JP2013241856A - 鞍乗型車両のマフラー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マフラー本体への第1プロテクタと第2プロテクタの取付け作業が容易なマフラー装置を提供する。
【解決手段】マフラー本体35に適用される防熱用プロテクタであって、前記マフラー本体35の外側面を覆う第1プロテクタ70と、該第1プロテクタの外側面に配置される第2プロテクタ80とを備え、前記第1プロテクタ70と第2プロテクタ80は共締めで前記マフラー本体35に取付けられる鞍乗型車両のマフラー装置30において、前記第1プロテクタ70は前記第2プロテクタ80よりも大きく形成されると共に、前記第2プロテクタ80の外周形状に沿って当該第2プロテクタを囲繞する面積の大きい凹部71を備え、前記第2プロテクタ80は、その外周縁81が前記面積の大きい凹部71の内周壁に所定間隔を保って近接し前記凹部71内に没入して配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、鞍乗型車両のマフラー装置に関するものである。
従来の鞍乗型車両のマフラー装置として、マフラー本体の外側面を覆う第1プロテクタと、第1プロテクタの下部を外側方から覆う第2プロテクタとを備えるものが知られている。この従来技術では、第1プロテクタと第2プロテクタとを、共締めによってマフラー本体に設けられたブラケットへ取付ける構成である。この構成では、締結部品の部品点数を削減することは可能である。しかしながら、前記構成では、共締めであるが故に、第1及び第2プロテクタをマフラー本体のブラケットへ取付ける際に、各プロテクタに形成される共通の締結孔が所定の位置からずれないように、各プロテクタを押さえながら取付けなければならないので、取付け作業が難しくなっていた。又前記従来技術では、第1及び第2プロテクタをグロメットを介して予め小組状態として作業を行なうことも可能であるが、グロメットを取付ける際においても、各プロテクタに形成される共通の締結孔が所定の位置からずれないように、各プロテクタを押さえながらグロメットの取付け作業をすることになるので、作業能率が低下していた(例えば、特許文献1参照。)。
特許第4700586号公報
マフラー本体への第1プロテクタと第2プロテクタの取付け作業が容易なマフラー装置を提供する。
本発明は上記課題を解決したものであって、請求項1に記載の発明は、
内燃機関(8)から延びる排気管(23)に接続されるマフラー本体(35)に適用される防熱用プロテクタであって、前記マフラー本体(35)の外側面を覆う第1プロテクタ(70)と、該第1プロテクタ(70)の外側面に配置される第2プロテクタ(80)とを備え、前記第1プロテクタ(70)と第2プロテクタ(80)は共締めで前記マフラー本体(35)に取付けられる鞍乗型車両のマフラー装置(30)において、
前記第1プロテクタ(70)は、前記第2プロテクタ(80)よりも大きく形成されると共に、前記第2プロテクタ(80)の外周形状に沿って当該第2プロテクタ(80)を囲繞する第1の凹部(71)を備え、
前記第1プロテクタ(70)及び第2プロテクタ(80)を前記マフラー本体(35)に取付けた状態で、前記第2プロテクタ(80)は、その外周縁(81)が、前記第1の凹部(71)の内周壁(72)に所定間隔(s)を保って近接し、前記第1の凹部(71)内に没入して配置されることを特徴とする鞍乗型車両のマフラー装置(30)に関するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)において、
前記第1及び第2プロテクタ(70,80)には、前記マフラー本体(35)への共締めを行なう締結孔(75,85)が形成され、前記第1及び第2プロテクタ(70,80)が前記締結孔(75,85)に挿通された弾性部材(60)を介して前記マフラー本体(35)に取付けられ、前記弾性部材(60)には、前記第1及び第2プロテクタ(70,80)を挟持するフランジ部(61)が形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は請求項1又は請求項2に記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)において、
前記マフラー本体(35)の外側面を覆う第1プロテクタ(70)の外側の面と、当該外側の面に対向する第2プロテクタ(80)の内側の面との間に、所定の空間(90)が形成されるようにして第2プロテクタ(80)が配置されることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)において、
