JP2009275681A - センサユニット - Google Patents

センサユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2009275681A
JP2009275681A JP2008130528A JP2008130528A JP2009275681A JP 2009275681 A JP2009275681 A JP 2009275681A JP 2008130528 A JP2008130528 A JP 2008130528A JP 2008130528 A JP2008130528 A JP 2008130528A JP 2009275681 A JP2009275681 A JP 2009275681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
case
outer peripheral
sensor unit
peripheral wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008130528A
Other languages
English (en)
Inventor
Migaku Miura
三浦  磨
Takeshi Koga
毅 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mikuni Corp filed Critical Mikuni Corp
Priority to JP2008130528A priority Critical patent/JP2009275681A/ja
Publication of JP2009275681A publication Critical patent/JP2009275681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

【課題】センサユニットの構造の簡素化、低コスト化、耐性の向上、吸水の防止、耐熱性の向上等を図る。
【解決手段】外周壁11を有するケース10、ケース内に収容される所定のセンサ20,30,40、ケース内に注入されるモールド樹脂材70、ケースの開口部を覆うべく外周壁に結合されるカバー80を備え、ケースは、その凹部を区分けする隔壁14、隔壁又は隔壁及び外周壁により画定されてセンサを収容すると共にモールド樹脂材が充填されるセンサ収容凹部15、隔壁又は隔壁及び外周壁により画定されてセンサ収容凹部に隣接する複数の隣接凹部16、少なくとも一つの隣接凹部に形成されて外部に連通する連通孔17を含む。これによれば、モールド樹脂材の使用量を減らしてコストを低減でき、センサユニットの冷却時に吸水作用が生じるのを防止でき、水分等の滞留を防止できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、二輪車、レジャービークル、自動車、その他の車両等に搭載されるエンジン等に適用されるセンサユニットに関し、特に、エンジンの吸気通路を形成するスロットルボディ等に装着されるセンサユニットに関する。
従来のセンサユニットとしては、スロットルボディに取り付けられる樹脂製のケース(ケーシング)、ケース内に配置されて支持ブロックにより支持されたスロットルセンサ,吸気温センサ,ブースト圧センサ等の諸センサ、諸センサを覆うように配線を接続すると共にケースの内壁に嵌め込まれた電子制御用の回路基板、回路基板の外側からケースを満たすように充填されたモールド樹脂材等を備え、諸センサ及び回路基板等を外部から遮断するように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このセンサユニットにおいては、ケースに充填されたモールド樹脂材の表面が外部に露出しているため、高圧散水、異物衝突等の外乱に対する耐性が低く、又、モールド樹脂材をケースに注入する際に余分なモールド樹脂材がケースの外部に流れ出す虞があるため、注入作業を慎重に行う必要があり、さらに、諸センサが配置された内部空間が密閉構造になっているため、急冷時等における呼吸作用により、内部空間に水分等が吸い込まれ、その吸い込まれた水分等が排出されないでそのまま滞留する虞がある。
