JP6169200B1 - 燃料圧力調整体及び燃料供給モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーシング内に、高圧燃料を導入可能な高圧室と、高圧室に導入された高圧燃料を吐出するための燃料吐出口と、燃料タンク内に連通させる低圧室と、高圧室の燃料を調圧可能な調圧弁とを備えた燃料圧力調整体において、ケーシングの高圧室周壁を飛び石等の衝撃から保護し、併せて、調圧弁等の作動音を外部に漏れにくくする。【解決手段】燃料圧力調整体が備える調圧弁Vは、高圧室H及び低圧室L間を連通するようにケーシングCに設けた受容孔Mに液密に嵌装される弁ハウジングVhと、その弁ハウジングVh内に収納されて高圧室H及び低圧室L間を導通・遮断可能な弁体Vvとを少なくとも備え、低圧室Lは、高圧室H及び受容孔Mを取り囲むように高圧室H及び受容孔Mの周囲に延在した環状空間部Loを少なくとも含む。【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料圧力を調整可能な調圧弁をケーシングに内蔵した燃料圧力調整体に関し、更にそのような燃料圧力調整体と燃料ポンプユニットとを複合した燃料供給モジュールに関する。
上記燃料圧力調整体として、例えばケーシング内に、高圧燃料を導入可能な高圧室と、その高圧室に導入された高圧燃料を吐出するための燃料吐出口と、燃料タンク内に連通させる低圧室と、高圧室の燃料圧力の過度の上昇に応じて高圧室から低圧室に燃料をリークさせるレギュレータ弁(調圧弁)とを備えた構造のものは、例えば特許文献1に示されるように従来公知である。
特開2004−137936号公報
上記従来の燃料圧力調整体では、ケーシングの外壁部分が、高圧室を直接取り囲むように形成されていたので、その外壁部分(即ち高圧室の周壁)が大きな外力を受けたり或いは飛び石等に衝突されたりして破損すると、高圧室から急激な燃料流出が起こる虞れがある。また、高圧室のみならず調圧弁もまたケーシングの外壁部分に直接取り囲まれる構造であることから、調圧弁の作動音や、燃料ポンプから高圧室側に伝播するポンプ作動音がケーシングの上記外壁部分を通して外部に漏れ易い問題もあった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたもので、上記問題を簡単な構造で解決し得る燃料圧力調整体、並びにその燃料圧力調整体を組み込んだ燃料供給モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ケーシング内に、高圧燃料を導入可能な高圧室と、その高圧室に導入された高圧燃料を吐出するための燃料吐出口と、燃料タンク内に連通させる低圧室と、前記高圧室の燃料圧力を調整可能な調圧弁とを備える燃料圧力調整体において、前記調圧弁は、前記高圧室及び前記低圧室間を連通するように前記ケーシングに設けた受容孔に液密に嵌装される弁ハウジングと、その弁ハウジング内に収納されて前記高圧室及び前記低圧室間を導通・遮断可能な弁体とを少なくとも備え、前記低圧室は、前記高圧室及び前記受容孔を取り囲むように高圧室及び受容孔の周囲に延在した環状空間部を少なくとも含み、前記ケーシングの、少なくとも前記環状空間部及び前記受容孔をそれぞれ取り囲む部分は合成樹脂により一体成形されていて、その成形面で前記環状空間部及び前記受容孔が画成され、前記一体成形は、燃料ポンプユニットの、少なくとも高圧燃料の吐出筒部をインサートモールドするものであり、前記環状空間部、前記受容孔、前記高圧室、及び前記吐出筒部は、それらの軸線の延びる方向が互いに略平行となるように配置されて、前記高圧室は、前記受容孔に対し同一軸線上で隣接配置され、前記吐出筒部の先端面の少なくとも一部は、前記吐出筒部の中心軸を中心にして環状に前記高圧室内に露出していることを第の特徴とする。
また本発明は、上記第の特徴に加えて、合成樹脂製の前記ケーシングには、前記燃料ポンプユニットの受電部に接続されるカプラ端子と共にカプラを構成するカプラ筒部が一体に形成されており、前記一体成形は、少なくとも前記受電部及び前記カプラ端子の一部をインサートモールドするものであり、前記カプラ端子は、前記ケーシングの壁中で、前記低圧室に連なる連通孔に露出していることを第の特徴とする。
