JP2001312005A - 写真焼付装置及び写真画像プリントシステム - Google Patents

写真焼付装置及び写真画像プリントシステム

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JP2001312005A
JP2001312005A JP2000127782A JP2000127782A JP2001312005A JP 2001312005 A JP2001312005 A JP 2001312005A JP 2000127782 A JP2000127782 A JP 2000127782A JP 2000127782 A JP2000127782 A JP 2000127782A JP 2001312005 A JP2001312005 A JP 2001312005A
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JP2000127782A
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Sumio Yoshikawa
純生 吉川
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真フイルムに記録されたアスペクト情報と
擬似ズーム情報とを用いて多様な写真プリントサービス
を提供する。 【解決手段】 フイルムキャリア11に設けられたデー
タ読取部40で、写真フイルム12に記録されているア
スペクト情報、擬似ズーム情報を読み込む。光源42に
よって投影された撮影画像をハーフミラー45を介して
イメージエリアセンサ53で撮像する。画像処理部41
で、撮影画像にアスペクト情報、擬似ズーム情報に基づ
いたプリント範囲を示す枠線を画像合成する。この合成
画像と各種フィルム情報とをモニタ55に表示する。ア
スペクト情報及び擬似ズーム情報に基づいて焼付レンズ
46の投影倍率を変倍するとともに、ペーパーマスク4
8のマスク開口48aを変更しプリントを行う。アスペ
クト情報と擬似ズーム情報とを組み合わせた多様なプリ
ント写真が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真焼付装置に関
し、更に詳しくは、写真フィルムに光学的又は磁気的に
記録されたアスペクト情報と擬似ズーム情報とに基づい
て写真プリントを行う写真焼付装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】IX240カートリッジ(以下、フイル
ムカートリッジという)を使用するカメラでは、プリン
トアスペクト比(以下、PARという)がコンベンショ
ン(C)サイズ,ハイビジョン(H)サイズ,パノラマ
(P)サイズの各プリントサービスを受けることができ
る。各プリントサイズは、カメラに備えられたPARの
切替つまみを操作して、ユーザーが撮影時にその撮影コ
マ毎に意図するPARを選択して指定することができ、
これまでの画一的なPARの写真プリントでは得られな
かった写真画像を楽しむことができる。
【0003】ユーザーは、ファインダに組み込まれた視
野範囲切替機構によって前記切替つまみの操作に連動し
て切り替わる撮影視野範囲を確認しながらフレーミング
を行って撮影する。PARは、コンベンション(C)サ
イズが「1.5」、ハイビジョン(H)サイズが「1.
8」、パノラマ(P)サイズが「2.3」であるが、写
真フイルム上には選択したPARに関わらずハイビジョ
ン(H)サイズの撮影画像が露光され、撮影コマ毎にそ
の撮影コマで選択されたPARを示すアスペクト情報が
写真フイルム上に光学的又は磁気的に記録される。
【0004】現像所では、この写真フイルム上に光学的
又は磁気的に記録されたPARを示すアスペクト情報を
読み取り、撮影コマ毎に選択されたPARに応じて、撮
影画像の上下又は左右側をそれぞれ所定幅でトリミング
して各サイズ所定の引き伸ばし倍率のもとで写真プリン
トを行っている。
【0005】一方、このようなアスペクト情報に基づく
多様なプリントサイズの提供の他に、擬似ズーム機能を
付加した写真プリントを提供したいという要請もある。
