JP2005296332A - X線診断装置、画像生成装置及び画像生成方法 - Google Patents

X線診断装置、画像生成装置及び画像生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 長尺画像データを構成する個々の画像データの連続性を改善するとともに、この長尺画像データの階調を補正することによって最適表示を行なう。
【解決手段】 長尺画像データ生成部7の画像合成回路71は、X線発生部1及びX線検出部2を被検体150の体軸方向に移動することによって収集した複数の画像データを貼り合わせて長尺画像データを生成する。次いで、画素値補正回路72は、張り合わされた前記画像データの体軸方向に設定された関心領域(ROI)において生成された画素値プロフィールに基づいて隣接した画像データ間の階調、あるいは隣接部位における画像濃度を一致させるための画素値補正を行ない、更に、ダイナミックレンジ圧縮回路73は、画素値補正された長尺画像データのダイナミックレンジを表示ダイナミックレンジに合わせるためのダイナミックレンジ圧縮処理を行なう。
【選択図】 図1

Description

本発明は、X線撮影位置を体軸方向に移動して得られる複数枚のX線画像データを用いて長尺画像データの生成を行なうX線診断装置、画像生成装置及び画像生成方法に関する。
X線診断装置やMRI装置、あるいはX線CT装置などを用いた医用画像診断技術は、1970年代のコンピュータ技術の発展に伴って急速な進歩を遂げ、今日の医療において必要不可欠なものとなっている。
X線診断は、近年ではカテーテル手技の発展に伴い循環器分野を中心に進歩を遂げている。循環器領域におけるX線診断は心血管系をはじめ、全身の動静脈の診断を対象としており、血管内に造影剤を注入した状態でX線透過像を撮影する場合が多い。循環器診断用のX線診断装置は、通常、X線発生部とX線検出部、これらを保持する保持機構と、寝台(天板)及び信号処理部を備えている。そして、保持機構はCアームあるいはΩアームが用いられ、カテーテル寝台と組み合わせることによって患者(以下、被検体と呼ぶ。)に対して最適な位置や角度からのX線透視を可能にしている。
X線診断装置のX線検出部に用いられる検出器として通常X線I.I.(イメージ・インテンシファイア)が使用されている。このX線I.I.を用いた撮影方法では、X線発生部のX線管から発生したX線によって被検体を照射し、このとき被検体を透過して得られるX線の画像情報は、X線I.I.において光学画像に変換され、更に、この光学画像はX線TVカメラによって撮影されて電気信号に変換される。そして、電気信号に変換されたX線画像情報はA/D変換後、表示部のモニタに表示される。このため、X線I.I.を用いた撮影方法は、フィルム方式では不可能であったリアルタイム撮影を可能にし、又、デジタル信号で画像データの収集ができるため、種々の画像処理が可能となっている。尚、前記X線I.I.に替わるものとして、近年、2次元配列のX線検出器によって構成されるX線平面検出器が注目を集め、その一部は既に実用化の段階に入っている。
特に、上記Cアームを有したX線診断装置では、前記X線発生部及びX線検出部あるいは被検体を載置した天板を被検体の体軸方向(天板の長手方向)に移動することによって得られるボーラスDA(ディジタル・アンギオグラフィ)画像データ、あるいはボーラスDSA(ディジタル・サブトラクション・アンギオグラフィ)画像データを用いて長尺画像データを生成する方法が広く行なわれている。
例えば、DA撮影では、所定の血管に対して造影剤を注入した後のコントラスト画像を収集することによって血管像が強調されたDA画像データの生成を行なう。
腹部大動脈からカテーテルを介して注入された造影剤が足先まで流れる状態を上述のDA撮影によって観察する場合、腹部から足先までの広い範囲におけるDA画像データを1枚のコントラスト画像データから得ることは現状のX線検出部の撮影サイズでは不可能である。
このため、Cアームあるいは天板を被検体の体軸方向に順次移動させながら複数の撮影位置においてDA画像データの収集を行ない、得られた複数枚のDA画像データを体軸方向に貼り合わせて長尺画像データを生成する方法が用いられている。
即ち、図23(a)に示すように、図示しないCアームによって保持されたX線発生部及びX線検出部、あるいは天板の被検体体軸方向(図の左右方向)への移動により、下肢血管内に注入された造影剤を追跡し複数枚の撮影位置においてDA画像データを生成する。そして、生成された複数枚のDA画像データを体軸方向に貼り合わせて長尺画像データを生成することによって、広い下肢領域における血管を1枚のX線画像で観察することが可能となる。尚、長尺画像データの生成において、各々のDA画像データの付帯情報である撮影位置情報(即ち、DA画像データの撮影位置情報)に基づいて複数枚のDA画像データを体軸方向に貼り合わせることにより貼り合わせ時の位置精度を向上させることができる(例えば、特許文献1参照。)。
ところで上述の長尺画像データの撮影方法として、ステッピング撮影とボーラスチェース撮影がある。ステッピング撮影によるDA画像データの収集では、例えば、図23(b)に示すように、X線発生部とX線検出部を備えた撮像系を造影剤の到達より早く所定の撮影部位まで移動し、この撮影位置に一旦静止させた状態で下肢血管内に注入された造影剤の到達を待つ。そして、造影剤が到達した時点で撮影を行なったならば前記撮像系を次の撮影位置へ速やかに移動させる。このような方法を繰り返すことによって複数の撮影位置におけるDA画像データの収集を行なう。一方、ボーラスチェース撮影によるDA画像データの収集では、図23(c)に示すように、撮像系を体軸方向に連続的に移動させて下肢血管内の造影剤を追跡し、予め設定された複数の撮影位置において撮影を行なうことによって複数枚のDA画像データを収集する。
特開2003−234956号公報(第5−6頁、第1−3図)
上述の長尺画像データの生成では、この長尺画像データを構成する複数枚の画像データ(例えば、DA画像データ)を張り合わせる際に、その境界領域における位置ズレあるいは濃度ズレを極力低減させる必要があり、位置ズレについては上述の特許文献1に記載された方法によって改善することが可能となる。
しかしながら、画像の濃度ズレについては未だ十分な対応がとられていない。特に、上述の下肢血管撮影においては、腹部と脚部は体厚やX線吸収率が著しく異なるため、撮影ごとのX線照射量の制御が困難であり、従って画像間に許容できない濃度ズレが発生する。このような理由により、体軸方向の複数の部位で得られた複数の画像データをそのまま用いて貼り合わせ処理を行った場合、境界領域における画像濃度が不連続となり診断能を低下させる原因となる。
従って、医師や検査技師(以下、操作者と呼ぶ。)は、ステッピング撮影あるいはボーラスチェース撮影によって得られた複数枚の画像データを貼り合わせて長尺画像データを生成する際に、その境界領域において連続した画像濃度が得られるように上記複数枚の画像データの濃度補正を手動で行なってきた。
