JP2000342566A - 画像処理方法および装置並びに記録媒体 - Google Patents

画像処理方法および装置並びに記録媒体

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JP2000342566A
JP2000342566A JP11159621A JP15962199A JP2000342566A JP 2000342566 A JP2000342566 A JP 2000342566A JP 11159621 A JP11159621 A JP 11159621A JP 15962199 A JP15962199 A JP 15962199A JP 2000342566 A JP2000342566 A JP 2000342566A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全下肢などの被写体を分割撮影することによ
り得られた合成画像データの濃度が適切なものとなるよ
うに補正する。 【解決手段】 分割撮影により得られた分割画像データ
S1〜S3を合成手段3にて合成して合成画像データG
0を得る。被写体の長手方向において被写体厚に応じて
合成画像データG0の濃度を補正する補正データHを用
いて、補正手段4において合成画像データG0が補正さ
れて処理済み合成画像データG1が得られる。必要があ
れば処理済み合成画像データG1は修正手段7において
修正され、再生手段8において再生に供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全脊柱や全下肢の
放射線画像のように長尺の被写体をその長手方向に分割
して撮影することにより得られた各分割画像を合成して
長尺の合成画像を得る際に、合成画像を表す合成画像デ
ータに対して画像処理を施す画像処理方法および装置並
びに画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプ
ログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録シートなどに記録された放射線画像
を読取って画像データを得、この画像データに適切な画
像処理を施した後、画像を再生記録することは種々の分
野で行われている。例えば、本出願人により多数出願さ
れている蓄積性蛍光体シートを利用した放射線画像記録
再生システムもその1つである。
【0003】一方、このようなシステムにおいて、脊柱
側湾症の診断を行うために、撮影対象となる被写体の全
脊柱の長さに対応した記録領域を有する長尺の蓄積性蛍
光体シートを使用して、全脊柱の放射線画像の撮影を行
い、全脊柱の放射線画像を再生記録して診断に供するこ
とも行われている(特開平3−287248号)。しか
しながら、長尺の蓄積性蛍光体シートはその取り扱いが
容易ではなく、このような長尺のシートから画像データ
を得るためにはそれ専用の読取装置が必要である。この
ため、複数の蓄積性蛍光体シートを用いて同一被写体の
放射線画像を被写体の長手方向に分割して撮影を行うこ
とにより複数の分割画像を得、この分割画像を表す分割
画像データを後で合成して合成画像を表す合成画像デー
タを得るようにした放射線画像情報記録読取装置が提案
されている(特開平3−287249号)。
【0004】しかしながら、全脊柱の撮影を行う場合に
おいては、被写体である人物の首と腹部とで、また全下
肢の撮影を行う場合においては大腿部と足首とで被写体
厚が異なることから、被写体を透過する放射線量が被写
体の長手方向における部分毎に異なり、その結果、得ら
れる合成画像においては被写体厚が薄い部分の濃度が被
写体厚が厚い部分の濃度と比べて高くなり、ダイナミッ
クレンジが広がってしまうという問題がある。したがっ
て、被写体厚が薄い部分の濃度が適切となるように濃度
を調節すると被写体厚が厚い部分が白く飛んでしまい、
逆に被写体厚が厚い部分の濃度が適切となるように濃度
を調整すると被写体厚が薄い部分が黒くつぶれてしまう
こととなる。
【0005】このため、被写体厚に応じて厚さが異なる
アルミニウム板等の濃度補償フィルタを被写体とともに
撮影することにより、被写体を透過する放射線量を調節
して、いずれの部分においても略一定の濃度が得られる
ようにする撮影方法が提案されている。また、得られた
合成画像データに対して例えば特開平3−222577
号に記載されたように、合成画像データのボケ画像デー
タを求め、さらにボケ画像データから合成画像データの
低周波成分を求めて、これに基づいてダイナミックレン
ジ圧縮処理を施すことにより、合成画像のダイナミック
レンジを狭めて、被写体厚に拘わらず画像全体に亘って
適切な濃度となるように画像処理を施す方法が提案され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た濃度補償フィルタを用いて撮影を行う方法の場合は、
撮影時に適切なフィルタを選択し、さらにはフィルタと
被写体との位置を調節等する必要があるため、撮影作業
が非常に煩わしいものとなる。これに対して、ダイナミ
ックレンジ圧縮処理を行う場合は、濃度補償フィルタを
用いる必要がないため、このような問題はない。しかし
ながら、ダイナミックレンジ圧縮処理においては、分割
撮影された複数枚分の画像データに対して、フィルタリ
ング処理を施してボケ画像データを算出する必要がある
ため演算量が多くなり、この結果処理に長時間を要する