また、他のセンサユニットとしては、スロットルボディに取り付けられる樹脂製のケース(制御ブロック)、ケース内に配置されて支持されたスロットルセンサ,吸気温センサ,ブースト圧センサ等の諸センサ、諸センサを覆うように配線を接続すると共にケースの内壁に嵌め込まれた電子制御用の回路基板、回路基板と協働して内部空間を画定するようにケースに取り付けられたカバー(キャップ)、ケースに設けられた注入口から内部空間を満たすように充填されたモールド樹脂材等を備え、諸センサ及び回路基板等を外部から遮断するように構成したものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、このセンサユニットにおいては、注入口からモールド樹脂材を注入する際に余分なモールド樹脂剤がケース及びカバーの外部に流れ出す虞があるため、前述同様に注入作業を慎重に行う必要があり、又、諸センサが配置された内分空間が密閉構造になっているため、急冷時等における呼吸作用により、内部空間に水分等が吸い込まれ、その吸い込まれた水分等が排出されないでそのまま滞留する虞がある。
特開2002−349397号公報 特開2003−74380号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡略化、低コスト化、製造及び組付け作業等の容易化等を図りつつ、耐久性、機械的強度、生産性、品質、機能上の信頼性等をそれぞれ向上させることができるセンサユニットを提供することにある。
本発明のセンサユニットは、凹部を画定する外周壁を有するケースと、ケース内に収容される所定のセンサと、ケース内に注入されるモールド樹脂材と、ケースの開口部を覆うべく外周壁に結合されるカバーとを備えたセンサユニットであって、上記ケースは、その凹部を区分けする隔壁と、隔壁又は隔壁及び外周壁により画定されてセンサを収容すると共にモールド樹脂材が充填される少なくとも一つのセンサ収容凹部と、隔壁又は隔壁及び外周壁により画定されてセンサ収容凹部に隣接する複数の隣接凹部と、複数の隣接凹部の少なくとも一つに形成されて外部に連通する連通孔を含む、構成となっている。
この構成によれば、ケースの外周壁により画定される凹部が、隔壁により、少なくとも一つのセンサ収容凹部及び複数の隣接凹部に区分けされ、センサ収容凹部にセンサが収容されてモールド樹脂材が充填され、その上からカバーがケースに結合される。
ここでは、モールド樹脂材をセンサ収容凹部に充填する際に、余分な量のモールド樹脂材は隣接凹部に流れ込んで受け止められるため、ケースの外部に漏れ出るのを防止することができ、モールド樹脂材の充填作業を容易に行うことができ、又、ケース全体に充填する場合に比べてモールド樹脂材の充填量が減るため、コストを低減すことができる。
また、センサ収容部に収容されたセンサは、モールド樹脂材により埋設されるため、ケースに対して確実に固定することができ、又、外部から侵入する虞のある水分、埃等を完全に遮断することができる。
さらに、ケースには、隣接凹部において外部と連通する連通孔が設けられているため、センサユニットの冷却時において、吸水作用が生じず、又、仮に吸水作用が生じて内部に水分が吸い込まれたとしても、水分等が内部に滞留するのを防止でき、機能上の信頼性を向上させることができる。
上記構成において、隔壁の高さは、外周壁の高さよりも低く形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、センサ収容凹部がモールド樹脂材により満たされて余分なモールド樹脂材が隔壁を越えて溢れ出る場合、この溢れ出たモールド樹脂材は隣接凹部内に流れ込んで受け止められ、又、ケース内(のセンサ収容凹部)に充填されたモールド樹脂材の表面とカバーの内壁面との間に隙間が画定されるため、この隙間(空気層)の介在により、隣接凹部同士を連通させることができ、カバー側からセンサ収容凹部に収容されたセンサに向う熱の影響を抑制することができ、機能上の信頼性等を向上させることができる。
上記構成において、センサは、エンジンの吸気通路を開閉するスロットルバルブの開度を検出するスロットル開度センサ、吸気通路内の吸気温度を検出する吸気温センサ、吸気通路内の吸気圧力を検出する吸気圧センサを含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、組付けの対象物として、エンジンの吸気通路を画定するスロットルボディ等を適用することができ、スロットルボディ等に対してセンサユニットを組付けることで、スロットルバルブの開度、吸気温度、吸気圧力等を検出することができる。
上記構成において、センサを保持する保持部材を有し、センサ収容凹部は、保持部材を位置決めして保持するべくその内壁面に形成された位置決め部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、保持部材を介してセンサをセンサ収容凹部に収容し、その後、保持部材及びセンサを埋設するようにモールド樹脂材を充填することで、センサを所定の位置により確実に位置決めして固定することができる。
上記構成において、保持部材は、電子制御用の回路基板を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、センサ(の端子等)を連結した(種々の電子部品を搭載する)回路基板を一緒に埋設することで、電子制御用の種々の部品をセンサと一緒に保護することができる。
