JP2000285252A - 画像の表示方法および表示装置、並びに画像の位置合わせ方法および位置合わせ装置 - Google Patents

画像の表示方法および表示装置、並びに画像の位置合わせ方法および位置合わせ装置

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JP2000285252A
JP2000285252A JP11092784A JP9278499A JP2000285252A JP 2000285252 A JP2000285252 A JP 2000285252A JP 11092784 A JP11092784 A JP 11092784A JP 9278499 A JP9278499 A JP 9278499A JP 2000285252 A JP2000285252 A JP 2000285252A
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Ryoji Sasada
良治 笹田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画像の位置合わせ状態の適否を、容易
に判定することができるように、位置合わせ後の画像の
位置合わせ状態を可視的に表示する。 【解決手段】 一部分同士が互いに重複するように連ね
られた2枚の蓄積性蛍光体シート31,32に亘って記録さ
れた被写体の放射線画像Pが記録され、各蓄積性蛍光体
シート31,32から得られた2つの放射線画像P1,P2を位
置合わせ装置により位置合わせして得られた放射線画像
Pの位置合わせ状態を、位置合わせ状態表示手段20によ
り表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像の表示方法およ
び表示装置、並びに、この表示方法を利用した画像の位
置合わせ方法および位置合わせ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、極めて広い放射線露出域にわたる
放射線画像を得るものとしてCR(Computed Radiograp
hy)システムが広く実用化されている。このCRシステ
ムは、放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外
線等)を照射すると、この放射線エネルギーの一部が蓄
積され、その後可視光等の励起光を照射すると蓄積され
たエネルギーに応じて輝尽発光を示す蓄積性蛍光体シー
トに、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記録し、
この放射線画像が記録されたシートにレーザビーム等の
励起光を走査して信号光である画像情報に応じた輝尽発
光光を生じせしめ、発光する輝尽発光光をフォトマルチ
プライヤ等の光電読取手段により読み取って画像信号を
得、この画像信号に基づき写真感光材料等の記録媒体、
CRT等の表示装置に被写体の放射線画像を可視像とし
て出力させるシステムである(特開昭55-12429号、同56
-11395号、同56-11397号など)。
【0003】このCRシステムで用いられている蓄積性
蛍光体シートには従来より、その撮影対象に応じて、半
切、大角、四切り、六切り等のサイズが用意されている
が、整形外科等においては、脊柱の湾曲度を計測するな
どのために、頚部から腰部に至るまでの長尺画像を1枚
の画像として観察したいという要望が多く、上述したサ
イズに比べて一定方向に長い長尺の蓄積性蛍光体シート
を用いることが検討されていた。
【0004】しかし蓄積性蛍光体シートから画像情報を
読み取る放射線画像読取装置は、そのような長尺シート
に適合するように、シート搬送路を始めとして大幅に設
計し直す必要があり、長尺シート専用のものとなるため
コスト面で不利になる。
【0005】そこで従来サイズの2枚のシートを連ねて
見かけ上は長尺のシートとし、この見かけ上長尺のシー
トに上記長尺の画像を撮影記録し、読取りの際には1枚
ずつ読み取るようにすれば、既存の放射線画像読取装置
を用いて読取りを行うことができ、上述した問題は生じ
ない。
【0006】またこの方法は、3枚以上の蓄積性蛍光体
シートを連ねてさらに長尺の被写体を撮影記録したり、
直交する2軸方向にそれぞれシートを連ねて幅広長尺の
被写体の画像を撮影記録することも可能となり、被写体
に応じた適応性に優れている。
【0007】このように2枚以上のシートを連ねて撮影
記録を行なう場合、この連ねられた複数枚のシートのう
ち隣接する2枚のシートに注目すれば、シートの端縁同
士を付き当てて連ねる方式や、2枚のシートの一部分同
士を重複させて連ねる方式が考えられるが、端縁同士を
付き当てて連ねる方式では、その境界部分で画像の欠落
が生じざるを得ない。一方、2枚のシートの一部分同士
を重複させて連ねる方式ではそのような画像の記録に欠
落が生じることはない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2枚のシー
トの一部分同士を重複させて連ねる方式では、各シート
の重複部分に対応する各放射線画像の重複領域には同一
の画像が記録されており、この記録されている同一画像
をほぼ一致させるように、2つの放射線画像を位置合わ
せする必要がある。
【0009】そしてこの位置合わせは、テンプレートマ
ッチング等の手法に基づき電算機を用いて自動で行う方
法や、CRT等の表示装置に2つの放射線画像を表示さ
せ、オペレータがその表示を目視で観察しながら、マウ
スやキーボード等のインターフェースを含む移動手段に
より、表示面上の放射線画像を試行錯誤的に手動で移動
