JP2009240559A - X線診断装置、画像データ処理装置及び画像データ処理方法 - Google Patents

X線診断装置、画像データ処理装置及び画像データ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】食道等の検査において造影剤の流速や食道の管径変化等を基に食道のぜん動運動の情報を取得することができるX線診断装置を提供する。
【解決手段】造影剤投与後の被検体を撮像系で撮影して得たX線像に基づいて、時系列的に連続した複数の画像データを生成する画像データ生成部と、複数の画像データをそれぞれ取り込み、各画像データをそれぞれ複数の注目部位毎に区分し、時系列的に連続する同一注目部位のそれぞれの画素値を算出して比較し、注目部位毎に画素値の時間的な変化量を算出する演算部と、演算部での演算結果を利用して複数の注目部位毎の変化量を視覚的に表示する表示情報を生成する情報生成部と、情報生成部からの表示情報を表示する表示部とを具備して成る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、上部消化管等を検査して食道のぜん動運動を観察し、食道の逆流症状等を診断することができるX線診断装置、画像データ処理装置及び画像データ処理方法に関する。
従来、医用画像診断装置として、X線診断装置やMRI装置、あるいはX線CT装置などが普及しており、コンピュータ技術の利用により各種の医用画像データを生成することができるようなっている。
ところで、食道等の消化器系の疾患、例えば食道の逆流症状を診断する場合は、患者にバリウム等の造影剤を投与し、仰臥させた状態でX線を照射し撮影を行うことで逆流を観察するようにしている。しかしながらX線撮影では、食道の状態を透視によって確認することはできても、食道のぜん動運動についての情報を得ることが難しい状況にある。
特許文献1には、患者に造影剤を投与して、食道等の消化器系を診断するX線診断装置が記載されている。この例は、食道等の診断部位に対する造影剤の到達タイミングに基づいてX線照射の制御を行い、被曝量を増大させることなく撮影できるようにしたものである。しかしながら、特許文献1の例では被曝量の低減には有効であるが、食道のぜん動運動を観察することは難しく、さらなる改善の余地がある。
特開2006−136500号公報
従来のX線診断装置では、食道の状態を透視によって確認することはできるが、食道のぜん動運動についての情報を得ることが難しい状況にある。このため、食道の逆流症状を診断する上でさらなる改善が要求されている。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、食道等の検査において造影剤の流速や食道の管径変化等を基に食道のぜん動運動の情報を取得することができるX線診断装置、画像データ処理装置及び画像データ処理方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明のX線診断装置は、X線照射部及びX線検出部を有し、前記X線照射部から被検体に対してX線を照射し前記X線検出部で検出する撮像系と、造影剤投与後の被検体を前記撮像系で撮影して得たX線像に基づいて、時系列的に連続した複数の画像データを生成する画像データ生成部と、前記複数の画像データをそれぞれ取り込み、各画像データをそれぞれ複数の注目部位毎に区分し、時系列的に連続する同一注目部位のそれぞれの画素値を算出して比較し、前記注目部位毎に画素値の時間的な変化量を算出する演算部と、前記演算部での演算結果を利用して、前記複数の注目部位毎の前記変化量を視覚的に表示する表示情報を生成する情報生成部と、前記情報生成部からの表示情報に基づく画像を表示する表示部と、を具備したことを特徴とする。
また請求項6記載の本発明の画像データ処理装置は、造影剤投与後の被検体をX線撮影して得た、時系列的に連続した複数の画像データを取り込む画像データ取得部と、前記画像データ取得部で取り込んだ各画像データをそれぞれ複数の注目部位毎に区分し、時系列的に連続する同一注目部位のそれぞれの画素値を算出して比較し、前記注目部位毎に画素値の時間的な変化量を算出する演算部と、前記演算部での演算結果を利用して、前記複数の注目部位毎の前記変化量を視覚的に表示する表示情報を生成する情報生成部と、前記情報生成部からの表示情報に基づく画像を表示する表示部と、を具備したことを特徴とする。