しかしながら、このとき貼り合わせに用いられる画像データの枚数は通常10枚以上となるため、手動による濃度補正の作業は操作者にとって大きな負担となり、又、検査効率あるいは診断効率を著しく低下させていた。更に、下肢血管に対するX線撮影では既に述べたように、例えば腹部から脚部に移行する際に体厚等の変化に伴ってX線吸収量が著しく変化するため、体軸方向に隣接した画像データ間では画像濃度のみならず、画像濃度のコントラストも大きく異なる。このため、上述の境界領域における画像濃度が等しくなるような補正のみでは体軸方向に連続した長尺画像データを得ることができなかった。又、画像データ間の画像濃度のコントラストを注意深く調整することによって滑らかに繋がった長尺画像データを生成することが可能となるが、大きなX線吸収量の差異に伴なって上記画像濃度は大きなダイナミックレンジを有するようになる。このため、長尺画像データの全体を診断に最適な濃度のコントラストで表示することは困難であった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、被検体の体軸方向において撮影された画像データを貼り合わせることによって長尺画像データの生成を行なう際に、隣接した画像データの境界領域における画像濃度及びコントラストを合わせ、これらの画像データにおけるダイナミックレンジを圧縮するための補正処理を自動的に行なうことによって、診断能に優れた長尺画像データを効率よく生成することが可能なX線診断装置、画像生成装置及び画像生成方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明のX線診断装置は、被検体に対して設定された複数の撮影位置においてX線撮影を行ない、複数の画像データを生成する画像データ生成手段と、前記複数の画像データを前記撮影位置の位置情報に基づいて所定方向に貼り合わせ長尺画像データを生成する画像合成手段と、前記長尺画像データに設定された関心領域の代表画素値に基づいて前記画像データの貼り合わせ方向における第1の画素値プロフィールを生成する第1の画素値プロフィール生成手段と、前記第1の画素値プロフィールに基づいて補正関数を算出する補正関数算出手段と、算出された前記補正関数を用いて前記長尺画像データの画素値を補正する画素値演算手段を備えたことを特徴としている。
又、請求項2に係る本発明のX線診断装置は、被検体に対して設定された複数の撮影位置においてその端部が重複するようにX線撮影を行なって複数の画像データを生成する画像データ生成手段と、前記複数の画像データを前記撮影位置の位置情報に基づいて所定方向に貼り合わせ長尺画像データを生成する画像合成手段と、前記画像データの重複領域に設定された関心領域の代表画素値に基づいて前記複数の画像データの各々に対する補正関数を算出する補正関数算出手段と、算出された前記補正関数を用いて前記長尺画像データの画素値を補正する画素値演算手段を備えたことを特徴としている。
更に、請求項17に係る本発明の画像生成装置は、被検体に対して設定された複数の撮影位置において得られた画像データを保存する画像データ記憶手段と、この画像データ記憶手段によって保存された複数の前記画像データを前記撮影位置の位置情報に基づいて所定方向に貼り合わせ長尺画像データを生成する画像データ合成手段と、前記長尺画像データに設定された関心領域において算出した代表画素値に基づいて前記画像データの貼り合わせ方向における画素値プロフィールを生成する第1の画素値プロフィール生成手段と、前記第1の画素値プロフィールに基づいて算出された前記補正関数を用いて前記長尺画像データの画素値を補正する画素値演算手段と、この画素値演算手段によって画素値が補正された長尺画像データに設定された関心領域の画素値に基づいて前記貼り合わせ方向の第2の画素値プロフィールを生成する第2の画素値プロフィール生成手段と、前記第2の画素値プロフィールを所定のダイナミックレンジ内に圧縮させるための補正係数を用いて前記長尺画像データの画素値を変換してダイナミックレンジ圧縮を行なうダイナミックレンジ変換手段を備えたことを特徴としている。
又、請求項18に係る本発明の画像生成装置は、被検体の所定方向に設定された複数の撮影位置においてその端部が重複するように得られた画像データを保管する画像データ記憶手段と、前記複数の画像データを前記撮影位置の位置情報に基づいて所定方向に貼り合わせ長尺画像データを生成する画像合成手段と、この画像データ記憶手段によって保存された前記画像データの重複領域に設定した関心領域の代表画素値に基づいて前記複数の画像データの各々に対する補正関数を算出する補正関数算出手段と、算出された前記補正関数を用いて前記長尺画像データの画素値を補正する画素値演算手段と、この画素値演算手段によって画素値が補正された長尺画像データに設定された関心領域の画素値に基づいて前記貼り合わせ方向の第2の画素値プロフィールを生成する第2の画素値プロフィール生成手段と、前記第2の画素値プロフィールを所定のダイナミックレンジ内に圧縮させるための補正係数を用いて前記長尺画像データの画素値を変換してダイナミックレンジ圧縮を行なうダイナミックレンジ変換手段を備えたことを特徴としている。
一方、請求項19に係る本発明の画像生成方法は、被検体に対して設定された複数の撮影位置においてX線撮影を行ない複数の画像データを生成するステップと、前記複数の画像データを所定方向に貼り合わせて長尺画像データを生成するステップと、前記長尺画像データに設定された関心領域において算出した代表画素値に基づいて前記画像データの貼り合わせ方向における画素値プロフィールを生成するステップと、前記画素値プロフィールに基づいて前記複数の画像データの各々に対する補正関数を算出するステップと、前記補正関数を用いて前記長尺画像データの画素値を補正するステップと、画素値補正後の長尺画像データに設定された関心領域の画素値に基づいて前記貼り合わせ方向の第2の画素値プロフィールを生成するステップと、前記第2の画素値プロフィールを所定のダイナミックレンジ内に圧縮させるための補正係数を決定するステップと、前記補正係数を用いて前記画素値補正後の長尺画像データの画素値を変換してダイナミックレンジ圧縮を行なうステップを有することを特徴としている。
又、請求項20に係る本発明の画像生成方法は、被検体の所定方向に設定された複数の撮影位置においてその端部が重複するようにX線撮影を行ない重複領域を有する複数の画像データを生成するステップと、前記複数の画像データを所定方向に貼り合わせて長尺画像データを生成するステップと、前記画像データの前記重複領域に設定された関心領域において算出した代表画素値に基づいて前記複数の画像データの各々に対する補正関数を算出するステップと、前記補正関数を用いて前記長尺画像データの画素値を補正するステップと、画素値補正後の長尺画像データに設定された関心領域の画素値に基づいて前記画像データの貼り合わせ方向に対して第2の画素値プロフィールを生成するステップと、前記第2の画素値プロフィールを所定のダイナミックレンジ内に圧縮させるための補正係数を決定するステップと、前記補正係数を用いて前記画素値補正後の長尺画像データの画素値を変換してダイナミックレンジ圧縮を行なうステップを有することを特徴としている。
本発明によれば、被検体の体軸方向において得られた複数枚の画像データを貼り合わせて長尺画像データを生成する際に、体軸方向に隣接して得られた画像データ間の境界領域における画像濃度及びコントラストを揃え、全体のダイナミックレンジを圧縮するための補正処理を自動的に行なうことができるため、診断能に優れた長尺画像データを効率よく生成することが可能となり、この補正処理に対する操作者の負担を大幅に低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に示す本発明の第1の実施例の第1の特徴は、造影剤注入後の被検体における体軸方向の複数撮影部位にてボーラスDA画像データを生成し、これらのDA画像データを体軸方向に貼り合わせて長尺画像データを生成する際に、各々のDA画像データの体軸方向において生成された画素値プロフィールに基づいて隣接したDA画像データのコントラストや画像濃度(以下では、画素値と呼ぶ。)が一致するように画素値補正を行なうことにある。
又、本実施例の第2の特徴は、上述の方法によって画素値補正された長尺画像データのダイナミックレンジを表示ダイナミックレンジ等で規定される診断に適した範囲に設定するためのダイナミックレンジ圧縮を行なうことにある。
尚、以下に述べる第1の実施例では、ボーラスチェース撮影により体軸方向における複数枚のDA画像データを収集する場合について述べるが、これに限定されるものではなく、例えば、ボーラスチェース撮影の代りに既に述べたステッピング撮影を適用してもよく、又、DA画像データの代りにDA画像データや造影剤を用いずに収集されるX線画像データを用いて長尺画像データの生成を行なってもよい。
(装置の構成)
本発明の第1の実施例におけるX線診断装置の構成につき図1乃至図13を用いて説明する。尚、図1は、X線診断装置の全体構成を示すブロック図であり、図2は、このX線診断装置を構成する画素値補正回路及びダイナミックレンジ圧縮回路のブロック図である。