上記構成において、カバーは、その外周縁部のみがケースの外周壁に接着されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、カバーをケースに接着することで、機械的強度を確保しつつも、構造の簡素化、低コスト化等を達成することができ、又、カバーの形状を単純化できるため、金型等を容易に形成することができる。
上記構成において、カバーは、磁性体により形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、センサが磁気式のセンサを含む場合に、外部か侵入する外来磁束を遮断する遮磁効果を得ることができる。
上記構成をなすセンサユニットによれば、構造の簡略化、低コスト化、耐久性の向上、機械的強度の向上、製造及び組付け作業等の容易化、生産性の向上、品質の向上、機能上の信頼性向上等を達成できるセンサユニットが得られる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図9は、本発明に係るセンサユニットの一実施形態を示すものであり、図1(a),(b)はセンサユニットの平面図及び側面図、図2はセンサユニットの分解斜視図、図3はセンサユニットのカバーを取り除いた状態を示す斜視図、図4はセンサユニットを組付け側から見た斜視図、図5はセンサユニットのモールド樹脂材及びカバーを取り除いた状態を示す斜視図、図6はセンサユニットのモールド樹脂材及びカバーを取り除いた状態を示す平面図、図7ないし図9はセンサユニットの断面図である。
このセンサユニットは、図2及び図7に示すように、ケース10、ケース10内に収容されるスロットル開度センサ20、吸気温センサ30、吸気圧センサ40、保持部材としての回路基板50、保持部材としての枠部材60、ケース10内に注入されるモールド樹脂材70、ケース10に結合されるカバー80、シール部材90等を備えている。
ケース10は、樹脂材料を用いて成形されており、図1ないし図9に示すように、凹部を画定する外周壁11、組付けの対象物(エンジンの吸気通路を画定するスロットルボディ)に接合されるフランジ部12、外周壁11から突出して形成されたコネクタ部13、外周壁11により画定される凹部を複数に区分けする複数の隔壁14、隔壁14及び外周壁11により画定された一つのセンサ収容凹部15、隔壁14及び外周壁11により画定されてセンサ収容凹部15の周りに隣接する複数(ここでは、5つ)の隣接凹部16、2つの隣接凹部16に形成されて外部に連通する連通孔17、スロットル開度センサ20を埋設する円筒部18a及び吸気温センサ30を埋設する柱状部18b、吸気温センサ30に連通する貫通孔19等を備えている。
外周壁11は、図3、図5、図6ないし図9に示すように、開口部を画定する外周縁部においてカバー80を結合する結合部11aを備えている。結合部11aは、段差をなすように薄肉に形成されており、カバー80の(外周縁部80aの)内側に嵌合されるようになっている。
フランジ部12は、図4、図7ないし図9に示すように、ボルト等を通す複数の円孔12a、シール部材90を嵌め込むための溝12b、連通孔17を開口させる肉抜き凹部12c、貫通孔19を開口させる肉抜き凹部12d、組付け対象物(スロットルボディ)に嵌合される円筒状の嵌合部12e等を備えている。尚、フランジ部12においては、図4に示すように、スロットル開度センサ20を埋設する円筒部18aが嵌合部12eの内側において突出すると共に、吸気温センサ30を埋設する柱状部18bが嵌合部12eの外側において突出するようになっている。
隔壁14は、図3、図5ないし図7に示すように、外周壁11により画定される凹部を複数の凹部、すなわち、一つのセンサ収容凹部15及び5つの隣接凹部16に区分けするように形成されており、その高さは外周壁11の高さよりもΔH(図7参照)だけ低く形成されている。
このように、隔壁14が外周壁11よりも低く形成されることで、センサ収容凹部15がモールド樹脂材70により満たされて余分なモールド樹脂材70が隔壁14を越えて溢れ出る場合、この溢れ出たモールド樹脂材70は隣接凹部16内に流れ込んで受け止められ、又、ケース10内に充填されたモールド樹脂材70の表面とカバー80の内壁面との間に隙間が画定されるため、この隙間(空気層)の介在により、隣接凹部16同士を連通させることができ、又、カバー80側からセンサ収容凹部15に収容されたセンサ20,30,40に向う熱の影響を抑制することができ、機能上の信頼性等を向上させることができる。
センサ収容凹部15は、図5に示すように、隔壁14及び外周壁11により画定されて、スロットル開度センサ20、吸気温センサ30、吸気圧センサ30を収容するように形成されており、その内壁面から内側に突出して形成されて回路基板50及び枠部材60を位置決めして保持する複数の位置決め部15a、内壁面を凹ませるように形成されて枠部材60を位置決めして保持する複数の位置決め部15b等を備えている。