前記プロテクタ(70,80)が前記マフラー本体(35)の外周面に沿って形成され、前記第1プロテクタ(70)の前記第1の凹部(71)の上下の内周壁(72)と該第1の凹部(71)の底壁(73)とのなす角(θ)が鋭角となるように形成されることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)において、
前記第1プロテクタ(70)の締結孔(75)の周囲には、前記第1の凹部(71)の底壁(73)からさらに凹ませた第2の凹部(74)が形成され、前記第2プロテクタ(80)の締結孔(85)の周囲には、前記第2の凹部(74)内に重なって嵌る第3の凹部(84)が形成されることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)において、
前記マフラー装置(30)を車両に取付けた状態において、前記第1プロテクタ(70)の前記第2の凹部(74)及び前記第2プロテクタ(80)の前記第3の凹部(84)のうち、少なくとも第3の凹部(84)の下部の、最低位となる部位を含む近傍に、水抜き孔(91)が形成されることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)において、
前記マフラー装置(30)を車両に取付けた状態において、前記第2プロテクタ(80)を囲繞する第1プロテクタ(70)の前記第1の凹部(71)の下部の、最低位となる部位を含む近傍に、水抜き孔(92)が形成されることを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)において、
前記第1プロテクタ(70)と第2プロテクタ(80)は樹脂製の部材であって、前記締結孔(75,85)が前記プロテクタ(70,80)の前後に形成され、当該前後の締結孔(75,85)のうち、少なくとも前後何れか一方の締結孔を長孔形状としたことを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)において、
前記締結孔(75,85)は、前記プロテクタ(70,80)の前後に各々1箇所づつ形成され、前後の締結孔(75,85)のうちの前後何れか一方の締結孔のみが前記長孔形状に形成されることを特徴とするものである。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)において、
前記第2プロテクタ(80)を囲繞する第1プロテクタ(70)の前記第1の凹部(71)と前記第2プロテクタ(80)の外周縁(81)との間が非接触となるように前記第2プロテクタ(80)が配置されることを特徴とするものである。
請求項11に記載の発明は、請求項3に記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)において、
前記第2プロテクタ(80)が光の透過性を有する樹脂製の部材で構成されると共に、前記第1プロテクタ(70)の外側の面に対向する前記第2プロテクタ(80)の内側の面にのみ着色塗料が塗布されることを特徴とするものである。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)において、
前記マフラー本体(35)は、当該マフラー本体(35)内を複数の膨張室に仕切る隔壁(43,44)と、当該隔壁(43,44)に支持されると共に前記排気管(23)に接続される導入管(45)及び連通管(52,53)と、マフラー本体(35)の外側面に溶接されるプロテクタ取付け用ブラケット(55)とを備え、前記プロテクタ取付け用ブラケット(55)の前記マフラー本体(35)への溶接部(57)を、前記隔壁(43,44)に対して前後方向に離した位置にすると共に、前記プロテクタ(70,80)が締結される位置(58)を、前記溶接部(57)に対して前後方向に離した位置にしたことを特徴とするものである。
請求項1の発明において、
第1プロテクタ(70)と第2プロテクタ(80)とを共締めでマフラー本体(35)に取付けて部品点数の削減を可能としながら、共締めの際における第1プロテクタ(70)に対する第2プロテクタ(80)の位置ずれを、第1プロテクタ(70)に形成した第1の凹部(71)の内周壁によって規制することができ、第1プロテクタ(70)と第2プロテクタ(80)とを所定位置に保っておくことが容易となるので、マフラー本体(35)への第1及び第2プロテクタ(70,80)の取付けの作業性を向上させることができる。更に、第1及び第2プロテクタ(70,80)をマフラー本体(35)へ取付けた状態では、第2プロテクタ(80)の外周縁が第1プロテクタ(70)の第1の凹部(71)の内周壁に対して所定の間隔を保って近接するので、第1プロテクタ(70)と第2プロテクタ(80)の一体感を増すことができ、外観性を向上させることが出来る。
