JP6171809B2 - 燃料ゲージ付きセパレータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ゲージ付きセパレータ装置に関する。特には、自動二輪車の燃料タンクに設けられて燃料の気液分離をする、燃料ゲージ付きセパレータ装置に関する。
自動二輪車においては、環境に対する影響を考慮し、燃料タンクからの燃料蒸気(エバポレーションガス)の排出を低減することが望まれている。このため、自動二輪車には、燃料タンクから蒸発した燃料蒸気を吸着するキャニスターが設けられる。キャニスターにより吸着された燃料蒸気は、エンジンの吸入負圧によって吸気機構に導かれ、燃焼に用いられる。このような構成により、燃料蒸気が燃料タンクの外部に放出されることを抑制している。
ところで、キャニスターに液体の燃料が流入すると、燃料蒸気の吸着性能が低下するおそれがある。さらに、吸気機構に導かれる燃料蒸気が増加するため、エンジンに導かれる混合気の濃度が高くなるおそれがある。このように、キャニスターを安定して機能させるためには、キャニスターに液体の燃料が流入しないようにすることが好ましい。
このため、燃料タンクには、燃料蒸気のみをキャニスターに導くセパレータ(気液分離器)が設けられ、セパレータとキャニスターとがホースなどによって接続されている。セパレータの内部にはラビリンス構造が設けられており、燃料蒸気は容易に通過できるが、液体の状態の燃料は容易に通過できない。したがって、キャニスターへの液体の燃料の流入が抑制される。
セパレータは、前記機能を実現するため、燃料の液面からできるだけ離れるように、燃料タンクの上部に設けられる。たとえば、スクータータイプの自動二輪車などといった、燃料タンクが外部に露出しない構成においては、セパレータは、燃料タンクの上面から上方に突出する態様で配置される(特許文献1参照)。この場合には、燃料タンクの上面にセパレータを取り付けるための座面が設けられ、熱板溶着や溶接などによって、セパレータが座面に接合される。
しかしながら、燃料タンクの上面には、給油口や燃料ゲージが設けられているため、セパレータを接合するための座面を確保することが難しいことがある。特に、燃料タンクが樹脂材料の成形品である場合には、成形性確保のために平面に形成される部分が小さいことが多いため、座面を確保することが難しいことが多い。
また、自動二輪車のマイナーチェンジなどにおいて、エバポレータを追加装備することがある。この場合には、燃料タンクの周辺における機器のレイアウトを大きく変更できないため、燃料タンクの上面にセパレータを設けるスペースを確保することが困難なことがある。
このように、セパレータの配置スペースの確保が困難なことがあり、燃料タンクの周辺における機器のレイアウトの大幅な変更を余儀なくされることがある。
実公平07−2285号公報
上記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、設置のためのスペースを別途設けることなく、燃料タンクの上面に設置することができる燃料ゲージ付きセパレータ装置を提供することである。
前記課題を解決するため、本発明は、燃料タンク内の燃料の残量を計測する燃料ゲージと、キャニスターへ液体の状態の燃料が流入することを防止するセパレータと、を有し、前記燃料タンクの上面に設けられ内部に連通する開口部が形成される座面に取り付けられる燃料ゲージ付きセパレータ装置であって、燃料蒸気が通過可能な通気孔が形成され前記座面に取り付けられるプレート部材を有し、前記燃料ゲージは前記プレート部材の下面に配置され、前記セパレータは前記プレート部材の上面に配置され、前記燃料ゲージと前記セパレータと前記プレート部材とは一体に共締め固定され、前記セパレータの内部と前記燃料タンクの内部とは、前記通気孔を介して連通していることを特徴とする。
本発明によれば、セパレータに燃料ゲージが一体に設けられることから、セパレータを設置するためのスペースを、燃料ゲージを設置するためのスペースと別途設けなくてもよい。このため、セパレータの配置が容易となる。
図1は、本発明の実施形態にかかる自動二輪車の左側面図である。 図2は、本発明の実施形態にかかる自動二輪車の右側面図である。 図3は、燃料タンクの側面図である。 図4(a)は燃料タンクの平面図であり、図4(b)はプレート部材の平面図である。 図5は、セパレータ装置の構成を模式的に示す側面図である。 図6は、セパレータ装置のセパレータの平面図である。 図7は、セパレータ装置のセパレータの側面図である。 図8は、セパレータ装置のセパレータの断面図である。 図9(a)は、ゲージプレートを上側から見た斜視図であり、図9(b)は、ゲージプレートを下側から見た斜視図である。 図10は、セパレータアッパーを下側から見た斜視図である。 図11は、セパレータ装置のセパレータの外観斜視図である。 図12は、セパレータ装置のセパレータの平面図である。 図13は、セパレータ装置のセパレータの断面図である。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明の便宜上、本発明の実施形態にかかる燃料ゲージ付きセパレータ装置を、「セパレータ装置」と略して記すことがある。また、以下の説明において、「セパレータ」と記す場合には、「セパレータ装置」に含まれる気液分離器をいうものとする。