隣接凹部16は、図5ないし図7に示すように、隔壁14及び外周壁11により画定されて、センサ収容凹部15の周りに隣接するように形成されている。そして、センサ収容凹部15を挟む位置にある二つの隣接凹部16には、図6に示すように、連通孔17が設けられている。
隣接凹部16は、センサ収容凹部15に充填されたモールド樹脂材70が隔壁14を越えて流れ出た場合に、その余分なモールド樹脂材70を溜める作用をなすと共に、カバー80が結合された状態でカバー80の外側から受ける熱を遮断する断熱作用をなす空気層の領域として機能する。
連通孔17は、ケース10にカバー80が結合された状態で、隣接凹部16の内部空間を外気に連通させて、外気圧とセンサユニット内部の気圧を同一に調整する作用をなすものであり、これにより、センサユニットの冷却時に呼吸作用が生じるのを阻止して、水分等が内部に吸い込まれるのを防止することができ、又、仮に内部に水分等が入り込んだ場合はその水分等を排出するための排出口としての役割をなすものである。
スロットル開度センサ20は、図7に示すように、ケース10のセンサ収容凹部15内に収容されており、回路基板50に接続されて保持されると共にセンサ収容凹部15の底から突出する円筒部18aに配置されたホール素子21、ケース10の円筒部18aに配置された磁束を通すステータ22等を含む非接触式の磁気センサであり、スロットルバルブを開閉するスロットルシャフトと一体的に回転するマグネット(不図示)の相対的な回転により、ホール素子21を通過する磁束密度の変化を電気信号として検出して、エンジンの吸気通路を開閉するスロットルバルブの開度を検出するようになっている。
ここで、ステータ22は、ケース10の円筒部18aに予めモールドされ、ホール素子21は、回路基板50に接続されて保持され、回路基板50を取り付ける際に、円筒部18aの内部に挿入されるようになっている。
吸気温センサ30は、図2及び図8に示すように、ケース10のセンサ収容凹部15内に収容されており、回路基板50に接続されて保持され、センサ収容凹部15の底から突出する柱状部18bの内側に挿入されて、その先端が吸気通路の略中央領域に配置されて流れる吸気の温度を検出するようになっている。
吸気圧センサ40は、図2及び図9に示すように、ケース10のセンサ収容凹部15内に収容されており、回路基板50に接続されると共に枠部材60によりシールリングを介して押し付けられて保持され、貫通孔19を通して、吸気通路を流れる吸気の圧力を検出するようになっている。
回路基板50は、スロットル開度センサ20、吸気温センサ30、吸気圧センサ40の配線、電子制御用の種々の電子部品等を実装したものであり、センサ収容凹部15に嵌め込まれる際に、位置決め部15aにより位置決めされて所定の深さ位置に保持されるようになっている。
枠部材60は、吸気圧センサ40を位置決めして保持するものであり、センサ収容凹部15に嵌め込まれる際に、位置決め部15a,15bにより位置決めされて所定の深さ位置に保持されるようになっている。
モールド樹脂材70は、図3、図7ないし図9に示すように、ケース10のセンサ収容凹部15内に充填されるものであり、センサ収容凹部15にスロットル開度センサ20,吸気温センサ30,吸気圧センサ40,回路基板50,枠部材60が収容された状態で、その上から全体を覆うようにセンサ収容凹部15に充填され、その後、硬化させられる。
すなわち、モールド樹脂材70は、スロットル開度センサ20,吸気温センサ30,吸気圧センサ40を埋設して外部から遮断すると共に、所定位置に位置決めして固定する役割をなすものである。
このように、センサ20,30,40(の端子等)を連結した(種々の電子部品を搭載する)回路基板50を一緒に埋設することで、電子制御用の種々の部品をセンサ20,30,40と一緒に保護することができる。
カバー80は、図7ないし図9に示すように、樹脂材料を用いて略平坦に成形されると共に、その外縁領域において、ケース10の外周壁11の結合部11aに結合される外周縁部80aを備えている。
そして、カバー80は、接着剤を用いて、その外周縁部80aのみがケース10の外周壁11(結合部11a)に接着(結合)されている。
このように、カバー80の外周縁部80aのみをケース10の外周壁11に接着して結合することで、機械的強度を確保しつつも、構造の簡素化、低コスト化等を達成することができ、又、カバー80の形状を単純化できるため、金型等を容易に形成することができる。
ここで、カバー80は、磁性体により形成されてもよい。この場合、カバー80の外側から内部に侵入する外来磁束を遮断する遮磁効果を得ることができ、その結果、磁気センサであるスロットル開度センサ20への影響を抑制して、スロットルバルブの開度を高精度に検出することができる。