させるなどの方法で行われている。
【0010】しかし、自動処理で位置合わせを行った場
合であっても、必ずしも適切に位置合わせが行われたと
は限らず、画像の再構成を行う前に位置合わせの適否を
オペレータが目視で確認する必要がある。
【0011】ところが、自動処理で位置合わせがなされ
た放射線画像を確認する場合であっても、オペレータが
手動で位置合わせを行う場合であっても、画像表示装置
の表示面上で位置合わせの適否を判断するのは難しいと
いう問題がある。
【0012】すなわち位置合わせによって得られた放射
線画像における重複領域については、一方の放射線画像
が他方の放射線画像を上書きして表示するため、位置ず
れが生じているか否かの判断は、主に、両放射線画像の
連結境界線付近における画像中の構造物の繋がり具合を
観察して行なうため、重複領域全体を観察して総合的に
判断することができない。
【0013】なお、このような位置合わせ状態の確認の
難しさは、上述した放射線画像の連結処理の場面だけで
なく、例えば特開昭59-83486号等に開示された、いわゆ
るエネルギーサブトラクション処理や時間サブトラクシ
ョン処理、特開昭56-11399号等に開示された、いわゆる
重ね合わせ処理の場合における、2つの放射線画像の位
置合わせの場合も同様である。ただし、これらのサブト
ラクション処理や重ね合わせ処理では、2枚もしくは3
枚以上の蓄積性蛍光体シートのほぼ全面が重複して配さ
れた状態で被写体の放射線画像が記録され、連結処理に
代えて、減算処理(単純減算処理、重み付け減算処理)
または加算処理(単純加算処理、重み付け加算処理)を
施す点において、上記連結処理の対象となる放射線画像
とは異なる。
【0014】また連結処理を施す放射線画像にあって
も、3枚以上の蓄積性蛍光体シートを直交する2軸方向
にそれぞれ連ねることで、3枚以上の蓄積性蛍光体シー
トが同時に重複する部分が生じる場合があることは、上
述した通りであり、この場合にも、2つの放射線画像の
位置合わせを行う場合と同様の問題がある。
【0015】さらに、上述した画像の位置合わせ状態の
確認の難しさは、重複して配設された蓄積性蛍光体シー
トから読み取って得られた複数の放射線画像についての
位置合わせの場合のみならず、複数の放射線固体検出器
を重複して配設し、これらの放射線固体検出器からそれ
ぞれ読み取って得られた複数の放射線画像についての位
置合わせの場合や、放射線画像以外の画像の位置合わせ
の場合であっても同様である。
【0016】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、少なくとも一部分同士に同一画像が記録されてい
る複数の画像の位置合わせ状態の適否を、容易に判定す
ることができるように、位置合わせ後の画像を表示する
画像の表示方法および表示装置、並びに、この表示方法
を利用して容易に位置合わせを行うことができる画像の
位置合わせ方法および位置合わせ装置を提供することを
目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の画像の表示方法
および表示装置は、位置合わせして得られた画像の重複
領域における位置合わせ状態を可視的に表示することに
より、重複領域における画像の位置ずれの有無の判定を
容易にし、また本発明の画像の位置合わせ方法および位
置合わせ装置は、このような位置合わせ状態の可視的な
表示により、位置合わせを容易に行うことができるよう
にしたものである。
【0018】すなわち本発明の画像の表示方法は、少な
くとも一部分同士が重複した複数の画像中の、前記重複
した部分に対応する各重複領域の画像を一致させるよう
にこれら複数の画像を位置合わせして得られた画像につ
いて、前記位置合わせの状態を可視的に表示することを
特徴とするものである。
【0019】ここで、上記画像としては放射線画像を適
用するのが好ましく、またこの場合、上記複数の画像
は、少なくとも一部分同士が重複して配設された複数の
蓄積性蛍光体シートに亘って、被写体の1つの放射線画
像が記録され、これら複数の各蓄積性蛍光体シートから
各別に読み取って得られた複数の放射線画像を適用する
のが好ましい。このようにして得られた放射線画像は種
々の処理に適したデジタル画像信号として取り扱うこと
ができるからである。ただし、蓄積性蛍光体シートから
読み取って得られた複数の放射線画像に限られるもので
はなく、複数の放射線固体検出器を重複して配設し、こ
れらの放射線固体検出器からそれぞれ読み取って得られ
た複数の放射線画像であってもよいし、放射線画像以外
の画像であっても適用可能であることはいうまでもな
い。以下の発明においても同様である。
【0020】「位置合わせの状態を可視的に表示」と
は、位置合わせの適否を画像として判読可能なように表
示することを意味し、位置ずれ量を数値で表示すること
を意味するものではない。具体的には、例えば、(1)
位置合わせして得られた画像を、この画像を構成する複
数の画像がそれぞれ互いに異なる色となるように(例え
ばRとG、BとG、またはR・BとG、というような種
々の組合せを採用することができる)可視的に表示し、
(2)位置合わせして得られた画像中の重複領域を、こ
の画像を構成する複数の画像間で減算(単純減算、重み
付け減算)して可視的に表示し、または(3)位置合わ
せして得られた画像中の重複領域を、この画像を構成す
る複数の画像間で加算(単純加算、重み付け加算)して
可視的に表示するなどの方法を採用することができる。
【0021】すなわち上記複数の画像の各重複領域には
同一の画像が記録されているため、上記(1)の方法に
よれば、適切に位置合わせが行われている場合には、位
