JP5771651B2 - ブリーザ機構付燃料キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、燃料キャップの改良に関する。
燃料注入口を塞ぐ燃料キャップのなかには、燃料タンク内と大気の間を通気するブリーザ機構を備えたものが知られている(例えば、特許文献1(図4)参照。)。
特許文献1の図4に示すように、ブリーザ機構付燃料キャップ(6)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)に、ブリーザー孔(20)と、このブリーザー孔(20)に設けられる第1ブリーザー弁(13)とが設けられる。燃料タンクが水平姿勢から所定角度まで傾いたときまでは、ブリーザー孔(20)は開き、燃料タンクが所定角度以上傾いたときに、第1ブリーザー弁(13)がブリーザー孔(20)を塞ぎ、燃料タンク内と大気の間の連通を遮断する。
また、ブリーザ機構付燃料キャップ(6)に、排気孔(24)と、この排気孔(24)に、第2ブリーザー弁(14)とが設けられる。第2ブリーザー弁(14)は、燃料タンクの内圧が所定値以上になったときに、燃料蒸気を排気する。
特許文献1は、音鳴き現象を解消することを目的とする発明である。すなわち、第2ブリーザー弁(14)が閉から開に切替わるときに、排気音、いわゆる、音鳴きが発生するが、特許文献1では、通常、第1ブリーザー弁(13)は開いたままであるため、音鳴きは発生し難い。
ところが、ブリーザー孔(20)は、通常、開放されているため、燃料タンク内の燃料蒸気は、ブリーザー孔(20)から、大気に放出されることが多く、環境負荷の点で改良の余地があった。
特開平5−246367公報
本発明は、ブリーザ弁を備えた燃料キャップにおいて、ブリーザ弁及び通路で生ずる音鳴きの発生を防止でき、且つ、環境への負荷を低減し、加えてコストも低減することができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、燃料タンクの給油口を開閉自在に塞ぐキャップであり、燃料タンクの内部と大気とを連通するブリーザ通路を備えているブリーザ機構付燃料キャップにおいて、ブリーザ機構は、燃料タンクの内圧を所定の圧力まで保持することができるばねを有するバルブであって、ブリーザ通路に、ブリーザ機構と、消音機構としてのレゾネータ室とが備えられ、ブリーザ機構付燃料キャップは、ロアボデイと、このロアボデイの上に取付けられるアッパボデイとからなり、レゾネータ室との分岐する前のブリーザ通路は、レゾネータ室の下方でロアボデイに形成され、レゾネータ室及びレゾネータ室とブリーザ通路との分岐部は、アッパボデイに形成され、レゾネータ室と分岐する前のブリーザ通路とは、シール部材を境に上下に分離形成されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、レゾネータ室は、ブリーザ通路のバルブより大気への開放口に近い側に配置されることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、ブリーザ機構付燃料キャップは、燃料タンクに軸部材を介して揺動可能に支持され、この軸部材は、レゾネータ室と高さ方向で重なっていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、分岐する前のブリーザ通路と分岐した後のブリーザ通路とは、シール部材に形成した凸部又は凹部によって上下に迂回する迂回形状となっていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、シール部材は、平面視で、略U字状を呈し、シール部材の車幅方向両端で、アッパボデイ又はロアボデイに取付けられることを特徴とする。
請求項に係る発明では、バルブは、正圧バルブと、負圧バルブとからなり、燃料タンク内が正圧のときは、正圧バルブを開くと共に負圧バルブを閉じ、燃料タンク内が負圧のときは、正圧バルブを閉じると共に負圧バルブを開くようにすることを特徴とする。
請求項に係る発明では、正圧バルブからブリーザ通路に向けてつながる通路を傾斜状とすることを特徴とする。