図1に示したX線診断装置100は、被検体150に対してX線を照射するためのX線発生部1と、このX線発生部1におけるX線照射に必要な高電圧を供給する高電圧発生部4と、被検体150を透過したX線を検出するX線検出部2と、X線発生部1及びX線検出部2を保持するCアーム5と、Cアーム5の所定方向への回動及び移動やX線検出部2及び被検体150を載置した天板18の所定方向への移動を行なう機構部3を備えている。
又、X線診断装置100は、X線検出部2で生成されたDA画像データの保存や必要に応じて輪郭強調等の画像処理を行なう画像演算記憶部6と、生成されたDA画像データを体軸方向に貼り合わせて長尺画像データを生成すると共に、この長尺画像データに対して画素値補正やダイナミックレンジ圧縮を行なう長尺画像データ生成部7と、画素値補正前の長尺画像データ、この長尺画像データに設定された関心領域(以下、ROI(region of interest)と呼ぶ。)に基づいて生成された画素値プロフィール、更には、ダイナミックレンジ圧縮後の長尺画像データ等の表示を行なう表示部8と、被検体情報や各種コマンドの入力、X線照射条件、撮影条件、表示条件等の初期設定を行なう操作部9と、上述の各ユニットを統括して制御するシステム制御部10を備えている。
X線発生部1は、被検体150に対しX線を照射するX線管15と、X線管15から照射されたX線に対してX線錘(コーンビーム)を形成するX線絞り器16を備えている。X線管15は、X線を発生する真空管であり、陰極(フィラメント)より放出された電子を高電圧によって加速させてタングステン陽極に衝突させX線を発生する。又、X線絞り器16は、X線管15から放射されたX線ビームを被検体150、更にはX線検出部2における所望の照射領域に絞り込む機能を有している。
次に、前記X線発生部1から照射され被検体150を透過したX線を検出するX線検出部2には、既に述べたX線I.I.を用いた方式やX線検出器を2次元配列した、所謂X線平面検出器を用いた方式等がある。以下では、X線I.I.を用いた方式について述べるが、X線平面検出器を用いた方式であっても構わない。即ち、図1に示したX線検出部2は、X線I.I.21と、X線テレビカメラ22と、A/D変換器23を備えている。そして、X線I.I.21は、被検体150を透過したX線を可視光に変換し、更に、光−電子−光変換の過程で輝度の増倍を行なって感度のよい投影データを形成する。一方、X線テレビカメラ22は、CCD撮像素子を用いて上述の光学的な投影データを電気信号に変換し、A/D変換器23は、X線テレビカメラ22から出力された時系列的な電気信号(ビデオ信号)をデジタル信号に変換する。
次に、機構部3は、被検体150を体軸方向(図1の紙面に垂直な方向)及び上下方向(図1における上下方向)に移動させるために、被検体150を載置した天板18を上述の方向に移動する天板移動機構32と、X線発生部1及びX線検出部2を保持するCアーム5の被検体150の周囲における回動や被検体150の体軸方向への移動、更には、X線検出部2の被検体方向への移動を行なう撮像系移動機構31と、これらの移動機構を制御する機構制御回路33を備えている。
そして、機構制御回路33は、システム制御部10から供給される制御信号に従がって撮像系移動機構31を制御し、Cアーム5やX線検出部2の回動/移動における方向、大きさ、あるいは速度などを設定する。更に、天板移動機構32や撮像系移動機構31に設けられたエンコーダから出力される位置信号を受け、被検体150とX線発生部1及びX線検出部2との相対位置の検出を行なう図示しない位置検出器を備えている。そして、このとき得られる撮影位置情報は、システム制御部10を介して画像演算記憶部6及び長尺画像データ生成部7に供給される。
一方、高電圧発生部4は、X線管15の陰極から発生する熱電子を加速するために、陽極と陰極の間に印加する高電圧を発生させる高電圧発生器42と、システム制御部10からの指示信号に従い、高電圧発生器42における管電流、管電圧、X線パルス幅、照射周期(レート間隔)、撮影区間、照射時間等からなるX線照射条件の制御を行なう高電圧制御回路41を備えている。
一方、画像演算記憶部6は、X線発生部1及びX線検出部2の移動に伴ってX線検出部2のA/D変換器23より順次供給される複数の撮影部位におけるDA画像データを保存する画像データ記憶回路61と、画像データ記憶回路61にて保存された所定の撮影部位のDA画像データに対して所望の画像処理を行なう画像演算回路62を備えている。
又、長尺画像データ生成部7は、画像演算記憶部6において生成された複数のDA画像データを体軸方向に貼り合わせて画素値補正前の長尺画像データを生成する画像合成回路71と、この長尺画像データの体軸方向に設定したROIにおける画素値プロフィールに基づいて、前記長尺画像データを構成する複数枚のDA画像データの連続性を改善するための画素値補正を行なう画素値補正回路72と、前記長尺画像データのダイナミックレンジを圧縮するダイナミックレンジ圧縮回路73を備えている。
画像合成回路71は、被検体の体軸方向の複数の撮影位置において生成された複数枚(N枚)のDA画像データをその付帯情報である撮影位置情報に基づいて貼り合わせ画素値補正前の長尺画像データを生成する。尚、このとき貼りあわされた各々のDA画像データの位置は、操作部9の入力デバイスによって微調整することが可能である。
図3は、画像合成回路71によって生成される画素値補正前の長尺画像データを示したものであり、画像合成回路71は、例えば図3(a)に示すように撮影位置X1で得られたDA画像データ1と撮影位置X2において得られたDA画像データ2を、重複した領域を削除して貼り合わせる(図3(b))。同様な貼り合わせをDA画像データ3乃至DA画像データNに対しても行ない図3(c)に示す補正前長尺画像データ300を生成する。
次に、図2に示した画素値補正回路72は、画像合成回路71が複数枚のDA画像データを体軸方向に貼り合わせて生成した画素値補正前の長尺画像データに対して1つあるいは複数のROIを設定するROI設定回路721と、設定されたROIにおいて後述する代表画素値を算出し、この代表画素値の体軸方向における分布を示す画素値プロフィールを生成する画素値プロフィール生成回路722と、前記画素値補正前長尺画像データを構成するDA画像データの境界領域において発生する画素値プロフィールの不連続を改善するための補正関数を算出する補正関数算出回路723と、算出された補正関数を用いてDA画像データの各々における画素値を補正するための演算を行なう画素値演算回路724を備えている。
ROI設定回路721は、画像合成回路71によって生成された画素値補正前の長尺画像データに対して所定のROIを設定する。図4は、画素値補正前の長尺画像データ300に対して設定された2つのROI(ROIA及びROIB)を示しており、このROIA及びROIBは、通常図4(a)に示すように被検体150の体軸304に並行して設定されるが、ROIA及びROIBの長手方向が下肢の方法あるいは血管の走行方向と異なる場合には、図4(b)に示すようにこれらの方向と一致させたROIAa及びROIBaを設定してもよい。又、血管が複雑に走行する場合には、その走行に対応させて折れ線状に設定することが望ましい。
即ち、図4(a)に示したROIAあるいはROIBの下端部のように、X線発生部1から放射されたX線が被検体150の下肢を介さずに直接X線検出部2にて検出される領域が前記ROIに含まれる場合には、この領域の画素値は特異に大きな値を呈するため、補正関数算出回路723が行なう補正関数の算出において大きな誤差が発生する可能性がある。従って、上述のようにROIの方向と下肢の方向は一致させることが望ましい。
尚、上述のROIの設定において左右何れかの下肢にROIAあるいはROIBを設定してもよい。又、上記ROIは、予め設定されたROIの位置、形状、傾き、大きさ(幅Wと長さL)に基づいて補正前長尺画像データ上に自動設定してもよいが、表示部8に表示された前記画素値補正前の長尺画像データに対し操作者が後述する操作部9の入力デバイスを用いて任意に設定してもよい。更に、この長尺画像データから被検体150の下肢の位置や形状を認識し、認識した下肢情報と予め設定されたROIの形状や大きさなどに基づいて自動設定してもよい。