請求項2の発明において、
第1及び第2プロテクタ(70,80)を予め小組状態としておくことができ、マフラー本体(35)への取付けを容易に行なうことができる。また、弾性部材(60)を締結孔(75,85)に取付ける際に、第1及び第2プロテクタ(70,80)を所定の位置関係に保っておくことが容易となり、弾性部材(60)の取付けも容易に行なうことができる。
請求項3の発明において、
前記第1プロテクタ(70)の外側の面と第2プロテクタ(80)の内側の面との間に空間(90)を形成して断熱性を確保することができ、遮熱効果を高めることができる。
請求項4の発明において、
第1及び第2プロテクタ(70,80)がマフラー本体(35)の外周面に沿って湾曲形状となる場合であっても、第1プロテクタ(70)と第2プロテクタ(80)の相互の位置関係を明確にして正しい位置に保持し易くすることができる。
請求項5の発明において、
第1プロテクタ(70)と第2プロテクタ(80)の相互の位置関係を明確にして正しい位置に保持し易くすることができる。
請求項6の発明において、
第3の凹部(84)を締結孔(85)の周囲に形成する場合に、外部からの雨水や埃等が第3の凹部(84)内に溜まりにくくなり、排出性を向上させることができる上、外観性を良好な状態に保っておくことが出来る。
請求項7の発明において、
第1プロテクタ(70)に、第2プロテクタ(80)を囲繞する第1の凹部(71)を形成する場合に、雨水や埃が溜まりにくくなり、排出性を向上させることができる。
請求項8の発明において、
第1及び第2プロテクタ(70,80)が共に樹脂製であり、複数の締結孔(75,85)が形成される際に、長孔によって各プロテクタの寸法誤差を吸収することができ、共締めや、第2プロテクタ(80)を第1プロテクタ(70)の第1の凹部(71)内への配置を容易に行なうことができる。
請求項9の発明において、
長孔によって各々のプロテクタ(70,80)の寸法誤差を吸収することを可能としながら、長孔を必要以上に増やさないようにすることによって、プロテクタ(70,80)をマフラー本体(35)へ取付けた後において、第2プロテクタ(80)の第1プロテクタ(70)への収まり状態を良好なものとすることができ、外観性を向上させることができる。
請求項10の発明において、
第1プロテクタ(70)の外側の面と第2プロテクタ(80)の内側の面との間に入り込んだ外部からの雨水や埃の排出性を向上させることができる。また、内燃機関の振動等に対して、第1プロテクタ(70)の第1の凹部(71)と第2プロテクタ(80)の外周縁(81)とが干渉しにくくなる。
請求項11の発明において、
第2プロテクタ(80)における外部に露出する面に着色塗装がなされないので、石跳ね等の外的要因に対し、第2プロテクタ(80)の塗装面を保護することができ、良好な外観状態を維持することができる。さらに、着色塗装がなされる第2プロテクタ(80)の内側の面と、第1プロテクタ(70)の外側の面との間には空間(90)が形成されており、マフラー本体(35)に近い第1プロテクタ(70)の熱影響から塗装面が隔離されているので、塗装の劣化を低減することができる。
請求項12の発明において、
熱伝導で高温になり易い隔壁(43,44)から離した位置でプロテクタ取付けブラケット(55)を溶接し、更に、プロテクタ締結位置(58)を、前記溶接位置(57)からも離した位置とすることによって、締結部材(64)を介して伝達されるプロテクタ(70,80)への熱影響を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の後部の右面図である。 前記車両のマフラー装置の分解斜視図である。 前記マフラー装置の平面図及び断面図である。 図1に示された車両後部におけるマフラー装置とその周辺の拡大図である。 図4のV−V断面図である。 図4のVI−VI断面図である。 第1プロテクタの右面図及び断面図である。 第2プロテクタの右面図及び断面図である。 第1プロテクタの第2実施形態の右面図及び断面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車1の後部の右面図である。この車両のフレームは、前輪を軸支するフロントフォークを操向可能に支承するヘッドパイプから二手に分かれて下方へ垂下され後方に延び、その後端で後上がりに傾斜するメインフレーム2と、前記ヘッドパイプと前記メインフレーム2の後上がり部とに掛け渡されているサブフレーム3とから成っている。前記メインフレーム2は、その上部でヘルメット収納部4と燃料タンク5と乗車用シート6とを支えている。
