JP2009264293A - 車両およびマフラープロテクタユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】マフラー本体を十分に保護することができ、かつ、マフラー本体の冷却性を向上することのできる車両およびマフラープロテクタユニットを提供すること。
【解決手段】車体の一方側に配置された筒状のマフラー本体24は、その後端面24aの少なくとも一部がエンドキャップ53で覆われている。また、マフラー本体24の右側面24cの少なくとも一部が、車体フレームとは反対側に配置された第1プロテクタ51で覆われている。第2プロテクタ52は、第1プロテクタ51の後方にマフラー本体24の長手方向X1に離隔して配置されている。この第2プロテクタ52は、マフラー本体24の右側面24cを覆い、マフラー本体24の上部領域24dを開放する。第2プロテクタ52は、側面視において、マフラー本体24の長手方向X1に直交する幅方向Y1に関して第1プロテクタ51よりも幅狭に形成されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、車両およびマフラープロテクタユニットに関する。
エンジンを動力源とする自動二輪車などの車両には、エンジンの排気が導入されるマフラーが備えられている(たとえば、特許文献1参照)。このような車両には、マフラー本体を保護するためのプロテクタが設けられることがある。プロテクタは、マフラー本体の側面などを覆うようにして配置される。
特開2006−17046号公報
しかしながら、従来からのマフラープロテクターは、特許文献1に記載されているように、マフラー本体の一側面を全体的に覆う構成となっている。そのため、マフラー本体は十分に保護されている反面、マフラー本体の側面への放熱が行い難い。したがって、マフラーの冷却性能に改善の余地がある。
この発明の目的は、マフラー本体を十分に保護することができ、かつ、マフラー本体の冷却性を向上することのできる車両を提供することである。
また、この発明の他の目的は、マフラー本体を十分に保護することができ、かつ、マフラー本体の冷却性を向上することのできるマフラープロテクタユニットを提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明の車両は、車体の一方側に配置された筒状のマフラー本体と、前記マフラー本体の後端面の少なくとも一部を覆うエンドキャップと、前記マフラー本体の側面の少なくとも一部を覆うと共に前記車体とは反対側に配置された第1プロテクタと、前記第1プロテクタの後方に前記マフラー本体の長手方向に離隔して配置された第2プロテクタとを有している。第2プロテクタは、前記マフラー本体の側面を覆い、前記マフラー本体の上部領域を開放するとともに、側面視において、前記マフラー本体の長手方向に直交する幅方向に関して前記第1プロテクタよりも幅狭に構成されている。
この構成によれば、第1プロテクタと第2プロテクタとがマフラー本体の長手方向に離隔して配置されている。これにより、マフラー本体の側面の広い範囲を保護することができ、マフラー本体を十分に保護することができる。
また、第2プロテクタは、マフラー本体の上部領域を開放するとともに、側面視において、第1プロテクタよりも幅狭に形成されている。これにより、マフラー本体の上部領域および側面に十分に熱を逃がすことができ、マフラー本体の放熱性を十分に確保できる。その結果、マフラー本体の冷却性を向上することができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
以下に説明する実施形態では、自動二輪車を車両の一例として説明する。しかし、この発明は、四輪バギー(ATV:All Terrain Vehicle(全地形型車両)のような他の鞍乗型車両にも適用できるほか、マフラーを備える他の形態の車両にも適用することができる。
図1は、この発明の一実施形態に係るマフラープロテクタユニットを備える車両としての、自動二輪車1の全体構成を示す図解的な右側面図である。なお、この実施形態でいう「前後方向」、「左右方向」および「上下方向」は、自動二輪車1の前後、左右および上下を基準とした方向を表すものとする。
自動二輪車1は、車体としての車体フレーム2と、車体フレーム2の前側に配置されたフロントフォーク3と、フロントフォーク3に連結された前輪4と、車体フレーム2に支持されたリヤアーム5と、リヤアーム5に連結された後輪6とを備えている。自動二輪車1は、さらに、車体フレーム2に取り付けられたエンジン7と、車体フレーム2の側方(たとえば、右側方)に配置されたマフラー8と、マフラー8に装着されたマフラープロテクタユニット9とを備えている。
車体フレーム2は、メインフレーム10と、シートレール12と、シートステー13とを備えている。メインフレーム10は、エンジン7、フロントフォーク3およびリヤアーム5を支持している。シートレール12は、メインフレーム10に連結されシート11を支持している。シートステー13は、シートレール12と共にシート11を支持している。
メインフレーム10は、ヘッドパイプ14と、左右一対のダウンチューブ15,15(図1において、一方のダウンチューブ15のみを図示)と、左右一対のタンクレール16,16(図1において、一方のタンクレール16のみを図示)とを備えている。ヘッドパイプ14は、メインフレーム10の前端に配置されており、フロントフォーク3を左右に操向可能に支持している。一対のダウンチューブ15,15は、ヘッドパイプ14から車幅方向外側に拡開しつつ斜め下方に延びた後、車体後方に延びている。一対のタンクレール16は、ヘッドパイプ14の上端部から車幅方向外側に拡開しつつ斜め下方に延びて上記左右のダウンチューブ15,15の後端部にそれぞれ結合されている。