次に、画素値プロフィール生成回路722は、画素値補正前の長尺画像データに設定されたROIの幅方向における複数の画素値から1種類あるいは2種類の代表画素値を設定する。尚、代表画素値として、例えば前記複数の画素値から求められた平均値、最大値、最小値、中央値、最頻値などがあり、これらの中から選択された1種類あるいは2種類の代表画素値に基づいて画素値プロフィールが生成される。
以下の説明では、平均値を代表画素値に設定した場合につき図5を用いて説明する。図5は、図4(a)の画素値補正前の長尺画像データ300に設定されたROIAに含まれるDA画像データ1乃至DA画像データ3の画素と、これらの画素における画素値から算出される代表画素値を模式的に示したものであり、説明を簡単にするために、ROIAに含まれる各々のDA画像データは体軸方向に4画素、幅方向に5画素で構成されている。
そして、画素値プロフィール生成回路722は、まずDA画像データ1の幅方向に配列された画素A11乃至A15の画素値の平均値a1を算出し、代表画素値に設定する。同様にして画素B11乃至B15の平均画素値b1、画素C11乃至C15の平均値画素値c1、画素D11乃至D15の平均画素値d1を算出し代表画素値に設定する。更に、DA画像データ2に対し同様にして算出された平均画素値a2、b2、c2、d2、DA画像データ3に対して算出された平均画素値a3、b3、c3、d3を夫々代表画素値に設定する。又、同様の手順によって図示しないDA画像データ4乃至DA画像データNについても代表画素値の算出を行なう。
次に、画素値プロフィール生成回路722は、算出された代表画素値に基づいて図6に示すような画素値プロフィールP1を生成する。尚、図5では、各DA画像データにおける体軸方向の画素数を4としたが、実際には極めて多くの画素数から構成されている。従って、DA画像データ1の代表画素値d1と隣接したDA画像データ2の代表画素値a2、DA画像データ2の代表画素値d2と隣接したDA画像データ3の代表画素値a3等は略同一部位における代表画素値であり、DA画像データ間における画像濃度に変動が無い場合には同一の値を示すべきものである。しかしながら、既に述べた理由によりDA画像データ間の画像濃度及びコントラストが異なるため、図6に示すようにその境界領域における代表画素値に差異が発生する。
一方、図4(a)あるいは図4(b)において、補正前長尺画像データに2つのROI(ROIA及びROIB)が設定される場合には、画素値プロフィール生成回路722は、図7に示すようにROIAによる画素値プロフィールP1とROIBによる画素値プロフィールP2を生成する。尚、画素値プロフィールP2におけるa1’、b1’、c1’、d1’、a2’、b2’、・・・・はROIBにおけるDA画像データ1乃至DA画像データNの代表画素値を示している。
次いで、補正関数算出回路723は、画素値プロフィール生成回路722が生成した画素値プロフィールに基づいて、各DA画像データの境界領域における代表画素値(例えば、d1とa2、d2とa3・・・)を一致させるための補正関数を算出する。以下に、このとき算出される補正関数を図8乃至図10を用いて説明する。
図8は、補正前長尺画像データ300に設定されたROIAにおける代表画素値が1種類の場合の補正関数を示したものである。例えば、DA画像データn−1を基準にDA画像データn(n=2乃至N)の画素値を補正する場合、その貼り合わせ部位におけるDA画像データn−1の代表画素値をdn−1、DA画像データnの代表画素値をan、DA画像データnにおける補正前の画素値をXnとすれば、DA画像データnの補正後の画素値Ynは下式(1)あるいは下式(2)を示す図8(b)あるいは図8(b)の補正関数に基づいて算出することができる。
Figure 2005296332
Figure 2005296332
特に、式(1)による方法は、DSA画像データに対して好適であり、式(2)による方法は、サブトラクション処理を行なわずに得られる画像データ(例えば、本実施例のDA画像データや造影剤を用いずに得られるX線画像データ)に対して好適である。
次に、上述のROIにおける代表画素値が1種類の場合、この代表画素値と画素値プロフィールの勾配を用いた補正方法について述べる。DA画像データn−1の代表画素値dn−1における画素値プロフィールの勾配をGdn−1、又、DA画像データnの代表画素値anにおける画素値プロフィールの勾配をGanとすれば、このときの補正関数(Xn,Yn)は図9に示すように(an、dn−1)を通り、勾配がGdn−1/Ganの直線となる。代表画素値のみならず画素値プロフィールの勾配の連続性を持たせることによって画素値プロフィール、更にはDA画像データの境界領域における画素値を連続かつ滑らかに繋ぐことが可能となる。
一方、図10は、補正前長尺画像データに2つのROIA及びROIBを設定することによって2つの代表画素値が得られる場合の補正関数を示したものである。即ち、DA画像データn−1とDA画像データnの境界領域におけるDA画像データn−1の代表画素値をdn−1及びdn−1’、DA画像データnの代表画素値をan及びan’とすれば、DA画像データnの画素値Xnを画素値Ynに補正するための補正関数(Xn、Yn)は、座標(an、dn−1)と座標(an’、dn−1’)の2点を通る直線関数となる。
このように同一種類の2つの代表画素値を用いることによって、図7に示した画素値プロフィールP1及び画素値プロフィールP2を連続して繋げることが可能となる。即ち、画素値演算回路724は、図10の補正関数を用いてDA画像データnの画素値Xnを補正することにより、DA画像データn−1に連続した画素値とコントラストを有したDA画像データnを生成する。このとき、図6に示した補正前長尺画像データにおける画素値プロフィールP1は、図11に示す連続した画素値プロフィールPxに補正される。
次に、図2の画素値演算回路724は、画素値補正前の長尺画像データを構成するDA画像データnの各画素値Xnを式(1)や式(2)、あるいは図8乃至図10において示した補正関数に基づいて補正を行なう。このとき、先ずDA画像データ1を基準に隣接したDA画像データ2の画素値の補正を行ない、次いで、補正後のDA画像データ2を基準にDA画像データ3の補正を行なう。このような動作をDA画像データNの画素値補正が終了するまで繰り返し行なう。尚、上記補正は、DA画像データ1を基準に行なう代わりに、DA画像データNあるいは任意のDA画像データnを基準に行なってもよい。
図2に戻って、長尺画像データ生成部7のダイナミックレンジ圧縮回路73は、ROI設定回路731と、画素値プロフィール生成回路732と、補正係数決定回路733と、ダイナミックレンジ変換回路734を備えている。
ROI設定回路731は、貼り合わせ位置調整及び画素値補正を行ない滑らかに繋がった長尺画像データの画素値プロフィールを得るためのROIを設定する。この場合のROIは、特に診断における主要部位に設定されることが望ましく、例えば、下肢DA検査の場合には下肢血管、全脊柱検査の場合には脊柱、全下肢検査の場合には下肢の骨を中心に設定される。
このとき、上記ROIは、観察部位が直線状の場合には図4の場合と同様にして長方形ROIが設定され、非直線状の場合には、折れ線状ROIあるいは曲線状ROIが設定される。何れの場合においても、長尺画像データの上端部から下端部まで体軸方向の全長にわたり設定される。尚、画素値補正回路72のROI設定回路721によって設定されたROIが上記条件を満たしているならば、このROIを引き続き用いることも可能である。
このROI設定の目的は、濃度変化が体軸方向に大きく、この体軸方向と直交する方向(横方向)に小さい長尺画像データに対するダイナミックレンジ圧縮を比較的簡単な演算で行ない観察可能な範囲に確実に納めることにある。
