JP6437964B2 - フューエルポンプモジュール - Google Patents

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Description

本発明はフューエルポンプモジュールに関する。
特許文献1に開示されるように、フューエルフィードポンプはモーター部がポンプ内部に配置され、高圧の燃料にさらされる。モーターに給電するための端子からポンプ内部の高圧燃料が伝わり漏れてこないよう対策が必要である。フューエルフィードポンプをアウトモールドしてユニット化する技術や、ユニット内に制御基板を収める技術などが見出され、それらに対応する確実な燃料シール構造が必要とされている。
特開2004−137936号公報
フューエルポンプモジュールは、高圧室よりも低圧で燃料を貯留する低圧空間を有する。低圧空間には有底穴が開口する。接続端子は高圧室とカプラーとの間で有底穴の底面に重ねられる。接続端子の表面は部分的に開口の底面で露出するものの、接続端子とカプラーベースの樹脂成形体との界面は接続端子からカプラーまで連続する恐れがある。したがって、燃料が界面を伝ってカプラーから漏れるのを防ぐためには、界面に隙間が発生しないように特殊な表面処理をするなどの高度な対策が必要であった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、容易で確実に燃料を閉じ込めることができるフューエルポンプモジュールを提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、高圧の燃料を受け入れる高圧室を区画する樹脂成形体のハウジングと、前記ハウジングに組み込まれて、前記高圧室に向かって高圧の前記燃料を吐出するポンプと、前記高圧室内に配置されて、電力の供給に応じて前記ポンプを駆動する電磁力を生成する電磁力生成部と、前記ハウジングに、インサートモールドにより埋め込まれて一端で前記電磁力生成部に接続され、他端で電力源に接続されて、電力源から前記電磁力生成部に前記電力を供給する導体と、樹脂成形時に前記ハウジングに一体的に形成されて、前記ハウジングの端面に開口し、前記高圧室よりも低圧で燃料を貯留する低圧空間と、前記ハウジングの前記端面に被さって、前記端面との間に前記低圧空間に接続される連通空間を区画する蓋部材とを備え、燃料タンクの外部に設けられるインライン型であり、前記導体の表面の少なくとも一部は、該表面の少なくとも一部が前記低圧空間の開口方向に直交する投影面に投影される範囲が、前記低圧空間が前記投影面に投影される範囲に含まれる状態で、前記低圧空間に露出しており、前記低圧空間と、前記ポンプ内の気泡を排出する脱気孔とは、前記端面に開口する連通孔および前記連通空間を介して連通しており、前記蓋部材は、前記連通空間に開口して、燃料タンクTに到る戻し流路に接続される戻し開口を区画するフューエルポンプモジュールが提供される。
第2側面によれば、高圧の燃料を受け入れる高圧室を区画する樹脂成形体のハウジングと、前記ハウジングに組み込まれて、前記高圧室に向かって高圧の前記燃料を吐出するポンプと、前記高圧室内に配置されて、電力の供給に応じて前記ポンプを駆動する電磁力を生成する電磁力生成部と、前記ハウジングにインサートモールドにより埋め込まれて一端で前記電磁力生成部に接続され、他端で電力源に接続されて、電力源から前記電磁力生成部に前記電力を供給する導体と、樹脂成形時に前記ハウジングに一体的に形成されて、前記ハウジングの端面に開口し、前記高圧室よりも低圧で燃料を貯留する低圧空間と、前記ハウジングを形成する樹脂材にインサートモールドされるキャップ部材と、前記低圧空間の開口方向は同方向に延在し、前記低圧空間にアンダーカットが生じないように繋がる窓孔とを備え、前記ハウジングには、前記導体の前記一端から前記他端に到るまでの間において、全周に亘って途切れなく前記導体の表面が露出する囲み空間が区画され、前記囲み空間の前記低圧空間側は前記窓孔により前記低圧空間と繋がり、他側は少なくとも前記キャップ部材により仕切られるフューエルポンプモジュールが提供される。
側面によれば、第側面の構成に加えて、前記ハウジングは、前記キャップ部材に前記導体を結合する1次樹脂成形体を一部に含む。
側面によれば、第2または第3側面の構成に加えて、前記導体には、前記ハウジングの壁面に沿って延びて、少なくとも部分的に前記囲み空間を区画する溝が形成される。