置合わせ後の画像における重複領域の画像は各画像の色
が完全に混合された混合色で表示されるが、位置合わせ
が不適切のときは、色ずれが生じるため、オペレータは
その色ずれを認識することで、位置合わせが不適切であ
ることを認識することができる。
【0022】また上記(2)の方法によれば、適切に位
置合わせが行われている場合には、位置合わせ後の画像
における重複領域の画像は略一様の黒色で表示される
が、位置合わせが不適切のときは、対応する画素間での
ずれが生じるため、略一様の黒色とはならない。オペレ
ータはその一様性がないことを認識することで、位置合
わせが不適切であることを認識することができる。な
お、2枚の画像間で減算するとは、それらの画像を表す
画像データ間で減算することをいう。また2つの画像の
重複領域の濃度に差がある場合は、単に減算するのでは
なく重複領域の両画像の濃度レベルを合わせたうえで減
算する重み付け減算を行うようにすればよい。特に、上
記蓄積性蛍光体シートから読み取って得られた放射線画
像については、2枚の蓄積性蛍光体シートが重複してい
る場合、それらの各重複部分には同一の画像が記録され
るが、実際には、1枚目(被写体に近い側)の蓄積性蛍
光体シートには、被写体の放射線画像を担持した放射線
がそのまま入射するが、2枚目(被写体から遠い側)の
蓄積性蛍光体シートには、1枚目の蓄積性蛍光体シート
で減衰された放射線が入射するため、2枚の蓄積性蛍光
体シートの各重複領域には完全に同一の放射線画像が記
録されるとは限らない。したがって、そのような場合
は、2枚目の蓄積性蛍光体シートから読み取って得られ
た放射線画像の重複領域については、1枚目の蓄積性蛍
光体シートから読み取って得られた放射線画像の重複領
域よりも重みを付けて放射線画像の濃度レベルを合わせ
たうえで、減算(重み付け減算)を行うようにすればよ
い。
【0023】また上記(3)の方法によれば重複領域に
ついては、フイルムを重ねて透過して見た場合と同様に
見ることができるため、適切に位置合わせが行われてい
る場合には、位置合わせ後の画像における重複領域の画
像は、その輪郭線などが2重にずれて表示されることは
ないが、位置合わせが不適切のときは、重複領域の画像
は、その輪郭線などが2重にずれて表示されるため、オ
ペレータはその画像の2重ずれを可視的に認識すること
で、位置合わせが不適切であることを認識することがで
きる。なお上述したように、重複領域の画像の濃度に差
がある場合は、放射線画像の濃度レベルを合わせたうえ
で、加算(重み付け加算)を行うようにすればよい。
【0024】「少なくとも一部分同士が重複した」と
は、一部分同士が重複したものの他、略全部が重複した
ものをも含む意味である。特に上記蓄積性蛍光体シート
から読み取って得られた放射線画像については、蓄積性
蛍光体シートのわずか一部分同士を重複させて得られた
連結処理用の放射線画像や、シートの略全面同士を重複
させて得られたエネルギーサブトラクション処理、時間
サブトラクション処理または重ね合わせ処理用の放射線
画像を適用することができる。
【0025】本発明の画像の表示装置は、本発明の画像
の表示方法を実施するための装置であって、少なくとも
一部分同士が重複した複数の画像中の、前記重複した部
分に対応する各重複領域の画像を一致させるように、こ
れら複数の画像を位置合わせして得られた画像を表示す
る画像表示装置において、前記位置合わせして得られた
画像の位置合わせ状態を可視的に表示する位置合わせ状
態表示手段を備えたことを特徴とするものである。
【0026】位置合わせ状態表示手段とは、位置合わせ
の適否を判読可能なように可視的に表示する手段を意味
し、具体的には、例えば、位置合わせして得られた画像
を構成する複数の画像をそれぞれ互いに異なる色で可視
的に表示するように、複数の各画像にそれぞれ異なる色
信号を割り付ける信号処理手段や、位置合わせして得ら
れた画像中の重複領域を、得られた画像を構成する複数
の画像間で減算(単純減算、重み付け減算)して可視的
に表示する信号処理手段、位置合わせして得られた画像
中の重複領域を、得られた画像を構成する複数の画像間
で加算(単純加算、重み付け加算)して可視的に表示す
る信号処理手段などを適用することができる。
【0027】本発明の画像の位置合わせ方法は、上記本
発明の画像の表示方法を用いた位置合わせ方法であっ
て、少なくとも一部分同士が重複した複数の画像中の、
前記重複した部分に対応する各重複領域についての位置
合わせの状態を可視的に表示し、該表示された位置合わ
せの状態に応じて、これら複数の画像を位置合わせする
ことを特徴とするものである。
【0028】すなわち、上述した本発明の画像の表示方
法により可視的に表示された位置合わせ状態を見なが
ら、この位置合わせ状態が適切なものとなるように、位
置合わせされた画像を構成する複数の画像を移動させて
位置合わせを行うものである。
【0029】ここで「位置合わせ状態が適切なものとな
るように」位置合わせを行うとは、画像をそれぞれ互い
に異なる色で可視的に表示することにより、位置合わせ
の状態を表示するものにあっては、位置合わせされた画
像における重複領域にこれらの色ずれが生じないように
位置合わせすることを意味し、また、複数の画像が互い
に重複する領域について、画像間で減算(単純減算、重
み付け減算)して可視的に表示することにより位置合わ
せの状態を表示するものにあっては、重複領域の濃度が
略一様となるように位置合わせすることを意味し、複数
の画像が互いに重複する領域について、画像間で加算
(単純加算、重み付け加算)して可視的に表示すること
により位置合わせの状態を表示するものにあっては、重
