JP4755554B2 - スクータ型車両の燃料ポンプ配置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、スクータ型車両の燃料ポンプ配置構造の改良に関するものである。
従来のスクータ型車両の燃料ポンプ配置構造として、車体後部の後輪上方に燃料タンクを配置し、この燃料タンク内に燃料ポンプを内蔵したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−138712公報
特許文献1の図2及び図3には、スクーター型自動二輪車の着座シート4の下方に物品収納ボックス6を配置し、この物品収納ボックス6の後方に且つ後輪8の上方に燃料タンク28を配置し、物品収納ボックス6の後面に隣接する燃料タンク28の傾斜した前面28cにポンプ取付部28iを設け、このポンプ取付部28iに燃料ポンプ29を取付けたことが記載されている。
燃料ポンプ29は、鉛直に設けたポンプ本体29aと、このポンプ本体29aの下部に接続した燃料吸入部29とを備える。
上記文献のスクータ型自動二輪車では、燃料ポンプ29が鉛直に設けられているため、燃料ポンプ29の全長よりも高さが高い燃料タンク28を使用せざるを得ず、その結果、シート高が高くなるという課題があった。
更に、例えば、スクーター型自動二輪車が発進するときや加速走行時には多くの燃料を必要とする。上記の燃料ポンプ29は燃料タンク28の前方で且つ鉛直に配置されているため、燃料タンク28の燃料残量が少ない場合には、燃料タンク28内の前部に溜まっていた燃料がタンク後部に移動して、発進時に燃料ポンプ29が吸い込む吸い込み量が減少し、必要とする燃料をエンジンに供給することが難しくなる。
本発明の目的は、燃料タンク高を低く、ひいてはシート高を低くしながら、車両の発進時に必要とする燃料を確保し易くしたスクータ型車両の燃料ポンプ配置構造を提供することにある。
請求項1に係る発明は、乗員が着座するシートの下方に収納室を配置し、この収納室の後方で且つ後輪の上方に燃料タンクを配置したスクータ型車両において、燃料タンクの上壁の前部に燃料注入口を設け、燃料タンクの燃料注入口よりも後方の壁に、燃料タンクに内蔵した燃料ポンプを側面視で前下がりとなるように配置し、燃料ポンプに、燃料タンクに取付けるための取付フランジ部を設け、この取付フランジ部に重なるように、取付フランジ部を締結部材により燃料タンクに固定するための環状のブラケットを配置し、ブラケットに、燃料ポンプの一部との干渉を防止する切欠きを形成したことを特徴とする。
作用として、燃料ポンプを、燃料タンクの燃料注入口よりも後方の壁に且つ側面視で前下がりとなるように燃料タンク内に配置することで、燃料タンクの高さを低くできてシート高を低くできるとともに、車両の発進時に燃料が車両後方に移動するときに、燃料に作用する後方斜め上方の分力によって燃料が前下がりとした燃料ポンプで吸い上げ易くなる。
また、燃料タンクに燃料ポンプを取付けるには、燃料タンクの傾斜面に燃料ポンプの取付フランジ部を配置し、この取付フランジ部に重なるように環状のブラケットを配置し、これらの取付フランジ部及びブラケットを締結部材で燃料タンクに固定するが、ブラケットに切欠きを形成することで、取付フランジ部に環状のブラケットを重ねたときに、ブラケットが燃料ポンプの一部と干渉しない。
請求項2に係る発明は、燃料タンクに、上壁の後部又は後壁の上部を側面視で後下がりとなる傾斜面を有し、この傾斜面に燃料ポンプを取付けたことを特徴とする。
作用として、後下がりの傾斜面に、前下がりに燃料ポンプを取付けることで、燃料ポンプの前下がり部分の長さを大きくすることが可能になる。
請求項3に係る発明は、燃料ポンプの上方に荷台を配置したことを特徴とする。
作用として、荷台が燃料ポンプを保護し、燃料ポンプへの干渉物を防ぐ。
請求項4に係る発明は、燃料タンクの底面に燃料ポンプの吸い込み口に設けたストレーナを対向させるとともに、底面をストレーナの形状に沿わせて窪ませたことを特徴とする。
作用として、燃料タンクの底面をストレーナの形状に沿わせて窪ませ、燃料を溜めて、その燃料をストレーナから吸い上げる。
請求項5に係る発明は、乗員が着座するシートの下方に収納室を配置し、この収納室の後方で且つ後輪の上方に燃料タンクを配置したスクータ型車両において、燃料タンクの上壁の前部に燃料注入口を設け、燃料タンクの燃料注入口よりも後方の壁に、燃料タンクに内蔵した燃料ポンプを側面視で前下がりとなるように配置し、燃料ポンプに、燃料タンクに取付けるための取付フランジ部を設け、この取付フランジ部に重なるように、取付フランジ部を締結部材により燃料タンクに固定するための環状のブラケットを配置し、ブラケットに、燃料ポンプに接続する燃料ホース及び燃料ポンプに接続する導線の少なくとも一方を支持する支持部を一体成形したことを特徴とする。
作用として、燃料ポンプを、燃料タンクの燃料注入口よりも後方の壁に且つ側面視で前下がりとなるように燃料タンク内に配置することで、燃料タンクの高さを低くできてシート高を低くできるとともに、車両の発進時に燃料が車両後方に移動するときに、燃料に作用する後方斜め上方の分力によって燃料が前下がりとした燃料ポンプで吸い上げ易くなる。