側面によれば、第2または第3側面の構成に加えて、前記キャップ部材には、前記ハウジングの壁面に沿って延びて、少なくとも部分的に前記囲み空間を区画する深溝が形成される。
側面によれば、第1〜第側面のいずれかの構成に加えて、前記導体には、露出面で開口する貫通孔が区画される。
第1側面によれば、高圧室はポンプから流れ込む高圧の燃料で満たされる。樹脂成形体のハウジングと、樹脂成型時にハウジングに埋め込まれる導体との界面に沿って燃料は染み入る。燃料は高圧室の圧力を受けて導体を伝って進んでいくものの囲み空間で低圧空間に開放される。燃料はハウジング内の低圧空間に貯留する。燃料の漏出は防止される。
また、低圧空間および連通孔はともに基準直線に平行に延びるので、ハウジングの樹脂成型にあたって基準直線の方向に型抜きは実現される。しかも、こうしてハウジングの樹脂成型と同時に燃料の流路構成も確立されるので、多数の部品を組み立てる手間がかからず、部品同士のシール性を確保する労力も省かれることができる。
また、連通孔および低圧空間はともに端面で開口するので、連通孔の開口と低圧空間の開口との距離は短縮され、その結果、蓋部材は小型化されることができる。単一の端面上に蓋部材は配置されるので、ハウジングと蓋部材との間でシール機構は簡素化されることができる。
さらに、低圧空間に染み出た燃料は戻し流路に流入する。染み出た燃料は確実に回収され、燃料の漏出は確実に防止される。もともとポンプには脱気孔に戻し流路が接続されるので、低圧空間の形成にあたって戻し流路の追加は回避されることができる。
第2側面によれば、高圧室はポンプから流れ込む高圧の燃料で満たされる。樹脂成形体のハウジングと、樹脂成型時にハウジングに埋め込まれる導体との界面に沿って燃料は染み入る。燃料は高圧室の圧力を受けて導体を伝って進んでいくものの囲み空間で低圧空間に開放される。燃料はハウジング内の低圧空間に貯留する。燃料の漏出は防止される。
また、複数の導体に対して共通に1つの窓孔が形成されればよく、樹脂成形体の構造は簡素化されることができる。製造工程は簡素化され、製造コストは低減されることができる。
また、低圧空間および連通孔はともに基準直線に平行に延びるので、ハウジングの樹脂成型にあたって基準直線の方向に型抜きは実現される。しかも、こうしてハウジングの樹脂成型と同時に燃料の流路構成も確立されるので、多数の部品を組み立てる手間がかからず、部品同士のシール性を確保する労力も省かれることができる。
さらに、ハウジングの樹脂成型にあたって囲み空間に対して溶融樹脂の流入は防止される。ハウジング内に確実に囲み空間は確保されることができる。
側面によれば、ハウジングの樹脂成型にあたって、金型のキャビティ内で1次樹脂成形体は特定の位置にキャップ部材および導体を配置することができる。キャップ部材および導体は金型内で簡単に保持されることができる。
側面によれば、ハウジングの壁面の形状は簡素化される。
側面によれば、貫通孔に金型のピンが差し込まれることで、金型内で導体は確実に保持される。
本発明の一実施形態に係る燃料噴射システムの全体構成を概略的に示すフューエルポンプモジュールの斜視図である。 図1の2−2線に沿ってフューエルポンプモジュールの全体構成を概略的に示す拡大断面図である。 (a)1次樹脂成形体の構造を概略的に示す拡大斜視図、および(b)キャップ部材の金型内部での状態を表した拡大断面図である。 フューエルポンプモジュールの正面図である。 (a)他の実施形態に係るキャップ部材の構造を概略的に示す拡大斜視図、および(b)キャップ部材の金型内部での状態を表した拡大断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る燃料噴射システム11の構成を概略的に示す。燃料噴射システム11は、燃料を貯蔵する燃料タンクTと、燃料管12および戻し管13で燃料タンクTに接続されるフューエルポンプモジュール14とを備える。フューエルポンプモジュール14は樹脂成形体のハウジング15を有する。ハウジング15には樹脂成形体の蓋部材16が液密に結合される。蓋部材16はハウジング15の一端面に被さる。蓋部材16には、燃料管12に接続される燃料開口17と、戻し管(戻し流路)13に接続される戻し開口18とが区画される。燃料開口17および戻し開口18はニップルの形状に形成される。