画素値プロフィール生成回路732は、ROI設定回路731によって設定されたROI内における前記横方向の画素値に対して平均値を算出する。この平均値演算を画素値補正後の長尺画像データの体軸方向に対して順次行ないダイナミックレンジ圧縮用の画素値プロフィールを生成する。但し、ここで生成された画素値プロフィールはノイズ等の影響が含まれているため、図示しないフィルタ回路により、体軸方向に対して低域通過フィルタ処理あるいは移動平均処理を行なって更に滑らかな画素値プロフィールを生成する。
一方、補正係数決定回路733は、ダイナミックレンジ圧縮を行なう際の補正係数の決定を行なう。X線診断装置において従来使用されてきた増感紙−フィルムに比べ本実施例で用いるモニタやレーザイメージャは表示ダイナミックレンジが狭く、高輝度信号(白側)及び低輝度信号(黒側)のレンジに余裕が無い。このため、これらの信号の観察が困難になる階調カーブにならざるを得ない。
図12(a)は、既に図11において示した画素値補正後の長尺画像データのダイナミックレンジ圧縮前の画素値プロフィールPxであり、この画素値プロフィールPxに示した破線L1及びL2の範囲DRから外れた部分は白あるいは黒につぶれて観察が困難になる。
本実施例では、主に観察する部位における白側や黒側の何れに対しても観察を可能とするために画素値プロフィールPXを図12(a)の破線α及びβの内側に圧縮する。このステップでは、画素値プロフィールPXを図13の変換テーブルに基づいて変換し、図12(b)に示した長手方向の補正係数カーブを求める。
次に、ダイナミックレンジ変換回路734は、画素値補正後の長尺画像データにおいて、同一の体軸方向位置の横方向に配列された各画素の画素値に対して図12(b)に示した補正係数カーブの補正値を乗算してダイナミックレンジの圧縮を行なう。
上述のダイナミックレンジ圧縮を図14を用いて説明する。ここでは、説明を簡単にするために12画素x5画素で構成されるダイナミックレンジ圧縮前の長尺画像データ310に対して上述の乗算処理を行なう。
図14における圧縮前の長尺画像データ310の第1行画素の画素値がP11乃至P15、第2行画素の画素値がP21乃至P25,第3行画素の画素値がP31乃至P35、・・・で構成され、夫々の行に対応する前記補正係数カーブの補正係数が1、a,b,・・・とすれば、圧縮後の長尺画像データ320の第1行画素の画素値aP11乃至aP15、第2行画素の画素値aP21乃至aP25,第3行画素の画素値aP31乃至aP35、・・・は夫々次式(3)によって算出される。
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このような乗算処理を画素値補正後の長尺画像データの全ての画素に対して行なうことによって、少なくともROI内のダイナミックレンジが所定の範囲内に圧縮された長尺画像データ(ダイナミックレンジ圧縮後の長尺画像データ)を得ることができる。その結果、ダイナミックレンジ圧縮後の長尺画像データの前記ROIにおける圧縮後画素値プロフィールは、図12(c)に示すように破線α及びβで囲まれた範囲に圧縮することができる。尚、上述の補正では、基準値を「1」とした補正関数を乗ずることによってダイナミックレンジ圧縮を行なったが、基準値を「0」とした補正関数の加減によりダイナミックレンジ圧縮を行なってもよい。
次に、図1に戻って、操作部9は、キーボード、トラックボール、ジョイスティック、マウスなどの入力デバイスや表示パネル、あるいは各種スイッチ等を備えたインターラクティブなインターフェイスである。そして、操作部9は、被検体情報の入力、被検体150の周囲におけるX線発生部1及びX線検出部2の回動角度の設定、被検体150の体軸方向におけるX線発生部1及びX線検出部2あるいは天板18の移動位置の設定、X線絞り器16によるX線照射角度αやX線I.I.21におけるX線投影範囲の設定等を行ない、更に、各種コマンドの入力、撮影対象臓器あるいは撮影対象部位に対するX線照射条件の初期設定などを行なう。
又、被検体150に注入された造影剤の移動速度に合わせてX線発生部1及びX線検出部2、あるいは天板18の体軸方向における移動速度や移動方向の指示を行なう機能を有している。尚、上記X線照射条件として、管電流、管電圧、照射時間等があり、被検体情報として年齢、性別、体型(身長及び体重)、撮影対象部位(臓器)、過去の診断履歴等がある。
一方、表示部8は、長尺画像データ生成部7において生成された画素値補正前及び画素値補正後の長尺画像データ、ダイナミックレンジ圧縮後の長尺画像データ、更には、画素値補正やダイナミックレンジ圧縮のための画素値プロフィール等の表示を行なう。
そして、この表示部8は、長尺画像データ生成部7において得られた上述の画像データ及び画素値プロフィールとその付帯情報を必要に応じて合成し表示用データを生成する表示用データ生成回路81と、上記表示用画像データに対してD/A変換とTVフォーマット変換を行なって映像信号を生成する変換回路82と、生成された映像信号を表示する液晶、あるいはCRTのモニタ83を備えている。
次いで、システム制御部10は、図示しないCPUと記憶回路を備え、操作部9において入力される情報や各種の設定条件は前記記憶回路に保存される。例えば、操作部9において初期設定されたX線発生部1、X線検出部2及び天板18の回動/移動情報やX線照射条件を前記記憶回路に記憶した後、当該ユニットに供給する。
又、前記記憶回路にはボーラスDAのためのN箇所の撮影位置情報が予め保存されており、機構部3の機構制御回路33から供給される撮影位置情報と予め設定された撮影位置情報とが一致した場合には、高電圧発生部4に対してX線照射の制御信号を供給する。
(DA画像データの生成手順)
次に、図1及び図2と図15及び図16を用い、本実施例のX線診断装置100におけるボーラスDA画像データの生成手順について説明する。尚、図15は、ボーラスDA画像データの生成手順を示すフローチャートであり、図16は、ボーラスDA画像データの収集方法を示した図である。但し、図16では、静止した被検体150の体軸方向にX線発生部1及びX線検出部2(以下、これらを纏めて撮像系と呼ぶ。)を移動することによってボーラスDA画像データの生成を行なう場合について述べるが、天板18と共に被検体150を移動してもよい。
先ず、X線診断装置100の操作者は、操作部9において被検体150に関する被検体情報の入力を行ない、更に、撮影位置(撮像系の移動位置)、X線照射条件、X線照射角度及びX線投影範囲等の初期設定を行なう。そして、これらの被検体情報や初期設定条件はシステム制御部10の記憶回路に保存される(図15のステップS1)。
次いで、システム制御部10は、上記撮影位置の情報に基づいて機構部3の機構制御回路33に対して制御信号を供給し、機構制御回路33は、撮像系移動機構31に対して駆動信号を供給して初期位置(図16のX0)に撮像系を移動する。
次いで、操作者は、被検体150の鼠ケイ部大動脈に造影剤を注入した後(図15のステップS2)操作部9より撮影開始コマンドを入力する。操作部9より撮影開始コマンド信号の供給を受けたシステム制御部10は、機構部3の機構制御回路33に対して制御信号を送り、機構制御回路33は、撮像系移動機構31に駆動信号を供給して撮像系を最初の撮影位置(図16のX1)に対して任意の速度で移動する。
一方、機構制御回路33の位置検出器は、撮像系移動機構31に設けられたエンコーダから送られてくる信号に基づいて撮像系の位置検出を継続的に行ない、その検出位置(X)が最初の撮影位置(X1)に一致したならば、一致信号を発生する。そして、この一致信号を受信したシステム制御部10は、高電圧発生部4に対してX線発生のための制御信号を供給する。
次いで、システム制御部10からの前記制御信号を受信した高電圧発生部4の高電圧制御回路41は、既に設定されているX線照射条件に基づいて高電圧発生器42を制御して高電圧をX線発生部1のX線管15に印加する。そして、高電圧が印加されたX線管15は、所定パルス幅のX線を、X線絞り器16を介して被検体150に照射し、被検体150を透過したX線は、その後方に設けられたX線検出部2のX線I.I.21に投影される。
