JP3495826B2 - ファイリング・システムおよび再生装置 - Google Patents

ファイリング・システムおよび再生装置

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JP3495826B2
JP3495826B2 JP23787695A JP23787695A JP3495826B2 JP 3495826 B2 JP3495826 B2 JP 3495826B2 JP 23787695 A JP23787695 A JP 23787695A JP 23787695 A JP23787695 A JP 23787695A JP 3495826 B2 JP3495826 B2 JP 3495826B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/52Details

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,写真フイルム,印刷物,メモ
リ・カード等の入力媒体から得られるディジタル画像デ
ータをフロッピー・ディスク,光ディスク等の出力記録
媒体に記録するファイリング・システム,およびこのフ
ァイリング・システムによって作成される記録媒体に記
録されているディジタル画像データによって表わされる
画像を表示する再生装置に関する。
【0002】
【背景技術】コンピュータおよびその利用機器が普及す
るにつれて様々な情報がディジタル化され,各種の記録
媒体に記録されて保存されるようになりつつある。画像
情報もその例に洩れない。写真フイルム,写真,印刷物
等に現われている画像をスキャナによって読取り,ディ
ジタル画像データに変換し,そしてフロッピー・ディス
ク,光ディスク等の記録媒体に記録するシステムが考え
られている。
【0003】一方,コンピュータ利用機器での取扱いを
考慮した新しいタイプの写真フイルムも検討されてい
る。この写真フイルムはフイルムの両側にそってデータ
を磁気的に記録できる情報記録部が設けられているもの
である。この情報記録部には写真撮影に関するフイルム
およびフレーム(駒)の情報が記録される。
【0004】情報記録部を活用する一つの形態に擬似ア
スペクト比撮影(擬似パノラマ撮影など)等がある。た
とえば,擬似パノラマ撮影ではカメラのビューファイン
ダの視野はパノラマ撮影のアスペクト比に設定される
が,新写真フイルムの画像記録部は規格通りの(ハイビ
ジョン・タイプの)アスペクト比で露光される。パノラ
マ撮影である旨を示すデータが新写真フイルムの情報記
録部に記録される。
【0005】したがって,この新写真フイルムを用いて
(当然その現像後に)写真をプリントするときには,焼
付装置が情報記録部のデータを読取り,擬似パノラマ撮
影であることを認識すると,パノラマのアスペクト比で
(新写真フイルムの画像記録部の上,下部分を細長くマ
スクして)印画紙にプリントする。
【0006】後日,アスペクト比を変更したい場合があ
る。撮影時の意図が充分に反映されていない写真がとれ
てしまった場合,意図を変更する必要が生じた場合等で
ある。たとえば,パノラマ撮影した場合に,出来上った
写真を見るとマスクされた上,下の部分も必要であると
分るときがある。新写真フイルムではフイルムの画像記
録部の全領域に画像が映っているのであるからこれを利
用できることが望ましい。
【0007】
【発明の開示】この発明は上記の新写真フイルムに映っ
ている画像および情報記録部に記録されている情報を,
充分に活用することのできる形でディジタイズして記録
媒体に記録するシステムおよび記録媒体から画像を再生
する装置を提供するものである。
【0008】この発明はまた,新写真フイルムのみなら
ず,従来のフイルム,写真,または印刷物等に現われて
いる画像にも対処できるファイリング・システムおよび
再生装置を提供するものである。
【0009】この発明はさらに,上記のシステムや装置
において画像のアスペクト比に関する情報を任意に変更
できるようにすることを目的とする。
【0010】第1の観点から規定されるこの発明による
ファイリング・システムは特に新写真フイルムに適用さ
れるものである。
【0011】このファイリング・システムは,少なくと
も駒に関する情報記録部を備えた現像後のフイルムから
そこに現われている駒の画像を読取り,その画像を表わ
す原ディジタル画像データを生成するとともに,上記情
報記録部に記録された情報を表わすデータを読取るフイ
ルム読取手段,上記フイルム読取手段から得られる原デ
ィジタル画像データおよび情報を表わすデータに基づい
て,原画像の大きさを表わすデータおよび有効画像の大
きさを表わすデータを作成するサイズ・データ作成手
段,上記フイルム読取手段から得られる原ディジタル画
像データおよび情報を表わすデータ,ならびに上記サイ
ズ・データ作成手段が作成した原画像の大きさを表わす
データおよび有効画像の大きさを表わすデータを相互に
関連づけて可搬型記録媒体に記録する記録手段,ならび
に入力されるアスペクト変更指令に応答して,上記記録
媒体に記録されている有効画像の大きさを表わすデータ
を,指令された有効画像の大きさを表わす新データによ
って書換えるアスペクト変更手段を備えているものであ
る。
【0012】新写真フイルムに現われている画像と情報
記録部に記録されているアスペクト比に関する情報を含
む情報とが読取られる。アスペクト比に関する情報は有
効画像の大きさを表わすデータとして,画像を表わすデ
ィジタル画像データとともにかつそれと関連付けられて
フロッピー・ディスク,光ディスク等の記録媒体に記録
される。有効画像の大きさを表わすデータはオペレータ
またはユーザが任意に変更することができる。
【0013】この記録媒体に記録された画像データは,
その画像データによって表わされる画像を表示装置に表
示して鑑賞したり,写真プリンタを用いて画像データに
よって表わされる画像をプリントして写真を作成したり
するのに活用できる。アスペクト比に関係する情報を表
わす有効画像の大きさを表わすデータに基づいて表示ま
たはプリントする画像のアスペクト比を定めることがで
きる。アスペクト比を変える必要があるとき,または変
えたいときには,記録媒体に記録されている有効画像の
大きさに関するデータを書換えることによりこれを達成
できる。
【0014】この発明によるファイリング・システムで
は新フイルムのみならず,従来のフイルム,画像その他
の可視情報が表わされた印刷物,画像データが記憶され
たメモリ・カード等を画像の入力媒体とすることもでき
る。
【0015】より広範囲の入力媒体に適用可能なこの発
明によるファイリング・システムは,入力媒体に表わさ
れている画像を読取り,その画像を表わす原ディジタル
画像データを生成する画像読取手段,少なくとも上記画
像読取手段から得られる原ディジタル画像データを用い
て,原画像の大きさを表わすデータおよび有効画像の大
きさを表わすデータを作成するサイズ・データ作成手
段,上記画像読取手段から得られる原ディジタル画像デ
ータ,ならびに上記サイズ・データ作成手段が作成した
原画像の大きさを表わすデータおよび有効画像の大きさ
を表わすデータを相互に関連づけて可搬型記録媒体に記
録する記録手段,ならびに入力されるアスペクト変更指
令に応答して,上記記録媒体に記録されている有効画像
の大きさを表わすデータを,指令された有効画像の大き
さを表わす新データによって書換えるアスペクト変更手
段を備えているものである。
【0016】入力媒体が新写真フイルムであればその情
報記録部から読取った情報に基づいて有効画像の大きさ
に関するデータを作成することができる。入力媒体に有
効画像の大きさに関するデータ(画像のアスペクト比に
関するデータ)が存在しない場合には,有効画像の大き
さに関するデータをオペレータまたはユーザが入力して
もよいし,原画像の大きさを表わすデータと同じに設定
してもよい。