この自動二輪車1のパワーユニット7は、内燃機関8と動力伝達装置9との一体型パワーユニットである。内燃機関8は、強制空冷式1気筒内燃機関であり、車両の左右方向の中央に位置している。動力伝達装置9は、Vベルト式無段変速機と減速ギヤ機構とからなり、内燃機関8の左側に接続され、車両1の左側で後方に至っている。車両1の後輪10は動力伝達装置9の最後部の回転軸に結合されている。このパワーユニット7は車両1のメインフレーム2に、リンク11を介して揺動自在に支持されている。動力伝達装置9の後部とメインフレーム2との間にリヤクッション12が介装されている。動力伝達装置9の上部、後輪の左側にエアクリーナ13が設けてある。エアクリーナ13にエアクリーナ連結チューブ14を介してスロットルボディ15が連結され、同スロットルボディ15は、燃料噴射装置16を備えた吸気管17を介して内燃機関8の気筒部18に接続されている。
図1には、内燃機関8とマフラー装置30が示されている。内燃機関8のクランクケース20の右側のシュラウド21の中央に空気取り入れ口22が設けられ、その内側に設けられたファンによって外気が吸引され、気筒部18の外周のシュラウド21の内側へ送られ、気筒部18が冷却される。内燃機関8の気筒部18から下方へ延びる排気管23が後方へ屈曲し、マフラー装置30に連なっている。マフラー装置30はマフラー支持部材31を介して、クランクケース20の後部に連結されて、支持されている。マフラー装置30は、パワーユニット7と共に揺動する。クランクケース20の後部、前記マフラー支持部材31の前側に、クランクケース20に挿入されているオイルレベルゲージ24の頭部が見えている。
図2は、前記マフラー装置30の分解斜視図である。マフラー装置30はマフラー本体35と、同マフラー本体35の前側上部に溶接されているマフラー支持部材31と、同本体側面に溶接されているプロテクタ取付け用ブラケット55と、これに取付けられる第1プロテクタ70および第2プロテクタ80とから成り、更にこれらを締結する部品として、グロメット60、カラー62、締結用ボルト64、及びウエルドナット59から構成されている。前記締結用ボルト64は、前記ブラケット55のプロテクタ取付け孔58の裏面に溶接されているウエルドナット59に螺合締結される。マフラー本体35の前部に排気管23が接続されている。前記プロテクタ70,80は高温のマフラー本体35が乗員の脚部に及ぼす熱影響を防ぐためのものである。
図3は、前記マフラー装置30の図である。図3(a)は平面図である。図3(a)では、マフラー本体35は、ケーシング36の上半部を除去して内部が見えるようにした図が示されている。図3(b)は、図3(a)のB−B断面図、図3(c)は、図3(a)のC−C断面図である。図3(a)では、前方,左,右の方向を矢印F,L,Rで示してある。前記矢印Fは、車両1の前方ではなく、マフラー本体35の軸線方向の前側を前方Fとして示してある。図3(b),(c)では、上方,左,右の方向を、矢印Up,L,Rで示してある。前記矢印Upは、マフラー本体35の軸線に直交する上の方を上方Upとして示してある。
図3において、マフラー装置30は、主にマフラー本体35と2枚のプロテクタ70,80とからなっている。ケーシング36の円筒部37は二重構造であり、円筒部外板38と円筒部内板39とからなっている。前記外板38と内板39の間には吸音材としてグラスウール40が充填されている。円筒部37の前端には近似円錐形の前部キャップ41が溶接され、円筒部37の後端には球面の一部で構成された後部キャップ42が溶接されている。マフラー本体35の内部は、前部隔壁43と、後部隔壁44とによって、3個の膨張室に区分され、それらは前から順に第1室C1、第2室C2、第3室C3と名付けられている。
マフラー本体35の前部キャップ41の頂部を貫通して導入管45が設けてある。導入管45は、前部接続管46、大径の触媒収容管47、後部接続管48、湾曲管49、及び直管50からなっている。前部接続管46が前部キャップ41から前方へ突出して、内燃機関8の気筒部18から延びる排気管23と結合されている。排気ガスは前部接続管46を経て触媒収容管47を通り、後部接続管48、湾曲管49、直管50を経て、第2室C2へ導入される。導入管45自体は、第1室C1、第2室C2、第3室C3を経て第2室C2に開口している。排気ガスは触媒収容管47を通過する時に、有害物質が吸収除去される。
第2室C2に放出された排気ガスは、後部隔壁44の中央部に設けられた貫通孔51を経て第3室C3へ放出される。第3室C3に放出された排気ガスは、第1連通管52を介して、後部隔壁44と前部隔壁43を通過して、第1室C1へ送られる。第1室C1へ送られた排気ガスは、第2連通管53を介して、前部隔壁43と後部隔壁44と後部キャップ42とを通過して、外気へ放出される。前記経路を排気ガスが通過して膨張収縮を行う過程で排気音が消される。
