JP5370006B2 - ワイヤソー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シリコンインゴット、化合物半導体等のインゴットから多数のウェーハを切り出すワイヤソー装置に関するものであり、特に、切り出されたウェーハの高品質を維持し得る構造を与えるものである。
半導体基板となるウェーハは、シリコンインゴットや化合物半導体等のインゴットのような素材をスライスして製造されるが、近年のインゴットの大型化に伴い、従前の内刃スライサによる切断処理から、ワイヤソー装置による大量の同時スライス処理によって製造する方法に移行している。なお、これらインゴットを含め、ワイヤソー装置による切断処理を受けるものをワークという。
ワイヤソー装置は、特許文献1に記載されているように、ローラに巻き回されたワイヤを高速走行させ、ノズルからスラリを吐出し、かかるワイヤにスラリをかけつつ、ワイヤをワークに押し当てることにより、ワークを切断して、多数のウェーハを同時に切り出す装置である。
ここで、一般的なワイヤソー装置の概要を説明する。ワイヤソー装置は、主に、ワークを切断するためのワイヤ、かかるワイヤを走行可能に張り渡した複数のローラ、ワイヤに張力を付与するための機構、ワークを下方へと送り出すワーク保持部、切断時にワイヤに対しスラリを供給する機構により構成されている。ワイヤは、一方のワイヤリールから繰り出され、トラバーサを介してパウダクラッチやダンサローラ等からなる張力付与手段を経て、ローラに送り込まれる。ワイヤは、複数のローラを跨って計300〜400回程度螺旋巻回することにより、ローラ間で軸方向に並ぶ多条ワイヤ群を構成している。また、ローラは鋼製円筒の周囲にポリウレタン樹脂を圧入し、その表面に一定のピッチで溝を切ったローラであり、巻回されたワイヤが、駆動用モータによって予め定められた周期で往復に駆動できるようになっている。
なお、ワークの切断時には、ワークを保持したワーク保持手段が、多条ワイヤ群側に移動し、予めプログラムされた送り速度で走行している多条ワイヤ群にワークが押し込まれる。そして、多条ワイヤ群の近傍には、ノズルが設けられており、切断時にスラリタンクから、多条ワイヤ群に対して、砥粒及び分散剤からなるスラリを供給できるようになっている。また、スラリタンクにはスラリチラーが連結されており、供給するスラリの温度を調整できるようになっている。そして、このようなワイヤソー装置を用い、ワイヤにワイヤ張力付与手段を用いて適当な張力を付与して、駆動用モータにより、多条ワイヤ群を往復走行させながらインゴットをスライスする。
しかし、このようなワイヤソー装置では、ワイヤに供給されたスラリが、インゴットのワイヤによる切断時に、インゴットの温度を変化させ、その結果、ウェーハ表面のうねり成分が増大し、得られるウェーハの品質が低下するという問題がある。表面うねり成分としては、0.2〜数10mmの凸凹成分のナノトポグラフィ、ウェーハ面内の最大反り量のWarp等が挙げられるが、特には、ナノトポグラフィの増大がウェーハの品質に大きく影響する。
なお、このナノトポグラフィは、Warpより波長が短く、λ=0.2〜数10mmの波長成分を取り出したものである。このナノトポグラフィはデバイス製造におけるSTI(Shallow Trench Isolation)工程の歩留まりに影響するといわれている。ナノトポグラフィはウェーハの加工工程(スライス〜研磨)中で発生し、そのうち、ワイヤソー・スライス起因のナノトポグラフィ(すなわち、スライスうねり)は、突発的に発生する成分、切断開始または終了部分に発生する成分及び周期性を有する成分の3種類に分類される。そのうちウェーハの切断開始・終了部分に発生する成分は、ナノトポグラフィの数値判定で不合格になる率が高い。特に、切断終了部分のナノトポグラフィは切断開始部分のナノトポグラフィに比べて大きく、ウェーハ面内でナノトポグラフィの数値を最も悪化させる箇所となったり、数値判定で不良となったりする頻度が高い。
