JPH10239761A - 写真作製装置 - Google Patents

写真作製装置

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JPH10239761A
JPH10239761A JP4092097A JP4092097A JPH10239761A JP H10239761 A JPH10239761 A JP H10239761A JP 4092097 A JP4092097 A JP 4092097A JP 4092097 A JP4092097 A JP 4092097A JP H10239761 A JPH10239761 A JP H10239761A
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JP
Japan
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photographing
unit
image
imaging
display
Prior art date
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Pending
Application number
JP4092097A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohei Yamamoto
正平 山本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 人物の撮影の他にスタジオ撮影として用いる
ことができる写真作製装置を提供する。 【構成】 撮影室12の内部には、人物撮影のときに着
座する椅子15と、人物撮影のときに邪魔にならないよ
うに側壁に収納可能な撮影台16とが備えられている。
スタジオ撮影として利用するときには、撮影台16を引
き倒す。これにより撮影台16は、水平状態で保持され
る。撮影対象である物を撮影台16の上にセットする。
その後は人物撮影と同じにスタートボタンを操作するこ
とで写真が撮影が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真作製装置に関
し、さらに詳しくは、旅券や免許証等の証明用に用いる
写真を作製する写真作製装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、駅構内や繁華街の店頭等に設置さ
れ、いつでも気軽に免許証、証明書等に貼り付ける人物
画像を撮影することができる写真作製装置が知られてい
る。この写真作製装置は、特開平1─193824号公
報に記載されているように、撮影室と写真作製室とから
構成されている。撮影室内には、椅子が設けられてい
る。この椅子に着座することで、被撮影者は、撮影窓に
写った自分の顔の目が撮影窓の目のマークとほぼ一致す
るように椅子の高さを調節する。この椅子の高さを調節
後に規定枚数の金銭を投入し、スタートボタンを操作す
れば、写真作製室の装置が作動して、写真撮影が自動的
に行われる。この写真撮影によって、例えば、2行2列
に配置した4コマの顔画像が記録された写真が作製され
る。
【0003】近年、趣味の多様化に伴い、自作した花瓶
や壺等の物を写真屋のスタジオを借りて撮影する人が増
えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、写真屋
等のスタジオの借賃は高価であり、気軽には借りられな
い。また、スタジオセットを購入するには、さらに高額
な資金が必要となる。更に、スタジオセットを利用して
撮影を行う場合には、撮影したフイルムの現像やプリン
トに時間を要し、すぐに写真が欲しい場合に対応がとれ
ない。そこで、写真作製装置を利用して物を撮影するこ
とが考えられるが、従来の写真作製装置は、撮影対象が
人物に限られているため、撮影室には椅子以外には何も
ない。被撮影物の大きさにもよるが、小さなものはこの
椅子に置いて撮影しようとしても、規定の撮影範囲内に
入らず、したがって、写真作製装置を利用することがで
きない。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、人物以外に、物を簡便に撮影することができ
るようにした写真作製装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、撮影室の内部に、収納可
