JP2001107818A - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置

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JP2001107818A
JP2001107818A JP26973299A JP26973299A JP2001107818A JP 2001107818 A JP2001107818 A JP 2001107818A JP 26973299 A JP26973299 A JP 26973299A JP 26973299 A JP26973299 A JP 26973299A JP 2001107818 A JP2001107818 A JP 2001107818A
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pressure
pump
chamber
plunger
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Atsushige Kobayashi
厚茂 小林
Motoya Ito
元也 伊藤
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ作動中の騒音を効果的に低減して、低
騒音化の要求を省エネルギー化の要求と共に満たすこと
ができるようにする。 【解決手段】 本体ハウジング11内にポンプ室13と
蓄圧室14とを同軸状に形成する。モータ19によって
ポンプ室13のプランジャ15を左方向(燃料吸入方
向)に駆動することで、ポンプ室13内に燃料を吸入
し、吐出用コイルスプリング16によってポンプ用プラ
ンジャ15を右方向に駆動することで、ポンプ室13内
の燃料を蓄圧室14内に吐出する。蓄圧用コイルスプリ
ング18によって蓄圧室14のプランジャ17を右方向
(燃料加圧方向)に付勢することで、蓄圧室14内の燃
料を加圧しながら燃料圧力調整弁37内に吐出する。燃
料圧力調整弁37内に吐出された燃料は、一定の燃料圧
力に調整されて、燃料吐出パイプ38から燃料噴射弁に
吐出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のエ
ンジンに燃料を供給する燃料供給装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の燃料供給装置として、例
えば、ドイツ特許第19709446号公報に示すよう
に、燃料ポンプから吐出される燃料を燃料配管を通して
蓄圧室に供給して貯溜し、この蓄圧室で燃料を所定の燃
料圧力に加圧しながらエンジンに供給するようにしたも
のがある。このものは、蓄圧室からエンジンに燃料を供
給するので、蓄圧室内に燃料がある程度残っていれば、
燃料ポンプを停止させても、蓄圧室からエンジンに燃料
を供給することができる。このため、エンジン運転中に
燃料ポンプを間欠的に停止させることが可能となり、そ
れによって、燃料供給装置の低騒音化と省エネルギー化
を図るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
で用いられている燃料ポンプは、モータでインペラ等を
高速回転させる構成であるため、燃料ポンプの作動音の
周波数が高く、耳障りな音を発生するという特徴があ
る。このため、エンジン運転中に燃料ポンプを間欠的に
停止させても、燃料ポンプ作動中に、騒音を発生すると
いう事情は変わらず、低騒音化の要求を十分に満たすこ
とができない。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、ポンプ作動中の騒音
を効果的に低減することができ、低騒音化の要求を省エ
ネルギー化の要求と共に満たすことができる燃料供給装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の燃料供給装置は、プランジャの
往復運動によりポンプ室で燃料を吸入/吐出し、ポンプ
室から吐出される燃料を蓄圧室内に一時的に貯溜しなが
ら、蓄圧用付勢手段によって蓄圧室の容積を小さくする
方向に付勢することで、蓄圧室内の燃料を加圧して吐出
する。
【0006】この場合、ポンプ室ではプランジャの往復
運動により燃料を吸入/吐出するので、従来のようにイ
ンペラ等を高速回転させる燃料ポンプに比べて、作動音
の周波数が大幅に低くなり、耳障りな音が発生しない。
このため、ポンプ作動中の騒音を大幅に低減することが
でき、低騒音化の要求を十分に満たすことができる。し
かも、エンジン等への燃料供給中に、ポンプ機能を間欠
的に停止させることができるため、ポンプ作動時間を短
くでき、しかも、蓄圧室内の燃料を蓄圧用付勢手段によ
って加圧して吐出するので、必要な燃料供給圧力を確保
するのに電力を必要とせず、上述した短いポンプ作動時
間と相俟って、省エネルギー化の要求も満たすことがで
きる。
【0007】この場合、請求項2のように、プランジャ
を燃料吐出方向に付勢する吐出用付勢手段を設け、ポン
プ室内に燃料を吸入するときはアクチュエータによって
プランジャを吐出用付勢手段の付勢力に抗して燃料吸入