【0017】このようにして,記録媒体に記録された画
像データを画像の表示やプリントに活用するときに,そ
の画像のアスペクト比を定めるために有効画像の大きさ
に関するデータを利用できるし,必要に応じて有効画像
の大きさに関するデータを変更することができる。
【0018】この発明はまた,記録媒体に記録された画
像データに基づいて画像を再生する再生装置を提供して
いる。この再生装置は上述したファイリング・システム
の一部として実現することもできるし,独立した一個の
装置として具現化することもできる。
【0019】この再生装置は,ディジタル画像データお
よび有効画像の大きさを表わすデータを相互に関連づけ
て記憶した記録媒体からディジタル画像データを読取
り,この読取ったディジタル画像データを表わす画像を
表示する表示手段,ならびに入力されるアスペクト変更
指令に応答して,上記記録媒体に記録されている有効画
像の大きさを表わすデータを,指令された有効画像の大
きさを表わす新データによって書換えるアスペクト変更
手段を備えているものである。
【0020】記録媒体に記録された画像データによって
表わされる画像(必要に応じて有効画像の大きさを表わ
すデータによって定められるアスペクト比をもつ画像)
を表示しながら,または表示しないで,アスペクト比に
関する有効画像の大きさを表わすデータを記録媒体上で
書換えることができる。
【0021】 第2の観点から規定されるこの発明によ
るファイリング・システムは,少なくとも駒に関する情
報記録部を備えた現像後のフイルムからそこに現われて
いる駒の画像を読取り,その画像を表わす原ディジタル
画像データを生成するとともに,上記情報記録部に記録
された情報を表わすデータを読取るフイルム読取手段,
上記フイルム読取手段から得られる原ディジタル画像デ
ータおよび情報を表わすデータに基づいて,原画像の大
きさを表わすデータおよびアスペクト比を表わすデータ
を作成するサイズ・データ作成手段,ならびに上記フイ
ルム読取手段から得られる原ディジタル画像データおよ
び情報を表わすデータ,ならびに上記サイズ・データ作
成手段が作成した原画像の大きさを表わすデータおよび
アスペクト比を表わすデータを相互に関連づけて可搬型
記録媒体に記録する記録手段を備えている。
【0022】このシステムは特に上述した新写真フイル
ムを入力媒体とするときに有効である。
【0023】 より汎用性のあるこの発明によるファイ
リング・システムは,入力媒体に表わされている画像を
読取り,その画像を表わす原ディジタル画像データを生
成する画像読取手段,少なくとも上記画像読取手段から
得られる原ディジタル画像データを用いて,原画像の大
きさを表わすデータおよび有効画像の大きさを表わすデ
ータを作成するサイズ・データ作成手段,ならびに上記
画像読取手段から得られる原ディジタル画像データ,な
らびに上記サイズ・データ作成手段が作成した原画像の
大きさを表わすデータおよびアスペクト比を表わすデー
タを相互に関連づけて可搬型記録媒体に記録する記録手
段を備えている。
【0024】このシステムは入力媒体として新写真フイ
ルムのみならず,従来のフイルム,印刷物,メモリ・カ
ードを用いることができる。
【0025】 この発明のファイリング・システムによ
ると,アスペクト比を表わすデータが画像データととも
に記録媒体に記録されているので,画像の表示,プリン
ト等において画像データを活用するときに,アスペクト
比を表わすデータを利用することができる。
【0026】 この記録媒体を用いた画像の再生に適し
たこの発明による再生装置は,ディジタル画像データお
よびアスペクト比を表わすデータを相互に関連づけて記
憶した記録媒体からデータを読出す読出手段,上記読出
手段によって読出されたディジタル画像データを,アス
ペクト比を表わすデータによって規定されるアスペクト
比をもつ画像を表わす画像データに加工する手段,なら
びに上記加工手段によって加工された画像データによっ
て表わされる画像を表示する表示手段を備えている。
【0027】この再生装置もまたファイリング・システ
ムの一部として実現してもよいし,独立した装置とする
こともできる。
【0028】 この再生装置によると,記録媒体に画像
データとともに記録されているアスペクト比を表わすデ
ータによって規定されるアスペクト比をもつ画像の再生
が可能となる。
【0029】 記録媒体に縮小画像データ(サムネイル
画像またはインデックス画像を表わすデータ)も記録さ
れているときには,縮小画像の再生においてもアスペク
ト比を表わすデータを利用してこれによって定まるアス
ペクト比をもつ縮小画像を表示することができる。
【0030】
【実施例】
(1) システム構成 図1はファイリング・システムの電気的構成を示してい
る。
【0031】このファイリング・システムは種々の場所
に設置される。たとえば,フイルム現像所(店),写真
店,デパート,コンビニエンス・ストア,その他の店舗
等である。
【0032】このファイリング・システムが取扱うメデ
ィアには大別して2種類ある。その一は,写真フイル
ム,印画紙にプリントされた写真,印刷物(ポスター,
カレンダ等の写真)などの画像を可視的に表わすもので
ある。これらを可視画像メディアという。その二は光デ
ィスク,磁気ディスク,メモリ・カード等の画像を表わ
すディジタル・データを記録(また記憶)するものであ
る。これらをディジタル・メディアという。
【0033】このファイリング・システムは大別して2
つの機能をもつ。それはファイリング処理(サービス)
とプリント処理(サービス)である。
【0034】ファイリング処理では入力メディアとして
可視画像メディアおよびメモリ・カードが用いられる。
出力メディアとして光ディスクまたは磁気ディスクが用
いられる。入力メディアとしての可視画像メディアに現
われている可視画像がスキャナによって読取られる。ス
キャナから出力される画像信号はディジタル画像データ
に変換され,必要に応じてデータ圧縮処理などが施され
たのち所定のフォーマットで出力メディアとしての光デ
ィスクまたは磁気ディスクに記録される。入力メディア
としてのメモリ・カードに記憶されている画像データは
メモリ・カード・リーダによって読出され,所定のフォ
ーマットで出力メディアとしての光ディスクまたは磁気
ディスクに記録される。入力メディアとしての可視画像
メディアに複数駒の画像がある場合には,出力メディア
に記録すべき駒の選択が必要に応じて行なわれる。入力
メディアとしてのメモリ・カードに複数駒の画像データ
が記憶されている場合にも,出力メディアに記録すべき
駒の選択が必要に応じて行なわれる。後に詳述するよう
に,出力メディアには,原画像の大きさを表わすデー
タ,有効画像の大きさを表わすデータ等が,各駒の画像
データごとに記録される。
【0035】プリント処理では入力メディアとして光デ
ィスク,磁気ディスクを含むディジタル・メディアおよ
び可視画像メディアが用いられる。出力メディアはプリ
ントされた写真である。入力メディアとしてのディジタ
ル・メディアからプリントすべき駒の画像データが読出
される。この画像データは写真プリンタに与えられ,画
像データによって表わされる画像が記録紙にプリントさ
れる。入力メディアとして写真フイルムが用いられた場
合には,このフイルム上に現われている画像(ネガまた
はポジ)が焼付装置によって印画紙上に焼付けられる。
またはフイルム上の画像がフイルム・スキャナによって
読取られる。フイルム・スキャナから出力される画像信
号が(必要に応じてディジタル画像データに変換された
のち)写真プリンタに与えられ,プリントされた写真が
得られる。入力メディアが印刷物の場合にも同じよう
に,印刷物上に表わされた画像がスキャナによって読取
られる。スキャナの出力画像信号が写真プリンタに与え
られる。
【0036】この実施例では主にファイリング処理につ
いて詳述する。
【0037】ファイリング・システムはコンピュータ・