図3(a)において、マフラー本体35の右側部には、プロテクタ取付け用ブラケット55を介してプロテクタ70,80が取付けられている。前記ブラケット55は板金を折り曲げて製作されたもので、その脚56はマフラー本体35に溶接され、前記ブラケット55の前後の端部に締結用ボルト64を介して、第1プロテクタ70と第2プロテクタ80からなるプロテクタが取付けられている。
図3において、前記前部隔壁43や後部隔壁44は、導入管45や連通管52,53からの熱伝導によって高温となる。マフラー本体35の円筒部37の、これらの隔壁43,44に接している部分も高温となる。この高温が、ブラケット55や締結用ボルト64を通じてプロテクタ70,80に伝わることを出来るだけ避けるために、隔壁43,44の位置とブラケット55の溶接部57の位置は、前後方向に離してある。又、前記溶接部57の位置と同取付けブラケット55の前後のプロテクタ取付け孔58の位置も、前後方向に離してある。前記各部の互いの熱伝導の距離を大きくし、空冷の効果によって、プロテクタ70,80の温度上昇が防がれている。
図4は、図1に示された車両後部におけるマフラー装置30とその周辺の拡大図、図5は、図4のV−V断面図、図6は、図4のVI−VI断面図である。図4に示されるマフラー支持部材31は、図5、図6に示されるように、一対の板金からなるもので、下部にフランジ部32を備えている。マフラー支持部材31のフランジ部32とマフラー本体35の接触部は溶接されている。マフラー支持部材31とクランクケース20の後部は、図4に示されているように、接続ボルト33によって接続されている。
図7は、第1プロテクタ70の図であり、図7(a)は、第1プロテクタ70の右面図、図7(b)は、図7(a)のB−B断面図、図7(c)は、図7(a)のC−C断面図である。図8は、第2プロテクタ80の図であり、図8(a)は、第2プロテクタ80の右面図、図8(b)は、図8(a)のB−B断面図、図8(c)は、図8(a)のC−C断面図である。第1プロテクタ70と第2プロテクタ80は共に樹脂製の部材である。両部材共に、マフラー本体35から遠い側の面を外側の面、マフラー本体35に近い側の面を内側の面、と呼び区別する。図7(a)、図8(a)には、各プロテクタの外側の面が表示してある。
図7において、第1プロテクタ70の中央部に、外側から見て、前後方向に長く面積の大きい凹部71が設けてある。以下これを第1の凹部71と呼ぶ。これは第2プロテクタ80を間隔(s)を保って囲繞し、収容するための凹部である。前記第1の凹部71の中の前後2箇所に底面積の小さい浅い凹部74が設けてある。以下これを第2の凹部74と呼ぶ。それぞれの第2の凹部74の中央に締結孔75が設けてある。前側の締結孔75は真円であるが、後側の締結孔75は第1プロテクタ70の長手方向に長い長孔である。
図8において、第2プロテクタ80の中央部に、外側から見て、前後方向に細長い凹部82が設けられ、その中に前後方向に細長い孔83が設けてある。これは空気流通用の孔であり、第2プロテクタ80およびその内側空間の温度上昇を低減する効果がある。前記前後方向に細長い凹部82の前方と後方に、底面積の小さいやや深い凹部84が設けてある。以下これを第3の凹部84と呼ぶ。それぞれの第3の凹部84の中央に締結孔85が設けてある。前側の締結孔85は真円であるが、後側の締結孔85は、第2プロテクタ80の長手方向に長い長孔である。
前記第2プロテクタ80は、前記の第1プロテクタ70の、第1の凹部71に嵌る部材であり、図7(b),(c)及び図8(b),(c)に示されるように、第2プロテクタ80は、第1プロテクタ70の第1の凹部71の内周壁72と第2プロテクタ80の外周縁81との間に若干の間隔(s)を保って、第1プロテクタ70の第1の凹部71に嵌められている。第2プロテクタ80は、第1プロテクタ70の第1の凹部71内に没入しており、第2プロテクタ80の外周縁81の先端部は、第1プロテクタ70の内周壁72の頂部よりも、第1の凹部71の底壁73の近くに位置する。したがって、間隔(s)の隙間から雨水や埃が浸入しにくいようになっている。第2プロテクタ80を囲繞する第1プロテクタ70の第1の凹部71の内周壁72及び底壁73と、第2プロテクタ80の外周縁81の先端部との間が非接触となるように前記第2プロテクタ80が配置されているので、第1及び第2プロテクタ70,80の寸法誤差を吸収することができると共に、第1及び第2プロテクタ70,80の間に入り込んだ外部からの雨水や埃の排出性を向上させることができる。また、内燃機関の振動等に対して、第1プロテクタ(70)の第1の凹部(71)と第2プロテクタ(80)の外周縁(81)とが干渉しにくくなる。