さらに、以下の説明では、セパレータ装置およびこのセパレータ装置が適用される自動二輪車の向きは、自動二輪車に搭乗する運転者の向きを基準とする。セパレータ装置および自動二輪車を構成する機器や部材についても同様とする。各図においては、必要に応じて、前方を矢印Frで、後方を矢印Rrで、上方を矢印Upで、下方を矢印Dnで示す。
(自動二輪車の全体構成)
まず、自動二輪車の全体構成を、図1と図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態にかかるセパレータ装置5a,5bが適用される自動二輪車の例を模式的に示す左側面図である。図2は、本発明の実施形態にかかるセパレータ装置5a,5bが適用される自動二輪車の例を模式的に示す右側面図である。
図1と図2に示すように、自動二輪車1は、車体フレーム11と、操舵装置12と、エンジンユニット13と、後輪懸架装置14とを含む。さらに、自動二輪車1には、セパレータ装置5a,5bが搭載される。本実施形態では、自動二輪車1の例として、いわゆるアンダーボーン型の車体フレーム11を有するタイプを示す。
車体フレーム11は、ステアリングヘッドパイプ111と、メインフレーム112と、左右一対のリヤフレーム113とを含んで構成される。ステアリングヘッドパイプ111は、後傾する管状に形成される。メインフレーム112は、ステアリングヘッドパイプ111の後部から後方斜め下に向かって延伸する棒状に形成される。左右一対のリヤフレーム113は、メインフレーム112の後部から後方斜め上方に向かって延伸する棒状に形成され、左右方向に所定の距離をおいて互いに離間する。ステアリングヘッドパイプ111と、メインフレーム112と、リヤフレーム113は、それぞれ鉄系材料またはアルミニウム合金などにより形成され、溶接などによって一体に接合される。
操舵装置12は、前輪121と、ステアリングシャフト122と、左右一対のフロントフォーク123と、ハンドルユニット124とを含む。ステアリングシャフト122は、車体フレーム11のステアリングヘッドパイプ111に回転可能に支持される。左右一対のフロントフォーク123の上端部は、ステアリングシャフト122に結合される。左右一対のフロントフォーク123下端部は、前輪121を回転可能に支持する。さらに、左右一対のフロントフォーク123には、前輪121の上部を覆うフロントフェンダ151と、前輪121のブレーキキャリパ125が取り付けられる。ハンドルユニット124は、ステアリングシャフト122の上端部に設けられ、ステアリングヘッドパイプ111により回転可能に支持される。ハンドルユニット124は、ハンドルカバー127と、左右のハンドルグリップ126とを有する。ハンドルグリップ126は、ハンドルカバー127から左右に突出するように設けられる。ハンドルカバー127の上部にはメータユニット(図略)が設けられる。メータユニットには、スピードメータなどの計器類が設けられる。さらに、ハンドルカバー127の前部にはヘッドライト174が設けられる。このほか、ハンドルカバー127には、灯火類を操作するためのスイッチ類などが設けられる。
エンジンユニット13(内燃機関)は、メインフレーム112の下側に固定される。エンジンユニット13は、シリンダアセンブリ131と、クランクケースアセンブリ132と、クラッチ133とを含む。
シリンダアセンブリ131は、シリンダブロックと、シリンダヘッドと、シリンダヘッドカバーとを含む。シリンダブロックの内部には、燃焼室が形成されるとともに、ピストンが往復動可能に配設される。シリンダヘッドは、シリンダブロックの前側に設けられる。シリンダヘッドには、燃焼室とシリンダブロックの外部とを連通するインテークポート134およびエキゾーストポート135が形成される。シリンダヘッドカバーは、シリンダヘッドの蓋となる部材であり、シリンダヘッドの前側に配設される。
クランクケースアセンブリ132の内部には、前側にクランク室が形成され、後側にミッション室が形成される。クランク室の内部には、クランクシャフトが回転可能に配設される。ミッション室の内部には、カウンターシャフトとドリブンシャフトとが回転可能に配設されるとともに、変速機が設けられる。クランクケースアセンブリ132の左側外部には、ドリブンシャフトの端部が突出している。そして、ドリブンシャフトの端部には、ドライブチェーンスプロケットが設けられる。ドライブチェーンスプロケットは、スプロケットカバーにより覆われる。クランクケースアセンブリ132の右側には、クラッチ133が配設される。さらに、クランクケースアセンブリ132の左側であって、ドライブチェーンスプロケットの前方には、発電機であるマグネトと、エンジンユニット13を始動させる始動装置が設けられる。
後輪懸架装置14は、後輪141と、左右一対のスイングシャフト142とを含んで構成される。