能に設けられ、人物以外の物を撮影する場合にセットさ
れる撮影台と、撮影台に置かれた被撮影物を撮像する撮
像手段と、撮像した画像を記録媒体に記録する記録手段
とを備えたものである。
【0007】被撮影物の大きさは特定することができな
い。このため、被撮影物の大きさに応じて撮像倍率を撮
影者に変更させるようにしてもよい。また、撮像手段の
撮像範囲は決まっている。したがって、撮影者の意図す
る撮像範囲に変更することができるようにしてもよい。
これらの場合には、調節するときの目安とするために、
撮像手段で撮像した画像を表示手段で外部表示するのが
望ましい。また、撮像手段の撮像範囲に合うように撮影
台の高さを撮影者に調節させるようにしてもよい。
【0008】さらに、請求項4記載の発明では、撮影台
として椅子を利用したものである。この椅子には、リフ
ト機構が備えられており、物を撮影する場合には、リフ
ト機構により撮影位置までリフトすることができる。リ
フト操作は、手動又は自動で行う。
【0009】
【発明の実施の形態】図1及び図3において、写真作製
装置10は、内部が仕切壁11を隔てて撮影室12と写
真作製室13とに分けられている。写真作製室13は暗
室となっている。撮影室12の床には、撮影時に被撮影
者が着座するための椅子15が設けられている。椅子1
5は、撮影室12に固定されたネジ筒15bに対し尻掛
け部15aを回転させることにより高さ調節を行うこと
ができるようになっている。
【0010】撮影室12の内部の側壁には、人物以外の
物を撮影するときにこれを載置するための撮影台16が
設けられている。撮影台16は、下方側が蝶番16aで
取り付けられており、側壁に収納される収納形態と側壁
に対して水平に保持された撮影形態との間で可動自在と
されている。
【0011】撮影室12から見て正面の仕切壁11に
は、撮影窓17や操作パネル18が設けられている。撮
影窓17の上方には主照明部21aが、撮影窓17の下
方には補助照明部22が配置されている。また、撮影台
16の背後で下方の撮影室壁面には、背面照明部21b
が取り付けられている。これら照明部21a,21b,
22は白色光源から構成されており、人物や物を照明す
る。白色光源としては、ハロゲンランプや蛍光灯などが
用いられる。照明部21a,21b,22は常時オンに
されており、背面照明部21bは下から照明する。な
お、照明部21a,21b,22を通常は低輝度で照明
し、撮影時に高照度になるように制御してもよい。
【0012】写真作製室13の内部には、図2に示すよ
うに、制御ユニット30と、金銭ユニット31と、カメ
ラ32と、ディスプレイ33と、カラーレーザープリン
タ34と、熱現像転写ユニット35とが配置されてい
る。制御ユニット30は、制御ボード37,ドライバ3
8a,38b、及び電源部39を備えている。制御ボー
ド37には、マイクロコンピュータからなるコントロー
ラ40、画像処理部41、フレームメモリ42、メモリ
43が設けられている。
【0013】コントローラ40には、金銭ユニット31
と、操作パネル18と、ドライバ38bを介してディス
プレイ33と、カメラ32と、ドライバ38aを介して
レーザープリンタ34と、熱現像転写ユニット35とが
各々接続されており、コントローラ40は所定のプログ
ラムに基づきシーケンス制御する。操作パネル18は各
種ボタンを備えており、ディスプレイ33に表示した処
理内容を選択する場合に使用される。
【0014】ディスプレイ33はカラーCRTから構成
されており、コントローラ40の制御により、処理内容
を選択させる画面や、カメラ32で撮像した画像を表示
する。ディスプレイ33は、ハーフミラー45の上部に
配置されており、ハーフミラー45、撮影窓17を介し
て表示画面が被撮影者により観察されるようになってい
る。
【0015】金銭ユニット31は、金銭投入口24と釣
り銭出口25との間で写真作製室13の側に配置されて
いる。金銭ユニット31は、周知のように、投入された
金銭を検出して、金銭投入信号をコントローラ40に送
るとともに、コントローラ40からの釣り銭払い出し信
号により釣り銭を釣り銭出口25に払い出す。
【0016】撮影窓17に対面する位置で写真作製室1
3には、カメラ32が配置されている。カメラ32は、
イメージエリアセンサ32aと撮影レンズ32bとから
