は、フィルタ部材31を介してフィルタ部材31内に再び吸入される
上記した燃料供給装置10によると、吸入フィルタ30のフィルタ部材31の外形を平板状に形成し、平面視でフィルタ部材31を横方向燃料通路42に対して平行状に配置したものである(図9及び図10参照)。これによって、従来例と比べて、フィルタ部材31の横幅W及び高さH(図9参照)の制約が緩和されるため、フィルタ部材31の濾過面積を拡大しながらも装置10を小形化することができる。
ここで、フィルタ部材31の横幅Wの拡大しながらもセットプレート12の外径を小径化することの理由を説明する。図11は実施形態にかかるセットプレートと燃料ポンプとフィルタ部材との関係を示す平面図、図12は同じく比較例1にかかる平面図、図13は同じく比較例2にかかる平面図である。
図11〜図13において、P1はセットプレート12の中心点、P2は燃料ポンプ23(詳しくはポンプ本体24)の中心点である。また、L1は横方向燃料通路42の中心線、L2はフィルタ部材31の幅方向に延びる基準線である。また、Wはフィルタ部材31の横幅である。
図11において、Dは中心点P1からフィルタ部材31の最外端位置pを含む径dに所定量αを加えたセットプレート12の外径である。図11では、横方向燃料通路42の中心線L1と、フィルタ部材31の幅方向に延びる基準線L2とは、平行状すなわち平行又は略平行をなしている。また、図12において、D1は中心点P1からフィルタ部材31の最外端位置pを含む径d1に所定量αを加えたセットプレート12の外径である。また、θ1は中心線L1に対する基準線L2の傾き角度(例えば15°)である。また、図13において、D2は中心点P1からフィルタ部材31の最外端位置pを含む径d2に所定量αを加えたセットプレート12の外径である。また、θ2は中心線L1に対する基準線L2の傾き角度(例えば30°)である。なお、所定量αは、燃料タンク11の開口部11bの口縁部に対するシールに要する量である。
図11〜図13からわかるように、中心点P1に対するフィルタ部材31の最外端位置pは、図11の場合が最も近く、図12の場合が次に遠く、図13の場合が最も遠い。したがって、径d,d1,d2は、
d<d1<d2
の関係になる。このため、セットプレート12の外径D,D1,D2は、
D<D1<D2
の関係になる。したがって、図11に示すように、横方向燃料通路42とフィルタ部材31とを平面視で平行状に配置することによって、横方向燃料通路42とフィルタ部材31とを平面視で非平行状に配置する場合(図12及び図13参照)と比べて、セットプレート12の外径Dを小径化することができる。
言い換えれば、セットプレート12の外径D,D1,D2を同寸法とした場合、図11に示すように、横方向燃料通路42とフィルタ部材31とを平面視で平行状に配置することによって、横方向燃料通路42とフィルタ部材31とを平面視で非平行状に配置する場合(図12及び図13参照)と比べて、フィルタ部材31の横幅Wを拡大することができる。このため、フィルタ部材31の横幅Wの拡大しながらもセットプレート12の外径Dを小径化することができる。また、セットプレート12の小径化は、装置10を小型化し、燃料タンク11に対する装置10の搭載性の向上に有効である。例えば、燃料タンク11の開口部11bの口径の小径化、及び、開口部11bの口縁部に対するシール面積の減少化等に有効である。また、燃料タンク11内における占有容積を減少し、燃料タンク11の燃料収容量を増加することができる。
また、横方向燃料通路42の中央部に燃料ポンプ23の吐出口26を配置し、その横方向燃料通路42の一端部に圧力調整弁48を配置し、その横方向燃料通路42の他端部に縦方向燃料通路43を配置したものである(図6及び図7参照)。これによって、燃料ポンプ23、圧力調整弁48及び縦方向燃料通路43をコンパクトに配置することができる。
また、平面視で横方向燃料通路42のフィルタ部材31側とは反対側で横方向燃料通路42と燃料ポンプ23との間には、燃料ポンプ23とつながる導線47が接続される接続端子21を配置したものである(図2及び図4参照)。これによって、平面視で横方向燃料通路42のフィルタ部材31側とは反対側で横方向燃料通路42と燃料ポンプ23との間に形成される空間を利用して、燃料ポンプ23とつながる導線47が接続される接続端子21をコンパクトに配置することができる。