さらに請求項10記載の本発明の画像データ処理方法は、造影剤投与後の被検体をX線撮影して得た時系列的に連続した複数の画像データを取り込み、前記取り込んだ各画像データをそれぞれ複数の注目部位毎に区分し、時系列的に連続する同一注目部位の画素値をそれぞれ算出して比較し、前記注目部位毎に画素値の時間的な変化量を算出し、前記演算部での演算結果を利用して、前記複数の注目部位毎の前記変化量を視覚的に表示する表示情報を生成し、前記表示情報に基づく画像を表示することを特徴とする。
本発明によれば、X線照射によって取得した画像データを基に、造影剤の流速や流量、食道の管径変化等を算出して視覚的に表示することが可能となり、逆流診断等の支援を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係るX線診断装置ついて説明する。
図1は、本発明のX線診断装置の全体構成を示すブロック図である。図1において、X線診断装置100は、被検体Pに対してX線を発生するためのX線発生部10と、被検体Pを透過したX線を2次元的に検出するとともに検出結果に基づいてX線投影データを生成するX線検出部20を備えている。
X線発生部10は、X線管11とX線絞り器12を含むX線照射部13と、高電圧発生器14を備えている。X線管11は、X線を発生する真空管であり、陰極(フィラメント)より放出された電子を高電圧により加速してタングステン陽極に衝突させX線を発生する。
X線絞り器12は、撮影対象部位のみにX線を照射し、被検体Pに対する被曝線量の低減と、画質向上を目的として設けられたものである。これにより、後述する平面検出器21は、X線絞り器12によって形成された開口を通過し、被検体Pの関心領域を透過したX線によるX線像を検出することができる。
X線検出部20は、平面検出器(FPD)21と、電荷・電圧変換器22と、A/D変換器23と、パラレル・シリアル変換器24を備えている。
平面検出器21は、被検体Pの関心領域を透過したX線を電荷に変換して蓄積するものであり、X線を検出する微小な検出素子を列方向及びライン方向に2次元的に配列して構成される。各々の検出素子は、X線を感知し入射X線量に応じて電荷を生成する光電膜と、この光電膜に発生した電荷を蓄積する電荷蓄積コンデンサと、電荷蓄積コンデンサに蓄積された電荷を所定のタイミングで読み出すTFT(薄膜トランジスタ)を備えている。尚、X線像の検出方式には、X線を直接電荷に変換する方式のほかに、X線を一旦光に変換したのち電荷に変換する方式がある。
電荷・電圧変換器22と、A/D変換器23と、パラレル・シリアル変換器24は、平面検出器21から読み出された電荷をもとにX線投影データを生成するものである。電荷・電圧変換器22は、平面検出器21から読み出された電荷を電圧に変換し、A/D変換器23は、電荷・電圧変換器22の出力をデジタル信号に変換する。またパラレル・シリアル変換器24は、平面検出器21からライン単位でパラレルに読み出されデジタル変換されたX線投影データを時系列信号に変換する。
X線発生部10とX線検出部20は、支持装置31に支持されており、支持装置31は、例えば被検体Pの体軸方向に移動可能である。尚、X線発生部10とX線検出部20は、撮像系を構成する。
さらにX線診断装置100は、コンピュータシステム30を有している。コンピュータシステム30は、システム制御部31、操作部32、表示部33、画像データ生成部34、記憶部35、及び情報処理部36を備えている。
システム制御部31は、CPU、ROM等を有し、X線診断装置100の各ユニットを統括的に制御し、画像データの処理と表示を行なう。操作部32は、医師等のユーザが各種コマンドの入力等を行なうもので、キーボード、トラックボール、ジョイスティック、マウス等の入力デバイスや、表示パネルあるいは各種スイッチ等を備えたインタラクティブなインターフェースである。
また操作部32は、被検体情報の入力、X線絞り器32に対する移動指示信号の入力を行う。また天板12の位置や、撮像系の管電圧や管電流を含むX線照射条件の設定等を行なう。また表示部33は、画像データ等の表示を行うものである。
画像データ生成部34は、X線検出部20において生成されたX線像のデータ(X線投影データ)に基づいて診断用の画像データを生成する。また記憶部35は、生成された画像データを記憶する。画像データ生成部34における画像データの生成処理や、記憶部35に対する画像データの記憶や画像データの読み出しは、システム制御部31の制御のもとに行われる。
