JP3334229B2 - インデックスプリントを用いた画像読み取りシステム - Google Patents

インデックスプリントを用いた画像読み取りシステム

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JP3334229B2
JP3334229B2 JP08529793A JP8529793A JP3334229B2 JP 3334229 B2 JP3334229 B2 JP 3334229B2 JP 08529793 A JP08529793 A JP 08529793A JP 8529793 A JP8529793 A JP 8529793A JP 3334229 B2 JP3334229 B2 JP 3334229B2
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学 井上
弘一 矢倉
徹 石井
由香里 前田
哲男 山田
克行 難波
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ミノルタ株式会社
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2227/00Photographic printing apparatus
    • G03B2227/005Matrix print; Index print

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムに記録された
画像を再生する画像再生システムにあって、特に、再生
しようとする画像を選択する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、フィルムの画像を光ディスク
等の別の記録媒体に記録・編集し、あるいは、それらを
画像ディスプレイで再生する電子ファイリングシステム
が提案されている。このようなシステムにおいて、記録
・編集あるいは再生しようとするフィルム画像を選択す
るには、いちいちフィルム画像を撮像し再生してから選
択する必要があった。一方、現在、現像済フィルム(ネ
ガ)のラボからユーザへの返却時に、ネガと共にインデ
ックスプリントを付けて返却するシステム(サービス)
がある。また、フィルム画像を光ディスクに記録し、か
つ、全フィルム画像を1枚の印画紙にプリントしたもの
を付けて顧客に返却するシステムがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電子ファイリングシステムにおいて、編集あるいは再生
しようとするフィルム画像が多数ある場合には、画像を
選択する作業が煩わしいものとなっていた。また、上記
の全フィルム画像のプリントを付けて顧客に返却するシ
ステムにあっては、該プリントは光ディスクに記録され
ている画像の確認用に過ぎない。本発明は、上述した背
景下になされたもので、フィルムに記録された画像を再
生する際に、フィルムに対応したインデックスプリント
を用いて容易、かつ確実に画像を選択することができる
ようにした画像再生システムを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、記録媒体に記録された画像を読み取る画像
読み取りシステムにおいて、前記記録媒体に記録された
複数の画像のうち、任意の画像を選択する選択手段と、
該選択手段により選択された画像を読み取る読み取り手
段と、前記記録媒体から読み出された複数の画像を、前
記記録媒体に記録されている画像がプリントされたイン
デックスプリントに対応した配列で表示する表示手段と
からなり、前記選択手段は、前記インデックスプリント
に対応した複数のスイッチ手段を有し、任意の画像に対
応した前記スイッチ手段を操作することにより該画像の
読み取り動作を行うものである。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、インデックスプリントに
対応したスイッチ手段により、記録媒体に記録された画
像のうち読み取る画像を選択することができる。また、
記録媒体から読み出した画像を表示手段にインデックス
プリントに対応した配列で表示させることができ、画像
選択に使用できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施例による電子
ファイリングシステムの外観図である。本システムにお
いて、フィルムプレーヤ本体51は、現像済フィルムが
収納されたフィルムカートリッジ52が装填され、フィ
ルム画像を撮像し、また、フィルムに記録された情報を
読取/書込する機能を有する。電子アルバム装置54
は、ミニディスク(MD)等の光ディスク53(以下、
電子アルバムと記す)が装填され、フィルムプレーヤ本
体51からの出力により電子アルバムに画像、音楽等の
記録再生を行う。CRT等でなるモニタ55は、フィル
ムプレーヤ本体51又は電子アルバム装置54からの画
像、音声等を出力する。
【0007】図2はフィルムプレーヤ本体51と電子ア
ルバム装置54の内部構成を示すブロック図である。フ
ィルムプレーヤ本体51側の光源1はストロボ又はハロ
ゲンランプ等からなり、装填された現像済フィルム2を
照射する。この光源1の照射によるフィルム画像は光学
系3により撮像素子4(以下、CCDと記す)上に結像
される。第1プロセス部5はCCD4から出力されるR
GB信号を処理し、プロセス部5において処理された画
像信号は第1メモリ6(M1)に記憶される。第1メモ
リ6はそのアドレスがアドレスコントローラ7により制
御される。切換部8は、第1メモリ6に記憶されている
画像と電子アルバムに記録されている画像とを切換え、
いずれかを演出コントロール部9に出力するためのもの
である。演出コントロール部9は、第1メモリ6に記憶
された画像の演出(例えば、ズーミング、パンニング
等)を行うと共に、電子アルバムに記録されている画像
とフィルム画像の合成、挿入、嵌め込み等の処理を行
う。合成、挿入、嵌め込みの詳細は後述する。
【0008】第2メモリ10(M2)は、演出コントロ
ール部9により決定された表示用の画像を一時記憶す
る。第2プロセス部11は、第2メモリ10に記憶され
た画像データをNTSC等のTV信号に変換し、ビデオ
出力端子22よりモニタ55に出力する。情報リード/
ライト部12(以下、情報R/W部と記す)は、フィル
ム2に記録されている撮影情報(特表平4−50149
0号公報に記載の情報)を読取り、第1プロセス部5、
演出コントロール部9、表示用データ制御部13に出力
すると共に、演出コントロール部9により決定された各
駒の演出方法を記録する。表示用データ制御部13は、
情報R/W部12により読取られた撮影情報及び入力部
16により入力された情報をスーパーインポーズで画像
と共に表示し、また、電子アルバム側からの表示用デー
タ(表示枠等)を入力して表示するためのものである。
【0009】音楽記録媒体14は、画像と共に再生する
音楽情報が記録されており、フィルムプレーヤに内蔵さ
れている半導体メモリであってもよいし、外部から装填
可能なミュージックテープでもよい。音楽コントロール
部15は、音楽記録媒体14に記録されている音楽又は
オーディオ入力端子24から入力された音楽データを処
理してアンプ20に出力する。アンプ20の出力はオー
ディオ出力端子23よりモニタ55に出力される。な
お、音楽コントロール部15と演出コントロール部9は
音楽再生と画像再生を同期して行うために接続されてい
る。キーボードまたはマウス等からなる入力部16はフ
ィルムの駒番号等を入力するためのものであり、ライト
ペン17は画像入力位置の決定や主被写体抽出のための
ものであり、これらは入力部インターフェース(入力部
I/F)18に接続されている。インデックスプリント
が装填されるインデックスプリント装填部(リモコン)
19は駒番号入力やモード選択、記録(ファイル)指示
のために用いられる。フィルムプレーヤ全体を制御する
第1システムコントローラ21は、電子アルバム全体を
制御する第2システムコントローラ35とデータ交信を
行う。
【0010】フィルム上の撮影された画像と撮影情報が
記録される磁気トラックとの位置関係を図57に示す。
この位置関係については特表平4−501490号公報