ものとなる。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、簡易かつ短時間で合成画像データを補正する処理を
行うことができる画像処理方法および装置並びに画像処
理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による画像処理方
法は、同一被写体を該被写体の長手方向において分割撮
影することにより得られた各分割画像を表す分割画像デ
ータを合成して、前記被写体の合成画像を表す合成画像
データを得、該合成画像データに対して画像処理を施し
て処理済み合成画像データを得る画像処理方法におい
て、前記長手方向において前記被写体の厚さに応じたデ
ータ値を有する補正データにより、前記合成画像データ
を補正して前記処理済み合成画像データを得ることを特
徴とするものである。
【0009】ここで、「被写体」としては、全脊柱、全
下肢、全上肢等のように、比較的長尺の被写体のことを
いうものである。また、「長手方向」とは、このような
長尺の被写体が延在する方向のことをいう。さらに、
「補正データ」としては、被写体の厚さに応じて変化す
るようにデータ値を有するものであり、線形に変化する
ものであっても、非線形に変換するものであってもよ
い。
【0010】また、「補正データにより合成画像データ
を補正する」とは、合成画像データに対して補正データ
を加減算することにより、合成画像データのデータ値を
変化させることをいう。
【0011】なお、本発明による画像処理方法において
は、前記補正データが前記長手方向にデータ値を有する
1次元データであることが好ましい。
【0012】また、前記補正データが、予め設定された
複数の補正データから、前記被写体に応じて選択された
補正データであることが好ましい。
【0013】ここで、「予め設定された複数の補正デー
タ」としては、全脊柱、全下肢などの部位や、診断の目
的等に応じて、合成画像データを適切に補正することが
できるように設定された補正データのことをいう。な
お、このような補正データはテーブルとして記憶してお
くことが好ましい。
【0014】さらに、本発明による画像処理方法におい
ては、前記補正データが前記合成画像データに基づいて
算出されたものであることが好ましい。
【0015】ここで、「補正データを合成画像データに
基づいて算出する」とは、例えば合成画像データの長手
方向において所定間隔により合成画像データのデータ値
を求め、このデータ値が連続するように補間処理等を施
して補正データを算出することをいう。
【0016】また、本発明による画像処理方法において
は、前記処理済み画像データを表示し、該表示された処
理済み画像データに応じて該処理済み画像データを修正
可能とすることが好ましい。
【0017】本発明による画像処理装置は、同一被写体
を該被写体の長手方向において分割撮影することにより
得られた各分割画像を表す分割画像データを合成して、
前記被写体の合成画像を表す合成画像データを得る合成
手段と、該合成画像データに対して画像処理を施して処
理済み合成画像データを得る処理手段とを備えた画像処
理装置において、前記処理手段は、前記長手方向におい
て前記被写体の厚さに応じたデータ値を有する補正デー
タにより、前記合成画像データを補正して前記処理済み
合成画像データを得る補正手段を備えてなることを特徴
とするものである。
【0018】なお、本発明による画像処理装置において
は、前記補正データが前記長手方向にデータ値を有する
1次元データであることが好ましい。
【0019】また、前記処理手段は、予め設定された複
数の補正データを記憶した記憶手段をさらに備え、前記
補正手段は、前記被写体に応じて選択された補正データ
により前記合成画像データを補正する手段であることが
好ましい。
【0020】さらに、本発明による画像処理装置は、前
記処理手段が、前記補正データを前記合成画像データに
基づいて算出する補正データ算出手段をさらに備えるこ
とが好ましい。
【0021】さらにまた、前記処理手段は、前記処理済
み画像データを表示する表示手段と、該表示された処理
済み画像データに応じて該処理済み画像データを修正す
る修正手段とをさらに備えるものであることが好まし
い。
【0022】なお、本発明による画像処理方法を、コン
ピュータに実行させるためのプログラムとして、コンピ
ュータ読取り可能な記録媒体に記録して提供してもよ
い。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、被写体の長手方向にお
いて、被写体の厚さに応じたデータ値を有する補正デー
タにより合成画像データを補正するようにしたため、濃
度を補償するフィルタを用いて撮影を行わなくとも、被
写体厚に拘わらず適切な濃度を有する処理済み合成画像
データを得ることができる。また、ダイナミックレンジ
圧縮処理のようにボケ画像データを算出する必要もない
ため、演算時間を短縮して処理を高速に行うことができ
る。
【0024】また、補正データを1次元データとするこ
とにより、補正データのデータ量を少なくすることがで
き、これにより補正データを記憶するメモリを節減する
ことができる。
【0025】さらに、処理済み画像データを修正可能と
することにより、さらに適切に処理済み画像データの濃
度を調整することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。
【0027】図1は本発明の第1の実施形態による画像
処理装置を用いた画像合成システムの構成を示す概略ブ