また、ブラケットに、燃料ポンプに接続する燃料ホース及び燃料ポンプに接続する導線の少なくとも一方を支持する支持部を一体成形したので、燃料ホース及び導線の少なくとも一方を支持するための特別な支持部材が不要になる。
請求項6に係る発明は、燃料ポンプに、燃料タンクに取付けるための取付フランジ部を設け、この取付フランジ部に穴部を形成し、この穴部に締結部材を通すことで燃料タンクに燃料ポンプを取付けたことを特徴とする。
作用として、たとえば、燃料ポンプにフランジ部を形成し、このフランジ部を燃料タンクに開けた穴部の縁に当て、別体のブラケットをフランジ部に当てるとともに燃料タンクに取付ける燃料ポンプの取付方法に比べて、本発明では、別体のブラケットが不要となる。
請求項1に係る発明では、燃料タンクの上壁の前部に燃料注入口を設け、燃料タンクの燃料注入口よりも後方の壁に、燃料タンクに内蔵した燃料ポンプを側面視で前下がりとなるように配置し、燃料ポンプに、燃料タンクに取付けるための取付フランジ部を設け、この取付フランジ部に重なるように、取付フランジ部を締結部材により燃料タンクに固定するための環状のブラケットを配置し、ブラケットに、燃料ポンプの一部との干渉を防止する切欠きを形成したので、燃料タンクの高さを低くできてシート高を低くできるとともに、燃料残量が少量となった場合に、車両の発進時であっても、燃料が燃料タンク内を車両後方に移動することを利用して、燃料ポンプ内に燃料を効果的に吸い上げることができ、車両発進時等に必要な燃料を確保し易くすることができ、また、ブラケットに、燃料ポンプの一部との干渉を防止する切欠きを形成したので、燃料タンクに燃料ポンプを組付けるときに、例えば、ブラケットを締結部材の軸方向から燃料ポンプの一部に干渉せずに容易に挿入して取付フランジ部に重ねることができ、組付け性を向上させることができる。
請求項2に係る発明では、燃料タンクに、上壁の後部又は後壁の上部を側面視で後下がりとなる傾斜面を有し、この傾斜面に燃料ポンプを取付けたので、小型の燃料タンクであっても、燃料タンク内のスペースを有効に利用することができ、比較的大きい燃料ポンプを配置することができて、燃料流量を増やすことができる。
請求項3に係る発明では、燃料ポンプの上方に荷台を配置したので、荷台を利用して燃料ポンプを保護することができ、燃料ポンプへの干渉物を防止することができる。
請求項4に係る発明では、燃料タンクの底面に燃料ポンプの吸い込み口に設けたストレーナを対向させるとともに、底面をストレーナの形状に沿わせて窪ませたので、燃料残量が少量の場合でも、燃料ポンプで燃料を吸い込みやすくすることができ、燃料を有効に使用することができる。
請求項5に係る発明では、燃料タンクの上壁の前部に燃料注入口を設け、燃料タンクの燃料注入口よりも後方の壁に、燃料タンクに内蔵した燃料ポンプを側面視で前下がりとなるように配置し、燃料ポンプに、燃料タンクに取付けるための取付フランジ部を設け、この取付フランジ部に重なるように、取付フランジ部を締結部材により燃料タンクに固定するための環状のブラケットを配置し、ブラケットに、燃料ポンプに接続する燃料ホース及び燃料ポンプに接続する導線の少なくとも一方を支持する支持部を一体成形したので、燃料タンクの高さを低くできてシート高を低くできるとともに、燃料残量が少量となった場合に、車両の発進時であっても、燃料が燃料タンク内を車両後方に移動することを利用して、燃料ポンプ内に燃料を効果的に吸い上げることができ、車両発進時等に必要な燃料を確保し易くすることができ、また、燃料ホース及び導線の少なくとも一方を支持するための特別な支持部材が不要になり、部品点数の削減を図ることができる。
請求項6に係る発明では、燃料ポンプに、燃料タンクに取付けるための取付フランジ部を設け、この取付フランジ部に穴部を形成し、この穴部に締結部材を通すことで燃料タンクに燃料ポンプを取付けたので、例えば、燃料ポンプのフランジ部を押えて燃料タンクに取付ける別体のブラケットを廃止することができ、部品点数を削減することができて、コストを削減することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る燃料ポンプ配置構造を採用したスクータ型車両の側面図(第1実施形態)であり、スクータ型車両10は、車体フレーム11の前端を構成するヘッドパイプ12にフロントフォーク13を介して前輪14を操舵自在に取付け、車体フレーム11の後部を構成する左右一対のリヤフレーム16,17(手前側の符号16のみ示す。)に収納ボックス21及びこの収納ボックス21の後方に配置した燃料タンク22を取付け、リヤフレーム16,17の下部にピボットプレート23,24(手前側の符号23のみ示す。)を取付け、これらのピボットプレート23,24に渡したクロスパイプ26に支持アーム27を取付け、この支持アーム27にピボット軸28を介してパワーユニット31をスイング自在に取付け、このパワーユニット31を構成する無段変速機32の後部に後輪33を取付け、無段変速機32の後部とリヤフレーム16,17側とにリヤクッションユニット34を渡して取付けた自動二輪車である。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12からほぼ下方に延ばし後方に延ばしたメインフレーム41と、このメインフレーム41の後端に取付けた左右に延びるパイプフレーム42と、このパイプフレーム42から後方斜め上方に延ばした左右一対のリヤフレーム16,17と、これらのリヤフレーム16,17に渡したクロスパイプ43とからなる。なお、45はリヤクッションユニット34の上端を支持するためにクロスパイプ43に取付けた上部ブラケットである。
