JP5361411B2 - 医用画像処理装置およびx線画像診断装置 - Google Patents

医用画像処理装置およびx線画像診断装置 Download PDF

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Description

本発明は、表示装置の画面上にX線撮影で得られた被検体のX線画像を表示する医用画像処理技術に係り、特に、複数のX線画像データの繋ぎ合成により作製される長尺X線画像が表示可能な医用画像処理装置およびこれを備えたX線画像診断装置に関する。
近年の医療において画像処理技術は不可欠なものとなり、特に、X線撮影で得られたX線画像データを処理して、ユーザの要求に応じたX線画像ないしその表示操作を提供する医用画像処理技術が普及している。
X線画像データは、例えばX線検出器を用いて被検体を通過した透過X線から画像信号を生成し、この画像信号を処理して平面的なX線画像データを生成するX線画像診断装置を用いて取得できる。X線画像診断装置は、人体の手足や胸部などの部分的な撮影に用いられることが想定されており、この装置が生成するX線画像データのサイズは40cm×40cm程度であるのが一般的である。
しかしながら、X線画像を用いた診断等において、被検体の脊柱全域や下肢全域ないし全身を1つの広域画像として観察したいという要求がある。その一方で、画像信号の生成に用いられる検出器その他の既存ハードウェアの大幅な変更は避けたいという要求が対立する。
従来、これらの要求に対し、規定のサイズで得られるX線画像を画像処理により繋ぎ合わせて1つの長尺X線画像を合成すると共にこの長尺X線全画像における繋ぎ目の不正常を判別容易に表示させ、もって繋ぎ目が滑らかで自然な長尺X線画像の作製に資する医用画像処理技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−285252号公報
従来の医用画像処理技術にあっては、長尺X線画像の作製作業やこれを用いた診断などにおいて長尺X線画像の繋ぎ合せ状態を確認する必要が生じた場合、ユーザは長尺X線画像を構成する各X線画像が互いに重なっている繋ぎ目の部分を手探りで見つける必要がある。また、その繋ぎ目の部分を拡大表示したいときは、画像処理による拡大機能を用いることになるが、拡大表示する部分を繋ぎ目に沿って手動で逐一ずらしていく必要がある。このため、長尺X線画像の作成作業や診断などの各場面で煩わしい作業を伴う。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、手動操作の頻度低減が図られると共に長尺X線画像の繋ぎ合せ状態が拡大表示にて漏れなく確認できる医用画像処理装置およびX線画像診断装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係るX線画像診断装置では、X線撮影で得られた複数のX線画像データを繋ぎ合わせて1つの長尺X線画像データを合成し或いは予め用意された長尺X線画像データを受け取り、その長尺X線画像データに基づいた長尺X線画像を表示装置の画面上に表示する医用画像処理装置において、長尺X線画像データの繋ぎ目の位置情報を読み取り、その繋ぎ目の位置を中心とした長尺X線画像の部分的な拡大表示を提示する拡大表示部を画面上に表示させ、前記拡大表示部を長尺X線画像の繋ぎ目に沿って画面上で移動させる表示制御部を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るX線画像診断装置では、上述の医用画像処理装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、手動操作の頻度低減が図られると共に長尺X線画像の繋ぎ合せ状態が拡大表示にて漏れなく確認できる。
本発明に係るX線画像診断装置の第1実施形態を示す機能ブロック図。 図1の医用画像処理装置にて実行される画像処理の流れを示すフローチャート。 図1の表示装置により提供される表示画面および長尺X線画像の一例を示す図。 長尺X線画像における繋ぎ目の位置データを示す図。 本発明に係るX線画像診断装置の第2実施形態を示すフローチャート。 本発明に係るX線画像診断装置の第3実施形態を示すフローチャート。 本発明に係るX線画像診断装置の他の形態の説明図。