ロック図である。図1に示すように、第1の実施形態に
よる画像合成システムは、被写体である全下肢をその長
手方向に分割撮影し、3枚の蓄積性蛍光体シートに全下
肢の分割画像を記録する撮影手段1と、分割画像が記録
された蓄積性蛍光体シートをそれぞれ光電的に読取って
各分割画像を表す分割画像データS1,S2,S3を得
る読取手段2と、各分割画像データS1〜S3を合成し
て合成画像データG0を得る合成手段3と、合成画像デ
ータG0を補正して処理済み合成画像データG1を得る
補正手段4と、補正手段4において合成画像データG0
を補正する補正データHが複数記憶された記憶手段5
と、処理済み合成画像データG1を表示するモニタ6
と、必要な場合にモニタ6に表示された合成画像を修正
するための修正手段7と、処理済み合成画像データG1
をフイルムに記録して再生する再生手段8とを備える。
【0028】撮影手段1においては、長尺のカセッテに
3枚の蓄積性蛍光体シートをそれぞれシートの一部が重
複するように、あるいは端部が揃うように収納して、被
写体を透過した放射線を長尺カセッテに収納された各シ
ートに照射することにより、被写体の全下肢の放射線画
像を各シートに分割して記録するものである。
【0029】読取手段2においては、まず長尺カセッテ
に収納されて分割画像が記録されたシートを各シートの
サイズに適合した標準カセッテに入れ替えた後に分割画
像の読取りが行われて分割画像データS1〜S3が得ら
れる。
【0030】合成手段3においては分割画像データS1
〜S3が合成されて合成画像データG0が得られる。こ
の合成は、シートにおける重なり部分あるいは接触部分
における分割画像データS1〜S3の相関値が求めら
れ、この相関値が最大となるときの分割画像データS1
〜S3の平行移動量、回転量および拡大縮小量を位置ず
れ量として求め、これに基づいてアフィン変換の係数を
決定し、この係数に基づいて分割画像データS1〜S3
をアフィン変換することにより行われる。
【0031】補正手段4は、合成画像データG0におけ
る被写体である全下肢の長手方向での被写体厚の相違に
基づく濃度の差異を、記憶手段5に記憶された補正デー
タHに基づいて補正して、処理済み合成画像データG1
を得るものである。記憶手段5には被写体の種類や診断
目的毎に設定された複数の補正データHがテーブルとし
て記憶されており、これに応じて適切な補正データHが
記憶手段5から読み出されて補正手段4に入力され、補
正が行われる。以下、補正手段4において行われる合成
画像データG0の補正について説明する。
【0032】図2は合成画像データG0の補正を説明す
るための図であり、図2(a)は合成画像データG0に
より表される合成画像、図2(b)は補正データHを示
す図である。図2(a)に示すように、全下肢の放射線
画像においては、大腿部の方が足首よりも被写体厚が大
きいため、合成画像においては大腿部付近の濃度が低
く、足首に向かうほど濃度が高くなる。このため、被写
体厚が薄い足首部分の濃度が適切となるように濃度を調
節すると被写体厚が厚い大腿部の濃度が白く飛んでしま
い、逆に被写体厚が厚い大腿部の濃度が適切となるよう
に濃度を調整すると被写体厚が薄い足首部分が黒くつぶ
れてしまうこととなる。このため、本実施形態において
は、図2(b)に示すような補正データHにより合成画
像データS0を補正して合成画像の長手方向に亘って濃
度を適切な値とするものである。この補正データHは1
次元のデータであり、記憶手段5は1次元メモリとなっ
ており、長手方向の位置に応じてメモリ参照アドレスが
増加するものとなっている。そして、この補正データH
により下記の式(1)に示すように合成画像データG0
が補正される。
【0033】G1=G0ij+Hj (1) i:合成画像データG0の短手方向の位置 j:合成画像データG0の長手方向の位置 修正手段7は、モニタ6に表示された処理済み合成画像
データG1をオペレータが観察し、修正が必要であると
判断された場合にマニュアル操作により処理済み画像デ
ータG1を修正するものである。この修正手段7におけ
る修正は、図2(b)に示す補正データHの値の増減、
傾き等を不図示の入力手段を用いて変更することにより
行われる。なお、本実施形態においては、修正手段7に
おいて修正された処理済み画像データについても参照番
号としてG1を付するものとする。
【0034】次いで、第1の実施形態の動作について説
明する。図3は第1の実施形態の動作を示すフローチャ
ートである。まず、撮影手段1において3枚の蓄積性蛍
光体シートを用いて被写体である全下肢の分割撮影が行
われる(ステップS1)。そして、読取手段2において
3枚の蓄積性蛍光体シートから分割画像を表す分割画像
データS1〜S3が読取られる(ステップS2)。分割
画像データS1〜S3は合成手段3において合成されて
合成画像データG0が得られる(ステップS3)。合成
画像データG0は補正手段4に入力され、ここで記憶手
段5から読み出された補正データHにより補正されて処
理済み合成画像データG1が得られる(ステップS
4)。処理済み合成画像データG1はモニタ6に表示さ
れ(ステップS5)、修正が必要であると判断された場
合は(ステップS6)、修正手段7において修正され
(ステップS7)、ステップS5に戻ってモニタ6に表
示されて、修正が必要なくなるまでステップS5からス
テップS7の処理が繰り返される。そして、修正が必要
でない場合には処理済み合成画像データG1は何ら修正
されることなく再生手段8において再生されて(ステッ
