JP2636442B2 - トリミングプリント作成システム - Google Patents

トリミングプリント作成システム

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JP2636442B2 JP1292841A JP29284189A JP2636442B2 JP 2636442 B2 JP2636442 B2 JP 2636442B2 JP 1292841 A JP1292841 A JP 1292841A JP 29284189 A JP29284189 A JP 29284189A JP 2636442 B2 JP2636442 B2 JP 2636442B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トリミングプリント作成システムに関し、
更に詳しくは写真撮影時に指定したトリミングの状態を
確認することができるように改良したトリミングプリン
ト作成システムに関するものである。
〔従来の技術〕
写真撮影時にトリミング情報を写真フイルムに記録
し、写真プリント時にトリミング情報を読み取って自動
的にトリミングプリントを行うトリミングプリント方法
が知られている(例えば特開昭54−26721号公報,特開
昭63−285530号公報)。更に、トリミング枠の形態を表
す情報を写真フイルムに記録しておき、写真プリント時
にこの情報を検知したときに、指定されたトリミング枠
を有するトリミングプリントを行うようにした写真プリ
ント方法も提案されている(特開昭63−285529号公
報)。
また、プリント位置にセットされたコマをテレビカメ
ラで撮像してモニタに表示するとともに、モニタ上にト
リミング線を表示するトリミング写真プリンタも知られ
ている。この写真プリンタでは、キーボードを操作して
指定された焼付倍率を入力すると、これに応じてトリミ
ング線の表示位置が移動してトリミング範囲が修正され
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述した従来のトリミングプリントでは、写真カメラ
のファインダを覗きながらトリミング範囲を指定してい
るが、ファインダ像が小さくて観察しにくいこと、シャ
ッタチャンスの関係で指定時間が制約されること等によ
り、写真撮影時に指定されたトリミングは必ずしも好ま
しい構図になっていない。例えば、トリミングされる像
の一部が欠けた構図,左右が非対称の構図,無意味な背
景例えば地面の占める割合が大きな構図となっているこ
とが多い。このような場合でも、指定された構図でトリ
ミングプリントを自動的に行うために、不適正なトリミ
ングプリント写真が作成されることになる。
本発明の目的は、写真撮影時に指定したトリミング状
態を確認し、必要により修正を行ってより好ましい構図
のトリミングプリント写真を作成することができるよう
にしたトリミングプリント作成システムを提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、トリミング情
報記録手段を有し撮影者が指定したトリミング情報を写
真フイルムに記録する撮影系と、写真撮影時に写真フイ
ルムに記録したトリミング情報を読み取る手段と、プリ
ントすべきコマのトリミング情報に応じてプリント系を
トリミングプリント状態にセットする手段と、プリント
すべきコマを撮像して前記トリミング情報に基づきその
トリミング状態を表示するモニタ系と、モニタ系を観察
しながらトリミング状態を修正する手段とからしたもの
である。
〔作用〕
写真撮影時にトリミング情報記録手段を有するカメラ
により、撮影者が指定したトリミング情報が写真フイル
ムに記録される。写真プリント時には、写真フイルムに
記録されたトリミング情報が読み取られ、このトリミン
グ情報に応じてプリント系が指定されたトリミングプリ
ント状態にセットされる。このプリント系のセットは、
プリントが開始されるまでの間であればいつでもよい。
また、トリミングプリント状態にセットする場合に、ト