方向に駆動し、ポンプ室内の燃料を吐出するときは吐出
用付勢手段によってプランジャを燃料吐出方向に駆動す
るようにしても良い。或は、請求項3のように、プラン
ジャを燃料吸入方向に付勢する吸入用付勢手段を設け、
ポンプ室内に燃料を吸入するときは吸入用付勢手段によ
ってプランジャを燃料吸入方向に駆動し、ポンプ室内の
燃料を吐出するときはアクチュエータによってプランジ
ャを吸入用付勢手段の付勢力に抗して燃料吐出方向に駆
動するようにしても良い。
【0008】前者(請求項2)は、ポンプ室の燃料を吐
出するのに電力を必要とせず、後者(請求項3)は、ポ
ンプ室に燃料を吸入するのに電力を必要とせず、その
分、電力消費量を低減することができる。また、いずれ
の場合も、アクチュエータの作動時間を半減することが
でき、アクチュエータの作動音も低減できる。
【0009】但し、本発明は、請求項4のように、ポン
プ室内に燃料を吸入するときと、ポンプ室内の燃料を吐
出するときの両方とも、アクチュエータによってプラン
ジャを駆動するようにしても良い。このようにすれば、
プランジャを付勢する付勢手段を設ける必要がなくな
り、構成を簡単化、小型化できる利点がある。
【0010】ところで、前述した従来の燃料供給装置
(ドイツ特許第19709446号公報参照)では、燃
料ポンプから離れた位置に蓄圧室を配置し、両者を燃料
配管で接続するようにしているので、これらを別々に車
両に組み付ける必要があり、組付作業に手間がかかると
共に、システム全体が大型化するという欠点もある。
【0011】そこで、請求項5のように、アクチュエー
タと、このアクチュエータで回転される回転体により燃
料を吸入/吐出するポンプ部と、このポンプ部から吐出
される燃料を一時的に蓄える蓄圧室と、この蓄圧室内の
燃料を加圧して吐出する蓄圧用付勢手段とを1つのハウ
ジング内に収納した構成としても良い。このようにすれ
ば、アクチュエータ、ポンプ部、蓄圧室及び蓄圧用付勢
手段からなる燃料供給装置が1つのユニットとなるた
め、車両への組付が極めて容易になると共に、燃料供給
装置全体をコンパクトに構成することができる。
【0012】この場合、請求項6のように、ポンプ部
は、内歯車と、内周側に歯を有する環状の外歯車とを偏
心配置して両歯車を噛み合わせて構成したギヤポンプを
採用しても良い。このギヤポンプは、燃料の吐出圧力を
高圧にすることができるので、エンジンの要求燃料圧力
が高いシステムにも対応することができる。
【0013】また、請求項7のように、ポンプ室と蓄圧
室とをつなぐ流路に逆止弁を設けると良い。この逆止弁
は、ポンプ室の圧力が蓄圧室の圧力よりも低くなると、
その圧力差で自動的に閉弁するので、蓄圧室からポンプ
室への燃料の逆流を防止できると共に、燃料の逆流防止
に電力を全く必要としない。
【0014】更に、請求項8のように、蓄圧室内の燃料
残量を燃料残量検出手段で検出し、その検出値に基づい
てアクチュエータの作動タイミングをポンプ制御手段に
よって制御するようにすると良い。このようにすれば、
蓄圧室内の燃料残量に応じてアクチュエータを最適なタ
イミングで作動させることができ、ポンプ室から蓄圧室
への燃料供給を過不足なく安定して行うことができる。
【0015】また、請求項9のように、蓄圧室の吐出側
に、燃料供給圧力を調整する燃料圧力調整弁を設けた構
成とすると良い。このようにすれば、燃料圧力調整弁に
よって燃料供給圧力を一定に保つことができ、安定した
燃料の供給が可能となる。
【0016】ところで、燃料噴射量の制御には、燃料圧
力調整弁の燃料流量−燃料圧力特性が一定勾配であるこ
とが要求される。しかし、燃料圧力調整弁の燃料流量−
燃料圧力特性は、図4に示すように、燃料流量が所定流
量以上の範囲では一定勾配となるが、燃料流量が0に近
い範囲では急激に燃料圧力が上昇するため、一定勾配と
ならない。また、燃料圧力調整弁を通過する燃料流量が
少ないと、燃料圧力調整弁の弁体が弁座に接触しやすく
なり、圧力脈動等で弁体が弁座に衝突することが繰り返
され、弁体摩耗の原因となる。
【0017】この対策として、請求項10のように、燃
料圧力調整弁にその設定圧力以下の燃料圧力で開弁して
燃料圧力調整弁を通る燃料の一部を逃がすリリーフ弁を
設けるようにすると良い。このようにすれば、燃料圧力
調整弁を通過する燃料流量を所定流量以上にすることが
でき、燃料圧力調整弁の燃料流量−燃料圧力特性が一定
勾配となる範囲を使用することができると共に、燃料圧
力調整弁の弁体と弁座の接触も回避することができ、燃
料圧力調整弁の耐久性を向上できる。また、エンジン停
止後に、燃料圧力調整弁の吐出パイプの内圧がリリーフ
弁の開弁圧以下になると、リリーフ弁が自動的に閉弁し
て吐出パイプ内の残圧を保持することができ、再始動性
も良好となる。
【0018】また、請求項11のように、ポンプ室と蓄
圧室とを同軸状に配置すると良い。このようにすれば、
ポンプ室と蓄圧室とをコンパクトに一体化した構成とす
ることができ、燃料供給装置の小型化の要求も満たすこ
とができる。
【0019】
【発明の実施の形態】[実施形態(1)]以下、本発明
を内燃機関の燃料供給装置に適用した実施形態(1)を
図1に基づいて説明する。まず、図1に基づいて燃料供
給装置全体の構造を説明する。円筒状の本体ハウジング