請求項に係る発明では、バルブは、鍔部と、この鍔部から高さ方向に延びている柱部と、この柱部から外方へ放射状に延びている羽根部とからなり、この羽根部は、先端が4枚以上12枚以下の羽根形状とすることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ブリーザ通路に、エアが通るときに生ずる音鳴きを解消するレゾネータ室を備える。ブリーザ通路にレゾネータ室を付設することで、ブリーザ機構にエアが通るときに、ブリーザ機構で生ずる音鳴きの発生を防止できる。
また、ブリーザ機構は、所定の圧力まで保持することができるばねを有するバルブである。このようなブリーザ弁機構であれば、燃料タンクの内圧は、所定の圧力を超えるまで保持される。これにより、所定の圧力まで燃料タンク内の蒸発燃料が燃料タンク外に放出されなくなるので、燃料の蒸発量が抑制される。従って、通常、燃料タンク内と大気との間が連通している構造の燃料キャップに比べて、燃料の蒸発量を大幅に抑えることができ、環境への負荷を低減することができる。
結果、ブリーザ機構で生ずる音鳴きの発生を防止でき、且つ、環境への負荷を低減することができるブリーザ機構を備えた燃料キャップが提供される。
さらに、分岐する前のブリーザ通路とレゾネータ室とは、シール部材を境に上下に分離形成される。シール部材を利用し、ブリーザ通路を上下に分離形成したので、ブリーザ通路の形状は簡便な形状にできる。ブリーザ通路の形状が簡便な形状になるので、ブリーザ機構付燃料キャップのコストアップが抑えられる。
請求項2に係る発明では、レゾネータ室は、バルブよりもブリーザ通路の大気への開放口に近い側に配置されている。大気への開放口に近い側にレゾネータ室が配置されているので、吸排気に伴い生ずる音が外に発散され難くなる。
請求項3に係る発明では、燃料タンクにブリーザ機構付燃料キャップを揺動可能に支持する軸部材は、レゾネータ室と高さ方向で重なっている。軸部材とレゾネータ室とを高さ方向で重ねたので、ブリーザ機構付燃料キャップの高さを抑制することができる。結果、ブリーザ機構付燃料キャップの小型化を図ることができる。
請求項に係る発明では、分岐する前後のブリーザ通路は、凸部又は凹部によって上下に迂回する迂回形状となっている。凸部又は凹部によって、ブリーザ通路を複雑な迷路形状としたので、消音効果が得られ易くなる。加えて、迂回形状は、シール部材に形成した凸部又は凹部を利用したので、迂回形状を容易に形成することができる。
請求項に係る発明では、シール部材の車幅方向両端にて、シール部材は、アッパボデイ又はロアボデイに取付けられる。シール部材が、その両端で取付けられれば、シール部材の両端以外で取付けられている場合に比べ、車幅方向でシール部材の取付精度が高められる。
また、シール部材の略U字状に沿ってブリーザ通路を設けることで、ブリーザ通路を長くできる。ブリーザ通路が長くなれば、その分、ブリーザ通路の一端に備えられるブリーザ機構から大気側開放口までの距離をかせぐことができ、音鳴きを一層発生し難くできる。
請求項に係る発明では、バルブは、正圧バルブと、負圧バルブとからなる。ブリーザ通路に、正圧バルブと負圧バルブとが備えられる場合、音鳴きは大きな課題となる。
本発明では、レゾネータ室を付設したブリーザ通路に、正圧バルブが備えられる。燃料タンクの内圧が高く、正圧バルブが開放されるときに、正圧バルブから出る圧力波がレゾネータ室から出る圧力波と共鳴することで、音鳴きの発生を抑制できる。
請求項に係る発明では、正圧バルブからブリーザ通路に向けてつながる通路を傾斜状にした。この通路を傾斜状にすることで、正圧バルブからブリーザ通路への急激な断面積変化を少なくし、音鳴きの発生を防ぐことができる。
請求項に係る発明では、バルブは、先端が4枚以上12枚以下の羽根形状である。
バルブの先端が4枚未満と少ない羽根形状の場合には、バルブは、通路を流れる気体の影響を受け易い。同様に、13枚以上と多い羽根形状の場合も、通路を流れる気体の影響を受け易い。気体の影響を受け易いと、バルブ自体に振動が発生し易い。