パワーユニット31は、前部に設けたエンジン51と、このエンジン51の後部側部に一体的に設けた無段変速機32とからなり、エンジン51は、水平に近い状態に傾けたシリンダ部52を備え、このシリンダ部52にシリンダヘッド53を備える。
シリンダヘッド53は、上部に吸気装置54を接続し、下部に排気装置56を接続した部分である。
排気装置56は、シリンダヘッド53の下部から後方へ延ばした排気管57と、この排気管57の後端に接続したマフラ58とからなる。
図中の61はヘッドランプ、62はメータ、63はバーハンドル、64はハンドルカバー、65はウインカ、66はフロントカバー、67はフロントフェンダ、68はステップフロア、71はステップフロア68を支持するためにメインフレーム41に取付けたステップフレーム、72はシート、73はリヤキャリア、74はテールランプ、76はリヤフェンダ、77はスタンドである。
図2は本発明に係るスクータ型車両の後部を示す要部側面図(第1実施形態)であり、吸気装置54は、パワーユニット31の後部上部に取付けたエアクリーナ81と、このエアクリーナ81の前部に接続したコネクティングチューブ82と、このコネクティングチューブ82の前端に接続したスロットルボディ83と、このスロットルボディ83の前端に接続するとともにシリンダヘッド53の上部に接続した吸気管84とからなり、スロットルボディ83は、燃料噴射弁85を一体的に取付けたものである。なお、86,87,88は、順にシリンダヘッド53に形成した吸気ポート、燃焼室、排気ポートであり、吸気ポート86は吸気管84を接続させた部分であり、この吸気ポート86に燃料噴射弁85から燃焼を噴射する。
燃料タンク22は、後部に燃料ポンプ91を取付けたポンプ内蔵型のものであり、燃料ポンプ91の上部から燃料噴射弁85までを燃料配管92で接続した。
燃料配管92は、弾性変形可能な樹脂製で途中の二箇所を、保持部材94,104で保持し、保持部材94はボルト95でリヤフレーム16に突設させたステー96に取付け、保持部材104はボルト95でエンジン51に取付けたものである。
図3は本発明に係るスクータ型車両の後部を示す要部平面図(第1実施形態)であり、リヤフレーム16,17の後部に左右一対の前部ブラケット97,98及び後部ブラケット101,102を介して燃料タンク22を複数のボルト103で取付け、燃料タンク22の後部に燃料ポンプ91を取付け、この燃料ポンプ91の上方をリヤキャリア73で覆い、燃料ポンプ91からスロットルボディ83に設けた燃料噴射弁85までを燃料配管92で接続したことを示す。
リヤキャリア73は、端部105a,105bを前部ブラケット97,98側に取付けたほぼU字状のU字状部105と、このU字状部105に車幅方向に延びるように取付けたほぼ直線状のストレート部106と、両端部を左右に広げて中央部をリヤフレーム16,17に取付けた拡開部107と、ストレート部106及び拡開部107のぞれぞれに取付けたほぼ三角形状の三角形部108とからなり、上記したストレート部107及び三角形部108は、燃料ポンプ91の真上に位置する。
吸気装置54は、エアクリーナ81を構成するエアクリーナケース111のケース本体112の内面からコネクティングチューブ82をくの字状に延ばし、このコネクティングチューブ82の前端にスロットルボディ83を接続し、このスロットルボディ83の前端に吸気管84を接続し、この吸気管84の前端をシリンダヘッド53にボルト114,114で取付けたものである。なお、116はケース本体112とでエアクリーナケース111を構成するケースカバーである。
燃料配管92は、燃料ポンプ91から保持部材94までの間の部分92aを車体フレーム11側に固定し、保持部材104よりも前方で燃料噴射弁85までの部分92bをパワーユニット31側に固定し、保持部材94と保持部材104との間の部分92cをパワーユニット31と共にスイング可能としたものであり、図2に示したように、部分92cを側面視でゆるやかに湾曲させることで、パワーユニット31がスイングしたときに部分92cの各部に撓み及び捩れをほぼ均等に発生させて無理な力が作用するのを防止するようにした。