図7(b),(c)及び図8(b),(c)において、第1プロテクタ70の外側の面と、これに対向する第2プロテクタ80の内側の面との間に、断熱空間90が形成されるようにして第2プロテクタ80が配置されている。これによって、遮熱効果を高めることができる。
図7(b),(c)において、第1プロテクタ70は、円筒状のマフラー本体35の外周面に沿って形成されているので、マフラー本体35の外周面と同様な形状で湾曲している。特に前記第1プロテクタ70の第1の凹部71の底壁73は前記のように湾曲している。第1プロテクタ70の前記第1の凹部71の上下の内周壁72は、同凹部71の底壁73に対してなす角(θ)が鋭角となるように形成されている。図では前記角(θ)は図7(b)の1箇所にのみ示され、他の部分には図示を省略されているが、第1プロテクタ70の前記第1の凹部71の上下の周壁70aが同凹部71の底壁73に対してなす角(θ)は、すべて鋭角である。これによって、第1プロテクタ70と第2プロテクタ80の位置関係が明確となり、位置関係を一層保持しやすくなる。
図7(b),(c)、図8(b),(c)において、前記第1プロテクタ70の締結孔75の周囲には、前記第2の凹部74が形成され、前記第2プロテクタ80の締結孔85の周囲には、前記第2の凹部74内に嵌る第3の凹部84が形成されている。第2プロテクタ80の第3の凹部84の底の突出側の面が、第1プロテクタの第2の凹部74の底に当接する。この状態で、両プロテクタの各締結孔の位置はほぼ重なる。これによって、第1プロテクタ70と第2プロテクタ80の相互の位置関係をより一層保持しやすくなる。
図4及び図7(a)、図8(a)において、前記第1プロテクタ70の締結孔75の周囲の第2の凹部74と、前記第2プロテクタ80の締結孔85の周囲の第3の凹部84とには、前記マフラー装置30を車両に取付けた状態における下部に、水抜き孔91が形成されている(図6も参照)。これによって、雨水や埃等が溜まりにくくなり、排出性を向上させることができる上、外観性を良好な状態に保っておくことが出来る。なお、この水抜き孔91は、第1プロテクタの第2の凹部74と第2プロテクタの第3の凹部84のうち、少なくとも第3の凹部(84)の下部の最低位となる部位を含む近傍に設けてあれば良い。
図4及び図7(a)において、前記マフラー装置30を車両に取付けた状態における、第1プロテクタ70の第1の凹部71の最低位となる部位に、水抜き孔92が形成されている(図5も参照)。これによって、第1プロテクタ70の第1の凹部71に雨水や埃が溜まりにくくなり、排出性を向上させることができる。なお、前記水抜き孔92の位置は、第1プロテクタの第1の凹部71の最低位となる部位の近傍であれば良い。
第2プロテクタ80が、光の透過性を有する樹脂製の部材で構成される場合には、第1プロテクタ70の外側の面に対向する第2プロテクタ80の内側の面にのみ着色塗料が塗布される。第2プロテクタ80の外側に露出する面に着色塗装がなされないので、石跳ね等の外的要因に対し、第2プロテクタ80の塗装面を保護することができ、良好な外観状態を維持することができる。さらに、着色塗装がなされる第2プロテクタ80の内側の面と、第1プロテクタ70の外側の面との間には断熱空間90が形成されているので、マフラー本体35からの熱影響から塗装面を離して、塗装の劣化を低減することができる。
図6に、プロテクタ70,80の取り付け方法が示されている。前記第1及び第2プロテクタ70,80には、共締めを行なう締結孔75,85(図7,図8)が形成され、前記第1及び第2プロテクタ70,80が前記締結孔75,85に挿通されたグロメット60を介して一体化される。前記グロメット60は、前記第1及び第2プロテクタ70,80を挟持するフランジ部61を両端に備えた弾性部材である(図2も参照)。これによって、第1及び第2プロテクタ70,80を予め小組状態としておくことができるので、マフラー本体35への取付けを容易に行なうことができる。また、2個のグロメット60を締結孔75,85に装着する際に、第1及び第2プロテクタ70,80を所定の位置関係に保っておくことが容易となり、2個目のグロメット60の取付けを容易に行なうことができる。
前記のグロメット60の中心孔に、外側の面から金属製のカラー62を挿入する。カラー62は筒部の一端にフランジ部63を備えており、カラー62のフランジ部63はグロメット60のフランジ部61に当接する。この状態で、カラー62の中心孔に締結用ボルト64を挿入し、第1及び第2プロテクタ70,80と一緒にブラケット55に当接させ、締結用ボルト64を取付け孔58に挿入し、ウエルドナット59に螺入して締結する。図6において、ブラケット55の取付け孔58とウエルドナット59の位置は、締結用ボルト64の中心線65が外方上向きとなるよう設定されている。締結用ボルト64の中心線65が外方上向きであるので、プロテクタ70,80の取り付け作業が容易である。