以上の組付け状態において、図7ないし図9に示すように、カバー80の内壁面とモールド樹脂材50の表面との間には隙間が画定されるようになっている。
この隙間は、複数の隣接凹部16同士を連通させる役割をなすと共に、カバー80の外側から受ける熱の影響を遮断する断熱層の役割をなすようになっている。
シール部材90は、ゴム材料を用いて略円形あるいは楕円形の断面をなすように形成されており、図4、図7ないし図9に示すように、フランジ部12の溝12bに嵌め込まれている。そして、組付けられるスロットルボディの組付け面と協働して、吸気通路を外部から遮断するシール機能をなすようになっている。
次に、このセンサユニットの組付けについて説明すると、先ず、円筒部18aにスロットル開度センサ20の一部(ステータ22)を埋設したケース10、スロットル開度センサ20の一部(ホール素子21)及び吸気温センサ30を接続した回路基板50、吸気圧センサ40、枠部材60、カバー80、シール部材90等を準備する。
続いて、吸気圧センサ40をセンサ収容凹部15内に嵌め込み、枠部材60で吸気圧センサ40を押し付けて位置決め固定し、ホール素子21を円筒部18aに挿入しかつ吸気温センサ30を柱状部18bに挿入するようにして、回路基板50をセンサ収容凹部15内に嵌め込む。これにより、図5に示すように、モールド樹脂材70が充填されていない組付け状態となる。
続いて、ケース10の開口部を上向きにして、モールド樹脂材70をセンサ収容凹部15内に充填する。これにより、図3に示すように、モールド樹脂材70が充填されてセンサ20,30,40、回路基板50、枠部材60等が埋設された組付け状態となる。
尚、この充填作業の際に、供給されたモールド樹脂材70のうち隔壁14を越えて流れ出た余分なモールド樹脂材70は、隣接する隣接凹部16内に流れ込んで受け止められ、ケース10の外部に漏れ出るのを防止することができる。
その結果、モールド樹脂材70の充填作業を容易に行うことができ、又、ケース10全体に充填する場合に比べてモールド樹脂材70の充填量が減るため、コストを低減すことができる。
続いて、カバー80をケース10の開口部を覆うように上方から近づけ、接着剤を用いて、その外周縁部80aのみを外周壁11(の結合部11a)に接着して、カバー80をケース10に結合する。その後、必要に応じて、シール部材90をフランジ部12の溝12bに嵌め込む。
これにより、図7ないし図9に示すように、カバー80の内壁面とモールド樹脂材70の表面との間に隙間が画定されたセンサユニットが得られる。
上記のようにして形成されたセンサユニットによれば、構造の簡略化、低コスト化、耐久性の向上、機械的強度の向上、製造及び組付け作業等の容易化、生産性の向上、品質の向上、機能上の信頼性向上等を達成することができる。
上記実施形態においては、内部に収容されるセンサとして、スロットル開度センサ20、吸気温センサ30、吸気圧センサ40を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、組付けの対象物に応じて、種々のセンサを適用することができる。
上記実施形態においては、ケース10の凹部を複数の凹部に区分けする隔壁として、外周壁11の高さよりも低い高さの隔壁14を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、外周壁11と同一の高さの隔壁を採用し、各々の隣接凹部において外部に連通する連通孔を設けた構成を採用してもよい。
上記実施形態においては、センサを収容するセンサ収容凹部として1つのセンサ収容凹部15を形成し、センサ収容凹部に隣接する隣接凹部として5つの隣接凹部16を形成した場合を示したが、これに限定されるものではなく、2つ以上のセンサ収容凹部及び2ないし4つあるいは6つ以上の隣接凹部を形成した構成を採用してもよい。
この場合において、センサ収容凹部は、隔壁だけで画定されてもよく、隣接凹部には、隔壁だけで画定された隣接凹部が含まれてもよい。
上記実施形態においては、センサユニットがエンジンの吸気通路を画定するスロットルボディに組み付けられる場合を示したが、これに限定されるものではなく、センシングを必要とする種々の対象物に適用することができる。
以上述べたように、本発明のセンサユニットは、構造の簡略化、低コスト化、耐久性の向上、機械的強度の向上、製造及び組付け作業等の容易化、生産性の向上、品質の向上、機能上の信頼性向上等を達成しつつ、所定のセンシングを高精度に行うことができるため、エンジンの吸気系に適用できるのは勿論のこと、エンジン以外の動力装置、その他の産業機械等においても有用である。