ニップルの軸線の向きに反対側でハウジング15には吐出管19が形成される。吐出管19にはエンジンの吸気道に差し込まれるインジェクターIが接続される。フューエルポンプモジュール14は、燃料開口17から燃料を吸引し、吐出管19からインジェクターIに向けて燃料を吐出する。過剰な燃料は戻し流路から燃料タンクTに戻る。こうした燃料噴射システム11は例えば自動二輪車といった鞍乗り型車両に搭載されて利用される。
ハウジング15には電力源としての制御基板21が埋め込まれる。制御基板21はハウジング15の樹脂成形体に包み込まれる。制御基板21にはコネクター22の端子や半導体素子その他の電子部品が実装される。制御基板21は電子制御ユニット(ECU)を構成する。制御基板21はフューエルポンプモジュール14の動作を制御する。
図2に示されるように、ハウジング15にはポンプ24およびポンプ24に連結される電動モーター25が組み込まれる。ポンプ24と電動モーター25とは例えば金属製の筒体26で一体化される。ポンプ24は、筒体26に組み入れられる第1軸受け体27および端面部材28を備える。第1軸受け体27には回転軸線Xis回りで回転自在にインペラー29の駆動軸31が支持される。インペラー29は、第1軸受け体27および端面部材28の間に区画されるインペラー室32に収容される。端面部材28には、インペラー室32に通じる吸入孔33および脱気孔34が区画される。インペラー29の回転に応じて液体燃料は吸入孔33からインペラー室32に吸い込まれ、高圧の液体燃料がインペラー室32から吐出される。ポンプ24内の気泡は脱気孔34からインペラー室32の外側に排出される。
電動モーター25は、筒体26に組み入れられる第2軸受け体35を備える。第2軸受け体35は、第1軸受け体27から離れた位置で回転軸線Xis回りに回転自在にインペラー29の駆動軸31を支持する。第1軸受け体27および第2軸受け体35の間で筒体26内に高圧室36が区画される。高圧室36はインペラー室32から高圧の液体燃料を受け入れる。
電動モーター25はローター37およびステーター38を備える。ローター37およびステーター38は高圧室36内に配置される。ローター37は駆動軸31に結合される。ローター37は例えば永久磁石で構成される。ステーター38は、ローター37の回転軌道の外側でローター37に向き合わせられる。ステーター38は例えば電磁コイル群で構成される。ステーター38は電力の供給に応じて電磁力を生成する。電磁力に基づき駆動軸31の回転は引き起こされる。こうしてインペラー29は回転する。ここでは、ステーター38は電磁力生成部として機能する。
電動モーター25は、ハウジング15の一部を構成する第2軸受け体35に埋め込まれるリード線41を備える。リード線41は一端でステーター38に接続される。ここでは、個々の電磁コイルに対応して3本のリード線41が設けられる。リード線41の他端には、同様にハウジング15に埋め込まれる接続端子42が個々のリード線41ごとに個別に接続される。後述されるように、リード線41および接続端子42は、一端でステーター38の電磁コイルに接続され、他端で制御基板21に接続される導体の一部を構成する。ステーター38には導体を経て制御基板21から電力が供給される。接続端子42は例えば黄銅といった金属材料から成形されてスズメッキが施される。
第2軸受け体35には逆止弁43が一体に組み込まれる。逆止弁43は吐出口44から燃料の吐出を許容しつつその逆流を阻止する。吐出口44はハウジング15のニップル内に区画される。インペラー29が回転すると、燃料は規定の圧力で吐出口44から吐出される。
ハウジング15は、基準となる直線の一例である回転軸線Xisに平行に低圧空間45を区画する。低圧空間45は高圧室36よりも低圧で燃料を貯留する。低圧空間45は、一端でハウジング15の端面15aに開口し、他端で囲み空間46に繋がる。囲み空間46は、ハウジング15に区画されて、高圧室36および制御基板21の間で途切れなく個々の接続端子42を個別に囲む。したがって、接続端子42と樹脂成形体との界面は、リード線41との連結部位から囲み空間46まで広がって、囲み空間46で途切れる。囲み空間46および制御基板21の間には、途切れなく個々の接続端子42を個別に囲んでハウジング15に包み込まれるシール層47が配置される。シール層47は、囲み空間46から離れた位置でハウジング15内に埋め込まれる。シール層47は例えばニトリルゴム(NBR)といった合成ゴムで形成される。
