JPH10285515A - 画像記録再生システム - Google Patents

画像記録再生システム

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JPH10285515A
JPH10285515A JP9092090A JP9209097A JPH10285515A JP H10285515 A JPH10285515 A JP H10285515A JP 9092090 A JP9092090 A JP 9092090A JP 9209097 A JP9209097 A JP 9209097A JP H10285515 A JPH10285515 A JP H10285515A
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JP9092090A
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Inventor
Tsutomu Honda
努 本田
Masataka Hamada
正隆 浜田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数コマの中から選択的にコマを再生する際
の選択操作を容易かつ簡単にする。 【解決手段】 フィルムFの各コマの撮影画像が撮像部
7で取り込まれ、画像メモリ11に記録される。フィル
ムFに磁気的に記録された撮影場所を含む情報が磁気情
報読取部8で読み取られて磁気情報メモリ13に記録さ
れる。記録された複数コマの撮影画像を選択的に再生す
る際、地図メモリ15から撮影場所を含む地図が読み出
され、撮影場所の情報に基づきその地図上に撮影点がプ
ロットされるとともに、その撮影点に対応付けて撮影画
像(縮小画像)が配置された検索用の画像が生成され、
表示装置2に表示される。再生すべきコマはこの検索用
の画像上で撮影場所等を検索情報として選択指定され
る。地図上に撮影画像を合成表示することでコマの選択
操作を容易にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀塩フィルムの各
コマに撮影された画像やビデオテープに撮影された各コ
マの画像等をCRT(Cathode Ray Tube)等の表示装置
に再生する画像記録再生システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、銀塩フィルムの各コマに撮影され
た画像やビデオテープに撮影された各コマの画像等を磁
気ディスク等の記録媒体に記録し、適当な方法で記録画
像を検索してCRT等の表示装置に再生するファイリン
グシステムが提案されている。
【0003】例えば特開平3−247081号公報に
は、撮影場所や撮影日時の情報が磁気情報として自動的
に記録可能なカメラが提案され、更にこのカメラで撮影
された画像のファイリングシステムとして、フィルムか
ら読み取られた撮影場所や撮影日時の情報を検索情報と
して利用するファイリングシステムが提案されている。
【0004】このファイリングシステムでは、例えば操
作ボードから撮影場所の文字情報を入力することにより
該当する撮影場所のコマを検索し、そのコマを順次、再
生できるようになっている。また、撮影場所の検索方法
として、直接、地名を入力したり、国−県−市のように
階層的に撮影場所を選択して入力する方法が示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のファイリン
グシステムは、操作ボードから地名や地域等の文字情報
を入力して再生すべきコマの検索を行なうようにしてい
るので、検索条件を絞ることが容易でなく、入力操作も
比較的煩雑となる。
【0006】また、旅行写真等の再生では、鑑賞者は単
に内容を確認するだけでなく写真からその旅行に関する
色々な思い出を辿るものであるから、再生時に併せて撮
影場所に関連してその周辺の観光地等の情報が聴取でき
ると、鑑賞効果が高められ、便利である。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、再生コマの検索が容易で、しかも再生コマの鑑賞
効果を高めることのできる画像記録再生システムを提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数コマの撮影画像と少なくとも撮影場所を含む各コマ
の撮影内容に関する情報とが記録された記録媒体から各
コマの撮影画像を取り込む画像取込手段と、上記記録媒
体から上記撮影内容に関する情報を読み取る情報読取手
段と、上記画像取込手段で取り込まれた撮影画像を記録
する画像記録手段と、上記情報読取手段で読み取られた
撮影内容に関する情報を記録する情報記録手段と、上記
撮影場所を含む地図が画像情報として予め記憶された地
図記憶手段と、上記撮影画像、上記撮影場所の情報及び
上記地図の画像情報を用いて、地図上に撮影場所がプロ
ットされ、かつ、各撮影画像が地図上に撮影場所に対応
付けて表示されてなる再生コマ検索用の画像を生成する
検索画像生成手段と、画像を表示する表示手段と、上記
撮影画像の再生を行なう際、再生対象のコマを選択する
べく上記再生コマ検索用の画像を上記表示手段に表示さ
せる表示制御手段とを備えたものである。
【0009】上記構成によれば、記録媒体から各コマに
撮影された画像が取り込まれ、画像記憶手段に記憶され
るとともに、記録媒体から各コマの撮影内容に関する情
報が読み取られ、情報記憶手段に記憶される。
【0010】取り込まれた撮影画像の再生を行なう際、
地図記憶手段から地図の画像情報が読み出され、各コマ
の撮影場所に基づき地図上に撮影場所がプロットされる
ととに、各コマの撮影画像が、この地図上に撮影場所に
対応付けて表示されるように地図の画像と合成され、こ
の合成画像が再生コマ検索用の画像として表示手段に表
示される。
【0011】操作者は、表示手段に表示された再生コマ
検索用の画像により各コマの撮影画像を確認しつつ再生
すべきコマを選択設定することができる。
【0012】請求項2記載の発明は、上記画像記録再生
システムにおいて、再生対象のコマを選択するための操
作手段と、上記再生コマ検索用の画像が表示された表示
手段に重畳して上記操作手段の操作に連動してカーソル
を移動表示させるカーソル表示手段と、上記再生コマ検
索用の画像上で上記カーソルにより指定されたコマの撮
影画像を再生対象のコマに設定する再生コマ設定手段と
を備えたものである。
【0013】上記構成によれば、表示手段に表示された
再生コマ検索用の画像上で操作手段を操作してカーソル
を所望のコマの撮影画像の位置に移動させ、指定するこ
とによりそのコマが再生対象のコマに設定される。
【0014】請求項3記載の発明は、上記画像記録再生
システムにおいて、上記地図に含まれる主要な場所の地
理的もしくは観光的な地域情報が予め記憶された地域情
報記憶手段と、上記地域情報記憶手段に記憶された地域
情報の再生を指示する再生指示手段と、上記再生指示手
段で指示された地理的もしくは観光的な地域情報を上記
地域情報記憶手段から読み出して再生する情報再生手段
とを備えたものである。
【0015】上記構成によれば、取り込まれた撮影画像
の再生を行なう際に、再生指示手段により地理的もしく
は観光的な地域情報の再生が指示されると、再生対象の
コマの撮影場所に関連する主要な場所の地理的もしくは
観光的な地域情報、例えば観光地の画像情報、歴史、地
理的特徴、特産物等の情報が再生される。これにより再
生される撮影画像の思い出とその撮影場所に関連する観
光的な地域情報とにより鑑賞者の鑑賞効果が高められ
る。
【0016】請求項4記載の発明は、上記画像記録再生
システムにおいて、上記地図記憶手段は書換可能又は装
置本体に着脱可能となっているものである。
【0017】上記構成によれば、地図の内容が変化した
場合は地図記憶手段を装置本体から離脱し、記録内容を
容易に新しい地図に更新することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る画像記録再
生システムの外観図である。画像記録再生システムは、
画像記録再生装置1、モニタ用の表示装置2及びフィル
ムの撮影画像以外の画像を入力するための画像入力装置
3から構成されている。
【0019】モニタ用の表示装置2は、映像信号用のケ
ーブルC1と音声信号用のケーブルC2とにより画像記
録再生装置1に接続されている。また、画像入力装置3