本発明に係るセンサユニットの一実施形態を示すものであり、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。 図1に示すセンサユニットの分解斜視図である。 図1に示すセンサユニットにおいて、カバーを取り除いた状態を示す斜視図である。 図1に示すセンサユニットを組付け側から見た斜視図である。 図1に示すセンサユニットにおいて、カバー及びモールド樹脂材を取り除いた状態を示す斜視図である。 図1に示すセンサユニットにおいて、カバー及びモールド樹脂材を取り除いた状態を示す平面図である。 図1に示すセンサユニットの断面図である。 図1に示すセンサユニットの断面図である。 図1に示すセンサユニットの断面図である。
符号の説明
10 ケース
11 外周壁
11a 結合部
12 フランジ部
12a 円孔
12b 溝
12c,12d 肉抜き凹部
12e 嵌合部
13 コネクタ部
14 隔壁
15 センサ収容凹部
15a,15b 位置決め部
16 隣接凹部
17 連通孔
18a 円筒部
18b 柱状部
19 貫通孔
20 スロットル開度センサ
21 ホール素子
22 ステータ
30 吸気温センサ
40 吸気圧センサ
50 回路基板(保持部材)
60 枠部材(保持部材)
70 モールド樹脂材
80 カバー
80a 外周縁部
90 シール部材

Claims (7)

  1. 凹部を画定する外周壁を有するケースと、前記ケース内に収容される所定のセンサと、前記ケース内に注入されるモールド樹脂材と、前記ケースの開口部を覆うべく前記外周壁に結合されるカバーと、を備えたセンサユニットであって、
    前記ケースは、その凹部を区分けする隔壁と、前記隔壁又は前記隔壁及び外周壁により画定されて前記センサを収容すると共に前記モールド樹脂材が充填される少なくとも一つのセンサ収容凹部と、前記隔壁又は前記隔壁及び外周壁により画定されて前記センサ収容凹部に隣接する複数の隣接凹部と、前記複数の隣接凹部の少なくとも一つに形成されて外部に連通する連通孔とを含む、
    ことを特徴とするセンサユニット。
  2. 前記隔壁の高さは、前記外周壁の高さよりも低く形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット。
  3. 前記センサは、エンジンの吸気通路を開閉するスロットルバルブの開度を検出するスロットル開度センサ、前記吸気通路内の吸気温度を検出する吸気温センサ、前記吸気通路内の吸気圧力を検出する吸気圧センサを含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサユニット。
  4. 前記センサを保持する保持部材を有し、
    前記センサ収容凹部は、前記保持部材を位置決めして保持するべくその内壁面に形成された位置決め部を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つに記載のセンサユニット。
  5. 前記保持部材は、電子制御用の回路基板を含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載のセンサユニット。
  6. 前記カバーは、その外周縁部のみが前記ケースの外周壁に接着されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか一つに記載のセンサユニット。
  7. 前記カバーは、磁性体により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか一つに記載のセンサユニット。

JP2008130528A 2008-05-19 2008-05-19 センサユニット Pending JP2009275681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008130528A JP2009275681A (ja) 2008-05-19 2008-05-19 センサユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008130528A JP2009275681A (ja) 2008-05-19 2008-05-19 センサユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009275681A true JP2009275681A (ja) 2009-11-26

Family