後輪141にはドリブンチェーンスプロケット(図においては隠れて見えない)が一体に設けられる。左右一対のスイングシャフト142の前端部は、メインフレーム112の後端部またはその近傍に、上下方向に揺動可能に連結される。スイングシャフト142の後端部には、後輪141が回転可能に支持される。エンジンユニット13のドライブチェーンスプロケットと後輪141のドリブンチェーンスプロケットには、ドライブチェーンが巻き掛けられており、ドライブチェーンによって、エンジンユニット13からの動力が後輪141に伝達される。そして、一対のスイングシャフト142の一方にはチェーンケース143が取り付けられており、後輪141のドリブンチェーンスプロケットおよびドライブチェーンは、このチェーンケース143に収容される。
左右一対のスイングシャフト142のそれぞれと、左右一対のリヤフレーム113のそれぞれとの間には、ショックアブソーバ144が設けられる。後輪141の上方には、リヤフェンダ152が設けられる。
このほか、リヤフレーム113の上方には、運転者が着座するシート153が設けられる。シート153の下方には、サイドカバー154が装着される。また、シート153の下方には、燃料タンク4や収納ボックス(図略)が設けられる。燃料タンク4は、サイドカバー154やシート153に囲まれている。ステアリングヘッドパイプ111およびフロントフォーク123の上部の前側には、フロントカバー155が装着され、それらの後側にはレッグシールド156が装着される。フロントカバー155およびレッグシールド156は、シート153に着座する運転者の下半身を保護するように、左右方向に所定の幅を有する。サイドカバー154、フロントカバー155、レッグシールド156は、たとえば合成樹脂材料により形成される部材であり、自動二輪車1の外観の意匠を構成する。また、エンジンユニット13のシリンダアセンブリ131のエキゾーストポート135には、排気管172の前端が連結され、排気管172の後端には消音器173が取り付けられる。
(セパレータ装置の第1の実施形態)
次に、セパレータ装置の第1の実施形態について説明する。図3は、第1の実施形態にかかるセパレータ装置5aが設けられる燃料タンク4の側面図である。図4(a)は、セパレータ装置5aが設けられる燃料タンク4の平面図である。図4(b)は、燃料タンク4の上面に設けられるプレート部材42の構成を模式的に示す平面図である。
燃料タンク4は、樹脂材料によって形成される。燃料タンク4の成形性を確保するため、上面の周縁部は滑らかな曲面に形成される。このため、燃料タンク4の上面は、周縁部の曲面に形成される部分に囲まれる領域が平面になる。
そして、燃料タンク4の上面には、給油口41とセパレータ装置5aとが設けられる。特に、セパレータ装置5aのセパレータ72a(後述)は、燃料タンク4内の燃料の液面から上方に離れた位置に設けられる必要があることから、燃料タンク4の上面に設けられる。また、セパレータ装置5aは、燃料タンク4の上面のうちの平面に形成される部分(以下、『平面部43』と記す)に設けられる。具体的には、燃料タンク4の平面部43には、プレート部材42が設けられる。プレート部材42の上面は略平面に形成される。そして、プレート部材42の上面が、セパレータ装置5aを取り付けるための座面となる。
プレート部材42には、燃料タンク4の外部と内部を連通する開口部421と、セパレータ装置5aを固定するためのボルト孔422が形成される。本実施形態では、プレート部材42は、上面視において略四辺形に形成され、その中心に円形の開口部421が形成され、複数(本実施形態では4カ所)のボルト孔422がこの開口部421の周囲に形成される。そして、セパレータ装置5aは、このプレート部材42の上面に、ボルト8により固定される。
なお、燃料タンク4の上述以外の構成は特に限定されるものではない。要は、燃料タンク4の上面に座面が形成され、この座面にセパレータ装置5aが取り付けられる構成であればよい。
図5は、セパレータ装置5aの組み付け構成を模式的に示す側面図である。図5に示すように、セパレータ装置5aは、キャニスターに液体の状態の燃料が流入することを防止するセパレータ72aを有する。さらに、セパレータ装置5aには、燃料タンク4内の燃料の残量を計測する燃料ゲージ6が一体に設けられる。
ここで、燃料ゲージ6の構成の例について簡単に説明する。燃料ゲージ6は、ブラケット61と、アーム62と、フロート63と、センサ64とを有する。ブラケット61は、セパレータ装置5aのゲージプレート51a(後述)の下側に、下方に向かって延出するように設けられる。たとえば、ブラケット61は金属材料からなり、ゲージプレート51aの下面に溶接されている。アーム62は、ブラケット61に上下方向に揺動可能に取付けられる。フロート63はアーム62の先端部に設けられる。センサ64は、アーム62の角度(すなわち、フロート63の上下方向位置)を検出する。センサ64にはリード線65が接続されている。このリード線65は、ゲージプレート51aに形成される通し孔514を通じて燃料タンク4の外部に引き出される。そして、センサ64の出力は、このリード線65を通じて、自動二輪車1のECU(図略)などに伝送される。さらに、燃料ゲージ6のブラケット61には、アース線66が接続される。アース線66も、リード線65と同様に、ゲージプレート51aに形成される通し孔515を通じて、燃料タンク4の外部に引き出される。そして、引き出されたアース線66は接地される。
