JP2012167569A - 車両の排気構造 - Google Patents

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義隆 小林
Yukinori Kurakawa
幸紀 倉川
Takeshi Moriya
剛 守谷
Takeyuki Kariyasu
丈幸 苅安
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Abstract

【課題】少ない取り付け箇所で、排気管が熱膨張しても遮熱板を確実に保持でき、かつ、部品数が少なく簡単に組み立てできる車両の排気構造を提供する。
【解決手段】車体を構成する車体フレーム(3)と、車体フレーム(3)に取り付けられる内燃機関(19)と、内燃機関(19)の排気ポート(59)に取り付けられる排気管(61)と、排気管(61)に取り付けられる消音器(63)と、排気管(61)の外壁に取り付けられる複数の遮熱板(87,89,91,93)と、を備えた車両の排気構造において、前記遮熱板(89,91)の排気管軸方向端部に嵌合爪(101,109,113)を設け、隣り合う遮熱板(87,93)の排気管軸方向端部に嵌合孔(97,105,117)を設け、複数の遮熱板(87,89,91,93)を各々排気管(61)に溶接またはクランプで固定すると共に、隣り合う遮熱板の嵌合爪(101,109,113)と嵌合孔(97,105,117)を嵌合させて支持した。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の遮熱板を備えた車両の排気構造に関する。
従来、鞍乗型車両等の車両の排気構造として、排気管に遮熱板を取り付け、排気管の熱を遮熱可能にした排気構造が知られている。
この種の排気構造では、遮熱板の振動を防止するために、遮熱板を、排気管の軸方向に離れた複数の取り付け箇所で排気管に取り付けるのが一般的である。しかしながら、一つの遮熱板を、排気管の軸方向に大きく離れた取り付け箇所で取り付けた場合、排気管が熱膨張したときに遮熱板の取り付け箇所に加わる力が大きくなるため、遮熱板を確実に保持することが難しいという課題がある。
そこで、従来、排気管の軸方向に並ぶ複数の遮熱板を設け、各遮熱板を、排気管軸方向の複数箇所でバンド部材を用いて排気管に取り付けることにより、遮熱板の取り付け箇所の間隔を短くして排気管が熱膨張したときに取り付け箇所に加わる力を小さくするとともに、各取り付け箇所の取り付け強度を高め、遮熱板を確実に保持できるようにした排気構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−124767号公報
しかしながら、上記従来の技術では、各遮熱板に、排気管の軸方向に離れた複数の取り付け箇所が存在し、各取り付け箇所をバンド部材により取り付けるので、取り付け箇所および部品数が多く、組み立てが煩雑であるという課題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、少ない取り付け箇所で、排気管が熱膨張しても遮熱板を確実に保持でき、かつ、部品数が少なく簡単に組み立てできる車両の排気構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車体を構成する車体フレーム(3)と、車体フレーム(3)に取り付けられる内燃機関(19)と、内燃機関(19)の排気ポート(59)に取り付けられる排気管(61)と、排気管(61)に取り付けられる消音器(63)と、排気管(61)の外壁に取り付けられる複数の遮熱板(87,89,91,93)と、を備えた車両の排気構造において、前記遮熱板(89,91)の排気管軸方向端部に嵌合爪(101,109,113)を設け、隣り合う遮熱板(87,93)の排気管軸方向端部に嵌合孔(97,105,117)を設け、複数の遮熱板(87,89,91,93)を各々排気管(61)に溶接またはクランプで固定すると共に、隣り合う遮熱板の嵌合爪(101,109,113)と嵌合孔(97,105,117)を嵌合させて支持したことを特徴とする。
本発明では、隣り合う遮熱板の端部の嵌合爪と嵌合孔とを嵌合させて支持したので、各遮熱板の端部を相互に支持させることができる。これにより、各遮熱板の取り付け箇所を排気管軸方向または消音器軸方向の1カ所として、排気管の熱膨張時に取り付け箇所に加わる力を非常に小さくしながらも、各遮熱板の取り付け強度を十分に確保できる。したがって、少ない取り付け箇所で、排気管が熱膨張しても遮熱板を確実に保持できる。また、各遮熱板を溶接またはクランプで取り付けるので、従来のバンド部材を用いる場合と比較して部品数を少なくでき、簡単に組み立てることができる。