複領域の画像が略一致するように位置合わせすることを
意味する。
【0030】本発明の画像の位置合わせ装置は、上記本
発明の画像の位置合わせ方法を実施する装置であって、
少なくとも一部分同士が重複した複数の画像中の、前記
重複した部分に対応する各重複領域の画像を一致させる
ように、これら複数の画像を位置合わせし、この位置合
わせして得られた画像を表示する表示手段を備えた画像
位置合わせ装置において、前記位置合わせして得られた
画像の位置合わせ状態を可視的に表示する位置合わせ状
態表示手段と、前記各画像を前記表示手段の表示面上で
移動させる移動手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0031】位置合わせ状態表示手段は、上述した本発
明の画像の表示装置におけるものと同様である。
【0032】
【発明の効果】本発明の画像の表示方法および表示装置
によれば、位置合わせされた画像の位置合わせ状態が可
視的に表示されるため、表示された位置合わせ状態を見
て、オペレータがその位置合わせ状態の適否を容易に判
定することができる。すなわち、(1)位置合わせして
得られた画像を、この画像を構成する複数の画像がそれ
ぞれ互いに異なる色となるように可視的に表示するもの
にあっては、位置合わせ後の画像における重複領域の画
像は各画像の色が完全に混合された混合色で表示されて
いるか、または色ずれによるエッジ部に色にじみが現れ
ているかにより、オペレータに位置合わせの適否を判断
させることができ、(2)位置合わせして得られた画像
中の重複領域を、この画像を構成する複数の画像間で減
算して可視的に表示するものにあっては、位置合わせ後
の画像における重複領域が略一様の黒色となったか否か
によりオペレータに位置合わせの適否を判断させること
ができ、(3)位置合わせして得られた画像中の重複領
域を、この画像を構成する複数の画像間で加算して可視
的に表示するものにあっては、位置合わせ後の画像にお
ける重複領域の画像が2重にずれた画像となっているか
否かによりオペレータに位置合わせの適否を判断させる
ことができる。
【0033】また本発明の画像の位置合わせ方法および
位置合わせ装置によれば、位置合わせされた画像の位置
合わせ状態が可視的に表示されるため、この表示された
位置合わせ状態を見ながら、位置合わせ状態が適切なも
のとなるように、複数の画像のうち少なくとも1つを移
動させることで、容易に位置合わせを行うことができ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像の表示方法を
実施する画像表示装置の具体的な実施の形態について、
図面を用いて説明する。
【0035】図1は本発明の画像表示方法を実施する画
像表示装置の一実施形態である放射線画像表示装置の構
成を示す図、図2は一部同士が互いに重複した2枚の蓄
積性蛍光体シートに被写体の1つの放射線画像が記録さ
れる様子を示す図であり、図3は図2に示された2枚の
蓄積性蛍光体シートからそれぞれ読み取って得られた、
図1に示す放射線画像表示装置10により表示される2
つの放射線画像を示す図である。
【0036】図示の放射線画像表示装置10は、位置合
わせ装置により1つの放射線画像Pとして位置合わせさ
れた2つの放射線画像P1,P2をそれぞれ表す2つの
放射線画像データS1,S2が入力され、位置合わせし
て得られた上記1つの放射線画像Pを表示する表示装置
であり、上記2つの放射線画像P1,P2の位置合わせ
状態を可視的に表示する位置合わせ状態表示手段20を
備えたものである。
【0037】2つの放射線画像P1,P2は、図2に示
すように、隣接する2枚の蓄積性蛍光体シート31,3
2の一部分同士が互いに重複するように連ねられて、両
シート31,32に亘って被写体の放射線画像Pが記録
され、これら2枚の各蓄積性蛍光体シート31,32か
ら各別に読み取って得られたものであり(図3参照)、
被写体に近い側の蓄積性蛍光体シート(第2の蓄積性蛍
光体シート)32の上端縁32aが、図3(2)に示す
第2の放射線画像P2の上端縁2aに相当し、上端縁2
aから距離Lの範囲が、シート31,32間の重複部分
に対応する重複領域に相当する。被写体から遠い側の蓄
積性蛍光体シート(第1の蓄積性蛍光体シート)31か
ら読み取って得られた第1の放射線画像P1(図3
(1))においては、その下端縁1bから距離Lの範囲
が、シート31,32間の重複部分に対応する重複領域
に相当する。
【0038】位置合わせ装置は、この第1の放射線画像
P1の重複領域Lと第2の放射線画像P2の重複領域L
とを一致させるように、両放射線画像P1,P2を位置
合わせし、第1の放射線画像P1に第2の放射線画像P
2を重ねた状態で、これらの放射線画像P1,P2をそ
れぞれ表す2つの放射線画像データS1,S2を、本実
施形態の放射線画像表示装置10に出力するものであ
る。
【0039】位置合わせ状態表示手段20は具体的に
は、位置ずれが生じているか否かを判読可能なように表
示し、位置ずれが生じているときはその位置ずれ量が目
視で判読可能なように表示するものである。
【0040】図4は位置合わせ状態表示手段20による
位置合わせ状態表示の、より具体的な作用をなす信号処
理手段21を備えた実施形態の放射線画像表示装置10
を示す。
【0041】この信号処理手段21は、図5に示すよう
に、位置合わせ装置から入力された2つの放射線画像デ
ータS1,S2のうち、第1の放射線画像データS1
に、RGBの色信号のうちR信号およびB信号を割り付
け、第2の放射線画像データS2にG信号を割り付け
る。すなわち、第1の放射線画像P1はマゼンダ(R信
号とB信号の混合色)、第2の放射線画像P2は緑色と