に記載されている通りである。
【0011】電子アルバム側について説明すると、圧縮
部25はフィルムプレーヤからの画像を圧縮する。MI
X部26は画像データ、音楽データ及び撮影情報などの
データを合わせて記録するためのもので、MIX部26
からのデータ記録のための出力はライト部27に入力さ
れる。画像ファイル部28は前述の電子アルバム53で
ある光ディスク等の記録媒体を有する。この記録媒体は
フィルム画像を記録すると共に、予め記録されている画
像データを有している。この画像データは後述する背景
用画像などに利用される。アドレスコントローラ29は
画像ファイル部28のアドレスを制御する。リード部3
0は画像ファイル部28からデータを読み出す。
【0012】データセレクト部31はリード部30によ
り読取られたデータを画像データ、音楽データ、表示用
データに分ける。伸長部32は圧縮された画像データを
伸長する。第3メモリ33(M3)は伸長部32により
伸長された画像データを記憶する。第4メモリ34(M
4)は音楽データを一時記憶する。電子アルバム装置側
の入力部37は入力部インターフェース36を介して第
2システムコントローラ35に接続されている。端子T
S1は第2メモリ10(M2)からの画像データを圧縮
部25に出力する。端子TS2は第3メモリ33(M
3)からの画像データを切換部8に出力する。端子TS
3は音楽コントロール部15からの音楽データをMIX
部26に出力する。端子TS4は第4メモリ34(M
4)からの音楽データを音楽コントロール部15に出力
する。端子TS5は表示用データ制御部13からのデー
タをMIX部26に出力する。端子TS6はデータセレ
クト部31からの表示用データを表示用データ制御部1
3に出力する。端子TS7はフィルムプレーヤ側の入力
部インターフェース18からの検索データを第2システ
ムコントローラ35に出力する。端子TS8は第1シス
テムコントローラ21と第2システムコントローラ35
とでデータ交信を行う。
【0013】次に、図2に示した構成の動作を説明す
る。光源1により照射されたフィルム画像はCCD4に
より撮像されRGB信号とされ、同信号が第1プロセス
部5に入力される。入力されたRGB信号は第1プロセ
ス部5にてA/D変換、マトリクス処理されて、第1メ
モリ6に記憶される。その処理段階おいて、情報R/W
部12で読取られた情報が利用される。第1メモリ6に
記憶された画像データはアドレスコントローラ7により
アドレス指定され、切換部8に入力される。フィルム画
像を再生する場合、第1システムコントローラ21は第
1メモリ6に記憶された画像を演出コントロール部9に
出力するよう切換部8を制御する。演出コントロール部
9に入力された画像データは、情報R/W部12により
読取られた情報を基にズーミング、パンニング、回転処
理、フィルタリング、及び、後述する電子アルバム装置
側の画像との合成、嵌め込み、挿入等を行い、第2メモ
リ10に出力する。第2メモリ10に記憶された画像
は、第2プロセス部11に入力され、NTSC信号に変
換されてビデオ出力端子22よりモニタ55に出力され
る。その際、情報R/W部12により読取られた日付情
報、駒番号等が表示用データ制御部13によりスーパー
インポーズされて表示される。
【0014】フィルム画像をファイリングする場合は、
第2メモリ10に記憶されている画像が端子TS1を介
して電子アルバム装置側の圧縮部25に入力される。次
に、MIX部26で圧縮部25の画像出力に音楽情報、
及び、情報R/W部12からの情報が加えられライト部
27に出力され、このライト部27により画像ファイル
部28にて記録される。
【0015】次に、画像ファイル部28に記録されてい
る画像データを読み出す時の動作について説明する。画
像ファイル部28に記録されている画像データはリード
部30により読み出され、データセレクト部31に入力
される。このデータセレクト部31から出力された画像
データは伸長部32により伸長され、第3メモリ33に
一旦記憶される。第3メモリ33に記憶された画像デー
タは、端子TS2を介してフィルムプレーヤ側の切換部
8に入力される。第1システムコントローラ21は電子
アルバム装置からの画像を再生するときには、端子TS
2からの画像を演出コントロール部9に出力するように
切換部8を制御する。演出コントロール部9以降の動作
はフィルム画像の場合と同様である。
【0016】音楽データは音楽コントロール部15によ
り処理されて画像と同期して再生されると共に、ファイ
リングする場合も端子TS3を介して画像に対応した形
で記録される。画像ファイル部28から読み出す場合も
データセレクト部31から第4メモリ34に一旦記憶さ
れ、端子TS4を介して音楽コントロール部15に入力
されて再生される。情報R/W部12により読取られた
日付情報等は表示用データ制御部13により第2プロセ
ス部11に入力され、画像にスーパーインポーズの形で
再生される。画像をファイルする場合、表示用データは
端子TS5を介して電子アルバム装置側に入力される。
この表示用データに係る情報は画像を検索する場合にも
利用される。電子アルバム装置側からの表示用データは
端子TS6を介して表示用データ制御部13に入力さ
れ、その内の日付情報等の文字データは第2プロセス部
11に出力され、後述する表示枠等は第2メモリ10に
記憶される。入力部16からのデータも同様である。
【0017】画像を検索する場合は、入力部インターフ
ェース18から検索データが端子TS7を介して第2シ
ステムコントローラ35に入力され、アドレスコントロ
ーラ29を制御して画像ファイル部28に記録されてい
る画像を検索する。
【0018】次に、インデックスプリント装填部(リモ
コン)19を図3により説明する。リモコン19は画像
のモニタ55表示や画像ファイル部28のディスクへの
記録等の操作指示を行うもので、正面に透明タッチパネ
ル19aと各種キースイッチ19bが設けられている。
1本のフィルムカートリッジのインデックスプリントが
側面のインデックスプリント装填口19cより挿入さ
れ、タッチパネル19aを通して見えており、同プリン
トの各駒に対応した位置がタッチスイッチになっていて
各駒の上を押すことでその駒が選択される。「英数字」
キーはコメントや駒番号の指定を行うためのスイッチ、
「入力/削除」キーは入力したコメントや駒番号の確定
/削除のためのスイッチ、「モード」キーは再生/記録
の選択、フィルム画像/ファイル画像の選択スイッチ、
「マルチ画面」及び「一括記録」キーはディスクへの記
録モードを選択するスイッチ、「駒送り」及び「駒戻
し」キーは撮影するフィルムの駒送り/駒戻しのスイッ
チとモニタ画面上でのカーソル移動とを兼用し、かつ、
ファイリングされた画像の選択にも使用されるスイッチ
である。「確認」及び「取消」キーは選択したモードや
記録する駒が正しいかどうかの確認/取消を行うための
スイッチ、「ファイル」キーはディスクへの記録スイッ
チである。なお、リモコン19にはインデックスプリン
トの取り出しレバー19dが設けられており、また、前
面側(図では上側)に本体への信号出力部がある。
【0019】次に、フィルムプレーヤ本体51にフィル
ムカートリッジ52が装填された時の動作を図4のフロ
ーチャートにより説明する。まず、装填時にプリスキャ
ンを行い(#1)、これによりフィルムの情報を予め全
駒分読取り、後述するテーマブロックに分割する。次
に、最初の駒の撮像が行える位置までフィルムを送り
(#2)、再生するか記録するかをモードスイッチによ
り選択するメニュー画面が出力される(#3)。再生モ
ード選択により再生動作に移行し(#4でNO)、記録
モード選択で入力待ちの時、リモコン19の全駒一括ス
イッチ、マルチ画面スイッチ、タッチパネル、駒番号ス
イッチのいずれかの入力により各々の処理に移行する
(#5〜#9)。いずれでもなくキーワードによる駒指
定を行うために検索用キーワードの入力があれば、これ
がリモコン19から本体に送信され、モニタ55に表示
される(#10)。すると、フィルムは高速送りが開始
され、入力されたキーワードに一致する磁気情報が見つ
かるまで、フィルムを送る(#11〜#13)。
【0020】キーワードに一致した情報が見つかれば、
その駒を撮像可能な位置にもってきてフィルムを停止さ
せ(#24)、該当の駒を撮像後、画像と情報をモニタ