排気管(61)は排気ポート(59)から前方に延びた後、湾曲して後方に延び後端(81)で消音器(63)に接続され、遮熱板は排気管(61)の湾曲部(73)を覆う第1遮熱板(87)と、その後方の排気管(61)を覆う第2遮熱板(89)を有し、第1遮熱板(87)は湾曲頂部(119)に車体左右方向に長さを有する溶接部(125)を有していても良い。
本発明では、第1遮熱板が湾曲頂部に車体左右方向に長さを有する溶接部を有しているので、第1遮熱板の車体左右方向への振動が抑制される。そして、第1遮熱板に第2遮熱板が嵌合しているので、第2遮熱板が、取り付け箇所の数や位置などに起因して、取り付け箇所を中心に車体左右方向に振動しやすい場合であっても、第2遮熱板の振動を抑制でき、第2遮熱板の振動に起因する音を防止できる。
嵌合孔(97,117)側の遮熱板(87,93)には上方へ突出する凸部(183,203)が形成され、嵌合爪(101,113)側の遮熱板(89,91)には下方に湾曲するへこみ部(175,195)が形成され、これらを当接させて複数の遮熱板(87,89,91,93)を各々排気管(61)に溶接またはクランプで固定しても良い。
本発明では、各遮熱板を取り付けるときに各遮熱板の凸部とへこみ部とを当接させるだけで各遮熱板を容易に位置決めでき、各遮熱板を容易に取り付けできる。
嵌合片(99,111)はへこみ部(175,195)で嵌合孔側の遮熱板(87,93)に当接すると共に、嵌合孔(97,117)の内側で、遮熱板(87,93)の内壁面と、嵌合爪(101,113)の壁面とが当接しても良い。
本発明では、隣り合う遮熱板が、車体前後方向に離れた2箇所で当接するので、遮熱板の溶接部またはクランプ部を中心とする上下振動が規制され、遮熱板の振動に起因する音を防止できる。
遮熱板(87,93)の中央側縁部は上方に折り返した折り返し部(165,185)を形成し、嵌合片(99,111)の折り返し部(165,185)下で遮熱板(87,93)の内壁面と、嵌合爪(101,113)の壁面との当接部より外側に、周方向にわたって溝部(181,201)を設けても良い。
本発明では、折り返し部を形成したので、上面視で嵌合孔の開口面積を狭くでき、嵌合孔内への泥の侵入を抑制できる。また、嵌合孔内に入り込んだ泥を溝部から効率よく排出できる。したがって、各遮熱板の嵌合部が泥で固着されてしまうことがなく、排気管および消音器が熱膨張したときに各遮熱板の取り付け部に加わる力を抑制できる。
本発明によれば、隣り合う遮熱板の端部の嵌合爪と嵌合孔とを嵌合させて支持したので、各遮熱板の端部を相互に支持させることができる。これにより、各遮熱板の取り付け箇所を排気管軸方向または消音器軸方向の1カ所として、排気管の熱膨張時に取り付け箇所に加わる力を非常に小さくしながらも、各遮熱板の取り付け強度を十分に確保できる。したがって、少ない取り付け箇所で、排気管が熱膨張しても遮熱板を確実に保持できる。また、各遮熱板を溶接またはクランプで取り付けるので、従来のバンド部材を用いる場合と比較して部品数を少なくでき、簡単に組み立てることができる。
排気管の湾曲部を覆う第1遮熱板と、その後方の排気管を覆う第2遮熱板を有し、第1遮熱板は湾曲頂部に車体左右方向に長さを有する溶接部を有していれば、第1遮熱板の車体左右方向への振動が抑制される。そして、第1遮熱板に第2遮熱板が嵌合しているので、第2遮熱板が、取り付け箇所の数や位置などに起因して、取り付け箇所を中心に車体左右方向に振動しやすい場合であっても、第2遮熱板の振動を抑制でき、第2遮熱板の振動に起因する音を防止できる。
嵌合孔側の遮熱板には上方へ突出する凸部が形成され、嵌合爪側の遮熱板には下方に湾曲するへこみ部が形成され、これらを当接させて複数の遮熱板を各々排気管に溶接またはクランプで固定すれば、各遮熱板を取り付けるときに各遮熱板の凸部とへこみ部とを当接させるだけで各遮熱板を容易に位置決めでき、各遮熱板を容易に取り付けできる。
嵌合片がへこみ部で嵌合孔側の遮熱板に当接すると共に、嵌合孔の内側で、遮熱板の内壁面と、嵌合爪の壁面とが当接するようにすれば、隣り合う遮熱板が、車体前後方向に離れた2箇所で当接するので、各遮熱板の振動が規制され、各遮熱板の振動に起因する音を防止できる。
遮熱板の中央側縁部は上方に折り返した折り返し部を形成し、嵌合片の折り返し部下で遮熱板の内壁面と、嵌合爪の壁面との当接部より外側に、周方向にわたって溝部を設ければ、折り返し部により上面視で嵌合孔の開口面積を狭くでき、嵌合孔内への泥の侵入を抑制できるとともに、嵌合孔の内側に入り込んだ泥を溝部から効率よく排出できる。したがって、隣り合う遮熱板の嵌合部が泥で固着されてしまうことがなく、排気管および消音器が熱膨張したときに各遮熱板の取り付け部に加わる力を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。 鞍乗型車両の上面図である。 鞍乗型車両の排気装置の上面図である。 (A)は、第1遮熱板の下流端部および第2遮熱板の上流端部をそれぞれ示す斜視図、(B)は、第1遮熱板と第2遮熱板との嵌合部の斜視図である。 