擬似ズームとは、ズーム機能を持たないカメラや、ズー
ム機能を持っていてもそれ以上の望遠撮影を望む場合
に、写真プリント時に引き伸ばし倍率を上げて写真プリ
ントするものである。すなわち、通常は写真フイルムに
露光された撮影画像の略全範囲をプリント範囲にして所
定の引き伸ばし倍率のもとで写真プリントを行うが、前
記撮影画像と略同じPARを有する撮影画像内の一部の
エリアをプリント範囲に指定して所定の引き伸ばし倍率
よりも大きな引き伸ばし倍率で写真プリントを行うこと
により、擬似的にズーム効果を得るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような、撮影の際に選択したPARに応じたプリントサ
ービスと、擬似ズーム機能とを組み合わせたプリントサ
ービスは、これに対応する写真プリントを行う写真焼付
装置が無いことから、サービスの提供がされていなかっ
た。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、写真フイルム上に光学的又は磁気的に
記録されたアスペクト情報と擬似ズーム情報とを組み合
わせて形成される撮影画像のプリント範囲を写真プリン
トすることができるようにした写真焼付装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の写真焼付装置は、写真フイルムに記録され
た撮影画像を焼付レンズにより感光材料に焼付露光する
写真焼付装置において、前記写真フイルムに光学的また
は磁気的に記録されたプリントアスペクト比を示すアス
ペクト情報と撮影画像の一部を拡大してプリントするこ
とを示す擬似ズーム情報とを読み取る手段と、前記擬似
ズーム情報に基づいて前記感光材料への撮影画像の投影
倍率を変更する手段と、前記アスペクト情報に基づいて
前記感光材料への露光範囲を変更するペーパーマスク手
段および前記感光材料の送り量を制御する送り量制御手
段とを備えたものである。
【0009】本発明の写真画像プリントシステムは、写
真フイルムに記録された撮影画像を画像読取装置で読み
取り、この画像読取装置からの画像データに基づきデジ
タルプリンタにより前記撮影画像を記録材料に記録する
写真画像プリントシステムにおいて、前記写真フイルム
に光学的または磁気的に記録されたプリントアスペクト
比を示すアスペクト情報と撮影画像の一部を拡大してプ
リントすることを示す擬似ズーム情報とを読み取る手段
と、前記擬似ズーム情報に基づき前記画像データを電子
変倍処理する手段とを備えている。なお、電子変倍処理
手段の代わりに、前記画像読取装置において前記撮影画
像を読み取る際に前記擬似ズーム情報に基づき読取倍率
を変更する手段を備えることが好ましい。また、前記撮
影画像をポジ像として表示するとともに、このポジ像内
に前記アスペクト情報と前記擬似ズーム情報とに基づい
て得られるプリント範囲を表示する表示手段を備えるこ
とが好ましい。さらに、前記表示手段は、前記擬似ズー
ム情報に基づき前記プリント範囲のサイズを縮小して表
示し、または擬似ズーム情報に基づき撮影画像を拡大し
て表示することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の写真焼付装置を
示す概略図である。写真焼付装置10には、周知のよう
にフイルムキャリア11が配置されている。フイルムキ
ャリア11は、写真フイルム12をフイルム長手方向に
送って、写真フイルム12に記録された撮影画像(ネガ
像)13を焼付光軸14に順に位置決めする。
【0011】図2に示すように、フイルムキャリア11
は、キャリアベース15、ベースカバー16及びフイル
ムマスク17を備えている。キャリアベース15とベー
スカバー16との間にはフイルム通路18が形成されて
おり、このフイルム通路18には、フイルムカートリッ
ジ装填部20、第1搬送ローラ対21、磁気読取ヘッド
22、光学マーク読取センサ23、露光開口24、パー
フォレーションセンサ25、第2搬送ローラ対26、フ
イルム巻取り部27が順に配置されている。フイルムマ
スク17には、前記露光開口24に対応する位置でマス
ク開口28が形成されている。
【0012】フイルムカートリッジ装填部20には、I