も画像記録再生装置1に専用ケーブルで接続されてい
る。
【0020】画像記録再生装置1は、例えば新写真シス
テムに適用されるフィルムの各コマに撮影された画像を
撮像装置により撮像し、各コマの撮影画像(以下、コマ
画像という。)を再生すべき一群のコマ画像に編集した
後、この一群のコマ画像を設定された演出条件に従って
表示装置2に再生するものである。本実施の形態では、
銀塩フィルムに撮影された画像以外にビデオテープに撮
影された画像も画像入力装置3で取り込むことができる
ようになっている。この場合、ビデオカメラで撮影され
た動画の画像は、撮影者が所望のコマ(静止画)を選択
的に抽出し、この静止画が再生すべきコマ画像として画
像記録再生装置1に取り込まれる。
【0021】なお、例えはデジタルビデオカメラやデジ
タルカメラで撮影され、磁気ディスク等の記録媒体に記
録された画像を画像入力装置3で取り込むことができる
ようにすることもできる。
【0022】演出条件には、コマ画像の再生に関する演
出とバックグラウンド・ミュージック等の効果音に関す
る演出とが含まれ、両演出条件は、画像記録再生装置1
の操作部102から設定されるようになっている。ま
た、コマ画像は、表示装置2のCRT201に表示さ
れ、効果音は、CRT201の下部に設けられた一対の
スピーカ202から発音される。
【0023】再生に関する演出には、例えばフェージイ
ング、ワイプ、パンニング、チルティング及びズーミン
グ等の各種の表示手法が含まれる。再生に関する演出の
条件設定においては、上記表示手法の設定のほか、再生
コマの指定、再生コマの順番、画像の天地方向の反転及
び画像の縦横の画面変換等の設定が行なわれる。また、
効果音に関する演出は、主として各コマ画像の表示手法
に対応したバックグラウンド・ミュージックの演奏であ
るが、必要に応じてナレーションを挿入することも可能
である。なお、演出条件の設定は、画像記録再生装置1
による編集作業で行なわれる。
【0024】画像記録再生装置1は、前面パネル101
の下部に操作部102が突出して設けられ、この操作部
102にテンキーやリターンキー等の各種のスイッチ類
やトラックボール等の操作部材が設けられている。画像
記録再生装置1の動作に関する指示は、表示装置2のC
RT201に選択項目や選択内容がメニュー表示され、
主として同CRT201に表示されたカーソルを所望の
選択項目もしくは選択内容の表示位置に移動させて行な
われるようになっている。トラックボール102Aは、
CRT201におけるカーソルの表示位置を移動させる
ための操作部材であり、リターンキー102Bは、選択
指示の確定を入力する操作部材である。また、スイッチ
類102Cは、記録/再生動作の指示や編集内容を入力
するためのスイッチである。
【0025】また、前面パネル101には、新写真シス
テムに適用されるフィルムカートリッジKTが装填され
るカートリッジ装填口101Aと磁気ディスクMD1,
MD2がそれぞれ装填される2個のディスク装填口10
1B,101Cとが設けられている。
【0026】磁気ディスクMD1は、取り込まれたコマ
画像とこのコマ画像に関連した情報とが記録されるもの
である。再生対象として取り込まれるコマ画像は、通常
のカメラで銀塩フィルムに撮影された静止画、デジタル
カメラで磁気ディスク等の外部記録媒体に撮影された静
止画、ビデオカメラ(デジタルビデオカメラを含む。)
で撮像された動画から抽出された静止画及びコンピュー
タで創作されたグラフィク画像(写真合成したものを含
む。)等の静止画等の各種の画像が含まれる。
【0027】また、コマ画像に関連した情報は、例えば
情報が磁気的に記録可能なフィルムの当該フィルムに記
録された磁気情報やビデオテープの記録画像に対する管
理情報であり、具体的には下記表1に示す項目が含まれ
ている。
【0028】
【表1】
【0029】なお、表1に示す情報内容の各項目は、そ
れぞれ以下の内容を有している。 (1) フィルム識別No.;フィルム間の識別を行なうた
めに各フィルムに付される番号。フィルムカートリッジ
KTに付されている固有の番号を用いることができる
が、可能な場合は、撮影時にカメラで自動的に入力され
た番号や撮影者が手動で入力した番号を用いることがで
きる。 (2) コマNo;各コマの番号。 (3) フィルムタイトル;フィルム全体が共通の撮影内容
の場合にフィルム全体に対して付されたタイトル。 (4) コマタイトル;各コマの対して付されたタイトル。 (5) ビデオテープ識別No.;ビデオテープ間の識別を
行なうために各ビデオテープに付される番号。 (6) タイムコード;ビデオテープにおける各コマ画像の
記録位置を示す情報。 (7) ビデオタイトル;ビデオテープ全体に対して付され
たタイトル。 (8) 撮影年月日(時刻);各コマ画像が撮影された時刻
の情報。 (9) グループ化情報;銀塩フィルムから取り込まれたコ
マ画像、デジタルカメラから取り込まれたコマ画像及び
ビデオテープから取り込まれたコマ画像を、例えば「友
達」、「花」といったような後述するキーワードやコマ
タイトルとは異なるグループ分類を行なうための情報。
(キーワードやコマタイトルでは被写体の名称が入力さ
れるが、グループ化情報はそれを大きく括ることができ
る。 (10) 場所情報;各コマ画像の撮影場所の情報。 (11) キーワード;検索のために各コマの撮影画像を分
類するための文字情報。撮影内容に基づいて抽出され、
イベント(運動会等の学校行事)、正月や雛祭り等の祭
事、写されている人物や建物等の名称が適用される。 (12) 画像情報アドレス;磁気ディスクMD1の記憶領
域における各コマ画像のアドレス情報。
【0030】フィルムタイトル、コマタイトル、ビデオ
タイトル、撮影年月日、グループ化情報、場所情報及び
キーワード等の情報は、画像記録再生装置1の操作部1
02から入力することができるが、カメラが入力機能を
有していれば、撮影時に入力することもできる。
【0031】磁気ディスクMD2は、再生すべきコマ画
像の撮影場所を含む地図の画像情報とその地域に含まれ
る主要な場所(市町村、観光地等)に関する地理的、観
光的な情報(その地域の特徴(人口/面積)、気候、歴
史、風土、文化、産業、史跡、観光地、特産物等の文字
及び映像による情報)とが記録されるものである。
【0032】画像記録再生装置1は、後述するように、
装置内に取り込んだコマ画像を入力された撮影日時、撮
影場所、被撮影者、グループ化情報、キーワード等の検
索情報に従って検索し、関連のある一群のコマ画像を再
生できるようになっている。
【0033】地図は、検索情報を入力するための入力画
面の画像(以下、検索情報入力画像という。)や検索情
報に基づき再生コマを指定するための入力画面の画像を
作成するために利用されるものである。再生コマを指定
する入力画面では、各コマ画像(縮小画像)が地図上の
撮影場所に対応付けて表示され、画面上で検索情報を基
に指定できるので、撮影内容の把握及び再生コマの指定
が容易に行なえるようになっている。
【0034】また、撮影場所周辺の主要な場所の地域に
関する地理的、観光的情報(以下、地域情報という。)
は、再生コマの検索もしくはコマ画像の再生の際にその
撮影場所周辺の観光情報等の各種情報を聴取し得るよう
にするものである。このように単なる撮影画像の再生だ
けでなく、その撮影画像に関連して撮影場所周辺の観光
情報等を聴取できるようにすることで、再生コマの指定
もしくはコマ画像の再生時に各コマ画像に纏わる旅情や
思い出が増幅させられるようになっている。
【0035】なお、地図の画像情報や地域情報は、メー
カから汎用性のある地図情報と地域情報とを記録した磁
気ディスクをユーザに供給するようにするとよい。ある
いは、ユーザが汎用の磁気ディスクを用いて独自に地図
情報と地域情報とを加工するようにしてもよい。更に、
地図情報及び地域情報に変更が生じた場合は、ユーザが
随時、修正、変更できるようにするとよい。
【0036】本実施の形態では、コマ画像、磁気情報、
地図及び地域情報等の記録媒体を着脱可能な磁気ディス
クとしているので、記録内容の修正、変更を容易に行な
うことができる。なお、磁気ディスクに代えて、装置本
体に内蔵された半導体メモリ等の固定の記録媒体として
もよい。
【0037】また、本実施の形態では、磁気ディスクを
用いてコマ画像、磁気情報、地図及び地域情報等を記録
するようにしているが、これらを記録する記録媒体は、
磁気テープ、磁気ドラム、フロッピーディスク等の各種