また、システム制御部31には、本発明の特徴部である情報処理部36が接続されている。情報処理部36は、画像データ生成部34で生成した画像データ及び記憶部35に記憶された画像データを用いて、例えば食道のぜん動運動の情報を生成して表示部33に表示する機能を有している。情報処理部36の詳細については後述する。
またX線診断装置100は、高電圧発生器14を制御する高電圧制御部41と、X線絞り器12を制御する絞り制御部42、及び被検体Pを載置する天板32の位置を制御する天板制御部43を有し、これら高電圧制御部41と、絞り制御部42、及び天板制御部43をシステム制御部31によって制御するようにしている。
尚、高電圧発生器14は、X線管11の陰極から発生した熱電子を加速するために、陽極と陰極の間に印加する高電圧を発生させるものであり、高電圧制御部41は、操作部32から入力されたX線照射条件に基いて、高電圧発生器14の管電流/管電圧、照射時間、照射繰り返し周期等を制御する。
次に本発明の特徴部である情報処理部36について説明する。本発明のX線診断装置100では、食道等の検査において造影剤の流速や食道の管径変化等を基に食道のぜん動運動の情報を取得する点に特徴がある。情報処理部36は、演算部361と情報生成部362を含み、画像データ生成部34で生成した画像データ又は記憶部35に保存した画像データを利用して、食道のぜん動運動に関する定量的な表示情報を生成する。
以下、情報処理部36における画像データの処理動作を図2のフローチャート及び図3、図4の画像情報を参照して説明する。
図2において、ステップS0は画像処理の開始ステップである。本発明のX線診断装置100では、X線透視撮影によって収集された画像をリアルタイムに取り込む「計測モード」と、予め収集した画像を用いる「参照モード」の2種類のモードを設けている。
上記のモード設定は、操作部32に設けられたスイッチ押して選択することができ、「計測モード」を選択すると、画像データ生成部34で生成された画像データはリアルタイムに情報処理部36へ転送される。また、「参照モード」を選択すると、予め収集された画像データが記憶部35から読み出されて情報処理36へ転送される。
以下の説明では、「参照モード」が選択された場合を想定して説明する。「参照モード」の選択時、表示部33には画像選択メニューが表示され、記憶部35に保存されたどの画像データを使用するか、使用者が選択することができる。
上記画像選択により、例えば被検体の診断部位(食道)にバリウム等の造影剤を投与して撮影したときの、複数の時系列的な画像データが情報処理部36に転送される。
次のステップS1において、情報処理部36に転送された各画像データは、図3に示すような形で任意の注目部位に分割され、演算部361は、それぞれの注目部位の平均画素値を算出する。
図3(a)の画像は診断部位(本例では食道)の撮影画像の1つを示すものであり、A〜Jの連続した注目部位に分割される。例えば注目部位Aが、図3(b)に示すように行方向にn個、列方向にm個の複数の画素(a1,1〜am.n)で成り、各画素の濃淡値が、白レベル(0)から黒レベル(255)までの256段階で表わされる場合、注目部位Aの平均画素値Aaveは、次の式で得ることができる。
Figure 2009240559
こうしてステップS1では、取得した画像の各注目部位A〜Jの平均画素値を算出する。また情報処理部36が取得した画像データは、実際には時系列的に連続した複数の画像データを利用するため、図4に示すように同じ診断部位を時間的にずらして撮影した複数フェーズ(図4ではPhase1〜Phase8の8枚)の画像データについて、それぞれ同様に各注目部位A〜Jの平均画素値を算出する。
図4は食道部位を時間的にずらして連続的に撮影した8枚の画像を示し、Phase1〜Phase8の各画像の時間間隔は例えば3秒である。図4の画像によれば食道を流れる造影剤(画像の白く表記された部分)の状態を観測することができる。
しかしながら、この画像だけでは食道のぜん動運動まで読むことは難しい。そこでステップS2において、演算部361は複数フェーズ(Phase1〜Phase8)の画像の各注目部位A〜Jの平均画素値の中で最小の平均画素値を基準にして、その値から変化量を求める。例えば注目部位Aについて、Phase1〜Phase8の中で平均画素値が最小の値をAminとし、n番目のフェーズでの平均画素値をAnとすると、フェーズ毎の変化量Avnは、次の式で求めることができる。