本発明に係る医用画像処理装置およびX線画像診断装置の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係るX線画像診断装置の第1実施形態を示す機能ブロック図である。
本実施形態のX線画像診断装置Uは、被検体にX線を照射し、検出器により透過X線を検出して電気信号を生成し、この電気信号を画像化処理してX線画像を生成・表示する装置である。このX線画像診断装置Uは、図1に示すように、X線照射装置1、高電圧装置2、X線検出装置3、医用画像処理装置(以下、画像処理装置)4および表示装置5を備える。なお、符号6は被検体である。
[X線照射装置]
X線照射装置1は、被検体6に対して所要のX線を照射するもので、これに印加される電圧制御を受けて電圧に応じたX線を発生するX線発生管11と、X線発生管11から発生するX線の広角成分を絞り、被検体6に対するX線照射領域を調節するX線絞り器12とを有する。
[高電圧装置]
高電圧装置2は、X線発生管11に制御電圧を印加してX線発生管11から所要の強度および照射時間にてX線を発生させる高電圧発生器21と、ユーザ設定に基づいて高電圧発生器21が出力する制御電圧を制御する高電圧制御部22とを有する。
[X線検出装置]
X線検出装置3は、検出器31と、グリッド32とを有する。
検出器31は、X線照射装置1のX線絞り器12と対向配置されて被検体6を通過した透過X線を検出し、X線画像の情報を持つ電気信号を生成する。この検出器31は、半導体式のX線検出素子を二次元平面状に配列されて成り、透過X線を直接的または間接的にデジタル電気信号に変換するFPD(Flat Panel Detector)により構成される。
グリッド32は、検出器31の手前に配置され、X線が被検体6を通過することで発生するX線の散乱成分を検出器31に向かう入射進路から遮断し、散乱X線がX線画像データとして処理されることを回避する。
[画像処理装置]
画像処理装置4は、X線撮影で得られた複数のX線画像データを繋ぎ合わせて1つの長尺X線画像データを合成し或いは予め用意された長尺X線画像データを受け取り、その長尺X線画像データに基づいた長尺X線画像を表示装置の画面上に表示する。この画像処理装置4は、システム制御部41、記憶部42、画像処理部43、表示制御部44およびネットワーク通信部45を有する。
システム制御部41は、ユーザ設定に基づいてX線画像診断装置Uの全体制御を行うものであり、例えば、ユーザの要求を受けて高電圧装置2から出力される制御電圧の出力設定を行う。
記憶部42は、被検体6を通過した透過X線に基づいてX線検出装置3で生成された画像データを受け取り記憶する。
画像処理部43は、記憶部42から必要なX線画像データを受け取り、これを記憶するRAM(Random Access Memory)を有する。画像処理部43は、このRAMのX線画像データに必要な画像処理を行いユーザ所望のX線画像データを生成し或いは複数のX線画像データを繋ぎ合わせて1つの長尺X線画像データを合成する。この画像処理部43は、X線画像や長尺X線画像を現すX線画像データを表示制御部44の制御により表示装置5に送信する。
表示制御部44は、システム制御部41の制御を受けて、表示装置5の各種表示制御を行う。この表示制御部44は、例えば、表示装置5の表示部51に通常のX線画像や長尺X線画像を表示し、ユーザの要求に応じて表示画像の拡大表示その他の表示操作を行う。
ネットワーク通信部45は、例えば病院施設の同一構内で或いは遠隔地の病院施設との間でX線画像データなどの各種情報の受け渡しに用いられ、ローカルエリアネットワーク・システムやインターネット・システムを用いて構成される。
[表示装置]
表示装置5は、画像処理装置4により生成され或いは合成されたX線画像データを受け取り、画像処理装置4の表示制御部44による制御を受けて各種X線画像を表示する表示部51と、画像処理装置4のシステム制御部41に対してX線画像診断装置Uの各種設定・制御に必要な支持を与える操作部52とを有する。なお、操作部52は、マウスその他のポインティングデバイスやキーボードなどにより構成される。
図2はX線画像診断装置Uの画像処理装置4にて実行される画像処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS101は、画像処理部43が記憶部42に記憶されたX線画像データを読み込むステップである。このステップS101では、例えば、人体の下半身の長尺X線画像を作製するのに必要なX線画像すなわち複数回にわたって行われたX線撮影による下半身の部分的なX線画像データを読み込む。このX線画像データは、被検体6を通過した透過X線に基づき、X線検出装置3の検出器31により生成されたものである。