このように、燃料ゲージ6は、セパレータ装置5aのゲージプレート51aの下側に設けられる。
なお、燃料ゲージ6は、ゲージプレート51aの下側に取り付けられ、ゲージプレート51aを貫通するリード線65を通じて出力を伝送する構成であればよく、他の構成は限定されるものではない。燃料ゲージ6には、従来公知の構成が適用できる。
図6は、セパレータ装置5aのセパレータ72aの構成を模式的に示す上面図である。図7は、セパレータ72aの構成を模式的に示す側面図である。図8は、図6のVIII−VIII線断面矢視図であって、セパレータ72aの構成を模式的に示す断面図である。
図6〜図8に示すように、セパレータ装置5aは、ゲージプレート51aと、シール部材54aと、セパレータロア53aと、セパレータアッパー7a(セパレータのカバー)と、カバー56とを含む。
そして、ゲージプレート51aの上側に、シール部材54aと、セパレータロア53aと、セパレータアッパー7aと、カバー56とが配置され、ボルト8によって燃料タンク4のプレート部材42の上側に共締めされて固定される。これにより、ゲージプレート51aの上側に、セパレータ72aが構成される。なお、燃料タンク4のプレート部材42とセパレータ装置5aのゲージプレート51aとの間には、Oリングなどのシール部材55が設けられている。
また、前記のとおり、ゲージプレート51aの下側には、燃料ゲージ6が設けられる。このように、本実施形態にかかるセパレータ装置5aにおいては、ゲージプレート51aを挟んで、上側にセパレータ72aが設けられ、下側に燃料ゲージ6が設けられる。
ゲージプレート51aは、燃料タンク4の上面のプレート部材42に取り付けられる部材である。図9は、ゲージプレート51aの構成を模式的に示す斜視図である。なお、図9(a)は上側から見た図であり、図9(b)は下側から見た図である。
ゲージプレート51aは、下側プレート511と上側プレート512aとを有し、これらが重ね合わされて接合されている。下側プレート511と上側プレート512aは金属材料からなり、たとえば、炉中ろう付けによって一体に接合される。本実施形態では、ゲージプレート51aは、上面視において略四辺形の板状に形成される。そして、ゲージプレート51aの周縁部(略四辺形に形成される構成であれば、四隅部)には、固定用のボルト8を挿通するための貫通孔である通し孔516が形成される。
下側プレート511には、上面視において略中心に、厚さ方向に貫通する開口部517が形成されている。下側プレート511に形成される開口部517は、燃料タンク4のプレート部材42に形成される開口部421よりも大きい。そして、下側プレート511が燃料タンク4のプレート部材42にボルト止めされた状態では、上面視において、下側プレート511の開口部517の内周面は、燃料タンク4のプレート部材42の開口部421の内周面よりも外側に位置する。
上側プレート512aには、厚さ方向(上下方向)に貫通し、燃料蒸気が通過できる通気孔513が形成される。この通気孔513は、下側プレート511と燃料ゲージ6のブラケット61のいずれにも塞がれない位置であって、後述するセパレータロア53aが設けられる位置に形成される。具体的には、図9に示すように、通気孔513は、上側プレート512aの中心から外側に偏倚した位置に形成される。さらに上側プレート512aには、リード線65を引き出すための貫通孔である通し孔514と、アース線66を引き出すための貫通孔である通し孔515とが形成される。
これらの通し孔514,515は、上面視において、ゲージプレート51aの中心から所定の方向に偏倚した位置であって、セパレータアッパー7aおよびセパレータロア53aに干渉しない位置に形成される。すなわち、セパレータ72aが上側プレート512aの中心から一側寄りに偏倚して設けられる構成であれば、これらの通し孔514,515は、セパレータ72aが設けられる側とは反対側の一側に偏倚した位置に形成される。
セパレータアッパー7a(セパレータのカバー)は、たとえば樹脂材料の射出成形により形成される。
図10は、セパレータアッパー7aを下側から見た斜視図である。図10に示すように、セパレータアッパー7aには、取付部71aと、セパレータ72a(正確には、セパレータ72aの筺体)とが形成される
取付部71aは、シール部材54aを介してゲージプレート51aに取り付けられる部分である。そして、取付部71aは、平板状に形成される。上面視において、取付部71aの周縁部には、固定用のボルト8を挿通する貫通孔である通し孔711が形成される。また、取付部71aには、上面視において、セパレータ72aが形成される側と反対側の一側に、リード線65とアース線66との干渉を避けるための切欠き712(凹部)が形成される。このため、取付部71aは、上面視において、略「U」字形状または略「C」字形状に形成される。
セパレータ72a(セパレータ72aの筺体)は、上面視において、取付部71aの中心から一側寄りに偏倚した位置に形成される。セパレータ72aは、取付部71aから上側に向かって膨出するように形成され、内部が空洞で下側が開口する。