され、位置合わせされた放射線画像Pを構成する2つの
放射線画像P1,P2がそれぞれ互いに異なる色とな
る。
【0042】この結果、位置合わせ装置により、第1の
放射線画像P1と第2の放射線画像P2が正確に位置合
わせされている場合は、放射線画像表示装置10は図6
に示すように、位置合わせされた放射線画像Pを、この
放射線画像Pを構成する2つの放射線画像P1,P2の
うち、第1の放射線画像P1の非重複領域(重複領域L
を除く領域)については短破線で示すマゼンダで表示
し、第2の放射線画像P2の非重複領域(重複領域Lを
除く領域)については実線で示す緑色で表示し、重複領
域については、マゼンダと緑色が混合された白色(長破
線で示す)で表示する。
【0043】これにより、放射線画像表示装置10に表
示された放射線画像Pを読影したオペレータは、第1の
放射線画像P1と第2の放射線画像P2が正確に位置合
わせされていることを可視的に認識することができる。
【0044】一方、位置合わせ装置による、第1の放射
線画像P1と第2の放射線画像P2との位置合わせが正
確に行われていない場合は、従来の放射線画像表示装置
であれば、第1の放射線画像P1に第2の放射線画像P
2を上書き表示するため、図7(1)に示すように、第
2の放射線画像P2の上端縁2aは第1の放射線画像P
1に一致しているため、一見すると両画像P1,P2が
正確に位置合わせされているように見え、オペレータは
位置合わせが正確に行われていると勘違いする場合があ
るが、本実施形態の放射線画像表示装置10によれば、
図7(2)に示すように、両画像P1,P2は重複領域
も含めてそれぞれマゼンダ、緑色で表示され、重複領域
では両画像P1,P2が位置ずれしているためマゼンダ
と緑色が混合されず、したがって白色表示とならないこ
とから、オペレータは位置合わせが正確に行われていな
いことを可視的に認識することができる。
【0045】このように本実施形態の放射線画像表示装
置10によれば、位置合わせされた放射線画像Pの位置
合わせ状態が、色の混合または色にじみの別で可視的に
表示されるため、オペレータに位置合わせの適否を容易
に判断させることができる。
【0046】なお信号処理手段21は、位置合わせ装置
から入力された2つの放射線画像データS1,S2につ
いて、放射線画像P1,P2中の重複領域に係るデータ
間で減算処理して可視的に表示する作用をなすものとす
ることもできる。すなわち、第1の放射線画像データS
1および第2の放射線画像データS2はいずれも通常の
単一色の濃淡信号が割り付けられるが、重複領域につい
ては減算処理がなされる。
【0047】したがって位置合わせ装置により、第1の
放射線画像P1と第2の放射線画像P2が正確に位置合
わせされている場合は、重複領域は同一の画像データで
あるため一方から他方を減算するとその結果は0とな
り、放射線画像表示装置10は図8(2)に示すよう
に、位置合わせされた放射線画像Pを、この放射線画像
Pを構成する2つの放射線画像P1,P2のうち、第1
の放射線画像P1の非重複領域および第2の放射線画像
P2の非重複領域については、割り付けられた濃淡信号
にしたがって濃淡画像で表示し、両画像の重複領域につ
いては全体が一様の黒色(濃度=0)で表示する。
【0048】これにより、放射線画像表示装置10に表
示された放射線画像Pを読影したオペレータは、第1の
放射線画像P1と第2の放射線画像P2が正確に位置合
わせされていることを可視的に認識することができる。
【0049】一方、位置合わせ装置による、第1の放射
線画像P1と第2の放射線画像P2との位置合わせが正
確に行われていない場合は、図8(1)に示すように、
両画像P1,P2は重複領域も含めて、割り付けられた
濃淡信号にしたがって濃淡画像で表示されるため、画像
が2重に表示され、オペレータは位置合わせが正確に行
われていないことを可視的に認識することができる。
【0050】このように本実施形態の放射線画像表示装
置10によれば、位置合わせされた放射線画像Pの位置
合わせ状態が、黒色一様または画像のずれで可視的に表
示されるため、オペレータに位置合わせの適否を容易に
判断させることができる。
【0051】さらにまた信号処理手段21は、位置合わ
せ装置から入力された2つの放射線画像データS1,S
2について、放射線画像P1,P2中の重複領域に係る
データ間で加算処理して表示する作用をなすものとする
こともできる。すなわち、第1の放射線画像データS1
および第2の放射線画像データS2はいずれも通常の単
一色の濃淡信号が割り付けられるが、重複領域について
は加算処理がなされ、2枚のX線フイルムを重ねて、シ
ャーカステンに透かして観察したのと同様に観察するこ
とができる。
【0052】すなわち位置合わせ装置により、第1の放
射線画像P1と第2の放射線画像P2が正確に位置合わ
せされている場合は、放射線画像表示装置10は図9
(2)に示すように、位置合わせされた放射線画像P
を、この放射線画像Pを構成する2つの放射線画像P
1,P2のうち、第1の放射線画像P1の非重複領域お
よび第2の放射線画像P2の非重複領域については、割
り付けられた濃淡信号にしたがって濃淡画像で表示し、
両画像の重複領域については記録されている画像が一致
して表示する。
【0053】これにより、放射線画像表示装置10に表
示された放射線画像Pを読影したオペレータは、第1の
放射線画像P1と第2の放射線画像P2が正確に位置合
わせされていることを可視的に認識することができる。
【0054】一方、位置合わせ装置による、第1の放射
線画像P1と第2の放射線画像P2との位置合わせが正
確に行われていない場合は、図9(1)に示すように、