フロントフォーク3は、地面に対して所定のキャスタ角をなして傾斜して延びている。フロントフォーク3の下端部は、支軸17を介して前輪4を回転可能に支持している。フロントフォーク3の上端部には、操向ハンドル18が固定されている。
メインフレーム10の後端に、左右のリヤアームブラケット19,19(図1において、一方のリヤアームブラケット19のみを図示)が配置されている。これらのリヤアームブラケット19,19により、リヤアーム5が上下揺動可能に支持されている。リヤアーム5の後端部は、支軸20を介して後輪6を回転可能に支持している。リヤアーム5とメインフレーム10との間にはリヤサスペンション(図示せず)が配設されている。
シート11は、前後方向に延びている。シート11の一部は、後輪6と上下方向に重なっている。
タンクレール16とダウンチューブ15とによりクレードルが形成されている。このクレードル内に、エンジン7が搭載されている。エンジン7は、たとえば、水冷式4サイクル単気筒エンジンであり、クランク軸(図示せず)が収容されたクランクケース21と、クランクケース21に結合されたシリンダブロック22とを含んでいる。
エンジンのクランク軸の出力は、図示しない変速機構やチェーンなどを介して、後輪6に伝達される。これにより、後輪6が回転駆動する。
エンジン7のシリンダブロック22の前壁に開口する排気ポート(図示せず)に、マフラー8が接続されている。
マフラー8は、エンジン7の排気を浄化するとともに、エンジン7の排気音を低減するものである。マフラー8は、メインフレーム10に固定されたブラケット(図示せず)などによって支持されている。マフラー8は、シリンダブロック22に対して下側に延びた後、後側に延びる形状をなしている。マフラー8の後端部は、後方に向かうに従い上方に向かうように、斜めに傾斜している。
図2は、マフラー8およびマフラープロテクタユニット9の右側面図である。図3は、マフラー8の平面図である。図4は、マフラー8の一部を破断して表した平面図である。なお、図2、図3および図4を参照して説明するときも、マフラー8が車体フレーム2の右側方に取り付けられた姿勢を基準として、前後、左右および上下の各方向を表すものとする。
図2および図3を参照して、マフラー8は、エンジン7からの排気を受け入れる受入管23と、受入管23に接続され、受入管23の一部を収容する筒状のマフラー本体24とを備えている。
受入管23は、エンジン7からの排気ガスをマフラー本体24の内部に送るために設けられており、断面形状が略円形状とされている。受入管23の入口端部23aは、エンジン7のシリンダブロック22(図1参照)に接続されるようになっている。この入口端部23aの外周面には、シリンダブロック22と結合するためのフランジ部25が設けられている。
受入管23は、入口端部23aから前方斜め下方に延びた後に後側に向けて延びている。受入管23の中間部23bは、入口端部23aと比べて開口断面積が大きくされている。この中間部23b内には、第1触媒26および第2触媒27が固定されている。第1触媒26および第2触媒27は、それぞれ、受入管23内を通過する排気ガスを浄化するためのものである。第1および第2触媒26,27は、前後方向に間隔を隔てて並んでいる。受入管23の中間部23bのうち、第1触媒26と第2触媒27との間には、二次エア配管28が接続されている。受入管23の後端部23cは、中間部23bと比べて開口断面積が狭くされており、略直線状に延びている。
マフラー本体24は、エンジン7の排気音を抑制するためのものであり、後輪6(図1参照)の右側方に配置されている。図3および図4を参照して、マフラー本体24は、板金部材を用いて形成されており、外筒31と、外筒31内に収容された内筒32と、第1および第2後端壁33,34と、隔壁35と、連通管36と、テール管37とを備えている。外筒31および内筒32は、二重筒を形成しており、この二重筒の後端部に第1および第2後端壁33,34が配置されている。
外筒31は、断面形状が略円形状をなすように形成されており、受入管23の中間部23bおよび後端部23c(出口端部)を収容している。この外筒31は、前側から後側に並ぶ第1部分38、第2部分39および第3部分40を含んでいる。
第1部分38は、直線状に延びている。第1部分38の前端部の内周面は、受入管23の中間部23bの外周面に溶接によって固定されている。
第1部分38および第2部分39は、たとえば、単一の部材を用いて一体に形成されている。第2部分39は、第1部分38の後端部に対して、斜め上方に延びている。第2部分39の開口断面積は、第1部分38から遠ざかるに従い、次第に大きくなっている。第2部分39は、受入管23の中間部23bの一部を収容しており、第1触媒26と、第2触媒27の一部とを取り囲んでいる。第2部分39には、貫通孔39aが形成されており、この貫通孔39aから二次エア配管28が突出している。
図2および図4を参照して、第3部分40は、第2部分39とは別体の部材を用いて形成されている。第3部分40は、第2部分39の後端部と略平行に延びており、後側に進むに従い上側に向かうように延びている。第3部分40は、受入管23の中間部23bの一部および後端部23cを収容しており、さらに、第2触媒27の一部を収容している。以下では、第3部分40の長手方向を、マフラー本体24の長手方向X1(単に長手方向X1ともいう)として説明する。