システム10を含んでいる。コンピュータ・システム10は
コンピュータ11,操作装置12,ディスク・ドライバ13,
再生および表示制御回路14および表示装置15を備えてい
る。コンピュータ11はコンピュータ・システム10のみな
らずファイリング・システム全体の動作を制御するもの
である。コンピュータ11にはメモリ(半導体メモリ,フ
ロッピィ・ディスク,ハード・ディスク等),その他の
周辺装置が含まれる。
【0038】操作装置12はこのファイリング・システム
をオペレータまたはユーザが使用するときに各種の指
令,データ等を入力するものである。オペレータまたは
ユーザは操作装置12を用い,処理(サービス)の種類の
選択(ファイリング処理かプリント処理か),入力メデ
ィアの指定,出力メディアに記録すべきまたはプリント
すべき駒の指定,後述するアスペクト変更処理における
アスペクト変更指令の入力,駒の指定,アスペクト比を
表わすタイプまたはサイズの入力,再生処理における再
生すべき画像の指定等を行う。操作装置12は各種機能キ
ー,テンキー等を含む。これらのキーは好ましくは表示
装置15の表示面上に形成されたタッチパネル上に実現さ
れる。すなわち,表示装置15の表示面上に操作を誘導す
るガイダンス(イラスト,文などよりなる)と,タッチ
すべき一または複数の区画とが表示される。オペレータ
またはユーザが指でタッチした区画に応じた入力信号が
コンピュータ11に与えられることになる。
【0039】ディスク・ドライバ13はハード・ディス
ク,光ディスクまたは光磁気ディスクにデータを書込む
またはこれらのディスクからデータを読出すものであ
る。ディスクにはファイリング・システムを動作させる
ためのプログラムがあらかじめ記録されている。ディス
ク・ドライバ13はディスクからプログラムを読取りコン
ピュータ11に与える。ディスク・ドライバ13はまた後述
するフイルム・スキャナ21,22,23等が読取った画像デ
ータをディスクに一時記憶する。ハード・ディスクと光
ディスクとが用いられる場合には,これらの専用のディ
スク・ドライバが2台設けられることになる。
【0040】再生および表示制御回路14ならびに表示装
置15は,ファイリング・システムをオペレータまたはユ
ーザが操作するときに上述した誘導ガイダンスおよびタ
ッチ区画の表示,入力メディアから読取られた,または
出力メディアに与えるべき画像データによって表わされ
る画像の表示等に用いられる。表示装置15はCRT表示
装置,液晶表示装置等によって実現される。
【0041】ファイリング・システムにはさらに,フイ
ルム・スキャナ21,22,フラット・ベッド・スキャナ2
3,メモリ・カード・リーダ24,フロッピー・ディスク
装置25,光ディスク装置26および写真プリンタ27が設け
られ,コンピュータ・システム10とSCSI(Small Co
mputer System Interface )バスを介して接続されてい
る。
【0042】この実施例のファイリング・システムにお
いて,入力メディアとしての写真フイルムには2種類あ
る。その一は従来の35mmフイルムといわれている写真フ
イルムである。従来タイプの写真フイルムは12駒,24駒
または36駒撮りのロール・フイルムであるが,現像後は
6駒の長さに切断され,一般にシースに格納されて保存
される。その二は透明磁性体からなる細長い帯状の情報
記録部を両側に備えた新写真フイルムである。情報記録
部にはフイルムに関する情報(フイルム情報)と駒に関
する情報(フレーム情報)が記録可能である。新写真フ
イルムは現像後もロール状のままパトローネ内に格納さ
れる。
【0043】より詳しく述べると,フイルム情報にはカ
メラが自動的に書込む情報とユーザの入力に基づいて書
込まれる情報がある。後者の情報の一例にはそのフイル
ムを用いて撮影された画像が関係するイベントを表わす
情報(たとえば運動会,誕生会など)がある。フレーム
情報にもカメラが自動的に書込む情報とユーザの入力に
基づいて記録される情報がある。前者の代表例としては
その駒の画像を撮影するときに用いたシャッタ速度,後
に詳述する擬似アスペクト比を表わす情報等がある。後
者の例としてはユーザが入力するその駒の画像のタイト
ルなどである。
【0044】フイルム・スキャナ21は新写真フイルムの
画像記録領域上に現われている画像(ネガまたはポジ画
像)を読取り,その画像を表わす画像信号(画像デー
タ)を出力するとともに,新フイルムの情報記録部に記
録されている情報を読取り,その情報を表わすデータを
出力するものである。フイルム・スキャナ21はフイルム
を指令されたピッチで送るフイルム給送機構,フイルム
を照明する光源,撮像光学系(必要に応じて絞り,シャ
ッタ,ズーム・レンズ等を含む),CCDライン・セン
サ,ライン・センサから得られる映像信号(またはA/
D変換後のディジタル画像データ)を処理する信号処理
回路(ホワイト・バランス回路,ガンマ補正回路,ネガ
/ポジ反転回路等のうちの必要なものを含む),A/D
変換回路,情報記録部に記録された情報を読取る磁気ヘ
ッド,磁気ヘッドから出力される読取信号に必要な処理
(復調,エンコード等)を加える磁気読取回路等から構
成される。新写真フイルムが最も細かいピッチで送られ
たときに得られるディジタル画像データを原ディジタル
画像データという。ディジタル画像データおよび情報記
録部から読取られた情報を表わすデータはコンピュータ
・システム10内のメモリまたはディスクに一旦記憶され
る。原ディジタル画像データの解像度(画素数および階
調数)は写真プリントにおいて要求される程度に応じて
定められる(たとえば画素数は3072×2048,2048×1536
等,階調はR,G,Bの各原色について8ビット)。
【0045】フイルム・スキャナ22は従来の写真フイル
ム上に現われている画像(ネガまたはポジ画像)を読取
り,この画像を表わす画像信号(画像データ)を出力す
るものであり,光源,撮像光学系,ライン・センサ(ま
たは二次元撮像素子),フイルムまたはライン・センサ
の移送機構,信号処理回路,A/D変換回路等を含む。
従来の写真フイルムから得られる画像データを原ディジ
タル画像データといい,新写真フイルムから得られる画
像データと同程度の画素数,階調数をもつ。
【0046】フラット・ベッド・スキャナ23は印刷物に
表わされた絵,写真,図形,文字等(以下,これらを総
称して画像という)を読取り,読取った画像を表わす画
像信号(画像データ)を出力するものである。このスキ
ャナ23はフラット・ベッドを備え,このフラット・ベッ
ド上に読取るべき印刷物が置かれる。光源からの光が印
刷物に投射され,印刷物からの反射光がライン・センサ
または二次元撮像素子に入力する。ライン・センサまた
は撮像素子から出力される映像信号は所定の処理ののち
ディジタル画像データとして出力される。印刷物の読取
りにより得られた画像データを原ディジタル画像データ
という。
【0047】メモリ・カード・リーダ24はファイリング
処理において入力メディアとしてのメモリ・カードから
画像データを読出すものである。
【0048】フロッピー・ディスク装置25は,ファイリ
ング処理において出力メディアとしてのフロッピー・デ
ィスク(磁気ディスク)に画像データ,その他のデータ
を書込むとともに,プリント処理において入力メディア
としてのフロッピー・ディスクから画像データ,その他
のデータを読出すものである。また,後述するアスペク
ト変更処理や再生処理においてフロッピー・ディスク装
置25はフロッピー・ディスクから画像データ,その他を
読出したり,フロッピー・ディスクのデータの書換えを
行う。用いられるフロッピー・ディスクに通常のフロッ
ピー・ディスクと高密度のフロッピー・ディスクがある
場合には,これらのフロッピー・ディスクの種類に合わ
せて2台のフロッピー・ディクス装置が設けられる。
【0049】光ディスク装置26は入,出力メディアとし
ての光ディスク(光磁気ディスクを含む)に画像データ