リミング範囲の中心がコマの中心と一致している場合
に、ズームレンズの焦点距離を変換したり、あるいは複
数のレンズを取り付けたレンズターレットを回転させて
レンズ切換えを行う。また、一致していない場合には、
トリミング範囲の中心を焼付光軸に一致させることが必
要となる。
写真撮影時に指定されたトリミング状態は、モニタに
表示されるから、これを観察してトリミングが適正かど
うかを判定し、もし不適正の場合にはトリミング状態を
修正し、この修正後にトリミングプリントを行う。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に
説明する。
第1図はトリミング写真プリンタを示すものである。
光源10から放出された白色光は、シアンフイルタ11,マ
ゼンタフイルタ12,イエローフイルタ13を通ってからミ
キシングボックス14に入る。これらの色補正フイルタ11
〜13は、フイルタ調節部15によって光路への挿入量が調
節され、そにより焼付光の三色成分及びその強度が調節
される。前記ミキシングボックス14は、内面がミラー面
となった角筒の両端部に拡散板をそれぞれ取り付けた構
造をしている。
前記ミキシングボックス14に近接して、フイルムキャ
リア17が設けられている。このフイルムキャリア17に
は、写真フイルム18が摺動自在にセットされるベースプ
レート19と、写真プリント時に写真フイルム18を押え付
けるフイルムマスク20とが設けられている。また、フイ
ルムキャリア17の左右には、複数の送りローラ対21と、
これを駆動するためのモータ22とが設けられており、写
真フイルム18をコマ送りしたり、あるいはトリミング時
にコマの横方向(紙面と平行な方向)の位置を調節す
る。また、トリミング時にコマの縦方向(紙面と垂直な
方向)の位置の調節は、モータ23によってフイルムキャ
リア17を縦方向に移動して行う。
前記フイルムキャリア17には、バーコードリーダー25
が配置されており、フイルムマスク20が位置しているプ
リント位置へトリミングプリントすべきコマが送られる
際に、これに対して記録されたトリミング情報を読み取
り、これをデコーダ26に送る。このデコード26でデコー
ドされたトリミング情報は、演算部27とコントローラ28
とに送られる。
プリント位置の上方に、ハーフミラー30が配置されて
おり、写真フイルム18を透過した光の一部をレンズ31に
向けて反射する。なお、ハーフミラー30の代わりに全反
射ミラーを用い、モニタ時に光路に挿入し、そしてプリ
ント時に光路から退避させてもよい。レンズ31の背後に
ハーフミラー32が配置されており、ここで反射された光
がモニタ用カラーイメージセンサー33に入射し、そして
透過した光が測光用カラーイメージセンサー34に入射す
る。これらのカラーイメージセンサー33,34は、プリン
トすべきコマの像を撮像してビデオ信号をそれぞれ出力
する。
前記モニタ用カラーイメージセンサー33から出力され
たビデオ信号はモニタ系35に送られる。このモニタ系35
は、仕上がりプリント写真をシミュレートしたポジのカ
ラー画像と、トリミング範囲を表すトリミング線とを表
示する。このトリミング線の位置は、マウス(デジタル
位置検出器)36を操作することにより変更され、それに
よりトリミング範囲の位置及びサイズが修正される。
前記測光用カラーイメージセンサー34は、プリントす
べきコマを分割測光するためのものであり、例えば14×
10の測定点で三色光を測光する。この測光用カラーイメ
ージセンサー34から出力されたビデオ信号は、信号処理
回路37に送られ、ここで対数変換及びデジタル変換され
る。この対数変換により、ビデオ信号が透過濃度に対応
した信号(以下、これを濃度信号という)に変換され、
そして演算部27に送られる。この演算部27は、各測定点
の三色濃度を用いて、赤色,緑色,青色について焼付露
光量をそれぞれ算出し、そしてデコーダ26から送られた
トリミングサイズの信号によって各色の焼付露光量を修
正する。また、演算部27には、キーボード38で入力され