両画像P1,P2は重複領域も含めて、割り付けられた
濃淡信号にしたがって濃淡画像で表示されるため、画像
が2重に表示され、オペレータは位置合わせが正確に行
われていないことを可視的に認識することができる。
【0055】このように本実施形態の放射線画像表示装
置10によれば、位置合わせされた放射線画像Pの位置
合わせ状態が、画像の一致または画像のずれで可視的に
表示されるため、オペレータに位置合わせの適否を容易
に判断させることができる。
【0056】図10は、上述した本実施形態の放射線画
像表示装置10を放射線画像表示手段10として一部に
含む、本発明の画像の位置合わせ装置の一実施形態であ
る放射線画像位置合わせ装置を示す図である。
【0057】図示の放射線画像位置合わせ装置50は、
第1の放射線画像P1の重複領域Lと第2の放射線画像
P2の重複領域とを一致させるように、両放射線画像P
1,P2を位置合わせし、第1の放射線画像P1に第2
の放射線画像P2を重ねた状態で、これらの放射線画像
P1,P2をそれぞれ表す2つの放射線画像データS
1,S2を出力する位置合わせ手段30と、図1に示し
た放射線画像表示装置10と同一の放射線画像表示手段
10と、各放射線画像P1,P2を表示手段10の表示
面上で移動させるように、位置合わせ手段30の位置合
わせ状態を変更させる、キーボード41およびマウス4
2からなる移動手段40とを備えた構成である。
【0058】なお放射線画像表示手段10が備える位置
合わせ状態表示手段20を図4に示す信号処理手段21
とした態様を図11に示す。
【0059】ここで、表示手段10の表示面には、図1
2に示すように、キーボード41やマウス42などの移
動手段40による放射線画像P1,P2の移動方法およ
び移動方向、並びに表示範囲の変更、一部の拡大表示お
よび位置合わせの完了をそれぞれ指定するアイコンボタ
ンBL,BR,BU,BD,BR1,BR2,BG,B
Z,BEが表示される。
【0060】すなわち、アイコンボタンBLはマウスで
クリックして選択した側の放射線画像P1またはP2を
左方向にシフト(平行移動)させ、BRは右方向にシフ
トさせ、BUは上方向にシフトさせ、BDはした方向に
シフトさせる指定であり、アイコンボタンBR1は反時
計回りに回転させ、BR2は時計回りに回転させる指定
であり、アイコンボタンBGは表示範囲の広狭を指定
し、BZは一部範囲を虫眼鏡で見るように拡大表示を指
定し、BEは移動を完了する指定を行うものである。
【0061】次に本実施形態の放射線画像位置合わせ装
置50の作用について説明する。
【0062】まず、位置合わせ手段30が、第1の放射
線画像P1の重複領域Lと第2の放射線画像P2の重複
領域Lとを一致させるように、両放射線画像P1,P2
を自動的に位置合わせし、第1の放射線画像P1に第2
の放射線画像P2を重ねた状態で、これらの放射線画像
P1,P2をそれぞれ表す2つの放射線画像データS
1,S2を、放射線画像表示手段10に出力する。
【0063】放射線画像表示手段10は、その信号処理
手段21が、例えば位置合わせ手段30から入力された
2つの放射線画像データS1,S2について、放射線画
像P1,P2中の重複領域に係るデータ間で加算処理し
て可視的に表示する。この作用により放射線画像表示手
段10は、図12に示すようにその表示領域に放射線画
像Pを表示するが、第1の放射線画像P1と第2の放射
線画像P2が位置合わせ手段30により正確に位置合わ
せされていない場合は、表示される放射線画像Pを図9
(1)に示すように、その重複領域が2重にずれたもの
となり、オペレータは位置合わせが正確に行われていな
いことを容易に認識する。
【0064】そこでオペレータは、表示手段10に表示
された放射線画像P(図12)のうち、例えば第1の放
射線画像P1をマウス42やキーボード42で選択し、
次いで、アイコンボタンBL,BR,BU,BD,BR
1,BR2で第1の放射線画像P1の移動を指定する。
この各アイコンボタンで指定された移動指示は位置合わ
せ手段30に入力され、位置合わせ手段30はマウス3
1等から入力された移動指示にしたがって、位置合わせ
された放射線画像Pのうち第1の放射線画像P1を移動
し、表示手段10は位置合わせ手段30により第1の放
射線画像P1が移動された後の放射線画像Pを略リアル
タイムに表示する。
【0065】オペレータは表示手段10の表示領域に表
示された放射線画像Pが、図9(1)に示すように、な
おその重複領域が2重にずれたものとなっていると可視
的に判断できるときは、さらに上記放射線画像P1の選
択と移動を繰り返し、図9(2)に示すように、重複領
域の画像が一致したと可視的に判断できるときは、マウ
ス42やキーボード42でアイコンボタンBEを指定
し、位置合わせを終了する。
【0066】なお、位置合わせ状態をより詳細に見たい
ときは、表示範囲設定用のアイコンボタンBGをマウス
42等で選択した後に、マウス42で放射線画像Pの表
示範囲をドラッグすることとし、また拡大表示用のアイ
コンボタンBZをマウス42等で選択した後に、マウス
42で拡大表示したい放射線画像Pの位置を指定して拡
大表示すればよい。
【0067】このように本実施形態の放射線画像位置合
わせ装置50によれば、位置合わせされた放射線画像P
の位置合わせ状態が、画像の一致または画像のずれで可
視的に表示されるため、オペレータに位置合わせの適否
を容易に判断させることができ、オペレータは表示手段
10に表示された放射線画像Pを見ながら試行錯誤的に
両画像P1,P2の位置合わせを正確に行うことができ
る。
【0068】なお、信号処理手段21が、位置合わせ手
段30から入力された2つの放射線画像データS1,S