この点、本発明では、バルブは、先端が4枚以上12枚以下の羽根形状とした。この場合に、バルブの軸方向に沿って均等にバルブに力がかかるので、バルブの姿勢が安定し、バルブ自体に振動が発生し難くなる。すなわち、羽根形状を4〜12枚に設定することで、バルブの振動を起き難くすることができる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 本発明に係る自動二輪車の平面図である。 図2において、燃料キャップ及びその周辺部を説明する平面図である。 図3の4−4線断面図である。 図3の5−5線断面図ある。 ロアボデイに形成したブリーザ通路をシール部材で覆うことを説明する平面図である。 ロアボデイに形成したブリーザ通路をシール部材で覆うことを説明する分解斜視図である。 図6の8−8線断面図(ブリーザ通路の展開図)である。 正圧バルブからブリーザ通路に向けて繋がる通路が傾斜状に形成されることを示す断面図である。 バルブ駒の側面図である。 図10の別実施例図である。 図11の変形例図である。 図8のバルブ支持ばねのセット座面に係る変形例図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、前輪13を操向自在に支持するヘッドパイプ11と、このヘッドパイプ11から車幅方向左右に分岐して車両後方へ延びてエンジン15を支持すると共に燃料タンク16が取付けられる左右一対のメインフレーム12L、12R(図手前側の符号12Lのみ示す。)と、これらの左右一対のメインフレーム12L、12Rの後部に形成されリヤスイングアーム17及び後輪14を揺動自在に支持するピボット部18と、左右一対のメインフレーム12L、12Rの後部上部から車両後上方へ延びて運転者シート21、同乗者シート22及びナンバープレートステー23を支持するリヤフレーム24とを有する鞍乗り型車両である。
車体フレーム20は、ヘッドパイプ11と、このヘッドパイプ11から後方左右に延びる左右一対のメインフレーム12L、12Rと、左右一対のメインフレーム12L、12Rから後方へ延びるリヤフレーム24とからなる。ヘッドパイプ11に、前輪13を操向するハンドル26が回動自在に取付けられ、このハンドル26から斜め前下方へフロントフォーク27が一体的に延びており、このフロントフォーク27の下端に前輪13が回転自在に取付けられる。
エンジン15は、クランクケース31と、このクランクケース31からこの順に前上方に延びているシリンダブロック32及びシリンダヘッド33と、クランクケース31の底部から下方へ延びるオイルパン34と、シリンダヘッド33の上方に設けられる吸気系35と、シリンダブロック32及びシリンダヘッド33の前方で前輪13の後方に立設されるラジエータユニット36とを主要素とする。エンジン15の吸気系35の構成要素であるエアクリーナ40は、左右一対のメインフレーム12L、12R間に設けられている。
このようなエンジン15は、左右のメインフレーム12L、12Rの下端41L、41R(図手前側の符号41Lのみ示す。)と左右のメインフレーム12L、12Rの後端42L、42R(図手前側の符号42Lのみ示す。)によって支持される。詳細には、左右のメインフレーム12L、12Rの下端41L、41Rは、車幅方向に延びる第1締結ボルト43、43(図手前側の符号43のみ示す。)を介してエンジン15を支持し、左右のメインフレーム12L、12Rの後端42L、42Rは、ヘッドパイプ11の軸方向に平行に延びる第2締結ボルト44、44(図手前側の符号44のみ示す。)を介してエンジン15を支持している。
次に、車体カバー50について説明する。車体カバー50は、車両前部を覆いヘッドライト51が設けられているアッパカウル52と、このアッパカウル52の下端から下方及び後方へ延びておりエンジン15の側方を覆う左右のフロントカウル53L、53R(図手前側の符号53Lのみ示す。)と、左右のフロントカウル53L、53Rの下部から後方へ延びてエンジン15の下部を覆うアンダカウル54と、車両後部に設けられ同乗者シート22の側方を覆うリヤカウル55L、55R(図手前側の符号55Lのみ示す。)とからなる。フロントフォーク27には、前輪13の泥をよけるフロントフェンダ56が設けられている。
図2に示すように、ヘッドパイプ11の前方にアッパカウル52が配置され、ヘッドパイプ11の後方に燃料タンク16が配置され、この燃料タンク16の後方に連続するように運転者シート21が配置され、この運転者シート21の後方に連続するように同乗者シート22が配置されている。燃料タンク16の長手方向で前部の上面には、燃料タンク16の給油口16a(図4参照)を開閉自在に塞ぐキャップ60が設けられている。