11内の右側部に円筒状のポンプシリンダ12を同軸状
に配置することで、ポンプシリンダ12の内周側と外周
側にそれぞれ略円柱状のポンプ室13と円筒状の蓄圧室
14が同軸状に形成されている。ポンプシリンダ12
は、本体ハウジング11の右側面にかしめ等で組み付け
られた右カバー36に固定されている。ポンプ室13に
は、燃料を吸入/吐出するためのポンプ用プランジャ1
5が嵌め込まれ、このポンプ用プランジャ15が吐出用
コイルスプリング16(吐出用付勢手段)の弾発力によ
って右方向(燃料吐出方向)に付勢されている。一方、
蓄圧室14には、蓄圧室14内の燃料を加圧するための
蓄圧用プランジャ17が嵌め込まれ、この蓄圧用プラン
ジャ17が蓄圧用コイルスプリング18(蓄圧用付勢手
段)の弾発力によって右方向(燃料加圧方向)に付勢さ
れている。
【0020】また、本体ハウジング11の左側部には、
ポンプ用プランジャ15を駆動するアクチュエータとし
てモータ19が組み付けられている。このモータ19
は、モータハウジング20と、このモータハウジング2
0の内周部に固定されたマグネット21と、このマグネ
ット21と同軸状に回動自在に配置されたロータ22と
から構成されている。ロータ22の回転軸23に形成さ
れた送りねじ部24に、ポンプ用プランジャ15の中心
部に形成された雌ねじ部が螺合され、モータ19の回転
軸23の回転運動が送りねじ部24によってポンプ用プ
ランジャ15の左右方向の直線運動に変換される。
【0021】一方、モータハウジング20の右端部に固
定されたモータカバー25には、スライドガイド26が
右方向に延びるように設けられ、このスライドガイド2
6をポンプ用プランジャ15に形成されたガイド溝に挿
入することで、ポンプ用プランジャ15を回り止めした
状態で左右方向にガイドするようになっている。
【0022】本体ハウジング11の左側面にかしめ等で
固定された左カバー27には、コネクタハウジング28
が形成され、このコネクタハウジング28内のコネクタ
ピン29にモータ19のブラシ48が接続されている。
このコネクタピン29を介してモータ19が図示しない
ポンプ制御装置(ポンプ制御手段)と電気的に接続され
る。
【0023】また、左カバー27には、燃料タンク(図
示せず)内から燃料を吸入する吸入口30が形成され、
この吸入口30に連通する吸入流路31がモータハウジ
ング20の内側面に沿って形成されている。この吸入流
路31は、モータハウジング20のカバー25を貫通し
てポンプ用プランジャ15の左側面まで延びている。ポ
ンプ用プランジャ15には、この吸入流路31とポンプ
室13とを連通する吸入孔32が形成されている。ま
た、ポンプシリンダ12には、ポンプ室13と蓄圧室1
4とを連通する吐出孔33が形成されている。これら吸
入孔32と吐出孔33には、それぞれ逆止弁34,35
が設けられている。
【0024】一方、本体ハウジング11の右カバー36
には、燃料圧力調整弁37が蓄圧室14の吐出孔85と
連通するように組み付けられ、蓄圧室14内の燃料が、
この燃料圧力調整弁37を介して燃料吐出パイプ38か
ら燃料噴射弁(図示せず)側に吐出される。燃料圧力調
整弁37は、ハウジング39内をダイアフラム40によ
って背圧室41と吐出燃料室42とに仕切り、燃料流入
ポート45を開閉するバルブ44をダイアフラム40の
中央部に固定し、このバルブ44を背圧室41内のコイ
ルスプリング43によって燃料流入ポート45を開弁す
る方向(左方向)に付勢している。蓄圧室14から送ら
れてくる燃料は、燃料流入ポート45を通って吐出燃料
室42内に流入し、燃料吐出パイプ38から燃料噴射弁
側に吐出される。
【0025】燃料圧力調整弁37は、吐出燃料室42内
の燃料の圧力(燃料噴射弁への燃料供給圧力)がコイル
スプリング43によって設定され、吐出燃料室42内の
燃料圧力がこの設定圧力よりも低くなると、コイルスプ
リング43によってバルブ44が左方向に押し開かれ、
燃料流入ポート45から吐出燃料室42内に燃料が流入
する。これにより、吐出燃料室42内の燃料圧力が上昇
し、設定圧力を越えると、その燃料圧力によってダイア
フラム40が右方向に押されてバルブ44が右方向に移
動し、燃料流入ポート45が閉じられる。このようなバ
ルブ44の動作によって、吐出燃料室42内の燃料圧力
(燃料噴射弁への燃料供給圧力)が設定圧力に自動的に
調整される。
【0026】また、燃料圧力調整弁37の燃料吐出パイ
プ38の途中には、リリーフ孔49を開閉するリリーフ
弁50がコイルスプリング51で閉弁方向に付勢された
状態で設けられている。このリリーフ弁50は、燃料圧
力調整弁37の設定圧力より低い圧力で開弁するように
コイルスプリング51のばね力が設定され、燃料圧力調
整弁37の設定圧力で一定流量の燃料を逃し孔52から
吐出パイプ38外に逃がすように設定されている。
【0027】一方、本体ハウジング11のうちの蓄圧室
14の内周壁となる部分には、燃料残量検出センサ46
(燃料残量検出手段)が設置されている。この燃料残量
検出センサ46は、蓄圧用プランジャ17が右方向の限
界位置に到達したことを検出することで、蓄圧室14内
の燃料残量が燃料の補給を必要とする下限レベルまで低