プS8)、処理を終了する。
【0035】このように、本実施形態においては、被写
体の厚さに応じたデータ値を有する補正データHによ
り、合成画像データG0を補正するようにしたため、濃
度を補償するフィルタを用いて撮影を行わなくとも、被
写体厚に拘わらず適切な濃度を有する処理済み合成画像
データG1を得ることができる。また、ダイナミックレ
ンジ圧縮処理のようにボケ画像データを算出する必要も
ないため、演算時間を短縮して処理を高速に行うことが
できる。
【0036】次いで、本発明の第2の実施形態について
説明する。図4は本発明の第2の実施形態による画像処
理装置を用いた画像合成システムの構成を示す概略ブロ
ック図である。図4に示すように、第2の実施形態によ
る画像合成システムは、記憶手段5に代えて、補正デー
タHを合成画像データG0に基づいて算出する補正デー
タ算出手段10を備えた点が第1の実施形態と異なるも
のである。
【0037】補正データ算出手段10においては、以下
のようにして補正データHが算出される。図5は補正デ
ータの算出を説明するための図である。まず、図5
(a)に示すように、合成画像の長手方向において複数
の位置(例えば10箇所)での合成画像データG0の信
号値を求め、図5(b)に示すようにこの信号値をプロ
ットし、信号値が連続するように線形補間、スプライン
補間等の補間演算を行って補正データHを算出するもの
である。なおこの場合、補正データHを合成画像データ
G0から減算することにより、処理済み合成画像データ
G1を得るものである。
【0038】なお、合成画像データG0の信号値として
は上記複数の位置における信号値のみならず、各位置の
近傍複数画素のデータ値の平均値としてもよい。また、
合成画像データG0の信号値を求める位置は予め設定し
ておいてもよく、合成画像データG0に応じて設定する
ようにしてもよい。
【0039】この信号値を求める位置の設定は下記のよ
うにして行う。まず、図6に示すように合成画像を長手
方向に例えば10分割し、合成画像の短手方向(図6の
矢印A方向)の濃度プロファイルを分割領域毎に求め
る。ここで、全下肢の放射線画像においては下肢におけ
る骨部の状態を観察するために用いられることから、骨
部の位置を上記濃度プロファイルの最も濃度が低い部分
から求める。そして、この骨部の位置における合成画像
データG0のデータ値に基づいて上記図5(b)に示す
ように補正データHを求めるものである。
【0040】このように、第2の実施形態においても、
被写体の厚さに応じたデータ値を有する補正データHに
より合成画像データG0を補正するようにしたため、濃
度を補償するフィルタを用いて撮影を行わなくとも、被
写体厚に拘わらず適切な濃度を有する処理済み合成画像
データG1を得ることができる。また、ダイナミックレ
ンジ圧縮処理のようにボケ画像データを算出する必要も
ないため、演算時間を短縮して処理を高速に行うことが
できる。
【0041】なお、上記第1および第2の実施形態にお
いては、全下肢の放射線画像を表す合成画像データG0
の補正について説明しているが、全脊柱、あるいは上肢
等、画像を分割して撮影するものであれば、いかなる放
射線画像に対しても本発明を適用することができる。
【0042】また、上記第1および第2の実施形態にお
いては、処理済み合成画像データG1をモニタ6に表示
しているが、処理済み画像データG1を直ちに再生手段
8において再生するようにしてもよい。また、修正手段
7において処理済み画像データG1を修正することな
く、直ちに再生するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による画像処理装置を
適用した画像合成システムの構成を示す概略ブロック図
【図2】合成画像データの補正を説明するための図
【図3】第1の実施形態の動作を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施形態による画像処理装置を
適用した画像合成システムの構成を示す概略ブロック図
【図5】補正データの算出を説明するための図
【図6】補正データの算出位置を説明するための図
【符号の説明】
1 撮影手段 2 読取手段 3 合成手段 4 補正手段 5 記憶手段 6 モニタ 7 修正手段 8 再生手段 10 補正データ算出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 1/04 G06F 15/62 390A H04N 1/04 E Fターム(参考) 4C093 AA28 CA04 CA10 FF05 FF08 FF11 FF35 FF38 FF50 5B057 AA08 CA08 CB08 CD01 CE10 CE11 5C072 AA01 BA03 UA17 VA01 5C076 AA19 AA27 5C077 LL04 LL18 PP10 PP23

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一被写体を該被写体の長手方向におい
    て分割撮影することにより得られた各分割画像を表す分
    割画像データを合成して、前記被写体の合成画像を表す
    合成画像データを得、該合成画像データに対して画像処
    理を施して処理済み合成画像データを得る画像処理方法
    において、 前記長手方向において前記被写体の厚さに応じたデータ
    値を有する補正データにより、前記合成画像データを補
    正して前記処理済み合成画像データを得ることを特徴と