ハウジング15は、回転軸線Xisに平行に連通孔49を区画する。連通孔49は、一端でハウジング15の端面15aに開口し、他端で脱気孔34に接続される。蓋部材16は、ハウジング15の端面15aとの間に連通空間51を区画する。連通空間51は連通孔49および低圧空間45に接続される。戻し開口18は連通空間51に開口する。連通空間51に収集された燃料は戻し開口18から燃料タンクTに戻される。
図3(a)に示されるように、個々の接続端子42は、板形状のリード線41の先端に連結される第1連結部52と、制御基板21から延びる板形状の導電材53に連結される第2連結部54とを備える。第1連結部52は、リード線41の先端に重なる板片52aと、板片52aから連続して広がって板片52aに対してリード線41の先端を押しつける弾性力を発揮する1対の湾曲体52bとから構成される。リード線41の先端は第1連結部52の開放端から板片52aおよび湾曲体52bの間に進入することができる。湾曲体52bは板片52aにリード線41の先端を仮固定する。同様に、第2連結部54は、導電材53に重なる板片54aと、板片54aから連続して広がって板片54aに対して導電材53を押しつける弾性力を発揮する1対の湾曲体54bとから構成される。導電材53は第2連結部54の開放端から板片54aおよび湾曲体54bの間に進入することができる。湾曲体54bは板片54aに導電材53を仮固定する。
ハウジング15は、第1連結部52および第2連結部54の間で3つの接続端子42を結合する1次樹脂成形体55を一部に含む。1次樹脂成形体55は例えばPOM樹脂(ポリアセタール樹脂)材から成形される。個々のシール層47は1次樹脂成形体55に包み込まれる。シール層47のニトリルゴムは接続端子42のスズメッキ面および1次樹脂成形体55のPOM樹脂にそれぞれ接着性を有する。
1次樹脂成形体55には低圧空間45に対応する位置で1次樹脂成形体55を貫通する窓孔56が区画される。個々の接続端子42は窓孔56内の空間を貫通する。窓孔56内で接続端子42には、ハウジング15の壁面に接する面に区画される連続溝57と、低圧空間45に面する露出面で開口する貫通孔58とが形成される。個々の接続端子42に設けられた貫通孔58の複数の中心線は1つの仮想平面内に配置される。当該仮想平面は延伸方向に連続溝57を二等分する対称面を提供する。
ハウジング15はキャップ部材59を含む。キャップ部材59は1次樹脂成形体55の窓孔56に嵌め込まれる。図3(b)に示されるように、ハウジング15の樹脂成型時にキャップ部材59は金型のピン61との間に接続端子42を挟み込む。このとき、キャップ部材59は金型のピン61と協働で囲み空間46を仕切る。連続溝57以外でキャップ部材59は接続端子42の外面に密着する。連続溝57は、キャップ部材59の壁面に沿って延びて、少なくとも部分的に囲み空間46を区画する。連続溝57の働きでキャップ部材59の壁面の形状は簡素化される。金型のピン61は接続端子42の露出面に密着する。金型のピン61の先端には貫通孔58に進入する円筒形状の突起62が形成される。貫通孔58にピン61の突起62が差し込まれることで、金型内で接続端子42は確実に保持される。こうして1次樹脂成形体55はキャップ部材59に接続端子42を結合する。
図4に示されるように、脱気孔34および電動モーター25のリード線41はインペラー29の回転軸線Xisを含む1仮想平面PLの一方の空間に配置される。脱気孔34と低圧空間45との距離は短縮されることができ、連通空間51は小型化されることができる。それによって蓋部材16の小型化も実現されることができる。
高圧室36はポンプ24から流れ込む高圧の燃料で満たされる。樹脂成形体のハウジング15と、樹脂成型時にハウジング15に埋め込まれるリード線41および接続端子42との界面に沿って燃料は染み入る。燃料は高圧室36の圧力を受けてリード線41および接続端子42を伝って進んでいくものの囲み空間46で低圧空間45に開放される。燃料はハウジング15内の低圧空間45に貯留する。燃料の漏出は防止される。特に、前述のように制御基板21がハウジング15に埋め込まれる場合であっても、導体を伝う燃料は確実に遮断される。制御基板21に実装される半導体素子は確実に燃料から離隔され保護される。
フューエルポンプモジュール14は、低圧空間45に開口し、複数の接続端子42に共通にハウジング15に区画される窓孔56を有する。こうして複数の接続端子42に対して共通に1つの窓孔56が形成されればよく、ハウジング15の構造は簡素化されることができる。製造工程は簡素化され、製造コストは低減されることができる。