図4は本発明に係るスクータ型車両の後部を示す要部断面図(第1実施形態)であり、クロスパイプ43に取付けた前部ブラケット97,98(奥側の符号98のみ示す。)に、燃料タンク22のフランジ22aの前部と縦に延びる起立ブラケット121の下端とをボルト103で共締めし、起立ブラケット121の上端に、リヤキャリア73のU字状部105の端部105a,105b(奥側の符号105bのみ示す。)と、収納ボックス21の後部平坦部123とをそれぞれボルト124で共締めし、リヤフレーム16,17(奥側の符号17のみ示す。)の後端部に取付けた後部ブラケット101,102(奥側の符号102のみ示す。)に、燃料タンク22のフランジ22aの後部をボルト103で取付け、燃料タンク22の上部後部に設けた傾斜壁126に燃料ポンプ91を取付け、リヤフレーム16,17の後端部に取付けた支持ブラケット127にナット部材128を取付け、このナット部材128に、テールランプ74を支持するリヤカバー131及びリヤキャリア73の拡開部107の下端をボルト132で共締めし、燃料ポンプ91の外部に露出した部分をリヤアッパカバー133で覆ったことを示す。なお、複数の134はそれぞれ前部ブラケット97,98、後部ブラケット101,102、起立ブラケット121に溶接したナットである。
燃料タンク22は、アッパタンク136の周縁部に形成したアッパフランジ136aと、ロアタンク137の周縁部に形成したロアフランジ137aとを接合して容器状としたものである。
アッパタンク136は、前壁141と、燃料注入口142を形成した上壁143と、この上壁143から下降させた後部上壁144と、この後部上壁144から後方へ後下がりに延ばした傾斜壁126とを備え、傾斜壁126の傾斜面126bに、燃料ポンプ91を貫通させて取付けるためのポンプ貫通穴146を開けた部材である。なお、148は燃料注入口142を塞ぐフィラーキャップである。
ロアタンク137は、前壁151と、底壁152と、後壁153とを備え、底壁152の底面152aのほぼ中央をくぼませて凹み部154を形成した部材である。
燃料ポンプ91は、ポンプ本体161と、このポンプ本体161の下部に接続した吸い込み管162と、この吸い込み管162の下端に取付けたストレーナ163と、ポンプ本体161の側面に一体的に取付けた燃料残量計164とからなる。
ポンプ本体161は、ポンプ及びこのポンプを駆動する電動モータを収納する筒状部166と、この筒状部166の上部に一体に形成することで燃料タンク22のポンプ貫通穴146に嵌合させる大径部167と、この大径部167に一体に形成したフランジ部168と、このフランジ部168に設けた燃料吐出口171とからなり、燃料吐出口171に燃料配管92を接続する。
ストレーナ163は、ロアタンク137の底壁152に形成した凹み部154の上方に近接させて配置することで、ロアタンク137の底に溜まった燃料をより有効に使用できるようにしたものである。
燃料ポンプ91のポンプ本体161は、フランジ部168にほぼ垂直に形成した部分であるから、フランジ部168を燃料タンク22の傾斜壁126に取付けることで、ポンプ本体161を燃料タンク22内に前下がりに配置することができる。
ポンプ本体161を前下がりに配置することにより、車両が、例えば、発進、あるいは、加速して、燃料が燃料タンク22内を後方へ移動したときに、ストレーナ163を介してポンプ本体161内のポンプで燃料を吸い上げやすくすることができる。
また、ストレーナ163は、燃料タンク22のほぼ中央に設けたものであるから、車両が前方、あるいは後方に揺れて、燃料タンク22内の前部、あるいは、後部に燃料が移動した場合に、燃料残量が少ないときでも、ストレーナ163近傍に燃料がどどまり易く、燃料切れとなりにくい。
更に、ポンプ本体161を前下がりに配置することにより、燃料ポンプ91の全高を低く抑えることができ、燃料タンク22の全高をも低くすることができる。この結果、燃料タンク22の上方に配置されたシート72の高さも低くすることもでき、乗降性を向上させることができる。
収納ボックス21は、後部平坦部123に一体に、アッパタンク136の上壁143を覆う後部延長部175を設けたものであり、この後部延長部175に開けた貫通穴176からフィラーキャップ148を上方に突出させた。なお、178はフィラーキャップ148を囲むように後部延長部175に設けた周壁、181はフィラーキャップ148を避けるようにシート72の底板182に形成した凹部、183は収納ボックス21の内部にダスト等が入らないように収納ボックス21の縁部とシート72の底板182との間をシールするシール部材である。
図5は本発明に係る燃料タンクの平面図(第1実施形態)であり、燃料タンク22の前部上部の上壁143に燃料の燃料注入口142を設け、燃料タンク22の後部の傾斜壁126にポンプ貫通穴146を開け、このポンプ貫通穴146の縁部に燃料ポンプ91(図4参照)を取付けるためのポンプ取付具186を取付け、燃料タンク22の底壁152のほぼ中央に、燃料ポンプ91のストレーナ163の下方に対向する凹み部154を形成したことを示す。
ポンプ取付具186は、環状プレート188と、この環状プレート188に一段高く形成した複数の上段部191にそれぞれ取付けた取付ボルト192とからなる。なお、22b,22c,22dは燃料タンク22を車体フレーム11(図3参照)側に取付けるためにフランジ部22aに開けたタンク取付穴である。
図6は本発明に係る燃料ポンプの平面図(第1実施形態)であり、燃料ポンプ22のフランジ部168は、ほぼ五角形でこの五角形の角部に燃料タンク22(図5参照)側の取付ボルト192を通すボルト挿通穴195を開けた部分である。なお、196は燃料ポンプ91内の電動モータ(不図示)に通電する導線を接続するコネクタである。