図5は、図4の一部拡大図である。内筒32は、長手方向X1に関して、外筒31の第3部分40の中間部40bから後端部40cに亘って延びている。内筒32の前端部32aの外周面の一部は、第3部分40の内周面に沿わされており、この内周面に固定されている。内筒32の中間部32bの外周面は、第3部分40の内周面と所定の隙間をあけて配置されている。内筒32の中間部32bの外周面の一部と、第3部分40の中間部40bの内周面の一部との間には、環状部材41が介装されている。これにより、内筒32の中間部32bの外周面と、第3部分40の中間部40bの内周面との間の隙間が維持されている。内筒32の後端部32cは、中間部32bに対して拡径されている。内筒32の後端部32cの外周面は、外筒31の後端部31cの内周面と、溶接により固定されている。内筒32は、受入管23の後端部23cを取り囲んでいる。
第1後端壁33は、外筒31および内筒32の後端部31c,32cに配置されたカップ状の部材であり、これらの後端部31c,32cの大部分を覆っている。第1後端壁33は、その外周縁から長手方向X1に沿って前方に突出する環状の鍔部33aを有している。この鍔部33aの外周面は、内筒32の後端部32cの内周面に、溶接により固定されている。第1後端壁33の後方側外表面が、マフラー本体24の後端面24aとされている。
第2後端壁34は、第1後端壁33の前方に配置されたカップ状の部材である。第2後端壁34の外周縁から長手方向X1に沿って前方に突出する環状の鍔部34aが設けられている。この鍔部34aの外周面は、第1後端壁33の鍔部33aの内周面に、溶接より固定されている。
隔壁35は、マフラー本体24内の空間を仕切るためのものである。この隔壁35は、内筒32の中間部32bの外方側に設けられ、内筒32の前端部32a寄りに配置されている。この隔壁35の外周面は、内筒32の中間部32bの内周面に溶接により固定されている。また、隔壁35には、受入管23が挿通された挿通孔35a、連通管36が挿通された挿通孔35b、およびテール管37が挿通された挿通孔35cが形成されている。
これにより、マフラー本体24には、内筒32、隔壁35および第2後端壁34によって区画された第1膨張室45が備えられている。また、マフラー本体24には、図4に示すように、外筒31、内筒32および隔壁35によって区画された第2膨張室46が備えられている。
図5を参照して、第1膨張室45は、マフラー本体24の後端部24b寄りの位置に区画されている。第1膨張室45には、受入管23の後端部23cが開口している。これにより、受入管23を通過した排気が第1膨張室45に導入される。受入管23の後端部23cから第1膨張室45に導入された排気は、膨張しながら第2後端壁34に当たり、第1膨張室45内に拡がる。
連通管36は、前述のように、隔壁35の挿通孔35bを挿通している。これにより、第1膨張室45と第2膨張室46とは、連通管36を介して互いに連通している。
第2膨張室46には、第1膨張室45に導入された排気が連通管36を介して導入される。車体フレーム2の前後方向に関して、第2膨張室46は、エンジン7(図1参照)と第1膨張室45との間に区画されている。すなわち、第2膨張室46は、エンジン7の後方に配置されており、かつ、第1膨張室45の前方に区画されている。連通管36を通って第2膨張室46に導入された排気は、第2膨張室46内で膨張する。
テール管37は、内筒32を長手方向X1に沿って貫通するように延びている。テール管37は、隔壁35の挿通孔35cと、第1後端壁33に形成された挿通孔33bとを挿通している。テール管37の前端部37aは、第2膨張室46に開口している。テール管37の後端部37cは、マフラー本体24の後方側で開口している。これにより、第2膨張室46内の排気は、テール管37を通って、マフラー本体24の外部に排出される。
図3および図4を参照して、マフラー本体24内においては、第1触媒26および第2触媒27が、最も高温になる。
図6は、自動二輪車1の要部の平面図である。図2および図6を参照して、マフラープロテクタユニット9は、マフラー本体24を保護するためのものであり、マフラー本体24の一部を覆うように設けられている。マフラープロテクタユニット9は、第1プロテクタ51と、第1プロテクタ51に対して後方に離隔して配置された第2プロテクタ52と、第2プロテクタ52の後側に配置されたエンドキャップ53とを備えている。
第1プロテクタ51は、マフラー本体24の右側面24cの少なくとも一部を覆っている。第1プロテクタ51は、ポリアミド樹脂を含む合成樹脂製の一体成形品からなる第1プロテクタ構成部材54を有している。第1プロテクタ51は、マフラー本体24に対して、車体フレーム2とは反対側、すなわち、マフラー本体24の右側に配置されている。第1プロテクタ51は、マフラー本体24の第1領域55を覆っている。第1領域55は、前側領域56と後側領域57とを含む。前側領域56は、外筒31の第2部分39において、マフラー本体右側面24cの上端寄りの領域である。後側領域57は、外筒31の第3部分40の前端側において、マフラー本体右側面24cの上端寄りの領域である。
第1プロテクタ51は、前側領域56を覆う前側部58と、前側部58の後方に配置され、後側領域57を覆う後側部59とを含んでいる。