その対策として、特許文献2には、スラリの供給温度を制御することにより、インゴットの温度変化を制御し、インゴットの温度変化に起因したナノトポグラフィの増大を抑制するワイヤソー装置が開示されている。スラリの温度の制御は、ノズルから供給されるスラリの温度を制御するのみなので、既存のワイヤソー装置の基本構成をそのまま流用し得ることから、コストの大幅な増大はない。あるいは、その他の対策として、特許文献3には、スラリを、切断用スラリと、調温用スラリの2系統に分けた上で、それらの温度を個別に制御することにより、切断時におけるインゴットの温度変化を更に緻密に制御し、インゴットの温度変化に起因したナノトポグラフィの増大を更に有効に抑制したワイヤソー装置が開示されている。しかし、特許文献3に記載のワイヤソー装置は、ノズルを2つ設け、夫々のノズルから放出されるスラリの温度を制御しなければならないことから、装置構成が複雑であり、装置そのものが高価なものとなってしまっていた。
また、特許文献2及び3に開示されているような、ワイヤソー装置を使用してインゴットを切断すると、インゴットの切断時にスラリが飛散し、インゴット上面に付着する。インゴット上面に付着したスラリは、切断熱等により水分が蒸発していることから、粘度が増大することとなる。かかる粘性の増大したスラリが、ワークの既にワイヤによって切り込まれた箇所に供給され、切り出し作業が行なわれている箇所に流れ込むことから、切り出しの精度が悪化することとなる。また、インゴット上面に飛散したスラリが再度供給されることから、スラリが過剰供給され、インゴットの温度を適切に制御することが困難となり、ナノトポグラフィ及びWarpが増大し、ウェーハの品質が低下することとなる。
上記した問題を解決する手段として、特許文献4には、ノズルから供給されて飛散するスラリを捕集する捕集部材を具えるワイヤソー装置が開示されている。かかる捕集部材は、ワーク保持部に組み付けられて固定されている。このように、捕集部材を具えることにより、インゴットの上面側に飛散するスラリが、完全ではないが捕集部材に捕集される点で有利であり、そのことにより、上述したようなスラリによるナノトポグラフィ及びWarpが増大することが抑制される。また、特許文献4に記載のワイヤソー装置は構成が単純なことから、製造コストが大幅に増加しない。
一方、特許文献5には、ワークの形状に対応して水平動又は円軌道に沿って平行動する板状またはブロック状の飛散防止部材を備えたワイヤソー装置が開示されている。これにより、ワイヤに付着したスラリがワークの切入り部に当たって飛散して、スラリが飛散部から飛散したスラリが切入り部に再流入することにより生じるワークの蛇腹運動を抑制でき、ウェーハのWarpを改善できることが報告されている。
特開平9−262826号公報 特開2008−78473号公報 特開2008−302618号公報 特開2007−273711号公報 特開2009−113173号公報
しかし、特許文献4に記載のワイヤソー装置の捕集部材では、ノズルから放出されるスラリを充分に捕集しきれずに、スラリの一部がワーク上面に飛散してしまい、ナノトポグラフィ及びWarpが増大してしまう虞がある。
また、特許文献5に記載のワイヤソー装置の飛散防止部材では、ワーク位置と飛散防止部材位置の関係を常時モニタリングして、ワークの形状に対応して飛散防止部材を水平動又は円軌道に沿って平行動させなければならず、ワークと飛散防止部材が常に接触した状態を維持しながら飛散防止部材を上昇移動させるには、極めて高度な制御が要求されることになり、現実的にはこのような装置構成を採用することは困難である。過度に飛散防止部材を平行動させた場合には、飛散防止部材がワーク外周面を突いてしまいワークそのものを脱落させてしまう危険性もある。また、ワークと飛散防止部材が常に接触した状態を維持しながら飛散防止部材を上昇移動できるような精密な装置構造とするには極めて高価な装置となる。このため、実際にはワークと飛散防止部材との間にクリアランスを設ける必要があり、ノズルから放出されるスラリを遮断しきれずにスラリの一部がワーク上面に飛散し、ナノトポグラフィ及びWarpを悪化させてしまう恐れがある。すなわち、スラリの一部がワーク上面に飛散すると、飛散するスラリは大気に曝されることによりその温度が低下し、この低温化したスラリの一部が切断加工による加工熱により高温化したワーク上面に飛散することにより、かかる温度の低下したスラリが飛散した領域を中心にワークの急激な温度低下及びそれに伴う熱収縮が起こる。その結果、急激な熱収縮が起きた箇所におけるナノトポグラフィ及びWarpが悪化することとなる。