ステップS102は、画像処理部43がステップS101で読み込んだ被検体6の複数の部分的なX線画像データを繋ぎ合わせて1つの長尺X線画像を合成するステップである。
また、このステップS102において、表示制御部44は、画像処理部43により合成された長尺X線画像をシステム制御部41を介して表示装置5の表示部51に表示し、既に長尺X線画像が作成され記憶部42に記憶されている場合はその記憶されている長尺X線画像を受け取り同様に表示する。
図3は表示装置5により提供される表示画面および長尺X線画像の一例を示す図である。なお、図3の表示画面401は、ユーザの要求に基づいて表示制御部44により切り替えられる。
ステップS103は、表示制御部44がステップS102で作製・表示された長尺X線画像402の部分的な拡大要求が行われたか否か(Yes/No)を判定するステップである。拡大要求の有無は、例えば表示画面401に表示されるルーペ・ボタン403(図3参照)がユーザにより押下されたか否かの判定により行う。このルーペ・ボタン403のほか、以下説明する表示画面401に表示されるボタン等の操作は、マウスやキーボードなどの操作部52を用いて行われる。なお、ステップS103は、拡大要求の待ち状態となるステップであり、<Yes>と判定するまでステップS102に移行し、長尺X線画像402の表示処理を継続する。
ステップS104は、ステップS103で<Yes>と判定した場合に実行し、表示制御部44が長尺X線画像402の繋ぎ目の位置情報を読み取るステップである。
図4は長尺X線画像402の基となる長尺X線画像データ402aにおける繋ぎ目の位置情報を示す図である。繋ぎ目の位置情報は、例えば、重合末端を示す位置データ402d:402e若しくは重合中心を示す位置データ402fである。
重合末端を示す位置データ402d:402eは、隣り合うX線画像データ402bおよびX線画像データ402cが互いに重なり合う重合領域における各X線画像データ402b:402cの末端部分を示す画像の位置データである。また、重合中心を示す位置データ402fは、位置データ402d:402eがそれぞれ示すX線画像データ402b:402cの重合末端の位置から相均しい距離にある軌跡を示す位置データである。
ステップS105は、ステップS103で<Yes>と判定した場合にステップS104に続いて実行し、表示制御部44が拡大表示部404(図3参照)を表示するステップである。すなわち、表示制御部44は、ステップS104で読み取った繋ぎ目の位置を中心とした長尺X線画像402の部分的な拡大表示を行う。
このとき、表示制御部44は、拡大表示部404の片道の移動ストロークで長尺X線画像の繋ぎ目全域を拡大表示できるように、拡大表示部404の初期の表示位置を例えば表示画面401における長尺X線画像の上方末端或いは下方末端に設定する。
ステップS106は、表示制御部44が拡大表示部404の移動要求が行われたか否か(Yes/No)を判定するステップである。移動要求の有無判定は、表示画面401の移動ボタン405がユーザにより押下されたか否かの判定により行う。このステップS106は、移動要求の待ち状態となるステップであり、<Yes>と判定するまでステップS105に移行し、拡大表示部404の表示処理を継続する。なお、拡大表示部404の移動要求は、停止ボタン406の押下により解消される。
ステップS107は、ステップS106で<Yes>と判定した場合に実行し、表示制御部44が拡大表示部404の移動速度を確認するステップである。この移動速度の確認は、表示画面401の拡大表示速度アップボタン407および拡大表示速度ダウンボタン408のユーザによる押下回数或いは押下時間を確認することにより行う。
ステップS108は、表示制御部44がステップS104で読み込んだ繋ぎ目の位置情報(例えば図4参照)に沿って且つステップS107で確認した移動速度で、拡大表示部404を表示画面401上で移動させるステップである。
このステップS108において、表示制御部44は拡大表示部404を表示画面401上で滑らかに連続的に移動させ或いは一定の間隔を置いて離散的に移動させる。この移動方法は、ユーザにより選択される。なお、ユーザは方向ボタン409を押下することにより、拡大表示部404を縦方向/横方向に任意に移動させることもできる。