ストレーナ163は、燃料ポンプ91の中央より車幅方向左側に設けたものであり、燃料ポンプ91のほぼ車幅方向中央を前後に直線状に延びるストレート端部163aを備える。
以上に述べた燃料ポンプ91の燃料タンク22への取付要領を次に説明する。
図7は本発明に係る燃料ポンプの取付要領を示す作用図(第1実施形態)である。
燃料タンク22に燃料ポンプ91を取付けるには、(1)矢印A,Aに示すように、環状のラバー製のシール部材201をポンプ貫通穴146の周縁部126aで且つポンプ取付具186より内側に当て、(2)矢印B,Bに示すように、燃料ポンプ91のフランジ部168に開けた複数のボルト挿通穴195をポンプ取付具186の取付ボルト192に形成した円柱部192aにそれぞれ嵌合させ、(3)矢印C,Cに示すように、ナット202をそれぞれ取付ボルト192のおねじ部192bにねじ込む。
このとき、シール部材201は、燃料ポンプ91のフランジ部168に形成した環状溝168a内に嵌るとともに、傾斜壁26の周縁部126aを押し付けるため、周縁部126aとフランジ部168との間がシールされて、燃料漏れを防止することができる。
以上に述べた燃料ポンプ配置構造の作用を次に説明する。
図8は本発明に係る燃料ポンプ配置構造の作用を示す作用図(第1実施形態)である。
例えば、スクータ型車両が、白抜き矢印で示すように、車両前方に進んだとき、特に、発進、あるいは、加速したときには、燃料タンク22内の燃料210が、矢印Eで示すように、車両後方へ移動し、燃料タンク22の後部側の燃料210の液面210aが高くなる(想像線は水平な液面210aである。)。
このとき、燃料210は、矢印F,Fで示すように、ストレーナ163から吸い込まれ、矢印Gで示すように、ストレーナ163から吸い込み管162を介してポンプ本体161内に吸い上げられる。燃料210が車両後方へ移動中は、燃料210に後方斜め上方向きの分力が作用するから、矢印Gで示した燃料の吸い上げがより一層容易に行われるため、車両の発進時や加速時にエンジンが必要とする多量の燃料を燃料ポンプ91からエンジンへ供給しやすくすることができる。
図9(a),(b)は本発明に係るスクータ型車両のパワーユニットの冷却構造を示す説明図(第1実施形態)である。
(a)はパワーユニット31、詳しくは、無段変速機32の冷却構造を示す要部側面図であり、パワーユニット31は、クランクシャフトを収納するクランクケース31Aを備え、このクランクケース31Aに無段変速機32の側方を覆う変速機カバー32Aを取付けたものであり、変速機カバー32Aは、前端部に空気取入口32bを備える。
車体フレーム11の一方のリヤフレーム16の中空部16aと、上記の空気取入口32bとは、伸縮可能且つ屈曲可能な、例えば蛇腹状の空気導入ダクト221で接続する。
(b)は、(a)のb−b線断面図であり、リヤフレーム16の側面に貫通穴16bを開け、この貫通穴16bの周縁部に筒部材223を取付け、この筒部材223に空気導入ダクト221に設けたダクト嵌合穴221aを嵌合させたことを示す。なお、223aは筒部材223から空気導入ダクト221が外れないように係止するために筒部材223の端部外周面に形成した係止部である。
上記無段変速機32の冷却構造の作用を次に説明する。
(b)において、空気は、図示せぬ取入口からリヤフレーム16の中空部16a内に流入し、中空部16aから貫通穴16b、筒部材223内を通り、空気導入ダクト221内に至り、(a)において、空気導入ダクト221内から変速機カバー32A内、即ち、無段変速機32内に流入して、内部を冷却する。
空気導入ダクト221は、伸縮可能且つ屈曲可能な部材であるから、パワーユニット31がピボット軸28を中心にして上下スイングしても、そのスイングに追従することができる。
図10は本発明に係る燃料ポンプ配置構造を示す断面図(第2実施形態)であり、図1〜図9に示した第1実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
燃料タンク22は、その後部、即ち傾斜壁126に燃料ポンプ231を取付ブラケット232及び締結部材(即ち、複数の取付ボルト192・ナット202)で取付けたポンプ内蔵型のものである。
燃料ポンプ231は、ポンプ本体233と、このポンプ本体233の下部に接続した吸い込み管162と、ストレーナ163と、ポンプ本体233の側面に一体的に取付けた燃料残量計234とからなる。なお、235は燃料残量計234に備えるフロートである。
ポンプ本体233は、ポンプ及びこのポンプを駆動する電動モータを収納する筒状部237と、この筒状部237の上部に一体に形成されて燃料タンク22のポンプ貫通穴146に挿入される大径部238と、この大径部238に一体に形成されたフランジ部241と、このフランジ部241に設けられた燃料吐出口242とからなり、燃料吐出口242に燃料配管92(図4参照)が接続される。
ポンプ本体233は、フランジ部241にほぼ垂直に形成した部分であるから、フランジ部241を燃料タンク22の傾斜壁126に取付けることで、ポンプ本体233を燃料タンク22内に前下がりに配置することができる。