囲み空間46および制御基板21の間では、途切れなく接続端子42を囲むシール層47がハウジング15に包み込まれる。囲み空間46は低圧空間45に繋がるので、高圧室36と囲み空間46との圧力差に比べて、囲み空間46と制御基板21との圧力差は著しく縮小する。その結果、囲み空間46から制御基板21に向かう経路の途中で接続端子42を伝う燃料の勢いは弱まる。シール層47によって囲み空間46と制御基板21との間で接続端子42周りのシール性能は高められるので、燃料の漏出は確実に防止される。制御基板21に実装される半導体素子は確実に燃料から隔離されることができる。特に、シール層47のニトリルゴムは接続端子42のスズメッキ面および1次樹脂成形体55のPOM樹脂にそれぞれ接着性を有することから、スズメッキ面とPOM樹脂との界面で確実に隙間は塞がれる。燃料の染み出しは確実に阻止される。その一方で、POM樹脂は分子間力による接着性をあまり有しておらず、POM樹脂とスズメッキ面との間には隙間が生じやすい。
ハウジング15は、端面15aで開口するように回転軸線Xisに平行に低圧空間45を区画し、回転軸線Xisに平行に、端面15aで開口する連通孔49を区画する。低圧空間45および連通孔49はともに回転軸線Xisに平行に延びるので、ハウジング15の樹脂成型にあたって回転軸線Xisの方向に型抜きは実現される。しかも、こうしてハウジング15の樹脂成型と同時に燃料の流路構成も確立されるので、多数の部品を組み立てる手間がかからず、部品同士のシール性を確保する労力も省かれることができる。従来のように多数の部品で燃料の流路が構成されると、部品の組み立てに手間がかかり、加えて、部品同士のシール性を確保することにも多くの労力が要求されてしまう。
連通孔49および低圧空間45はともにハウジング15の端面15aで開口するので、連通孔49の開口と低圧空間45の開口との距離は短縮され、その結果、蓋部材16は小型化される。単一の端面15a上に蓋部材16は配置されるので、ハウジング15と蓋部材16との間でシール機構は簡素化されることができる。
蓋部材16は、連通空間51に開口し、戻し管13に接続される戻し開口18を区画する。低圧空間45に染み出た燃料は戻し管13に流入する。染み出た燃料は確実に回収され、燃料の漏出は確実に防止される。もともとポンプ24の脱気孔34には戻し管13が接続されるので、低圧空間45の形成にあたって戻し流路の追加は回避されることができる。
キャップ部材59は、樹脂成型時に金型のピン61との間に接続端子42を挟み込み、金型のピン61と協働で囲み空間46を仕切る。ハウジング15の樹脂成型にあたって囲み空間46に対して溶融樹脂の流入は防止される。1次樹脂成形体55内に確実に囲み空間46は確保されることができる。
1次樹脂成形体55はキャップ部材59と接続端子42との位置関係を強固に規定する。ハウジング15の樹脂成型にあたって、金型のキャビティ内で1次樹脂成形体55は特定の位置にキャップ部材59および接続端子42を配置することができる。キャップ部材59および接続端子42は金型内で容易に保持されることができる。
図5(a)に示されるように、囲み空間46はキャップ部材63単体で区画されてもよい。この場合には、接続端子42は囲み空間46の位置で単純な平板で形成されることができる。平板形状の接続端子42は窪み64に嵌め込まれる。窪み64の稜線に直交する方向に深溝65は窪み64を横切る。深溝65は、窪み64に嵌め込まれる接続端子42の周囲に囲み空間46を形成する。図5(b)に示されるように、ハウジング15の樹脂成型時に、キャップ部材63は金型のキャビティ内面67と金型のピン66との間に狭持される。このときキャップ部材63は金型のピン66と協働で囲み空間46を仕切る。
13…戻し流路(戻し管)、14…フューエルポンプモジュール、15…ハウジング、15a…端面、16…蓋部材、18…戻し開口、21…信号源(制御基板)、24…ポンプ、36…高圧室、38…電磁力生成部(ステーター)、41…導体(リード線)、42…導体(接続端子)、45…低圧空間、46…囲み空間、47…シール層、49…連通孔、51…連通空間、55…1次樹脂成形体、56…窓孔、57…溝(連続溝)、58…貫通孔、59…キャップ部材、61…(金型の)ピン、63…キャップ部材、Xis…回転軸

Claims (6)

  1. 高圧の燃料を受け入れる高圧室(36)を区画する樹脂成形体のハウジング(15)と、