また本発明は、上記第の特徴に加えて、前記低圧室の前記環状空間部に開口する前記連通孔と、前記受容孔とは、それらの中心軸線が略平行であることを第の特徴とする。
また本発明は、前記第〜第の何れかの特徴を有する燃料圧力調整体と、前記ケーシングに固定される前記燃料ポンプユニットとを含む燃料供給モジュールであって、前記ケーシングには、一端が前記燃料ポンプユニットの脱気口に連通すると共に他端が前記環状空間部に連通する脱気通路の少なくとも一部が設けられることを第の特徴とする。
また本発明は、高圧燃料を導入可能な高圧室、その高圧室に導入された高圧燃料を吐出するための燃料吐出口、燃料タンク内に連通させる低圧室、並びに前記高圧室の燃料圧力を調整可能な調圧弁をケーシング内に備える燃料圧力調整体と、前記ケーシングに固定される燃料ポンプユニットと、前記低圧室から前記燃料タンクに燃料を戻すドレン管とを備え、前記燃料タンク外に設けられる燃料供給モジュールにおいて、前記調圧弁は、前記高圧室及び前記低圧室間を連通するように前記ケーシングに設けた受容孔に液密に嵌装される弁ハウジングと、その弁ハウジング内に収納されて前記高圧室及び前記低圧室間を導通・遮断可能な弁体とを少なくとも備え、前記低圧室は、前記高圧室及び前記受容孔を取り囲むように高圧室及び受容孔の周囲に延在した環状空間部を少なくとも含み、前記環状空間部、前記受容孔、前記高圧室、及び前記燃料ポンプユニットの吐出筒部は、それらの軸線の延びる方向が互いに略平行となるように配置され、前記ケーシングには、一端が前記燃料ポンプユニットの脱気口に連通すると共に他端が前記環状空間部に連通する脱気通路の少なくとも一部が設けられて、この脱気通路の前記他端が、前記環状空間部に、該環状空間部の軸線の延びる方向と同一方向に向けて開口することを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、燃料圧力調整体のケーシングに設けられて燃料タンク内に連通する低圧室は、ケーシングの高圧室と調圧弁の受容孔とを取り囲むように、それら高圧室及び受容孔の周囲に延在した環状空間部を含むので、ケーシングの高圧室周壁を外力や飛び石等の衝撃から効果的に保護することができ、これにより、その外力や衝撃のために高圧室周壁が破損して高圧室からの急激な燃料漏出を起こす事態を未然に且つ有効に防止可能となる。しかも低圧室の上記環状空間部が高圧室及び受容孔を取り囲むことで、受容孔内の調圧弁の作動音や、燃料ポンプユニットから高圧室側に伝播するポンプ作動音を有効に遮音できるため、それら作動音がケーシングを通して外部に漏れるのを効果的に抑制可能となる。
た、ケーシングの、少なくとも環状空間部及び受容孔をそれぞれ取り囲む部分は合成樹脂により一体成形されていて、その成形面で環状空間部及び受容孔が画成され、環状空間部及び受容孔は、それらの軸線の延びる方向が互いに略平行であるので、燃料を遮蔽する幾つかの空間(即ち低圧室や受容孔等)を有するケーシングを製作するに当たり、シール材や多数の壁材を組立ててケーシングを構成する必要はなくなり、燃料の液密性を確保しつつケーシングを効率よく安価に製造可能となる。しかもケーシングの一体成形時に単一の金型ピンで受容孔及び低圧室を同時且つ容易に成形可能となり、生産効率の向上に寄与することができる。
た、上記一体成形は、燃料ポンプユニットの、少なくとも高圧燃料の吐出筒部をインサートモールドするので、シール部材を特別に用いることなく燃料圧力調整体と燃料ポンプユニットとの間の十分な液密性が確保可能となる。また燃料圧力調整体と燃料ポンプユニットとを一纏めに組立てる工程の簡素化が図られる。
また更に、高圧室は、受容孔に対し同一軸線上で隣接配置され、吐出筒部の先端面の少なくとも一部は、吐出筒部の中心軸を中心にして環状に高圧室内に露出しているので、ケーシングの樹脂モールド成形時に単一の金型ピンで、受容孔及び低圧室のみならず高圧室をも同時且つ容易に成形可能となると共に、燃料ポンプユニットの吐出筒部とケーシング間の封止も同時に行うことができ、これにより、生産効率の更なる向上が図られる。