図11は図10の11矢視図であり、燃料ポンプ231のフランジ部241に取付ブラケット232を重ね、各取付ボルト192の先端部にそれぞれナット202をねじ込んで燃料タンク22に燃料ポンプ231を取付けたことを示す。
燃料ポンプ231は、フランジ部241に、前述の燃料吐出口242と、電動モータに通電したり燃料残量計234(図10参照)の出力信号を取出すために複数の導線245に雌形コネクタ246を介して接続される雄形コネクタ247とを備える。
取付ブラケット232は、環状の部材で、内周部に、燃料ポンプ232のフランジ部241に設けられた燃料吐出口242及び雄形コネクタ247との干渉を避けるための第1切欠き232a、第2切欠き232bが形成され、外周部に、燃料配管92を保持するクリップ251を支持するための第1支持部232cと、複数の導線245が束にされたワイヤハーネス252を支持する第2支持部232dとが形成された部材であり、板材からプレス成形されたものである。なお、232eはクリップ251を位置決めするために取付ブラケット232に一体成形された起立片である。
取付ブラケット232から第1支持部232cと第2支持部232dとを除いた部分は、平板状の環状部232Aである。
図中の92dは燃料配管92の一端に備えるL字ジョイントであり、燃料吐出口242に接続されている。
図12は本発明に係る燃料ポンプのフランジ部を示す説明図(第2実施形態)であり、フランジ部241の外周部に取付ボルト192(図11参照)を通すほぼV字形状の複数の切欠き241aを形成したことを示す。このようにフランジ部241に切欠き241aを形成することで、例えば、取付ボルト192を通すボルト穴を開けるのに比べて、加工精度を落とすことができるため、コストを下げることができる。
図13は本発明に係る取付ブラケットを示す説明図(第2実施形態)であり、環状の取付ブラケット232の内周縁に、燃料吐出口242(図12参照)との干渉を避ける第1切欠き232aと、雄形コネクタ247(図12参照)との干渉を避ける第2切欠き232bを対向するように形成し、外周縁に、クリップ251(図11参照)を支持する第1支持部232cと、ワイヤハーネス252(図11参照)を支持する第2支持部232dとを取付ブラケット232の中央に対して反対の側に突出形成したことを示す。なお、複数の232fは取付ボルト192(図11参照)を通すボルト挿通穴、232gはクリップ251が取付ブラケット232から外れないようにする外れ防止穴である。
図14は図11の14−14線断面図であり、クリップ251は、可撓性を有する樹脂製の部材であり、プレート状の基部251aと、この基部251aの一端からU字状に折り曲げて形成することで基部251aと共に取付ブラケット232を挟持するブラケット側折曲げ部251bと、燃料配管92を保持するために基部251aの他端側でブラケット側折曲げ部251bとは反対の面に形成されたC字状の配管保持部251cとからなる。
図中の251dは基部251aのブラケット側折曲げ部251bと対向する面に突出形成された突起であり、取付ブラケット232の外れ防止穴232gに嵌ることで取付ブラケット232からクリップ251が外れるのを防止する。なお、232h,232h(奥側の符号232hのみ図示。)はクリップ251が図の表裏方向に大きく移動しないようにクリップ251の両側で且つ第1支持部232cの端部に上方に折れ曲がるように形成された上方折曲げ部、251eはクリップ251を取付ブラケット232に装着し易くするためにブラケット側折曲げ部251bの先端に設けられた傾斜部、251fは配管保持部251cの先端に一体に形成された延長部、251gは基部251aから延長部251f側に膨出された山部である。
クリップ251を第1支持部232cに装着するには、クリップ251の基部251aとブラケット側折曲げ部251bとの間に第1支持部232cが先端部232j側から挟持されるようにクリップ251を押し込み、クリップ251の端部251hが起立片232eに当たるまで移動させる。
燃料配管92を配管保持部251cで保持するには、指を延長部251fに掛けて配管保持部251cの入口251jを開き、入口251jから燃料配管92を配管保持部251c内に押し入れる。入口251jは山部251gによって狭められているから、燃料配管92は配管保持部251cから外れにくい。
図15は図11の15矢視図であり、第2支持部232dは、L字形状に折曲げ形成された部分であり、鉛直部232kと水平部232mとからなる。
この第2支持部232dによって、ワイヤハーネス252が、環状部232Aと水平部232mとの間に挟まれて大きく上下に振れるのを防止することができる。
図16は本発明に係る燃料ポンプの取付要領を示す作用図(第2実施形態)である。