セパレータ72aの内面には、セパレータロア53aの上下方向位置を規定するセパレータロア係合部724aが形成される。セパレータロア係合部724aは、たとえば上下方向に延伸するリブ状の構成を有する。この場合には、セパレータ72aの内部にセパレータロア53aを入れ込められるように、セパレータロア係合部724aの下端は、セパレータ72aの下端よりも所定の距離(ここでは、セパレータロア53aの高さ寸法)だけ上側に位置している。
セパレータ72aの側面には、ブリーザパイプ(ブリーザホースとも称する)の一端を接続するための接続部723が設けられる。接続部723は、燃料蒸気が通過可能な管状の構成を有し、セパレータ72aの側面から側方に突出する。また、接続部723は、セパレータロア係合部724aの下端よりも上側に形成される。なお、ブリーザパイプの他端はキャニスターに接続される。
取付部71aの下面には、リップ73が形成される。リップ73は、下側に向かって突起する凸状の構造物であり、セパレータ72aの開口部721を切れ目なく囲むように形成される。
セパレータロア53aは、セパレータ72aの内部(すなわち気液分離室)を、ロア室701とアッパー室702とに区画する部材である。セパレータロア53aは、たとえば樹脂材料によって形成される。
セパレータロア53aは、平板状に形成される区画板部531と、区画板部531から下側に向かって延出する支持部532とを有する。この支持部532によって、区画板部531をゲージプレート51aの上面から上側に離れた位置に配置することができる。また、セパレータアッパー7aのセパレータロア係合部724aによって、セパレータロア53aの上側への移動が規制される。
セパレータロア53aがセパレータ72aの内部に入れ込まれると、セパレータ72aの内部は、上下方向に直線的に並ぶ2つの空間に区画される。そして、区画板部531の下側の空間がロア室701となり、上側の空間がアッパー室702となる。
さらに、区画板部531には、燃料蒸気が通過可能で、厚さ方向(上下方向)に貫通する通気孔533が形成される。この通気孔533は、セパレータ装置5aが組み立てられた状態で、上面視において、ゲージプレート51aに形成される通気孔513と重畳しない位置(面方向にずれた位置)に形成される。
シール部材54aは、セパレータ72aの気密性と液密性を確保する部材であり、ゲージプレート51aとセパレータアッパー7aとの間に設けられる。シール部材54aには、セパレータアッパー7aよりも軟らかい材料からなるシート状のガスケットが適用できる。そして、シール部材54aには、平面視において、中心から一側に偏倚した位置であって、セパレータ72aの開口部721に対応する位置に、厚さ方向に貫通する開口部541が形成される。なお、シール部材54に形成される開口部541は、平面視において、セパレータアッパー7aに形成されるリップ73の内側に位置するように形成される。また、シール部材54aには、開口部541が形成される側とは反対側の一側に、セパレータアッパー7aの取付部71aと同様に、リード線65およびアース線66との干渉を避けるための切欠き542(凹部)が形成される。
カバー56は、前述の各部材を燃料タンク4のプレート部材42に固定するための部材である。
カバー56は、たとえば金属により板状に形成される。そして、平面視において、中心から一側に偏倚した位置には、上下方向に貫通し、セパレータ72aを下側から上側に向かって挿通可能な開口部561が形成される。さらにカバー56には、この開口部561の全周を切れ目なく囲むように、上側に向かって起立するリブ562が形成される。このリブ562によって、開口部561の周辺の強度の向上を図っている。さらに、上面視において、この開口部561とは反対側の一側に偏倚した位置には、シール部材54aやセパレータアッパー7aの取付部71aと同様に、リード線65とアース線66との干渉を避けるための切欠き564(凹部)が形成される。
また、カバー56の周縁部には、固定用のボルト8を挿通する貫通孔である通し孔(図においては隠れて見えない)が形成される。
セパレータ装置5aの組み付け構造は、次のとおりである。
ゲージプレート51aの下面に、燃料ゲージ6のブラケット61が取り付けられる。リード線65とアース線66とは、ゲージプレート51aに形成される通し孔514,515のそれぞれに挿通されて、ゲージプレート51aの上側に引き出される。そして、リード線65とアース線66とは、ゲージプレート51aにかしめられて固定される。
ゲージプレート51aの上面に、リード線65とアース線66との干渉を避けて、シール部材54aが配置される。その上側に、セパレータロア53aが入れ込まれたセパレータアッパー7aが配置され、さらにその上側にカバー56が配置される。セパレータアッパー7aの取付部71aは、カバー56に覆われる。また、セパレータアッパー7aのセパレータ72aは、カバー56に形成される開口部561を通じて、カバー56よりも上側に突出する。
そして、ゲージプレート51aと、シール部材54aと、セパレータアッパー7aと、カバー56とは、燃料タンク4のプレート部材42の上側に、ボルト8によって共締めされて固定される。