また特に第の特徴によれば、ケーシングの樹脂モールド成形と同時にカプラをケーシングに一体化できるので、コスト節減が図られる。その上、ケーシングと共に一部がインサートモールドされるカプラ端子は、ケーシングの壁中で、低圧室に連なる連通孔に露出しているので、燃料ポンプユニット内の高圧燃料がカプラ端子とケーシング(樹脂)との境界面を伝って外部に漏出しようとしても、その境界面からの漏出燃料が上記連通孔を通して低圧室(従って燃料タンク)に導かれ、これにより、外部への燃料漏出を効果的に防止可能である。
また特に第の特徴によれば、低圧室の環状空間部に開口する連通孔と、受容孔とは、それらの中心軸線が略平行であるので、ケーシングの樹脂モールド成形時に単一の金型ピンで受容孔、低圧室及び連通孔を同時且つ容易に成形可能となり、生産効率の更なる向上に寄与することができる。
また特に第4,第5の特徴によれば、ケーシングには、一端が燃料ポンプユニットの脱気口に連通すると共に他端が環状空間部に連通する脱気通路が設けられるので、燃料ポンプユニットから燃料タンクに戻される燃料流路(低圧室)を利用して燃料ポンプユニット内の脱気を行うことができ、脱気のための専用外部配管が不要となり、構造の簡素化・小型化に寄与することができる。その上、脱気通路を低圧室、特に受容孔周囲で環状に延在する環状空間部に連通させるため、脱気通路のレイアウトの自由度が高まり、脱気通路を容易に配置可能となる。
本発明の第1実施形態を示す燃料供給モジュールの全体縦断面図(図2の1−1線断面図) 前記燃料供給モジュールの要部横断面図(図1の2−2線断面図) 前記燃料供給モジュールのケーシング本体のモールド成形過程を説明するための図1対応断面図及び一部拡大図 本発明の第2実施形態を示す燃料供給モジュールの全体縦断面図(図1対応図)及び一部拡大図
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。走行車両に搭載される内燃機関には、燃料噴射装置としての燃料噴射弁Fが付設されており、その燃料噴射弁Fと燃料タンクTとの間を接続する燃料導管1には、燃料タンクT内から燃料を吸引加圧して燃料噴射弁Fに供給する燃料供給モジュールFMが設けられる。
この燃料供給モジュールFMは、燃料ポンプユニットUと、この燃料ポンプユニットUが吐出する燃料の圧力が過度に上昇しないよう調圧する燃料圧力調整体Aとを複合一体化して構成される。燃料ポンプユニットUは、単一のユニットケース2内に、図示しない燃料ポンプとこれを駆動する電動モータとを一纏めに密封、収納してユニット化したものであって、その構造は従来より知られており、また本発明の要旨ではないので、具体的な説明は省略する。
先ず、燃料圧力調整体Aについて説明する。燃料圧力調整体Aは、合成樹脂製のケーシングC内に、高圧燃料を導入可能な高圧室Hと、燃料タンクT内に連通させる低圧室Lと、高圧室Hの燃料圧力が所定値を超えるのに応じて高圧室Hから低圧室Lに燃料をリークさせることで高圧室Hの燃料圧力を所定値以下に調整する、調圧弁としてのレギュレータ弁Vとを備えている。
ケーシングCは、概ね有底円筒状をなすケーシング本体Cmと、そのケーシング本体Cmの開放端部に一体的且つ液密に結合されて開放端面を覆うカバー体Caとを備える。そのカバー体Caのケーシング本体Cmに対する結合手段は任意であり、例えば溶着手段、接着手段、ねじ止め手段等が実施可能である。カバー体Caの外面には、ドレン管3が突設されており、ドレン管3には、燃料タンクT内に連通するドレン配管4が接続される。
ケーシング本体Cmとカバー体Caとの相対向面間には低圧室Lが画成される。この低圧室Lは、カバー体Caの内側面が臨む扁平な円板状の基部空間部Lbと、その基部空間部Lbの外周部に直接連通する円筒状の環状空間部Loとを備える。その環状空間部Loは、ケーシング本体Cmの、カバー体Caとの対向面の一部を凹ませて形成した環状凹部の内面により画成される。