55に出力する(#25,#26)。#11〜#13で
キーワードに一致する情報が見つからず、フィルム終端
まで検索が行われると、フィルム装填時の初期位置まで
巻戻された後、検索駒がなかったことを示す出力をモニ
タ55に表示して(#14〜#16)、#5に戻る。#
26の後、画像がユーザに確認され、取消スイッチが押
されると(#27でYES)、再度同じキーワードで続
きの駒が検索されるように#11に戻る。ファイルスイ
ッチが押されると(#28でYES)、後述の#29以
降へ進む。
【0021】#8,#9でタッチパネル又は駒番号入力
により駒指定があれば、指定駒の撮像が開始できる位置
までフィルムを送り(#17〜#19)、指定駒をCC
D4で撮像する(#20)。フィルムの磁気情報は予め
読取っておいて装置本体に記憶してある。次に、撮像し
た画像及び磁気情報をモニタ55に表示する(#2
1)。次に、これがユーザにより確認されて取消スイッ
チが押されると(#22でYES)、再度、#5の駒指
定モードへ戻り、ファイルスイッチが押されると(#2
3でYES)、#29に進み、ディスクからアルバム情
報を読み出してきて、モニタ55に出力表示する(#3
0)。この例を図7に示す。1枚のディスクには複数
(ここでは12種類)のアルバム情報が予め入力されて
おり、記録する画像はそのアルバム情報によってグルー
ピングされる。次いで、どのアルバム情報を画像と共に
記録するか設定する(#31)。この設定は、図7のよ
うな表示画面においてリモコン19の駒送り/駒戻しス
イッチによってカーソルを移動させ、どのアルバムグル
ープに記録したい駒を入れるかを選択することにより行
える。なお、この表示画面で、どのアルバムを再生する
かを選択することもできる。
【0022】続いて、#32〜#39において、画像と
共に音楽や音声を記録したい場合は、音声入力モードに
設定し(モニタ画面上で指定)、音声を入力する。入力
した音声は順次ディスクに記録され、最後に、どのアル
バムのどの駒に対応する音声であるかを示す音声アルバ
ム情報を付加し、記録する。この情報は、音声の記録部
分の最初に入れてもよいし、音声の記録場所と画像の記
録場所を対応付けできればよい。次に、#33〜#36
において、電子アルバム装置へ画像、コメントなどの文
字情報を記録出力し、続いて、アルバム情報(#31で
設定したもの)を記録出力する。その後、処理は最初に
戻る。
【0023】上記#7でマルチ画面スイッチが押された
場合、処理は図5のフローへ移り、マルチ画面表示出力
を行うための指示が、演出コントロール部9へ出力され
る(#41)。次いで、一枚毎に撮像を行い、モニタ5
5ヘ出力する。この撮影は予備的なもので粗くてよい。
この動作をフィルムが終了するまで繰り返し行う。演出
コントロール部9は第2メモリ10に順に各駒の画像情
報を加えていく。1本のフィルムが終了すると、モニタ
55上には図8に示すようにフィルム1本分の画像が表
示される(#42〜#44)。次に、駒指定がなされる
と(#45でYES)、指定駒がユーザに認識できるよ
うにモニタ55に図9に示すように表示される(#4
9)。ここでは15番目の駒が指定された例を示してい
る。枠を表示しているが、枠表示はなくてもよく、指定
駒が分かれば何でもよい。駒の指定方法は、駒番号の入
力、タッチパネル入力、モニタ55上でのカーソル指定
のいずれでもよい。この表示をユーザが確認し、取消ス
イッチが押されると図8の表示を再度出力して、取消ス
イッチが押されることなく確認スイッチが押されると、
確認されたことを示す強調表示を行って、それぞれ#4
5へ戻る(#50〜#52)。この強調表示は、例え
ば、枠を太くしてもよく、指定駒の輝度を上げてもよ
い。確認された駒番号は、システムコントローラ21内
の不図示のメモリに記憶される。
【0024】駒指定が全く行われずに取消スイッチが押
されると(#45でNO、#46でYES、#47でN
O)、最初の初期状態に戻るが、一駒でも駒指定が行わ
れていた時には、取消スイッチは無効となり、#45に
戻って次の駒指定があるかどうかを判定する。以上のよ
うな駒指定処理が行なわれても、確認スイッチが押され
なければ(#48でNO)、#45に戻り、確認スイッ
チが押されるまで次々と駒を指定していくことができ
る。確認スイッチが押されると、次に、全駒一括スイッ
チが押されたかを判定する(#53)。全駒一括スイッ
チが押されると、全駒が指定された表示状態になり(#
54)、全駒一括スイッチが押されなければ、#54は
スキップする。次に、ファイルスイッチが押されたかを
判定する(#55)。ファイルスイッチが押されれば、
ディスク内のアルバム情報を読取り、モニタ55に表示
し、アルバム情報を設定する。つまり、どのアルバムに
指定駒の画像を記憶するかを設定する(#56〜#5
8)。
【0025】次に、#59〜#64において、上記で駒
指定され記憶しておいた駒番号を基に検索し、撮像をや
り直し、この画像を先に記憶させているフィルム磁気情
報と共にモニタ55に表示出力し、次に、電子アルバム
装置側へ画像と情報(文字データ)を出力することを指
示した後、記録出力する。この間、モニタ画面には、図
10のように、指定駒の画像と情報が出力される。指定
した駒の全てが撮像、表示、記録されるまで上記の処理
を繰り返す。次に、#65〜#70において、音声情報
を記録する。この音声記録は前述と同様である。最後
に、上記#58で設定したアルバム情報を画像ファイル
部28のディスクに送って記録し、フィルム装填の処理
を終了する。
【0026】上記#6で一括記録スイッチが押された場
合、図6のフローに移る。ここで、ファイルスイッチが
押されると(#71でYES)、演出コントロール部9
にはマルチ画面出力表示を行う指示を与える(#7
2)。その後、順に一駒毎に撮像を行い、撮像データを
モニタ55に出力すると共に、電子アルバム装置へも出
力する。ここで、モニタ55へはマルチ画面として第2
メモリ10から、電子アルバム装置へは一駒の画像とし
て同じく第2メモリ10から出力される。これを順次全
駒終了するまで繰り返す(#73〜#77)。最後に画
像ファイル部28内のディスクのアルバム情報を読取
り、上記画像と磁気情報を記録するアルバムを選択し、
画像及び情報とアルバムとを対応付けるためのアルバム
情報をディスクに記録する(#78〜#80)。その
後、処理は#65へ移る。なお、#71でファイルスイ
ッチが押されず、取消スイッチが押された場合は初期設
定に戻る。
【0027】次に、本システムによるアルバム編集機能
の詳細を説明する。本実施例でのアルバム編集とは、画
像ファイル部28のディスク中のアルバムの画像をフィ
ルムカートリッジ内の画像や他のアルバム画像間に挿入
したり、出画順を変更することで、下記の3つの機能が
ある。ここに、挿入する画像を含むアルバムを挿入アル
バム、挿入されるアルバムを編集アルバムと呼ぶ。第1
の機能は、画像ファイル部28中のアルバム(挿入アル
バム)Bから駒単位に他のアルバム(編集アルバム)A
へ挿入し、セーブするもの、第2の機能は、画像ファイ
ル部28中のアルバム(挿入アルバム)Bから駒単位に
任意のフィルムカートリッジ画像の間に挿入し、新アル
バムCを作成しディスクにセーブするもの、第3の機能
は、画像ファイル部28中のアルバム(挿入アルバム)
Bの出画順を変更し、新アルバムDを作成しディスクに
セーブするものである。
【0028】また、各々のアルバムは、アルバム情報フ
ァイルと画像ファイルとで構成され、画像ファイル部2
8に記録されている。アルバム情報ファイルは、図21
に示すように、アルバムタイトルと各駒番号に対応する
画像アドレスと情報が収められている。このアルバム情
報ファイルだけを作成することで、新しいアルバムが作
成できる。つまり、新アルバムにおいて画像ファイルの
アドレスを指定するだけで画像をコピーしたり移動する
必要なくアルバムが作成でき、メモリ容量の節約と短時
間でのアルバム化が可能である。
【0029】アルバム編集(出画順編集)をフローチャ
ートに基づいて説明する。図11はアルバム編集全体の
流れを示すフローチャートである。まず、アルバム情報
ファイルのタイトルをモニタ上に表示し、編集アルバ
ム、挿入アルバム又はフィルムカートリッジを選択する
(#101)。この時の表示例を図19に示し、その詳