前側部58は、長手方向X1に沿って後側に進むに従い、幅広になるように形成されている。この場合の幅は、長手方向X1に直交する幅方向Y1に沿う寸法である。幅方向Y1は、マフラー本体24を右側方からみたときに長手方向X1と直交する方向である。前側部58は、第1触媒26の右側方に配置されているので、排気によって高温になる第1触媒26の周囲を十分に保護することができる。
後側部59は、長手方向X1に沿って略真っ直ぐに延びている。この後側部59は、幅(幅方向Y1の長さ)が略一定の定幅部61と、定幅部61の後側に配置され、長手方向X1に沿って後側に進むに従い幅狭になる先細り部62とを含んでいる。
先細り部62は、長手方向X1に沿って後方に進むに従い、下端縁が上方に進むように幅が変化している。後側部59には、定幅部61から先細り部62に渡る領域に、放熱用の貫通孔59aが形成されている。貫通孔59aは、長手方向X1に沿って間隔を開けて複数箇所(この実施形態において、3箇所)に形成されている。各貫通孔59aは、長手方向X1に沿って細長く形成されており、右斜め上方に向けて開口している。
第2プロテクタ52を構成する第2プロテクタ構成部材63、およびエンドキャップ53を構成するエンドキャップ構成部材64は、単一の合成樹脂部材65によって一体に形成されている。合成樹脂部材65の材料は、第1プロテクタ51の材料と同じである。
図7は、図2の要部の拡大図である。図8は、図7の矢印VIII方向に沿って見た側面図である。図9は、図8のIX−IX線に沿う断面図である。図7、図8および図9を参照して、エンドキャップ53は、マフラー本体24の後端面24aの少なくとも一部を覆うためのものである。エンドキャップ53は、たとえば、後端面24aのうち、テール管37が突出している中心部およびその周囲を除く部分を覆っている。エンドキャップ53は、環状に形成されている。より具体的には、エンドキャップ53は、周方向に交差する断面が溝状の溝形部66と、溝形部66の外周に配置されたスカート部67とを含んでいる。
溝形部66は、テール管37の後端部37cを取り囲む内壁68と、内壁68を取り囲む外壁69と、内壁68および外壁69の前端部を互いに接続する底壁70とを含んでいる。スカート部67は、外壁69の後端部から前側に延びている。より詳細には、スカート部67は、外壁69に連なる基端側部分と、この基端側部分の前側に連なる先端部分とを有している。基端側部分は、前側に進むに従って直径が増すように、テーパ状に形成されている。先端部分は、直径が略一定にされており、マフラー本体24の後端面24aに近接している。
第2プロテクタ52は、マフラー本体24の右側面24cの一部を覆うとともに、マフラー本体24の上部領域24dを開放するものである。上部領域24dは、マフラー本体24の後端部24b寄りの領域である。この上部領域24dは、第1膨張室45の上方の領域である。
第2プロテクタ52は、エンドキャップ53のスカート部67から長手方向X1に沿って前側に延びており、外筒31の後端部34に配置されている。これにより、第2プロテクタ52は、第1膨張室45の右側方に配置されている。第2プロテクタ52は、第1プロテクタ51よりも幅狭である。すなわち、第2プロテクタ52の幅W2(幅方向Vの寸法)は、第1プロテクタ51の定幅部61の幅W1よりも小さく、たとえば、幅W1の半分以下にされている。
この第2プロテクタ52は、長手方向X1に延びる棒状部材としての平板状部71と、長手方向X1に延びる一対のリブとしての上側リブ72および下側リブ73とを含んでいる。
平板状部71の断面(当該平板状部71の長手方向に垂直な断面)は、幅方向Y1に細長い略矩形状をなしている。マフラー本体24を右側方から見て、平板状部71は、幅方向Y1に関して、マフラー本体24の中央部に対向するように配置されている。平板状部71の先端部71aと第1プロテクタ51の先細り部62とは、互いに近接して、長手方向X1に並んでいる。平板状部71の一対の幅方向側縁部71b,71cは、先細り部62の対向端部の形状に対応した長さに形成されている。すなわち、上側の幅方向側縁部71bは、相対的に短くされており、下側の幅方向側縁部71cは、相対的に長くされている。
平板状部71の先端縁は、第1プロテクタ51の先細り部62の対向端部の形状に対応して、長手方向X1に対して傾斜している。また、平板状部71の一端部としての上記先端部71aと、第1プロテクタ51の一端部としての先細り部62とは、幅方向Y1に重なり合うように、長手方向X1に関して互いにオフセットされている。
図10は、図7のX−X線に沿う断面図である。図7および図10を参照して、上側リブ72および下側リブ73は、それぞれ、平板状部71を補強するためのものである。各リブ72,73は、平板状部71の対応する幅方向側縁部71b,71cに沿って形成されており、マフラー本体24から離れる方向に突出している。これにより、第2プロテクタ52は、断面U字状をなしている。
次に、エンドキャップ53とマフラー本体24との結合構造について説明する。
図8および図9を参照して、エンドキャップ53とマフラー本体24とは、カラー74、第1ねじ75、第1ブラケット76、および第1溶接ナット77を用いて互いに結合されている。カラー74は、エンドキャップ53の溝形部66の底壁70に貫通形成された挿通孔70aに挿通されている。