の磁気記録媒体や光ディスク等の光記録媒体、あるいは
光磁気ディスク等の光磁気記録媒体を用いてもよい。ま
た、ビデオテープからの入力は静止画でなく、一纏まり
となった動画であってもよい。
【0038】図2は、本発明に係る画像記録再生システ
ムの一の実施の形態のブロック図である。同図におい
て、図1に示す部材と同一部材には同一の番号を付して
いる。
【0039】照明部4は、フィルムカートリッジKTか
ら繰り出されたフィルムFの各コマの画像を照明するも
のである。照明部4は、例えば蛍光灯からなる光源40
1、この光源401の発光をフィルムFに照射する反射
傘402及び光源401からの発光を均一にフィルム面
に照射する拡散板403から構成されている。
【0040】フィルム給送部5は、フィルムFの給送
(フィルムカートリッジKTからの繰出し/繰込み)を
行なうものである。フィルム給送部5は、フィルムFの
給送を行なう給送ローラ501、この給送ローラ501
に駆動力を与える電動モータ502及びこの電動モータ
の駆動を制御する駆動制御回路503とから構成されて
いる。
【0041】カートリッジ検出センサ6は、フィルムカ
ートリッジKTが装置本体内に装填されていることを検
出するセンサである。カートリッジ検出センサ6は、フ
ォトインターラプタやフォトリフレクタ等の光センサや
メカニカルスイッチで構成されている。
【0042】撮像部7は、フィルムFの各コマの撮影画
像(光像)を電気画像に光電変換して取り込み、デジタ
ルの画像データに変換して出力するものである。撮像部
7は、撮影画像(光像)を電気画像に変換して取り込む
CCD(Charge Coupled Device)カラーエリアセンサ
703(以下、CCD703と略称する。)、このCC
D703の撮像面にフィルムFの撮影画像を結像する撮
影レンズ701、撮像面に投影される撮影画像の光量を
制限する絞り702、CCD703から出力された画像
信号(各画素で受光された受光信号を時系列的に配列し
てなるアナログ信号)に所定の信号処理を施すアナログ
処理回路704、画像信号を、例えば10ビット構成の
デジタル信号(以下、デジタル化した画像信号を画像デ
ータという。)に変換するA/D変換回路705及びC
CD703〜A/D変換回路705の駆動を制御する撮
像制御回路706から構成されている。
【0043】アナログ処理回路704は、主として画像
信号のノイズ低減とレベル調整を行なうものである。ま
た、撮像制御回路706は、タイミングジェネレータを
有し、CCD703〜A/D変換回路705にそれぞれ
駆動用のタイミング信号を出力してCCD703の撮像
動作(電荷蓄積動作)を制御するとともに、このCCD
703から読み出された画像信号のアナログ信号処理及
びA/D変換の各動作を制御する。
【0044】CCD703の電荷蓄積時間はシャッタス
ピードに相当し、撮像制御回路706により制御され
る。撮像制御回路706は、装置全体の駆動を集中制御
する制御部22により制御され、コマ画像の取込モード
において、制御部22から画像データの取込みが指示さ
れると、当該制御部22から入力される露出制御値に基
づき所定の電荷蓄積時間を設定し、この時間だけCCD
703を駆動してフィルムFの各コマの撮影画像の画像
データの取込みを行なう。
【0045】CCD703からはR,G,Bの3原色の
色成分に分離された3枚の画像信号が出力され、これら
の画像信号は、アナログ処理回路704でノイズ低減等
の所定のアナログ信号処理が行なわれ、A/D変換回路
705で画像データに変換された後、フレームメモリ9
に出力される。
【0046】フレームメモリ9は、撮像部7で取り込ま
れた画像データを一時記憶するバッファメモリである。
フレームメモリ9は、3フレーム分のメモリ容量(1フ
レームの容量はCCD703の画素数に対応する画素デ
ータを記憶し得る容量)を有し、R,G,Bの各色成分
の画像データが記憶される。
【0047】磁気情報読取部8は、フィルムFに磁気的
に記録された情報(撮影日時、撮影場所、アスペクト
比、コマタイトル等の情報。以下、磁気情報という。)
を読み取るものである。磁気情報読取部8は、磁気ヘッ
ド801及びこの磁気ヘッド801で検出された磁気信
号を磁気情報に変換して出力する情報出力回路802か
ら構成されている。磁気情報読取部8で読み取られた磁
気情報は、磁気情報メモリ13に記憶されるとともに、
制御部22に入力され、検索情報入力画像の生成動作や
各コマ画像の再生動作の制御に利用される。
【0048】画像圧縮回路10は、後段の第1画像処理
回路11での画像処理に対して適当なサイズとなるよう
に、撮像部7で取り込まれた画像データを圧縮するもの
である。画像圧縮回路10は、フレームメモリ9に記憶
されたR,G,Bの各色成分の画像データを読み出し、
例えばJPEG(Joint Photographic Coding Experts
Group)圧縮方式により圧縮して第1画像処理回路11
に入力する。
【0049】第1画像処理回路11は、画像圧縮回路1
0で圧縮された画像データを画像メモリ12に記憶する
際にガンマ補正やホワイトバランス等の所定の画像処理
を施すとともに、画像メモリ12に記憶された画像デー
タを表示装置2に再生する際に画像演出制御部16の指
示に従ってズーミング、ワイプイン/アウト等の所定の
画像演出処理を施すものである。
【0050】第1画像処理回路11は、図略のγ補正回
路、ホワイトバランス回路等の処理回路を有し、画像デ
ータの取込処理においては、画像圧縮回路10から入力
されるR,G,Bの各色成分の画像データにガンマ補正
やホワイトバランス等の所定の画像処理を施した後、画
像メモリ12に記憶する。また、第1画像処理回路11
は、図略の画像演出回路を有し、画像データの再生処理
においては、画像メモリ12から検索情報に基づいて再
生すべきコマ画像を読み出し、画像演出制御部16から
指示された画像演出に従って所要の再生画像を生成し、
その再生画像を画像伸長回路17に出力する。
【0051】例えば再生画像をズームアップする場合、
第1画像処理回路11は、画像メモリ12から再生コマ
の画像の内、ズームアップすべき部分の画像(コマ画像
の一部画像)を読み出し、この部分画像を補間演算によ
り電子的に拡大してその拡大画像を画像伸長回路17に
出力する。この拡大処理は、1/30秒毎に倍率を変更
して繰り返し行なわれ、各拡大画像が所定の周期で出力
されることにより表示装置2にコマ画像のズームアップ
画像が再生表示される。
【0052】更に、第1画像処理回路11は、図略の画
像生成回路を有し、画像メモリ12から全コマ画像を読
み出し、これらをマトリックス状に配置してなるインデ
ックス画像(サムネイル画像とも言う。)を生成すると
ともに、地図メモリ14から当該コマ画像の撮影場所を
含む地図の画像を読み出し、両画像を用いて、例えば図
10や図11に示すような検索情報入力画像を生成す
る。これらの検索情報入力画像は画像伸長回路17〜第
2画像処理回路19を介して表示装置2に出力され、表
示装置2のCRT201に表示される。
【0053】画像メモリ12は、撮像部7又は画像入力
装置3から取り込まれた画像データを記録するためのメ
モリである。
【0054】画像入力装置3は、ビデオカメラで撮影さ
れた動画から指定されたコマの画像(静止画)とこの画
像に関連した管理情報(ビデオテープ識別No.、タイ
ムコード、コマタイトル等)とを抽出して画像記録再生
装置1内に取り込むものである。画像入力装置3を用い
てのコマ画像及び管理情報の取込みもコマ画像の取込モ
ードにおいて行なわれる。操作者は、画像入力装置3に
ビデオテープを装填し、表示装置2に表示されるビデオ
テープの記録画像を確認しつつ当該表示装置2に表示さ
れるコマ画像の取込処理の指示に従って操作部2の操作
を行なうことにより管理情報と所望のコマ画像とを取り
込むことができる。画像入力装置3から取り込まれたコ
マ画像は、画像メモリ12に記憶され、管理情報は、磁
気情報メモリ13に記憶される。
【0055】磁気情報メモリ13は、磁気情報読取部8
で読み取られたフィルムFについての磁気情報や画像入
力装置3で読み取れたビデオテープについての管理情報
を記録するものである。画像メモリ12及び磁気情報メ
モリ13のメモリ領域は、磁気ディスクMD1に設けら
れている。
【0056】地図メモリ14は、日本地図及び世界地図
の画像データが記憶されたメモリである。日本地図及び
世界地図は、広域から狭域に階層的に作成された複数枚