2について、放射線画像P1,P2中の重複領域に係る
データ間で減算処理して可視的に表示する作用をなすも
のであってもよいし、位置合わせ手段30から入力され
た2つの放射線画像データS1,S2のうち、第1の放
射線画像データS1に、RGBの色信号のうちR信号お
よびB信号を割り付け、第2の放射線画像データS2に
G信号を割り付けて可視的に表示する作用をなすもので
あってもよい。
【0069】なお上記各実施形態の画像表示装置や画像
位置合わせ装置においては、蓄積性蛍光体シートから読
み取って得られた複数の放射線画像を対象とする例であ
るが、本発明の画像表示方法および表示装置、並びに本
発明の画像の位置合わせ方法および位置合わせ装置は、
このようにして得られた放射線画像を対象とするものに
限られるものではなく、複数の放射線固体検出器を重複
して配設し、これらの放射線固体検出器からそれぞれ読
み取って得られた複数の放射線画像や、放射線画像以外
の画像を対象とするものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示方法を実施する画像表示装置
の一実施形態の構成を示す図
【図2】一部同士が互いに重複した2枚の蓄積性蛍光体
シートに被写体の1つの放射線画像が記録される様子を
示す図
【図3】図2に示された2枚の蓄積性蛍光体シートから
それぞれ読み取って得られた2つの放射線画像を示す図
【図4】図1に示した放射線画像表示装置のより具体的
な実施形態の構成を示す図
【図5】信号処理手段の一実施形態の作用を説明する図
【図6】正確に位置合わせされたときの位置合わせ状態
の表示態様を示す図
【図7】正確に位置合わせされていないときの位置合わ
せ状態の表示態様を示す図であり、(1)は従来、
(2)は図4に示す実施形態をそれぞれ示す
【図8】信号処理手段の他の実施形態による位置合わせ
状態の表示態様を示す図であり、(1)は正確に位置合
わせされていないとき、(2)は正確に位置合わせされ
ているときをそれぞれ示す
【図9】信号処理手段の他の実施形態による位置合わせ
状態の表示態様を示す図であり、(1)は正確に位置合
わせされていないとき、(2)は正確に位置合わせされ
ているときをそれぞれ示す
【図10】本発明の画像の位置合わせ方法を実施する画
像位置合わせ装置の一実施形態の構成を示す図
【図11】図10に示した放射線画像位置合わせ装置の
より具体的な実施形態の構成を示す図
【図12】図11に示した放射線画像位置合わせ装置に
よる、放射線画像表示手段10の表示を示す図
【符号の説明】
10 放射線画像表示装置(放射線画像表示手段) 20 位置合わせ状態表示手段 21 信号処理手段 31 第1の蓄積性蛍光体シート 1b 第1の放射線画像の下端縁 32 第2の蓄積性蛍光体シート 32a 第2の蓄積性蛍光体シートの重複部分側端縁 2a 第2の放射線画像の上端縁 P1 第1の放射線画像 P2 第2の放射線画像 P 元の放射線画像および位置合わせされた放射線画
像 S1 第1の放射線画像データ S2 第2の放射線画像データ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部分同士が重複した複数の
    画像中の、前記重複した部分に対応する各重複領域の画
    像を一致させるようにこれら複数の画像を位置合わせし
    て得られた画像について、前記位置合わせの状態を可視
    的に表示することを特徴とする画像の表示方法。
  2. 【請求項2】 前記位置合わせして得られた画像を、該
    得られた画像を構成する前記複数の画像がそれぞれ互い
    に異なる色となるように、可視的に表示することによ
    り、前記位置合わせの状態を表示することを特徴とする
    請求項1記載の画像の表示方法。
  3. 【請求項3】 前記位置合わせして得られた画像中の前
    記重複領域を、該得られた画像を構成する前記複数の画
    像間で減算して可視的に表示することにより、前記位置
    合わせの状態を表示することを特徴とする請求項1記載
    の画像の表示方法。
  4. 【請求項4】 前記位置合わせして得られた画像中の前
    記重複領域を、該得られた画像を構成する前記複数の画
    像間で加算して可視的に表示することにより、前記位置
    合わせの状態を表示することを特徴とする請求項1記載
    の画像の表示方法。
  5. 【請求項5】 前記画像が放射線画像であることを特徴
    とする請求項1から4のうちいずれか1項に記載の画像
    の表示方法。
  6. 【請求項6】 前記複数の放射線画像が、少なくとも一
    部分同士が重複して配設された複数の蓄積性蛍光体シー
    トに亘って、被写体の1つの放射線画像が記録され、こ
    れら複数の各蓄積性蛍光体シートから各別に読み取って
    得られた複数の放射線画像であることを特徴とする請求
    項5記載の画像の表示方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも一部分同士が重複した複数の
    画像中の、前記重複した部分に対応する各重複領域につ
    いての位置合わせの状態を可視的に表示し、該表示され
    た位置合わせの状態に応じて、これら複数の画像を位置
    合わせすることを特徴とする画像の位置合わせ方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の画像をそれぞれ互いに異なる
    色で可視的に表示することにより、前記位置合わせの状
    態を表示し、前記重複領域に色ずれが生じないように、