た色補正と濃度補正のデータがコントローラ28を介して
入力され、これらの補正データに応じて三色の焼付露光
量が補正演算する。
ハーフミラー30の上方にはズームレンズ40が焼付レン
ズとして配置されており、トリミング情報に応じて回転
するモータ41で焦点距離が変換される。このズームレン
ズ40は、ペーパーマスクターレット42の背後に配置され
たカラーペーパー43に、コマのトリミング範囲を拡大投
影する。このペーパーマスクターレット42は、矩形,菱
形,ハート形等の画面枠を記録するために、複数の開口
42a,42bが形成されており、モータ44で回転していずれ
か1つの開口を露光位置にセットする。なお、ペーパー
マスクターレット42の代わりに液晶パネルを用い、枠の
部分を不透明状態にしてもよい。
ズームレンズ40とカラーペーパー43との間には、シャ
ッタ駆動部45で開閉が制御されるシャッタ46が配置され
ている。このカラーペーパー43は、送りローラ対47でニ
ップされており、これに連結されたモータ48が回転した
ときにコマ送りが行われる。
ROM50のエリア50aには、トリミングサイズに対するズ
ームレンズ40の焦点距離(正確にはモータ41の回転位
置)が記憶され、エリア50bにはトリミング範囲の中心
位置に対するフイルムキャリア17の移動位置及びコマの
セット位置とが記憶されている。更に、エリア50cには
トリミング枠の形態とペーパーマスクターレット42の回
転位置との関係が記憶されている。エリア50dには、プ
リント手順等のプログラムが記憶されている。なお、符
号51はRAMであり、また符号52〜56はドライバである。
第2図はモニタ系の一例を示すものである。画像処理
部60は、ネガ・ポジ反転,色補正,諧調補正を施してカ
ラーペーパー43の特性をシミュレートするものであり、
これによりカラーモニタ61の表示面61aにはカラーペー
パー43に記録されるべきカラー画像と同じ色及び濃度を
持ったカラーポジ像が表示される。
モニタ用カラーイメージセンサー33から出力された同
期信号は、カラーモニタ61と読出し回路62に送られる。
この読出し回路62は、同期信号からアドレス信号を作成
し、セレクタ63を介してメモリ64に送り、これに記憶さ
れたトリミング線のデータを読み出す。このトリミング
線データは、D/A変換器65によってアナログ信号に変換
されてから加算器66に送られ、画像処理されたビデオ信
号に加算されて、コマの画像とトリミング線との画像合
成が行われる。カラーモニタ61の表示面61aには、第3A
図に示すように、コマのカラーポジ像70と、縦のトリミ
ング71a,71bと、横のトリミング線72a,72bとが表示され
る。これらのトリミング線71a,71b,72a,72bとで囲まれ
た部分がトリミング範囲であり、この範囲内にある画像
がカラーペーパー43にプリントされる。
前記トリミング範囲は、写真撮影時に指定されるが、
必ずしも適正な状態となっていない。このような場合
に、オペレータはカラーモニタ61を観察しながら、マウ
ス36を操作してトリミング71a,71b,72a,72bをシフトさ
せ、トリミング範囲の位置,サイズを修正する。第3B図
はトリミングの修正状態を示すものであり、第3A図のト
リミング線と区別するために、その数字にダッシュを付
してある。このトリミングの修正時には、セレクタ63が
書込み回路67に接続され、そして書込み回路67でメモリ
64のアドレスを指定し、これにトリミング線データを書
き込む。
第4図は現像済み写真フイルムの一部を示すものであ
る。この写真フイルム18には、コマ18a,18bが記録され
ており、トリミングプリントすべきコマに対しては、こ
れに近接してトリミング情報75がバーコードの形態で記
録されている。このトリミング情報75は、点線で表した
トリミング範囲76のサイズを表すデータ77と、中心位置
の座標を表すデータ78と、トリミング枠の形状を表すデ
ータ79とから構成されている。なお、このトリミング情
報にトリミングなしの状態を表すコードを含めれば、全
てのコマに対してトリミング情報が記録されることにな