を含むデータの書込み,または光ディスクからの読出
し,データの書換え等を行うものである。
【0050】ファイリング・システムにはフロッピー・
ディスク装置25および光ディスク装置26の少なくともい
ずれか一方があればよい。
【0051】写真プリンタ27はプリント処理において用
いられ,与えられる画像データによって表わされる画像
をプリントする。
【0052】(2) 記録フォーマット 図2はフロッピー・ディスクまたは光ディスクにおける
1駒分の画像データについての記録フォーマットを示し
ている。このような記録フォーマットにしたがう画像デ
ータおよびそれに付随する各種データの集まりを画像フ
ァイルという。画像ファイルは駒ごとに作成される。フ
ァイリング処理において画像ファイルが作成され,出力
メディア(フロッピー・ディスク,光ディスク)に記録
される。画像ファイルが記録されたフロッピー・ディス
クまたは光ディスクはプリント処理では入力メディアと
なる。
【0053】この記録フォーマットは,主に,新写真フ
イルムを念頭に置くものである。新写真フイルムを使用
することのできるカメラの持つべき機能として種々のも
のが提案されている。その一つに擬似アスペクト比撮影
(たとえば,擬似パノラマ撮影)というものがある。
【0054】新写真フイルムの画像記録領域のアスペク
ト比は横対縦が16対9である。このアスペクト比(16対
9)をハイビジョン・タイプ(Hタイプ)という。ハイ
ビジョン・タイプ以外に,主なものには,コンベンショ
ン・タイプ(Cタイプ),パノラマ・タイプ(Pタイ
プ)などがある。コンベンション・タイプは従来の写真
フイルムの駒のアスペクト比と同じアスペクト比(3対
2)をもつものである。パノラマ・タイプは横長のもの
で,そのアスペクト比は約16対5である。
【0055】擬似アスペクト比撮影というのは,カメラ
のビューファインダの視野のみをハイビジョン・タイプ
以外のものに設定して撮影するものである。視野の変更
は機械的に(たとえば,異なる大きさの窓をあけたスラ
イダを移動させて),または電気的に(液晶を用いてマ
スクを設定する)達成することができる。ハイビジョン
・タイプ以外のアスペクト比をもつ視野がビューファイ
ンダに設定された場合にも,新写真フイルムの画像記録
領域はその領域の全域にわたってハイビジョン・タイプ
のアスペクト比で感光される。したがって,現像後の新
写真フイルムの画像記録領域に表わされる画像は常にハ
イビジョン・タイプのアスペクト比をもつ。ビューファ
インダに設定された擬似アスペクト比を表わすデータは
新写真フイルム上の情報記録部にフレーム情報の一つと
してカメラによって磁気記録される。
【0056】画像ファイルにはヘッダ領域と画像データ
記録領域とが設けられる。
【0057】ヘッダ領域には,「ヘッダ情報,各データ
へのパス等」,「全画像の高さXおよび幅Y」,「フイ
ルム情報」,「有効画像サイズ(高さA,幅B)」,
「その他の情報」が記録される。
【0058】「ヘッダ情報」には,日付,駒番号,圧縮
方式の種類(画像データ記録領域に記録された画像デー
タがデータ圧縮されている場合)等が含まれる。「各デ
ータへのパス」は,各データまたは情報が格納されてい
る記憶場所をコンピュータがアクセスするのに必要な情
報である。
【0059】「全画像の高さ(Image Length)Xおよび
全画像の幅(Image Width )Y」はフイルム・スキャナ
21,22または23が可視画像メディアから画像を(スキャ
ナが持つ最も細かい解像度で)読取ったときに得られる
原画像ディジタル・データの縦方向および横方向の画素
数によって表わされる。たとえば,フイルム・スキャナ
21で読取られた新写真フイルムの全画像の高さXおよび
幅Yはそれぞれ2048および3072である。
【0060】新写真フイルムの場合には,上述したよう
に,擬似アスペクト比撮影によって撮影されたフイルム
であっても,その画像記録領域の全域にわたって画像が
現われているから,画像記録領域の大きさとフイルム・
スキャナ21の解像度によって全画像の高さXおよび幅Y
が定まる。
【0061】もっとも,新写真フイルムの画像記録領域
のうち,情報記録部にフレーム情報として記録されてい
るアスペクト比を表わすデータによって定まる範囲(ビ
ューファインダの視野に対応)内のみをフイルム・スキ
ャナ21で読取るようにしたときには,全画像の高さXお
よび幅Yは上記と異なる値となる。
【0062】画像ファイルに記録される「フイルム情
報」とは新写真フイルムの情報記録部から読取られた当
該駒のフレーム情報である。アスペクト比を表わすデー
タは次に述べる有効画像サイズを表わすことになるの
で,ここでいうフイルム情報に含ませる必要はない。
【0063】「有効画像サイズ(高さAおよび幅B)」
は全画像の高さXおよび幅Yとアスペクト比を表わすデ
ータを用いて計算される。たとえば,新写真フイルムの
情報記録部から読取ったアスペクト比を表わすデータが
パノラマ・タイプを表わしているとし,全画像の高さX
が2048,幅Yは3072の場合には,有効画像サイズA,B
は次のようにして算出される。全画像の幅Yと有効画像
サイズ中の幅Bを等しく設定し,ハイビジョン・タイプ
のアスペクト比(横対縦)を16対9,パノラマ・タイプ
のアスペクト比を16対5とする。
【0064】高さA=2048×(5/9)=1138 幅B=幅Y=3072
【0065】写真フイルムからスキャナ21が画像データ
およびフレーム情報を読取ったときに,またはフロッピ
ー・ディスク(または光ディスク)に画像データおよび
データX,Y,A,B等を書込むときに,上記の計算が
コンピュータ11によって行なわれる。
【0066】従来フイルムや印刷物から読取られた画像
データおよびメモリ・カードから読出された画像データ
については一般にX=A,Y=Bに設定される。もっと
も,オペレータまたはユーザが有効画像サイズA,Bを
入力できるようにし,入力されたサイズA,Bをディス
クに書込むようにしてもよい。
【0067】有効画像サイズ(A,B)に代えてアスペ
クト比を表わすデータを記録することもできる。
【0068】「その他の情報」にはサムネイル画像デー
タが含まれる。サムネイル画像データ(縮小画像を表わ
すデータ)は原画像データを間引くことにより,または
小区画ごとに平均を求めその平均値を1画素のデータと
することにより得られる。たとえば原画像データが1/
32に縮小されてサムネイル画像データになる。サムネイ
ル画像データの作成もまたコンピュータ11によって行な
われる。サムネイル画像データはフロッピー・ディスク
または光ディスクに記録されている多くの画像データの
中から所望の画像を選択するときなどに利用される。
【0069】画像データ記録領域には原ディジタル画像
データが記録される。必要に応じて原画像データはデー
タ圧縮されたのち記録される。
【0070】(3) ファイリング処理 図3はファイリング・システムにおける全体的な処理手
順の概要を示すものである。この処理,ならびに後述す
るファイリング処理,アスペクト変更処理および再生処
理は主にコンピュータ11によって制御される。
【0071】上述したように表示装置15の表示画面上に
ファイリング処理(ファイリング・サービス)か,プリ
ント処理(プリント・サービス)のいずれかを選択せよ
というガイダンスが表示されるので,オペレータまたは
ユーザは操作装置12からいずれか一方を選択する入力を
与える(ステップ101 )。
【0072】続いて,選択した処理(サービス)で用い
る入力メディアを指定せよというガイダンスにしたがっ
て,オペレータまたはユーザは自分の入力メディアを操
作装置12を通して指定する(ステップ102 )。たとえ
ば,ファイリング処理の場合には使用可能な入力メディ
アはメモリ・カード,新写真フイルム,従来の写真フイ
ルムおよび印刷物であるので,オペレータまたはユーザ
はこれらのうちのいずれかを指定する。もちろん,この