    前記複数の画像を位置合わせすることを特徴とする請求
    項7記載の画像の位置合わせ方法。
  9. 【請求項9】 前記複数の画像が互いに重複する領域に
    ついて、該画像間で減算して可視的に表示することによ
    り、前記位置合わせの状態を表示し、前記重複領域の濃
    度が略一様となるように、前記複数の画像を位置合わせ
    することを特徴とする請求項7記載の画像の位置合わせ
    方法。
  10. 【請求項10】 前記複数の画像が互いに重複する領域
    について、該画像間で加算して可視的に表示することに
    より、前記位置合わせの状態を表示し、前記重複領域の
    画像が略一致するように、前記複数の画像を位置合わせ
    することを特徴とする請求項7記載の画像の位置合わせ
    方法。
  11. 【請求項11】 前記画像が放射線画像であることを特
    徴とする請求項7から10のうちいずれか1項に記載の
    画像の位置合わせ方法。
  12. 【請求項12】 前記複数の放射線画像が、少なくとも
    一部分同士が重複して配設された複数の蓄積性蛍光体シ
    ートに亘って、被写体の1つの放射線画像が記録され、
    これら複数の各蓄積性蛍光体シートから各別に読み取っ
    て得られた複数の放射線画像であることを特徴とする請
    求項11記載の線画像の位置合わせ方法。
  13. 【請求項13】 少なくとも一部分同士が重複した複数
    の画像中の、前記重複した部分に対応する各重複領域の
    画像を一致させるように、これら複数の画像を位置合わ
    せして得られた画像を表示する画像表示装置において、 前記位置合わせして得られた画像の位置合わせ状態を可
    視的に表示する位置合わせ状態表示手段を備えたことを
    特徴とする画像の表示装置。
  14. 【請求項14】 前記位置合わせ状態表示手段が、 前記位置合わせして得られた画像を構成する複数の画像
    をそれぞれ互いに異なる色で可視的に表示するように、
    該複数の各画像にそれぞれ異なる色信号を割り付ける信
    号処理手段であることを特徴とする請求項13記載の画
    像の表示装置。
  15. 【請求項15】 前記位置合わせ状態表示手段が、 前記位置合わせして得られた画像中の前記重複領域を、
    該得られた画像を構成する前記複数の画像間で減算して
    可視的に表示する信号処理手段であることを特徴とする
    請求項13記載の画像の表示装置。
  16. 【請求項16】 前記位置合わせ状態表示手段が、 前記位置合わせして得られた画像中の前記重複領域を、
    該得られた画像を構成する前記複数の画像間で加算して
    可視的に表示する信号処理手段であることを特徴とする
    請求項13記載の画像の表示装置。
  17. 【請求項17】 前記複数の画像が放射線画像であるこ
    とを特徴とする請求項13から16のうちいずれか1項
    に記載の画像の表示装置。
  18. 【請求項18】 前記複数の画像が、少なくとも一部分
    同士が重複して配設された複数の蓄積性蛍光体シートに
    亘って、被写体の1つの放射線画像が記録され、これら
    複数の各蓄積性蛍光体シートから各別に読み取って得ら
    れた複数の放射線画像であることを特徴とする請求項1
    7記載の画像の表示装置。
  19. 【請求項19】 少なくとも一部分同士が重複した複数
    の画像中の、前記重複した部分に対応する各重複領域の
    画像を一致させるように、これら複数の画像を位置合わ
    せし、この位置合わせして得られた画像を表示する表示
    手段を備えた画像位置合わせ装置において、 前記位置合わせして得られた画像の位置合わせ状態を可
    視的に表示する位置合わせ状態表示手段と、 前記各画像を前記表示手段の表示面上で移動させる移動
    手段とを備えたことを特徴とする画像の位置合わせ装
    置。
  20. 【請求項20】 前記位置合わせ状態表示手段が、 前記位置合わせして得られた画像を構成する複数の画像
    をそれぞれ互いに異なる色で可視的に表示するように、
    該複数の各画像にそれぞれ異なる色信号を割り付ける信
    号処理手段であることを特徴とする請求項19記載の画
    像の位置合わせ装置。
  21. 【請求項21】 前記位置合わせ状態表示手段が、 前記位置合わせして得られた画像中の前記重複領域を、
    該得られた画像を構成する前記複数の画像間で減算して
    可視的に表示する信号処理手段であることを特徴とする
    請求項20記載の画像の位置合わせ装置。
  22. 【請求項22】 前記位置合わせ状態表示手段が、 前記位置合わせして得られた画像中の前記重複領域を、
    該得られた画像を構成する前記複数の画像間で加算して
    可視的に表示する信号処理手段であることを特徴とする
    請求項20記載の画像の位置合わせ装置。
  23. 【請求項23】 前記画像が放射線画像であることを特
    徴とする請求項19から22のうちいずれか1項に記載
    の画像の位置合わせ装置。
  24. 【請求項24】 前記複数の放射線画像が、少なくとも
    一部分同士が重複して配設された複数の蓄積性蛍光体シ
    ートに亘って、被写体の1つの放射線画像が記録され、
    これら複数の各蓄積性蛍光体シートから各別に読み取っ
    て得られた複数の放射線画像であることを特徴とする請
    求項23記載の画像の位置合わせ装置。
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