る。
第5図はトリミングプリント写真を示すものである。
写真撮影時に記録したトリミング情報75でプリント系を
制御して、コマ18aをプリントすると、トリミングプリ
ント写真82が作成される。同様に、トリミングプリント
写真83は、コマ18bから作成される。なお、データ79が
菱形を表すコードの場合に、トリミングプリント写真84
は第5C図に示すように菱形の枠85の中に画像が嵌め込ま
れる。
次に、上記実施例の作用について第6図を参照して説
明する。写真フイルム18には、カメラ内に設けたトリミ
ング情報記録装置により、トリミングすべきコマに対し
てトリミング情報75が記録されている。この写真フイル
ム18は、現像後にフイルムキャリア17にセットされる。
キーボード38を操作してフイルム送りを指示すれば、コ
ントローラ28がドライバ52を介してモータ22を駆動す
る。このモータ22は、送りローラ対21を回転させるか
ら、写真フイルム18が矢線方向に送られる。このフイル
ム送り中に、周知のエッジ検出センサーがコマのエッジ
を検出し、このエッジの移動量を測定することにより、
コマをプリント位置にセットする。このコマがプリント
位置に向かって移送される際に、バーコードリーダー25
がバーコードで表したトリミング情報75を読み取り、得
られた読み取り信号をデコーダ26に送る。デコーダ26
は、バーコードをデコードして、トリミング情報を演算
部27とコントローラ28とに送る。このコントローラ28
は、トリミング情報をRAM51に書き込み、その後このト
リミング情報からトリミング線データを作成し、書込み
回路67で指定したメモリ64のアドレスにトリミング線デ
ータを書き込む。
第1番目のコマ例えばコマ18aがプリント位置にセッ
トされると、このコマ18aの測光が開始される。この測
光時には、フイルタ調節部15によって色補正フイルタ11
〜13が測光位置にセットされ、そしてこれらを透過した
光源10からの光がミキシングボックス14に入射し、この
中で充分に拡散される。このミキシングボックス14から
射出した光は、コマ18aを透過した後に、ハーフミラー3
0で横方向に反射されてレンズ31に入射する。このレン
ズ31は、ハーフミラー32を介してコマ18aの像をモニタ
用カラーイメーシセンサー33と測光用カラーイメージセ
ンサー34に結像させる。
前記測光用カラーイメージセンサー34は、コマ18aを
スキャニングして、各点の透過光の三色成分を測定す
る。この各色の測光値は信号処理回路37で濃度に変換さ
れてから演算部27に送られる。演算部27は、各測定点の
濃度から、平均濃度,最大濃度,最低濃度等を抽出し、
これらを周知の露光量演算式に代入して、焼付露光量を
色ごとに算出する。また、演算部27は、デコーダ26から
送られたトリミングサイズの信号からプリント倍率を求
め、このプリント倍率に応じて各色の焼付露光量を修正
し、これをコントローラ28に送る。このコントローラ28
は、フイルタ調節部15を介して、焼付露光量に応じて色
補正フイルタ11〜13のセット位置を調整する。
他方、モニタ用カラーイメージセンサー33は、コマ18
aを撮像してビデオ信号を出力する。このビデオ信号は
画像処理回路60に送られ、ここでカラーペーパー43の特
性をシミュレートしてから、加算器66に送られる。読出
し回路62は、モニタ用カラーイメージセンサー33の同期
信号でアドレス信号を発生し、メモリ64に記憶されたト
リミング線データを読み出す。この読み出したトリミン
グ線データは、D/A変換器65でアナログ信号に変換され
てから、加算器66に送られて画像合成される。この合成
されたビデオ信号は、カラーモニタ61に送られ、第3A図
に示すようにトリミング線を有するカラーポジ像70が表
示される。
カラーモニタ61を観察して、撮像時に指定したトリミ
ングが適正かどうかを判定する。もし、不適正の場合に
は、マウス36を操作してトリミング範囲の位置及びサイ
ズを指定する。このトリミング状態の修正が行われる
と、コントローラ28はRAM51に書き込んだトリミング情