構成されている。そして、コントローラ40は、金銭投
入信号が入力されることで、撮影窓17及びハーフミラ
ー45を透過した被写体光を撮影レンズ32bによりイ
メージエリアセンサ32aに結像させて、被写体を撮像
する。撮像した画像データは、プリント開始ボタンの操
作によりフリーズされ、コントローラ40を介してフレ
ームメモリ42に赤色,緑色,青色の各色毎に記憶され
る。なお、ハーフミラー45を用いる代わりに、撮影光
軸に出入りする可動ミラーを配置してもよく、この場合
には、ディスプレイ表示の際に撮影光軸内に挿入され、
撮影の際には撮影光軸から退避される。
【0017】テレビカメラ32は雲台46に取り付けら
れており、雲台46にはカメラ32を水平及び垂直方向
に首振り自在に支持する機構が内蔵されている。また、
雲台46は、昇降部49により昇降自在にされている。
操作パネル18には、アングル変更ボタンが設けられて
いる。アングル変更ボタンは、上下左右の向きを記した
4つのボタンで構成されている。コントローラ40は、
金銭投入信号を受けてからアングル変更ボタンからの操
作信号を受け取ることで、ドライバー47a,48aを
介してモータ47,48を駆動する。モータ47はカメ
ラ32を垂直方向に首振りし、他方のモータ48はカメ
ラ32を水平方向に首振りする。また、操作パネル18
のカメラ位置変更ボタンの操作により昇降部49を介し
てカメラ32が昇降し、カメラ32の高さが変更され
る。
【0018】カメラ32にはオートフォーカス機構が、
また、撮影レンズ32bには、ズームレンズ光学系が内
蔵されている。また、操作パネル18にはズーム操作ボ
タンが設けられている。ズーム操作ボタンは、テレ側ズ
ーミングとワイド側ズーミングとの2つの操作ボタンで
構成されている。コントローラ40は、ズーム操作ボタ
ンからの操作信号を受け取ることで、その操作信号に応
答して撮影レンズ32bの倍率を変化する。
【0019】画像処理部41は、フレームメモリ42か
らのビデオ信号を読み出して、周知の階調補正及び濃度
・色補正を行う。これら補正はプリント用と、ディスプ
レイ表示用とに分けて行われる。この階調及び濃度・色
補正は、最も一般的な標準被写体を撮像した際に適正な
階調及び濃度・色となるように、その補正パラメータが
予め求められ、これが画像処理部41に設定されてい
る。画像処理されたビデオ信号はコントローラ40によ
り、ドライバ38bを介してディスプレイ33に送ら
れ、仕上がり画像がシミュレート表示される。また、画
像処理部41は、操作パネル18からの操作によりプリ
ント開始信号が入力されたときに、1フレーム分の補正
された画像信号を用いて、2×2の4個のサブコマを有
するマルチプリント画像を嵌め込み合成する。この合成
画像の画像データは、ドライバ38aを介してレーザー
プリンタ34に送られる。
【0020】レーザープリンタ34は、図4に示すよう
に、レーザービーム露光部50、副走査搬送部51、及
び制御部52から構成されている。レーザービーム露光
部50は、感光材料54のシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)の各感光層を発色させるための
波長及び光出力を有する光を射出する半導体レーザー
(LD)55c,55m,55yを備えている。また、
これらLD55c,55m,55yからの光ビームの進
行方向に沿って、コリメータレンズ56c,56m,5
6yと、シリンドリカルレンズ57c,57m,57y
と、ポリゴンミラー58と、fθレンズ59と、シリン
ドリカルレンズ60とが配置されており、3本の光ビー
ムが感光材料54の幅方向(主走査方向)においてシフ
トして投射される。
【0021】ポリゴンミラー58はモータ63により高
速回転され、周知のように、この回転により感光材料の
主走査方向にレーザービームが振られ、ポリゴンミラー
58の1面につき1回の主走査が行われる。モータ63
はドライバ63aを介して制御部52により回転制御さ
れる。fθレンズ59及びシリンドリカルレンズ60か
らなる結像光学系は、ポリゴンミラー58による偏向さ
れたレーザービームを感光材料54上で絞り込み、感光
密度に応じたビーム径になるようにしている。
【0022】3本のビームが主走査方向にシフトして投
射されるため、各LD55c,55m,55y毎の変調
回路61c,61m,61y、駆動回路62c,62