それらのことから、スラリのワーク上面への飛散を有効に防止し、ナノトポグラフィ及びWarpの増大を充分に抑制したワイヤソー装置が希求されている。また、そのようなワイヤソー装置を安価にて提供することも希求されている。
従って、この発明の目的は、ワイヤソー装置の飛散防止部材について改良を図ることにより、スラリのワーク上面への飛散を有効に防止し、ナノトポグラフィ及びWarpの増大を充分に抑制することができるワイヤソー装置を安価にて提供することにある。
本発明の要旨構成は、次のとおりである。
(1)離間する複数のローラ間を、ワイヤをローラ軸方向に対し直交する方向に走行可能かつ並列に張り渡した多条ワイヤ群と、ワークを保持し、前記多条ワイヤ群に対し前記ワークを押し込む方向に移動するワーク保持部と、前記多条ワイヤ群に前記ワークを押し込む経路よりも少なくとも前記多条ワイヤ群の走行方向上流側から、前記多条ワイヤ群にスラリを供給するノズルとを具えたワイヤソー装置において、前記多条ワイヤ群の並列方向に延びる遮蔽板を、少なくとも前記経路に対して前記多条ワイヤ群の走行方向上流側であって前記多条ワイヤ群の上方に位置する基点に、該基点回りに前記ワークの押し込み経路側の前記ワークに倒れ込み可能に設置したことを特徴とするワイヤソー装置。ここでいう「押し込み経路」とは、ワークを押し込んで切断作業がなされる経路を言うものである。
(2)前記(1)に記載のワイヤソー装置において、前記遮蔽板は、前記ワークの押し込み経路側に付勢可能であることを特徴とするワイヤソー装置。
(3)前記経路よりも前記多条ワイヤ群の走行方向下流側に、該多条ワイヤ群にスラリを供給するノズルを更に具え、該多条ワイヤ群及び該下流側のノズルの上方に、遮蔽板を、該多条ワイヤ群側を基点として前記押し込み経路側の前記ワークに倒れ込み可能に更に設置したことを特徴とするワイヤソー装置。
(4)前記(1)、(2)または(3)に記載のワイヤソー装置において、前記遮蔽板のローラ軸方向の長さは、前記多条ワイヤ群のローラ軸方向の長さ以上であることを特徴とするワイヤソー装置。
(5)前記(1)から(4)のいずれかに記載のワイヤソー装置において、前記遮蔽板は、可撓性材料からなることを特徴とするワイヤソー装置。
(6)前記(5)に記載のワイヤソー装置において、前記可撓性材料は、樹脂、金属、ゴム、又は、それらを組合せたものであることを特徴とするワイヤソー装置。
(7)前記(1)から(6)のいずれかに記載のワイヤソー装置において、前記遮蔽板は、ローラ軸方向に分割された複数枚の板片からなることを特徴とするワイヤソー装置。
(8)前記(1)から(7)のいずれかに記載のワイヤソー装置において、前記遮蔽板の押し込み経路側の面に、弾性部材を具えることを特徴とするワイヤソー装置。
本発明によれば、上記の遮蔽板がワークへと倒れ込んでワークと当接し続けることにより、スラリのワーク上面への飛散を確実に防止し、ナノトポグラフィ及びWarpの増大が有効に抑制されたワイヤソー装置を提供することが可能となった。また、かかるワイヤソー装置は、装置構成が単純であることから、安価にて提供することが可能となった。
この発明に従うワイヤソー装置を示した図である。 (A)〜(C)は、この発明に従うワイヤソー装置を使用してワークを切断する工程を示した図である。 (A)〜(C)は、この発明に従うその他のワイヤソー装置の遮蔽板の態様を示した図である。 インゴットの温度変化を示す図である。 (A)は、切断前のインゴット及び代表的な切断位置を示した図であり、(B)は、従来技術のワイヤソー装置を用いて切断した際のウェーハの表面形状であり、(C)は、この発明に従うワイヤソー装置を用いて切断した際のウェーハの表面形状である。 ナノトポグラフィの測定結果を示した図である。 Warpの測定結果を示した図である。
以下、この発明に従うワイヤソー装置について、図1を参照して詳しく説明する。