また、燃料タンク11内の燃料の液面の位置を検出するセンダゲージ55を備え、センダゲージ55は、フィルタ部材31の上方に配置し、横方向燃料通路42と燃料ポンプ23との間には、燃料ポンプ23とつながる導線47が接続される接続端子21と共にセンダゲージ55につながる導線63が接続される接続端子22を配置したものである(図1及び図2参照)。したがって、センダゲージ55を高所に配置するとともに、平面視で横方向燃料通路42のフィルタ部材31側とは反対側で横方向燃料通路42と燃料ポンプ23との間に形成される空間を利用して、燃料ポンプ23とつながる導線47が接続される接続端子21と共にセンダゲージ55につながる導線63が接続される接続端子22をコンパクトに配置することができる。
また、圧力調整弁48から排出された余剰燃料をフィルタ部材31の表面(右側面)に誘導しかつ余剰燃料に含まれる気泡を排出する余剰燃料通路53を備えたものである(図3及び図8参照)。したがって、圧力調整弁48から排出された余剰燃料が余剰燃料通路53を介してフィルタ部材31の表面に向けて誘導されることによって、燃料タンク11内の燃料残量が少なくなったとき等における燃料不足を防止することができる。また、余剰燃料が余剰燃料通路53を流れるうちに余剰燃料に含まれる気泡が排出されるため、燃料タンク11内の燃料残量が少なくなったとき等における燃料ポンプ23への気泡の吸入を防止することができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明の燃料供給装置10は、自動二輪車に限らず、原付自転車、ATV車(全地形万能車)、自動車等の車両、船舶、産業機械等、種々の燃料供給装置10に適用することができる。また、余剰燃料通路53は、誘導溝51a,52aを有する溝状の通路の他、管状の通路でもよい。管状の通路の場合、余剰燃料に含まれる気泡を排出する排気口を有するものとすればよい。
10…燃料供給装置
11…燃料タンク
11a…底壁
11b…開口部
12…セットプレート(蓋部材)
21…接続端子
22…接続端子
23…燃料ポンプ
26…吐出口
30…吸入フィルタ
31…フィルタ部材
42…横方向燃料通路
43…縦方向燃料通路
47…導線
48…圧力調整弁
53…余剰燃料通路
55…センダゲージ(液位検出装置)
63…導線

Claims (3)

  1. 燃料タンクの底部に設けられた開口部を閉塞する蓋部材と、
    前記蓋部材上に縦置き状に配置される燃料ポンプと、
    前記燃料ポンプと並立状に配置されかつ該燃料ポンプに吸入される燃料を濾過する袋状のフィルタ部材を有する吸入フィルタと、
    前記燃料ポンプの吐出口から吐出された燃料を横方向に流す直管状の横方向燃料通路と、
    前記横方向燃料通路の燃料を下方へ流す縦方向燃料通路と、
    前記横方向燃料通路の燃料の圧力を調整する圧力調整弁と
    を備える燃料供給装置であって、
    前記吸入フィルタのフィルタ部材の外形を平板状に形成し、
    平面視で前記フィルタ部材を前記横方向燃料通路に対して平行状に配置し、
    前記横方向燃料通路の中央部に前記燃料ポンプの吐出口を配置し、その横方向燃料通路の一端部に前記圧力調整弁を配置し、その横方向燃料通路の他端部に前記縦方向燃料通路を配置し、
    平面視で前記横方向燃料通路の前記フィルタ部材側とは反対側で前記横方向燃料通路と前記燃料ポンプとの間には、前記燃料ポンプとつながる導線が接続される接続端子を配置した
    ことを特徴とする燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載の燃料供給装置であって、
    前記燃料タンク内の燃料の液面の位置を検出する液位検出装置を備え、
    前記液位検出装置は、前記フィルタ部材の上方に配置し、
    前記横方向燃料通路と前記燃料ポンプとの間には、前記燃料ポンプとつながる導線が接続される接続端子と共に前記液位検出装置につながる導線が接続される接続端子を配置した
    ことを特徴とする燃料供給装置。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料供給装置であって、
    前記圧力調整弁から排出された余剰燃料を前記フィルタ部材の表面に誘導しかつ余剰燃料に含まれる気泡を排出する余剰燃料通路を備えたことを特徴とする燃料供給装置。
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