ステップS109は、表示制御部44が画像のズレ度合いが予め設定された閾値以上であるか否か(Yes/No)を判定するステップである。この画像のズレ度合いの判定は、拡大表示部404の内側において長尺X線画像402の繋ぎ目の不正常が閾値を超えるか否かを判定することにより行う。また、繋ぎ目の不正常の程度は、例えば、繋ぎ目方向の変化割合などを読み取ることにより行う。
ステップS110は、ステップS109で<Yes>と判定した場合に実行し、警告を行うステップである。この警告は、例えば、拡大表示部404の輪郭ラインやその内側領域の色調を変更したり警告音を発することにより行う。
ステップS111は、ステップS109で<No>と判定した場合およびステップS110に続いて実行し、表示制御部44が移動条件を充足したか否か(Yes/No)を判定するステップである。この移動条件は、予め設定されるものであり、拡大表示部404の移動を通じた長尺X線画像402の繋ぎ目全域の拡大表示の往復回数などである。
ステップS111で<Yes>と判定するまで、ステップS105に移行して拡大表示部404の表示およびこれに続く各処理を実行し、ステップS111で<Yes>と判定したタイミングで拡大表示部404を停止させる。なお、表示制御部44は、拡大表示部404を移動させている途中でユーザにより停止ボタン406が押下されると、拡大表示部404の移動を強制停止する。
次に、X線画像診断装置Uの作用を説明する。
X線画像診断装置Uでは、X線撮影において被検体6を通過した透過X線が検出器31で検出されて画像信号が生成され、この画像信号の処理を通じて平面的なX線画像データが生成される。このX線画像診断装置Uは、人体の手足や胸部などの部分的な撮影に用いられることが想定されており、生成される画像データのサイズは40cm×40cm程度に設定されている。
ユーザ側においてX線撮影で得られた複数のX線画像を繋ぎ合わせて1つの長尺X線画像として見たいという要求があると、X線画像診断装置Uの画像処理装置4では、ユーザの要求を受け、図2のフローチャートに従って先ずステップS101→ステップS102→ステップS103という流れで処理が実行される。すなわち、表示装置5を用いてユーザに長尺X線画像を提示すると共に長尺X線画像の部分的な拡大表示の要求待ちとなる。
ユーザにより拡大表示の要求があったとき、画像処理装置4では、ステップS104→ステップS105→ステップS106という流れで処理が実行され、表示装置5の画面上に拡大表示部404を表示すると共に表示した拡大表示部404の移動要求待ちとなる。
ユーザにより拡大表示部404の移動要求があったとき、画像処理装置4では、ステップS107→ステップS108→ステップS109→ステップS110という流れで処理が実行され、拡大表示部404が長尺X線画像の繋ぎ目の位置に沿って移動する。そして、拡大表示部404の内側に閾値よりも大きい繋ぎ目の不正常があると、その旨がユーザに報知されて注意喚起が行われる。
すなわち、X線画像診断装置Uの画像処理装置4にあっては、ユーザは、拡大表示の要求と拡大表示部404の移動という2つの操作のみで、長尺X線画像はもとより、その継ぎ合わせ状態を全域にわたって拡大表示にて確認できる。加えて、修正の必要な画像ズレの大きい部分については、画像処理装置4の画像処理にて自動的に指摘されるので、修正が必要な部分を見落とす頻度も低減するものと期待される。
次に、X線画像診断装置Uの効果を説明する。
(1) X線画像診断装置Uは、画像処理装置4を備える。この画像処理装置4は、長尺X線画像データの繋ぎ目の位置情報を読み取り、図3に示すよう、その繋ぎ目の位置を中心とした長尺X線画像402の部分的な拡大表示を提示する拡大表示部404を表示画面401に表示させ且つこの拡大表示部404を長尺X線画像402の繋ぎ目に沿って移動させる表示制御部44を備える。このため、手動操作の頻度低減が図られると共に長尺X線画像402の繋ぎ合せ状態が拡大表示にて漏れなく確認できる。
(2) 長尺X線画像の繋ぎ目の位置情報は、長尺X線画像データ402a(図4参照)を構成する隣り合うX線画像データ402b:402cの重合末端を示す位置データ402d:402eや、このX線画像データ402b:402cの重合末端から均しい距離にある重合中心を示す位置データ402fである。すなわち、長尺X線画像402の繋ぎ目の位置情報として、既存の位置データを用いる。このため、容易に且つ確実に繋ぎ目を読み取ることができる。