第1遮熱板と第2遮熱板との嵌合部の上面図である。 第1遮熱板と第2遮熱板との嵌合部の側面図である。 図5におけるVII−VII断面図である。 第1遮熱板および第2遮熱板を取り付ける際の図7対応図である。 (A)は、第3遮熱板の下流端部および第4遮熱板の上流端部をそれぞれ示す斜視図、(B)は、第3遮熱板と第4遮熱板との嵌合部の斜視図である。 第3遮熱板と第4遮熱板との嵌合部の上面図である。 第3遮熱板と第4遮熱板との嵌合部の側面図である。 図10におけるXII−XII断面図である。 第3遮熱板および第4遮熱板を取り付ける際の図12対応図である。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1は本発明に係る排気装置を適用した車両1の側面図である。
車両1は、車体フレーム3を有し、車体フレーム3の前後中間部に支持されたパワーユニット5と、車体フレーム3の前部に支持された左右の前輪7と、車体フレーム3の後部に支持された左右の後輪9とを備えた不整地走行用車両である。
車体フレーム3の前部には、ハンドルポスト11が軸支されている。ハンドルポスト11の上端部にはハンドル13が取り付けけられ、ハンドルポスト11の下端部には左右の前輪7が操舵可能に連結されている。前輪7および後輪9は、パワーユニット5の駆動力により駆動される。符号15は前輪7用のショックアブソーバ、符号17は後輪9用のショックアブソーバである。
パワーユニット5は、内燃機関であるエンジン19と変速機21とから構成されており、エンジン19および変速機21は、それぞれ車体フレーム3に取り付けられている。パワーユニット5上部の前方には、エンジン19を冷却するためのエアダクト23が設けられている。また、パワーユニット5下部の前方には、オイルクーラ25およびオイルクーラ用のファン27が設けられている。
車体フレーム3の上部には、燃料を貯留する燃料タンク29、乗員を載せるシート31、および荷物を載せるリアキャリア33が前方からこの順番で支持されている。
車体フレーム3の下端部には、運転者の足を乗せる左右一対のステップ35が設けられている。なお、図中符号37,39は前輪7及び後輪9の上方外周を覆うフロントフェンダ及びリアフェンダを示し、符号41は車体前面を保護するフロントガードを示し、符号43はヘッドランプを示す。
図2は車両1の平面図である。車体フレーム3の一部を構成する左右のメインフレーム45は、前後方向に延びている。左右のメインフレーム45の前後中間部には、エンジン19が配置されている。エンジン19の上部を構成するシリンダヘッド47は、その上端部が左右のメインフレーム45の間に位置する。シリンダヘッド47の後端には吸気ポート49が設けられ、吸気ポート49には、スロットルボディ51、メインエアクリーナ53、およびサブエアクリーナ55を有する吸気装置57が接続されている。
シリンダヘッド47の前端には排気ポート59が設けられ、この排気ポート59には、排気管61および消音器63を備える排気装置65が接続されている。排気管61は、排気ポート59に取り付けられ、一旦前方に延出して左方に180度湾曲し、エンジン19の左方に回り込み、左側のメインフレーム45の下方に沿って車体後方に延びて、車幅外側に屈曲して延び、さらに屈曲して後方に延びて、後端に至る。排気管61の後端には消音器63が接続されている。消音器63は、左側の後輪9の右方に位置し、図1に示すように、左側のメインフレーム45の後部に取り付けけられている。
図3は本発明に係る排気装置65の平面図である。
本実施形態では、排気装置65において、エンジン19側を上流側、排ガスを車両外部に排出するための排気口側を下流側とする。
排気管61は、上流側排気管67と、下流側排気管69とからなる。上流側排気管67は、上面視で略J字状をなし、上流端71から一旦前方に延び、湾曲部73で左方に約180度湾曲した後、後方に延びて下流端75に至る。上流側排気管67の下流端75には、下流側排気管69の上流端79が接続されている。下流側排気管69は、上流端79から一旦後方へ延び、左方に屈曲して車幅外側に向かって斜めに延び、再び屈曲して後方に延びて下流端81に至る。
排気管61の後端である下流側排気管69の下流端81には、消音器63の上流端83が接続されている。消音器63は、上流端83から後方に延びて下流端85にいたる。消音器63の下流端85には排気口(不図示)が開口し、この排気口から、エンジン19の排ガスが排出される。
排気管61の外壁には、第1遮熱板87、第2遮熱板89、第3遮熱板91がそれぞれ取り付けられ、消音器63の外壁には、第4遮熱板93が取り付けられている。
第1遮熱板87は、上流側排気管67の湾曲部73の上部を覆って遮熱するものであり、上流側排気管67の湾曲部73に沿って湾曲した略半円管状に形成されている。第1遮熱板87の下流端部95には、嵌合孔97が設けられている。