図1に示すように、この発明に従うワイヤソー装置1は、離間する一のローラ2、2、2間に、ワイヤ3をローラ軸方向Xに対し直交する方向へ走行可能に張り渡すことを、ローラ軸方向に間隔を置いて繰り返してローラ軸方向に並列させた、多条ワイヤ群4と、かかる多条ワイヤ群4に対しワークWを押し込む方向にワークWを移動するワーク保持部5と、かかる多条ワイヤ群4に対しワークWを押し込む経路側よりも該多条ワイヤ群4の走行方向上流側及び下流側から、該多条ワイヤ群4にスラリを供給する一対のノズル6、6とを具えている。また、多条ワイヤ群4の上方に、多条ワイヤ群4の並列方向に延びる遮蔽板7を具える。かかる遮蔽板7は、遮蔽板固定部材70に回動可能に取り付けられており、遮蔽板固定部材70の多条ワイヤ群側を基点としてワークWの押し込み経路側に自重により倒れ込みするものである。なお、図1に示すワイヤソー装置1は、ノズル6を上記した多条ワイヤ群4の走行方向上流側及び下流側の双方に設置しているが、これに限定されるものではなく、図示は省略するが、上流側のみにノズル6及び遮蔽板7を設置した構成とすることも可能である。図2に示すように、ワーク保持部5は、ワークWを直接保持するカーボン製の当て板8、かかる当て板8が取り付けられたワークプレート9、及び、かかるワークプレート9が取り付けられたベースプレート10により構成されている。当て板8は、例えばカーボン板とすることができ、ワークWはエポキシ接着剤等を介して当て板8に接着されている。また、ワークプレート9は、ステンレス鋼等により構成されており、当て板8とエポキシ接着剤により接着されている。上述のワイヤ3は、駆動モータ11により回転する一組のワイヤリール12、12に巻き付けられている。かかる駆動モータ11を駆動し、ワイヤリール12から繰り出され、トラバーサを介してパウダクラッチやダンサローラ等からなる張力付与手段を経て、ワイヤ3に張力が付与されつつも、ワイヤ3が走行することとなる。なお、駆動モータ11の回転方向を制御することにより、ワイヤ3の走行方向も制御することができ、ワイヤを一方向に走行させること、或いは必要に応じて往復走行させることが可能である。なお、多条ワイヤ群4は、例えば、2.0〜3.0kgfの張力を付与して、400〜900m/minの平均速度で走行させることができる。また、スラリは、スラリタンク13に貯蔵されており、スラリタンク13からスラリを調温するスラリチラー14を介してノズル6へと送り込まれる。以下、図2を参照しつつ、かかる切断工程を詳細に説明する。
図2(A)〜(C)は、この発明に従うワイヤソー装置を使用してワークを切断する工程を示した図である。まず、図2(A)に示すように、エポキシ系接着剤によりワークWを当て板8に接着することによりワークWをワーク保持部5に固定し、ワイヤソー装置1にワークWをセットする。このとき、遮蔽板7は、その自重によりワーク側に倒れ込み、ワークWの側方に当接する。次いで、図2(B)に示すように、多条ワイヤ群を白抜きの矢印の方向に走行させつつ、ワーク保持部5を多条ワイヤ群側へと下降させて、ワークWを多条ワイヤ群に押し込むことにより、ワークWを切断していく。このとき、多条ワイヤ群4に対しワークWを押し込まれている作業領域よりも該多条ワイヤ群4の走行方向上流側及び下流側に設置されたノズル6、6から多条ワイヤ群4へとスラリが供給される。また、このとき、遮蔽板7は、ワークWの側方に当接した状態を維持しつつ、ワークWの押し込み移動に追随して、自重によりワーク側に倒れ込む。そして、図2(C)に示すように、ワークWの切断が終了するまで、遮蔽板7は、ワークWの移動に追随して、自重によりワーク側に倒れ込み、ワークWの側方に当接した状態を維持する。従って、切断工程にあるワークWには、遮蔽板7が常に当接していることから、多条ワイヤ群4に対しスラリを供給した際に、切断時に飛散するスラリが、遮蔽板7とワークWの当接位置までしか移動しないことから、スラリがワークWの上方まで飛散することが回避されることとなる。そのことから、スラリがワーク上方まで飛散することに起因した、ナノトポグラフィ及びWarpの過剰な増大を抑制することが可能となる。また、ワイヤを一方向ではなく、往復方向に走行させる場合には、ワイヤの切入り側と切出し側が周期的に逆転するので、図2に示すように、ワイヤがワークWに切入る側と切出す側の両側にノズル6を設けることにより、常に切入り側にスラリを供給することが可能となる。更に、この発明に従うワイヤソー装置1は、装置構成が単純であり、遮蔽板7に対し複雑なコンピュータ制御を必要としないことから、安価にて製造することが可能である。