の画像データから構成されている。例えば北アルプスに
関連する地図の場合、日本全体、長野県全体、長野県内
の中信地域及び北アルプス山岳地域等の地図の画像デー
タが用意されている。
【0057】地域情報メモリ15は、地図メモリ14に
記憶された地図に含まれる主要な市町村や観光地に関す
る地域情報が記憶されたメモリである。地域情報には文
字情報だけでなく、観光名所、特産物等の画像情報も含
まれている。例えば長野県の観光地「上高地」の場合、
当地がイギリス人宣教師ウェストンにより紹介されたた
歴史や現在、特別名勝、特別天然記念物に指定された景
勝地であること、また、北アルプスの登山基地であるこ
となどの文字情報とともに、河童橋や大正池等の観光名
所の画像情報が記憶されている。
【0058】地域情報メモリ15内には、アクセスの容
易性を考慮して地域情報が「地名データ」と「観光地デ
ータ」とに分類されて記憶され、それぞれ地図メモリ1
4に記憶された地図上の該当位置(アドレス情報)に対
応付けて記憶されている。地名データは、地図上の主要
な市町村のデータであり、観光地データは、地図上の主
要な観光地のデータである。
【0059】また、美しい情景が撮影できる撮影場所の
情報が「撮影ポイントデータ」として好適な撮影季節と
共に地域情報メモリ15に記憶されるようになってい
る。これは、美しい情景の撮影場所を地図で確認できる
ようにするためである。撮影ポイントデータも地図メモ
リ14に記憶された地図上の対応する位置に関連付けて
記憶されている。
【0060】表示装置2に検索情報入力画像を表示して
再生すべきコマ画像を検索したり、コマ画像を再生表示
して鑑賞している際、CRT201の画面適所(例えば
画面の下部)には「地名」、「観光地」及び「撮影ポイ
ント」の選択キーが表示され、操作者は、カーソルを所
望の選択キーの位置に移動させ、リターンキー102B
で指定することにより「地名」、「観光地」又は「撮影
ポイント」のいずれかのキーワードを頼りにコマ画像に
関連した地域情報を聴取することができる。
【0061】地図メモリ14及び地域情報メモリ15
は、磁気ディスクMD2の記憶領域にそれぞれ記憶領域
が設けられている。
【0062】画像演出制御部16は、コマ画像の再生処
理における画像データの演出を制御するものである。画
像演出制御部16は、制御部22からの指示に基づき第
1画像処理回路11にフェージイング、ワイプ、パンニ
ング、チルティング及びズーミング等の演出制御信号を
出力する。
【0063】画像伸長回路17は、第1画像処理回路1
1から出力される再生画像のデータ(圧縮された画像デ
ータ)を伸長するものである。また、フレームメモリ1
8は、画像伸長回路17で伸長された再生画像のデータ
を一時記憶する再生用のバッファメモリである。フレー
ムメモリ18も3フレーム分のメモリ容量を有し、再生
対象のR,G,Bの各色成分の画像データが記憶され
る。
【0064】第2画像処理回路19は、フレームメモリ
18から読み出されたR,G,Bの各色成分の画像デー
タを輝度信号(Y信号)及びクロマ信号(C信号)から
なる画像データに変換し、更この画像データをNTSC
(National Television System Committee)信号に変換
するものである。このNTSC信号は映像信号用のケー
ブルC1を介して表示装置2に送出され、その表示装置
2にコマ画像が再生表示される。
【0065】なお、表示装置2にRGB入力端子が設け
られている場合は、第2画像処理回路19を省略し、フ
レームメモリ18から読み出されたR,G,Bの各色成
分の画像データをケーブルC1を介して表示装置2に出
力するようにしてもよい。
【0066】音楽演奏制御部20は、表示装置2に再生
されるコマ画像に重畳されるBGMの演奏を制御するも
のである。BGM用の音楽は複数の曲目が予め選択され
てBGMメモリ21に記憶されている。コマ画像の再生
処理において、音楽演奏制御部20は、制御部22から
指示された曲目をBGMメモリ21から呼び出し、制御
部22から指示された演奏方法に従ってその曲目の再生
を行なう。例えばコマ画像がフェードイン/フェードア
ウトにより再生される場合、音楽演奏制御部20は、画
像のフェージング処理に同期してBGMのボリュームを
変化させる。
【0067】音楽演奏制御部20から出力され音声信号
(BGM)は、ケーブルC2を介して表示装置2に出力
され、スピーカ202から発音される。
【0068】なお、BGMメモリ21も磁気ディスクM
D2内にその記憶領域が設けられている。地図メモリ1
4、地域情報メモリ15及びBGMメモリ21を着脱可
能な磁気ディスクとしているので、地図や観光情報等に
変更が生じた場合やBGMを変更したい場合にもユーザ
が磁気ディスクMD2の記憶内容を容易かつ自由に修
正、変更することができる。
【0069】制御部22は、マイクロコンピュータから
構成され、照明部4〜音楽演奏制御部20の各部材の駆
動を集中制御してコマ画像の記録及びその再生の動作を
制御するものである。
【0070】次に、図3〜図7のフローチャートを用い
て画像記録再生装置1のコマ画像の記録/再生の動作に
ついて説明する。
【0071】図3は、コマ画像の記録/再生動作の全体
的な制御を示すフローチャートである。
【0072】画像記録再生装置1の電源スイッチが投入
されると(#1)、画像記録再生装置1が起動し、ま
ず、表示装置2に図8に示す「メニューA」の画像が表
示され(#3)、操作者からの入力待ち状態となる(#
5,#7のループ)。「メニューA」の表示は、コマ画
像の記録動作と記録されたコマ画像の再生動作とを選択
するための表示である。図8において、「電子アルバム
を見る」の文字表示は、記録されたコマ画像の再生動作
の入力を示し、「新しいフィルム/ビデオを記録する」
の文字表示は、コマ画像の記録動作の入力を示してい
る。また、矢印Kの表示はカーソルを示し、それぞれの
文字表示を囲む四角形A1,A2は、カーソルKで選択
し得る領域を示している。
【0073】すなわち、トラックボール102Aを操作
してカーソルKの表示位置を領域A1内に移動させ、リ
ターンキー102Bを操作すると(押圧すると)、記録
されたコマ画像の表示装置2への再生指示が入力され、
領域A2内に移動させ、リターンキー102Bを操作す
ると、新しいコマ画像の画像メモリ12への記録指示が
入力される。
【0074】続いて、操作者の操作によりコマ画像の記
録が指示されると(#7でYES)、図4,図5に示す
コマ画像の記録処理のフローチャートに従ってフィルム
F又はビデオテープから再生すべきコマ画像の画像メモ
リ12への記録処理が行なわれる(#9)。
【0075】コマ画像の記録処理のフローチャートに移
行すると、まず、表示装置2に図9に示す「メニュー
B」の画像が表示され(#21)、操作者からの入力待
ち状態となる(#23,#25のループ)。「メニュー
B」の表示は、記録すべきコマ画像のソースを選択する
ための表示で、本実施の形態ではビデオテープとフィル
ムとを選択し得るようになっている。
【0076】なお、図9に示す「メニューB」の表示に
おける機能選択の方法は、図8に示す「メニューA」の
表示の場合と同様である。また、ビデオテープ及びフィ
ルム以外にデジタルカメラで撮影された画像やコンピュ
ータで作成された画像を取り込み得るようにすることも
できる。
【0077】続いて、操作者の操作により「フィルムか
らの記録」が入力されると(#25でYES)、カート
リッジ検出センサ6の検出信号から装置本体にフィルム
カートリッジKTが装着されているか否かが判別される
(#29)。フィルムカートリッジKTが装置本体に装
填されていれば(#29でYES)、ステップ#33に
移行し、フィルムカートリッジKTが装置本体に装填さ
れていなければ(#29でNO)、表示装置2に「フィ
ルムカートリッジを装填してください。」との表示が行
なわれ(#31)、フィルムカートリッジKTが装置本
体に装填されると(#29でYES)、ステップ#33
に移行する。
【0078】ステップ#33では、インデックス画像
(サムネイル画像)を生成するため、フィルムFを高速
で給送して全コマの撮影画像の取込みと磁気情報の読取
りとが同時に行なわれる。なお、この画像の取込処理で
は、予め設定された露出制御値により露出制御が行なわ
れる。
【0079】インデックス画像は、各コマの撮影画像を
小画像に縮小して1画面乃至数画面に亘ってマトリック
ス状に配置した画像である。インデックス画像は、各コ