一方、X線I.I.21は、被検体150を透過したX線を光学画像に変換し、更に、X線テレビカメラ22は、前記光学画像を電気信号(ビデオ信号)に変換する。そして、X線テレビカメラ22から時系列的に出力されるビデオ信号は、A/D変換器23にてデジタル信号に変換された後、画像演算記憶部6の画像データ記憶回路61に撮影位置X1のDA画像データとして保存される。更に、このときの撮影位置情報(X1)も前記DA画像データの付帯情報として保存される(図15のステップS3)。
以下、同様の手順によって撮像系を撮影位置X2乃至XNに移動させ、このとき得られたDA画像データとその撮影位置情報を画像データ記憶回路61に順次保存する(図15のステップS3及びS4)
(長尺画像データの生成手順)
次に、本実施例のX線診断装置100による長尺画像データの生成手順につき図1乃至図14と図17乃至図19を用いて説明する。尚、図17は、長尺画像データの生成手順を示すフローチャートである。
操作者は、操作部9よりDA画像データによる長尺画像データの生成開始コマンドを入力し、このコマンド信号が操作部9よりシステム制御部10に送られると、システム制御部10は長尺画像データ生成部7の各ユニットに対して指示信号を供給する。
この指示信号を受信した長尺画像データ生成部7の画像合成回路71は、既に、撮影位置X1乃至XNにおいて得られ、画像演算記憶部6の画像データ記憶回路61におけるDA画像データ記憶領域に保存されているN枚のDA画像データとその撮影位置情報を読み出し、この撮影位置情報に基づいて前記DA画像データを体軸方向に貼り合わせて画素値補正前の長尺画像データを生成する(図17のステップS5)。そして、システム制御部10は、画像合成回路71によって供給された前記長尺画像データを、例えば図3(c)に示した形態によって表示部8のモニタ83に表示する。
一方、図2の画素値補正回路72におけるROI設定回路721は、前記画像合成回路71において生成された前記長尺画像データに対してROIを設定する(図17のステップS6)。
次に、画素値プロフィール生成回路722は、補正前長尺画像データに設定されたROIの幅方向における複数の画素値を用いて代表画素値を設定し、体軸方向に得られた複数の代表画素値から画素値プロフィールを生成する(図17のステップS7)。そして、生成された画素値プロフィールを、必要に応じて前記補正前長尺画像データと共に表示部8に表示する。
一方、補正関数算出回路723は、画素値プロフィール生成回路722が生成した画素値プロフィールに基づいて、前記長尺画像データを構成する複数のDA画像データの階調とその境界における画素値を一致させるための補正関数を算出する(図17のステップS8)。次いで、画素値演算回路724は、補正関数算出回路723が算出した補正関数を用いて前記DA画像データの各画素値の補正を行なう(図17のステップS9)。
次いで、ダイナミックレンジ圧縮回路73のROI設定回路731は、画素値補正後の長尺画像データに対して再度画素値プロフィールを得るためのROIを設定し(図17のステップS10)、画素値プロフィール生成回路732は、ROI設定回路731によって設定されたROIにおける横方向の平均画素値の算出を前記長尺画像データの体軸方向に対して順次行ないダイナミックレンジ圧縮用の画素値プロフィールを生成する(図17のステップS11)。
次に、補正係数決定回路733は、生成された画素プロフィールを所定のレンジに納めるための補正係数カーブを予め設定された変換テーブルに基づいて求め(図17のステップS12)、ダイナミックレンジ変換回路734は、前記長尺画像データの画素値に前記補正係数カーブの補正係数を乗算してダイナミックレンジ圧縮を行なう(図17のステップS13)。
そして、システム制御部10は、ダイナミックレンジ圧縮後の長尺画像データを表示部8の表示用データ生成回路81に供給し、表示用データ生成回路81は、この長尺画像データとシステム制御部10から供給される被検体情報などの付帯情報を合成して表示用画像データを生成する。次いで、変換回路82は、前記表示用画像データに対してD/A変換とTVフォーマット変換を行なって映像信号を生成しモニタ83に表示する(図17のステップS14)。
以上述べた本実施例によれば、被検体の体軸方向の複数の部位において得られたボーラスDA画像データを体軸方向に貼り合わせて長尺画像データを生成する際に、各々のDA画像データの体軸方向における画素値プロフィールに基づいてDA画像データの画素値を補正することにより画素値やコントラストの連続性に優れた長尺画像データを生成することが可能となる。
又、上述の方法によって各DA画像データの境界領域における画像濃度及びコントラストを揃えるための補正処理や全体のダイナミックレンジを圧縮するための補正処理を自動的に行うことができるため、診断能に優れた長尺画像データを効率よく生成することが可能となる。
更に、上述の補正処理は、画素値プロフィールに基づいて自動的に行なわれるため、診断効率が向上すると共に、長尺画像データの生成における操作者の負担が大幅に軽減する。
尚、本実施例の補正前長尺画像データにおけるROIは体軸方向に連続して設定したが、例えば、図18に示すように貼り合わされたDA画像データの境界領域に設定してもよい。このときのROIの位置は初期設定された撮影位置X1乃至XNによって一義的に決定される。DA画像データの境界領域にのみ設定したROIに基づいて生成される画素値プロフィールを図19に示す。このようなROIの設定方法によれば、画素値の補正に必要な代表画素値やその勾配等を過不足なく得ることができ、しかも画素値プロフィールの生成に要する時間を短縮することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施例について述べる。この第2の実施例の特徴は、被検体の体軸方向の複数の部位において得られたボーラスDA画像データを体軸方向に貼り合わせて長尺画像データを生成する際に、各々のDA画像データの端部に設定されたROIにおける代表画素値に基づいて、隣接したDA画像データのコントラストあるいは貼り合わせ部における画素値が連続するようにDA画像データの画素値補正を行なうことにある。
尚、この場合も第1の実施例と同様にして、ボーラスチェース撮影によって体軸方向における複数枚のDA画像データの収集を行なう場合について述べるが、ボーラスチェース撮影の代りにステッピング撮影を適用してもよく、又、DA画像データの代りにDSA画像データや造影剤を用いないX線画像データを用いて長尺画像データを生成してもよい。
(装置の構成)
本発明の第2の実施例におけるX線診断装置の構成につき図20及び図21を用いて説明する。尚、図20は、図1に示したX線診断装置100の長尺画像データ生成部7における画素値補正回路72の構成を示すブロック図であり、既に図2に示した上述の第1の実施例における画素値補正回路72との差異は、画素値プロフィール生成回路722に代わって代表画素値算出回路727が設けられていることである。
即ち、図20の画素値補正回路72は、画像合成回路71が生成した画素値補正前の長尺画像データを構成するDA画像データ1乃至Nの端部にROIを設定するROI設定回路726と、このROIに含まれる複数の画素の画素値から代表画素値を算出する代表画素値算出回路727と、隣接したROIにおいて算出された代表画素値を一致させるための補正関数を算出する補正関数算出回路728と、算出された補正関数を用いてDA画像データの画素値を補正する画素値演算回路729を備えている。尚、本実施例における上記重複部位のROIは2つとするが1つであっても構わない。
図21は、DA画像データ1乃至Nを貼り合わせて生成された画素値補正前の長尺画像データ300を示しており、ROI設定回路726は、例えば、DA画像データ2と多少重複するように撮影されたDA画像データ1の端部にROI−1b及びROI−1b’を設定し、このROI−1b及びROI−1b’と同じ位置におけるDA画像データ2にROI−2a及びROI−2a’を設定する。同様にして、DADA画像データnにROI−nb及びROI−nb’DA画像データn+1にROI−(n+1)a及びROI−(n+1)a’を設定する。