更に、遮蔽板7は、ワークWの押し込み経路側に付勢可能であることが好ましい。なぜなら、遮蔽板7をワークWに対し付勢することにより、スラリ圧が高くなった場合にも、遮蔽板7とワークWとの状態が確実に維持されることとなり、ワークW上方へのスラリの飛散が更に効果的に抑制されるからである。なお、付勢する手段としては、機械式のバネやエアシリンダー等を遮蔽板7に組み付けるなどが挙げられる。また、ワーク切断時のスラリ流量を、例えば、150kg/minとした場合、遮蔽板7に対するスラリ圧が大きくなることが考えられる。そこで、ワークW上方へ飛散するスラリを押さえ込む観点から、遮蔽板7によるワークWに対する押込み圧を0.01kg/cm以上とすることが好ましい。
更に、遮蔽板7のローラ軸方向長さは、多条ワイヤ群4を螺旋巻回したローラ2を平面視したときの、ワイヤ3の巻回方向に対し直交する方向のワイヤ部分の長さ以上であることが好ましい。なぜなら、遮蔽板7のローラ軸方向長さが、ワイヤ3の巻回方向に対し直交する方向のワイヤ部分の長さよりも小さい場合には、ノズル6から供給されたスラリの一部がワークWの切断時に、ワーク上方へと飛散してしまう可能性があるからである。
更にまた、遮蔽板7は、可撓性材料からなることが好ましい。なぜなら、可撓性を有さない材料により遮蔽板7を構成すると、遮蔽板7とワークWとが接触した際に、ワーク表面が傷付いてしまい、ワークWの切断により得られるウェーハの製品としての品質を低下させてしまう可能性があるからである。なお、可撓性材料としては、ステンレス鋼の金属、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂等の樹脂や、ウレタン系エラストマー、天然ゴム、ポリブタジエンゴム、アクリルゴム、シリコンゴム等のゴム、又はそれらを組み合わせたもの等とすることができる。例えば、遮蔽板7を板状のステンレス鋼と、板状のアクリルゴムを張り合わせた構成とすることも可能である。このとき、遮蔽板7とワークWとの密着性を向上させ、スラリ漏れを有効に抑制する観点、及び、遮蔽板7とワークWとの接触によりワーク表面が傷付いてしまうことを防止する観点から、弾性を有するアクリルゴムを遮蔽板7のワークWと接触する側に配置することが好ましい。なお、例えば、弾性を有するアクリルゴムで遮蔽板7全体を覆うような構成とすることも可能である。
加えて、図3(A)に示すように、遮蔽板7は、ローラ軸方向Xに、例えば4枚に分割された、複数枚の板片700からなることが好ましい。発明者は、図1及び2に示すように、遮蔽板7を一枚の板状のものとし、かかる遮蔽板7をワークWに接触させたときに、誤って遮蔽板7が斜めにずれて接触し、遮蔽板7のワークに対する接触面が所定の位置からずれてしまう場合があることを見出した。遮蔽板7のワークに対する接触面が所定の位置からずれると、遮蔽板7とワークWとの間にクリアランスが大きく発生し、スラリがワークWの上方まで飛散することから、ナノトポグラフィ及びWarpの過剰な増大を有効に抑制することができない可能性がある。そこで、遮蔽板7を複数枚の板片700により構成することにより、遮蔽板7をワークWに接触させたときに、誤って遮蔽板7が斜めにずれて接触してしまったとしても、図3(B)に示すように、複数枚の板片700が、夫々ワーク表面に沿うように接触するため、一枚の板状の遮蔽板7に比べ、遮蔽板7とワークWとの間にクリアランスが小さくなり、ワークWと遮蔽板7との密着性が向上することから、スラリのワークWの上方への飛散が抑制され、ナノトポグラフィ及びWarpの過剰な増大を有効に抑制することが可能となる。なお、かかる構成を採用することによる付加的な効果ではあるが、遮蔽板7を複数枚の板片700により構成することにより、例えば、遮蔽板7が破損したとしても、破損した箇所の板片700のみを交換すれば良いことから、一枚の板状の遮蔽板7が故障した場合に比べ、修理費を節約することが可能となる。