ケーシング本体Cmには、基部空間部Lbの中心部に直接連通する円柱状の受容Mと、受容Mに同一軸線(即ちケーシングCの中心軸線)上に縦列配置されて受容Mに直接連通する高圧室Hとが形成される。而して、低圧室Lの環状空間部Loは、高圧室H及び受容孔Mを同心状に取り囲むように高圧室H及び受容孔Mの周囲に延在する。
レギュレータ弁Vは、受容Mの周壁に液密に(即ちシール部材を介して)嵌装される弁ハウジングVhと、弁ハウジングVhに設けられる弁孔5を開閉可能な弁体Vvと、弁体Vvを閉弁方向(図1右方)に弾発する弁ばねVsとを備える。
弁ハウジングVhは、上記弁孔5が高圧室H及び低圧室L間を連通させるように形成される弁ハウジング本体Vhmと、その弁ハウジング本体Vhmに嵌着されて弁ばねVsの固定端を支持する有底円筒状のばね受けVhsとで構成される。
また弁ハウジング本体Vhmには、弁孔5の低圧室L側の開口縁部に弁座6が形成される。この弁座6に接離可能に着座する弁体Vvとして、本実施形態では弁ボールが採用される。尚、本発明の弁体Vvは、本実施形態に限定されず、例えばポペット状弁体を用いてもよい。
また弁体Vvには、低圧室L側に延びる弁杆8が固着(又は一体に形成)され、作動杆8の大径基部で弁ばねVsの可動端が支持される。この弁杆8の小径先端部は、カバー体Ca外面のドレン管3内に臨んでいる。
而して、弁体Vvは、通常は弁ばねVsの弾発力で閉弁位置(即ち弁座6に対する着座位置)に保持され、また高圧室Hの燃料圧力が所定の開弁圧力以上に増大するのに応じて弁ばねVsに抗して弁座6から離れるよう開弁動作する。この開弁動作により、高圧室H及び低圧室L間が連通して高圧室Hの高圧燃料の一部を低圧室L側にリークさせ、そこからドレン管3を介して燃料タンクT側に逃がす。これにより、高圧室Hの燃料圧力(即ち燃料ポンプユニットUからの吐出燃料圧力)が所定値以下に調整される。
ところでケーシング本体Cmは、これの少なくとも、環状空間部Loを取り囲む略円筒状の外壁部分Cmoと、受容孔M及び高圧室Hを取り囲む同じく略円筒状の内壁部分Cmiとが、ケーシング本体Cmの他の部分と共に一体成形される。そして、その成形面で、低圧室L(特に環状空間部Loの略全部及び基部空間部Lbの一部)並びに受容孔M及び高圧室Hが画成される。そして、低圧室Lの略円筒形状となる環状空間部Loと、段突き円柱状となる受容孔M及び高圧室Hとは、それらの軸線の延びる方向が略平行である。
またケーシング本体Cmの、レギュレータ弁Vとは反対側(図1右側)の端部には吸込管部11が一体に突設され、この吸込管部11の内端は、ユニットケース2の同側の端部に開口する燃料ポンプユニットUの燃料吸込口2iに連通する。また、吸込管部11は、燃料導管1の上流側導管部分に接続されており、燃料導管1を介して燃料タンクTに連通する。
更にケーシング本体Cmの外周部には、高圧室Hの高圧燃料を吐出させる燃料吐出口としての吐出管部12が一体に突設される。この吐出管部12は、燃料導管1の下流側導管部分を介して燃料噴射弁Fに接続されており、高圧室Hの高圧燃料を燃料噴射弁Fに供給できるようになっている。
ケーシングCを分割構成するカバー体Ca及びケーシング本体Cmは、本実施形態では合成樹脂の射出成形により各々、一体物として形成される。そして、特にケーシング本体Cmには、高圧室Hに隣接する部位において、予め別の製造工程で組立てられた燃料ポンプユニットUの少なくとも一部(本実施形態では全部)が、射出成形に伴いインサートモールドされる。
燃料ポンプユニットUのユニットケース2の一端部には、ユニットケース2内の燃料ポンプから吐出される高圧燃料の出口となる段付きの吐出筒部2aが一体に突設される。そして、吐出筒部2aの先端面2aeの少なくとも一部は、吐出筒部2aの中心軸を中心にして環状に高圧室内に露出している。
また本実施形態では、ケーシング本体Cmに燃料ポンプユニットUへの給電用カプラCPが設けられる。このカプラCPは、ケーシング本体Cmの外周部に一体に突設したカプラ筒部CPcと、カプラ筒部CPc内に外端部を臨ませた3つのカプラ端子CPtとで構成される。それらカプラ端子CPtの内端部は、燃料ポンプユニットU(特にユニットU内の電動モータ)の受電部としてユニットケース2の端面より突出する3つの導電性接続部材10にそれぞれ結合(即ち電気的に接続)される。而して、上記カプラCPが、図示しない外部配線のカプラと抜差可能に結合されることで、エンジンの運転時には外部配線を通して燃料ポンプユニットU内の電動モータに通電(従って燃料ポンプを駆動)できるようになっている。