Figure 2009240559
こうして、フェーズ毎の変化量が各注目部位A〜J毎に算出される。例えば注目部位Aについて考察すると、Phase1及びPhase3〜Phase8は、ほとんど変化がなく、Phase2が大きく変化していることが分かる。実際に撮影した結果では、平均画素値はゼロになることはないため、最小の平均画素値を基準にしてそれとの差を求めることで変化量を算出することができる。
次のステップS3では、ステップS2で求めた変化量の中で最大の値を選択し、その1つ前のフェーズ(先行フェーズ)との差をフェーズ間の時間情報で除算し、各注目部位A〜Jでの流速を算出する。
例えば、注目部位Aの中で変化量が最大なのはPhase2であり、Phase2の変化量の値をAvmaxとし、その1つ前(Phase1)のPhaseの値をAvbeforeとし、フェーズ間の時間差をtとしたとき、注目部位の流速vは、次の式で算出できる。
Figure 2009240559
こうして、各注目部位A〜Jでの造影剤の流速を求め、ステップS4で演算処理を終了する。
上記ステップS2、S3での算出結果を利用して、情報生成部362は、複数の注目部位(A〜J)毎の画素値の時間的な変化量を視覚的に表示する表示情報を生成する。情報生成部362によって生成された表示情報は、表示部32に供給されて表示され、診断部位(例えば食道)のぜん動運動を示す情報として医師に提供される。
図5は、ステップS2で算出した変化量に基いて生成された表示情報の一例を示し、注目部位(A〜J)毎、及びフェーズ(Phase1〜Phase8)毎の変化量、つまり造影剤の進行状況を視覚的に表示したグラフである。
図5において、縦軸は変化量を示し、横軸は時間の変化(Phase)を示している。例えば注目部位Aの変化量はPhase2で最大となり、他のPhaseでは低くなっており、グラフの傾斜が急峻になっている。即ち、注目部位Aでは造影剤が速く通過しており、正常に近いことが分かる。
一方、注目部位Fでは、Phase5で変化量が最大となっており、その前後のPhase3及びPhase4との差が小さいためグラフの傾斜が緩やかになっている。これは注目部位Fでは造影剤の流れが遅いことを物語っている。同様に注目部位Gでは、Phase6で変化量が最大となっており、その前後のPhase5及びPhase7との差が小さいためグラフの傾斜がさらに緩やかになっている。つまり、図5からは注目部位FとGの部分のぜん動活動が不活発であり、食道の管径が小さくなって食道が詰まり気味であると推定することができる。
図6は、ステップS3で算出した流速に基いて生成された表示情報の一例を示し、診断部位の撮影画像Xと、注目部位(A〜J)の流速を示すグラフYを並べて表示したものである。図6のグラフYを見ると、注目部位Gの流速が他に比べて著しく低下しており、注目部位Gの部分のぜん動活動が不活発であり、食道が詰まり気味であると推定することができる。
尚、ステップS2,S3で算出した結果や、算出結果を基に生成した表示情報は記憶部35に保存し、使用者が保存したデータを任意に選択して利用可能にすると良い。また表示情報は、グラフに限らず表形式、或いは実数値を表示するようにしてもよい。
また以上の説明では、「参照モード」において予め収集された画像データを記憶部35から読み出し、情報処理部36で処理して表示する例について説明したが、「計測モード」において、X線撮影により順次に収集した画像データをリアルタイムに情報処理部36に取り込んで処理するようにしてもよい。
また注目部位のポイント数(A〜Jの数)、大きさは、使用者が操作部32を操作することで任意に設定することができる。或いは予めポイント数や大きさに関する設定情報を複数用意しておき、使用者がその設定項目の中からいずれかを選択することで設定を行うようにしてもよい。
さらに以上の説明では、X線を検出するため平面検出器21を用いた例を述べたが、これに限らずI.I(イメージ・インテンシファイア)をX線絞り器12に対峙させ、このI.Iの出力面に光学系を介してテレビカメラを配置し、被検体Pを透過したX線像をI.I及びテレビカメラで電気信号に変換するようにしてもよい。要は、デジタル処理が可能な画像データが得られるものであれば良い。