次に、代表画素値算出回路727は、DA画像データnに設定されたROI−na、ROI−na’、ROI−nb、ROI−nb’の各々における複数の画素値から代表画素値を算出する。そして、補正関数算出回路728は、DA画像データの重複したROIにおいて算出された代表画素値を一致させるための補正関数を例えば図8あるいは図10に基づいて算出し、画素値演算回路729は、DA画像データの各画素値を前記補正関数に基づいて補正する。
(長尺画像データの生成手順)
次に、本実施例のX線診断装置100による長尺画像データの生成手順につき図20乃至図22を用いて説明する。尚、図22は、本実施例における長尺画像データの生成手順を示すフローチャートである。
操作者は、操作部9よりDA画像データによる長尺画像データの生成開始コマンドを入力し、このコマンド信号が操作部9よりシステム制御部10に送られると、システム制御部10は長尺画像データ生成部7の各ユニットに対して指示信号を供給する。
この指示信号を受信した長尺画像データ生成部7の画像合成回路71は、既に、撮影位置X1乃至XNにおいて得られ、画像演算記憶部6の画像データ記憶回路61に保存されているN枚のDA画像データとその撮影位置情報を読み出し、この撮影位置情報に基づいて前記DA画像データを貼り合わせて画素値補正前の長尺画像データを生成する(図22のステップS21)。
一方、画素値補正回路72におけるROI設定回路726は、前記画像合成回路71において生成された前記長尺画像データを構成するDA画像データに対してROIを設定する(図22のステップS22)。
次に、画素値補正回路72の代表画素値算出回路727は、前記長尺画像データに設定されたROIの幅方向における複数の画素値を用いて代表画素値を算出し(図22のステップS23)、補正関数算出回路728は、代表画素値算出回路727が算出した代表画素値に基づいて、DA画像データの隣接領域に設定された夫々のROIにおける代表画素値を一致させるための補正関数を算出する(図22のステップS24)。そして、画素値演算回路729は、補正関数算出回路728が算出した補正関数を用いて前記DA画像データの各画素値の補正を行なう(図22のステップS25)。
次いで、ダイナミックレンジ圧縮回路73のROI設定回路731は、画素値補正後の長尺画像データに対して再度画素値プロフィールを得るためのROIを設定し(図22のステップS26)、画素値プロフィール生成回路732は、ROI設定回路731によって設定されたROIの横方向における平均画素値の算出を前記長尺画像データの体軸方向に対して順次行ないダイナミックレンジ圧縮用の画素値プロフィールを生成する(図22のステップS27)。
次に、補正係数決定回路733は、生成された画素プロフィールを所定のレンジに納めるための補正係数カーブの補正係数を予め設定された変換テーブルに基づいて決定し(図22のステップS28)、ダイナミックレンジ変換回路734は、前記長尺画像データの画素値に対して前記補正係数カーブの補正係数を乗算してダイナミックレンジ圧縮を行なう(図22のステップS29)。
そして、ダイナミックレンジ圧縮後の長尺画像データは、表示部8に表示される(図22のステップS30)が、これらの手順は第1の実施例と同様であるため説明を省略する。
以上述べた第2の実施例によれば、被検体の体軸方向の複数の部位において得られたボーラスDA画像データを体軸方向に貼り合わせて長尺画像データを生成する際に、各々のDA画像データの隣接領域に設定されたROIにおける代表画素値に基づいてDA画像データの画素値を補正するため、画素値やコントラストの連続性に優れた長尺画像データをより簡単な処理によって生成することが可能となる。従って、診断効率が向上すると共に、長尺画像データの生成における操作者の負担が軽減する。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、変形して実施することが可能である。例えば、上記実施例では、長尺画像データ生成機能を備えたX線診断装置について述べたが、長尺画像データ生成機能を有した画像生成装置であってもよい。例えば、図23に示した画像生成装置200は、X線診断装置によって得られ、ネットワークあるいは記憶媒体によって供給されたDA画像データとその撮影位置情報を保存する画像データ記憶部11と、上述の第1の実施例あるいは第2の実施例の機能を有する長尺画像データ生成部7と、この長尺画像データを表示する表示部8と、各種の初期設定やコマンドを入力するための操作部9と、これらのユニットを統括的に制御するシステム制御部12を備えている。尚、これらの各ユニットは既に述べた実施例と同様であるため詳細な説明は省略する。
更に、上述の実施例では、一旦得られたN枚のDA画像データに対して長尺画像データを生成するための補正処理を行なったが、所定部位におけるDA画像データの生成に後続して長尺画像データの生成をリアルタイムで行なってもよい。但し、同一位置で複数回の撮影が行なわれるような場合には、最初の撮影で得られた第1のDA画像データにおいて隣接DA画像データとの代表画素値あるいは画素値プロフィールを比較し、この比較結果に基づいて更新したX線照射条件によって得られた第2のDA画像データを用いて上述の補正処理を行なうことにより補正精度を高めることができる。
更に、X線I.I.を用いた方式では、本実施例による画素値補正と通常行なわれているシェーディング補正を同時に行なうことにより、画素値補正の精度を向上させることができる。
尚、上記の説明では、DA画像データを用いて長尺画像データを生成する場合について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、DA画像データや全脊椎データ、全下肢画像データの生成であっても構わない。
本発明の第1の実施例におけるX線診断装置の全体構成を示すブロック図。 同実施例における画素値補正回路及びダイナミックレンジ圧縮回路の構成を示すブロック図。 同実施例における画素値補正前の長尺画像データを説明するための図。 同実施例における画素値補正前の長尺画像データに対するROIの設定方法を示す図。 同実施例における代表画素値の算出方法を示す図。 同実施例の補正前長尺画像データに設定されたROIに基づいて生成された画素値プロフィール。 同実施例の補正前長尺画像データにおいて2つのROIが設定された場合の画素値プロフィール。 同実施例の補正前長尺画像データにおける代表画素値が1種類の場合の補正関数を示す図。 同実施例の補正前長尺画像データにおける代表画素値とその勾配を用いた場合の補正関数を示す図。 同実施例の補正前長尺画像データにおいて2つのROIが設定された場合の補正関数を示す図。 同実施例の画素値補正後の長尺画像データにおける画素値プロフィール。 同実施例における長尺画像データのダイナミックレンジ圧縮を説明するための図。 同実施例におけるダイナミックレンジ圧縮のための変換テーブルを示す図。 同実施例におけるダイナミックレンジ圧縮を説明するための図。 同実施例におけるDA画像データの生成手順を示すフローチャート。 同実施例におけるDA画像データの収集方法を示す図。 同実施例における長尺画像データの生成手順を示すフローチャート。 同実施例の変形例における補正前長尺画像データに対するROIの設定方法を示す図。 同変形例において生成される画素値プロフィール。 本発明の第2の実施例における画素値補正回路の構成を示すブロック図。 同実施例の補正前長尺画像データに対するROIの設定方法を示す図。 同実施例における長尺画像データの生成手順を示すフローチャート。 本発明の第1の実施例及び第2の実施例の変形例における画像生成装置の構成を示すブロック図。 長尺画像データ生成のためのステッピング撮影及びボーラスチェース撮影を示す図。
符号の説明
1…X線発生部
2…X線検出部
3…機構部
4…高電圧発生部
5…Cアーム
6…画像演算記憶部
7…長尺画像データ生成部
8…表示部
9…操作部
10、12…システム制御部
11…画像データ記憶部
15…X線管
16…X線絞り器
18…天板
21…X線I.I.