マ画像に対して高解像度が要求されないので、所定の露
出制御値に基づきフィルムFを高速給送して各コマの撮
影画像を取り込むようにしている。画像と同時に磁気情
報も読み込みまれるので、高速処理が可能になってい
る。
【0080】続いて、取り込まれた全コマの画像データ
を予め設定された所定の比率で縮小し、それらの縮小画
像を2次元マトリックス状に配列してインデックス画像
が作成される(#35)。続いて、作成されたインデッ
クス画像と予め制御部22内のメモリ(図略)に用意さ
れている検索情報を入力するための入力キーの画像とを
合成して図10に示す「メニューC」の画像が作成さ
れ、この「メニューC」の画像を表示装置2に表示して
(#37)、検索情報の入力状態となる(#39〜#5
9のループ)。
【0081】「メニューC」の画面表示では、画面右端
部に入力モードを設定するためのキー23〜28が表示
され、これ以外の領域にインデックス画像29が表示さ
れている。なお、インデックス画像29の各コマ画像内
の数字はコマ番号である。
【0082】本実施の形態では、検索情報として撮影日
時(「いつ」の表示)、被撮影者(「誰の」の表示)、
撮影場所(「どこで」の表示)及びこれ以外のキー情報
(「キーワード」の表示)が入力できるように入力モー
ドの設定キー23〜26が表示されるようになってい
る。各入力モードは、トラックボール102Aを操作し
て各文字表示を囲む縁取りの長方形の枠内にカーソルK
を移動させ、リターンキー102Bを操作することによ
り設定される。
【0083】また、「終了」のキー表示28は、入力処
理を終了するためのキー表示で、トラックボール102
Aを操作して「終了」の文字を囲む長方形の枠内にカー
ソルKを移動させ、リターンキー102Bを操作する
と、入力処理は終了する。
【0084】また、再生すべきコマ画像の指定は、マト
リックス表示されたコマ画像から記録しないコマ画像を
指定することにより行なわれる。図10のメニュー表示
では、まず、マトリックス表示されたコマ画像から記録
しないコマを選択した後、「記録しない」のキー表示2
7を選択することにより記録しない画像が指定される。
なお、キー表示の選択は、トラックボール102Aを操
作して「記録しない」の文字を囲む長方形の枠内にカー
ソルKを移動させ、リターンキー102Bを操作するこ
とにより行なわれ、コマ画像の選択も同様にカーソルK
をコマ画像内に移動させ、リターンキー102Bを操作
することにより行なわれる。
【0085】検索情報入力状態では、「いつ」、「誰
の」、「どこで」及び「キーワード」の入力モードもし
くは「記録しない」のいずれが選択されたかが判別され
る(#39〜#47)。
【0086】「いつ」の入力モードが選択されると(#
39でYES)、検索情報として撮影日時を入力する処
理が行なわれ(#49)、「誰の」の入力モードが選択
されると(#41でYES)、検索情報として撮影され
ている人物の名称を入力する処理が行なわれる(#5
1)。また、「撮影場所」の入力モードが選択されると
(#43でYES)、検索情報として撮影場所を入力す
る処理が行なわれ(#53)、「キーワード」の入力モ
ードが選択されると(#45でYES)、検索情報とし
て撮影されている内容のキーワード(例えば遠足、家族
旅行等のイベント名等)を入力する処理が行なわれる
(#55)。また、「記録しない」の入力が選択される
と(#47でYES)、記録しないコマ画像の指定処理
が行なわれる(#57)。
【0087】ここで、一例として「撮影場所」の入力モ
ードが選択された場合の検索情報の入力処理について、
図6に示すフローチャートと図11,図12の表示例を
用いて説明する。
【0088】「撮影場所」の入力モードが選択される
と、インデックス画像と撮影場所を含む地図の画像と所
定のメニュー表示画像とを合成して図11に示す「入力
画面」の画像が作成され、この「入力画面」の画像を表
示装置2に表示して(#71)、撮影場所の検索情報の
入力状態となる。
【0089】図11に示す「入力画面」は、画面左端部
に地図の表示領域30が設けられ、画面右端部にインデ
ックス画像の表示領域31が設けられている。地図の表
示領域30には、地図メモリ14から地図の画像データ
が呼び出されて表示され、表示領域31には図10に示
したインデックス画像29と同一のインデックス画像が
表示されるようになっている。
【0090】表示領域31の右端に表示されている矢印
キー311,312は、インデックス画像が複数ページ
に亘る場合のページ変更用のキー表示である。矢印キー
311の位置にカーソルKを移動させ、リターンキー1
02Bを操作すると、表示領域31に表示されるインデ
ックス画像のページが増加する。また、矢印キー312
の位置にカーソルKを移動させ、リターンキー102B
を操作すると、表示領域31に表示されるインデックス
画像のページが減少する。
【0091】また、画面下部には地域情報メモリ15に
記録された地域情報を選択的に聴取するためのキー表示
と検索情報の入力処理を終了するためのキー表示の表示
領域32が設けられている。この表示領域32には、
「地名」、「観光地」及び「撮影ポイント」の各キー表
示321〜323と「終了」のキー表示324とが表示
されている。
【0092】更に、表示領域32とインデックス画像の
表示領域31との間に撮影場所を入力するために選択さ
れたコマ画像の撮影日時を表示する表示領域33が設け
られている。なお、各コマの撮影日時は、「いつ」の入
力モードで既に入力されているか、カメラで撮影時に入
力されていることが必要で、未だ入力されていない場合
は、撮影日時は表示されない。この場合は、撮影場所の
入力モードでも撮影日時を入力できるようにしてもよ
い。
【0093】表示領域33の右端に表示されている矢印
キー331,332は、他のコマ画像の撮影日時を表示
させるためのキー表示である。矢印キー331の位置に
カーソルKを移動させ、リターンキー102Bを操作す
ると、現在表示されている撮影日時より古くなる方向に
順次、入力されている撮影日時が表示され、矢印キー3
32の位置にカーソルKを移動させ、リターンキー10
2Bを操作すると、現在表示されている撮影日時より新
しくなる方向に順次、入力されている撮影日時が表示さ
れる。また、それに伴い表示領域31に表示されるイン
デックス画像も変化する。
【0094】表示領域30には階層的に広い領域の地図
から狭い領域の地図が選択的に表示されるようになって
いる。すなわち、最初に日本全国の地図が表示され、こ
の表示から、例えば長野県の地域が選択されると、図1
1に示す長野県を含む中部地方の地図が切換表示され
る。この表示切換は、日本全国の地図上で長野県を含む
中部地方にカーソルKを移動させ、リターンキー102
Bを操作することにより行なわれる。
【0095】地図の表示領域30の左下隅部には地名表
示部301が設けられ、この地名表示部301に地域情
報メモリ15に記録された当該地図内に含まれる主要な
地域や市町村の地名が表示されるようなっている。これ
らの地名は、地図上の位置にリンクして地域情報メモリ
15に記録されているので、カーソルKで地図上の位置
が指定されると、その位置に対応する地名が地域情報メ
モリ15から呼び出されて地名表示部301に表示され
る。この地名表示部301は、撮影場所の検索情報の入
力操作に利用される。撮影場所を文字入力するのではな
く、予め登録された地名を選択して入力するので、入力
操作が簡便となっている。
【0096】また、地図上の複数の○印P1は、撮影場
所として既に入力された位置を示し、点滅している○印
P2は、撮影場所の入力候補とされている位置を示して
いる。図11では、インデックス画像の上辺左端及び中
央の2枚のコマ画像(コマNo.1,No.2のコマ画
像)について撮影場所として「松本」が既に入力され、
上辺右端と二段目全ての計4枚のコマ画像(太枠で囲ま
れたコマNo.3〜No.6のコマ画像)について撮影
場所として「北アルプス」が入力されようとしている状
態を示している。
【0097】○印の点滅状態でリターンキー102Bが
操作されると、地名表示部301に表示された地名が指
定されたコマ画像の撮影場所の検索情報として入力さ
れ、地図上の点滅表示が固定表示に変更される。また、
表示領域331の撮影場所の指定されたコマ画像の上部
に入力された地名が表示される。図11においては、コ
マNo.1,No.2のコマ画像は、既に撮影場所の検
索情報が入力されているので、コマ画像の上部に「○松