    前記ハウジング(15)に組み込まれて、前記高圧室(36)に向かって高圧の前記燃料を吐出するポンプ(24)と、
    前記高圧室(36)内に配置されて、電力の供給に応じて前記ポンプ(24)を駆動する電磁力を生成する電磁力生成部(38)と、
    前記ハウジング(15)に、インサートモールドにより埋め込まれ、一端で前記電磁力生成部(38)に接続され、他端で電力源に接続されて、電力源から前記電磁力生成部(38)に前記電力を供給する導体(41、42)と、
    樹脂成形時に前記ハウジング(15)に一体的に形成されて、前記ハウジング(15)の端面(15a)に開口し、前記高圧室(36)よりも低圧で燃料を貯留する低圧空間(45)と、
    前記ハウジング(15)の前記端面(15a)に被さって、前記端面(15a)との間に前記低圧空間(45)に接続される連通空間(51)を区画する蓋部材(16)とを備え、
    燃料タンク(T)の外部に設けられるインライン型であり、
    前記導体(41、42)の表面の少なくとも一部は、該表面の少なくとも一部が前記低圧空間(45)の開口方向と直交する投影面に投影される範囲が、前記低圧空間(45)が前記投影面に投影される範囲に含まれるようにして、前記低圧空間(45)に露出しており、
    前記低圧空間(45)と、前記ポンプ(24)内の気泡を排出する脱気孔(34)とは、前記端面(15a)に開口する連通孔(49)および前記連通空間(51)を介して連通しており、
    前記蓋部材(16)は、前記連通空間(51)に開口して、燃料タンク(T)に到る戻し流路(13)に接続される戻し開口(18)を区画する
    ことを特徴とするフューエルポンプモジュール。
  2. 高圧の燃料を受け入れる高圧室(36)を区画する樹脂成形体のハウジング(15)と、
    前記ハウジング(15)に組み込まれて、前記高圧室(36)に向かって高圧の前記燃料を吐出するポンプ(24)と、
    前記高圧室(36)内に配置されて、電力の供給に応じて前記ポンプ(24)を駆動する電磁力を生成する電磁力生成部(38)と、
    前記ハウジング(15)に、インサートモールドにより埋め込まれ、一端で前記電磁力生成部(38)に接続され、他端で電力源に接続されて、電力源から前記電磁力生成部(38)に前記電力を供給する導体(41、42)と、
    樹脂成形時に前記ハウジング(15)に一体的に形成されて、前記ハウジング(15)の端面(15a)に開口し、前記高圧室(36)よりも低圧で燃料を貯留する低圧空間(45)と、
    前記ハウジング(15)を形成する樹脂材にインサートモールドされるキャップ部材(59、63)と、
    前記低圧空間(45)の開口方向と同方向に延在し、前記低圧空間(45)にアンダーカットが生じないように繋がる窓孔(56)とを備え、
    前記ハウジング(15)には、前記導体の前記一端から前記他端に到るまでの間において、全周に亘って途切れなく前記導体(42)の表面が露出する囲み空間(46)が区画され、
    前記囲み空間(46)の前記低圧空間(45)側は前記窓孔(56)により前記低圧空間(45)と繋がり、他側は少なくとも前記キャップ部材(59、63)により仕切られる
    ことを特徴とするフューエルポンプモジュール。
  3. 請求項に記載のフューエルポンプモジュールにおいて、前記ハウジング(15)は、前記キャップ部材(59、63)に前記導体(42)を結合する1次樹脂成形体(55)を一部に含むことを特徴とするフューエルポンプモジュール。
  4. 請求項2または3に記載のフューエルポンプモジュールにおいて、前記導体(42)には、前記ハウジング(15)の壁面に沿って延びて、少なくとも部分的に前記囲み空間(46)を区画する溝(57)が形成されることを特徴とするフューエルポンプモジュール。
  5. 請求項2または3に記載のフューエルポンプモジュールにおいて、前記キャップ部材(63)には、少なくとも部分的に前記囲み空間(46)を区画する深溝(65)が形成されることを特徴とするフューエルポンプモジュール。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のフューエルポンプモジュールにおいて、前記導体(42)には、露出する面で開口する貫通孔(58)が区画されることを特徴とするフューエルポンプモジュール。
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