これらの部材が燃料タンク4のプレート部材42に取り付けられると、セパレータアッパー7aのセパレータ72aの内部に、セパレータロア53aが入り込んだ状態となる。このため、セパレータ72aの内部は、セパレータロア53aの区画板部531によって、ロア室701とアッパー室702に区画される。そして、ロア室701とアッパー室702とは上下方向に直線的に並ぶ。
ロア室701は、ゲージプレート51aに形成される通気孔513を介して、燃料タンク4の内部と連通している。ロア室701とアッパー室702とは、セパレータロア53aの区画板部531に形成される通気孔533を介して連通している。さらに、アッパー室702は、接続部723に接続されるブリーザパイプ(図略)を介して、エバポレータ(図略)に連通している。
このような構成によれば、燃料タンク4内の燃料蒸気は、セパレータ72aによって気液分離されてエバポレータに導かれる。これにより、液体の状態の燃料がエバポレータに流入することが防止される。
本実施形態にかかるセパレータ装置5aは、ゲージプレート51aの上側にセパレータ72aが設けられ、下側に燃料ゲージ6が設けられるという構成を有する。このような構成によれば、燃料タンク4の上面に、セパレータ装置5aを配置するためのスペースを、燃料ゲージ6を配置するスペースとは別個独立して設けなくてもよい。このため、セパレータ装置5aの配置が容易となる。
そして、このような構成によれば、燃料タンク4の上面に形成される平面部43を小さくできる。または、セパレータ装置5aを配置するために、平面部43を大きくしなくてもよい。このため、燃料タンク4の形状の自由度を高めることができる。
また、セパレータ装置5aに燃料ゲージ6が設けられる構成であるから、燃料タンク4の上面に配置する機器の数を増加させなくてもよい。このため、燃料タンク4の周囲の機器のレイアウトの自由度を高めることができる。
セパレータ装置5aのセパレータ72aと燃料ゲージ6とは、ボルト8によって共締めされて燃料タンク4の上面に取り付けられる。このような構成であると、セパレータ装置5aを熱板溶着や溶接などによって燃料タンク4の上面に接合しなくてもよい。このため、製造コストの低減を図ることができる。
セパレータアッパー7aが樹脂からなり、ゲージプレート51aが金属からなる構成であれば、リード線65をゲージプレート51aにかしめて固定することができる。このため、燃料ゲージ6とセパレータ72aとの一体化を図ることができる。特に、上面視において、セパレータアッパー7aのセパレータ72aが一側寄りに偏倚した位置に設けられ、反対側の一側に偏倚した位置にリード線65がかしめられて固定されることによって、セパレータ72aとリード線65との干渉を避けることができる。
セパレータアッパー7aとゲージプレート51aの間にシート状のシール部材54を介在させることによって、セパレータ72aの気密性と液密性が確保される。そして、シール部材54にシート状のガスケットが適用される構成であれば、セパレータ装置5aの小型化を図ることができる。すなわち、たとえばセパレータアッパー7aとゲージプレート51aの間のシール部材54にOリングが適用される構成であると、Oリングのシール面を確保するために、セパレータアッパー7aを大型化する必要がある。これに対して、本実施形態のように、シール部材54にシート状のガスケットが適用される構成においては、Oリングのようなシール面を確保するための構造がなくてもよい。
また、セパレータアッパー7aに、セパレータ72aの開口部721の全周を切れ目なく囲むリップ73が形成され、カバー56によってセパレータアッパー7aがシール部材54に押し付けられる構成であると、シール部材54であるシート状のガスケットに高い面圧を加えることができる。すなわち、このようなリップ73が形成されない構成であると、セパレータアッパー7aの取付部71aはシール部材54に面接触するため、面圧が低くなるおそれがある。これに対して、リップ73が形成される構成であると、リップ73がシール部材54に接触している部分の面圧は、他の部分(平面状に形成される部分)よりも高くなる。このため、セパレータ72aの気密性と液密性の向上を図り、燃料の漏れを防止することができる。特に、カバー56に開口部561を囲むリブ562が形成される構成であると、カバー56の変形を防止または抑制できるため、セパレータアッパー7aの取付部71aをシール部材54aに確実に押し付けることができる。
また、第1の実施形態は、樹脂材料からなるセパレータアッパー7aの上側に金属材料からなるカバー56が設けられ、ボルト8によってセパレータアッパー7aとカバー56とが共締めされる構成である。このような構成であると、セパレータアッパー7aを構成する樹脂材料の経時変化が生じた場合であっても、気密性と液密性を維持できる。
(セパレータ装置の第2の実施形態)
次に、セパレータ装置の第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と共通の構成には同じ符号を付し、説明は省略する。