同乗者シート22の右側方には、エンジン15の排気系45に備えられる消音器46が配置される。アッパカウル52に左右の後方確認用ミラー47L、47Rが取付けられている。リヤフレーム24に左右の後方ウインカ48L、48Rが取付けられている。
図3に示すように、燃料タンク16の上面に、5つの6角穴付きボルト61を介して給油口の周囲を囲うキャップリング62が取付けられ、このキャップリング62に平面視で円形状を呈し給油口16a(図1参照)を開閉可能に塞ぐ燃料キャップ60が設けられている。燃料キャップ60の上面中心には、キーシリンダ63(図4参照)の鍵穴を開閉可能に覆うキーシリンダカバー64が設けられている。
次の図4〜5では、燃料キャップ60の詳細な構造等について説明する。
図4に示すように、燃料タンク16の側に取付けられているキャップリング62に、軸部材65を介して燃料キャップ60(ブリーザ機構付燃料キャップ60)が回動可能に支持されている。図中、燃料キャップ60は、給油口16aを塞ぐ位置にある。
燃料キャップ60は、鍵が差し込まれるキーシリンダ63を一体的に備えたロアボデイ71と、このロアボデイ71に上方から取付けられるアッパボデイ72とからなる。ロアボデイ71とアッパボデイ72との間に、シール部材73が介在される。
ロアボデイ71に、燃料キャップ60を閉めたときに給油口16aに当接するキャップシール74が取付けられ、このキャップシール74をロアボデイ71に保持するリング状の保持部材75がキャップシール74の外周近傍に挿嵌される。
次に、通気用のブリーザ系統について説明する。燃料キャップ60のロアボデイ71の端部に大気への開放口となるブリーザ孔77が設けられる。ブリーザ孔77は、ブリーザ通路80に連通している。キャップリング62のシールホルダ79には、ブリーザシール78が設けられる。ブリーザシール78は、燃料キャップ60を閉じたときに、ブリーザ孔77に当接する位置に配置され大気側と連通可能であり、弾性部材で形成される。
アッパボデイ72に、キーシリンダ63の上面63aが露出され、この上面63aに上方から図示せぬ鍵を挿入できるロック穴83(図6参照)が設けられ、このロック穴83を開閉可能に塞ぐキーシリンダカバー64がピン84を介して取付けられている。ロック穴83(図6参照)とは、上方から図示せぬ鍵が挿入され、この鍵を回動させ、燃料タンク16に対し燃料キャップ60をロック又はアンロックするための穴である。ロアボデイ71の下部とキーシリンダ63との間にシリンダシール67が介在され、ロアボデイ71の上端周囲とキーシリンダ63との間にダストシール68が介在される。
図5に示すように、燃料キャップ60は、燃料タンク内外で所定の圧力差が生じたときに、この圧力差を解消するように開放し通気を可能にする2つのバルブを有している。これらの2つのバルブは、空間としての正圧バルブ室93に設けられる正圧バルブ91と、空間としての負圧バルブ室94に設けられる負圧バルブ92とからなる。
正圧バルブ91は、燃料タンク16の内側の圧力が大気の圧力よりも所定値以上上昇したときに燃料タンク内の圧力によって作動し、燃料タンク16内の気体を大気に開放するものである。負圧バルブ92は、大気の圧力が燃料タンク16の内側の圧力よりも所定値以上下降したときに大気圧によって作動し、大気を燃料タンク16内に導くものである。
正圧バルブ91と負圧バルブ92は、各々、ロアボデイ71に形成した正圧バルブ室93と負圧バルブ室94とに設けられている。ロアボデイ71の下面に、負圧バルブ92を支持する板状のバルブカバー96がねじ部材97を介して取付けられる。
正圧バルブ91は、正圧バルブ室93に開けた第1孔101に上方から挿入・セットされ、この第1孔101を開閉可能にする第1バルブ駒103及び第1バルブシール105と、前記第1バルブ駒103とシール部材73から下方に突出され係合突出部114との間に介在され、通常は燃料タンク16の外側から第1孔101を塞ぐように第1バルブ駒103を押圧する第1ばね111とからなる。ブリーザ機構120のうちの正圧バルブ91は、燃料タンク16の内圧を所定の圧力まで保持することができる第1ばね111を有している。
係合突出部114は、シール部材73の下面73bから下方へ突出する円柱状のベース部115と、このベース部115から、ベース部115よりも小さな外径で下方へ突出し第1ばね111が係合する円柱状の係合部116とからなる。係合部116の根元にてベース部115に、第1ばね111の伸縮方向に直角な当接面117が形成される。