(3) 表示制御部44は、拡大表示部404の片道の移動ストロークで長尺X線画像402の繋ぎ目全域を拡大表示できるように拡大表示部404の初期の表示位置を設定する。すなわち、長尺X線画像402の繋ぎ目全域を漏れなく観察するのに必要な拡大表示部404の移動ストロークが必要最小となり、ユーザは長尺X線画像402の繋ぎ目を効率よく観察することができる。
(4) 表示制御部44は、拡大表示部404の移動により長尺X線画像402の繋ぎ目全域の拡大表示が設定回数行われるまでその拡大表示部404の移動を継続し、その拡大表示が設定回数行われたときに拡大表示部404を停止させる手段(ステップS108)を有する。このため、例えば拡大表示部404が長尺X線画像402を繋ぎ目に沿って往復移動したときにその移動を停止させる、といった操作が自動で行われるので、X線画像診断装置Uの使い勝手が向上する。
(5) 表示制御部44は、ユーザによる選択を受け、拡大表示部404を長尺X線画像402の繋ぎ目に沿って一定の間隔を置いて離散的に移動させる手段(ステップS108)を有する。すなわち、拡大表示部404は、表示の重複を伴うことなく移動する。このため、ユーザは長尺X線画像402の繋ぎ目を効率よく観察することができる。
(6) 表示制御部44は、表示部51の画面上に移動ボタン405を表示して、ユーザによりその移動ボタン405が操作されたことを条件に、拡大表示部404を移動させる手段(ステップS106、ステップS108)を有する。すなわち、ユーザは必要なタイミングで拡大表示部404を移動させることができるので、X線画像診断装置Uの使い勝手が向上する。
(7) 表示制御部44は、表示部51の表示画面401に移動ボタン405と共に速度ボタン407:408を表示して、その速度ボタン407:408の操作量に応じて拡大表示部404の移動速度を設定する手段(ステップS107)を有する。すなわち、ユーザは必要な速度で拡大表示部404を移動させることができので、X線画像診断装置Uの使い勝手が向上する。
(8) 表示制御部44は、拡大表示部404の内側にて長尺X線画像402の繋ぎ目の不正常が閾値を超えるか否かを判定し、閾値を超えると判定した場合は警告を行う。このため、ユーザは画像ズレを確実に検出でき、もって繋ぎ目が滑らかで良好な長尺X線画像402の作成に資するものとなる。
(第2実施形態)
図5は本発明に係るX線画像診断装置の第2実施形態を示すフローチャートである。
本実施形態は、第1実施形態の画像処理装置4にて実行される画像処理を変更した例である。なお、ステップS201〜ステップS205、ステップS208〜ステップS210は、それぞれ、第1実施形態の画像処理装置4にて実行されるステップS101〜ステップS105、ステップS109〜ステップS111と同様の処理を行うステップであるので説明を省略する。
ステップS206は、画像処理装置4Aの表示制御部44Aが拡大表示部404の移動および移動速度の要求が行われたか否か(Yes/No)を判定するステップである。
表示制御部44Aは、操作部52のマウス操作その他の機械的操作を読み取り可能に設けられ、拡大表示部404の移動および移動速度の要求の有無判定は、例えば操作部52におけるマウスのホイール回転その他の機械的操作量或いは操作速度により判定する。
ステップS207では、ステップS206で<Yes>と判定した場合に実行し、表示制御部44AがステップS204で読み取った繋ぎ目の位置に沿って移動させるステップである。
表示制御部44Aは、ステップS206で操作部52の機械的操作を読み取ったタイミングで拡大表示部404の移動を開始する。また、マウスのホイール回転量などの機械的操作量に応じて拡大表示部404の移動速度を設定する。
このステップS207において、表示制御部44Aは、拡大表示部404を表示画面401上で滑らかに連続的に移動させ或いは一定の間隔を置いて離散的に移動させる。なお、この移動方法はユーザにより選択され、離散的な移動にあっては、その移動間隔は例えばマウスのホイール最小回転量などの機械的な操作量に対応づけて設定される。
次に、X線画像診断装置U/Aの効果を説明する。
X線画像診断装置U/Aにあっては、第1実施形態の(1)〜(5)、(8)の効果に加え、次の効果を得ることができる。