X240タイプの現像済みフイルムカートリッジ30が
装填される。フイルムカートリッジ30は、モータ31
の駆動によりスプール回動軸が回転される。このスプー
ル回動軸の回転によって、フイルムカートリッジ30内
に収納されている写真フイルム12がフイルム通路18
に送り出される。第1及び第2搬送ローラ対21,26
は送りモータ32により回転駆動され、送りモータ32
はコントローラ33により回転が制御されている。そし
て、フイルム通路18を搬送されてきた写真フイルム1
2はフイルム巻取り部27に巻き取られる。フィルム巻
取り部27は巻取りモータ34により回転駆動され、巻
取りモータ34はコントローラ33により回転が制御さ
れている。送りモータ32が正転すると、各搬送ローラ
対21,26が一方向に回転し写真フイルム12をフイ
ルムカートリッジ30から引き出すようにA方向に送
る。また、送りモータ32が逆転すると、各搬送ローラ
対21,26が他方向に回転し写真フイルム12をフイ
ルムカートリッジ30内に巻き戻すようにB方向に送
る。
【0013】磁気読取ヘッド22は、写真フイルム12
の磁気記録層に記録された撮影情報等を読み取る。光学
マーク読取センサ23は、図3に示すように、写真フイ
ルム12に記録されたアスペクト情報マーク35、擬似
ズーム情報マーク36、DXバーコード37を読み取
る。パーフォレーションセンサ25は、写真フイルム1
2に形成されたパーフォレーション38を検出する。こ
れら磁気読取ヘッド22,各センサ23,25によりデ
ータ読取部40が構成されている。データ読取部40か
らの各種情報及び検出信号は、コントローラ33及びこ
れに内蔵されている画像処理部41に送られる。
【0014】コントローラ33は、パーフォレーション
検出信号に基づき、各撮影画像を露光開口24に位置決
めする。また、コントローラ33はアスペクト情報及び
擬似ズーム情報に基づき、後述するズームレンズの投影
倍率と、ペーパーマスクのマスク開口のサイズを変更す
る。更に、先に露光した撮影画像とこれに続く撮影画像
とのアスペクト情報に基づき、カラーペーパー(カラー
印画紙)の送り量を決定し、カラーペーパー上におい
て、露光済みの画像に所定の隙間で次の露光済み画像を
連続させる。
【0015】フイルムキャリア11の下方には、図1に
示すように、焼付光軸14に沿って下から順に、光源4
2、光質調節部43、光拡散ボックス44が配置されて
いる。光質調節部43は、イエロー、マゼンタ、シアン
の色フイルタの焼付光軸14への挿入量を調節すること
で焼付光の光質を調節する。
【0016】フイルムキャリア11の上方には、焼付光
軸14に沿って下から順に、ハーフミラー45、ズーム
レンズからなる焼付レンズ46、シャッタ47、ペーパ
ーマスク48、及びカラーペーパー49が配置されてい
る。焼付レンズ46は、光源42で照明された写真フイ
ルム12の撮影画像13をカラーペーパー49の感光乳
剤面に結像する。また、焼付レンズ46はコントローラ
33により投影倍率が変えられる。そして、記録されて
いる擬似ズーム情報により擬似ズームが使用されている
場合には、擬似ズームが使用されていない場合に比べて
焼付レンズ46の投影倍率が所定量上げられる。シャッ
タ47はコントローラ33により所定時間開放される。
これにより、撮影画像13が適正露光量でカラーペーパ
ー49に焼付露光される。
【0017】ペーパーマスク48はマスク開口48aが
可変するように構成されており、アスペクト情報に基づ
き、所定のマスク開口になるように、コントローラ33
により制御される。カラーペーパー49の送り方向にお
いてペーパーマスク48の下流側にはペーパー送りロー
ラ対50が配置されている。ペーパー送りローラ対50
はペーパー送りモータ51により回転駆動され、ペーパ
ー送りモータ51はコントローラ33により回転が制御
される。そして、アスペクト情報に基づきプリント範囲
に対応する分量だけカラーペーパー49が送られる。こ
れにより、露光済みのカラーペーパー49が露光位置か
ら送り出され、未露光のカラーペーパー49が露光位置
にセットされる。
【0018】ハーフミラー45は、写真フイルム12を
透過した焼付光の一部を反射させる。この反射光は結像