第1ブラケット76は、板金部材を用いて形成されている。第1ブラケット76の外周縁部には、クランク状に延びる舌片76aが形成されている。この舌片76aの先端が、マフラー本体24の第1後端壁33に固定されている。第1ブラケット76には、挿通孔76bが形成されている。第1ねじ75の軸部75aは、挿通孔70a,76bを挿通している。軸部75aには、第1ブラケット76に溶接された第1溶接ナット77が螺合している。これにより、第1ねじ75と第1溶接ナット77とで、第1ブラケット76とエンドキャップ53の底壁70とが締結されている。
上記の結合構造は、エンドキャップ53の溝形部66の周方向に沿って、等間隔に複数(この実施形態において、3箇所)設けられている。
次に、第2プロテクタ52とマフラー本体24との結合構造について説明する。
図11は、図7のXI−XI線に沿う断面図である。図7および図11を参照して、平板状部71の先端部71aに、被固定部78が設けられている。また、マフラー本体24の外筒31に固定部79が設けられている。より詳細には、第3部分40の長手方向中間部において、最も外側方(右側方)側に固定部79が配置されている。
これら固定部79および被固定部78は、第2ブラケット80と、第2ねじ81と、ブッシュ82と、第2溶接ナット83とを用いて互いに固定されている。第2ブラケット80は、板金部材を用いて形成されている。この第2ブラケット80は、長手方向X1に並んで配置され固定部79に固定された一対の支持部84,85と、これらの支持部84,85によって両持ち支持された座部86とを含んでいる。座部86は、固定部79に対して、マフラー本体24から離れる方向に離隔して配置されている。ブッシュ82は環状に形成されており、被固定部78に貫通形成された挿通孔78aに挿通されている。このブッシュ82は、挿通孔78aの周縁部に嵌まる環状溝87が形成された弾性部材88と、弾性部材88の内周面に固定されたカラー89とを含んでいる。カラー89に第2ねじ81の軸部81aが挿通されている。この軸部81aは、座部86に溶接固定された第2溶接ナット83に螺合している。これにより、第2ねじ81の頭部81bと第2溶接ナット90とで、ブッシュ82が挟持されている。
次に、第1プロテクタ51とマフラー本体24との結合構造について説明する。
図12は、図7のXII−XII線に沿う要部の断面図である。図7および図12を参照して、先細り部62の後端部62cに、被固定部91が設けられている。また、外筒31の第3部分40に固定部92が設けられている。より詳細には、第3部分40の長手方向中間部において、マフラー本体24の右側面24cに固定部92が設けられている。
これら固定部92および被固定部91は、第3ブラケット93と、第3ねじ94と、ブッシュ82と、第3溶接ナット95とを用いて互いに固定されている。第3ブラケット93は、板金部材を用いて形成されている。この第3ブラケット93は、固定部92に固定された断面逆U字状の支持部96と、支持部96によって片持ち支持された片持ち梁98とを含んでいる。片持ち梁98は、支持部96から、マフラー本体24の外筒31の表面の周方向に沿うように延びている。片持ち梁98の先端部98aは、第3溶接ナット95を担持する座部として設けられている。
ブッシュ82は、被固定部91に貫通形成された挿通孔91aに挿通されており、弾性部材88の環状溝87が、挿通孔91aの周縁部に嵌まっている。カラー89に第3ねじ94の軸部94aが挿通されている。この軸部94aは、片持ち梁98の先端部98aに溶接固定された第3溶接ナット95に螺合している。これにより、第3ねじ94の頭部94bと第3溶接ナット95とで、ブッシュ82が挟持されている。
また、定幅部61の後端部61cに、被固定部101が設けられている。これに対応して、マフラー本体24側に固定部102が設けられている。より詳細には、固定部102は、外筒31の第3部分40の長手方向中間部において、マフラー本体24の右側面24cに設けられている。
これら固定部101および被固定部102は、第3ブラケット93と、第3ねじ94と、ブッシュ82と、第3溶接ナット95とを用いて互いに固定されている。固定部101と被固定部102とを互いに固定するための第3ブラケット93の片持ち梁98が長手方向X1に沿って延びている点以外は、固定部101および被固定部102の結合構造は、固定部92および被固定部91の結合構造と同様である。そこで、両結合構造の対応構成要素は、同じ参照符号で示されている。
図13は、図7のXIII−XIII線に沿う断面図である。図7および図13を参照して、第1プロテクタ51の定幅部61の上端部61bは、ブラケット105と、支持部材106と、連結部材107とを用いて支持されている。ブラケット105は、逆U字状をなしており、マフラー本体24の第3部分40に固定されている。より詳細には、ブラケット105は、第3部分40の右側面上端寄りの領域において、長手方向X1の中間部に固定されている。ブラケット105の中間部と支持部材106とは、連結部材107を用いて互いに連結されている。支持部材106は、第1プロテクタ51の定幅部61の上端部61dを受けている。
図14は、図2のXIV−XIV線に沿う要部の断面図である。図2および図14を参照して、定幅部61の前端部61aに被固定部113が設けられている。被固定部113は、前端部61aの上端部61dに配置されている。マフラー本体24には、被固定部113に対応する固定部114が設けられている。より具体的には、第3部分40の前端部40aにおいて、マフラー本体24の右側面24cに固定部114が設けられている。固定部114は、前端部40aの上端寄りに配置されている。