(9) X線画像診断装置U/Aの画像処理装置4Aにおいて、その表示制御部44はマウスその他の操作部52の機械的な操作を読み取り可能に設けられ、操作部52の機械的操作を読み取ったタイミングで拡大表示部404を移動させ、操作部52の機械的操作量に応じて拡大表示部404の移動速度を設定する手段(ステップS206、ステップS207)を有する。このため、ユーザは表示画面401の移動ボタン405や速度ボタン407:408等にポインタ等を合わせる操作を行うことなく、任意の速度にて拡大表示部404の移動を指示できるので、X線画像診断装置U/Aの使い勝手が向上する。
(第3実施形態)
図6は本発明に係るX線画像診断装置の第3実施形態を示すフォローチャートである。
本実施形態は、第1実施形態の画像処理装置4にて実行される画像処理を変更した例である。なお、ステップS301〜ステップS305、ステップS307、ステップS308およびステップS310は、それぞれ、第1実施形態の画像処理装置4にて実行されるステップS101〜ステップS105、ステップS109、ステップS110およびステップS111と同様の処理を行うステップであるので説明を省略する。
ステップS306は、画像処理装置4Bの表示制御部44BがステップS304で読み込んだ長尺X線画像データ402aの繋ぎ目の位置データ(図4参照)が繋ぎ目の終点を示すものでない場合に実行するステップであり、拡大表示部404を移動させるステップである。
すなわち、表示制御部44Bは、ステップS303で拡大表示の要求を受けたことを条件に、ユーザによる移動ボタン405(図3参照)の押下有無に関わらず、拡大表示部404の移動を開始する。位置データが長尺X線画像402の終点を示すまで拡大表示部404を移動させる。
ステップS309は、表示制御部44Bが拡大表示部404の内側において画像ズレが閾値以上であると判定した場合(ステップS307で<Yes>と判定した場合)に実行し、移動速度を低速化するステップである。この低速化の程度は予め設定される。
次に、X線画像診断装置U/Bの効果を説明する。
X線画像診断装置U/Bにあっては、第1実施形態の(1)〜(5)、(8)の効果に加え、次の効果を得ることができる。
(10) 表示制御部44Bは、拡大表示部404の内側にて長尺X線画像402の画像ズレの不正常が閾値を超えるか否かを判定しながら、その拡大表示部404を繋ぎ目に沿って移動させる。そして、画像ズレの不正常が閾値を越えると判定した場合は、拡大表示部404の移動速度を低速化する手段(ステップS306、ステップS309)を有する。このため、ユーザは拡大表示部404の移動要求を行うことなく、拡大表示の要求に関わる1操作のみで、必要な速度で拡大表示部404の移動を指示でき、X線画像診断装置Uの使い勝手が向上する。
以上、本発明に係る医用画像処理装置およびX線画像診断装置を第1実施形態〜第3実施形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載の発明の要旨を逸脱しない限り設計の変更や追加等は許容される。
各実施形態では、拡大表示部404を表示画面401で移動させる例を示したが、例えば、図7に示すように拡大表示部404の画面占有領域を十分大きくとって、長尺X線画像402それ自体を移動させるようにしてもよい。この場合、図2、図5および図6の各フローチャートにおいて、拡大表示部の移動処理を行うステップは、長尺X線画像402の移動処理を行うステップとなる。
なお、表示画面401における長尺X線画像402の表示方法(向き、位置、大きさ等)は制限されない。
U、U/A,U/B……X線画像診断装置, 1……X線照射装置, 11……X線発生管, 12……X線絞り器, 2……高電圧装置, 21……高電圧発生器, 22……高電圧制御部, 3……X線検出装置, 31……検出器, 32……グリッド, 4,4A,4B……医用画像処理装置, 41……システム制御部, 42……記憶部, 43,43A,43B……画像処理部, 44,44A,44B……表示制御部, 45……ネットワーク通信部, 5……表示装置, 51……表示部, 52……操作部, 6……被検体, 401……表示画面, 402……長尺X線画像, 402a……長尺X線画像データ, 402b,402c……X線画像データ, 402d,402e……重合末端を示す位置データ, 402f……重合中心を示す位置データ, 403……ルーペ・ボタン, 404……拡大表示部, 405……移動ボタン, 406……停止ボタン, 407……拡大表示速度アップボタン, 408……拡大表示速度ダウンボタン, 409……方向ボタン.