細は後述する。次いで、編集(挿入)操作をする画面を
モニタ上に表示する(#102)。この時の表示例を図
20に示し、その詳細は後述する。次に、電子アルバム
側の入力部37の操作により、編集・挿入アルバムの切
換スイッチがONされたかを調べ(#103)、ONさ
れれば、編集アルバム設定モード(図20の編集アルバ
ムカーソル109が点滅)であれば挿入アルバム設定モ
ード(図20の挿入アルバムカーソル110が点滅)
に、編集アルバム設定モードでなければ編集アルバム設
定モードに、それぞれモードを変更する(#104〜#
106)。
【0030】次に、駒送りスイッチ、駒戻しスイッチ、
確認スイッチ、取消スイッチ及びファイルスイッチが順
次チェックされる(#107〜#115)。駒送りスイ
ッチ又は駒戻しスイッチのONで、一駒送り又は一駒戻
しが行われる(#108,#110)。すなわち、点滅
カーソルを一駒送り、又は戻して、挿入位置または挿入
駒の画像を変更する。確認スイッチのONで、その時の
編集アルバムのカーソル位置に挿入アルバムのカーソル
位置の画像を挿入する(#112)。取消スイッチON
で、その時の編集アルバムのカーソル位置直前の駒の画
像を削除する(#114)。ファイルスイッチONで、
その時の編集アルバムの状態を示すアルバム情報ファイ
ルを画像ファイル部にセーブし(#116)、アルバム
編集機能を終了する。
【0031】図12は上記#101のアルバム情報ファ
イル選択のサブルーチンを示す。画像ファイル部28か
ら全てのアルバム情報ファイルを読み出し(#20
1)、アルバムタイトルを編集アルバムと挿入アルバム
のタイトル部に表示し(#202,#203)、編集ア
ルバムの1つのタイトルにカーソルを表示する(#20
4)。アルバム選択表示画面の一例を図19に示す。白
黒反転の編集アルバム選択カーソル101で、編集アル
バムタイトル部103内を移動し、編集アルバムを決定
する。フィルム入力選択メニュー105は、カーソル1
01で選択することで、フィルムカートリッジの画像を
編集アルバムとみなす。ニューアルバム作成メニュー1
06は、このメニューをカーソル101で選択すると、
新しいアルバム(情報ファイル)が作成される。主に出
画順を変更するときに使用される。黒反転の挿入アルバ
ム選択カーソル102は、挿入アルバムタイトル部10
4内を移動し、挿入アルバムを決定する。この表示例で
はタイトル部に撮影時の日付が表示されている。この日
付は、フィルムカートリッジからの情報を読み出したも
の、又は、本機の操作キーにより入力されたものであ
る。日付のないアルバムは画像ファイル部28に本機購
入時からセーブされているアルバムで、本機ユーザが撮
影したものではない。
【0032】図12のフローチャートの説明に戻る。駒
送りスイッチがチェックされ(#205)、押されてい
れば、次の編集アルバムタイトルにカーソル101を進
める(#206)。駒戻しスイッチがチェックされ(#
207)、押されていれば、前の編集アルバムタイトル
にカーソル101を戻す(#208)。次に、確認スイ
ッチがチェックされ(#209)、OFFならば#20
5に戻り、スイッチチェックを繰り返す。ONならば、
フィルムカートリッジが選択されたかをチェックし(#
210)、YESの場合はフィルムカートリッジのタイ
トル入力が行なわれ(#211)、フィルムカートリッ
ジから情報が読み出され(#212)、アルバム情報フ
ァイルを作成する(#213)。もし、#210でNO
の場合は、ニューアルバムが選択されたかをチェックし
(#214)、YESの場合は、タイトル入力が行なわ
れ(#215)、駒数(画像数)0のアルバム情報ファ
イルを作成する(#216)。次に、#217では、上
記でフィルムカートリッジが選択されていた場合は、フ
ィルムカートリッジのアルバム情報ファイルを編集アル
バムとし、ニューアルバムが選択された場合は、新しく
作成されたアルバム情報ファイルを編集アルバムとし、
その他のアルバムが選択された場合は、カーソル101
が示すタイトルのアルバム情報ファイルを編集アルバム
とする。
【0033】次に、挿入アルバムの決定を行う。挿入ア
ルバムタイトルにカーソル102を表示する(#21
8)。この時、編集アルバムを示すカーソル101は決
定した編集アルバムタイトル上に固定される。駒送りス
イッチがチェックされ(#219)、押されていれば、
次の挿入アルバムタイトルにカーソル102を進める
(#220)。駒戻しスイッチがチェックされ(#22
1)、押されていれば、前の挿入アルバムタイトルにカ
ーソル102を戻す(#222)。確認スイッチがチェ
ックされ(#223)、OFFならば、#219に戻
り、スイッチチェックを繰り返す。ONの場合は、カー
ソル102が示すタイトルのアルバム情報ファイルを挿
入アルバムとする。図19でアルバム選択表示の一例を
示したが、それ以外に次のような表示、機能を加えるこ
とも考えられる。(1)アルバムタイトルと同時にアル
バムの1駒目の画像をタイトル横に縮小表示し、アルバ
ム内容を直ぐに判別できるようにする。(2)アルバム
タイトルが増えた場合に対応するため、タイトル部をス
クロール可能にする。
【0034】図13はアルバム編集表示のサブルーチン
を示す。図20にアルバム編集表示画面の一例を示す。
まず、前記ルーチンで選択された編集アルバムのタイト
ル107を表示する(#301)。次いで、編集アルバ
ム駒番号111を表示し(#302)、挿入位置を示す
挿入位置選択カーソル109を点滅表示する(#30
3)。点滅はそのカーソルが移動可能であることを示
す。このカーソルは、駒番号間に表示する。次に、画像
を読み出し、第2メモリ10(M2)にセーブする(#
304〜#306)。編集アルバムとして、フィルムカ
ートリッジが選択されていた場合は、フィルムカートリ
ッジ内の画像を撮像し、まびき、又は、圧縮などの手法
により容量を減らし、第2メモリ10にセーブする。第
2メモリ10の容量が十分大きければ縮小の必要はな
い。その他の場合は、同様に画像ファイル部28から編
集アルバム画像を読み出し、まびき、圧縮後、第2メモ
リ10にセーブする。この処理を繰り返し、フィルムカ
ートリッジ、または、編集アルバム画像をすべて第2メ
モリ10にセーブする。挿入位置選択カーソル直前の駒
番号に相当する画像を第2メモリ10より読み出し、表
示エリア1に表示する(#307)。つまり、挿入駒は
表示エリア1の画像の次に挿入されることになる。
【0035】次に、前記と同様に挿入アルバム表示を行
う。前記ルーチンで選択された挿入アルバムタイトル1
08を表示する(#308)。挿入アルバム駒番号11
2を表示し(#309)、挿入駒を示す挿入駒選択カー
ソル110を表示する(#310)。挿入アルバムの画
像を読み出し、まびき、又は、圧縮などし、容量を減ら
した後、第2メモリ10にセーブする(#311)。こ
の時点で、第2メモリ10には編集、挿入アルバムの縮
小画像がすべてセーブされている。挿入駒選択カーソル
110が示す駒番号の画像を読み出し、表示エリア2に
表示する(#312)。
【0036】図14は駒送りスイッチが押された場合の
一駒送りのサブルーチンを示す。挿入位置選択状態にあ
るか、挿入駒選択状態にあるかをカーソルの点滅でチェ
ックする(#401)。初期表示では、挿入駒選択位置
カーソルが点滅しており、図11の#103で編集・挿
入アルバム切換スイッチのONで点滅カーソルが切換え
られる。#401で挿入位置選択カーソルが点滅してい
れば、挿入位置選択カーソルを1駒進め(#402)、
表示エリア1にカーソル直前の駒番号の画像を第2メモ
リ10より読み出し、表示する(#403,#40
4)。#401で挿入駒選択カーソルが点滅していれ
ば、挿入駒選択カーソルを1駒進め(#405)、カー
ソルの示す駒番号の画像を第2メモリ10より読み出
し、表示エリア2に表示する(#406,#407)。
【0037】図15は駒戻しスイッチが押された場合の
一駒戻しのサブルーチンを示す。挿入位置選択状態にあ
るか、挿入駒選択状態にあるかをカーソルの点滅でチェ
ックし(#501)、挿入位置選択カーソルが点滅して
いれば、挿入位置選択カーソルを1駒戻し(#50
2)、カーソル直前の駒番号の画像を第2メモリ10よ
り読み出し、表示エリア1に表示する(#503,#5
04)。挿入駒選択カーソルが点滅していれば挿入駒選