レンズ52を介してエリアCCDからなるイメージエリ
アセンサ53に入射される。イメージエリアセンサ53
は、写真フイルム12の撮影画像13を撮像する。この
撮像データは画像処理部41に送られる。画像処理部4
1はコントローラ33内に設けられており、撮像画像デ
ータに周知の画像処理を施して、モニタ55に写真フイ
ルム12の撮影画像13をポジ像として表示する。撮影
画像13は「H」サイズで撮影されているため、ポジ像
もHサイズで表示される。また、画像処理部41では、
アスペクト情報と擬似ズーム情報とに基づき、モニタ5
5に表示されるポジ像に変換された撮影画像13に、プ
リント範囲を示す枠線56を表示する。なお、画像処理
部41はコントローラ33とは別に設けてもよい。
【0019】図4、図5は、モニタ55に表示される画
面の一例を示している。図4は、アスペクト情報が
「C」で、擬似ズームを使用していない撮影画像の一例
を表示したモニタ画面55aを示している。擬似ズーム
を使用していない場合には、撮影画像13中には、アス
ペクト情報「C」によるプリント範囲を示す枠線56a
が表示される。また、アスペクト情報が「H」の場合に
は枠線56bが表示され、「P」の場合には枠線56c
が表示される。
【0020】また、図5は、アスペクト情報が「C」
で、擬似ズームを使用している撮影画像の一例を表示し
たモニタ画面55bを示している。擬似ズームを使用し
ている場合には、擬似ズームを使用していない場合の各
枠線56a,56b,56cよりもプリント範囲が小さ
くされた枠線56d,56e,56fが表示される。な
お、図4、図5では、説明のために各枠線56a,56
b,56c及び56d,56e,56fを表示したが、
実際のモニタには、アスペクト情報及び擬似ズーム情報
に基づき決定されたプリント範囲を示す枠線のみが示さ
れる。
【0021】撮影画像13の他には、プリントタイプ及
びサイズ61、フイルムメーカー62、フイルム感度6
3、カートリッジID番号64、撮影コマ番号65、プ
リント枚数66などのフイルム情報がモニタ55に表示
される。また、モニタ55には、アスペクト情報67や
擬似ズーム情報68が表示される。プリントタイプでは
縁無し(BL)か縁有り(BD)かが指定される。な
お、図示のものは、撮影画像13を縦にして表示してい
るが、これは横にして表示してもよい。
【0022】次に本実施形態の作用を説明する。まず、
フイルムキャリア11のカートリッジ装填部20にフイ
ルムカートリッジ30を装填する。次に、フイルムキャ
リア11上に設けられたフイルム送りキー(図示せず)
を操作すると、各モータ31,32が回転駆動されて、
フイルムカートリッジ30から写真フイルム12の先端
が送り出される。そして、パーフォレーション検出信号
に基づき、最初の撮影画像13が露光開口24に位置決
めされる。また、写真フイルム12の送り中に、データ
読取部40によりアスペクト情報及び擬似ズーム情報な
どのフイルム情報が読み込まれ、コントローラ33の画
像処理部41に送られる。また、露光開口24に位置決
めされた撮影画像13は、ハーフミラー45、結像レン
ズ52を介してイメージエリアセンサ53により撮像さ
れる。この撮像データは画像処理部41に送られる。
【0023】画像処理部41では、周知の画像処理及び
ネガポジ変換を行うとともに、撮影画像13内にプリン
ト範囲を示す枠線56を合成し、これをモニタ55に表
示する。この他に、プリントタイプ及びサイズ61、プ
リント枚数66等の各種情報をモニタ55に表示する。
擬似ズームが使用されていない場合には、図4に示すよ
うに、枠線56はアスペクト情報に基づき選択され、ア
スペクト情報が「C」のときには枠線56a、「H」の
ときには枠線56b、「P」のときには枠線56cが表
示される。また、擬似ズームが使用されている場合に
は、図5に示すように、枠線56はアスペクト情報及び
擬似ズーム情報に基づき選択され、アスペクト情報が
「C」のときには枠線56d、「H」のときには枠線5
6e、「P」のときには枠線56fが表示される。
【0024】オペレータはモニタ画面を観察し、問題が
なければプリントキーを操作してプリントを指示する。
また、撮影画像13を観察して、濃度や色を補正したい