ファイリング・システムが取扱い不可能な入力メディア
についてはガイダンスしない方が好ましい。
【0073】選択された種類の処理(サービス)におい
て指定された種類の入力メディアについて,このファイ
リング・システムが取扱いできるかどうかがチェックさ
れる(ステップ103 )。取扱い不可能であればその旨が
表示され,オペレータまたはユーザはファイリング・シ
ステムの利用を止めるか,または他の処理(サービス)
もしくは他の入力メディアを選択することになる。
【0074】ファイリング・システムが可能な処理でか
つ取扱い可能な入力メディアの場合には,選択されたフ
ァイリング処理またはプリント処理に進むことになる
(ステップ104 ,105 ,106 )。
【0075】ファイリング処理およびプリント処理のい
ずれか一方しか取扱いできないファイリング・システム
においては処理(サービス)の選択(ステップ101 )は
不要となろう。
【0076】取扱い可能な入力メディアの入口(スロッ
ト,投入口など)が設けられているファイリング・シス
テムにおいては,入口のない入力メディアについては取
扱いが不可能であるのは明らかであるから,入力メディ
アの指定(ステップ102 ),処理が可能かどうかの判断
(ステップ103 )等は不要となる。
【0077】図4および図5はファイリング処理(ステ
ップ105 )の詳細を示すものである。
【0078】ステップ102 で指定された,または入口に
入れられた入力メディアの種類に応じて処理が異なる
(ステップ111 ,112 )。
【0079】入力メディアが新写真フイルムの場合に
は,新写真フイルムがフイルム・スキャナ21にセットさ
れ,荒い解像度で画像のプレスキャンが行なわれる(ス
テップ113 )。プレスキャンにより得られる画像データ
をインデックス画像データという。このとき新写真フイ
ルムの情報記録部に記録された情報(フイルム情報およ
びフレーム情報)も読取られる。フイルム・スキャナ21
から出力されるインデックス画像データおよび情報記録
部の情報を表わすデータはコンピュータ・システム10の
メモリに一時的に記憶される。
【0080】プレスキャンにより得られたインデックス
画像データによって表わされるインデックス画像が表示
装置15に表示される(ステップ114 )。好ましくは,複
数駒のインデックス画像が横,縦に配列されて駒番号と
ともに一挙に表示される。1本の新写真フイルムに含ま
れるすべての駒のインデックス画像を一挙に表示できな
いときには複数回に分けて表示することになろう。画面
の切換えはオペレータまたはユーザからの操作入力に応
答して行なわれる。
【0081】オペレータまたはユーザは表示装置15に表
示されたインデックス画像を見て,出力メディアに記録
すべきまたは記録することを望む駒を選択し,選択した
駒を操作装置12を通して入力する(ステップ115 )。複
数の駒を指定することもできる。指定した駒のインデッ
クス画像において,その一部を拡大すること(ズー
ム),その一部を切出すこと(トリミング)等をオペレ
ータまたはユーザに許すようにしてもよい。この場合に
は,ズームされたまたはトリミングされた部分の画像を
表わす画像データが次に述べる本スキャンによって読取
られ,原画像データとして出力メディアに記録されるこ
とになる。
【0082】駒が指定されると,フイルム・スキャナ21
において新写真フイルム上の指定された駒の画像が最大
の解像度で読取られる(本スキャン)(ステップ116
)。本スキャンによって得られた原画像データはコン
ピュータ・システム11のメモリに一時記憶される。
【0083】コンピュータ11は,本スキャンにおいて得
られた原画像データおよびプレスキャンにおいて既に得
られているフイルム情報およびフレーム情報を用いて図
2に示す画像ファイルを作成する(ステップ117 )。
【0084】本スキャンと画像ファイルの作成は指定さ
れたすべての駒について行なわれる(ステップ118 )。
指定されたすべての駒について画像ファイルが作成され
ると,これらの画像ファイルはフロッピー・ディスク装
置25または光ディスク装置26によって出力メディアに記
録される(ステップ139 )。
【0085】入力メディアとしてメモリ・カードが指定
された場合には,メモリ・カードがカード・リーダ24に
装着され,メモリ・カード内に記憶されているインデッ
クス画像データが読出される(ステップ123 )。インデ
ックス画像データは,メモリ・カードに記憶されている
画像データによって表わされる画像を縮小したものを表
わすものであり,一般にメモリ・カードに記憶されてい
る。
【0086】メモリ・カードから読出されたインデック
ス画像データによって表わされるインデックス画像が表
示装置15に表示されるので(ステップ124 ),オペレー
タまたはユーザは表示されたインデックス画像の中から
出力メディアに記録したいまたは記録すべき画像を操作
装置12において指定する(ステップ125 )。
【0087】指定された画像(駒)の画像データがメモ
リ・カードから読出され(ステップ126 ),図2に示す
フォーマットの画像ファイルが作成される(ステツプ12
7 )。メモリ・カードの画像データについては,その画
像データの縦,横方向の画素数がそれぞれX,Yとして
設定され,かつA=X,B=Yに設定される。指定され
たすべての画像について画像ファイルの作成が終了する
と,それらの画像ファイルが出力メディアに記録される
(ステップ139 )。
【0088】インデックス画像データが格納されていな
いメモリ・カードの場合には,メモリ・カードから画像
データを読出し,読出した画像データの縮小処理(間引
きまたは平均化処理)によりインデックス画像データに
相当する縮小画像データを作成して表示することが好ま
しい。画像データの縮小処理をすることなくメモリ・カ
ードから読出した画像データによって表わされる画像を
表示してもよい。いずれにしても,これにより,オペレ
ータまたはユーザは所望の画像を指定することができ
る。
【0089】入力メディアが従来の写真フイルムの場合
には,オペレータまたはユーザは,写真フイルム上の所
望の駒がスキャニング位置にくるように,写真フイルム
をフイルム・スキャナ22にセットする(ステップ133
)。必要ならばフイルム上の駒番号が入力される。
【0090】フイルム・スキャナ22はセットされた駒の
画像を読取る(ステップ134 )。フイルム・スキャナ22
から出力される画像信号(画像データ)はコンピュータ
・システム10に与えられそのメモリに一時的に記憶され
るとともに,その画像データによって表わされる画像が
表示装置15に表示される(ステップ135 )。
【0091】画像が表示された画面上でオペレータまた
はユーザは,表示された画像の一部分を切出す(トリミ
ング)ことができる。切出された画像が表示されるの
で,オペレータまたはユーザは希望通りのトリミングが
行なわれているかどうかをチェックすることができる。
【0092】従来の写真フイルムのパノラマ・モードで
撮影された駒においては,横に細長い画像の上下の位置
に,細長い黒い部分(マスクされて感光されなかった部
分)が現われる。このようなパノラマ画像についてオペ
レータまたはユーザはトリミングにより上,下の黒い部
分を切り捨てることができる。
【0093】トリミング後の表示画像またはトリミング
をしないままの表示画像についてオペレータまたはユー
ザが承認の旨を操作装置12から入力すると(ステップ13
6 ),承認された表示画像を表わす画像データが原ディ
ジタル画像データとして取扱われる。この原ディジタル
画像データを用いて画像ファイルが作成される(ステッ
プ137 )。原画像データの縦,横の画素数がX,Yにそ
れぞれなり,A=X,B=Yに設定される。
【0094】以上の操作,処理が,スキャニング位置の
駒を変えながら,フイルム上の出力メディアに記録すべ
き(または記録したい)すべての駒について繰返して行