第2遮熱板89は、上流側排気管67の湾曲部73より下流側(後方)の部分の上部を覆って遮熱するものであり、ストレートの略半円管状に形成されている。第2遮熱板89の上流端部99には、嵌合爪101が設けられており、この嵌合爪101が第1遮熱板87の嵌合孔97に嵌合している。第2遮熱板89の下流端部103には、嵌合孔105が設けられている。
第3遮熱板91は、下流側排気管69の上部を覆って遮熱するものであり、下流側排気管69に沿って屈曲する略半円管状に形成されている。第3遮熱板91の上流端部107には、嵌合爪109が設けられており、この嵌合爪109が第2遮熱板89の嵌合孔105に嵌合している。第3遮熱板91の下流端部111には、嵌合爪113が設けられている。
第4遮熱板93は、消音器63の上方を覆って遮熱するものであり、消音器63の形状に沿って径が変化する半円管状に形成されている。第4遮熱板93の上流端部115には、嵌合孔117が設けられており、この嵌合孔117に第3遮熱板91の嵌合爪113が嵌合している。
すなわち、上流側排気管67の湾曲部73から消音器63の下流端85までが各遮熱板により連続して覆われており、隣り合う遮熱板は、嵌合爪と嵌合孔との嵌合により互いに支持されている。また、各遮熱板は、後述する取り付け部以外では、排気管61または消音器63から離間して隙間が生じるように設けられており、遮熱性が高められている。
各遮熱板の取り付け構造について説明する。
第1遮熱板87の湾曲頂部119には、前上取り付け部121と、前下取り付け部(不図示)とが設けられている。前上取り付け部121および前下取り付け部(不図示)は、それぞれ上流側排気管67側に凹み上流側排気管67に当接している。前上取り付け部121および前下取り付け部(不図示)には、それぞれ車体左右方向に延びる長孔123、長孔(不図示)が設けられている。そして、長孔123、長孔(不図示)の縁が上流側排気管67に溶接され、車体左右方向に延在する前上溶接部125および前下溶接部(不図示)が形成されることで、第1遮熱板87が上流側排気管67に取り付けられている。前上溶接部125と前下溶接部(不図示)とは、上流側排気管67の周方向には離間しているが、上流側排気管67の軸方向には同じ位置に存在している。
第2遮熱板89の前後中間部127には、右上取り付け部129と、左上取り付け部131とが設けられている。右上取り付け部129および左上取り付け部131はそれぞれ上流側排気管67側に凹み上流側排気管67に当接している。右上取り付け部129および左上取り付け部131には、それぞれ車体前後方向に延びる長孔133、長孔135が設けられている。そして、長孔133、長孔135の縁が上流側排気管67に溶接され、車体前後方向に延在する右上溶接部137および左上溶接部139が形成されることで、第2遮熱板89が上流側排気管67に取り付けられている。右上溶接部137と左上溶接部139とは、上流側排気管67の周方向には離間しているが、上流側排気管67の軸方向には同じ位置に存在している。
第3遮熱板91の前部141には、右上取り付け部143と左上取り付け部145とが設けられている。右上取り付け部143および左上取り付け部145は、それぞれ下流側排気管69側に凹み下流側排気管69に当接している。右上取り付け部143および左上取り付け部145には、それぞれ車体前後方向に延びる長孔(不図示)、長孔147が設けられている。そして、長孔(不図示)、長孔147の縁が下流側排気管69に溶接され、車体前後方向に延在する右上溶接部(不図示)および左上溶接部149が形成されることで、第3遮熱板91が下流側排気管69に取り付けられている。右上溶接部(不図示)と左上溶接部149は、下流側排気管69の周方向には離間しているが、下流側排気管69の軸方向には同じ位置に存在している。
第4遮熱板93の前後中間部151には、右上取り付け部153および左上取り付け部155が設けられている。右上取り付け部153および左上取り付け部155は、それぞれ消音器63側に凹み消音器63と当接している。右上取り付け部153および左上取り付け部155には、それぞれ前後方向に延びる長孔157、長孔159が設けられている。そして、長孔157、長孔159の縁が消音器63に溶接されて車体前後方向に延在する右上溶接部161、左上溶接部163が形成されることで、第4遮熱板93が消音器63に取り付けられている。右上溶接部161と左上溶接部163とは、消音器63の周方向には離間しているが、消音器63の軸方向には同じ位置に存在している。
なお、上述した遮熱板取り付け構造では、各遮熱板の取り付け面に長孔を設け、長孔の縁を排気管61または消音器63に溶接することで各遮熱板を排気管61または消音器63に直接取り付けているが、各遮熱板の取り付け方法はこれに限定されず、各遮熱板の取り付け部の内壁面にクランプ(締め付け)用のバンド部材を設け、このバンド部材を排気管61または消音器63にクランプ(締め付け)することで各遮熱板を排気管61または消音器63に取り付けても良い。