場合には、対応する補正キーを操作することで、補正値
を入力することができる。補正値が入力されると、この
入力された補正値に応じて撮影画像13が修正され、モ
ニタ55にシミュレート表示される。
【0025】プリントキーが操作されると、まず、アス
ペクト情報及び擬似ズーム情報に基づき焼付レンズ46
が所定の投影倍率になるように変倍される。また、アス
ペクト情報に基づきペーパーマスク48のマスク開口4
8aが変更される。次に、シャッタ47が所定時間開い
て、撮影画像13がカラーペーパー49に焼付露光され
る。このとき、適正な色バランスになるように光質調節
部43が焼付光を調節する。撮影画像13の焼付露光後
は、焼付露光済みの撮影画像とこれに続く次の撮影画像
とのアスペクト情報に基づき、カラーペーパー49の送
り量が決定され、この送り量でカラーペーパー49が送
られる。これにより、焼付露光部分が焼付位置から送ら
れて、カラーペーパー49の未露光部分が焼付位置に新
たにセットされる。また、焼付露光を終了すると、フイ
ルムキャリア11が作動して、次の撮影画像を露光位置
にセットする。以下、同様にして次々と各撮影画像が焼
付露光される。全ての撮影画像の焼付露光を終了する
と、フイルムキャリア11の各搬送ローラ対21,26
及びフィルムカートリッジ30のスプールが逆転して、
写真フイルム12はフイルムカートリッジ30内に巻き
戻される。
【0026】上記実施形態では、写真フイルム12の撮
影画像13を焼付レンズ46を用いてカラーペーパー4
9に焼付露光するアナログ方式(光学方式)の写真焼付
装置について説明したが、この他に、デジタルプリント
システムで本発明を実施してもよい。デジタルプリント
システムは、図6に示すように、フイルムスキャナ70
を有する画像入力装置71と、デジタルプリンタ72と
から構成されている。フイルムスキャナ70はフイルム
キャリア73を備えているが、このフイルムキャリア7
3は、図7に示すように上記実施形態におけるフイルム
キャリア11と基本的には同じ構成である。しかし、本
実施形態では画像を連続的に読み取る関係から、フイル
ム送り方法や画像読取部がスリット状に形成されている
点で異なっている。
【0027】フイルムキャリア73の下方には、光源7
5及び光拡散ボックス76の他に、光量調整絞り板7
7、バランスフイルタ78が設けられている。フイルム
キャリア73の上方には、撮像レンズ80、ラインCC
D81が設けられている。フイルムキャリア73は、写
真フイルム12をA方向に送って画素を粗くして読み取
るプレスキャンを行い、B方向に送って高画素数でのフ
ァインスキャンを行う。
【0028】ラインCCD81で読み取った画像データ
は画像処理装置85に送られる。画像処理装置85は、
読み取った画像データに対して各種の補正等の画像処理
を行い、記録用画像データとしてデジタルプリンタ72
に出力する他に、プレスキャンデータに基づき仕上がり
画像をシミュレートしてモニタ86に表示する。
【0029】前記画像処理としては、グレイバランス調
整、階調補正、および濃度(明るさ)調整、マトリクス
(MTX)による撮影光源種補正や画像の彩度調整(色
調整)がある。この他に、必要に応じて、覆い焼き処理
(濃度ダイナミックレンジの圧縮/伸長)、シャープネ
ス(鮮鋭化)処理等が行われる。
【0030】また、画像処理装置85にはデータ読取部
40からのアスペクト情報及び擬似ズーム情報が入力さ
れている。画像処理装置85は、これらアスペクト情報
及び擬似ズーム情報に基づきプリント範囲を決定し、こ
のプリント範囲に基づき電子変倍処理を行う。更に、画
像処理装置85は、データ読取部40からのアスペクト
情報及び擬似ズーム情報に基づき、各撮影画像に対して
プリント範囲を示す枠線87を撮影画像に画像合成す
る。
【0031】図8に示すように、本実施形態では、モニ
タ画面86aに撮影画像及びフイルム情報等を表示する
表示ウィンドウ88が6コマ分用意されている。それぞ
れの表示ウィンドウ88内には、撮影画像及びプリント
範囲を示す枠線87を表示する他に、フイルム情報とし
て、撮影コマ番号89、プリント枚数90、アスペクト
情報91、擬似ズーム情報92、プリントタイプ及びサ
イズ93の各情報が表示される。