図11は、第2の実施形態にかかるセパレータ装置5bの構成を模式的に示す外観斜視図である。図12は、セパレータ装置5bの構成を模式的に示す平面図である。図13は、図12のXIII−XIII線断面図であって、セパレータ装置5bの内部構造を示す模式図である。
図11〜図13に示すように、セパレータ装置5bは、ゲージプレート51bと、シール部材54bと、セパレータロア53bと、セパレータアッパー7b(セパレータのカバー)とを有する。そして、ゲージプレート51bの上側に、シール部材54bと、セパレータロア53bがあらかじめ接合されたセパレータアッパー7bとが設けられる。また、ゲージプレート51bの下側には、燃料ゲージ6が設けられる。たとえば、第1の実施形態と同様に、ゲージプレート51bの下面に、燃料ゲージ6のブラケット61がスポット溶接によって接合されている。このように、第2の実施形態にかかるセパレータ装置5bにおいても、ゲージプレート51bを挟んで、上側にセパレータ72bが設けられ、下側に燃料ゲージ6が設けられる。なお、第2の実施形態にかかるセパレータ装置5bに設けられる燃料ゲージ6には、第1の実施形態と共通の構成が適用できる。
ゲージプレート51bは、下側プレート511と上側プレート512bからなる。第2の実施形態におけるゲージプレート51bは、第1の実施形態におけるゲージプレート51aと、基本的な構成は共通している。ただし、第2の実施形態においては、通気孔513と通し孔514,515とは、上面視において互いに反対側に偏倚する構成でなくてもよい。
セパレータアッパー7b(セパレータのカバー)は、たとえば金属板からなり、プレス加工などによって一体に形成される。セパレータアッパー7bには、取付部71bとセパレータ72bとが一体に形成される。
取付部71bは、ゲージプレート51bの上面に取り付けられる部分である。取付部71bは、上面視において、たとえばゲージプレート51bと概ね同じ寸法形状の板状に形成される。上面視において、取付部71bの周縁部には、固定用のボルト8を挿通する貫通孔である通し孔711が形成される。なお、第2の実施形態においては、リード線65はセパレータ72bから外部に引き出されるため(後述)、取付部71bに第1の実施形態のような切欠き712(凹部)は形成されなくてよい。
セパレータ72b(セパレータ72bの筺体)は、取付部71bから上側に向かって膨出するように形成され、内部が空洞で下側が開口する。なお、第2の実施形態においては、セパレータ72bは、上面視において取付部71bの中心から一側寄りに偏倚した位置に設けられる構成でなくてもよい。たとえば図12に示すように、上面視において取付部71bの中心に形成される構成でよい。
セパレータ72bには、シール部材54bが嵌まり込むシール部材係合部725と、セパレータロア53bが嵌まり込むセパレータロア係合部724bとが形成される。たとえば、図13に示すように、セパレータ72bの内径は、下端が最も大きく、上側に向かうにしたがって段階的に小さくなる。そして、下端側の内径が最も大きい部分がシール部材係合部725となり、その上側のシール部材係合部725よりも内径が小さい部分がセパレータロア係合部724bとなる。
セパレータ72bの上面には、リード線65を挿通する貫通孔である通し孔726が形成される。また、セパレータ72bの側面には、セパレータロア係合部724bよりも上側に、アース線66を挿通するための貫通孔である通し孔727が形成される。さらに、セパレータ72bの側面には、ブリーザ―パイプを接続するための接続部723が設けられる。接続部723は、たとえば、燃料蒸気が通過可能な管状の構成を有し、セパレータ72bの側面から側方に向かって突出する。
セパレータロア53bは、セパレータ72bの内部をロア室701とアッパー室702とに区画する部材である。
セパレータロア53bは、たとえば金属材料からなり、プレス加工によって板状に形成される。セパレータロア53bには、リード線65とアース線66を挿通する貫通孔である通し孔534と、燃料蒸気が通過する通気孔533とが、別個独立して形成される。たとえば平面視において、通し孔534は略中心に形成され、通気孔533は中心から外側に偏倚した位置に形成される。なお、通気孔533は、上面視において、ゲージプレート51bに形成される通気孔513と重畳しない位置に形成される。
第2の実施形態にかかるセパレータ装置5bの組み付け構造は、次のとおりである。
セパレータアッパー7bのセパレータ72bに、ブリーザパイプを接続する接続部723が、たとえばTIG溶接などによって接合される。また、セパレータアッパー7bのセパレータ72bの通し孔726,727のそれぞれには、リード線65とアース線66のそれぞれが挿通され、かしめられて固定される。さらに、セパレータアッパー7bのセパレータロア係合部724bに、セパレータロア53bが、たとえばTIG溶接によって接合される。
そして、セパレータアッパー7bは、ゲージプレート51bの上面に、たとえば溶接されて固定される。この際、セパレータアッパー7bのシール部材係合部725にはシール部材54bが嵌め込まれる。シール部材54bには、たとえばOリングが適用される。このシール部材54によって、セパレータアッパー7bとゲージプレート51bとの間がシールされる。