択カーソルを1駒戻し(#505)、カーソルの示す駒
番号の画像を第2メモリ10より読み出し、表示エリア
2に表示する(#506,#507)。
【0038】図16は確認スイッチが押され、編集アル
バムに挿入駒を挿入するサブルーチンを示す。ここで
は、確認スイッチが押された時の挿入駒選択カーソルが
示す画像を編集アルバムの挿入位置選択カーソルの示す
位置に挿入する場合を説明する。まず、挿入位置選択カ
ーソル以降の駒番号表示を1増やし(#601)、駒番
号を挿入する(#602)。また、挿入アルバムのアル
バム情報ファイル中の挿入駒の駒情報を抜き出し、編集
アルバムのアルバム情報ファイルの挿入位置に、挿入駒
の駒情報を挿入する(#603)。アルバム情報ファイ
ルは第1システムコントローラ21にロードされてお
り、この処理は第1システムコントローラ21内で行
う。次に、前記により挿入された駒番号の後に挿入位置
選択カーソルを移動させ、挿入駒選択カーソルで示され
た挿入画像を第2メモリ10から読み出し、表示エリア
1に表示する(#604)。
【0039】図17は取消スイッチが押された時の編集
アルバムに挿入された駒の取消処理のサブルーチンを示
す。ここでは、挿入位置選択カーソル直前の駒番号の画
像を編集アルバムより削除する場合を説明する。編集ア
ルバムの情報ファイルを画像ファイル部28中の情報フ
ァイルと比較する(#701)。もし同一名ファイルが
なければ(#702でNO)、この編集アルバムはニュ
ーメニューで作成されたものとみなし、#704へ進
む。同一名ファイルが存在し、削除指定された駒がその
ファイル中に存在すれば、その駒はオリジナルなものと
して削除をせず、終了する。削除指定された駒が、その
ファイル中に存在しなければ、今回挿入された駒とみな
し、#704へ進む。このように、#704以降では、
新たに挿入された駒だけを削除する。オリジナル駒の削
除は、アルバム編集モード内では行わない。#704で
挿入位置選択カーソル直前の駒番号を消去し、カーソル
以降の駒番号を1減じる(#705)。次に、消去駒の
駒情報を編集アルバムの情報ファイルから削除し(#7
06)、消去駒の直前の駒番号の画像を第2メモリ10
より読み出し、表示エリア1に表示する(#707)。
【0040】図18はファイルスイッチによる編集され
たアルバムの画像ファイル部への書き込みを示す。ま
ず、編集アルバムがフィルムカートリッジから作成され
たかをチェックし(#801)、YESならば、フィル
ム画像を撮像し(#802)、その画像データを画像フ
ァイル部28に書き込み(#803)、その書き込みア
ドレスを編集アルバムの情報ファイルに記録し(#80
4)、完成された編集アルバムの情報ファイルを画像フ
ァイル部28に書き込む(#805)。#801でNO
ならば、画像ファイルが存在するものとして#805へ
進む。
【0041】次に、カートリッジフィルムを装填し、そ
の画像を所定のアルバムに嵌め込みレイアウト編集する
手順を図22に示し、以下、これを説明する。レイアウ
ト編集が特定アプリケーションで使われる定型レイアウ
トの場合は、即時に処理に移る(ステップS1〜S
3)。定型レイアウトではない場合は、メッセージを表
示する(S4)。ユーザは、メッセージに応じて、不図
示のスイッチで、オートモード、パターン(半自動)モ
ード、フリーモードのどれかを選択する。図39にその
メッセージ表示を示す。レイアウトデータはディスクに
格納されている。
【0042】定型レイアウトとは、特定の市販アプリケ
ーション等において自分で撮影した写真を嵌め込むこと
ができるレイアウト手法のことであり、写真を嵌め込む
位置や大きさは決まっている。図42にその例を示す。
使い方の例として鳥類電子アルバムを示す。(1)モニ
タに表示される鳥の名前とイラスト(写真エリアに最初
に表示される)を見ながら、自分で撮影した鳥が掲載さ
れているページを指定する。モニタに表示される画面
は、鳥の名前、習性、生息地等の文字情報とイラスト
(写真)のグラフィック情報で構成される。(2)自分
の撮影した駒を選択する。(3)選択したページの写真
エリアに自分で撮影した写真が上書きされて表示され
る。
【0043】オートモードとは、アルバムに整理したい
駒を選択するだけで、自動的に駒数に合ったページ数で
台紙に見やすく配置するモードのことである(S6,S
7)。レイアウトパターンモードとは、アルバムに整理
したい駒を選択し、表示されるレイアウトパターンの中
から好みのものを選択するモードであり(S9,S1
0)、このモードを図43に示す。フリーレイアウトと
は、現行のアルバム作りと同様に、写真を好みの位置に
レイアウト指定することができるモードである(S12
〜S14)。このモードを、図44、図45に示す。現
行のアルバム作りと異なるのは、貼る写真の大きさやト
リミングが自由に選択できることが挙げられる。ここ
で、以下に用いる定数とその定義を列挙する。
【0044】
【表1】 N:総定型レイアウト数 n:n番目のレイ
アウト K:フィルム1本の総駒数 k:k番目の駒 T:テーマブロック数 t:t番目のテー
マブロック J:t番目のテーマブロックの駒数 j:テーマブロッ
クのj番目の駒 B:一括表示の分割数 b:b番目の分割
位置 M:テーマブロック内の決定駒数 m:m番目の駒 P:ページ数 p:p番目のペー
ジ R:総パターンレイアウト数 r:r番目のパタ
ーンレイアウト Q:指定レイアウトに貼る写真数 q:q番目の写真 Y:レイアウト台紙数 y:y番目のレイ
アウト台紙 FTB:電子ファイルのタイトル数 FK:電子ファイ
ルの駒数 なお、テーマブロックとは1本のフィルムを日付情報等
により複数のブロックに分割したものを言う。
【0045】図23は定型レイアウトページ指定のサブ
ルーチンを示す。始めに、1ページ目のレイアウトペー
ジが表示される(S21,S22)。駒送りスイッチを
押すと、次のレイアウトページが表示される(S23〜
S26)。駒戻しスイッチを押すと、一つ前のレイアウ
トページが表示される(S27〜S30)。この処理は
エンドレスの順操りでも、終端そのままのどちらの処理
でも構わない。確認スイッチを押すと、表示されている
ページを使用することが決定される(S31,S3
2)。
【0046】図24は駒指定No.1(上述図22のS
3)のサブルーチンを示す。始めに、撮影したフィルム
の1番目の画像を読み込み(S41,S42)、上記で
決定したn番目の定型レイアウトの写真エリアの表示倍
率情報を検知し(S43)、表示倍率情報を基に画像を
拡大、縮小し(S44)、レイアウトの写真エリアに画
像を書き込む(S45)。さらに、駒送りスイッチを押
すと、次の撮影した駒が表示される(S46〜S4
9)。駒戻しスイッチを押すと、一つ前の撮影した駒が
表示される(S50〜S53)。この処理はエンドレス
の順操りでも、終端そのままのどちらの処理でも構わな
い。確認スイッチを押すと、表示されている駒を使用す
ることが決定される。駒送りスイッチと駒戻しスイッチ
で駒を選択する方法以外に、直接テンキーを用いて、駒
番号を指定してもよい。
【0047】図25、図26はオートモードレイアウト
での駒指定No.2(上述図22のS6)のサブルーチ
ンを示し、以下、その概略のみを説明する。始めに、フ
ィルムよりテーマブロックの駒数Jを検知し、画面上で
の一括表示の分割数B(≧J)を計算し、表示倍率を計
算又は検知し(S61〜S64)、画像とその画像を書
き込む位置を決定し(S67〜S72)、全駒の一括表
示を行う(S73)。次に、始めの駒の上に選択枠を表
示する(S74,S75)。駒送りスイッチを押すと、
次の駒に選択枠が動き(S76〜S79)、駒戻しスイ
ッチを押すと、一つ前の駒に選択枠が動く(S80〜S
83)。この処理はエンドレスの順操りでも、終端その
ままのどちらの処理でも構わない。確認スイッチを押す
と、その駒がアルバムに貼られる駒と決定される(S8
4〜S86)。再度、確認スイッチを押すと、そのテー
マブロック内の駒指定は終了し、駒数Mが決定される。
さらに、未指定のテーマブロックがあれば、そのテーマ
ブロック内の駒の一括表示を行い、1本のフィルムの中
の未指定のテーマブロックがなくなるまで、上記の処理
を繰り返す(S89〜S90)。このようなテーマブロ
ック単位での処理は、テーマブロックがイベントやテー