ID=41441327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008130528A Pending JP2009275681A (ja) 2008-05-19 2008-05-19 センサユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009275681A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100218630A1 (en) * 2009-02-27 2010-09-02 Shinya Matsumoto Arrangement structure of shifting actuator of internal combustion engine mounted on motorcycle
JP2011255748A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Mazda Motor Corp 衝撃吸収部材
JP2021113517A (ja) * 2020-01-17 2021-08-05 株式会社ミクニ スロットル装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100218630A1 (en) * 2009-02-27 2010-09-02 Shinya Matsumoto Arrangement structure of shifting actuator of internal combustion engine mounted on motorcycle
US8365621B2 (en) * 2009-02-27 2013-02-05 Honda Motor Co., Ltd. Arrangement structure of shifting actuator of internal combustion engine mounted on motorcycle
JP2011255748A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Mazda Motor Corp 衝撃吸収部材
JP2021113517A (ja) * 2020-01-17 2021-08-05 株式会社ミクニ スロットル装置
JP7444616B2 (ja) 2020-01-17 2024-03-06 株式会社ミクニ スロットル装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4249193B2 (ja) 半導体圧力センサ装置
US7616448B2 (en) Wrap-around overmold for electronic assembly
US8112196B2 (en) Electronic control unit and vehicle behavior control device
US7221149B2 (en) Moving object detection device
KR101543100B1 (ko) 컨트롤러 일체형 연료펌프 모듈
JP4669553B2 (ja) 電子制御ユニット及び車両挙動制御装置
US20120306484A1 (en) Magnetic detection apparatus
US9061666B2 (en) Electronic control unit assembling method, electronic control unit and vehicle brake hydraulic pressure control apparatus
CN101179910B (zh) 外壳的压力平衡装置
JP2016505845A (ja) センサハウジングを製造する方法ならびに対応するセンサハウジング
KR100788128B1 (ko) 자동차용 스피드 센서 및 그 조립방법
WO2014073096A1 (ja) 電子部品収容構造
JP6612325B2 (ja) 自動車変速機中の設定要素を作動させるための液圧作動装置
US20180102304A1 (en) Electronic module and method for encapsulation thereof
CN104319266B (zh) 车用电子元件的密封胶封装结构及胶封方法
JP2009275681A (ja) センサユニット
JP2013071491A (ja) ブレーキ液圧制御装置
JP2004279091A (ja) 圧力センサ
JP4957454B2 (ja) 圧力センサ
KR20210011370A (ko) 전자 장치 보호용 하우징
JP2011163212A (ja) 燃料供給装置
US20110222254A1 (en) Electrical connection structure of electronic board
JP7114918B2 (ja) 電子制御装置
JP4937976B2 (ja) コネクタ装置の製造方法
JP2006046349A (ja) エンジン制御装置、スロットルボディおよび二輪車