ケーシング本体Cmを前述のように射出成形する際には、上記カプラ端子CPtの一部と導電性接続部材10とが、燃料ポンプユニットUと共にケーシング本体Cm中にインサートモールドされる。
またケーシング本体Cmには、各カプラ端子CPtの少なくとも一部を低圧室Lに連通させる3つの連通孔15が互いに間隔をおいて形成される。この連通孔15の一端は低圧室Lの環状空間部Loに開口しており、またその他端には各カプラ端子CPtの中間部の板面が露出している。この連通孔15は、ケーシングCの軸線に沿う方向に直線状に延びており、従って、連通孔15と、高・低圧室H,Lや受容孔Mとは、それらの軸線の延びる方向が略平行である。尚、各連通孔15に露出する各カプラ端子CPtの中間部には、連通孔15よりも小径の小貫通孔hが形成され、この小貫通孔hには、後述する金型ピンPの位置決め用突起Patsが挿入可能である。
次に第1実施形態の作用を説明する。エンジンの運転時には、通電状態となる燃料ポンプユニットUが作動して燃料タンクT内の燃料を吸引加圧し、その加圧燃料を燃料圧力調整体Aを通してエンジンの燃料噴射弁Fに供給する。
この場合、燃料ポンプユニットUからの吐出燃料圧力(即ち高圧室Hの圧力)が所定値以上に上昇しようとすれば、燃料圧力調整体Aのレギュレータ弁Vが開弁動作することにより高圧室Hの高圧燃料の一部を低圧室L側にリークさせ、そのリークした燃料を低圧室Lからドレン管3を介して燃料タンクT側に逃がす。これにより、高圧室Hの燃料圧力、燃料ポンプユニットUからの吐出燃料圧力が所定値以下に調整される。
特に本実施形態の燃料圧力調整体Aにおいては、ケーシングC内に画成される低圧室Lが、ケーシングCの高圧室Hとレギュレータ弁収納用の受容孔Mとを取り囲むように、それら高圧室H及び受容孔Mの周囲に延在した環状空間部Loを含むものであり、この環状空間部Loの特設により、ケーシングCの高圧室周壁(即ち内壁部分Cmi)を外力や飛び石等の衝撃から効果的に保護できる。これにより、その外力や衝撃のために高圧室周壁Cmiが破損して高圧室Hからの急激な燃料漏出が起きる事態を未然に且つ有効に防止することができる。しかも低圧室Lの環状空間部Loが高圧室H及び受容孔Mを取り囲むことで、受容孔M内のレギュレータ弁Vが発する作動音や、燃料ポンプユニットUから高圧室H側に伝播するポンプ作動音等を有効に遮音できるため、それらの作動音がケーシングCを通して外部に漏れるのを効果的に抑制可能となる。
また本実施形態のケーシングCにおいて、ケーシング本体Cmは、これの上記環状空間部Loを取り囲む部分Cmoと、受容孔M及び高圧室Hを取り囲む部分Cmiとが合成樹脂により一体成形されていて、その成形面で、低圧室L(特に環状空間部Loの略全部及び基部空間部Lbの一部)、並びに受容孔M及び高圧室Hが画成されており、低圧室Lの環状空間部Loと、受容孔M及び高圧室Hとは、それらの軸線の延びる方向が互いに略平行である。これにより、燃料を遮蔽する幾つかの空間(高・低圧室H,Lや受容孔M等)を有するケーシング本体Cmを製作するに当たり、シール材や多数の壁材を組立ててケーシング本体Cmを構成する必要はなくなるため、燃料の液密性を確保しつつケーシング本体Cmを効率よく安価に製造可能となる。しかも後述するように単一の金型ピンPを使用することで、高・低圧室H,Lや受容孔Mを同時且つ容易に精度よく成形可能となるため、生産効率の向上が図られる。
ところで合成樹脂による射出成形によりケーシング本体Cmを一体成形する際には、予め燃料ポンプユニットUの受電部としての導電性接続部材10にカプラ端子CPtを結合した上で、この燃料ポンプユニットUを金型(図示せず)のキャビティの所定位置にセットする。そして、そのキャビティに溶融状態の合成樹脂材を射出して、燃料ポンプユニットUの、吐出筒部2aを含むユニット全体をケーシング本体Cm中にインサートモールドする。これにより、シール部材を特別に用いることなく燃料圧力調整体Aと燃料ポンプユニットUとの間の十分な液密性が確保可能となり、燃料圧力調整体Aと燃料ポンプユニットUとを一纏めに組立てる工程の簡素化が図られる。