マの違いでいくつかに分かれているためアルバム整理の
目安となるという利点がある。
【0048】図27は上記の駒指定No.2処理の後に
行われるレイアウトページ数計算(上述図22のS7)
のサブルーチンを示す。アルバムに使用すると決定され
た駒数Mを検知し(S92)、これとアルバム台紙1枚
に貼り付ける写真の枚数Δとから、使用するアルバムペ
ージ数Pを計算する(S94)。決定された駒の撮影情
報を検知し(S97)、その情報に合うレイアウトパタ
ーンを決定し(S98)、それより写真エリアの表示倍
率データを読み込む(S99)。次いで、貼り付ける枚
数分の決定された駒数の画像をフィルムから読み込み
(S100)、表示倍率データに合わせ、画像の拡大又
は縮小を行い(S101)、拡大あるいは縮小した画像
をアルバム台紙の写真エリアの上に上書きする。1ペー
ジ分の駒の上書きが終了すると、そのページを表示する
(S104)。この表示例を図42に示す。全駒数にな
るまで、上記を繰り返す。
【0049】図28、図29はパターンモードでの駒指
定No.2処理の後に行われるレイアウトパターン指定
(上述図22のS10)のサブルーチンを示す。電子ア
ルバムであるディスクより記録されているレイアウトパ
ターンの総数Rを検知し(S112)、総数Rより一括
表示の分割数B(>R)を計算する(S113)。レイ
アウトパターンをディスクから読み込む(S116)。
分割数に合わせた表示倍率に合わせ、レイアウトデータ
を拡大あるいは縮小し、レイアウトパターンを一括表示
する(S117〜S123)。次に、一括表示されたレ
イアウトパターンのいずれかを選択するための選択枠を
表示する(S125)。ユーザが選択枠を移動させ、使
いたいレイアウトパターンを指定する(S126〜S1
34)。次に、指定されたレイアウトパターンをモニタ
画面全面に表示し、そのパターンの写真エリアの写真数
Qと表示倍率を検知し、フィルム画像を読み込み、表示
倍率に合わせ、画像データを拡大あるいは縮小し、写真
エリアに上書きする(S137〜S143)。選択した
駒がなくなるまで、上記処理を繰り返す。
【0050】図30はフリーモードにおけるレイアウト
台紙指定(図22のS12)のサブルーチンを示す。電
子アルバム即ちディスクに記録されているレイアウト台
紙数Yを検知し、これより一括表示のための分割数Bを
求める(S161,S162)。レイアウト台紙をディ
スクから読み込み、分割数Bに合わせた表示倍率に合わ
せ、レイアウトデータを拡大あるいは縮小し、レイアウ
ト台紙を一括表示する(S165〜S172)。この表
示例を図44に示す。表示エリアに選択枠を表示し、ユ
ーザが選択枠を移動させ、使いたい台紙を指定すること
で、指定されたレイアウト台紙がモニタ画面一杯に表示
される(S173〜S183)。
【0051】図31、図32は上記レイアウト台紙指定
処理の後に行われる駒指定No.3処理(図22のS1
3)のサブルーチンを示す。前述と同様にして、始めの
テーマブロックの全駒の一括表示を行い、始めの駒の上
に選択枠が表示される(S191〜S207)。駒送り
スイッチを押すと、次の駒に選択枠が動く。駒戻しスイ
ッチを押すと、一つ前の駒に選択枠が動く。これはエン
ドレスの順操りでも、終端そのままのどちらの処理でも
構わない。確認スイッチとファイルスイッチで駒を指定
する(S208〜S219)。
【0052】図33、図34は上記レイアウト台紙指定
処理の後に行われるレイアウト指定(図22のS14)
のサブルーチンを示す。前回指定された台紙をモニタ画
面一杯に表示する(S221〜S224)。指定された
駒のフォーマットに応じた写真枠を表示する(S22
5)。ユーザはその写真枠を移動させ、好みの大きさに
調整する(S226〜S237)。確認スイッチを押
し、その位置と大きさで写真を表示させる(S238〜
S244)。この表示例を図45に示す。良ければ確認
スイッチを、やり直す場合は取消スイッチを押す(S2
45,S246)。確認スイッチを押すとメッセージが
表示される(S247)。このメッセージ例を図40に
示す。表示されたメッセージを選択し、作業を続けた
り、修正したり、終わることが可能である(S248〜
S254)。
【0053】図35は台紙色変更(図22のS15)処
理のサブルーチンを示す。先ほどから作業している最初
のページを表示する(S261〜S263)。取消スイ
ッチを押すと、いくつかの色見本が一括表示される(S
265)。その中から、自分の好みに合った台紙色を選
択する(S266)。選択したら、そのページの台紙色
が変わり、再表示される(S267)。以上を全ページ
について行う。
【0054】図36は作業終了確認(図22のS17)
処理のサブルーチンを示す。ファイルスイッチを押す
と、図41に示すようなメッセージが表示され、さらに
アルバム作りを終了する。確実に確認するために、再
度、ファイルスイッチを押すと終了する(S281〜S
283)。
【0055】図37は画像レイアウトの記録処理(図2
2の最終ステップ)における定型レイアウト時のフロー
チャートを示す。電子ファイルの記録駒数FK(新しく
写真を登録したページ数になる)を検知する(S29
1)。電子ファイルに記録されている駒の後に、今回使
った駒の画像データを記録し、所定の情報記録部に情報
を記録する(S293〜S296)。最後のページの処
理が終了するまで、上記の処理を繰り返す。
【0056】図38は定型レイアウト以外の記録時のフ
ローチャートを示す。テーマ毎に、ページ数と駒数を検
知する(S301〜S307)。電子ファイルに記録さ
れている駒の後に、今回アルバムに新しく作ったページ
に使われている駒の画像データを記録する(S308〜
S311)。アルバム用記録部に情報を書き込む(S3
12)。この情報は、テーマブロック番号、ページ番
号、レイアウト手法、レイアウトページ、及び、使用し
た駒番号の5種類(フリーモードの場合は、表示の中心
位置と駒表示倍率を追加して7種類)となる。最後のペ
ージの処理が終了するまで、上記を繰り返す。
【0057】次に、本システムでの他の編集作業例とし
て複数画像を合成する処理について説明する。図46は
合成モードの処理の概略を示すフローチャートである。
合成モードは、電子アルバム装置の入力部37あるいは
フィルムプレーヤ本体のリモコン等を操作することによ
り設定し、このモードではモニタの編集画面上で指示を
可能としておけばよい。まず、主被写体が存在するオリ
ジナル画面をフィルムまたは画像ファイル部28の中か
ら選択する(ステップE1)。次に、オリジナル画面か
ら抜き出した主被写体と合成する背景画面を上記と同様
に選択する(E2)。上記E1で選んだオリジナル画面
の中から主被写体を抽出し(E3)、上記E2で選んだ
背景画面内の合成位置を決定して(E4)、実際に主被
写体と背景画面との合成を行う(E5)。以下、より詳
しい説明を図47乃至図50を用いて行う。
【0058】図47はオリジナル画面選択(E1)の手
順を示す。まず、図49はそのときの編集画面枠を示
す。まず、このような編集画面枠を表示し(E11)、
現在選択されている画面をオリジナル画面枠bに表示す
ると共に、画面インデックス表示枠aに選択画面のイン
デックスを表示する(E12)。編集画面枠は、表示用
データ制御部13から表示用データとして第2メモリ1
0に書き込まれることで表示されるが、編集画面枠の表
示用データは該制御部13内にROMデータとして用意
してあるか、あるいは、後述の画像ファイル部28に記
録してあって、ここからリード部30、データセレクト
部31、端子TS6を介して該制御部13に読み込める
ようになっているものである。
【0059】画像データに関して、選択画面がフィルム
2のときはCCD4、第1プロセス部5を経てフィルム
画像が書き込まれた第1メモリ6から、また、選択画面
が画像ファイル部28のときは、電子アルバム装置内の
リード部30、データセレクト部31、伸長部32を経
てファイル画像が書き込まれた第3メモリ33から端子
TS2を介して、切換部8に入力された後、演出コント
ロール部9にてオリジナル画面枠bの大きさに合うよう
に変倍されてから同枠bの位置に相当する第2メモリ1
0上のアドレスに画像データが書き込まれる。また、画
面インデックスに関して、選択画面がフィルム2のとき