なわれる(ステップ138 )。すべての駒の画像について
画像ファイルの作成が終ると,これらの画像ファイルは
出力メディアに記録される(ステップ139 )。
【0095】入力メディアが印刷物の場合には,その印
刷物がスキャナ23のフラット・ベッド上にセットされる
ので(ステップ133 ),その印刷物上の画像がスキャナ
23で読取られ(ステップ134 ),表示装置15に表示され
る(ステップ135 )。オペレータまたはユーザは表示さ
れた画像上において記録したい画像の範囲を指定する
(トリミング)ことになる。指定された範囲の画像は確
認のために表示される。OKの旨の確認入力があると
(ステップ136 ),指定された範囲の画像を表わす画像
データが原画像データとして取扱われる。原画像データ
の縦,横の画素数がX,Yであり,A=X,B=Yに設
定される。この原画像データについて画像ファイルが作
成され(ステップ137 ),作成された画像ファイルが出
力メディアに記録される(ステップ139 )。スキャナに
セットされる印刷物は普通一枚であるから,スキャニン
グから画像ファイル作成(ステップ134 〜137 )の処理
は一般には繰返されない。
【0096】(4) 再生装置 図6はユーザが利用する再生装置の電気的構成を示して
いる。再生装置は最も一般的にはユーザの自宅に設けら
れる。ユーザの勤める会社,写真を多く取扱う業種の会
社,写真現像,焼付の取扱店,写真店,デパート,コン
ビニエンス・ストア,その他の店舗等にも配置されう
る。
【0097】再生装置は,一実施態様では出力メディア
に記録された画像データによって表わされる画像を表示
装置の表示画面に表示する単純な再生機である。他の実
施態様では,後述するアスペクト変更処理(有効画像サ
イズA,Bの変更)を行うことができる。
【0098】再生装置もまたコンピュータ30を含み,こ
のコンピュータ30にはメモリ等の周辺機器が付随してい
る。コンピュータ30に,入力装置31,ディスク・ドライ
バ32,ならびに再生および表示制御回路33が接続されて
いる。再生および表示制御回路33には表示装置(CRT
表示装置または液晶表示装置など)34が接続される。
【0099】ディスク・ドライバ32は出力メディア(フ
ロッピー・ディスクまたは光ディスク)から画像データ
を含むデータを読出しかつ必要なデータを書込むもの
で,上述したフロッピー・ディスク装置25または光ディ
スク装置26のいずれか一方を意味する。
【0100】入力装置31は各種コマンド,データ等を入
力するものである。一例としては入力装置31はキーボー
ドやマウスを含み,表示装置34に表示されるメニューに
したがって,ユーザがコマンドを入力したり,表示され
た複数の画像のいずれかを選択したり,データを入力し
たりするために用いられる。他の例としては入力装置31
は上述した操作装置と同じように表示装置34の表示画面
上に設けられたタッチパネルを含み,表示されたガイダ
ンスにしたがってタッチパネルを通してコマンド,デー
タの入力を受付ける。
【0101】コンピュータ30は次に説明するアスペクト
変更処理(図7)や再生処理(図8,図9)を実行す
る。
【0102】(5) アスペクト変更処理 図7に示されるアスペクト変更処理は画像ファイル中の
有効画像サイズ(高さAおよび幅B)を書換える処理で
ある。この処理は特に,新写真フイルムから読取った画
像データを含む画像ファイルについて有意義である。
【0103】このアスペクト変更処理はファイリング・
システム(図1)において実行することもできるし,再
生装置(図6)において実行することもできる。ファイ
リング・システムにおいて実行する場合にはフロッピー
・ディスクがフロッピー・ディスク装置25に,または光
ディスクが光ディスク装置26に装填される。再生装置に
おいて実行する場合にはフロッピー・ディスクまたは光
ディスクがディスク・ドライバ32に装填される。ファイ
リング・システムにおいても,再生装置においてもアス
ペクト変更処理指令が入力されることに応答してこの処
理に進む。
【0104】以下の説明ではアスペクト変更処理をファ
イリング・システムで実行する場合について詳述する。
そして,再生装置で実行する場合に用いられる再生装置
の構成要素を括弧書きで示す。
【0105】フロッピー・ディスクまたは光ディスクか
らディスク装置25または26(ディスク・ドライバ32)に
よって,そこに記録されているすべての(または指定さ
れた群の,たとえば特定の1本の写真フイルムに含まれ
る駒に関する)画像ファイル中のサムネイル画像データ
が読出され,これらのサムネイル画像データによって表
わされるサムネイル画像が表示装置15(表示装置34)の
画面上に縦,横に配列されて(マルチ画面を構成するよ
うに)表示される(ステップ141 )。表示すべきサムネ
イル画像の駒数が多すぎる場合には複数回に分けて表示
してもよい。
【0106】このマルチ画面表示において,好ましく
は,表示されるサムネイル画像は画像ファイル内の有効
画像サイズ(AおよびB)に相当するアスペクト比で切
出されたものである。たとえば有効画像サイズがパノラ
マ・タイプのアスペクト比を示している場合には,表示
されるサムネイル画像はその上,下の部分が帯状に切除
され,中央の部分のみからなる細長い輪郭をもつものと
なろう。そうすることにより,オペレータまたはユーザ
が各画像ファイルに格納されている有効画像サイズを知
ることができるとともに,そのアスペクト比の妥当性を
判断することができる。もっとも,原画像のアスペクト
比と同じアスペクト比でサムネイル画像を表示し,この
表示画像上に,有効画像サイズによって定まるアスペク
ト比を持つ枠を表示するようにしてもよい。
【0107】表示された複数のサムネイル画像を見てオ
ペレータまたはユーザは,アスペクト比を変更すべき,
または変更することを望む画像を操作装置12(入力装置
31)を用いて指定する(ステップ142 )。すると,指定
されたサムネイル画像が含まれる画像ファイルに格納さ
れている原画像データが読出され,それが圧縮されてい
るものであるならばデータ伸長処理されたのち,その画
像データによって表わされる画像(全画像)が表示装置
15(表示装置34)に表示される(ステップ143)。
【0108】アスペクト(有効画像サイズA,B)の変
更には2つのやり方がある。簡易モードと任意モードで
ある。簡易モードは,ハイビジョン・タイプ(H),コ
ンベンション・タイプ(C)およびパノラマ・タイプ
(P)のうちのいずれか一つを選択するモードである。
簡易モードは特に新写真フイルムから得られる画像デー
タのアスペクト変更に有効である。任意モードは有効画
像サイズAおよびBを任意の画素数に設定できるモード
である。任意モードはどのような入力メディアから得ら
れた画像データのアスペクト変更にも有効である。オペ
レータまたはユーザはこれらのモードのいずれか一方を
選択する(ステップ144 )。
【0109】簡易モードを選択した場合には,オペレー
タまたはユーザはハイビジョン・タイプ,コンベンショ
ン・タイプまたはパノラマ・タイプのうちのいずれかを
選択する(ステップ145 )。これらの選択はもちろん操
作装置12(入力装置31)を用いて行われる。選択された
タイプの輪郭を表わす縦と横の線を,表示されている原
画像上に重ねて表示することが好ましい。
【0110】ハイビジョン・タイプが選択された場合に
は,処理の対象となっている画像ファイルにおける全画
像の高さXおよび幅Yと等しい値が新たな有効画像サイ
ズの高さAおよび幅Bとして設定される(メモリに一時
的に記憶される)(ステップ146 )。
【0111】コンベンション・タイプおよびパノラマ・
タイプが選択された場合には,これらのタイプについて
あらかじめ定められたアスペクト比に基づいて新たな有
効画像サイズA,Bが算出される(ステップ147 ,148
)。
【0112】コンベンション・タイプが選択されたとき