以上の例では、X線診断装置100に設けられたコンピュータシステム30を用いて注目部位の平均画素値や、フェーズ毎の変化量、或いは流速を求めて各種の表示情報を作成する例を述べたが、X線診断装置100とは別のコンピュータシステムを使用して各種の表示情報を作成することもできる。
即ち、X線診断装置100で撮影した画像データをネットワーク上の画像サーバ(図示せず)に保管し、その画像サーバにアクセス可能なコンピュータ端末を配置し、このコンピュータ端末で情報処理部36と同様の処理を行うようにしても良い。
図7は、本発明の他の実施形態である画像データ処理装置200の一例を示すブロック図である。画像データ処理装置200は、コンピュータ端末に構成され、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ本体51、コンピュータ本体51に接続されたキーボード、マウス等の入力装置52、プリンタ等の出力装置53、表示装置54、メモリ等の記憶装置55、及びネットワーク57への接続を制御するネットワークインタフェース56から成る。
コンピュータ本体51は、CPUやROMを内蔵し、ROMに格納されたプログラムにしたがって画像データの処理を行う。つまりコンピュータ本体51は、情報処理部36と同様に演算部と情報生成部の機能を有する。またネットワークインタフェース56は、画像サーバ(図示せず)から、時系列的に連続した複数の画像データを取り込む画像データ取得部を構成する。
コンピュータ本体51は、ネットワークインタフェース56を介して画像サーバから取り込んだ画像データを処理し、各種の演算処理、例えば注目部位の平均画素値や、フェーズ毎の変化量、或いは流速を算出し、その算出結果を用いて表示装置54に各種の表示情報を表示する。
或いは出力装置53で印刷処理してもよい。また、演算処理結果のデータや表示情報は記憶部55に記憶可能である。したがって、コンピュータ端末200を利用することで、X線診断装置100と離れた場所で演算処理を実行することができる。
以上述べたように本発明によれば、X線診断装置によって透視または撮影した画像をもとに診断部位での造影剤の流れの変化や、流速、流量、又は食道の管径変化を推測する定量的な情報を表示することができ、医師の診断の支援効果を向上することができる。
尚、本発明は以上説明した実施例に限らず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
本発明の一実施形態に係るX線診断装置の構成図。 本発明の一実施形態における画像処理動作を説明するフローチャート。 本発明のX線診断装置で撮影された画像データの平均画素値の算出例を説明する説明図。 本発明のX線診断装置により撮影された複数の時系列的な画像データの一例を示す説明図。 本発明の一実施形態における表示情報の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態における表示情報の他の例を示す説明図。 本発明の他の実施形態に係る画像データ処理装置を示す構成図。
符号の説明
100…X線診断装置
10…X線発生部
11…X線管
12…X線絞り器
13…X線照射部
14…高電圧発生器
20…X線検出部
21…平面検出器
30…コンピュータシステム
31…システム制御部
32…操作部
33…表示部
34…画像データ生成部
35…記憶部
36…情報処理部
361…演算部
362…情報生成部
41…高電圧制御部
42…絞り制御部
43…天板制御部
200…画像データ処理装置
51…コンピュータ本体
52…入力装置
53…出力装置
54…表示装置
55…記憶装置
56…ネットワーク
57…ネットワークインタフェース

Claims (10)

  1. X線照射部及びX線検出部を有し、前記X線照射部から被検体に対してX線を照射し前記X線検出部で検出する撮像系と、
    造影剤投与後の被検体を前記撮像系で撮影して得たX線像に基づいて、時系列的に連続した複数の画像データを生成する画像データ生成部と、
    前記複数の画像データをそれぞれ取り込み、各画像データをそれぞれ複数の注目部位毎に区分し、時系列的に連続する同一注目部位のそれぞれの画素値を算出して比較し、前記注目部位毎に画素値の時間的な変化量を算出する演算部と、
    前記演算部での演算結果を利用して、前記複数の注目部位毎の前記変化量を視覚的に表示する表示情報を生成する情報生成部と、