【0032】オペレータはモニタ画面を観察し、問題が
ない場合にはプリントキーを操作してプリントを指示す
る。これによって、画像処理装置85により、ファイン
スキャンデータがアスペクト情報及び擬似ズーム情報に
基づき電子変倍処理されて、記録用画像データとしてデ
ジタルプリンタ72に送られる。
【0033】デジタルプリンタ72はレーザプリント部
94とプロセサ部95とから構成されている。レーザプ
リント部94は、R,G,Bのレーザ光源及び変調部を
備えている。そして、変調部により記録用画像データに
基づきレーザ光源からの各レーザを変調し、この変調し
たレーザによりカラーペーパー49を走査露光して、画
像をカラーペーパー49に記録する。記録される画像
は、アスペクト情報に基づき決定されたプリントサイズ
にされる。また、擬似ズームが使用されている撮影画像
や、「P」が指定されたアスペクト情報が記録された撮
影画像では、電子変倍処理によって、投影画像が拡大さ
れてプリントされる。プロセサ部95は、走査露光済み
のカラーペーパー49に対して発色現像、漂白定着、水
洗、乾燥の各処理を行い、現像処理する。この実施形態
では擬似ズームが使用されている場合には、電子変倍処
理を行うため、簡単に擬似ズームプリントを得ることが
できる。
【0034】なお、上記実施形態では、撮像レンズ80
の投影倍率を固定して写真フイルム12をスキャニング
したが、これに変えて、擬似ズーム情報やアスペクト情
報に基づき撮像レンズ80の投影倍率を変えて、画像デ
ータを読み取ってもよい。この場合には、読取時に投影
倍率を上げて読み取るため、電子変倍処理を行う上記実
施形態のものに較べて、高品位な画像を得ることができ
る。
【0035】上記実施形態では、モニタ画面において、
写真フィルム12に記録された撮影画像13を「H」サ
イズのまま表示させた中に、アスペクト情報及び擬似ズ
ーム情報に基づいて決定されるプリント範囲の枠線を合
成して表示するようにしていたが、前記プリント範囲内
の撮影画像のみを拡大してモニタ画面に表示するように
してもよい。
【0036】上記実施形態では、図3に示すようにアス
ペクト情報及び擬似ズーム情報を光学マーク34,35
として記録し、これを光学マーク読取センサ23で読み
取るようにしたが、これらは磁気記録層に磁気記録した
ものを磁気読取ヘッド22で読み取るようにしてもよ
い。更には、光学マーク読取センサ23と磁気読取ヘッ
ド22とを併用して読み取ってもよい。
【0037】上記実施形態のフイルムキャリア11で
は、3個のモータを使用して写真フイルム12の搬送を
行っているが、モータは必ずしも3個必要な訳ではな
く、ギア機構によって駆動力を分配して写真フイルム1
2の搬送を行うようにして、モータを2個あるいは1個
としても良い。
【0038】なお、上記実施形態では、デジタルプリン
タとして、カラーペーパーをレーザーにより露光するレ
ーザープリンタを用いたが、この他に、LED方式、D
MD方式、MLVA方式、VFPH方式、CRT方式、
LCD方式、インクジェット方式、サーマル方式、その
他の方式のデジタルプリンタを用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の写真焼付装置ま
たは写真画像プリントシステムによれば、写真フィルム
に光学的又は磁気的に記録されたアスペクト情報や擬似
ズーム情報等を読み取る磁気読取ヘッド及び光学マーク
読取センサを設け、読み取った各情報に基づいて撮影画
像のトリミング、投影倍率の変倍をするようにしたの
で、より多様な写真プリントサービスを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真焼付装置を示す概略図である。
【図2】図1のフイルムキャリア及びデータ読取部の構
成図である。
【図3】写真フィルムに記録されている各種情報の説明
図である。
【図4】擬似ズームを使用しない場合のモニタ画面の説
明図である。
【図5】擬似ズームを使用する場合のモニタ画面の説明
図である。
【図6】ディジタルプリンタを使用した第2の実施形態
を示す概略図である。
【図7】図6のフイルムキャリア及びデータ読取部の構
成図である。