    する画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記補正データが、前記長手方向にデー
    タ値を有する1次元データであることを特徴とする請求
    項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記補正データが、予め設定された複数
    の補正データから、前記被写体に応じて選択された補正
    データであることを特徴とする請求項1または2記載の
    画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記補正データが、前記合成画像データ
    に基づいて算出されたものであることを特徴とする請求
    項1または2記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記処理済み画像データを表示し、該表
    示された処理済み画像データに応じて該処理済み画像デ
    ータを修正可能としたことを特徴とする請求項1から4
    のいずれか1項記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 同一被写体を該被写体の長手方向におい
    て分割撮影することにより得られた各分割画像を表す分
    割画像データを合成して、前記被写体の合成画像を表す
    合成画像データを得る合成手段と、該合成画像データに
    対して画像処理を施して処理済み合成画像データを得る
    処理手段とを備えた画像処理装置において、 前記処理手段は、前記長手方向において前記被写体の厚
    さに応じたデータ値を有する補正データにより、前記合
    成画像データを補正して前記処理済み合成画像データを
    得る補正手段を備えてなることを特徴とする画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記補正データが、前記長手方向にデー
    タ値を有する1次元データであることを特徴とする請求
    項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記処理手段は、予め設定された複数の
    補正データを記憶した記憶手段をさらに備え、 前記補正手段は、前記被写体に応じて選択された補正デ
    ータにより前記合成画像データを補正する手段であるこ
    とを特徴とする請求項6または7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記処理手段は、前記補正データを前記
    合成画像データに基づいて算出する補正データ算出手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項6または7記載
    の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記処理手段は、前記処理済み画像デ
    ータを表示する表示手段と、 該表示された処理済み画像データに応じて該処理済み画
    像データを修正する修正手段とをさらに備えたことを特
    徴とする請求項6から9のいずれか1項記載の画像処理
    装置。
  11. 【請求項11】 同一被写体を該被写体の長手方向にお
    いて分割撮影することにより得られた各分割画像を表す
    分割画像データを合成して、前記被写体の合成画像を表
    す合成画像データを得、該合成画像データに対して画像
    処理を施して処理済み合成画像データを得る画像処理方
    法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
    したコンピュータ読取り可能な記録媒体において、 前記プログラムは、前記長手方向において前記被写体の
    厚さに応じたデータ値を有する補正データにより、前記
    合成画像データを補正して前記処理済み合成画像データ
    を得る手順を有することを特徴とするコンピュータ読取
    り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記補正データが、前記長手方向にデ
    ータ値を有する1次元データであることを特徴とする請
    求項11記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 予め設定された複数の補正データか
    ら、前記被写体に応じて補正データを選択する手順をさ
    らに有することを特徴とする請求項11または12記載
    のコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記補正データを前記合成画像データ
    に基づいて算出する手順をさらに有することを特徴とす
    る請求項11または12記載のコンピュータ読取り可能
    な記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記処理済み画像データを表示する手
    順と、該表示された処理済み画像データに応じて該処理
    済み画像データを修正する手順とをさらに有することを
    特徴とする請求項11から14のいずれか1項記載のコ
    ンピュータ読取り可能な記録媒体。
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