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。また、セパレータアッパー7bが金属から形成される構成であると、セパレータ72bの上面や側面にリード線65をかしめて固定することができる。このため、ゲージプレート51bにリード線65をかしめて固定するためのスペースが不要になる。さらに、セパレータ72bの内部にリード線65を挿通させることができるから、セパレータ装置5bの小型化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明したが、前記実施形態は、本発明の実施にあたっての具体例を示したに過ぎない。本発明の技術的範囲は、前記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、燃料ゲージ付きのセパレータ装置に有効な技術である。そして、本発明によれば、セパレータを設けるためのスペースを、燃料ゲージを設けるためのスペースと別に用意する必要がないため、セパレータの取り付けが容易になる。
4:燃料タンク、41:給油口、42:プレート部材、421:開口部、422:ボルト孔、43:平面部、5a,5b:セパレータ装置、51a,51b:ゲージプレート、511:下側プレート、512a,512b:上側プレート、513:通気孔、514:通し孔(リード線)、515:通し孔(アース線)、516:通し孔(ボルト)、517:開口部(下側プレート)、53a,53b:セパレータロア、531:区画板、532:支持部、533:通気孔、534:通し孔(リード線、アース線)、54a,54b:シール部材、541:開口部、542:切欠き(凹部)、55:シール部材(Oリング)、56:カバー、561:開口部、562:リブ、564:切欠き、6:燃料ゲージ、61:ブラケット、62:アーム、63:フロート、64:センサ、65:リード線、66:アース線、7a,7b:セパレータアッパー、701:ロア室、702:アッパー室、71a,71b:取付部、712:切欠き(凹部)、72a,72b:セパレータ、721:開口部、723:接続部、724a,724b:セパレータロア係合部、725:シール部材係合部、726:通し孔(リード線)、727:通し孔(アース線)、73:リップ、8:ボルト

Claims (5)

  1. 燃料タンク内の燃料の残量を計測する燃料ゲージと、キャニスターへ液体の状態の燃料が流入することを防止するセパレータと、を有し、前記燃料タンクの上面に設けられ内部に連通する開口部が形成される座面に取り付けられる燃料ゲージ付きセパレータ装置であって、
    燃料蒸気が通過可能な通気孔が形成され前記座面に取り付けられるプレート部材を有し、
    前記燃料ゲージは前記プレート部材の下面に配置され、
    前記セパレータは前記プレート部材の上面に配置され、
    前記燃料ゲージと前記セパレータと前記プレート部材とは一体に共締め固定され、
    前記セパレータの内部と前記燃料タンクの内部とは、前記通気孔を介して連通していることを特徴とする燃料ゲージ付きセパレータ装置。
  2. 前記プレート部材は金属から形成され、
    前記セパレータのカバーは、樹脂材料からなり、上面視において前記プレート部材の一側寄りに偏倚した位置に形成され、
    前記燃料ゲージから引き出されるリード線は、上面視において前記セパレータのカバーが設けられる側とは反対側の一側に偏倚した位置において前記プレート部材にかしめられて固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料ゲージ付きセパレータ装置。
  3. 前記プレート部材と前記セパレータとの間に介在するシール部材と、
    金属からなり、前記セパレータの取付部の上側に配置されるカバーと、
    をさらに有し、
    前記セパレータのカバーの下面には、前記セパレータに形成される開口部の全周を囲む凸状のリップが形成され、
    前記セパレータのカバーが前記カバーと共締めされることによって、前記リップが前記シール部材に押し付けられる
    ことを特徴とする請求項2に記載の燃料ゲージ付きセパレータ装置。
  4. 前記セパレータのカバーは金属から形成され、
    前記セパレータの内部には、ロア室とアッパー室とが上下方向に直線的に並ぶように形成され、
    前記燃料ゲージから引き出されるリード線は、前記セパレータのカバーにかしめられて固定されることを特徴とする請求項1に記載の燃料ゲージ付きセパレータ装置。
  5. 前記セパレータの内部には、前記ロア室と前記アッパー室とに区画する区画板が設けられ、
    前記区画板には、前記リード線を挿通する通し孔と、前記通し孔とは別に前記ロア室と前記アッパー室とを燃料蒸気が通過可能に連通する通気孔が形成され、
    前記リード線は、前記セパレータの内部を通って前記セパレータの外部に引き出されることを特徴とする請求項4に記載の燃料ゲージ付きセパレータ装置。
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