本」の表示が行なわれている。また、コマNo.3〜N
o.6のコマ画像について撮影場所「北アルプス」の検
索情報が入力されると、各コマ画像の上部に「○北アル
プス」が表示される。
【0098】図6に戻り、撮影場所の検索情報の入力画
面において、操作者によりインデックス画像の表示領域
31で撮影地が同一のコマ画像が選択設定され(#7
3)、続いて、地図の表示領域30で当該撮影地に相当
する位置が選択設定されると(#75)、撮影場所の検
索情報が磁気情報メモリ13に記録される。
【0099】図11に示す例では、撮影地が同一である
コマNo.3〜No.6のコマ画像が、各コマ画像内に
カーソルKを移動させ、かつ、リターンキー102Bを
操作することにより選択設定される。このとき、コマN
o.3〜No.6のコマ画像は、選択されたことが分か
るように太枠で囲む等の明示がなされる。
【0100】この後、カーソルKを表示領域30の地図
上であって撮影場所として入力すべき「北アルプス」が
表示される位置に移動させ、かつ、リターンキー102
Bを操作することにより撮影場所「北アルプス」の情報
が磁気情報メモリ13に記録される。
【0101】続いて、表示領域32の「地名」、「観光
地」及び「撮影ポイント」のいずれかのキーが選択され
たか否かが判別され(#77〜#81)、いずれかのキ
ーが選択されると(#77〜#81のいずれかでYE
S)、選択されたキーに対応するデータが地域情報メモ
リ15から読み出されて再生される(#83〜#8
7)。
【0102】例えば「北アルプス」の撮影場所を入力し
ているときに、「観光地」のキーが選択されると、例え
ば北アルプスの代表的な観光地である「上高地」の情報
が表示装置2に画像として表示されるとともに、スピー
カ202から音声で発生される。
【0103】図12は、表示装置2に表示された「上高
地」の情報を示す図である。観光地の情報は、その観光
地の代表的な風景を示す写真、その観光地の位置を示す
地図及びその観光地に関する文字情報から構成されてい
る。図12では、画面の上辺に撮影場所の表示34(北
アルプス)が行なわれ、その下部に観光地の情報が表示
されている。情報表示画面の左側の約1/3の領域に写
真と地図との表示35,36が上下に行なわれ、残りの
領域に文字情報の表示37が行なわれている。
【0104】なお、文字情報領域の右端に表示されてい
る矢印キー371,372は、文字情報が複数ページに
亘る場合のページ変更用のキー表示で、図11における
インデックス画像のページ変更用の矢印キー311,3
12と同一の機能を行なうキー表示である。また、文字
情報領域に記載されている内容はスピーカ202から音
声でも出力される。
【0105】続いて、「終了」のキー表示324により
入力終了が選択されたか否かが判別され(#89)、入
力終了が選択されていなければ(#89でNO)、ステ
ップ#73に戻り、次のコマ画像についての撮影場所の
入力処理が行なわれ(#73〜#89)、入力終了が選
択されていれば(#89でYES)、入力処理を終了す
る。
【0106】図5のフローチャートに戻り、ステップ#
59で図10のメニューCの表示において「終了」のキ
ー表示28により入力終了が選択されたか否かが判別さ
れ、入力終了が選択されると(#59でYES)、検索
情報の入力処理は終了し、続いて、記録しないコマを除
いたコマの撮影画像が順次、取り込まれる(#61)。
【0107】このコマ画像の取込みは、再生画像の画質
を損なわないようにインデックス画像の取込処理よりも
低速の所定の速度でフィルムFを給送して行なわれる。
また、インデックス画像用に取り込まれた画像の露光状
態から適正な露出制御値が各コマ毎に設定され、この露
出制御値に基づいて各コマの撮影画像の画像データが取
り込まれる。
【0108】図4に戻り、入力待ち状態で(#23,#
25のループ)、操作者の操作により「ビデオからの記
録」が入力されると(#23でYES)、画像入力装置
3によるビデオテープに記録されたコマ画像と管理情報
との取込処理が行なわれる。この場合もフィルムからの
画像及び情報の取込処理と同様の手順で処理が行なわれ
るので、詳細説明は省略する。なお、デオテープから取
り込まれたコマ画像は、画像メモリ12に記録され、管
理情報は磁気情報メモリ13とに記録される。
【0109】図3のフローチャートに戻り、コマ画像の
記録処理が終了すると、電源がOFFにされるまで、
「処理モードの変更」の入力待ち状態となる(#11,
#13のループ)。この処理モードの変更は、コマ画像
の記録モードとコマ画像の再生モードとの間の変更であ
り、コマ画像の記録処理が終了すると、表示装置2に処
理モードの変更に関する表示が行なわれ、操作者により
カーソルKで選択的に入力されるようになっている。
【0110】操作者により「処理モードの変更」が入力
されると(#11でYES)、ステップ#3に戻り、表
示装置2に再度「メニューA」の表示が行なわれ、操作
者からの入力待ち状態となる(#5,#7のループ)。
一方、「処理モードの変更」が入力されることなく電源
がOFFになると(ステップ#13でYES)、記録/
再生処理は終了する。
【0111】「メニューA」の表示において、操作者の
操作によりコマ画像の再生が指示されると(#5でYE
S)、図7に示すコマ画像の再生処理のフローチャート
に従って画像メモリ12に記録されたコマ画像の表示装
置2への再生処理が行なわれる(#15)。
【0112】コマ画像の再生処理のフローチャートに移
行すると、まず、表示装置2に図13に示す「メニュー
D」の画像が表示され(#91)、操作者からの検索条
件の入力待ち状態となる(#93〜#109のルー
プ)。
【0113】「メニューD」の表示は、記録された複数
のコマ画像の中から再生すべきコマ画像を検索する際の
検索条件を選択するための表示で、図10に示す「い
つ」、「誰の」、「どこで」及び「キーワード」のキー
表示23〜26と「終了」のキー表示28とで構成され
ている。
【0114】「いつ」、「誰の」及び「どこで」はそれ
ぞれ撮影日時、被撮影者、撮影場所の検索情報から再生
すべきコマ画像を抽出するものであり、「キーワード」
は、コマ画像を記録時に設定されたキーワードから再生
すべきコマ画像を抽出するものである。なお、図13に
示す「メニューD」の表示による機能選択の方法は、図
8に示す「メニューA」の表示の場合と同様である。
【0115】検索条件の入力状態では、「いつ」、「誰
の」、「どこで」及び「キーワード」のいずれかの入力
モードが選択されたか否かが判別される(#93〜#9
9)。
【0116】「いつ」の入力モードが選択されると(#
93でYES)、表示装置2に所定の入力画面が表示さ
れ、操作者がこの入力画面から撮影日時を選択的に設定
することにより検索条件としての撮影日時の情報が入力
される(#101)。また、「誰の」、「撮影場所」又
は「キーワード」の入力モードが選択されると(#9
5,#97又は#99でYES)、「いつ」の場合と同
様に表示装置2に所定の入力画面が表示され、操作者が
この入力画面から被撮影者、撮影場所又はキーワードを
選択的に設定することにより検索条件としての被撮影
者、撮影場所又はキーワードの情報が入力される(#1
03,#105又は#107)。
【0117】ここで、一例として「撮影場所」の入力モ
ードが選択された場合の検索情報の入力処理について、
図14〜図18の図を用いて説明する。
【0118】「撮影場所」の入力モードが選択される
と、インデックス画像用の縮小されたコマ画像と撮影場
所を含む地図の画像と所定のメニュー画像とを合成して
図14に示すような「入力画面」の画像が作成され、こ
の「入力画面」の画像を表示装置2に表示して撮影場所
の検索情報の入力状態となる。
【0119】図14に示す「入力画面」は、撮影場所の
検索領域42と地域情報の選択領域43とを有し、選択
領域43は、検索領域42の下部に設けられている。
【0120】選択領域43の表示内容は、図11の表示
領域32と同一であり、キー表示321〜323の選択
により撮影場所に関連する観光地等の情報が聴取できる
機能も同様である。
【0121】検索領域42に表示される検索情報を入力
するための画像は、記録処理時に登録された撮影場所を
日本地図上にプロットし、各撮影場所に対応するコマ画
像(インデックス用の小画像)を合成して作成されてい
る。
【0122】地域情報メモリ15に記憶されている地名
データは、地図メモリ14に記憶された当該地名データ