負圧バルブ92は、負圧バルブ室94に開けた第2孔102に下方から挿入・セットされこの第2孔102を開閉可能にする第2バルブ駒104及び第2バルブシール106と、前記第2バルブ駒104とバルブカバー96との間に介在され、燃料タンク16の内側から第2孔102を塞ぐように第2バルブ駒104を押圧する第2ばね112とからなる。バルブカバー96に、第2ばね112を位置決めするばね位置決め突出部119が形成されている。
負圧バルブ室94の上方にて第2孔102の上方には、正圧バルブ室93と連通する連通空間118が形成される。この連通空間118は、図想像線aで示されるように、容積を変化させることで、レゾネータ室81で共鳴作用を効果的に発生させることができる。
次の図6〜8では、燃料キャップ60内に形成され燃料タンク16の内部と外部とを連通するブリーザ通路80およびその周辺部の詳細な構造について説明する。
図6は、図5においてアッパボデイ72を取り外したときの平面図であり、図7は、図6の分解斜視図である。
図6〜7に示すように、ロアボデイ71の上面71aに、平面視で、略U字状を呈し溝状に形成されるブリーザ通路80が形成され、このブリーザ通路80を覆うように、上方からシール部材73が取付けられている。すなわち、ブリーザ通路80は、シール部材73で覆われる。略U字状のブリーザ通路80の形状に合わせ、シール部材73は、平面視で、略U字状に形成される。
シール部材73は、その車幅方向両端で、ロアボデイ71側に付設されている締結部122を介してロアボデイ71に取付けられる。なお、本実施例では、シール部材73はロアボデイ71に取付けられているが、アッパボデイ72に取付けるようにすることは差し支えない。
次に、ブリーザ通路80及びレゾネータ室81等について詳細に説明する。
図8に示すように、ロアボデイ71において、ブリーザ通路80の一端に、正圧バルブ91と負圧バルブ92とからなるブリーザ機構120が備えられている。ブリーザ機構120から延びているブリーザ通路80は、ロアボデイ71とシール部材73との間に形成されると共に、シール部材73とアッパボデイ72との間にも形成される。シール部材73とアッパボデイ72との間には、ブリーザ通路80から分岐した消音機構としてのレゾネータ室81が形成される。レゾネータ室81は、その一部がブリーザ通路80
を兼ねている。
詳細には、第1バルブ(正圧バルブ91)の第1孔101と第2バルブ(負圧バルブ92)の第2孔102とから、第1ブリーザ通路85が延びており、この第1ブリーザ通路85の他端側に、第1連通孔125及び第2連通孔126とが設けられ、第2連通孔126の先に第2ブリーザ通路86が設けられ、この第2ブリーザ通路86にブリーザ孔77が設けられている。第1連通孔125の先には、レゾネータ室81が設けられている。このレゾネータ室81は、シール部材73とアッパボデイ72の間に形成されている。
レゾネータ室81と分岐する前のブリーザ通路(第1ブリーザ通路85)は、レゾネータ室81の下方でロアボデイ71に形成されている。詳細には、第1ブリーザ通路85は、ロアボデイ71とシール部材73の下面73bと、この下面73bから下方に突出されロアボデイ71の溝底部127に当接する凸部128との間に形成されている。凸部128は、第1連通孔125及び第2連通孔126との間にてシール部材73から下方に突出している。
レゾネータ室81及びこのレゾネータ室81へブリーザ通路80から分岐する分岐部129は、レゾネータ室81と同じ高さでアッパボデイ72に形成される。また、レゾネータ室81と分岐した後のブリーザ通路(第2ブリーザ通路86)は、レゾネータ室81の下方でロアボデイ71に形成されている。すなわち、分岐する前のブリーザ通路(第1ブリーザ通路85)と分岐した後のブリーザ通路(第2ブリーザ通路86)とは、シール部材73に形成した凸部128によって上下に迂回する迂回形状となっている。
次に、正圧バルブからブリーザ通路に向けて繋がる通路の形状について説明する。
図9に示すように、正圧バルブ91からブリーザ通路80に向けてつながる通路138を傾斜状に形成した。具体的には、ロアボデイ71に主に形成される正圧バルブ室93の第1孔101から延びてブリーザ通路80に向けてつながる部分を傾斜壁139とすることで通路138を傾斜状にした。