m,62yがそのシフト分だけその発光タイミングが制
御されることで、同じ位置でこの位置に対応する画像デ
ータに基づき3色露光するようにされている。各LD5
5c,55m,55yは、変調回路61c,61m,6
1y及び駆動回路62c,62m,62yを介して画像
データに基づきパルス幅変調される。これにより、各画
素毎に1画素周期内において各LD55c,55m,5
5yを連続発光させる時間が画像データに基づき変更さ
れる。
【0023】図5に示すように、感光材料54はロール
形態でマガジン65に収納されており、送りローラ対6
6によりプリントステージ67に送られる。送りローラ
対66はモータ64により駆動される。モータ64は、
ドライバ64aを介して制御部52により回転制御され
る。そして、プリントステージ67において、送りロー
ラ対66による副走査と光ビームの主走査とにより、感
光材料54に画像が走査露光される。オーダー分の画像
の露光が終了すると、カッタ68により露光済みの感光
材料54が未露光部分から切り離され、シート状にされ
る。このシート状の感光材料54aは送りローラ対69
により、熱現像転写ユニット35に送られる。
【0024】熱現像転写ユニット35は、水塗布部7
1、熱現像部72、剥離取出し部73とから構成されて
いる。露光済みのシート状感光材料54aは、先ず、水
塗布部71に送られ、ここで少量の水が塗布されてか
ら、受像シート収容部74から送られてくるシート状の
受像シート75と共に熱現像部72へ送られる。熱現像
部72では、感光材料54aと受像シート75とを密着
させた状態で加熱することにより、感光材料54aの画
像を受像シート75に熱現像して転写する。剥離取出し
部73は、熱現像転写後の感光材料54aと受像シート
75とを剥離して、ポジ画面が現れている受像シート7
5を写真75aとして取出し口27に排出するととも
に、感光材料54aを廃棄箱76に廃棄する。
【0025】コントローラ40は、各部をシーケンス制
御して各種処理を行う。図6及び図7は、コントローラ
40における処理手順を示すフローチャートである。先
ず、金銭ユニット31により、コインや紙幣等の投入金
額が検出され、この投入金額信号がコントローラ40に
送られる。コントローラ40は、投入された金額が処理
手数料代金を超えた場合に、この投入された金額範囲内
の処理内容をディスプレイ33に表示して、処理内容の
選択をユーザーに促す。操作パネル18の対応する操作
ボタンを操作することにより処理モードが選択される
と、コントローラ40は、選択された処理モードに応じ
た処理を行う。
【0026】本実施例では、一般的な処理である撮影プ
リントモードの他に、スタジオ撮影モードが用意されて
いる。そして、撮影プリントモードがデフォルトで設定
されており、操作パネル18で操作指示を入力しない場
合には、撮影プリントモードが自動的に選択されるよう
になっている。
【0027】撮影プリントモードでは、従来の写真作製
装置と同じように、所定額の金銭を投入することによ
り、カメラ32により撮影が行われる。また、照明部2
1a,21b,22は常時オンにされており、背面照明
部21bの照明により、影などの発生が抑えられる。デ
ィスプレイ33の表示画面には被撮影者の顔が写し出さ
れ、同時に被撮影者が位置すべき顔位置を示す基準線又
は基準円が映し出される。したがって、被撮影者は着座
した時にディスプレイ33に表示された自分の顔が表示
画面の基準線に合うように、椅子15の高さを調整する
ことにより、最適撮影位置に椅子15をセットすること
ができるようになる。
【0028】プリント開始ボタンを押すことにより、カ
メラ32で撮像された画像データはコントローラ40を
介してフレームメモリ42に書き込まれる。画像処理部
41は階調及び濃度・色補正を行う。補正された画像デ
ータは、コントローラ40を介してディスプレイ33に
送られ、フリーズされた画像がディスプレイ33に表示
される。被撮影者は、ディスプレイ33の表示画面を観
察して、好みの表示である場合には決定ボタンを操作し
て、この画像データを選択する。また、表情やポーズに
不満がある場合には、再度撮影を行い、同様の選択操作
が行われる。この再撮影は一定回数例えば2回などの制
限が設けられており、制限回数になると再撮影は行われ
ずに、プリントが行われる。
【0029】プリント処理では、選択された補正済みの