を含む地図とその地図上の位置(座標)情報に関連付け
て記憶されているので、地図上での撮影場所のプロット
は、磁気情報メモリ13に撮影場所として登録されてい
る地名データを読み出し、この地名データの位置情報に
基づき地図上に撮影場所のマーク(図14では、+印)
を表示することで行なわれる。また、コマ画像と地図と
の合成は予め設定された合成フォーマットに従って行な
われ、このとき、同一の撮影場所に複数のコマ画像が含
まれている場合は、例えば最新の撮影画像や操作者が選
択したコマ画像などが代表コマとして表示される。この
場合、各撮影場所にコマ画像の枚数を併せて表示させる
ようにしてもよい。図14では、「東京」、「富士
山」、「大阪」、「高山」及び「阿蘇」の5ヵ所につい
てそれぞれ1枚ずつ代表的なコマ画像G1〜G5を表示
させている。
【0123】そして、再生コマを検索するための撮影場
所の検索情報の入力は、検索領域42の画面上で所望の
撮影場所に対応するコマ画像内にカーソルKを移動し、
リターンキー102Bを操作することにより行なわれ
る。
【0124】ところで、図14の例では、記録されたコ
マ画像の枚数が比較的少ないので、地図上に撮影場所に
対応付けて代表的なコマ画像G1〜G5を表示するよう
にしているが、記録されたコマ画像の枚数が大量で、し
かも多数の撮影場所に分散しているときは、地図上に撮
影場所に対応付けて代表的なコマ画像を表示することが
困難となる。
【0125】このような場合は、最初、図15に示すよ
うに、地図上に撮影場所を含む地域のみをプロットした
画像を検索領域42に表示させ、この画面から特定の撮
影地域が選択されると、次に、その選択された地域の地
図上に撮影場所と代表的なコマ画像とを表示した検索情
報を入力するための画像を検索領域42に表示させるよ
うにしてもよい。
【0126】図16は、図15の入力画面で「長野県」
の撮影地域が選択された場合の入力画面の第1実施例を
示す図である。同図に示す入力画面の画像の作成は、合
成される地図が日本地図であるか長野県地図であるかが
異なるのみで、図14に示す入力画面の画像の作成と同
様の方法で行なわれる。
【0127】図17は、図15の入力画面で「長野県」
の撮影地域が選択された場合の入力画面の第2実施例を
示す図である。
【0128】図17に示す入力画面は、「長野県」の撮
影地域に含まれるコマ画像が同一場所に集中している場
合の表示方法である。図17に示す入力画面のフォーマ
ットは、撮影日時が表示されないことを除いて図11に
示すものと同一となっている。左側の地図の表示領域3
0に地図上に撮影場所をプロットした画像が表示され、
右側の表示領域31に選択された撮影場所で撮影された
代表的なコマ画像(縮小画像)と撮影日時の情報とが表
示されるようになっている。なお、コマ画像が少ない場
合は、その撮影場所で撮影された全コマ画像を表示させ
るようにしてもよい。
【0129】同図において、左側領域の地図内の複数の
○印P3は、プロットされた撮影場所を示し、太字の○
印P4は、選択された撮影場所「長野県」での撮影画像
避かがある場所を示している。撮影場所の変更は、表示
領域31の右端に表示された矢印キー311,312に
より行なわれる。例えば矢印キー311により変更を指
示する毎に撮影場所が「北アルプス」→「木曽」→…→
「長野」→「北アルプス」の順にサイクリックに変化
し、矢印キー312により変更を指示する毎に撮影場所
が上記と逆にサイクリックに変化する。
【0130】また、右側領域に表示されたコマ画像G
は、選択された撮影場所「北アルプス」で撮影された代
表的なコマ画像で、新しいコマ画像Gが古いコマ画像G
の上になるように重ね表示されている。撮影場所が変更
されると、この領域のコマ画像Gも連動して変更され
る。撮影場所の変更操作の便宜のため、コマ画像の表示
領域の上部には現在、選択されている撮影場所の名称
(図では「●北アルプス」)が表示され、下部には次の
撮影場所の名称(図では「○木曽」)が表示されてい
る。
【0131】各コマ画像Gには「年/月/日」又は「年
/月/日〜月/日」の形で撮影日時も表示されている。
撮影日時の表示がある期間に亘っているのは、その期間
内に撮影された複数のコマ画像Gが含まれていることを
示している。また、同一の撮影日時の画像(撮影日時1
995/5/3〜5/5の画像)が2種類表示されてい
るが、これは、一方がフィルムから取り込まれたコマ画
像Gで他方がビデオテープから取り込まれたコマ画像G
であることを示している。なお、コマ画像のソースを識
別するため、例えば「1995/5/3〜5/5F(フ
ィルムからのコマ画像)」や「1995/5/3〜5/
5V(ビデオテープからのコマ画像)」のように、撮影
日時の末尾に識別記号「F」,「V」を付するようにし
てもよい。
【0132】図17に示す入力画面において、代表的に
表示されたコマ画像Gを選択指定することにより再生す
べき一群のコマ画像の検索情報が入力される。この選択
指定は、選択すべきコマ画像内にカーソルKを移動さ
せ、リターンキー102Bを操作することにより行なわ
れる。
【0133】図18は、図17の入力画面において、撮
影日時「1994/8/10〜8/12」のコマ画像G
が選択指定された状態を示している。図17の入力画面
では、複数のコマ画像Gを重ね表示しているため、最新
のコマ画像G以外は一部がより新しいコマ画像Gの下に
隠れて撮影内容の詳細が分からない。このため、撮影日
時の古いコマ画像Gが選択されたときは、そのコマ画像
Gの全体が分かるように重ね表示の順番が変更されるよ
うになっている。また、選択されたことが分かるよう
に、コマ画像Gと撮影日時とが太枠で囲み表示される。
【0134】なお、図14の例では、撮影場所が日本全
国に分散しているので、日本全国の地図を用いていた
が、記録されたコマ画像の撮影場所が限られた地域に限
定されている場合は、より狭い領域の詳細な地図を用い
て入力画面の画像を作成し、検索領域42に表示させる
ようにするとよい。上述の例では、記録されたコマ画像
の撮影場所が長野県内に限られている場合は、図14の
入力画面の画像に代えて図16に示す入力画面の画像を
最初に表示させるとよい。
【0135】図7に戻り、検索情報が入力され、操作者
により操作部102から再生動作が指示されると(#1
09でYES)、記録画像の再生処理が開始される。
【0136】この再生処理は、入力された検索情報に基
づき画像メモリ12から指定されたコマ画像が順次、読
み出され、設定された演出条件に基づき画像演出制御部
16で所定の画像処理が行なわれた後、画像伸長回路1
7、フレームメモリ18及び第2画像処理回路19を経
て表示装置2に出力することにより行なわれる。
【0137】演出条件は、各コマ画像毎に操作者が操作
部102からマニュアルで入力される場合と予め自動演
奏がプログラムが入力されている場合とがあり、自動演
奏の場合は、磁気情報メモリ13に記録された磁気情報
を基にして画像演出制御部16で演出方法が自動的に設
定される。
【0138】このコマ画像が再生されている期間中も操
作者は観光地等の情報を聴取することが可能で、再生画
面において、「地名」、「観光地」又は「撮影ポイン
ト」のいずれかのキー表示321〜323が選択される
と(#111でYES)、再生画像を、例えば図12に
示す案内の画像に切り換えて、観光地等の写真、地理的
情報等の説明が操作者に提供される(#113)。
【0139】そして、全てのコマ画像の再生が終了する
と(#115)、操作者から他の検索情報による再生が
指示されているか否かが判別され(#117)、再生が
指示されていれば(#117でYES)、ステップ#9
1に移行して検索情報の入力待機状態となる。一方、操
作者から再生終了が指示されると(#117でNO)、
再生処理を終了する。
【0140】図3のフローチャートに戻り、コマ画像の
再生処理が終了すると、電源がOFFにされるまで、
「処理モードの変更」の入力待ち状態となる(#17,
#19のループ)。そして、操作者により「処理モード
の変更」が指示されると(#17でYES)、ステップ
#3に戻り、表示装置2に再度「メニューA」の表示が
行なわれ、操作者からの入力待ち状態となる(#5,#
7のループ)。一方、「処理モードの変更」が指示され
ることなく電源がOFFになると(ステップ#19でY
ES)、記録/再生処理は終了する。
【0141】上記実施の形態では、撮影場所等の検索情
報を操作者が入力するようにしていたが、撮影時にフィ