報(位置,サイズ,枠の形態)を修正する。また、コン
トローラ28は、セレクタ63を書込み回路67側に切り換え
てから、修正済みのトリミング情報に応じてトリミング
線データをメモリ64に書き込む。メモリ64のトリミング
線データが修正されると、第3B図に示すように、トリミ
ング線の位置がシフトして、修正されたトリミング範囲
がカラーモニタ61に表示される。
トリミング状態が適正な場合には、仕上がりが良好か
どうかについて判定し、もし不適正な場合には、キーボ
ード38の濃度補正キー又はカラー補正キーを操作して補
正データを入力する。この補正データは、コントローラ
28を介して演算部27に送られ、各色の焼付露光量が操作
した補正キーのステップ数に応じて補正される。このよ
うに焼付露光量が補正されると、色補正フイルタ11〜13
のセット位置が変更され、それよりカラーモニタ61に表
示されたカラーポジ画像70の色及び濃度が修正される。
仕上がりが良好な場合には、キーボード38を操作して
プリント開始を指示すれば、コントローラ28はトリミン
グ情報75に応じてプリント系を調節する。すなわち、RA
M51に書き込んだトリミングサイズの情報を読み出し、
次にROM50のエリア50aを参照してズームレンズ40の焦点
距離を決定する。コントローラ28は、モータ41を回転さ
せてズームレンズ40の焦点距離を交換して、トリミング
サイズに応じたプリント倍率に調節する。また、RAM51
からトリミング範囲の中心位置の情報を読み出し、ROM5
0のエリア50bに記憶されたデータを参照してフイルムキ
ャリア17の移動位置を決定する。コントローラ28は、モ
ータ23を駆動してフイルムキャリア17を紙面と直交する
方向に移動させ、またモータ22を回転させてコマ18aの
セット位置を調節する。これにより、トリミング範囲76
の中心がズームレンズ40の光軸Lに一致する。更に、RA
M51に記憶されたトリミング枠の情報を読み出し、ROM50
のエリア50cの情報を参照してモータ44を回転させる。
これにより、ペーパーマスクターレット42が回転し、所
望の形状を持った開口を露光位置にセットする。
プリント系の調節後に、コントローラ28は、シャッタ
駆動部45を介してシャッタ46を光路から退避させ、コマ
18aの像をカラーペーパー43にプリントする。以下、同
様にして各コマがトリミングプリントされる。
前記実施例では、トリミング線でトリミング範囲を表
示しているが、このトリミング線の代わりにカラーモニ
タ61の表示面61aの縁を利用してもよい。第7図〜第9
図はこの実施例を示すものである。この実施例では、ズ
ームレンズ90が用いられ、トリミング範囲のサイズに応
じて焦点距離が変換される。これにより、トリミングサ
イズが狭い場合には、大きなサイズのカラーポジ画像91
が表示面61aに表示され、そしてトリミングサイズが広
い場合には第8B図に示すように、小さなカラーポジ画像
92が表示される。
トリミングプリントに際しては、第9図に示す手順で
行われる。この図から明らかなように、フイルタ調節後
に、トリミング情報に応じてトリミング中心の位置合わ
せと、モニタ系のズームレンズ90の焦点距離の変換とが
行われる。そして、トリミング位置の修正が必要な場合
は、フイルムキャリアとコマのセット位置とを変更し、
またトリミングサイズについてはズームレンズ90の焦点
距離の切換えを行う。プリントが指示された場合には、
指定又は修正されたトリミング情報に応じてズームレン
ズ40の焦点距離の変換と、ペーパマスクの切換えが行わ
れ、その直後にシャッタ46が作動してプリントが行われ
る。
また、モニタ系を観察しながらトリミング状態を修正
する手段は、デコーダ26でデコードされたトリミング情
報を修正し、この修正トリミング情報により再度プリン
ト系をトリミング状態にセットし直すことも含むもので
ある。更に、マウスの他に、ライトペン,カーソル,タ
ッチパネルセンサー等を用いてトリミング範囲を変更し
てもよい。更にまた、トリミング範囲を二次元的に修正