このとき、図3(C)に示すように、遮蔽板7の押し込み経路側の面15に、弾性部材16を具えることが好ましい。なぜなら、遮蔽板7の押し込み経路側の面15に、弾性部材16を取り付けることにより、図3(C)に示すように、遮蔽板7がワークWに対し斜めにずれて接触し、クリアランスが発生したとしても、弾性部材16がワークWと遮蔽板7との間に介在し、クリアランスを埋めて、ワークWと遮蔽板7との密着性が更に向上することから、スラリのワークW上方への飛散が有効に抑制されるからである。
なお、上述したところはこの発明の実施形態の一部を示したに過ぎず、この発明の趣旨を逸脱しない限り、これらの構成を交互に組み合わせたり、種々の変更を加えたりすることができる。
次に、この発明に従うワイヤソー装置を用いてインゴットを切断することにより得られたウェーハと、遮蔽板を具えない従来技術のワイヤソー装置を用いてインゴットを切断することにより得られたウェーハのナノトポグラフィ及びWarpの評価を行なった。
(製造条件)
図1に示すこの発明に従うワイヤソー装置及び遮蔽板を具えない従来技術のワイヤソー装置を用い、以下の表1に示す切断条件にて、インゴットの切断を実施した。なお、切断に供したインゴットは、直径300mmのシリコンインゴットであり、厚さ約0.7〜1.0mmのウェーハが切り出される。
なお、図4は、この発明に従うワイヤソー装置及び遮蔽板を具えない従来技術のワイヤソー装置を用いてインゴットを切断する際に、放射温度計を用いて測定したインゴットの温度変化を示す図であり、図中の点線は、従来技術のワイヤソー装置を用いた際のインゴットの温度変化を示し、実線はこの発明に従うワイヤソー装置を用いた際のインゴットの温度変化を示している。その結果、この発明に従うワイヤソー装置を使用することにより、従来のワイヤソー装置を使用する場合に比べ、インゴットの温度変化がなだらかなものとなることがわかった。
また、図5(A)は、切断前のインゴット及び代表的な切断位置を示した図であり、図5(B)は、従来技術のワイヤソー装置を用いて切断した際のウェーハの表面の形状をプロットした図であり、図5(C)は、この発明に従うワイヤソー装置を用いて切断した際のウェーハの表面の形状をプロットした図である。なお、トップ、センター、ボトムは、インゴットの引き上げの順を示すものであり、トップとは、最初に引き上げられるインゴットの領域を示すものである。図5(B)及び(C)に示すウェーハの表面形状から明らかなように、この発明に従うワイヤソー装置を使用することにより、従来のワイヤソー装置を使用する場合に比べ、インゴットのトップ側からボトム側の全域に亘りうねりの少ない表面形状となるウェーハが得られることがわかった。具体的な評価として、以下の測定を行なった。
Figure 0005370006
(ナノトポグラフィ)
上述したような工程により得られたウェーハに対し、KLA Tencor製のNanomapperを使用して、ウェーハ表面の0.2〜数10mmの空間波長領域における微小な凹凸の大小を示す指標であるPeak Valleyを用い、ナノトポグラフィを評価し、その結果を図6に示す。なお、縦軸は、従来ウェーハのデータとして用いたワークから得られたウェーハ全数のナノトポグラフィPV測定値の平均値で、従来ウェーハ、本発明ウェーハのそれぞれの結果を割ることで、従来ウェーハの平均値を1とした際の、従来ウェーハの平均値からどれだけ改善されたかの差異を表すものである。また、横軸は、ワークの新線供給側を0%とし、もう一端を100%として表示し、約5%おきにそれぞれの位置におけるウェーハの測定結果をプロットしている。図6から明らかなように、遮蔽板を具えない従来技術のワイヤソー装置を使用することにより得られた従来ウェーハに比べ、この発明に従うワイヤソー装置を使用することにより得られた本発明ウェーハにおいてナノトポグラフィの増大が抑制されていた。より詳細に説明すると、インゴットのセンター側においては、従来ウェーハ及び本発明ウェーハの双方において、ナノトポグラフィの増大が抑制されていた。それに対し、インゴットのトップ側及びボトム側においては、従来ウェーハはナノトポグラフィの増大が有効に抑制されていなかったのに対し、本発明ウェーハのナノトポグラフィの増大は有効に抑制されていた。