下したことを検出する。燃料残量検出センサ46の検出
信号は、モータ19の動作を制御するポンプ制御装置
(図示せず)に入力される。
【0028】以上のように構成した燃料供給装置は、エ
ンジン運転中に、ポンプ制御装置によって次のように制
御される。ポンプ制御装置は、蓄圧室14内の燃料残量
が下限レベルまで低下したか否かを燃料残量センサ46
の出力によって判定する。もし、蓄圧室14内の燃料残
量が下限レベルまで低下していれば、モータ19に所定
時間だけ通電する。ここで、所定時間は、ポンプ用プラ
ンジャ15を所定ストロークだけ左方向(燃料吸入方
向)に移動させるのに必要な時間である。
【0029】モータ19に通電すると、回転軸23が正
回転して、ポンプ用プランジャ15が吐出用コイルスプ
リング16の弾発力に抗して左方向に移動する。これに
より、ポンプ室13内の容積が拡大され、ポンプ室13
内の圧力が負圧になって吸入孔32の逆止弁34が開放
され、燃料タンク内の燃料が吸入口30から吸入流路3
1と吸入孔32を通ってポンプ室13に吸入される。こ
の吸入行程では、ポンプ室13の吐出孔33の逆止弁3
5が閉鎖状態に維持され、蓄圧室14からポンプ室13
内ヘの燃料の逆流が防止される。
【0030】その後、モータ19への通電が終了する
と、ポンプ用プランジャ15が吐出用コイルスプリング
16の弾発力によって右方向に移動する。これにより、
ポンプ室13内の燃料圧力が上昇し、吐出孔33の逆止
弁35が開放されて、ポンプ室13内の燃料が蓄圧室1
4内に吐出される。これにより、蓄圧室14内の燃料残
量が増加するに従って、蓄圧用プランジャ17が蓄圧用
コイルスプリング18の弾発力に抗して左方向に移動
し、蓄圧室14の容積が拡大する。このような動作を実
現するため、吐出用コイルスプリング16の弾発力(ポ
ンプ室13の燃料吐出圧力)は、蓄圧用コイルスプリン
グ18の弾発力(蓄圧室14の燃料圧力)よりも大きく
なるように設定されている。この吐出行程では、ポンプ
室13の吸入孔32の逆止弁34が閉鎖状態に維持さ
れ、ポンプ室13から燃料タンク側ヘの燃料の逆流が防
止される。
【0031】一方、蓄圧室14内では、蓄圧用コイルス
プリング18の弾発力によって蓄圧用プランジャ17が
右方向に付勢されることで、蓄圧室14内の燃料が所定
の燃料圧力に加圧され、蓄圧室14の吐出孔85から燃
料圧力調整弁37内に燃料が吐出される。この場合、蓄
圧用コイルスプリング18によって設定される蓄圧室1
4内の燃料圧力は、燃料圧力調整弁37の設定圧力より
も高く設定されている。そして、エンジンの燃料消費に
よって燃料圧力調整弁37の吐出燃料室42内の燃料圧
力が設定圧力よりも低下すると、燃料圧力調整弁37の
バルブ44が開放され、蓄圧室14から燃料圧力調整弁
37内に送られてくる燃料が吐出燃料室42内に流入す
る。その後、吐出燃料室42内の燃料圧力が設定圧力よ
りも高くなると、バルブ44が閉弁して吐出燃料室42
側への燃料の流入を遮断する。このようなバルブ44の
動作によって、吐出燃料室42内の燃料圧力(燃料噴射
弁への燃料供給圧力)が設定圧力に自動的に調整され
る。
【0032】蓄圧室14内の燃料残量が少なくなるに従
って、蓄圧用コイルスプリング18によって蓄圧用プラ
ンジャ17が右方向に移動して蓄圧室14の容積が減少
する。その後、蓄圧室14内の燃料残量が下限レベルま
で低下する毎に、モータ19に所定時間だけ通電する動
作を繰り返し、その都度、ポンプ室13内に燃料を吸入
して蓄圧室14内に補給する動作を繰り返す。
【0033】以上説明した実施形態(1)によれば、ポ
ンプ室13ではポンプ用プランジャ15の往復運動によ
り燃料を吸入/吐出するので、従来のようにインペラ等
を高速回転させる燃料ポンプに比べて、作動音の周波数
が大幅に低くなり、耳障りな音を発生しない。この結
果、ポンプ作動中の騒音を大幅に低減することができ、
効果的に低騒音化することができる。しかも、ポンプ室
13から吐出される燃料を一旦、蓄圧室14に貯溜し、
この蓄圧室14からエンジンに燃料を供給するようにし
ているので、エンジン運転中にポンプ機能を間欠的に停
止させて、ポンプ作動時間を短くすることができ、更
に、蓄圧室14内の燃料を蓄圧用コイルスプリング18
によって加圧して吐出するので、燃料供給圧力を確保す
るのに電力を必要とせず、総じて、省エネルギー化を実
現することができる。
【0034】更に、本実施形態(1)では、ポンプ室1
3内の燃料を吐出するときに吐出用コイルスプリング1
6によってポンプ用プランジャ15を駆動するので、ポ
ンプ室13の燃料を吐出するのに電力を必要とせず、そ
の分、電力消費量を低減することができる。また、モー
タ19の作動時間を半減することができ、モータ19の
作動音も低減することができる。
【0035】また、本実施形態(1)では、蓄圧室14
内の燃料残量を燃料残量センサ46で検出し、蓄圧室1
4内の燃料残量が下限レベルまで低下した時に、モータ
19に通電するようにしたので、モータ19を最適なタ
イミングで作動させることができ、ポンプ室13から蓄
圧室14への燃料供給を過不足なく安定して行うことが
でき、装置の動作信頼性も向上することができる。
【0036】ところで、燃料噴射量の制御には、燃料圧