ルムFの全コマに撮影場所や撮影日が入力されている場
合は、磁気情報読取部8により磁気情報が読み込まれる
と、その磁気情報の撮影場所等を用いて自動的に検索情
報を入力するようにしてもよい。このようにすると、操
作者は、フィルムカートリッジKTを装填した後、検索
情報の入力操作をすることなく直ちにコマ画像の再生を
行なうことができ、操作性が向上する。
【0142】上記のように、再生すべきコマを検索情報
により設定する場合、再生対象となる全コマ画像を地図
上に撮影場所と対応付けて表示させた検索情報入力画像
を表示させるようにしているので、コマ画像の全体的な
把握が容易となり、検索情報の入力も簡単に行なうこと
ができる。また、検索情報の入力時やコマ画像の再生時
にその再生コマの撮影場所に関連した地域情報を聴取で
きるようにしているので、この地域情報と再生画像とに
よりその撮影画像の思い出が増幅され、鑑賞者の鑑賞効
果を高めることができる。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数コマの撮影画像を記録し、検索情報に基づいて再生
すべきコマの画像を表示装置に再生する画像記録再生シ
ステムにおいて、撮影場所の情報及び地図の画像情報を
用いて、地図上に撮影場所がプロットされ、かつ、各撮
影画像が地図上に撮影場所に対応付けて表示されてなる
再生コマ検索用の画像を生成し、再生対象のコマを選択
する際にこの再生コマ検索用の画像を表示装置に表示さ
せるようにしたので、記録された全コマの撮影内容の把
握が容易になるとともに、再生すべきコマの選択を簡単
に行なうことができる。
【0144】特に、本発明によれば、再生コマ検索用の
画像上でカーソルを移動させ、地図上に配置された撮影
画像をカーソルで直接、指定して再生すべきコマの選択
が行なえるようにしたので、コマ選択の操作性がより向
上する。
【0145】更に、本発明によれば、撮影場所周辺の主
要な場所の地理的もしくは観光的な地域情報を記憶して
おき、記録した撮影画像の再生の際、この地域情報を再
生できるようにしたので、再生された撮影画像とこの撮
影画像に関連した地域情報とにより鑑賞者の鑑賞効果
(撮影時の思い出や感動等を喚起する効果)をより高め
ることができる。
【0146】また、本発明によれば、地図の記憶手段を
書換可能又は装置本体に着脱可能にしたので、地図の内
容が変化した場合にも簡単に修正、変更を行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録再生システムの外観図で
ある。
【図2】本発明に係る画像記録再生システムの一の実施
の形態のブロック図である。
【図3】画像記録再生装置のコマ画像の記録/再生動作
の全体的な制御を示すフローチャートである。
【図4】コマ画像の記録処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】コマ画像の記録処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】撮影場所の検索情報の入力処理を示すフローチ
ャートである。
【図7】コマ画像の再生処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】記録/再生を選択するための「メニューA」の
画面の一例を示す図である。
【図9】記録画像のソースを選択するための「メニュー
B」の画面の一例を示す図である。
【図10】検索情報を入力するための「メニューC」の
画面の一例を示す図である。
【図11】撮影場所の検索情報を入力するための「入力
画面」の一例を示す図てある。
【図12】「上高地」の観光地データが再生された状態
を示す図である。
【図13】再生画像検索用の検索情報を入力するための
「メニューD」の画面の一例を示す図である。
【図14】再生画像検索用の検索情報を入力するための
入力画面の一例を示す図である。
【図15】再生画像検索用の検索情報を入力するための
入力画面の他の例を示す図である。
【図16】図15の入力画面で「長野県」の撮影地域が
選択された場合の入力画面の第1実施例を示す図であ
る。
【図17】図15の入力画面で「長野県」の撮影地域が
選択された場合の入力画面の第2実施例を示す図であ
る。
【図18】図17の入力画面において、撮影日時「19
94/8/10〜8/12」のコマ画像が選択指定され
た状態を示す図である。
【符号の説明】
1 画像記録再生装置 102 操作部(操作手段、再生指示手段) 102A トラックボール 102B エンターキー 2 表示装置(表示手段) 201 CRT 202 スピーカ 3 画像入力装置 4 照明部 5 フィルム給送部 6 カートリッジ検出センサ 7 撮像部(画像取込手段) 8 磁気情報読取部(情報読取手段) 9,18 フレームメモリ 10 画像圧縮回路 11 第1画像処理回路(検索画像生成手段、カーソル
表示手段) 12 画像メモリ(画像記録手段) 13 磁気情報メモリ(情報記録手段) 14 地図メモリ(地図記憶手段) 15 地域情報メモリ(地域情報記憶手段) 16 画像演出制御部 17 画像伸長回路 19 第2画像処理回路 20 音楽演奏制御部 21 BGMメモリ 22 制御部(表示制御手段、再生コマ設定手段、情報
再生手段) 23〜28 キー表示 29 インデックス画像 30〜33 表示領域 34 場所表示 35 写真表示 36 地図表示 37 文字表示 K カーソル KT フィルムカートリッジ MD1,MD2 磁気ディスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数コマの撮影画像と少なくとも撮影場
    所を含む各コマの撮影内容に関する情報とが記録された
    記録媒体から各コマの撮影画像を取り込む画像取込手段
    と、上記記録媒体から上記撮影内容に関する情報を読み
    取る情報読取手段と、上記画像取込手段で取り込まれた
    撮影画像を記録する画像記録手段と、上記情報読取手段
    で読み取られた撮影内容に関する情報を記録する情報記
    録手段と、上記撮影場所を含む地図が画像情報として予
    め記憶された地図記憶手段と、上記撮影画像、上記撮影
    場所の情報及び上記地図の画像情報を用いて、地図上に
    撮影場所がプロットされ、かつ、各撮影画像が地図上に
    撮影場所に対応付けて表示されてなる再生コマ検索用の
    画像を生成する検索画像生成手段と、画像を表示する表
    示手段と、上記撮影画像の再生を行なう際、再生対象の
    コマを選択するべく上記再生コマ検索用の画像を上記表
    示手段に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴
    とする画像記録再生システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像記録再生システムに
    おいて、再生対象のコマを選択するための操作手段と、
    上記再生コマ検索用の画像が表示された表示手段に重畳
    して上記操作手段の操作に連動してカーソルを移動表示
    させるカーソル表示手段と、上記再生コマ検索用の画像
    上で上記カーソルにより指定されたコマの撮影画像を再
    生対象のコマに設定する再生コマ設定手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像記録再生システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像記録再生シス
    テムにおいて、上記地図に含まれる主要な場所の地理的
    もしくは観光的な地域情報が予め記憶された地域情報記
    憶手段と、上記地域情報記憶手段に記憶された地域情報
    の再生を指示する再生指示手段と、上記再生指示手段で
    指示された地理的もしくは観光的な地域情報を上記地域
    情報記憶手段から読み出して再生する情報再生手段とを
    備えたことを特徴とする画像記録再生システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の画像記
    録再生システムにおいて、上記地図記憶手段は書換可能
    又は装置本体に着脱可能であることを特徴とする画像記
    録再生システム。
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