次に、第1遮熱板87の下流端部95と第2遮熱板89の上流端部99との嵌合構造を説明する。
図4(A)は、第1遮熱板87の下流端部95近傍および第2遮熱板89の上流端部99近傍をそれぞれ示す斜視図である。
第1遮熱板87の下流端部95上部には、後方に開口する嵌合孔97が設けられている。この嵌合孔97は、第1遮熱板87の上部に、前方が開いたコ字状の切り込みを入れ、このコ字状の切り込みの内側部分を斜め上方に折り返すことで形成されている。以下の説明では、この斜め上方に折り返された部分を折り返し部165という。第2遮熱板89の上流端部99上部先端部には、前方に延出する嵌合爪101が設けられている。
また、以下の説明では、第1遮熱板87の下流端部95において、嵌合孔97より前方の部分を下流端部基端部167、嵌合孔97より後方の部分を下流端部先端部169という。また、第2遮熱板89の上流端部99において、嵌合爪101より後方の部分を上流端部基端部171という。第1遮熱板87の下流端部先端部169には、上方に突出する凸部183が形成されている。また、第2遮熱板89の上流端部基端部171には、下方に湾曲するへこみ部175が周方向に渡って形成されている。
図4(B)は、第1遮熱板87の下流端部95と第2遮熱板89の上流端部99との嵌合部の斜視図、図5は同上面図、図6は同左側面図である。
第2遮熱板89の嵌合爪101は、第1遮熱板87の嵌合孔97に嵌合し、第1遮熱板87の下流端部基端部167の内側に入り込んでいる。また、第1遮熱板87の下流端部先端部169は、第2遮熱板89の上流端部基端部171の内側に入り込んでいる。
図7は図5のVII−VII断面図である。
嵌合片である第2遮熱板89の上流端部99は、嵌合孔97の外側(後方)および内側(前方)の2カ所で嵌合孔側の遮熱板である第1遮熱板87に当接している。すなわち、嵌合孔97の外側(後方)では、第2遮熱板89のへこみ部175の内壁面が第1遮熱板87の下流端部先端部169の外壁面に当接し、嵌合孔97の内側(前方)では、第2遮熱板89の嵌合爪101の先端部173の壁面が、第1遮熱板87の下流端部基端部167の内壁面に当接している。これにより、第1遮熱板87の下流端部95と第2遮熱板89の上流端部99とは、車体前後方向の2カ所で当接してお互いを支持し合っており、第1遮熱板87および第2遮熱板89の振動が規制されている。
また、上述したように、第1遮熱板87の嵌合孔97の中央側縁部には、斜め上方に折り返された折り返し部165が形成されている。これにより、上面視で嵌合孔97の開口面積が狭くなり、嵌合孔97の内側への泥の侵入が抑制される。さらに、折り返し部165の先端には略水平方向に曲げられた庇部177が形成されている。これにより、上面視で嵌合孔97の開口面積が一層狭くなり、嵌合孔97の内側への泥の侵入が一層抑制される。
また、第2遮熱板89の嵌合爪101の基端部179には、周方向に延びる溝181が形成されている。この溝181は、上述した第1遮熱板87の折り返し部165の下方に位置する。これにより、第1遮熱板87または第2遮熱板89の表面を伝って泥が流れ込んだとしても、泥が溝181を伝って下方へ流れるので、嵌合孔97内で第1遮熱板87と第2遮熱板89とが当接する部分、すなわち、第2遮熱板89の嵌合爪101の先端部173と、第1遮熱板87の下流端部基端部167との隙間への泥の侵入が防止される。
また、上述したように、第1遮熱板87の下流端部先端部169には、上方に突出する凸部183が形成されている。この凸部183は、第2遮熱板89のへこみ部175を当接させたときに、第2遮熱板89が第1遮熱板87に対して正しく配置される位置に形成されている。
第1遮熱板87および第2遮熱板89を上流側排気管67に取り付ける際には、まず、第1遮熱板87を位置決めして上流側排気管67に溶接する。次に、第2遮熱板89を、後方から前方にスライドさせて、第2遮熱板89の嵌合爪101を第1遮熱板87の嵌合孔97に嵌合させる。このとき、図8に示すように、第2遮熱板89のへこみ部175を第1遮熱板87の凸部183に当接させ、第2遮熱板89を位置決めする。そして、第2遮熱板89を上流側排気管67に溶接する。
第2遮熱板89のへこみ部175を第1遮熱板87の凸部183に当接させるだけで、第2遮熱板89を位置決めできるので、第2遮熱板89の取り付けが容易になっている。
次に、第3遮熱板91の下流端部111と第4遮熱板93の上流端部115との嵌合構造を説明する。
図9(A)は、第3遮熱板91の下流端部111および第4遮熱板93の上流端部115をそれぞれ示す斜視図である。