力調整弁37の燃料流量−燃料圧力特性が一定勾配であ
ることが要求される。しかし、図4に示すように、燃料
圧力調整弁37の燃料流量−燃料圧力特性は、燃料流量
が所定流量以上の範囲では一定勾配となるが、燃料流量
が0に近い範囲では急激に燃料圧力が上昇するため、一
定勾配とならない。また、燃料圧力調整弁37を通過す
る燃料流量が少ないと燃料圧力調整弁37のバルブ44
が弁座に接触しやすくなり、圧力脈動等でバルブ44が
弁座に衝突することが繰り返され、バルブ44が摩耗す
る原因となる。
【0037】そこで、本実施形態(1)では、燃料圧力
調整弁37の吐出パイプ38に、燃料圧力調整弁37の
設定圧力より低い圧力で開弁するリリーフ弁50を設
け、燃料圧力調整弁37の設定圧力で一定流量の燃料を
リリーフ弁50により吐出パイプ38外に逃がすように
したので、燃料圧力調整弁37を通過する燃料流量を所
定流量以上とすることができ、燃料圧力調整弁37の燃
料流量−燃料圧力特性が一定勾配となる範囲を使用する
ことができると共に、燃料圧力調整弁37のバルブ44
と弁座の接触も回避することができ、バルブ44の摩耗
を防止することができる。また、エンジン停止後に、吐
出パイプ38の内圧がリリーフ弁50の開弁圧以下にな
ると、リリーフ弁50がコイルスプリング51のばね力
により閉弁して吐出パイプ38内の残圧を保持すること
ができ、再始動性も良好となる。
【0038】また、本実施形態(1)では、ポンプ室1
3と蓄圧室14とを1つの本体ハウジング11内に同軸
状に配置しているので、ポンプ室13と蓄圧室14とを
コンパクトに一体化した構成とすることができ、燃料供
給装置の小型化による省スペース化、組付性向上の要求
も満たすことができる。
【0039】[実施形態(2)]次に、図2を用いて本
発明の実施形態(2)を説明する。但し、前記実施形態
(1)と実質的に同じ部分には、同一符号を付して説明
を省略する。
【0040】前記実施形態(1)では、ポンプ室13内
に燃料を吸入するときにモータ19によってポンプ用プ
ランジャ15を左方向(燃料吸入方向)に駆動し、ポン
プ室13内の燃料を吐出するときに吐出用コイルスプリ
ング16によってポンプ用プランジャ15を右方向(燃
料吐出方向)に駆動するようにしたが、本実施形態
(2)では、ポンプ室13内に燃料を吸入するときに渦
巻きスプリング47(吸入用付勢手段)によってポンプ
用プランジャ15を左方向(燃料吸入方向)に駆動し、
ポンプ室13内の燃料を吐出するときにモータ19によ
ってポンプ用プランジャ15を右方向(燃料吐出方向)
に駆動するようにしている。
【0041】具体的には、渦巻きスプリング47の内周
端をモータ19の回転軸23に固定し、該渦巻きスプリ
ング47の外周端をモータハウジング20に固定してい
る。これにより、渦巻きスプリング47でモータ19の
回転軸23を正回転方向に付勢することで、ポンプ用プ
ランジャ15を左方向に付勢する。
【0042】この場合、モータ19の非通電時には、回
転軸23が渦巻きスプリング47のばね力によって正方
向に回転する。これにより、ポンプ用プランジャ15が
左方向に移動して、燃料タンク内の燃料がポンプ室13
に吸入される。その後、蓄圧室14内の燃料残量が下限
レベルまで低下したことを燃料量センサ46で検出する
と、モータ19に所定時間だけ通電する。ここで、所定
時間は、ポンプ用プランジャ15を所定ストロークだけ
右方向(燃料吐出方向)に移動させるのに必要な時間で
ある。
【0043】モータ19に通電すると、回転軸23が前
記実施形態(1)とは逆方向に回転する。これにより、
ポンプ用プランジャ15が右方向に移動して、ポンプ室
13内の燃料が蓄圧室14内に吐出される。その後、モ
ータ19への通電が終了すると、回転軸23が渦巻きス
プリング47のばね力によって正回転してポンプ室13
内に燃料を吸入する。以後、蓄圧室14内の燃料残量が
下限レベルまで低下する毎に、モータ19に所定時間だ
け通電する動作を繰り返し、その都度、ポンプ室13内
の燃料を蓄圧室14内に補給する動作を繰り返す。以上
説明した実施形態(2)においても、前記実施形態
(1)と同じ効果を得ることができる。
【0044】尚、上記実施形態(2)では、渦巻きスプ
リング47によりポンプ用プランジャ15を左方向(燃
料吸入方向)に付勢するようにしたが、渦巻きスプリン
グ47に代えて、ポンプ室13内にポンプ用プランジャ
15を左方向(燃料吸入方向)に付勢するコイルスプリ
ングを配置しても良い。
【0045】また、渦巻きスプリングを、ポンプ用プラ
ンジャ15を右方向(燃料吐出方向)に付勢するように
取り付けて、前記実施形態(1)のように、モータ19
によってポンプ用プランジャ15を左方向(燃料吸入方
向)に駆動し、渦巻きスプリングによってポンプ用プラ
ンジャ15を右方向(燃料吐出方向)に駆動するように
しても良い。
【0046】[実施形態(3)]上記各実施形態
(1),(2)では、ポンプ用プランジャ15の燃料吸
入動作と燃料吐出動作のいずれか一方のみをモータ19
で行い、他方をスプリングで行うようにしているが、図
3に示す本発明の実施形態(3)では、ポンプ用プラン
ジャ15の燃料吸入動作と燃料吐出動作の両方をモータ
19により行うようにしている。このため、本実施形態