【図8】第2の実施形態でのモニタ画面の説明図であ
る。
【符号の説明】
10 写真焼付装置 11 フイルムキャリア 12 写真フイルム 13 撮影画像 22 磁気読取ヘッド 23 光学マーク読取ヘッド 25 パーフォレーションセンサ 40 データ読取部 41 画像処理部 46 焼付レンズ 48 ペーパーマスク 53 イメージエリアセンサ 55 モニタ 70 フイルムスキャナ 71 画像入力装置 72 デジタルプリンタ 73 フイルムキャリア 80 撮像レンズ 81 ラインCCD 85 画像処理装置 86 モニタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムに記録された撮影画像を焼
    付レンズにより感光材料に焼付露光する写真焼付装置に
    おいて、 前記写真フイルムに光学的または磁気的に記録されたプ
    リントアスペクト比を示すアスペクト情報と撮影画像の
    一部を拡大してプリントすることを示す擬似ズーム情報
    とを読み取る手段と、 前記擬似ズーム情報に基づいて前記感光材料への撮影画
    像の投影倍率を変更する手段と、 前記アスペクト情報に基づいて前記感光材料への露光範
    囲を変更するペーパーマスク手段および前記感光材料の
    送り量を制御する送り量制御手段とを備えたことを特徴
    とする写真焼付装置。
  2. 【請求項2】 前記撮影画像をポジ像として表示すると
    ともに、このポジ像内に前記アスペクト情報と前記擬似
    ズーム情報とに基づいて得られるプリント範囲を表示す
    る表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の写
    真焼付装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記擬似ズーム情報に
    基づき前記プリント範囲のサイズを縮小して表示し、ま
    たは前記擬似ズーム情報に基づき撮影画像を拡大して表
    示することを特徴とする請求項2記載の写真焼付装置。
  4. 【請求項4】 写真フイルムに記録された撮影画像を画
    像読取装置で読み取り、この画像読取装置からの画像デ
    ータに基づきデジタルプリンタにより前記撮影画像を記
    録材料に記録する写真画像プリントシステムにおいて、 前記写真フイルムに光学的または磁気的に記録されたプ
    リントアスペクト比を示すアスペクト情報と撮影画像の
    一部を拡大してプリントすることを示す擬似ズーム情報
    とを読み取る手段と、 前記擬似ズーム情報に基づき前記画像データを電子変倍
    処理する手段とを備えたことを特徴とする写真画像プリ
    ントシステム。
  5. 【請求項5】 写真フイルムに記録された撮影画像を画
    像読取装置で読み取り、この画像読取装置からの画像デ
    ータに基づきデジタルプリンタにより前記撮影画像を記
    録材料に記録する写真画像プリントシステムにおいて、 前記写真フイルムに光学的または磁気的に記録されたプ
    リントアスペクト比を示すアスペクト情報と撮影画像の
    一部を拡大してプリントすることを示す擬似ズーム情報
    とを読み取る手段と、 前記画像読取装置において前記撮影画像を読み取る際に
    前記擬似ズーム情報に基づき読取倍率を変更する手段と
    を備えたことを特徴とする写真画像プリントシステム。
  6. 【請求項6】 前記撮影画像をポジ像として表示すると
    ともに、このポジ像内に前記アスペクト情報と前記擬似
    ズーム情報とに基づいて得られるプリント範囲を表示す
    る表示手段を備えたことを特徴とする請求項4または5
    記載の写真画像プリントシステム。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、前記擬似ズーム情報に
    基づき前記プリント範囲のサイズを縮小して表示し、ま
    たは前記擬似ズーム情報に基づき撮影画像を拡大して表
    示することを特徴とする請求項6記載の写真焼付装置。
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