これら固定部114および被固定部113は、第3ブラケット93と、第3ねじ94と、ブッシュ82と、第3溶接ナット95とを用いて互いに固定されている。固定部114および被固定部113の結合構造は、固定部92および被固定部91の結合構造と同様であるので、対応構成要素に同じ参照符号を付して示す。
また、定幅部61の前端部61aに被固定部116が設けられている。被固定部116は、前端部61aの下端部61eに配置されている。マフラー本体24には、被固定部116に対応する固定部117が設けられている。より詳細には、第3部分40の前端部40aにおいて、マフラー本体24の右側面24cに固定部117が設けられている。固定部117は、前端部40aのうちの、下端寄りに配置されている。
これら固定部117および被固定部116は、第3ブラケット93と、第3ねじ94と、ブッシュ82と、第3溶接ナット95とを用いて互いに固定される。第3ブラケット93の片持ち梁98が長手方向X1に沿って延びている点以外は、固定部117および被固定部116の結合構造は、固定部92および被固定部91の結合構造と同様である。そこで、両結合構造の対応構成要素に同じ参照符号を付して示す。
図15は、図2のXV−XV線に沿う要部の断面図である。図2および図15を参照して、前側部58の前端部58aに被固定部118が設けられている。マフラー本体24には、被固定部118に対応する固定部119が設けられている。より詳細には、外筒31の第2部分39の中間部39bにおいて、マフラー本体24の右側面24cに固定部119が設けられている。
これら固定部119および被固定部118は、第3ブラケット93と、第3ねじ94と、ブッシュ82と、第3溶接ナット95とを用いて互いに固定される。第3ブラケット93の片持ち梁98が概ね長手方向X1に沿って延びている点以外は、固定部119および被固定部118の結合構造は、固定部92および被固定部91の結合構造と同様である。そこで、両結合構造の対応構成要素に同じ参照符号を付して示す。
以上説明したように、この実施形態によれば、第1プロテクタ51と第2プロテクタ52とを長手方向X1に離隔して配置している。これにより、マフラー本体24の右側面24cの広い範囲を保護することができるから、マフラー本体24を十分に保護することができる。
また、第2プロテクタ52は、マフラー本体24の上部領域24dを開放するとともに、右側面視において、第1プロテクタ51よりも幅狭に形成されている。これにより、マフラー本体24の上部領域24dおよび右側方に十分に熱を逃がすことができ、マフラー本体24の放熱性を十分に確保できる。その結果、マフラー本体24の冷却性を向上することができる。
さらに、第2プロテクタ52が長手方向X1に延びていることにより、長手方向X1に関して、第2プロテクタ52がマフラー本体24を保護することのできる範囲をより広くできる。また、マフラー本体24の上部領域24dおよび右側面24cのうち、開放されている領域をより広くでき、マフラー本体24の放熱をより確実に行うことができる。
さらに、第2プロテクタ52は、簡易な形状である平板状に形成されているので、製造が容易である。
また、平板状部71が一対のリブ72,73によって補強されているので、第2プロテクタ52の強度(具体的には曲げ強度)を高めることができる。これにより、マフラー本体24を確実に保護できる。
さらに、一対のリブ72,73は、平板状部71の幅方向両側縁71b,71cに沿って形成されている。これにより、平板状部71の曲げ強度をより高くすることができる。
また、各リブ72,73は、マフラー本体24から離れる方向に突出している。これにより、マフラー本体24に接触しようとする物体を各リブ72,73で受けることができる。したがって、各リブ72,73は、平板状部71を補強する機能だけでなく、マフラー本体24を保護する機能をも担うことができる。
さらに、第2プロテクタ52とエンドキャップ53とが一体に形成されていることにより、第2プロテクタ52とエンドキャップ53とを別体に形成した場合と比べて、部品点数を少なくすることができる。
一方、第1プロテクタ構成部材54と第2プロテクタ構成部材63とを一成形品とすることによっても部品点数の削減を図ることができるが、このような成形品は大型部品となり、取り扱いが困難になる。これは、マフラー本体24の右側面24cを覆う必要のある第1プロテクタ51は、それ自体が大きな部品だからである。それに対して、マフラー本体24の後端面24aを覆えばよいエンドキャップ53は、第1プロテクタ54よりも小さな部品である。したがって、エンドキャップ構成部材64と第2プロテクタ構成部材63とを一体に形成した合成樹脂部材65は、小さく形成することができる。このような小さい合成樹脂部材65は、製造、輸送、保管などにかかる手間が少なくてすむ。
また、第1プロテクタ51の先細り部62と、第2プロテクタ52の平板状部71の先端部71aとが、幅方向Y1に重なり合うように配置されている。その結果、第1プロテクタ51と第2プロテクタ52との間に、幅方向Y1の全域に亘ってマフラー本体24が開放される領域が形成されていない。これにより、第1および第2プロテクタ51,52によってマフラー本体24を保護することができる範囲をより広くできる。