(3)では、ポンプ用プランジャ15を燃料吸入方向や
燃料吐出方向に付勢するコイルスプリングを設ける必要
がない。
【0047】この場合、ポンプ室13に燃料を吸入する
時は、モータ19を所定時間だけ正回転させて、ポンプ
用プランジャ15を左方向に移動させる。その後、蓄圧
室14内の燃料残量が下限レベルまで低下したことを燃
料量センサ46で検出すると、モータ19を所定時間だ
け逆回転させて、ポンプ用プランジャ15を右方向に移
動させ、ポンプ室13内の燃料を蓄圧室14内に吐出す
る。その後、モータ19を所定時間だけ正回転させてポ
ンプ室13に燃料を吸入する。以後、蓄圧室14内の燃
料残量が下限レベルまで低下する毎に、上述したモータ
19の逆回転、正回転を繰り返す。
【0048】以上説明した実施形態(3)においても、
ポンプ室13内では、ポンプ用プランジャ15の往復運
動により燃料を吸入/吐出するので、ポンプ作動中の騒
音を大幅に低減することができる。しかも、ポンプ用プ
ランジャ15を付勢するスプリングを設ける必要がない
ため、構成を簡単化、小型化できる利点がある。
【0049】尚、上記各実施形態(1)〜(3)では、
ポンプ用プランジャ15を駆動するアクチュエータとし
てモータ19を用い、モータ19の回転運動をポンプ用
プランジャ15の直線運動に変換するようにしたが、例
えば、ポンプ用プランジャ15を直接、直線運動させる
ソレノイド等を用いるようにしても良い。
【0050】[実施形態(4)]次に、図5及び図6を
用いて本発明の実施形態(4)を説明する。但し、前記
実施形態(1)と実質的に同じ部分には、同一符号を付
して説明を省略する。図5に示すように、本体ハウジン
グ11内には、ギヤポンプ53(ポンプ部)、モータ1
9、蓄圧用コイルスプリング83(蓄圧用付勢手段)及
び蓄圧室73を仕切り形成するダイアフラム79等が同
軸状に組み付けられている。ギヤポンプ53は、ポンプ
ケース54と本体ハウジング11の左カバー55とポン
プカバー56とによってポンプケーシングが形成され、
このポンプケーシング内に、内周側にトロコイド歯62
(図6参照)が形成された環状のアウターロータ58
(外歯車)と、外周側にトロコイド歯63(図6参照)
が形成されたインナーロータ59(内歯車)とが収納さ
れている。インナーロータ59は、カップリング60を
介してモータ19の回転軸61に連結されている。これ
により、モータ19の回転軸61が回転すると、これと
一体的にインナーロータ59が回転軸57の回りを回転
し、更に、インナーロータ59と噛合うアウターロータ
58も回転する。
【0051】図6に示すように、インナーロータ59の
トロコイド歯63の歯数は、アウターロータ58のトロ
コイド歯62の歯数よりも1つ少なく形成されている。
また、アウターロータ58とインナーロータ59とが互
いに偏心配置されているため、回転時には、両ロータ5
8,59のトロコイド歯62,63の噛合い又は接触に
よって形成される各燃料室64の容積が、連続的に増加
・減少する動作を1回転を周期として繰り返す。この場
合、両ロータ58,59のトロコイド歯62,63の歯
数を少なくする(例えば4〜6とする)ことで、ギヤポ
ンプ53の吐出脈動の周波数がエンジン音でマスキング
可能な周波数領域となるように設定されている。
【0052】図5に示すように、左カバー55の上側部
には、燃料タンク(図示せず)内の燃料をギヤポンプ5
3の燃料室64内に吸い込む吸入ポート66が形成され
ている。この吸入ポート66は、両ロータ58,59の
回転により容積が増加する複数の燃料室64に連通する
ように形成されている。また、左カバー55の下側部に
は、吐出ポート67が、両ロータ58,59の回転によ
り容積が減少する複数の燃料室64に連通するように形
成されている。吐出ポート67から吐出される燃料は、
ポンプケース54に形成された流路68を通ってモータ
ハウジング20内に流入し、モータハウジング20内周
面に沿って形成された吐出流路69を流れる。
【0053】モータハウジング20の右端部は、モータ
支持部材70によって支持され、このモータ支持部材7
0と本体ハウジング11の右カバー71との間に円盤部
材72が配置されている。モータ支持部材70と円盤部
材72には、吐出流路69と後述する蓄圧室73とを連
通する連通路74,75が形成され、モータ支持部材7
0の連通路74には、逆止弁76が設けられている。
尚、モータ19の端子48は、右カバー71に形成され
たコネクタハウジング77内のコネクタピン78に接続
されている。
【0054】一方、モータ支持部材70の外周側と本体
ハウジング11との間には、ゴム等の弾性材で形成され
たダイアフラム79によって蓄圧室73が環状に仕切り
形成されている。ダイアフラム79の右端開口縁部は、
固定リング80,81と円盤部材72との間に挟み込ま
れて固定され、ダイアフラム79の左側面が押圧リング
82を介して蓄圧用コイルスプリング83の弾発力によ
って右方向(燃料加圧方向)に加圧されている。また、
ポンプケース54と左カバー55の外周部には、本体ハ
ウジング11内の蓄圧室73の外側の空間を燃料タンク
内に連通させる連通孔84が形成され、蓄圧室73の容