また上記インサートモールドを実施する際には、例えば図3に例示したような単一の金型ピンPが使用される。この金型ピンPは、環状空間部Lo成形用の第1突出部Paと、受容M及び高圧室H成形用の段付きの第2突出部Pbとを一体に有している。第1突出部Paの先端には、連通孔15成形用の3つの小径突部Patが一体に連設され、更にその小径突部Patの先端面には、各カプラ端子CPtの中間部に設けた前記小貫通孔hに挿入可能な位置決め用突起Patsが一体に突設される。また第2突出部Pbの先端面には、燃料ポンプユニットUの吐出筒部2aの先端開口に挿入可能な位置決め用突起Pbsが一体に突設される。
そして、射出成型前に金型ピンP及び燃料ポンプユニットUを上記金型にセットした状態では、金型ピンP(第1突出部Pa)の小径突部Patの先端面をカプラ端子CPtの中間部の板面に突き当て且つ位置決め用突起Patsを小貫通孔hに挿入させると共に、第2突出部Pbの先端面を燃料ポンプユニットUの吐出筒部2aの先端面2aeに突き当て且つ位置決め用突起Pbsを吐出筒部2aに挿入させることで、金型ピンPの金型への位置決め(従ってセット作業)が容易且つ的確になされる。
斯かるセット状態よりケーシング本体Cmの射出成形が完了して金型ピンPを金型より抜き出したときは、ケーシング本体Cmにおいて、第1突出部Paの抜き跡には環状空間部Lo及び連通孔15が形成され、また第2突出部Pbの抜き跡には、受容M及び高圧室Hが形成される。そして、射出成形後のケーシング本体Cmにおいて、高圧室Hは、受容孔Mに対し同一軸線上で隣接配置され、吐出筒部2aの先端面2aeの少なくとも一部は、吐出筒部2aの中心軸を中心にして環状に高圧室内に露出している。
而して、ケーシング本体Cmの樹脂モールド成形時に単一の金型ピンPで、上述のように高・低圧室H,Lや受容孔Mを同時に成形できるだけでなく、燃料ポンプユニットUの吐出筒部2aとケーシング本体Cm間の封止も同時に的確に行うことができ、生産効率の更なる向上が図られる。
また本実施形態のケーシング本体Cmには、燃料ポンプユニットUへの給電用カプラ端子CPtと共にカプラCPを構成するカプラ筒部CPcが一体に形成されており、燃料ポンプユニットUの受電部即ち導電性接続部材10と、これに結合したカプラ端子CPtの一部とがインサートモールドされるため、ケーシング本体Cmの樹脂モールド成形と同時にカプラCPをケーシング本体Cmに一体に組み込むことができ、コスト節減が図られる。しかもカプラ端子CPtの一部は、ケーシング本体Cmの壁中で、低圧室L(環状空間部Lo)に連なる連通孔15に露出しているため、燃料ポンプユニットU内の高圧燃料が接続部材10及びカプラ端子CPtと、ケーシング本体Cm(樹脂)との境界面の微小間隙を伝って外部に漏出しようとしても、その境界面からの漏出燃料が上記連通孔15を通して低圧室L(従って燃料タンクT)に導かれる。これにより、上記境界面を通して燃料の外部漏出を効果的に防止することができる。
その上、低圧室Lの環状空間部Loに開口する連通孔15と、高・低圧室H,Lや受容孔Mとは、それらの軸線の延びる方向が略平行であるので、ケーシング本体Cmの樹脂モールド成形時に単一の金型ピンPで、連通孔15と、高・低圧室H,Lや受容孔Mとを同時且つ容易に成形可能となり、生産効率の更なる向上が図られる。
次に図4を参照して、第2実施形態を説明する。
この第2実施形態の燃料ポンプユニットUにおいて、ユニットケース2の、レギュレータ弁Vとは反対側の端部には、燃料ポンプユニットU内に発生した気泡を排出するための脱気口2dが開口している。一方、ケーシング本体Cmの外周壁には、ケーシング本体Cmの軸線と平行に延びる脱気通路20が形成される。この脱気通路20の一端は、少なくとも1つのカプラ端子CPtの小貫通孔h及び連通孔15を通して低圧室Lの環状空間部Loに連通すると共に、環状空間部Loに、該環状空間部Loの軸線の延びる方向と同一方向に向けて開口する。また脱気通路20の他端は、ケーシング本体Cmの上記端部に形成した連通室21を介して上記脱気口2dに連通している。ケーシング本体Cmの上記端部には、連通室21の外側を液密に閉塞する栓体22が後付けで固着される。