図4に戻り、燃料タンク16とブリーザ機構付燃料キャップ60との間に備えられ、燃料タンク16にブリーザ機構付燃料キャップ60を揺動可能に支持する軸部材65は、レゾネータ室81と高さ方向で重なる位置に配置されている。
次に、バルブの構成要素としての第1バルブ駒103の構造について説明する。
図10に示すように、第1バルブ駒103は、ばね111(図8参照)に係合されると共に押圧される鍔部131と、この鍔部131から高さ方向に延びている柱部132と、この柱部132の前端部に形成される羽根部133とからなる。バルブ(バルブ駒103)は、先端が8枚の羽根形状となっている。
本実施例では、先端の羽根の枚数は8枚であるが、4枚以上12枚以下の羽根形状であれば好ましい。なお、上記枚数に限定されず任意の枚数に設定可能である。
なお、第2バルブ駒の構造は、説明した第1バルブ駒の構造と同様なものであり、説明を省略する。
以上に述べたブリーザ機構付燃料キャップの作用を次に述べる。
図8に戻り、正圧バルブ燃料タンク16の内側が正圧であって、その正圧が所定値以上になったとき、タンク内の圧力によって正圧バルブ91が第1ばね111の力に抗するように押圧され、正圧バルブ91が開かれ、燃料タンク内の燃料蒸気を燃料タンク16外に出すことで燃料タンク16内の圧力を下げることができる。
一方、燃料タンク16内が負圧であって、その負圧が所定値以上になったとき、大気圧によって負圧バルブ92が第2ばね112の力に抗するように押圧され、負圧バルブ92を開き、燃料タンク16の外側の空気(大気)を燃料タンク16内に取り入れることで、燃料タンク16内の圧力を上げることができる。このように、燃料タンク16の内外の圧力差を調整する正圧バルブ91及び負圧バルブ92を備えている。
ブリーザ機構120は、所定の圧力まで保持することができるばね111、112を有するバルブ90である。バルブ90は、正圧バルブ91と、負圧バルブ92とからなる。ブリーザ通路80に、正圧バルブ91と負圧バルブ92とが備えられる場合、特に、バルブ90及びこれらのバルブ90から延びるブリーザ通路80の形状によっては、音鳴きは大きな課題となる。
本発明では、正圧バルブ91と負圧バルブ92とが備えられている燃料キャップ60において、正圧バルブ91と負圧バルブ92とから延びるブリーザ通路80に、エアが通るときに生ずる音鳴きを解消するレゾネータ室81を付設した。このレゾネータ室81によって、燃料タンク16の内圧が高く、正圧バルブ91が開放されるときに、燃料タンク16の圧力波がレゾネータ室81から出る圧力波と共鳴することで、吸排気音(音鳴き)の発生を抑制できる。
さらに、正圧バルブ91と負圧バルブ92とを備えるブリーザ機構120であれば、燃料タンク16の内圧は、所定の圧力を超えるまで保持される。これにより、所定の圧力まで燃料タンク16内の燃料の蒸発が抑制される。結果、通常、燃料タンク内と大気との間が連通している構造の燃料キャップに比べて、燃料の蒸発量を大幅に抑えることができ、環境への負荷を低減することができる。
ブリーザ機構120は、ブリーザ通路80の一端に備えられ、このブリーザ通路80の途中に、レゾネータ室81が備えられている。すなわち、レゾネータ室81は、ブリーザ通路80の大気側開放口(ブリーザ孔77)に近い側に配置されている。大気側開放口(ブリーザ孔77)から遠い側にレゾネータ室81が配置される場合に比べ、大気側開放口(ブリーザ孔77)に近い側にレゾネータ室81が配置される場合の方が音鳴きが発散され難くなる。この結果、吸排気音を一層発生し難くできる。
さらに、分岐する前のブリーザ通路(第1ブリーザ通路85)とレゾネータ室81とは、シール部材73を境に上下に分離形成される。シール部材73を利用し、ブリーザ通路(第1ブリーザ通路85)とレゾネータ室81とを上下に分離形成したので、第1ブリーザ通路85の形状を簡便な形状にすることができる。第1ブリーザ通路85の形状が簡便な形状になるので、ブリーザ機構付燃料キャップ60のコストアップが抑えられる。
さらにまた、分岐する前後のブリーザ通路80は、凸部128によって上下に迂回する迂回形状となっている。凸部128によって、ブリーザ通路80を複雑な迷路形状としたので、消音効果が得られ易くできる。加えて、迂回形状は、シール部材73に形成した凸部128を利用したので、迂回形状を容易に形成することができる。