積変化に応じて該蓄圧室73の外側の空間と燃料タンク
内との間で燃料(又は空気)が自由に出入りできるよう
になっている。
【0055】本実施形態(4)の燃料供給装置では、ポ
ンプ制御装置は、蓄圧室73内の燃料残量が下限レベル
まで低下したか否かを燃料残量センサ(図示せず)の出
力によって判定し、もし、蓄圧室73内の燃料残量が下
限レベルまで低下していれば、モータ19に所定時間だ
け通電する。ここで、所定時間は、蓄圧室73内の燃料
量を上限レベルまで増加させるのに必要な時間である。
【0056】モータ19に通電すると、ギヤポンプ53
のインナーロータ59とアウターロータ58が回転し、
容積が拡大する燃料室64では、吸入ポート66から燃
料を吸い込みながら吐出ポート67の方向ヘ燃料を移送
し、容積が縮小する燃料室64では、移送した燃料を吐
出ポート67から流路68を通して吐出流路69に吐出
する。
【0057】これにより、吐出流路69内の燃料圧力が
上昇し、吐出孔74の逆止弁76が開放されて、吐出流
路69内の燃料が蓄圧室73内に吐出される。この際、
蓄圧室73内の燃料残量が増加するに従って、ダイアフ
ラム79の左側面が蓄圧用コイルスプリング82の弾発
力に抗して左方向に移動し、蓄圧室73の容積が拡大さ
れる。
【0058】一方、蓄圧室73内では、蓄圧用コイルス
プリング82の弾発力によってダイアフラム79の左側
面が右方向に加圧されることで、蓄圧室73内の燃料が
所定の燃料圧力に加圧され、蓄圧室73の吐出孔85か
ら燃料圧力調整弁37内に燃料が吐出される。
【0059】蓄圧室73内の燃料残量が少なくなるに従
って、蓄圧用コイルスプリング82によってダイアフラ
ム79の左側面が右方向に移動して蓄圧室73の容積が
減少する。以後、蓄圧室73内の燃料残量が下限レベル
まで低下する毎に、モータ19に所定時間だけ通電する
動作を繰り返し、その都度、ギヤポンプ53によって燃
料を蓄圧室73内に補給する動作を繰り返す。
【0060】以上説明した実施形態(4)では、ギヤポ
ンプ53、モータ19、ダイアフラム79(蓄圧室7
3)及び蓄圧用コイルスプリング82等を1つの本体ハ
ウジング11内に収納するようにしたので、これらを1
つのユニットにすることができ、車両への組付が極めて
容易になると共に、燃料供給装置全体をコンパクトに構
成することができる。
【0061】更に、本実施形態(4)では、ギヤポンプ
53を採用したので、燃料の吐出圧力を高圧にすること
ができ、エンジンの要求燃料圧力が高いシステム(例え
ば1MPa以上)にも対応することができる。
【0062】但し、本発明は、ギヤポンプに限定され
ず、他の容積式のポンプを用いるようにしても良い。ま
た、エンジンの要求燃料圧力が比較的低い場合は、ター
ビンポンプ等の非容積式のポンプを用いるようにしても
良い。
【0063】また、本実施形態(4)では、ロータ5
8,59のトロコイド歯62,63の歯数を少なくした
ので、ギヤポンプ53の吐出脈動の周波数をエンジン音
でマスキング可能な周波数領域とすることができる。し
かも、蓄圧室73をゴム等のダイアフラム79によって
形成したので、ギヤポンプ53の吐出脈動をダイアフラ
ム79のダンパ効果によって吸収することができ、上述
した吐出脈動の周波数領域と相俟って、ギヤポンプ53
の吐出脈動による騒音を効果的に低減することができ
る。
【0064】但し、本実施形態(4)においても、前記
実施形態(1)〜(3)と同じく、蓄圧室を蓄圧用プラ
ンジャで仕切り形成しても良い。また、本発明は、ポン
プ室(ポンプ部)と蓄圧室とを同軸状に配置せずに、例
えば径方向に並べて配置したり、燃料圧力調整弁37を
一体化しない構成としても良い。その他、本発明は、内
燃機関の燃料供給装置に限定されず、種々の燃料供給装
置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)を示す燃料供給装置の
縦断面図
【図2】本発明の実施形態(2)を示す燃料供給装置の
縦断面図
【図3】本発明の実施形態(3)を示す燃料供給装置の
縦断面図
【図4】燃料圧力調整弁の燃料流量−燃料圧力特性を示
す図
【図5】本発明の実施形態(4)を示す燃料供給装置の
縦断面図
【図6】図5のA−A線に沿って示すポンプ部分の縦断
面図
【符号の説明】
11…本体ハウジング、12…ポンプシリンダ、13…
ポンプ室、14…蓄圧室、15…ポンプ用プランジャ、
16…吐出用コイルスプリング(吐出用付勢手段)、1
7…蓄圧用プランジャ、18…蓄圧用コイルスプリング
(蓄圧用付勢手段)、19…モータ(アクチュエー
タ)、24…送りねじ部、30…燃料吸入パイプ、31
…吸入流路、32…吸入孔、33…吐出孔、34,35
…逆止弁、37…燃料圧力調整弁、38…燃料吐出パイ
プ、46…燃料残量検出センサ(燃料残量検出手段)、
47…渦巻きスプリング(吸入用付勢手段)、50…リ
リーフ弁、53…ギヤポンプ(ポンプ部)、58…アウ
ターロータ(外歯車)、59…インナーロータ(内歯
車)、62,63…トロコイド歯、64…燃料室、69
…吐出流路、73…蓄圧室、74,75…連通路、76
…逆止弁、79…ダイアフラム、83…蓄圧用コイルス
プリング(蓄圧用付勢手段)。