22…X線テレビカメラ
23…A/D変換器
31…撮像系移動機構
32…天板移動機構
33…機構制御回路
41…高電圧制御回路
42…高電圧発生器
61…画像データ記憶回路
62…画像演算回路
71…画像合成回路
72…画素値補正回路
73…ダイナミックレンジ圧縮回路
81…表示用データ生成回路
82…変換回路
83…モニタ
100…X線診断装置
200…画像生成装置
721、726…ROI設定回路
722…画素値プロフィール生成回路
723、728…補正関数算出回路
724、729…画素値演算回路
727…代表画素値算出回路
731…ROI設定回路
732…画素値プロフィール生成回路
733…補正係数決定回路
734…ダイナミックレンジ変換回路

Claims (20)

  1. 被検体に対して設定された複数の撮影位置においてX線撮影を行ない、複数の画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記複数の画像データを前記撮影位置の位置情報に基づいて所定方向に貼り合わせ長尺画像データを生成する画像合成手段と、
    前記長尺画像データに設定された関心領域の代表画素値に基づいて前記画像データの貼り合わせ方向における第1の画素値プロフィールを生成する第1の画素値プロフィール生成手段と、
    前記第1の画素値プロフィールに基づいて補正関数を算出する補正関数算出手段と、
    算出された前記補正関数を用いて前記長尺画像データの画素値を補正する画素値演算手段を
    備えたことを特徴とするX線診断装置。
  2. 被検体に対して設定された複数の撮影位置においてその端部が重複するようにX線撮影を行なって複数の画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記複数の画像データを前記撮影位置の位置情報に基づいて所定方向に貼り合わせ長尺画像データを生成する画像合成手段と、
    前記画像データの重複領域に設定された関心領域の代表画素値に基づいて前記複数の画像データの各々に対する補正関数を算出する補正関数算出手段と、
    算出された前記補正関数を用いて前記長尺画像データの画素値を補正する画素値演算手段を
    備えたことを特徴とするX線診断装置。
  3. 前記画像データ生成手段は、前記撮影手段によって得られたX線情報に基づいてDA画像データ、DSA画像データ、全脊椎画像データ、全下肢画像データの少なくとも何れかを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したX線診断装置。
  4. 代表画素値算出手段を備え、前記代表画素値算出手段は、前記画像データにおいてその貼り合わせ方向と略直角な方向に配列された1つあるいは複数の関心領域における画素値を用いて前記代表画素値を算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したX線診断装置。
  5. 前記代表画素値は、前記関心領域における画素値の平均値、最大値、最小値、中央値、最頻値の少なくとも何れかであることを特徴とする請求項4記載のX線診断装置。
  6. 前記第1の画素値プロフィール生成手段は、前記貼り合わせ方向における前記代表画素値の変化に基づいて前記第1の画素値プロフィールを生成することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  7. 前記補正関数算出手段は、前記長尺画像データを構成する前記複数の画像データの貼り合わせ境界領域における前記代表画素値、あるいはこの代表画素値の体軸方向における勾配値の少なくとも何れかに基づいて前記補正関数を算出することを特徴とする請求項1叉は請求項2に記載したX線診断装置。
  8. 前記補正関数算出手段は、前記長尺画像データの前記貼り合わせ方向と略直角の方向に複数設定された関心領域の各々において生成された複数の画素値プロフィールに基づいて前記補正関数を算出することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  9. 前記補正関数算出手段は、前記画像データ生成手段によって生成された前記画像データの前記重複領域に複数個設定された関心領域の各々において算出された代表画素値に基づいて前記補正関数を算出することを特徴とする請求項2記載のX線診断装置。
  10. 前記補正関数算出手段は、前記貼り合わせ方向に隣接した前記画像データの前記重複領域において算出された各々の代表画素値を一致させるための補正関数を算出することを特徴とする請求項9記載のX線診断装置。
  11. 前記画素値演算手段は、前記複数の画像データの中の特定の画像データを基準として連鎖的に隣接する画像データの画素値補正を行なうことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したX線診断装置。
  12. ダイナミックレンジ圧縮手段を備え、このダイナミックレンジ圧縮手段は、前記画素値演算手段によって画素値補正された前記長尺画像データのダイナミックレンジを表示手段の表示ダイナミックレンジ内に圧縮するための処理を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したX線診断装置。
  13. 前記ダイナミックレンジ圧縮手段は、前記長尺画像データに対して設定した関心領域に基づいて生成された第2の画素値プロフィールの大きさが予め設定された範囲に含まれるように前記長尺画像データの画素値に対してダイナミックレンジ圧縮処理を行うことを特徴とする請求項12記載のX線診断装置。
  14. 前記関心領域は、前記被検体の下肢血管部分、脊柱部分、下肢骨部分の少なくとも何れかに設定されることを特徴とする請求項13記載のX線診断装置。
  15. 前記ダイナミックレンジ圧縮手段は、前記第2の画素値プロフィールに対して低域通過フィルタ処理あるいは移動平均処理を行なうことによって平滑化することを特徴とする請求項13記載のX線診断装置。
  16. 前記貼り合わせ方向に生成された第2の画素値プロフィールを所定範囲内に圧縮するための補正係数を決定する補正係数決定手段と、この補正係数と前記長尺画像データの画素値との演算によって前記長尺画像データのダイナミックレンジ変換を行なうダイナミックレンジ変換手段を備え、前記画像データの貼り合わせ方向における所定位置の補正係数とこの位置において前記貼り合わせ方向と略直交する方向における前記長尺画像データの画素値との演算によってダイナミックレンジ圧縮を行なうことを特徴とする請求項12記載のX線診断装置。
  17. 被検体に対して設定された複数の撮影位置において得られた画像データを保存する画像データ記憶手段と、
    この画像データ記憶手段によって保存された複数の前記画像データを前記撮影位置の位置情報に基づいて所定方向に貼り合わせ長尺画像データを生成する画像データ合成手段と、
    前記長尺画像データに設定された関心領域において算出した代表画素値に基づいて前記画像データの貼り合わせ方向における画素値プロフィールを生成する第1の画素値プロフィール生成手段と、
    前記第1の画素値プロフィールに基づいて算出された前記補正関数を用いて前記長尺画像データの画素値を補正する画素値演算手段と、
    この画素値演算手段によって画素値が補正された長尺画像データに設定された関心領域の画素値に基づいて前記貼り合わせ方向の第2の画素値プロフィールを生成する第2の画素値プロフィール生成手段と、
    前記第2の画素値プロフィールを所定のダイナミックレンジ内に圧縮させるための補正係数を用いて前記長尺画像データの画素値を変換してダイナミックレンジ圧縮を行なうダイナミックレンジ変換手段を備えた
    ことを特徴とする画像生成装置。
  18. 被検体の所定方向に設定された複数の撮影位置においてその端部が重複するように得られた画像データを保管する画像データ記憶手段と、
    前記複数の画像データを前記撮影位置の位置情報に基づいて所定方向に貼り合わせ長尺画像データを生成する画像合成手段と、
    この画像データ記憶手段によって保存された前記画像データの重複領域に設定した関心領域の代表画素値に基づいて前記複数の画像データの各々に対する補正関数を算出する補正関数算出手段と、
    算出された前記補正関数を用いて前記長尺画像データの画素値を補正する画素値演算手段と、
    この画素値演算手段によって画素値が補正された長尺画像データに設定された関心領域の画素値に基づいて前記貼り合わせ方向の第2の画素値プロフィールを生成する第2の画素値プロフィール生成手段と、
    前記第2の画素値プロフィールを所定のダイナミックレンジ内に圧縮させるための補正係数を用いて前記長尺画像データの画素値を変換してダイナミックレンジ圧縮を行なうダイナミックレンジ変換手段を備えた
    ことを特徴とする画像生成装置。
  19. 被検体に対して設定された複数の撮影位置においてX線撮影を行ない複数の画像データを生成するステップと、
    前記複数の画像データを所定方向に貼り合わせて長尺画像データを生成するステップと、
    前記長尺画像データに設定された関心領域において算出した代表画素値に基づいて前記画像データの貼り合わせ方向における画素値プロフィールを生成するステップと、
    前記画素値プロフィールに基づいて前記複数の画像データの各々に対する補正関数を算出するステップと、
    前記補正関数を用いて前記長尺画像データの画素値を補正するステップと、
    画素値補正後の長尺画像データに設定された関心領域の画素値に基づいて前記貼り合わせ方向の第2の画素値プロフィールを生成するステップと、
    前記第2の画素値プロフィールを所定のダイナミックレンジ内に圧縮させるための補正係数を決定するステップと、
    前記補正係数を用いて前記画素値補正後の長尺画像データの画素値を変換してダイナミックレンジ圧縮を行なうステップを
    有することを特徴とする画像生成装置。
  20. 被検体の所定方向に設定された複数の撮影位置においてその端部が重複するようにX線撮影を行ない重複領域を有する複数の画像データを生成するステップと、
    前記複数の画像データを所定方向に貼り合わせて長尺画像データを生成するステップと、
    前記画像データの前記重複領域に設定された関心領域において算出した代表画素値に基づいて前記複数の画像データの各々に対する補正関数を算出するステップと、
    前記補正関数を用いて前記長尺画像データの画素値を補正するステップと、
    画素値補正後の長尺画像データに設定された関心領域の画素値に基づいて前記画像データの貼り合わせ方向に対して第2の画素値プロフィールを生成するステップと、
    前記第2の画素値プロフィールを所定のダイナミックレンジ内に圧縮させるための補正係数を決定するステップと、
    前記補正係数を用いて前記画素値補正後の長尺画像データの画素値を変換してダイナミックレンジ圧縮を行なうステップを
    有することを特徴とする画像生成装置。
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