第3遮熱板91の下流端部111上部には、後方に延出する嵌合爪113が設けられている。第4遮熱板93の上流端部115上部には、前方に開口する嵌合孔117が設けられている。この嵌合孔117は、第4遮熱板93の上部に、後方が開いたコ字状の切り込みを入れ、このコ字状の切り込みの内側部分を斜め上方に折り返すことで形成されている。以下の説明では、この斜め上方に折り返された部分を折り返し部185という。
また、以下の説明では、第3遮熱板91の下流端部111において、嵌合爪113より前方の部分を下流端部基端部187という。また、第4遮熱板93の上流端部115において、嵌合孔117より前方の部分を上流端部先端部189、嵌合孔117より後方の部分を上流端部基端部191という。第4遮熱板93の上流端部先端部189には、上方に突出する凸部203が形成されている。また、第3遮熱板91の下流端部基端部187には、下方に湾曲するへこみ部195が周方向に渡って形成されている。
図9(B)は、第3遮熱板91の下流端部111と第4遮熱板93の上流端部115との嵌合部の斜視図、図10は同上面図、図11は同左側面図である。
第3遮熱板91の嵌合爪113は、第4遮熱板93の嵌合孔117に嵌合し、第4遮熱板93の上流端部基端部191の内側に入り込んでいる。また、第4遮熱板93の上流端部先端部189は、第3遮熱板91の下流端部基端部187の内側に入り込んでいる。
図12は図10のXII−XII断面図である。
嵌合片である第3遮熱板91の下流端部111は、嵌合孔117の外側(前方)および内側(後方)の2カ所で嵌合孔側の遮熱板である第4遮熱板93に当接している。すなわち、嵌合孔117の外側(前方)では、第3遮熱板91のへこみ部195の内壁面が第4遮熱板93の上流端部先端部189の外壁面に当接し、嵌合孔117の内側(後方)では、第3遮熱板91の嵌合爪113の先端部193の壁面が、第4遮熱板93の上流端部基端部191の内壁面に当接している。これにより、第3遮熱板91の下流端部111と第4遮熱板93の上流端部115とは、車体前後方向の2カ所で当接してお互いを支持し合っており、第3遮熱板91および第4遮熱板93の振動が規制されている。
また、上述したように、第4遮熱板93の嵌合孔117の中央側縁部には、斜め上方に折り返された折り返し部185が形成されている。これにより、上面視で嵌合孔97の開口面積が狭くなり、嵌合孔117の内側への泥の侵入が抑制される。さらに、折り返し部185の先端には略水平方向に曲げられた庇部197が形成されている。これにより、上面視で嵌合孔117の開口面積が一層狭くなり、嵌合孔117の内側への泥の侵入が一層抑制される。
また、第3遮熱板91の嵌合爪113の基端部199には、周方向に延びる溝201が形成されている。この溝201は、上述した第4遮熱板93の折り返し部185の下方に位置する。これにより、第3遮熱板91または第4遮熱板93の表面を伝って泥が流れ込んだとしても泥が溝201を伝って下方へ流れるので、嵌合孔117内で第3遮熱板91と第4遮熱板93とが当接する部分、すなわち、第3遮熱板91の嵌合爪113の先端部193と、第4遮熱板93の上流端部基端部191との隙間への泥の侵入が防止される。
また、上述したように、第4遮熱板93の上流端部先端部189には、上方に突出する凸部203が形成されている。この凸部203は、第3遮熱板91のへこみ部195を当接させたときに、第4遮熱板93に対して第3遮熱板91が正しく配置されるような位置に形成されている。
第3遮熱板91および第4遮熱板93を下流側排気管69および消音器63に取り付ける際には、まず、第4遮熱板93を位置決めして消音器63に溶接する。次に、第3遮熱板91を、前方から後方にスライドさせて、第3遮熱板91の嵌合爪113を第4遮熱板93の嵌合孔117に嵌合させる。このとき、図13に示すように、第3遮熱板91のへこみ部195を第4遮熱板93の凸部203に当接させ、第3遮熱板91を位置決めする。そして、第3遮熱板91を下流側排気管69に溶接する。
第3遮熱板91のへこみ部195を第4遮熱板93の凸部203に当接させるだけで、第3遮熱板91を位置決めできるので、第3遮熱板91の取り付けが容易になっている。
以上説明したように、本実施形態では、第1遮熱板87、第2遮熱板89、および第3遮熱板91を、それぞれ軸方向同位置の2カ所で排気管61に溶接し、第4遮熱板93を軸方向同位置の2カ所で消音器63に溶接するとともに、第1遮熱板87の下流端部95の嵌合孔97と第2遮熱板89の上流端部99の嵌合爪101とを嵌合させ、第2遮熱板89の下流端部103の嵌合孔105と第3遮熱板91の上流端部107の嵌合爪109とを嵌合させ、第3遮熱板91の下流端部111の嵌合爪113と第4遮熱板93の上流端部115の嵌合孔117とを嵌合させている。