はフィルム2上に書かれた磁気情報から情報R/W部1
2を介して、選択画面が画像ファイル部28のときは同
ファイル部28に画像データと共に記録されている表示
用データから電子アルバム装置内のリード部30、デー
タセレクト部31、端子TS6を介して、表示用データ
制御部13に読み込まれた後、同制御部13から第2プ
ロセス部11に文字データとして出力され、同プロセス
部11で第2メモリ10から読み出した編集画面枠内の
インデックス表示枠aの位置にスーパーインポーズして
表示される。
【0060】再び、図47に戻って説明すると、次に、
コメント枠dにオリジナル画面の選択を促す表示をし
(E13)、スイッチ群の状態を読み込み(E14)、
該スイッチ群の状態が変化しているかを調べ(E1
5)、変化していればこれに応じて新たな画像データを
フィルム2または画像ファイル部28よりロードし(E
16)、ステップE12に戻って新たに選択された画像
を表示する。スイッチ群の機能は、ファイリング画像選
択スイッチ・駒送りスイッチ・駒戻しスイッチ・単画面
/マルチ画面切換スイッチである。E15の判断でスイ
ッチ群の状態に変化がないときは、E17に進んで確認
スイッチの状態を読み込み、確認スイッチがOFFであ
ればE14に戻るが、確認スイッチがONの時は次の処
理である背景画面選択(E2)に移る。背景画面選択の
手順は図示しないが、編集画面枠表示を除いてオリジナ
ル画面選択と同様である。
【0061】背景画面選択が終了すると、オリジナル画
面からの主被写体抽出(E3)を行う。この手順も図示
しないが、これは、例えば、特定の色相領域抽出等によ
る自動抽出、あるいは、ライトペン等により指示した領
域を抽出する手動抽出により、所望の主被写体を抽出す
るものである。
【0062】続く処理である背景画面上の合成位置決定
(E4)及び合成処理(E5)の手順を図48に示す。
まず、図50に示すような合成画面枠eを表示し(E4
1)、次に、既に選択されている背景画面を同合成画面
枠eに表示する(E42)。枠と画像の表示方法は、上
記オリジナル画面選択の際と同様である。次に、先に抽
出された主被写体の形状を背景画面の中央に表示(E4
3)した後、移動スイッチの状態を読み込み(E4
5)、移動スイッチの状態に変化があれば、この変化状
態に応じて背景画面上の主被写体の形状表示位置を変更
し(E46)、移動スイッチ状態の読み込みに戻るが、
移動スイッチの状態に変化がなければ、E47に進み、
確認スイッチの状態を読み込む(E47)。なお、ここ
に述べた移動スイッチとは、例えば、マウスのように平
面上の位置座標を入力できるようなスイッチやパンニン
グ用スイッチでよい。また、主被写体の形状表示につい
ては、オリジナル画面からの主被写体抽出(E3)の際
に得られる主被写体の形状を表示用データ制御部13に
記憶しておき、該形状を例えば、白パターンの表示用デ
ータとして第2メモリ10に書き込むことで表示を行う
ものとする。
【0063】次に、ステップE48では、E47で読み
込んだ確認スイッチがOFFのときはE44に戻るが、
確認スイッチがONのときは合成位置が決定され、合成
処理(E5)に移行する。合成処理では、まず、抽出主
被写体の画像データを第1メモリ6もしくは第3メモリ
33から読み出し、背景画面上の合成位置決定(E4)
で決定された位置に相当する第2メモリ10上のアドレ
スに書き込み(E51)、続いて、背景画面の画像デー
タを第1メモリ6もしくは第3メモリ33から読み出
し、第2メモリ10上の背景画面に相当するアドレスに
書き込んで(E52)、合成処理を終了する。なお、オ
リジナル画面、背景画面が共にフィルム2にあるとき、
あるいは、両者共に画像ファイル部28にあるときは、
背景画面の画像データを新たにフィルムから第1メモリ
6に、もしくは、画像ファイル部28から第3メモリ3
3にロードする必要がある。
【0064】図46に戻って説明すると、合成処理を終
えると、表示用データ制御部13から第2プロセス部1
1に文字データを出力して、できあがった合成画像を画
像ファイル部28にセーブするか否かの旨を画面にスー
パーインポーズ表示して、ファイリングスイッチ又は取
消スイッチの入力を待ち(E6)、ファイリングスイッ
チの入力がなされた際は、第2メモリ10から端子TS
1、電子アルバム装置内の圧縮部25、MIX部26、
ライト部27を介して、画像データが画像ファイル部2
8に書き込まれた後に(E7)、合成モードの終了か否
かを判別し(E8)、取消スイッチが入力されれば、E
1に戻る。
【0065】上記実施例ではフィルムプレーヤ本体はフ
ィルム画像をファイリングするものであったが、プリン
ト画像を電子アルバムにファイリングするものであって
もよい。プリント画像を入力する際のフィルムプレーヤ
と電子アルバム装置の内部ブロック構成を図51に示
す。図2に示した構成と異なる部分についてのみ説明す
る。プリント2´を撮像する場合は、光源1からの光を
反射光式にし、撮像部の構成も変更する。例えば、プリ
ントサイズには複数の種類があり、サイズの異なるE判
とL判を同一の撮像素子4で撮像する場合、撮像素子4
からの出力の読み出し部分を変更する。また、プリント
の装填部分もフィルム装填の場合とは構成を変更する必
要がある。その他の部分はフィルムを撮像する場合と同
じである。
【0066】図52はプリント画像入力の全体のフロー
チャートを示す。プリントから入力する場合、プリント
を1枚ずつ所定の撮像位置にセットする方法と、予め複
数のプリントを特定のカセットにセットしておいて、こ
のカセットを所定の位置にセットする方法とが考えられ
る。2つの方法では、入力の操作が異なる部分があるの
で、図52では1枚ずつセットする方法を示した。ま
ず、入力するプリントに対するタイトルを作成する(ス
テップF1)。各画像はこのタイトルごとに保存され、
タイトルは後に画像を検索する場合などに使用される。
次に、入力するプリントのサイズと縦横の構図を設定し
(F2)、設定された構図を図56に示すように表示す
る(F3)。この画面枠の表示で選定された入力画像の
構図が確認される(F4)。次に、日付入力スイッチが
ONの場合は、日付の入力が行われる(F5,F6)。
この日付データは、前述のタイトルと同様に、後に画像
データを検索する場合に使用できる。
【0067】続いて、セットされたプリント画像が入力
され(F7)、その画像が表示される(F8)。入力さ
れた画像に対して、トリミングスイッチがOFFであれ
ば、表示された画像がそのまま保存され、一方、トリミ
ングスイッチがONであれば、トリミングする画像領域
が指定され、トリミングされた画像が保存される(F9
〜F11)。次に、入力終了スイッチを調べ(F1
2)、これがOFFであれば、画像の入力を続行する
が、このとき、自動的に画像番号が1つ増加する(F1
3)。この画像番号は、同一のタイトルで保存されてい
る画像の通し番号であり、各画像は、この画像番号によ
って管理される。次の画像を続いて入力する場合、前回
と同サイズで同構図かを調べ(F14)、前回と同じで
あれば、F3に戻り、新たな画面枠が表示されて画像入
力が続行される。前回と異なる場合は、F2に戻り、改
めてサイズと構図を設定し直してから、画像の入力を続
行する。
【0068】図53によりタイトル作成の詳細について
説明する。まず、既に作成されているタイトルを画像フ
ァイル部28より読み出し、全てを表示する(F2
1)。入力する画像は、既に作成されているタイトルに
属する場合と、新しいタイトルに属する場合とが考えら
れる。既に作成されているタイトルに属する場合は、表
示されているタイトルの中から選択する(F23)。こ
の際、そのタイトルに先に入力されている画像の数PN
が表示され(F24)、画像番号は前述の画像番号の次
の数に設定される(F25)。一方、入力する画像が、
新しいタイトルに属する場合は、タイトル名を入力する
(F26)。この際、画像番号は「1」に設定される。
なお、タイトルの表示例、読み出し方法については、編
集時等と同じであるので、詳細な説明は省略する。
【0069】図54により入力するプリントの構図の選
定(F2)について説明する。プリントの構図とは、E
判、L判などのプリントサイズと撮影時の縦横の構図と
の組合わせである。まず、各サイズの選択スイッチによ
り、プリントサイズを選定する(F31〜F33)。こ