には高さに関する有効画像サイズAとしては全画像の高
さXがそのまま採用され,幅Bのみが次式にしたがって
計算される。ハイビジョン・タイプのアスペクト比(横
対縦)を16対9,コンベンション・タイプのアスペクト
比を3対2とする。
【0113】B=(3/2)×(9/16)×Y
【0114】パノラマ・タイプが選択されたときには,
幅に関する有効画像サイズBとしては全画像の幅Yがそ
のまま採用され,高さAのみが次式にしたがって計算さ
れる。パノラマ・タイプのアスペクト比を16対5とす
る。
【0115】A=(5/9)×X
【0116】任意モードが選択された場合には新たな有
効画像サイズ(高さA,幅B)が操作装置12(入力装置
31)からオペレータまたはユーザによって入力される
(ステップ149 )。たとえば,原画像が表示されている
画面上において,新たな輪郭となる縦と横の位置をカー
ソル(矢印)等で指定することにより有効画像サイズを
入力できるようにするとよい。
【0117】入力された新たな有効画像サイズA,Bは
それぞれ全画像の高さX,幅Yに等しいかまたはこれら
より小さくなければならない。そこで,X≧A,Y≧B
が成立つかどうかがチェックされる(ステップ150 )。
これらの式が成立たない場合には新たな有効画像サイズ
A.Bの再入力が必要となる。
【0118】このようにして,新たな有効画像サイズ
A,Bが定まると,処理の対象となっている画像ファイ
ル中の有効画像サイズを表わすデータが新たな有効画像
サイズ・データを用いて書換えられることになる。この
書換えはディスク装置25または26(ディスク・ドライバ
32)により,フロッピー・ディスクまたは光ディスク上
で行なわれる。
【0119】新たな有効画像サイズが定まったのちに,
表示されている原画像を有効画像サイズの大きさに切り
出して表示するようにすると,オペレータまたはユーザ
は変更後のアスペクト比を視認することができる。
【0120】一つの駒の画像ファイルについて新たな有
効画像サイズを決定したのち,再びステップ141 に戻
り,次の駒を指定させて同じようにその駒の新たな有効
画像サイズを決定させるようにしてもよい。そして,所
望のすべての駒の画像ファイルについてアスペクト変更
処理が終了したのちに,新たな有効画像サイズのディス
クにおける書換え処理(ステップ151 )に進むようにす
る。
【0121】(6) 再生処理 図8および図9に示される再生処理は出力メディア(フ
ロッピー・ディスクまたは光ディスク)に記録された画
像ファイル中の原画像データによって表わされる画像を
表示装置に表示する処理である。この処理もファイリン
グ・システム(図1)において実行することもできる
し,再生処理(図6)において実行することもできる。
ファイリング・システムにおいて実行する場合にはフロ
ッピー・ディスクがフロッピー・ディスク装置25に,ま
たは光ディスクが光ディスク装置26に装填される。再生
装置において実行する場合にはフロッピー・ディスクま
たは光ディスクがディスク・ドライバ32に装填される。
再生処理は再生指令に応答して開始される。
【0122】以下の説明では再生処理を再生装置で実行
する場合について詳述する。そして,ファイリング・シ
ステムで実行する場合に用いられるファイリング・シス
テムの構成要素を括弧書きで示す。
【0123】ユーザまたはオペレータは,多数の配列さ
れたサムネイル画像からなるマルチ画面をまず表示させ
て,その中から所望の(再生すべき)画像を選択する第
1のやり方と,最初から所望の(再生すべき)画像を指
定する第2のやり方とを選ぶことができる(ステップ16
1 )。
【0124】入力装置31(操作装置12)を用いてマルチ
画面表示(第1のやり方)を選択した場合には,ユーザ
またはオペレータは続いて有効画像サイズ優先モードか
どうかを決定して入力する(ステップ162 )。有効画像
サイズ優先モードとは,マルチ画面上に表示するサムネ
イル画像のアスペクト比を有効画像サイズ・データに基
づいて決定するモードである。
【0125】有効画像サイズ優先モードが選択された場
合には,出力メディア内に記録されている一つの画像フ
ァイルから全画像の高さX,幅Y,有効画像サイズA,
B,サムネイル画像データを読出してコンピュータ30
(コンピュータ11)のメモリに一時的に記憶する(ステ
ップ163 ,164 )。
【0126】A/B=X/Yかどうかがチェックされる
(ステップ165 )この式が成立つ場合には原画像(それ
に基づいて作成されたサムネイル画像)のアスペクト比
と有効画像サイズ・データA,Bによって定まるアスペ
クト比は等しいのでサムネイル画像データを加工する必
要はない。
【0127】上記の式が成立しない場合には,読出した
サムネイル画像データを,有効画像サイズ・データA,
Bによって定まるアスペクト比をもつ画像を表わすよう
に切出す(ステップ166 )。すなわち,サムネイル画像
データのうちの余分な部分を削除する。このようにして
得られたサムネイル画像データによって表わされるサム
ネイル画像が表示装置34(表示装置15)における画面上
の所定の位置に表示される(ステップ167 )。
【0128】出力メディアに記録されているすべての画
像ファイル(または指定された群に属する画像ファイ
ル,たとえば1本の写真フイルムから得られる画像デー
タの画像ファイル)についてステップ163 〜167 の処理
が繰返し行なわれることにより,多数のサムネイル画像
が配列されてなるマルチ画面が表示される(ステップ16
8 )。これらのサムネイル画像はそれぞれ有効画像サイ
ズ・データによって規定されるアスペクト比を持つこと
になる。
【0129】有効画像サイズ優先モードでない場合に
は,出力メディア内の画像ファイルからサムネイル画像
データを読込み(ステップ169 ),そのサムネイル画像
データによって表わされるサムネイル画像を表示装置34
(表示装置15)の表示画面上の所定の位置に表示する
(ステップ170 )。定められた所定数(所定範囲)の画
像ファイルについてステップ169 ,170 の処理が実行さ
れることにより(ステップ171 ),表示画面上には多数
のサムネイル画像が配列されてなるマルチ画像が表示さ
れることになる。表示されるサムネイル画像は出力メデ
ィアに記録されるときに作成されたアスペクト比を持つ
ものである。
【0130】このようにしてマルチ画面が表示される
と,ユーザまたはオペレータはその中から所望の(再生
すべき)画像を選択することができる。
【0131】ユーザまたはオペレータが再生すべき画像
を最初から指定する第2のやり方を選択した場合にも,
マルチ画面表示を選択した場合(第1のやり方)にも,
再生すべき画像を指定することになる(ステップ172
)。最初から再生すべき画像を指定する第2のやり方
においては,駒番号(必要ならばフイルムの識別コード
も)を入力することにより再生すべき画像を選択するこ
とになろう。マルチ画面が表示されている場合には,マ
ルチ画面上で再生すべき画像に相当するサムネイル画像
を指定することになろう。
【0132】原画像の表示においても有効画像サイズ優
先モードがあり,このモードが選択された場合には(ス
テップ173 ),指定された画像ファイルから全画像の高
さX,幅Y,有効画像サイズ・データA,B,および原
画像データ(画像データ記録領域に格納されている画像
データ)が読出され,メモリに一時的に記憶される(ス
テップ174 ,175 )。原画像データが圧縮処理されてい
る場合には伸張処理が行なわれる。
【0133】読出したデータが式A/B=X/Yを満た
すかどうかがチェックされ(ステップ176 ),満たされ
ない場合には,原画像データのうち,有効画像サイズA
およびBによって規定される範囲の画像データのみが切
り出され(ステップ177 ),この切り出された原画像デ
ータによって表わされる画像が表示装置34(表示装置1
5)に表示(再生)される(ステップ178 )。したがっ