さらに、第2プロテクタ52がマフラー本体24の後端部24bに配置されている。これにより、第2プロテクタ52およびエンドキャップ53が協働してマフラー本体24の後端部24bを保護することができるから、マフラー本体24の後端部24bをより確実に保護することができる。
また、第2プロテクタ52が第1膨張室45の外側に配置されている。第2プロテクタ52は、第1プロテクタ51よりも幅狭であり、マフラー本体24の上部領域を開放している。したがって、第1膨張室45の熱をマフラー本体24の表面から効率的に放出させることができる。こうして、第1膨張室45の熱がマフラー本体24の表面から放出されることを妨げることなく、この第1膨張室45を第2プロテクタ52によって十分に保護することができる。その一方で、後端面24aは、エンドキャップ53で確実に覆われている。また、最も高温になる第1および第2触媒26,27の外側は、第1プロテクタ51で確実に覆われている。
さらに、マフラー本体24の右側面24cの最も外側方側で第2プロテクタ52の先端部71aが支持されている。これにより、第2プロテクタ52の支持剛性を十分に確保できる。また、最も外側方側に第2プロテクタ52があるので、マフラー本体24に接近する物体があれば、マフラー本体24よりも前に、第2プロテクタ52でその物体を確実に受けることができる。これにより、マフラー本体24を一層確実に保護できる。
また、マフラー本体24の右側面24cに配置された固定部92,102,114,117,119と、第1プロテクタ51に設けられる対応する被固定部91,101,113,116,118とが、第3ブラケット93によって互いに固定されている。第3ブラケット93は、片持ち梁98を有しており、この片持ち梁98の先端部98aで第1プロテクタ51が支持されている。これにより、各固定部92,102,114,117,119から離れた位置に、対応する被固定部91,101,113,116,118を配置できる。そのため、マフラー本体24から第1プロテクタ51までの伝熱経路を長くすることができる。また、マフラー本体24の各固定部92,102,114,117,119の配置の自由度を高めることができるとともに、第1プロテクタ51の各被固定部91,101,113,116,118の配置の自由度を高めることができる。
さらに、第1および第2プロテクタ51,52は、それぞれ合成樹脂材料によって構成されている。これにより、射出成形のような大量生産に適した方法で第1および第2プロテクタ51,52を製造することができる。また、合成樹脂材料で構成された第1および第2プロテクタ51,52は、マフラー本体24からの熱を受けたときでも、高温になり難い。
以上より、マフラー本体24を十分に保護することができ、かつ、マフラー本体24の冷却性を向上することのできる自動二輪車1およびマフラープロテクタユニット9を実現することができる。
なお、上記実施形態では、第2プロテクタ52が1つ設けられた構成を説明したが、たとえば、図16に示すように、第2プロテクタ52を複数(たとえば、2つ)設けてもよい。この場合、各第2プロテクタ52は、たとえば、幅方向Y1に並んで配置されてもよい。
このように、第2プロテクタ52を複数設けることにより、マフラー本体24の右側面24cのより広い領域を第2プロテクタ52によって保護することができる。
また、各上記実施形態において、第2プロテクタ52の一対のリブ72,73の何れか一方を省略してもよいし、両方を省略してもよい。
さらに、第2プロテクタ52とエンドキャップ53とは、別体に形成されていてもよい。また、第2プロテクタ52は、第2膨張室46の右側方に配置されていてもよい。また、第2プロテクタ52は、長手方向X1に関するマフラー本体24の中央部に配置されていてもよい。さらに、エンドキャップ53によってマフラー本体24の後端面24aの全面を覆ってもよい。
また、マフラー本体24およびマフラープロテクタユニット9を、車体フレーム2の左右両側方に対称配置してもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
以上説明したように、この発明は、自動二輪車などの車両およびマフラープロテクタユニットについて有用である。
この発明の一実施形態に係るマフラープロテクタユニットを備える自動二輪車の全体構成を示す図解的な右側面図である。 マフラーおよびマフラープロテクタユニットの右側面図である。 マフラーの平面図である。 マフラーの一部を破断して表した平面図である。 図4の一部拡大図である。 自動二輪車の要部の平面図である。 図2の要部の拡大図である。 図7の矢印VIII方向に沿って見た側面図である。 図8のIX−IX線に沿う断面図である。 図7のX−X線に沿う断面図である。 図7のXI−XI線に沿う断面図である。 図7のXII−XII線に沿う要部の断面図である。 図7のXIII−XIII線に沿う断面図である。 図2のXIV−XIV線に沿う要部の断面図である。 図2のXV−XV線に沿う要部の断面図である。 この発明の他の実施形態に係るマフラープロテクタユニットの構成を説明するための右側面図である。
符号の説明
1 自動二輪車(車両)
2 車体フレーム(車体)
7 エンジン
9 マフラープロテクタユニット
24 マフラー本体
24a (マフラー本体の)後端面
24b (マフラー本体の)後端部
24c (マフラー本体の)右側面
24d (マフラー本体の)上部領域
45 第1膨張室
46 第2膨張室
51 第1プロテクタ
52 第2プロテクタ