Claims (12)

  1. X線撮影で得られた複数のX線画像データを繋ぎ合わせて1つの長尺X線画像データを合成し或いは予め用意された長尺X線画像データを受け取り、その長尺X線画像データに基づいた長尺X線画像を表示装置の画面上に表示する医用画像処理装置において、
    長尺X線画像データの繋ぎ目の位置情報を読み取り、その繋ぎ目の位置を中心とした長尺X線画像の部分的な拡大表示を提示する拡大表示部を画面上に表示させ、前記拡大表示部を長尺X線画像の繋ぎ目に沿って画面上で移動させる表示制御部を備えることを特徴とする医用画像処理装置。
  2. 前記長尺X線画像データの繋ぎ目の位置情報は、長尺X線画像データを構成する隣り合うX線画像データの重合末端を示す位置情報であることを特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記長尺X線画像データの繋ぎ目の位置情報は、長尺X線画像データを構成する隣り合うX線画像データの重合末端から均しい距離にある重合中心を示す位置情報であることを特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
  4. 前記表示制御部は、拡大表示部の片道の移動ストロークで長尺X線画像の繋ぎ目全域を拡大表示できるように拡大表示部の初期の表示位置を設定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のうち何れか1項に記載の医用画像処理装置。
  5. 前記表示制御部は、拡大表示部の移動により長尺X線画像の繋ぎ目全域の拡大表示が設定回数行われるまでその拡大表示部の移動を継続し、その拡大表示が設定回数行われたときに拡大表示部を停止させる手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のうち何れか1項に記載の医用画像処理装置。
  6. 前記表示制御部は、拡大表示部を長尺X線画像の繋ぎ目に沿って一定の間隔を置いて離散的に移動させる手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のうち何れか1項に記載の医用画像処理装置。
  7. 前記表示制御部は、表示部の画面上に移動ボタンを表示して、ユーザによりその移動ボタンが操作されたことを条件に、拡大表示部を移動させる手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のうち何れか1項に記載の医用画像処理装置。
  8. 前記表示制御部は、表示部の画面上に移動ボタンと共に速度ボタンを表示して、その速度ボタンの操作量に応じて拡大表示部の移動速度を設定する手段を有することを特徴とする請求項7に記載の医用画像処理装置。
  9. 前記表示制御部は、マウスその他の操作部の機械的な操作を読み取り可能に設けられ、その操作部の操作を読み取ったタイミングで拡大表示部を移動させ、その操作部の操作量に応じて拡大表示部の移動速度を設定する手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のうち何れか1項に記載の医用画像処理装置。
  10. 前記表示制御部は、
    拡大表示部の内側にて長尺X線画像の繋ぎ目の不正常が閾値を超えるか否かを判定しながら、その拡大表示部を繋ぎ目に沿って移動させ、繋ぎ目の不正常が閾値を越えると判定した場合は拡大表示部の移動速度を低速化する手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のうち何れか1項に記載の医用画像処理装置。
  11. 前記表示制御部は、拡大表示部の内側にて長尺X線画像の繋ぎ目の不正常が閾値を超えるか否かを判定し、閾値を超えると判定した場合は警告を行う手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項10のうち何れか1項に記載の医用画像処理装置。
  12. 請求項1ないし請求項11のうち何れか1項に記載の医用画像処理装置を備えたX線画像診断装置。
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