プロテクタ70,80の前側の締結孔75,85は真円であり、同前側の締結孔75,85はブラケット55の前側の取付け孔58と通常の作業で容易に一致する。プロテクタ70,80の後側の締結孔75,85は長孔としてあるので、前側を締結した後、後側を締結しようとしたとき、プロテクタ70,80の後側の締結孔75,85とブラケット55の後側の取付け孔58とが製作誤差により長手方向に若干ずれていても、ずれは吸収され、締結用ボルト64の共締めが可能である。また、長孔によって、第2プロテクタ80を第1プロテクタ70の第1の凹部71内の適正な位置へ配置することも容易となる。なお、前後の締結孔の何れを長孔としても良く、他方は真円の締結孔である。。
プロテクタ70,80の取付けにおいて、真円の締結孔75,85によって、第2プロテクタ80を第1プロテクタ70に収めて位置決めし、締結した後、長孔の締結孔75,85で最終的な締結を行う。長孔の締結孔によって各々のプロテクタ70,80の寸法誤差を吸収することが可能であり、位置決めは真円の締結孔で行われるので、プロテクタ70,80をマフラー本体35へ取付けた状態で、第2プロテクタ80の第1プロテクタ70への収まりを良好なものとすることができ、外観性を向上させることができる。
第1プロテクタ70と第2プロテクタ80とは、ブラケット55を介して共締めでマフラー本体35に取付けられているので、部品点数の削減を可能としながら、共締めの際に第1プロテクタ70と第2プロテクタ80の相互位置を所定位置に保っておくことが容易となり、マフラー本体35へのプロテクタ70,80の取付けの作業性を向上させることができる。
図9は、第1プロテクタの第2実施形態の図である。図9(a)は、第2実施形態の第1プロテクタ100の右面図、図9(b)は、図9(a)のB−B断面図、図9(c)は、図9(a)のC−C断面図である。この実施形態では、マフラー本体35の外面に沿って湾曲している第1プロテクタ100の基板部101に、第2プロテクタ80を囲む位置に壁体102が立設され、壁体102の内側が第2プロテクタ80を収容する面積の大きい凹部104となっている。前記壁体102の上下の内周壁103が同凹部104の底壁105、即ち基板部101に対してなす角(θ)は、鋭角となるように形成されている。前記の壁体102を形成したこと以外の構成作用は、図7に示した第1実施形態の第1プロテクタ70の構成作用と同じである。
8…内燃機関、23…排気管、30…マフラー装置、35…マフラー本体、43…前部隔壁、44…後部隔壁、45…導入管、52…第1連通管、53…第2連通管、55…プロテクタ取付け用ブラケット、57…ブラケットの脚の溶接部、58…プロテクタ取付け孔、60…グロメット、61…グロメットのフランジ部、70…第1プロテクタ、71…第1の凹部、72…第1の凹部の内周壁、73…第1の凹部の底壁、74…第2の凹部、75…第1プロテクタの締結孔、80…第2プロテクタ、81…第2プロテクタの外周縁、84…第3の凹部、85…第2プロテクタの締結孔、90…断熱空間、91…水抜き孔、92…水抜き孔

Claims (12)

  1. 内燃機関(8)から延びる排気管(23)に接続されるマフラー本体(35)に適用される防熱用プロテクタであって、前記マフラー本体(35)の外側面を覆う第1プロテクタ(70)と、該第1プロテクタ(70)の外側面に配置される第2プロテクタ(80)とを備え、前記第1プロテクタ(70)と第2プロテクタ(80)は共締めで前記マフラー本体(35)に取付けられる鞍乗型車両のマフラー装置(30)において、
    前記第1プロテクタ(70)は、前記第2プロテクタ(80)よりも大きく形成されると共に、前記第2プロテクタ(80)の外周形状に沿って当該第2プロテクタ(80)を囲繞する第1の凹部(71)を備え、
    前記第1プロテクタ(70)及び第2プロテクタ(80)を前記マフラー本体(35)に取付けた状態で、前記第2プロテクタ(80)は、その外周縁(81)が、前記第1の凹部(71)の内周壁(72)に所定間隔(s)を保って近接し、前記第1の凹部(71)内に没入して配置されることを特徴とする鞍乗型車両のマフラー装置(30)。