53 エンドキャップ
58a 前端部(第1プロテクタの所定部)
61 定幅部
61a 前端部(第1プロテクタの所定部)
61c 後端部(第1プロテクタの所定部)
62 先細り部(第1プロテクタの一端部)
62c 後端部(第1プロテクタの所定部)
63 第2プロテクタ構成部材
64 エンドキャップ構成部材
71 平板状部(棒状部材)
71a 先端部(第2プロテクタの一端部、所定部)
71b、71c 幅方向側縁部
72 上側リブ(一対のリブの一方)
73 下側リブ(一対のリブの他方)
78 (第2プロテクタの)被固定部
79 (第2プロテクタの)固定部
80 (第2プロテクタの)ブラケット
91,101,113,116,118 (第1プロテクタの)被固定部
92,102,114,117,119 (第1プロテクタの)固定部
93 第3ブラケット
96 (第3ブラケット93の)支持部
98 片持ち梁
98a (片持ち梁の)先端部
X1 長手方向
Y1 幅方向

Claims (18)

  1. 車体の一方側に配置された筒状のマフラー本体と、
    前記マフラー本体の後端面の少なくとも一部を覆うエンドキャップと、
    前記マフラー本体の側面の少なくとも一部を覆うと共に前記車体とは反対側に配置された第1プロテクタと、
    前記第1プロテクタの後方に前記マフラー本体の長手方向に離隔して配置され、前記マフラー本体の側面を覆い、前記マフラー本体の上部領域を開放するとともに、側面視において、前記マフラー本体の長手方向に直交する幅方向に関して前記第1プロテクタよりも幅狭の第2プロテクタとを有する、車両。
  2. 前記第2プロテクタは、前記マフラー本体の長手方向に延びている、請求項1記載の車両。
  3. 前記第2プロテクタは、棒状部材を含む、請求項2記載の車両。
  4. 前記棒状部材は、平板状部を含む、請求項3記載の車両。
  5. 前記棒状部材は、当該棒状部材の長手方向に沿って前記平板状部に形成されたリブを含む、請求項4記載の車両。
  6. 前記棒状部材は、当該棒状部材の長手方向に沿って前記平板状部に形成された一対のリブを含む、請求項4記載の車両。
  7. 前記一対のリブは、前記平板状部の前記幅方向両側縁に沿って形成されている、請求項6記載の車両。
  8. 前記リブは、前記マフラー本体から離れる方向に突出している、請求項5〜7のいずれか一項に記載の車両。
  9. 前記第2プロテクタを構成する第2プロテクタ構成部材と、この第2プロテクタ構成部材と一体に形成され前記エンドキャップを構成するエンドキャップ構成部材とを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の車両。
  10. 前記マフラー本体の長手方向に関する前記第1プロテクタの一端部と、前記マフラー本体の長手方向に関する前記第2プロテクタの一端部とが、前記幅方向に重なり合うように互いにオフセットされている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の車両。
  11. 前記第2プロテクタは、前記マフラー本体の長手方向に関して前記マフラー本体の後端部に配置されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の車両。
  12. 前記マフラー本体は、当該マフラー本体内に区画され車両のエンジンからの排気が導入される第1膨張室と、この第1膨張室に連通するように当該マフラー本体内に区画された第2膨張室とを含み、
    前記第2プロテクタは、前記第1膨張室の外側に配置されている、請求項1〜11のいずれか一項に記載の車両。
  13. 前記車体に取り付けられたエンジンを備え、
    前記車体の前側から後側に沿って、前記エンジン、前記第2膨張室および前記第1膨張室の順に並んでいる、請求項12記載の車両。
  14. 前記マフラー本体の側面の最も外側方側に配置された固定部と前記第2プロテクタの所定部に設けられる被固定部とを互いに固定するブラケットをさらに含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の車両。
  15. 前記マフラー本体の側面に配置された固定部と前記第1プロテクタの所定部に設けられる被固定部とを互いに固定するブラケットをさらに含み、
    前記ブラケットは、前記マフラー本体の側面に固定される支持部と、この支持部に片持ち支持され、当該支持部から前記マフラー本体の表面に沿って延び、先端部に前記被固定部が固定される片持ち梁とを有する、請求項1〜14のいずれか一項に記載の車両。
  16. 前記第2プロテクタは、合成樹脂材料からなる、請求項1〜15のいずれか一項に記載の車両。
  17. 前記第2プロテクタは、複数設けられている、請求項1〜16のいずれか一項に記載の車両。
  18. 筒状のマフラー本体の後端面の少なくとも一部を覆うためのエンドキャップと、
    前記マフラー本体の側面の少なくとも一部を覆うための第1プロテクタと、
    前記第1プロテクタの後方に離隔して配置され、前記マフラー本体の側面を覆うとともに前記マフラー本体の上部領域を開放するために、側面視において、前記マフラー本体の長手方向に直交する所定の幅方向に関して前記第1プロテクタよりも幅狭の第2プロテクタとを含む、マフラープロテクタユニット。
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