燃料タンク22に燃料ポンプ231を取付けるには、(1)矢印J,Jで示すように、環状のラバー製のシール部材201をポンプ貫通穴146の周縁部126aにポンプ取付具186より内側で当て、(2)矢印K,Kで示すように、ポンプ本体233の筒状部237及び大径部238をポンプ貫通穴146に通すとともにフランジ部241の付け根部下面に形成された波状部241bをシール部材201に押し付け、且つフランジ部241の切欠き241aに取付ボルト192が通るようにし、(3)矢印L,Lで示すように、フランジ部241の上面241cに取付ブラケット232を重ねるとともに取付ブラケット232のボルト挿通穴232fに取付ボルト192が通るようにし、(4)矢印M,Mで示すように、ナット202をそれぞれ取付ボルト192のおねじ部192bにねじ込む。これで、燃料タンク22への燃料ポンプ231の取付が完了する。
以上の図1、図4及び図8で説明したように、本発明は第1に、乗員が着座するシート72の下方に収納室としての収納ボックス21を配置し、この収納ボックス21の後方で且つ後輪33の上方に燃料タンク22を配置したスクータ型車両10において、燃料タンク22の上壁143の前部に燃料注入口142を設け、燃料タンク22の燃料注入口142よりも後方の壁としての傾斜壁126に、燃料タンク22に内蔵した燃料ポンプ91を側面視で前下がりとなるように配置したことを特徴とする。
これにより、燃料タンク22の高さを低くできてシート72の高さを低くできるとともに、燃料残量が少量となった場合に、スクータ型車両10の発進時であっても、燃料210が燃料タンク22内を車両後方に移動することを利用して、燃料ポンプ91内に燃料210を効果的に吸い上げることができ、車両発進時等に必要な燃料を確保し易くすることができる。
本発明は第2に、燃料タンク22に、上壁143の後部又は後壁153の上部を側面視で後下がりとなる傾斜面126aを有し、この傾斜面126aに燃料ポンプ22を取付けたことを特徴とする。
これにより、小型の燃料タンク22であっても、燃料タンク22内のスペースを有効に利用することができ、比較的大きい燃料ポンプ91を配置することができて、燃料流量を増やすことができる。
本発明は第3に、燃料ポンプ91の上方に荷台としてのリヤキャリア73を配置したことを特徴とする。
これにより、リヤキャリア73を利用して燃料ポンプ91を保護することができ、燃料ポンプ91への干渉物を防止することができる。
本発明は第4に、燃料タンク22の底面152aに燃料ポンプ91の吸い込み口としての吸い込み管162に設けたストレーナ163を対向させるとともに、底面152aをストレーナ163の形状に沿わせて窪ませたことを特徴とする。
これにより、燃料残量が少量の場合でも、燃料ポンプ91で燃料を吸い込み易くすることができ、燃料210を有効に使用することができる。
本発明は第5に、図10及び図16に示したように、燃料ポンプ231に、燃料タンク22に取付けるためのフランジ部241を設け、このフランジ部241に重なるように、フランジ部241を締結部材(取付ボルト192及びナット202)により燃料タンク22に固定するための環状の取付ブラケット232を配置し、この取付ブラケット232に、燃料ポンプ231の一部(即ち、燃料吐出口242及び雄形コネクタ247)との干渉を防止する第1切欠き232a、第2切欠き232bを形成したことを特徴とする。
これにより、燃料タンク22に燃料ポンプ231を組付けるときに、例えば、取付ブラケット232を取付ボルト192及びナット202の軸方向(即ち、矢印L,Lの向き)から燃料ポンプ231の燃料吐出口242及び雄形コネクタ247に干渉せずに容易に挿入してフランジ部241に重ねることができ、組付け性を向上させることができる。
本発明は第6に、図11に示したように、取付ブラケット232に、燃料ポンプ231に接続する燃料配管92及び燃料ポンプ231に電気的に接続する導線245の少なくとも一方を支持する支持部としての第1支持部232c、第2支持部232dを一体成形したことを特徴とする。
これにより、燃料配管92及び導線245の少なくとも一方を支持するための特別な支持部材が不要になり、部品点数の削減を図ることができる。
本発明は第7に、図7に示したように、燃料ポンプ91に、燃料タンク22に取付けるための取付フランジ部としてのフランジ部168を設け、このフランジ部168に穴部としてのボルト挿通穴195を形成し、このボルト挿通穴195に燃料タンク22側に設けた締結部材としての取付ボルト192を通し、この取付ボルト192のおねじ部192bに締結部材としてのナット202をねじ込むことで燃料タンク22に燃料ポンプ91を取付けたことを特徴とする。
これにより、例えば、燃料ポンプのフランジ部を押えて燃料タンクに取付ける別体のブラケットを廃止することができ、部品点数を削減することができて、コストを削減することができる。
本発明の燃料ポンプ配置構造は、スクータ型車両に好適である。