隣り合う遮熱板の端部の嵌合爪と嵌合孔を嵌合させて支持したので、各遮熱板の端部を相互に支持させることができる。これにより、各遮熱板の取り付け箇所(溶接部)を排気管61または消音器63の軸方向の同位置2カ所(軸方向の1カ所)として、排気管61または消音器63排気管の熱膨張時に取り付け箇所(溶接部)に加わる力を非常に小さくしながらも、各遮熱板の取り付け強度を十分に確保できる。また、各遮熱板の端部同士は嵌合されているだけなので、排気管61または消音器63が熱膨張により軸方向に伸長しても、隣り合う遮熱板から軸方向の力が加わることがない。したがって、少ない取り付け箇所(溶接部)で、排気管が熱膨張しても遮熱板を確実に保持できる。また、各遮熱板を溶接で取り付けるので、従来のバンド部材を用いる場合と比較して部品数を少なくでき、簡単に組み立てることができる。さらに、各遮熱板の振動を相互に抑制して遮熱板の振動に起因する音を防止できる。
また、本実施形態では、第1遮熱板87の湾曲頂部119が、車体左右方向に延在する前上溶接部125および前下溶接部(不図示)で上流側排気管67に溶接されているので、第1遮熱板87の車体左右方向への振動が抑制される。第2遮熱板89、第3遮熱板91、および第4遮熱板93は、それぞれ排気管61または消音器63の軸方向の1カ所で取り付けられているため、取り付け箇所を中心に車体左右方向に振動(2カ所の溶接部を含む面内で回動)しやすいが、第1遮熱板87の下流端部95の嵌合孔97と第2遮熱板89の上流端部99の嵌合爪101とを嵌合させ、第2遮熱板89の下流端部103の嵌合孔105と第3遮熱板91の上流端部107の嵌合爪109とを嵌合させ、第3遮熱板91の下流端部111の嵌合爪113と第4遮熱板93の上流端部115の嵌合孔117とを嵌合させているので、第1遮熱板87により、第2遮熱板89、第3遮熱板91、および第4遮熱板93の、それぞれの取り付け箇所を中心とした振動が抑制される。これにより、各遮熱板の振動を抑制でき、遮熱板の振動に起因する音を防止できる。
また、本実施形態では、第2遮熱板89の上流端部基端部171には、下方に湾曲するへこみ部175が周方向に渡って形成され、第1遮熱板87の下流端部先端部169には、上方に突出する凸部183が形成されている。第1遮熱板87の凸部183は、第2遮熱板89のへこみ部175を当接させたときに、第2遮熱板89が第1遮熱板87に対して正しく配置される位置に形成されており、第1遮熱板87および第2遮熱板89を排気管61に取り付けるときには、第2遮熱板89のへこみ部175を第1遮熱板87の凸部183に当接させて、排気管61に溶接する。
また、第3遮熱板91の下流端部基端部187には、下方に湾曲するへこみ部195が周方向に渡って形成され、第4遮熱板93の上流端部先端部189には、上方に突出する凸部203が形成されている。第4遮熱板93の凸部203は、第3遮熱板91のへこみ部195を当接させたときに、第4遮熱板93に対して第3遮熱板91が正しく配置される位置に形成されており、第3遮熱板91および第4遮熱板93を排気管61および消音器63に取り付けるときには、第3遮熱板91のへこみ部195を第4遮熱板93の凸部203に当接させて、排気管61および消音器63に溶接する。
これにより、各遮熱板を取り付けるときに各遮熱板の凸部とへこみ部とを当接させるだけで各遮熱板を容易に位置決めでき、各遮熱板を容易に取り付けできる。
また、本実施形態では、嵌合片である第2遮熱板89の上流端部99が、嵌合孔97の外側(後方)および内側(前方)の2カ所で嵌合孔側の遮熱板である第1遮熱板87に当接している。すなわち、嵌合孔97の外側(後方)では、第2遮熱板89のへこみ部175の内壁面が第1遮熱板87の下流端部先端部169の外壁面に当接し、嵌合孔97の内側(前方)では、第2遮熱板89の嵌合爪101の先端部173の壁面が、第1遮熱板87の下流端部基端部167の内壁面に当接している。
また、嵌合片である第3遮熱板91の下流端部111は、嵌合孔117の外側(前方)および内側(後方)の2カ所で嵌合孔側の遮熱板である第4遮熱板93に当接している。すなわち、嵌合孔117の外側(前方)では、第3遮熱板91のへこみ部195の内壁面が第4遮熱板93の上流端部先端部189の外壁面に当接し、嵌合孔117の内側(後方)では、第3遮熱板91の嵌合爪113の先端部193の壁面が、第4遮熱板93の上流端部基端部191の内壁面に当接している。
これにより、各遮熱板の振動を相互に規制でき、各遮熱板の振動に起因する音を防止できる。
また、本実施形態では、第1遮熱板87の嵌合孔97の中央側縁部(上縁部)には、斜め上方に折り返された折り返し部165が形成され、折り返し部165の先端には、略水平方向に曲げられた庇部177が形成されている。また、第2遮熱板89の嵌合爪101の基端部179には、周方向に延び、第1遮熱板87の折り返し部165の下方に位置する溝181が形成されている。これにより、上面視で嵌合孔97の開口面積を狭くして嵌合孔97の内側への泥の侵入を抑制でき、かつ、嵌合孔97の内側に入り込んだ泥を溝181から効率よく排出できる。したがって、第1遮熱板87と第2遮熱板89との嵌合部が泥で固着されてしまうことがなく、排気管61および消音器63が熱膨張したときに第1遮熱板87および第2遮熱板89の溶接部に加わる力を抑制できる。