その他の構成は、第1実施形態と同様であるので、各構成要素には、第1実施形態で対応する構成要素と同一の参照符号を付すに止め、説明は省略する。
而して、第2実施形態においても、第1実施形態の前記した作用効果と基本的に同様の作用効果を達成可能である。
更に第2実施形態のケーシング本体Cmには、一端が燃料ポンプユニットUの脱気口2dに連通すると共に他端が低圧室Lの環状空間部Loに連通する脱気通路20が、ケーシング本体Cmの軸線に沿うように形成されるため、燃料ポンプユニットUの吐出側から燃料タンクT側へ過剰燃料を戻すための燃料流路(即ち低圧室L)を利用して燃料ポンプユニットU内の脱気を行うことができる。これにより、脱気のための専用外部配管が不要となり、構造の簡素化・小型化が図られる。その上、脱気通路20を低圧室L、特に受容孔M周囲で環状に延在する環状空間部Loに連通させるため、脱気通路20のレイアウトの自由度が高められると共に短縮化が図られ、脱気通路20を容易に配置可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はそれら実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施形態が可能である。
例えば、前記実施形態では、燃料圧力調整体AのケーシングC(ケーシング本体Cm)に燃料ポンプユニットUの全部がインサートモールドされたものを示したが、本発明では、燃料ポンプユニットUの一部、例えば吐出筒部2aだけをケーシング本体Cmにインサートモールドするようにして、燃料ポンプユニットUの残余の部分を外部に露出させるようにしてもよい。また、請求項1,2の発明では、燃料圧力調整体Aに燃料ポンプユニットUを、例えばインサートモールド以外の結合手段(例えばネジ止め、溶接、溶着、カシメ、接着等)で結合するようにしてもよい。
また前記実施形態では、ケーシング本体Cmに設けた燃料吐出部(吐出管部12)を、燃料導管1を介して燃料噴射装置(燃料噴射弁F)に接続したものを示したが、燃料噴射装置(燃料噴射弁F)及び燃料供給モジュールFMの配置・構造によっては、ケーシング本体Cmの燃料吐出部(吐出管部1)を燃料噴射装置(燃料噴射弁F)に対して、燃料導管1を介さずに直結するようにしてもよい。
A・・・・・・燃料圧力調整体
C・・・・・・ケーシング
Cmi・・・・内壁部分(ケーシングの受容孔を取り囲む部分)
Cmie・・・内壁部分の、受容とは反対側の端面
Cmo・・・・外壁部分(ケーシングの環状空間部を取り囲む部分)
CP・・・・・カプラ
CPc・・・・カプラ筒部
CPt・・・・カプラ端子
FM・・・・・燃料供給モジュール
H・・・・・・高圧室
L・・・・・・低圧室
Lo・・・・・環状空間部
M・・・・・・受容孔
T・・・・・・燃料タンク
V・・・・・・レギュレータ弁(調圧弁)
Vh・・・・・弁ハウジング
Vv・・・・・弁体
U・・・・・・燃料ポンプユニット
2a・・・・・吐出筒部
2ae・・・・吐出筒部の先端面
2d・・・・・脱気口
3・・・・・・ドレン管
10・・・・・導電性接続部材(受電部)
12・・・・・吐出管部(燃料吐出口)
15・・・・・連通孔
20・・・・・脱気通路

Claims (5)

  1. ケーシング(C)内に、高圧燃料を導入可能な高圧室(H)と、その高圧室(H)に導入された高圧燃料を吐出するための燃料吐出口(12)と、燃料タンク(T)内に連通させる低圧室(L)と、前記高圧室(H)の燃料圧力を調整可能な調圧弁(V)とを備える燃料圧力調整体において、
    前記調圧弁(V)は、前記高圧室(H)及び前記低圧室(L)間を連通するように前記ケーシング(C)に設けた受容孔(M)に液密に嵌装される弁ハウジング(Vh)と、その弁ハウジング(Vh)内に収納されて前記高圧室(H)及び前記低圧室(L)間を導通・遮断可能な弁体(Vv)とを少なくとも備え、