こでは、3種類のサイズのみを挙げているが、その他の
サイズにも選択スイッチを設けることで対応可能であ
る。また、選定方法として、画面に表示されたプリント
サイズの中から、適当なサイズを選択する方法も考えら
れる。さらに、各サイズに対して、縦横構図の選定が行
われる(F34〜F36)。本実施例では、入力するプ
リントが縦構図の場合に、ユーザが縦構図スイッチを押
す場合を示すが、縦横両選択スイッチや画面表示で選択
する方法も考えられる。設定されたプリント構図に合わ
せて、スキャン幅やスキャンスピードなど撮像部や表示
用メモリの設定変更、縦横情報に応じた画像の回転等を
行う(F37)。
【0070】図55により入力された画像のトリミング
領域の指定(F10)について説明する。まず、ライト
ペンやマウスなどを用いてモニタ画面上でトリミングの
中心が指定される(F41,F42)。次に、ズームア
ップスイッチが押されている間、ズームアップしていく
画像を表示する(F43,F44)。ズームアップの方
法は、ズームアップスイッチが押される毎に、1ステッ
プずつズームした画像を表示する方法もある。以上でプ
リント画像をファイリングする実施例説明を終える。な
お、本システムは上記実施例構成に限られず、種々の変
形、応用が可能であり、例えば、スチルビデオカメラで
撮影した画像を電子ファイルに取り込むことも同様に可
能である。
【0071】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記録媒体
に記録された画像を読み取る際に、画像がプリントされ
たインデックスプリントに対応したスイッチ手段を操作
することで、読み取り動作を行う画像を容易に選択する
ことができる。また、記録媒体から読み出した画像を表
示手段にインデックスプリントに対応した配列で表示さ
せることができるので、所望の画像選択がより容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電子ファイリングシス
テムの外観図である。
【図2】同システムのブロック構成図である。
【図3】リモコンの斜視図である。
【図4】本システムのフィルム装填時の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】マルチ画面表示のフローチャートである。
【図6】マルチ画面表示のフローチャートである。
【図7】アルバム情報の例を示す図である。
【図8】画面表示の例を示す図である。
【図9】画面表示の例を示す図である。
【図10】画面表示の例を示す図である。
【図11】アルバム編集のフローチャートである。
【図12】アルバム情報ファイル選択のフローチャート
である。
【図13】アルバム編集表示のフローチャートである。
【図14】一駒送りのフローチャートである。
【図15】一駒戻しのフローチャートである。
【図16】挿入処理のフローチャートである。
【図17】挿入取り消し処理のフローチャートである。
【図18】アルバム情報ファイルのセーブのフローチャ
ートである。
【図19】アルバム選択表示の例を示す図である。
【図20】アルバム編集表示の例を示す図である。
【図21】アルバム情報ファイルの例を示す図である。
【図22】本システムで画像嵌め込みを行う場合のフロ
ーチャートである。
【図23】画像嵌め込みにおける定型レイアウトページ
指定のフローチャートである。
【図24】定型レイアウトでの駒指定のフローチャート
である。
【図25】オートモードでの駒指定のフローチャートで
ある。
【図26】オートモードでの駒指定のフローチャートで
ある。
【図27】パターンモードでのレイアウトページ計算の
フローチャートである。
【図28】レイアウトパターン指定のフローチャートで
ある。
【図29】レイアウトパターン指定のフローチャートで
ある。
【図30】フリーモードでのレイアウト台紙指定のフロ
ーチャートである。
【図31】フリーモードでの駒指定のフローチャートで
ある。
【図32】フリーモードでの駒指定のフローチャートで
ある。
【図33】フリーモードでのレイアウト指定のフローチ
ャートである。
【図34】フリーモードでのレイアウト指定のフローチ
ャートである。
【図35】台紙色変更のフローチャートである。
【図36】作業終了確認のフローチャートである。
【図37】定型レイアウト時の記録のフローチャートで
ある。
【図38】定型レイアウト以外の記録のフローチャート
である。
【図39】メッセージ表示画面の例を示す図である。
【図40】メッセージ表示画面の例を示す図である。
【図41】メッセージ表示画面の例を示す図である。
【図42】定型レイアウトの例を示す図である。
【図43】レイアウトパターンの例を示す図である。
【図44】レイアウト台紙の例を示す図である。
【図45】フリーレイアウトの例を示す図である。
【図46】本システムでの合成モード時のフローチャー
トである。
【図47】合成モードにおけるオリジナル画面選択のフ
ローチャートである。
【図48】背景画面上の合成位置決定のフローチャート
である。
【図49】合成モード時の編集画面の例を示す図であ
る。
【図50】合成モード時の画面の例を示す図である。
【図51】本システムの他の実施例を示すブロック構成
図である。
【図52】プリント画像入力のフローチャートである。
【図53】タイトル作成のフローチャートである。
【図54】プリント構図選定のフローチャートである。
【図55】トリミング領域指定のフローチャートであ
る。
【図56】画面枠表示例を示す図である。
【図57】フィルムの画像領域と情報記録領域を示す図
である。
【符号の説明】
2 フィルム 4 撮像素子 12 情報リード/ライト部 13 表示用データ制御部 19a 透明タッチパネル 19c インデックスプリント装填口 27 ライト部 28 画像ファイル部(記録媒体) 51 フィルムプレーヤ本体 52 フィルムカートリッジ 53 光ディスク 54 電子アルバム装置 55 モニタ
フロントページの続き (72)発明者 前田 由香里 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大 阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 山田 哲男 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大 阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 難波 克行 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大 阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 審査官 石丸 昌平 (56)参考文献 特開 平3−128582(JP,A) 実開 昭62−46939(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 5/222 - 5/257 H04N 1/387

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録された画像を読み取る画
    像読み取りシステムにおいて、 前記記録媒体に記録された複数の画像のうち、任意の画
    像を選択する選択手段と、 該選択手段により選択された画像を読み取る読み取り手
    段と 前記記録媒体から読み出された複数の画像を、前記記録
    媒体に記録されている画像がプリントされたインデック
    スプリントに対応した配列で表示する表示手段と からな
    り、 前記選択手段は、前記インデックスプリントに対応した
    複数のスイッチ手段を有し、 任意の画像に対応した前記スイッチ手段を操作すること
    により該画像の読み取り動作を行うことを特徴とするイ
    ンデックスプリントを用いた画像読み取りシステム。
JP08529793A 1993-03-19 1993-03-19 インデックスプリントを用いた画像読み取りシステム Expired - Lifetime JP3334229B2 (ja)

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