本発明に係る燃料ポンプ配置構造を採用したスクータ型車両の側面図(第1実施形態)である。 本発明に係るスクータ型車両の後部を示す要部側面図(第1実施形態)である。 本発明に係るスクータ型車両の後部を示す要部平面図(第1実施形態)である。 本発明に係るスクータ型車両の後部を示す要部断面図(第1実施形態)である。 本発明に係る燃料タンクの平面図(第1実施形態)である。 本発明に係る燃料ポンプの平面図(第1実施形態)である。 本発明に係る燃料ポンプの取付要領を示す作用図(第1実施形態)である。 本発明に係る燃料ポンプ配置構造の作用を示す作用図(第1実施形態)である。 本発明に係るスクータ型車両のパワーユニットの冷却構造を示す説明図(第1実施形態)である。 本発明に係る燃料ポンプ配置構造を示す断面図(第2実施形態)である。 図10の11矢視図である。 本発明に係る燃料ポンプのフランジ部を示す説明図(第2実施形態)である。 本発明に係る取付ブラケットを示す説明図(第2実施形態)である。 図11の14−14線断面図である。 図11の15矢視図である。 本発明に係る燃料ポンプの取付要領を示す作用図(第2実施形態)である。
符号の説明
10…スクータ型車両、21…収納室(収納ボックス)、22…燃料タンク、33…後輪、72…シート、73…荷台(リヤキャリア)、91…燃料ポンプ、92…燃料ホース(燃料配管)、126…後方の壁(傾斜壁)、126b…傾斜面、142…燃料注入口、143…上壁、152…底壁、152a…底面、153…後壁、154…凹み部、162…吸い込み口(吸い込み管)、163…ストレーナ、168…取付フランジ部(フランジ部)、192…締結部材(取付ボルト)、195…穴部(ボルト挿通穴)、202…締結部材(ナット)、231…燃料ポンプ、232…ブラケット(取付ブラケット)、232a,232b…切欠き(第1切欠き、第2切欠き)、232c,232d…支持部(第1支持部、第2支持部)、241…取付フランジ部(フランジ部)、245…導線。

Claims (6)

  1. 乗員が着座するシート(72)の下方に収納室(21)を配置し、この収納室(21)の後方で且つ後輪(33)の上方に燃料タンク(22)を配置したスクータ型車両において、
    前記燃料タンク(22)の上壁(143)の前部に燃料注入口(142)を設け、前記燃料タンク(22)の前記燃料注入口(142)よりも後方の壁(126)に、前記燃料タンク(22)に内蔵した燃料ポンプ(91)を側面視で前下がりとなるように配置し、
    前記燃料ポンプ(91)に、前記燃料タンク(22)に取付けるための取付フランジ部(168)を設け、この取付フランジ部(168)に重なるように、前記取付フランジ部(168)を締結部材(202)により前記燃料タンク(22)に固定するための環状のブラケット(232)を配置し、
    前記ブラケット(232)に、前記燃料ポンプ(91)の一部との干渉を防止する切欠き(232a,232b)を形成した、
    ことを特徴とするスクータ型車両の燃料ポンプ配置構造。
  2. 前記燃料タンク(22)は、上壁(143)の後部又は後壁の上部を側面視で後下がりとなる傾斜面(126)を有し、この傾斜面(126)に前記燃料ポンプ(91)を取付けたことを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両の燃料ポンプ配置構造。
  3. 前記燃料ポンプ(91)の上方に荷台(73)を配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスクータ型車両の燃料ポンプ配置構造。
  4. 前記燃料タンク(22)の底面(152a)に前記燃料ポンプ(91)の吸い込み口(162)に設けたストレーナ(163)を対向させるとともに、前記底面(152a)ストレーナ(163)の形状に沿わせて窪ませたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載のスクータ型車両の燃料ポンプ配置構造。
  5. 乗員が着座するシート(72)の下方に収納室(21)を配置し、この収納室(21)の後方で且つ後輪(33)の上方に燃料タンク(22)を配置したスクータ型車両において、
    前記燃料タンク(22)の上壁(143)の前部に燃料注入口(142)を設け、前記燃料タンク(22)の前記燃料注入口(142)よりも後方の壁(126)に、前記燃料タンク(22)に内蔵した燃料ポンプ(91)を側面視で前下がりとなるように配置し、
    前記燃料ポンプ(91)に、前記燃料タンク(22)に取付けるための取付フランジ部(168)を設け、この取付フランジ部(168)に重なるように、前記取付フランジ部(168)を締結部材(202)により前記燃料タンク(22)に固定するための環状のブラケット(232)を配置し、
    前記ブラケット(232)に、前記燃料ポンプ(91)に接続する燃料ホース(92)及び前記燃料ポンプ(91)に接続する導線(245)の少なくとも一方を支持する支持部(232c,232d)を一体成形した、
    ことを特徴とするスクータ型車両の燃料ポンプ配置構造。
  6. 前記燃料ポンプ(91)に、前記燃料タンク(22)に取付けるための取付フランジ部(168)を設け、この取付フランジ部(168)に穴部(195)を形成し、この穴部(195)に締結部材(192)を通すことで燃料タンク(22)に燃料ポンプ(91)を取付けたことを特徴とする請求項1又は請求項5記載のスクータ型車両の燃料ポンプ配置構造。
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