図9を参照し、正圧バルブ91からブリーザ通路80に向けてつながる通路138を傾斜状にした。この通路138を傾斜状にすることで、通路138の急激な断面積変化を少なくし、音鳴きの発生を防ぐことができる。
なお、本実施例では、ブリーザ通路80に凸部128を設けたが、凸部に限定されることなく、例えば、凹部を設けることで複雑な形状とすることは差し支えない。
図6に戻り、シール部材73の車幅方向両端にて、シール部材73は、ロアボデイ71に取付けられる。シール部材73の両端で取付けられれば、シール部材73の両端以外で取付けられている場合に比べ、車幅方向でシール部材73の取付精度が高められる。また、シール部材73の略U字状に沿ってブリーザ通路80を設けることで、ブリーザ通路80を長くできる。ブリーザ通路80が長くなれば、その分、ブリーザ通路80の一端80aに備えられるブリーザ機構120から大気側開放口(ブリーザ孔77)までの距離が長くなり、音鳴きが外方に漏れに難くなる。
図10に戻り、バルブ(バルブ駒103)は、先端が4枚以上12枚以下の羽根形状である。
バルブ駒の先端が4枚未満と少ない羽根形状の場合には、バルブは、通路を流れる気体の影響を受け易い。同様に、13枚以上と多い羽根形状の場合も、通路を流れる気体の影響を受け易い。気体の影響を受け易いと、バルブ自体に振動が発生し易い。
この点、本発明では、バルブ(バルブ駒103)は、先端が4枚以上12枚以下の羽根形状とした。この場合に、バルブ(バルブ駒103)の軸方向に沿って均等にバルブ(バルブ駒103)に力がかかるので、バルブ(バルブ駒103)の姿勢が安定し、バルブ自体に振動が発生し難くなる。すなわち、羽根形状を4〜12枚に設定することで、バルブ(バルブ駒103)の振動を起き難くすることができる。
図4に戻り、燃料タンク16にブリーザ機構付燃料キャップ60を揺動可能に支持する軸部材65は、レゾネータ室81と高さ方向で重なっている。軸部材65とレゾネータ室81とを高さ方向で重ねたので、ブリーザ機構付燃料キャップ60の高さを抑制できる。結果、ブリーザ機構付燃料キャップ60の小型化を図ることができる。
次の図11〜12では、バルブの形状を変更することで、音鳴きの発生を抑制するバルブ構造について説明する。
図11に示すように、第1バルブ駒103Bは、ばね111(図8参照)に係合されると共に押圧される鍔部131と、この鍔部131から高さ方向に延びている柱部132と、この柱部132の前端部に形成される羽根部133Bとからなる。実施例と異なる点は、図9の先端部に、更に、4枚の羽根を追加した羽根部134を延ばした点にある。その他、実施例と大きく異なる点はなく説明を省略する。
図12に示すように、第1バルブ駒103Cは、鍔部131と、この鍔部131から高さ方向に延びている柱部132と、この柱部132の前端部に形成される羽根部133Cとからなる。実施例と異なる点は、先端の羽根の枚数を4枚とした点にある。その他、実施例と大きく異なる点はなく説明を省略する。
なお、図11〜12において、第2バルブ駒の構造は、説明した第1バルブ駒の構造と同様なものであり、説明を省略する。
次に、バルブを保持するばねの支持構造を変更することで、音鳴きの発生を抑制する点について説明する。
図13に示すように、係合突出部114は、円柱状のベース部115と、このベース部115から、より小さな外径で下方へ突出する円柱状の係合部116とからなる。係合部116の根元にてベース部115に、第1ばね111の伸縮方向に直角な面としての当接面117が形成される。実施例と大きく異なる点は、当接面117の一部に追加肉136を付加した点にあり、その他、大きく異なる点はない。
当接面117に追加肉136を設け、第1ばね111が当接する当接面117を傾斜させたので、第1バルブ駒103の半径方向の変位を減らすことができ、バルブ駒103の振動を減少させることができる。
また、本発明では、シール部材を用いたレゾネータ室について、実施例で説明したが、例えば、シール部材に開けた連通孔を塞ぐ一方で、ブリーザ通路を塞いている凸部を取り除き、単純に、ブリーザ通路上をシール部材で覆う構造とすれば、シール部材を振動させることで、いわゆる、音鳴きを防止することもできる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明は、ブリーザ機構付燃料キャップが備えられている車両に好適である。