    前記低圧室(L)は、前記高圧室(H)及び前記受容孔(M)を取り囲むように高圧室(H)及び受容孔(M)の周囲に延在した環状空間部(Lo)を少なくとも含み、
    前記ケーシング(C)の、少なくとも前記環状空間部(Lo)及び前記受容孔(M)をそれぞれ取り囲む部分(Cmo,Cmi)は合成樹脂により一体成形されていて、その成形面で前記環状空間部(Lo)及び前記受容孔(M)が画成され、
    前記一体成形は、燃料ポンプユニット(U)の、少なくとも高圧燃料の吐出筒部(2a)をインサートモールドするものであり、
    前記環状空間部(Lo)、前記受容孔(M)、前記高圧室(H)、及び前記吐出筒部(2a)は、それらの軸線の延びる方向が互いに略平行となるように配置されて、前記高圧室(H)は、前記受容孔(M)に対し同一軸線上で隣接配置され、
    前記吐出筒部(2a)の先端面(2ae)の少なくとも一部は、前記吐出筒部(2a)の中心軸を中心にして環状に前記高圧室内に露出していることを特徴とする燃料圧力調整体。
  2. 合成樹脂製の前記ケーシング(C)には、前記燃料ポンプユニット(U)の受電部(10)に接続されるカプラ端子(CPt)と共にカプラ(CP)を構成するカプラ筒部(CPc)が一体に形成されており、
    前記一体成形は、少なくとも前記受電部(10)及び前記カプラ端子(CPt)の一部をインサートモールドするものであり、
    前記カプラ端子(CPt)は、前記ケーシング(C)の壁中で、前記低圧室(L)に連なる連通孔(15)に露出していることを特徴とする、請求項に記載の燃料圧力調整体。
  3. 前記低圧室(L)の前記環状空間部(Lo)に開口する前記連通孔(15)と、前記受容孔(M)とは、それらの中心軸線が略平行であることを特徴とする、請求項に記載の燃料圧力調整体。
  4. 前記請求項の何れか1項に記載の燃料圧力調整体(A)と、前記ケーシング(C)に固定される前記燃料ポンプユニット(U)とを含む燃料供給モジュールであって、
    前記ケーシング(C)には、一端が前記燃料ポンプユニット(U)の脱気口(2d)に連通すると共に他端が前記環状空間部(Lo)に連通する脱気通路(20)の少なくとも一部が設けられることを特徴とする燃料供給モジュール。
  5. 高圧燃料を導入可能な高圧室(H)、その高圧室(H)に導入された高圧燃料を吐出するための燃料吐出口(12)、燃料タンク(T)内に連通させる低圧室(L)、並びに前記高圧室(H)の燃料圧力を調整可能な調圧弁(V)をケーシング(C)内に備える燃料圧力調整体と、前記ケーシング(C)に固定される燃料ポンプユニット(U)と、前記低圧室(L)から前記燃料タンク(T)に燃料を戻すドレン管(3)とを備え、前記燃料タンク(T)外に設けられる燃料供給モジュールにおいて、
    前記調圧弁(V)は、前記高圧室(H)及び前記低圧室(L)間を連通するように前記ケーシング(C)に設けた受容孔(M)に液密に嵌装される弁ハウジング(Vh)と、その弁ハウジング(Vh)内に収納されて前記高圧室(H)及び前記低圧室(L)間を導通・遮断可能な弁体(Vv)とを少なくとも備え、
    前記低圧室(L)は、前記高圧室(H)及び前記受容孔(M)を取り囲むように高圧室(H)及び受容孔(M)の周囲に延在した環状空間部(Lo)を少なくとも含み、
    前記環状空間部(Lo)、前記受容孔(M)、前記高圧室(H)、及び前記燃料ポンプユニット(U)の吐出筒部(2a)は、それらの軸線の延びる方向が互いに略平行となるように配置され、
    前記ケーシング(C)には、一端が前記燃料ポンプユニット(U)の脱気口(2d)に連通すると共に他端が前記環状空間部(Lo)に連通する脱気通路(20)の少なくとも一部が設けられて、この脱気通路(20)の前記他端が、前記環状空間部(Lo)に、該環状空間部(Lo)の軸線の延びる方向と同一方向に向けて開口することを特徴とする燃料供給モジュール
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