  2. 前記第1及び第2プロテクタ(70,80)には、前記マフラー本体(35)への共締めを行なう締結孔(75,85)が形成され、前記第1及び第2プロテクタ(70,80)が前記締結孔(75,85)に挿通された弾性部材(60)を介して前記マフラー本体(35)に取付けられ、前記弾性部材(60)には、前記第1及び第2プロテクタ(70,80)を挟持するフランジ部(61)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)。
  3. 前記マフラー本体(35)の外側面を覆う第1プロテクタ(70)の外側の面と、当該外側の面に対向する第2プロテクタ(80)の内側の面との間に、所定の空間(90)が形成されるようにして第2プロテクタ(80)が配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)。
  4. 前記プロテクタ(70,80)が前記マフラー本体(35)の外周面に沿って形成され、前記第1プロテクタ(70)の前記第1の凹部(71)の上下の内周壁(72)と該第1の凹部(71)の底壁(73)とのなす角(θ)が鋭角となるように形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)。
  5. 前記第1プロテクタ(70)の締結孔(75)の周囲には、前記第1の凹部(71)の底壁(73)からさらに凹ませた第2の凹部(74)が形成され、前記第2プロテクタ(80)の締結孔(85)の周囲には、前記第2の凹部(74)内に重なって嵌る第3の凹部(84)が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)。
  6. 前記マフラー装置(30)を車両に取付けた状態において、前記第1プロテクタ(70)の前記第2の凹部(74)及び前記第2プロテクタ(80)の前記第3の凹部(84)のうち、少なくとも第3の凹部(84)の下部の、最低位となる部位を含む近傍に、水抜き孔(91)が形成されることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)。
  7. 前記マフラー装置(30)を車両に取付けた状態において、前記第2プロテクタ(80)を囲繞する第1プロテクタ(70)の前記第1の凹部(71)の下部の、最低位となる部位を含む近傍に、水抜き孔(92)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)。
  8. 前記第1プロテクタ(70)と第2プロテクタ(80)は樹脂製の部材であって、前記締結孔(75,85)が前記プロテクタ(70,80)の前後に形成され、当該前後の締結孔(75,85)のうち、少なくとも前後何れか一方の締結孔を長孔形状としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)。
  9. 前記締結孔(75,85)は、前記プロテクタ(70,80)の前後に各々1箇所づつ形成され、前後の締結孔(75,85)のうちの前後何れか一方の締結孔のみが前記長孔形状に形成されることを特徴とする請求項8に記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)。
  10. 前記第2プロテクタ(80)を囲繞する第1プロテクタ(70)の前記第1の凹部(71)と前記第2プロテクタ(80)の外周縁(81)との間が非接触となるように前記第2プロテクタ(80)が配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)。
  11. 前記第2プロテクタ(80)が光の透過性を有する樹脂製の部材で構成されると共に、前記第1プロテクタ(70)の外側の面に対向する前記第2プロテクタ(80)の内側の面にのみ着色塗料が塗布されることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)。
  12. 前記マフラー本体(35)は、当該マフラー本体(35)内を複数の膨張室に仕切る隔壁(43,44)と、当該隔壁(43,44)に支持されると共に前記排気管(23)に接続される導入管(45)及び連通管(52,53)と、マフラー本体(35)の外側面に溶接されるプロテクタ取付け用ブラケット(55)とを備え、前記プロテクタ取付け用ブラケット(55)の前記マフラー本体(35)への溶接部(57)を、前記隔壁(43,44)に対して前後方向に離した位置にすると共に、前記プロテクタ(70,80)が締結される位置(58)を、前記溶接部(57)に対して前後方向に離した位置にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の鞍乗型車両のマフラー装置(30)。
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