16…燃料タンク、16a…給油口、60…キャップ、65…軸部材、71…ロアボデイ、72…アッパボデイ、73…シール部材、77…大気への開放口(ブリーザ孔)、80…ブリーザ通路、81…レゾネータ室、90…バルブ、91…正圧バルブ、92…負圧バルブ、120…ブリーザ機構、128…凸部、129…分岐部、138…通路、139…傾斜状(傾斜壁)。

Claims (8)

  1. 燃料タンク(16)の給油口(16a)を開閉自在に塞ぐキャップ(60)であり、前記燃料タンク(16)の内部と大気とを連通するブリーザ通路(80)を備えているブリーザ機構付燃料キャップにおいて、
    前記ブリーザ機構(120)は、前記燃料タンク(16)の内圧を所定の圧力まで保持することができるばねを有するバルブ(90)であって、
    前記ブリーザ通路(80)に、前記ブリーザ機構(120)と、消音機構としてのレゾネータ室(81)とが備えられ
    前記ブリーザ機構付燃料キャップは、ロアボデイ(71)と、このロアボデイ(71)の上に取付けられるアッパボデイ(72)とからなり、
    前記レゾネータ室(81)との分岐する前の前記ブリーザ通路(80)は、前記レゾネータ室(81)の下方で前記ロアボデイ(71)に形成され、
    前記レゾネータ室(81)及び前記レゾネータ室(81)と前記ブリーザ通路(80)との分岐部(129)は、前記アッパボデイ(72)に形成され、
    前記レゾネータ室(81)と前記分岐する前の前記ブリーザ通路(80)とは、シール部材(73)を境に上下に分離形成されていることを特徴とするブリーザ機構付燃料キャップ。
  2. 前記レゾネータ室(81)は、前記ブリーザ通路(80)の前記バルブ(90)より前記大気への開放口(77)に近い側に配置されることを特徴とする請求項1記載のブリーザ機構付燃料キャップ。
  3. 前記ブリーザ機構付燃料キャップは、前記燃料タンク(16)に軸部材(65)を介して揺動可能に支持され、この軸部材(65)は、前記レゾネータ室(81)と高さ方向で重なっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のブリーザ機構付燃料キャップ
  4. 分岐する前の前記ブリーザ通路(80)と分岐した後の前記ブリーザ通路(80)とは、前記シール部材(73)に形成した凸部(128)又は凹部によって上下に迂回する迂回形状となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のブリーザ機構付燃料キャップ。
  5. 前記シール部材(73)は、平面視で、略U字状を呈し、前記シール部材(73)の車幅方向両端で、前記アッパボデイ(72)又は前記ロアボデイ(71)に取付けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のブリーザ機構付燃料キャップ。
  6. 前記バルブ(90)は、正圧バルブ(91)と、負圧バルブ(92)とからなり、
    前記燃料タンク(16)内が正圧のときは、前記正圧バルブ(91)を開くと共に前記負圧バルブ(92)を閉じ、
    前記燃料タンク(16)内が負圧のときは、前記正圧バルブ(91)を閉じると共に前記負圧バルブ(92)を開くようにすることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載のブリーザ機構付燃料キャップ。
  7. 前記正圧バルブ(91)から前記ブリーザ通路(80)に向けてつながる通路(138)を傾斜状(139)とすることを特徴とする請求項記載のブリーザ機構付燃料キャップ。
  8. 前記バルブ(90)は、鍔部(131)と、この鍔部(131)から高さ方向に延びている柱部(132)と、この柱部(132)から外方へ放射状に延びている羽根部(133、133B、133C)とからなり、この羽根部(133、133B、133C)は、先端が4枚以上12枚以下の羽根形状とすることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載のブリーザ機構付燃料キャップ。
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