て,有効画像サイズ・データA,Bによって規定される
アスペクト比をもつ原画像が表示(再生)される。
【0134】種々のアスペクト比で表示される画像の例
が図10に示されている。
【0135】有効画像サイズ優先でない場合には,指定
された画像ファイルから原画像データが読出され(ステ
ップ179 ),その原画像データによって表わされる画像
が表示(再生)されることになる(ステップ178 )。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファイリング・システムの電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図2】画像ファイルのフォーマットを示す。
【図3】ファイリング・システムにおける全体的な処理
手順を示すフロー・チャートである。
【図4】ファイリング処理を示すフロー・チャートであ
る。
【図5】ファイリング処理を示すフロー・チャートであ
る。
【図6】再生装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図7】アスペクト変更処理を示すフロー・チャートで
ある。
【図8】再生処理を示すフロー・チャートである。
【図9】再生処理を示すフロー・チャートである。
【図10】表示される異なるアスペクト比をもつ画像の
例を示す。
【符号の説明】
10 コンピュータ・システム 11,30 コンピュータ 12 操作装置 15,34 表示装置 21,22 フイルム・スキャナ 23 フラット・ベッド・スキャナ 24 メモリ・カード・リーダ 25 フロッピー・ディスク装置 26 光ディスク装置 31 入力装置 32 ディスク・ドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 H04N 1/21 H04N 1/387 H04N 5/78

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも駒に関する情報記録部を備え
    た現像後のフイルムからそこに現われている駒の画像を
    読取り,その画像を表わす原ディジタル画像データを生
    成するとともに,上記情報記録部に記録された情報を表
    わすデータを読取るフイルム読取手段, 上記フイルム読取手段から得られる原ディジタル画像デ
    ータおよび情報を表わすデータに基づいて,原画像の大
    きさを表わすデータおよび有効画像の大きさを表わすデ
    ータを作成するサイズ・データ作成手段, 上記フイルム読取手段から得られる原ディジタル画像デ
    ータおよび情報を表わすデータ,ならびに上記サイズ・
    データ作成手段が作成した原画像の大きさを表わすデー
    タおよび有効画像の大きさを表わすデータを相互に関連
    づけて可搬型記録媒体に記録する記録手段,ならびに 入力されるアスペクト変更指令に応答して,上記記録媒
    体に記録されている有効画像の大きさを表わすデータ
    を,指令された有効画像の大きさを表わす新データによ
    って書換えるアスペクト変更手段, を備えたファイリング・システム。
  2. 【請求項2】 入力媒体に表わされている画像を読取
    り,その画像を表わす原ディジタル画像データを生成す
    る画像読取手段, 少なくとも上記画像読取手段から得られる原ディジタル
    画像データを用いて,原画像の大きさを表わすデータお
    よび有効画像の大きさを表わすデータを作成するサイズ
    ・データ作成手段, 上記画像読取手段から得られる原ディジタル画像デー
    タ,ならびに上記サイズ・データ作成手段が作成した原
    画像の大きさを表わすデータおよび有効画像の大きさを
    表わすデータを相互に関連づけて可搬型記録媒体に記録
    する記録手段,ならびに 入力されるアスペクト変更指令に応答して,上記記録媒
    体に記録されている有効画像の大きさを表わすデータ
    を,指令された有効画像の大きさを表わす新データによ
    って書換えるアスペクト変更手段, を備えたファイリング・システム。
  3. 【請求項3】 ディジタル画像データおよび有効画像の
    大きさを表わすデータを相互に関連づけて記憶した記録
    媒体からディジタル画像データを読取り,この読取った
    ディジタル画像データを表わす画像を表示する表示手
    段,ならびに 入力されるアスペクト変更指令に応答して,上記記録媒
    体に記録されている有効画像の大きさを表わすデータ
    を,指令された有効画像の大きさを表わす新データによ
    って書換えるアスペクト変更手段, を備えた記録媒体の再生装置。
  4. 【請求項4】 上記表示手段は,有効画像の大きさを表
    わすデータに基づいて定められるアスペクト比をもつ画
    像を表示するものである,請求項3に記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも駒に関する情報記録部を備え
    た現像後のフイルムからそこに現われている駒の画像を
    読取り,その画像を表わす原ディジタル画像データを生
    成するとともに,上記情報記録部に記録された情報を表
    わすデータを読取るフイルム読取手段, 上記フイルム読取手段から得られる原ディジタル画像デ
    ータおよび情報を表わすデータに基づいて,原画像の大
    きさを表わすデータおよびアスペクト比を表わすデータ
    を作成するサイズ・データ作成手段,ならびに 上記フイルム読取手段から得られる原ディジタル画像デ
    ータおよび情報を表わすデータ,ならびに上記サイズ・
    データ作成手段が作成した原画像の大きさを表わすデー
    タおよびアスペクト比を表わすデータを相互に関連づけ
    て可搬型記録媒体に記録する記録手段, を備えたファイリング・システム。
  6. 【請求項6】 入力媒体に表わされている画像を読取
    り,その画像を表わす原ディジタル画像データを生成す
    る画像読取手段, 少なくとも上記画像読取手段から得られる原ディジタル
    画像データを用いて,原画像の大きさを表わすデータお
    よびアスペクト比を表わすデータを作成するサイズ・デ
    ータ作成手段,ならびに 上記画像読取手段から得られる原ディジタル画像デー
    タ,ならびに上記サイズ・データ作成手段が作成した原
    画像の大きさを表わすデータおよびアスペクト比を表わ
    すデータを相互に関連づけて可搬型記録媒体に記録する
    記録手段, を備えたファイリング・システム。
  7. 【請求項7】 ディジタル画像データおよびアスペクト
    を表わすデータを相互に関連づけて記憶した記録媒体
    からデータを読出す読出手段, 上記読出手段によって読出されたディジタル画像データ
    を,アスペクト比を表わすデータによって規定されるア
    スペクト比をもつ画像を表わす画像データに加工する手
    段,ならびに 上記加工手段によって加工された画像データによって表
    わされる画像を表示する表示手段, を備えた記録媒体の再生装置。
  8. 【請求項8】 上記記録媒体が,原ディジタル画像デー
    タ,縮小画像データ,原ディジタル画像データの大きさ
    を表わすデータ,およびアスペクト比を表わすデータを
    相互に関連づけて記憶するものであり, 上記加工手段は,縮小画像表示指令に応答して,縮小画
    像データを,アスペクト比を表わすデータによって規定
    されるアスペクト比をもつ縮小画像を表わす縮小画像デ
    ータに加工するものであり, 上記加工手段によって加工された縮小画像データによっ
    て表わされる縮小画像が上記表示手段に表示される, 請求項7に記載の再生装置。
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