する他に、コマのセット位置を変えることで、コマの横
方向の位置のみを修正可能としてもよい。さらに、フイ
ルムキャリアを手動で二次元的に移動し、モニタ上で適
正なトリミングとなるように、トリミング中心の位置合
わせを行ってもよい。また、ズームレンズの代わりに、
焦点距離が異なった複数のレンズを固定したレンズター
レットを用いてもよい。更に、覆い焼の情報を記録媒体
に記録しておき、これを読み取って覆い焼を行ってもよ
い。
〔発明の効果〕
上記構成を有する本発明は、撮影者が指定したトリミ
ング情報を写真フイルムに記録する撮影系と、写真撮影
時に写真フイルムに記録したトリミング情報を読み取る
手段と、プリントすべきコマのトリミング情報に応じて
プリント系をトリミングプリント状態にセットする手段
と、プリントすべきコマを撮像してトリミング情報に基
づきそのトリミング状態を表示するモニタ系と、このモ
ニタ系を観察しながらトリミング状態を修正する手段と
を備えたから、予め写真撮影時に写真フイルムに記録し
たトリミング情報に基づき表示されるトリミング領域を
観察して、トリミング領域を修正することができるよう
になる。これにより、撮影者の意図に沿ったトリミング
を撮影者から説明を受けることなく、トリミング情報に
基づくトリミング状態の表示から容易に把握することが
できる。しかも、撮影の際にトリミング情報を記録する
ので、写真フイルムを現像処理した後に画像をモニター
に表示してトリミング情報を決定すものと異なり、迅速
なトリミングの指定が可能になる。
また、撮影者の意図に沿ったトリミング状態に基づき
トリミングを修正するから、撮影者の意図に沿ったトリ
ミング写真を簡単に作成することができる。しかも従来
のようにトリミング情報に基づきそのままトリミングす
るものと異なり、トリミングの失敗を未然に防止するこ
とができる。したがって、より好ましい構図のトリミン
グプリントを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のトリミングプリント作成システムの一
例を示す概略図である。 第2図は第1図に示すモニタ系のブロック図である。 第3A図及び第3B図はカラーモニタの表示例をそれぞれ示
す説明図である。 第4図はトリミング情報を記録した写真フイルムの説明
図である。 第5A図〜第5C図はトリミングプリント写真をそれぞれ示
す平面図である。 第6図はトリミングプリントの手順を示すフローチャー
トである。 第7図はモニタ系の別の実施例を示すブロック図であ
る。 第8A図及び第8B図は、第7図に示すモニタ系で表示され
るモニタ像をそれぞれ示す説明図である。 第9図は第7図のモニタ系を有するトリミング写真プリ
ンタを用いたトリミングプリントを示すフローチャート
である。 17……フイルムキャリア 18……写真フイルム 25……バーコードリーダー 33……モニタ用カラーイメージセンサー 34……測光用カラーイメージセンサー 40……ズームレンズ 42……ペーパーマスクターレット 61……カラーモニタ 71a,71b,72a,72b……トリミング線 75……トリミング情報 76……トリミング範囲 82〜84……トリミングプリント写真 90……ズームレンズ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トリミング情報記録手段を有し、撮影者が
    指定したトリミング情報を写真フイルムに記録する撮影
    系と、 写真撮影時に写真フイルムに記録したトリミング情報を
    読み取る手段と、 プリントすべきコマのトリミング情報に応じてプリント
    系をトリミングプリント状態にセットする手段と、 プリントすべきコマを撮像して前記トリミング情報に基
    づきそのトリミング状態を表示するモニタ系と、 このモニタ系を観察しながらトリミング状態を修正する
    手段とからなることを特徴とするトリミングプリント作
    成システム。
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