また、本実施形態では、第4遮熱板93の嵌合孔117の中央側縁部(上縁部)には、斜め上方に折り返された折り返し部185が形成され、折り返し部185の先端には略水平方向に曲げられた庇部197が形成されている。また、第3遮熱板91の嵌合爪113の基端部199には、周方向に延び、第4遮熱板93の折り返し部185の下方に位置する溝201が形成されている。これにより、上面視で嵌合孔117の開口面積を狭くして嵌合孔117の内側への泥の侵入を抑制でき、かつ、嵌合孔117の内側に入り込んだ泥を溝201から効率よく排出できる。したがって、第3遮熱板91と第4遮熱板93との嵌合部が泥で固着されてしまうことを防止でき、排気管61および消音器63が熱膨張したときに第3遮熱板91および第4遮熱板93の溶接部に加わる力を抑制できる。
以上、一実施の形態に基づいて本発明を説明したが、上記実施の形態はこの発明の一例であり、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能なことは言うまでもない。
例えば、上述した実施の形態では、本発明に係る排気装置を適用した車両として、四輪の鞍乗型車両を例示したが、車両の種類はこれに限定されず、二輪又は三輪又は四輪を越える車輪数の車両や鞍乗型ではない車両(スクータ型車両)等であっても良い。
1 車両
3 車体フレーム
19 エンジン(内燃機関)
59 排気ポート
61 排気管
63 消音器
65 排気装置
73 湾曲部
81 下流端(後端)
87 第1遮熱板(遮熱板)
89 第2遮熱板(遮熱板)
91 第3遮熱板(遮熱板)
93 第4遮熱板(遮熱板)
99 上流端部(嵌合片)
111 下流端部(嵌合片)
97、105、117 嵌合孔
101、109、113 嵌合爪
119 湾曲頂部
125 前上溶接部(溶接部)
165、185 折り返し部
175、195 へこみ部
177、197 庇部
181、201 溝(溝部)
183、203 凸部

Claims (5)

  1. 車体を構成する車体フレーム(3)と、車体フレーム(3)に取り付けられる内燃機関(19)と、内燃機関(19)の排気ポート(59)に取り付けられる排気管(61)と、排気管(61)に取り付けられる消音器(63)と、排気管(61)の外壁に取り付けられる複数の遮熱板(87,89,91,93)と、を備えた車両の排気構造において、
    前記遮熱板(89,91)の排気管軸方向端部に嵌合爪(101,109,113)を設け、隣り合う遮熱板(87,93)の排気管軸方向端部に嵌合孔(97,105,117)を設け、複数の遮熱板(87,89,91,93)を各々排気管(61)に溶接またはクランプで固定すると共に、隣り合う遮熱板の嵌合爪(101,109,113)と嵌合孔(97,105,117)を嵌合させて支持したことを特徴とする車両の排気構造。
  2. 排気管(61)は排気ポート(59)から前方に延びた後、湾曲して後方に延び後端(81)で消音器(63)に接続され、遮熱板は排気管(61)の湾曲部(73)を覆う第1遮熱板(87)と、その後方の排気管(61)を覆う第2遮熱板(89)を有し、第1遮熱板(87)は湾曲頂部(119)に車体左右方向に長さを有する溶接部(125)を有することを特徴とする請求項1に記載の車両の排気構造。
  3. 嵌合孔(97,117)側の遮熱板(87,93)には上方へ突出する凸部(183,203)が形成され、嵌合爪(101,113)側の遮熱板(89,91)には下方に湾曲するへこみ部(175,195)が形成され、これらを当接させて複数の遮熱板(87,89,91,93)を各々排気管(61)に溶接またはクランプで固定することを特徴とする請求項1または2に記載の車両の排気構造。
  4. 嵌合片(99,111)はへこみ部(175,195)で嵌合孔側の遮熱板(87,93)に当接すると共に、嵌合孔(97,117)の内側で、遮熱板(87,93)の内壁面と、嵌合爪(101,113)の壁面とが当接することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両の排気構造。
  5. 遮熱板(87,93)の中央側縁部は上方に折り返した折り返し部(165,185)を形成し、嵌合片(99,111)の折り返し部(165,185)下で遮熱板(87,93)の内壁面と、嵌合爪(101,113)の壁面との当接部より外側に、周方向にわたって溝部(181,201)を設けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両の排気構造。
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