    前記情報生成部からの表示情報に基づく画像を表示する表示部と、を具備したことを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記演算部は、時系列的に連続する同一注目部位のそれぞれの平均画素値を算出し、前記平均画素値の中の最小画素値を基準にして、前記注目部位のフェーズ毎に前記平均画素値と前記最小画素値との差を算出して前記変化量を求め、
    前記情報生成部は、前記注目部位のフェーズ毎の変化量をもとに、前記造影剤の進行状況を表すグラフ情報を生成することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  3. 前記演算部は、時系列的に連続する同一注目部位のそれぞれの平均画素値を算出し、前記平均画素値の中の最小画素値を基準にして、前記注目部位のフェーズ毎に前記平均画素値と前記最小画素値との差を算出して前記変化量を求め、さらに前記注目部位のフェーズ毎の変化量の中で最大の変化量を有するフェーズと時間的に先行するフェーズ間の変化量の差分を求め、この差分情報を前記フェーズ間の時間情報で除算して流速データを算出し、
    前記情報生成部は、前記流速データをもとに前記注目部位毎に前記造影剤の流速を表すグラフ情報を生成することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  4. 前記演算部での演算結果、及び情報生成部で生成した表示情報を保存する記憶部を備えたことを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  5. 前記複数の画像データをそれぞれ複数の注目部位毎に区分する際、前記区分数及び各区分領域の大きさを任意に設定可能にしたことを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  6. 造影剤投与後の被検体をX線撮影して得た、時系列的に連続した複数の画像データを取り込む画像データ取得部と、
    前記画像データ取得部で取り込んだ各画像データをそれぞれ複数の注目部位毎に区分し、時系列的に連続する同一注目部位のそれぞれの画素値を算出して比較し、前記注目部位毎に画素値の時間的な変化量を算出する演算部と、
    前記演算部での演算結果を利用して、前記複数の注目部位毎の前記変化量を視覚的に表示する表示情報を生成する情報生成部と、
    前記情報生成部からの表示情報に基づく画像を表示する表示部と、を具備したことを特徴とする画像データ処理装置。
  7. 前記演算部は、時系列的に連続する同一注目部位のそれぞれの平均画素値を算出し、前記平均画素値の中の最小画素値を基準にして、前記注目部位のフェーズ毎に前記平均画素値と前記最小画素値との差を算出して前記変化量を求め、
    前記情報生成部は、前記注目部位のフェーズ毎の変化量をもとに、前記造影剤の進行状況を表すグラフ情報を生成することを特徴とする請求項6記載の画像データ処理装置。
  8. 前記演算部は、時系列的に連続する同一注目部位のそれぞれの平均画素値を算出し、前記平均画素値の中の最小画素値を基準にして、前記注目部位のフェーズ毎に前記平均画素値と前記最小画素値との差を算出して前記変化量を求め、さらに前記注目部位のフェーズ毎の変化量の中で最大の変化量を有するフェーズと時間的に先行するフェーズ間の変化量の差分を求め、この差分情報を前記フェーズ間の時間情報で除算して流速データを算出し、
    前記情報生成部は、前記流速データをもとに前記注目部位毎に前記造影剤の流速を表すグラフ情報を生成することを特徴とする請求項6記載の画像データ処理装置。
  9. 前記演算部での演算結果、及び情報生成部で生成した表示情報を保存する記憶部を備えたことを特徴とする請求項6記載の画像データ処理装置。
  10. 造影剤投与後の被検体をX線撮影して得た、時系列的に連続した複数の画像データを取り込み、
    前記取り込んだ各画像データをそれぞれ複数の注目部位毎に区分し、
    時系列的に連続する同一注目部位の画素値をそれぞれ算出して比較し、前記注目部位毎に画素値の時間的な変化量を算出し、
    前記演算部での演算結果を利用して、前記複数の注目部位毎の前記変化量を視覚的に表示する表示情報を生成し、
    前記表示情報に基づく画像を表示することを特徴とする画像データ処理方法。
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