(Warp)
更に、上述したような工程により得られたウェーハに対し、WarpをKLA Tencor製のWafersightを使用して、Warpを評価し、その結果を図7に示す。ここでいうWarpは、ウェーハの形状に対して、厚み方向の中心面上の最小二乗法により算出されたBestFit面を基準面として、かかる基準面からの凹側の最大変位と、掛かる基準面からの凸側の最大変位との和を言うものである。なお、縦軸は、ナノトポグラフィ同様、従来ウェーハの平均値で各データを割り、従来ウェーハ平均からの差異を表すものであり、横軸についても、ナノトポグラフィと同様、ワークの新線供給側を0%とし、もう一端を100%として表示し、約5%おきにそれぞれの位置のデータを表すものである。図7の結果から明らかなように、遮蔽板を具えない従来技術のワイヤソー装置を使用することにより得られた従来ウェーハ(白抜き矩形)に比べ、この発明に従うワイヤソー装置を使用することにより得られた本発明ウェーハ(黒い矩形)においてWarpの増大が抑制されていた。より詳細に説明すると、インゴットのセンター側においては、従来ウェーハ及び本発明ウェーハの双方において、Warpの増大が抑制されていた。それに対し、インゴットのトップ側及びボトム側においては、従来ウェーハはWarpの増大が有効に抑制されていないのに対し、本発明ウェーハのWarpの増大は有効に抑制されていた。
以上の説明から明らかなように、この発明によって、スラリのワーク上面への飛散を有効に防止し、ナノトポグラフィ及びWarpの増大が有効に抑制されたワイヤソー装置を提供することが可能となった。また、かかるワイヤソー装置は、装置構成が単純であることから、安価にて提供することが可能となった。
1 ワイヤソー装置
2 ローラ
3 ワイヤ
4 多条ワイヤ群
5 ワーク保持部
6 ノズル
7 遮蔽板
70 遮蔽板固定部材
700 板片
8 当て板
9 ワークプレート
10 ベースプレート
11 駆動モータ
12 ワイヤリール
13 スラリタンク
14 スラリチラー
15 遮蔽板の押し込み経路側の面
16 弾性部材

Claims (8)

  1. 離間する複数のローラ間を、ワイヤをローラ軸方向に対し直交する方向に走行可能かつ並列に張り渡した多条ワイヤ群と、ワークを保持し、前記多条ワイヤ群に対し前記ワークを押し込む方向に移動するワーク保持部と、前記多条ワイヤ群に前記ワークを押し込む経路よりも少なくとも前記多条ワイヤ群の走行方向上流側から、前記多条ワイヤ群にスラリを供給するノズルとを具えたワイヤソー装置において、
    前記多条ワイヤ群の並列方向に延びる遮蔽板を、少なくとも前記経路に対して前記多条ワイヤ群の走行方向上流側であって前記多条ワイヤ群の上方に位置する基点に、該基点回りに前記ワークの押し込み経路側の前記ワークに倒れ込み可能に設置したことを特徴とするワイヤソー装置。
  2. 前記遮蔽板は、前記ワークの押し込み経路側に付勢可能である、請求項1に記載のワイヤソー装置。
  3. 前記経路よりも前記多条ワイヤ群の走行方向下流側に、該多条ワイヤ群にスラリを供給するノズルを更に具え、該多条ワイヤ群及び該下流側のノズルの上方に、遮蔽板を、該多条ワイヤ群側を基点として前記押し込み経路側の前記ワークに倒れ込み可能に更に設置した、請求項1又は2に記載のワイヤソー装置。
  4. 前記遮蔽板のローラ軸方向の長さは、前記多条ワイヤ群のローラ軸方向の長さ以上である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のワイヤソー装置。
  5. 前記遮蔽板は、可撓性材料からなる、請求項1〜4のいずれか一項に記載のワイヤソー装置。
  6. 前記可撓性材料は、樹脂、金属、ゴム、又は、それらを組合せたものである、請求項5に記載のワイヤソー装置。
  7. 前記遮蔽板は、ローラ軸方向に並列配置された複数枚の板片からなる、請求項1〜6のいずれか一項に記載のワイヤソー装置。
  8. 前記遮蔽板の押し込み経路側の面に、弾性部材を具える、請求項1〜7のいずれか一項に記載のワイヤソー装置。
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