フロントページの続き Fターム(参考) 3G066 BA05 BA17 BA22 BA46 BA67 CA01U CA08 CA09 CA39T CB07T CB09 CB13T CB15 CD25 CD26 CE13 CE21 CE34 DB02 DC03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータと、 前記アクチュエータにより駆動されるプランジャと、 前記プランジャの往復運動により燃料を吸入/吐出する
    ポンプ室と、 前記ポンプ室から吐出される燃料を一時的に蓄える容積
    変化可能な蓄圧室と、 前記蓄圧室の容積を小さくする方向に付勢することで該
    蓄圧室内の燃料を加圧して吐出する蓄圧用付勢手段とを
    備えていることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記プランジャを燃料吐出方向に付勢す
    る吐出用付勢手段を設け、 前記ポンプ室内に燃料を吸入するときは前記アクチュエ
    ータによって前記プランジャを前記吐出用付勢手段の付
    勢力に抗して燃料吸入方向に駆動し、前記ポンプ室内の
    燃料を吐出するときは前記吐出用付勢手段によって前記
    プランジャを燃料吐出方向に駆動することを特徴とする
    請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 【請求項3】 前記プランジャを燃料吸入方向に付勢す
    る吸入用付勢手段を設け、 前記ポンプ室内に燃料を吸入するときは前記吸入用付勢
    手段によって前記プランジャを燃料吸入方向に駆動し、
    前記ポンプ室内の燃料を吐出するときは前記アクチュエ
    ータによって前記プランジャを前記吸入用付勢手段の付
    勢力に抗して燃料吐出方向に駆動することを特徴とする
    請求項1に記載の燃料供給装置。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエータは、前記プランジャ
    を燃料吸入/吐出の両方向に駆動することを特徴とする
    請求項1に記載の燃料供給装置。
  5. 【請求項5】 アクチュエータと、 前記アクチュエータで回転される回転体により燃料を吸
    入/吐出するポンプ部と、 前記ポンプ部から吐出される燃料を一時的に蓄える容積
    変化可能な蓄圧室と、 前記蓄圧室の容積を小さくする方向に付勢することで該
    蓄圧室内の燃料を加圧して吐出する蓄圧用付勢手段とを
    1つのハウジング内に収納したことを特徴とする燃料供
    給装置。
  6. 【請求項6】 前記ポンプ部は、前記回転体として、内
    歯車と、内周側に歯を有する環状の外歯車とを偏心配置
    して両歯車を噛み合わせて構成したギヤポンプであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の燃料供給装置。
  7. 【請求項7】 前記ポンプ室と前記蓄圧室とをつなぐ流
    路に逆止弁を設けたことを特徴とする請求項1乃至6の
    いずれかに記載の燃料供給装置。
  8. 【請求項8】 前記蓄圧室内の燃料残量を検出する燃料
    残量検出手段と、 前記燃料残量検出手段の検出値に基づいて前記アクチュ
    エータの作動タイミングを制御するポンプ制御手段とを
    備えていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    に記載の燃料供給装置。
  9. 【請求項9】 前記蓄圧室の吐出側に燃料供給圧力を調
    整する燃料圧力調整弁を設けたことを特徴とする請求項
    1乃至8のいずれかに記載の燃料供給装置。
  10. 【請求項10】 前記燃料圧力調整弁に、該燃料圧力調
    整弁の設定圧力以下の燃料圧力で開弁して該燃料圧力調
    整弁を通る燃料の一部を逃がすリリーフ弁を設けたこと
    を特徴とする請求項9に記載の燃料供給装置。
  11. 【請求項11】 前記ポンプ室と前記蓄圧室とを同軸状
    に配置したことを特徴とする請求項1乃至10のいずれ
    かに記載の燃料供給装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003062627A1 (fr) * 2002-01-24 2003-07-31 Mikuni Corporation Dispositif d'alimentation en combustible
JP2006153014A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Man B & W Diesel Gmbh レール蓋で閉じられたコモンレールを備えた燃料供給装置
WO2016199570A1 (ja) * 2015-06-08 2016-12-15 株式会社ミクニ 燃料ポンプの制御装置及び制御方法
JP2017137796A (ja) * 2016-02-02 2017-08-10 株式会社ケーヒン 燃料圧力調整体及び燃料供給モジュール

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