画像データを用いて、2×2のサブコマからなるフォー
マットになるように画像処理部41により画像合成され
る。この合成画像はドライバ38aを介してレーザープ
リンタ34に送られ、合成画像が感光材料54に走査露
光される。露光済みの感光材料はカッタで切り離されて
シート状にされ、このシート状感光材料54aが熱現像
転写ユニット35に送られる。熱現像転写ユニット35
では、シート状感光材料54aに露光された画像を受像
シート75に熱現像転写した後に、感光材料54aと受
像シート75とを剥離する。そして、剥離した受像シー
ト75は写真75aとして取出し口27に排出される。
【0030】図7に示すように、ディスプレイ33の表
示に基づき操作パネル18が操作され、スタジオ撮影モ
ードが選択されると、このモードではディスプレイ表示
により、撮影台セットの指示が行われる。ユーザーはこ
の指示にしたがい、把手16bを持って引き倒すこと
で、撮影台16は椅子15の上方で水平な状態に保持さ
れる。その後、撮影台16の上に花瓶等の物が載せられ
る。また、コントローラ40は、このスタジオ撮影モー
ドが選択されると、モータ47,48及びドライバ47
a,48bと昇降部49とを制御して、カメラ位置を基
準位置からスタジオ撮影位置にセットする。本実施例で
は、撮影プリントモードにおける人物撮影カメラ位置が
基準位置とされている。また、スタジオ撮影位置は、撮
影台16に標準的なサイズの物をセットした場合を基準
にして予め決定されており、これらセット位置データが
メモリ43に記憶されている。
【0031】次に、ユーザーのプリント開始ボタンの操
作によりカメラ32で撮像が行われる。撮像した画像は
撮影プリントモードと同じように、ディスプレイ33に
表示される。そして、構図や撮影角度等に不満がない場
合にはプリント開始操作が行われ、花瓶等の物が2×2
の所定のフォーマットでプリントされる。また、構図や
撮影角度等に不満がある場合には、操作パネル18を操
作して、カメラ32の高さ及び角度が変更された後に、
再度撮像が行われる。更に必要に応じてズーミング操作
ボタンが操作され、撮影倍率が変更される。
【0032】なお、上記実施例では、撮影プリントモー
ドでカメラを基準位置にセットしてカメラアングルや位
置を固定状態で撮影するようにしたが、この他に、スタ
ジオ撮影モードと同じにように、操作パネル18の各種
ボタンを操作し、気に入ったアングルやカメラ位置にし
てプリントしてもよい。この場合には、椅子の高さ調整
を不要にすることができ、しかも変化に富んだ構図で人
物写真を作製することができる。
【0033】また、スタジオ撮影モードでは撮影台16
のセットはユーザーが行うようにしたが、この他に、リ
ンク機構等を用いて撮影台16を自動的に撮影位置にセ
ットしてもよい。また、撮影台16を透明な板から構成
して、この撮影台16の下から撮影台16にセットされ
た物を照明してもよい。
【0034】また、撮影した後にユーザーが濃度・色補
正データを入力して好みの濃度や色に仕上げるようにし
てもよい。また、FD(フロッピィディスク)ドライブ
ユニット等のデータ記録手段を写真作製装置10に設け
て、撮像したデータをFD等の記録媒体に記録してもよ
い。また、前景画像や背景画像等の被合成画像を複数表
示してこれらを選択させて、これら選択した被合成画像
と撮像データとを画像合成し、プリント又はデータ記録
してもよい。この場合には、撮像した画像データから主
要被写体を抽出して、この主要被写体を被合成画像に画
像合成する。なお、記録媒体としては、FDの他に、I
Cメモリカード、磁気カセットテープ、CD、MO、M
D等を用いてもよい。また、記録媒体として、ノート形
パソコンや手帳サイズの情報通信端末機器等のハードデ
ィスクやメモリを用いてもよく、この場合には、接続コ
ネクタを介して画像データの授受を行うとよい。
【0035】上記実施例では、カメラ32を垂直及び水
平方向で首振りさせるとともに、昇降部49によりカメ
ラ32の高さも調整したが、本発明はこれに限定される
ことなく、垂直及び水平方向での首振りのみや、カメラ
32の高さ調整だけを行うようにしてもよい。更には、
カメラ32の高さ調整と垂直方向又は水平方向での首振
りとを行うようにしてもよい。
【0036】上記実施例では、ズーム操作ボタンの操作
で撮影者の意図する倍率で撮影を行うようにしている
が、被写体の輪郭を抽出してプリント画面から被写体の
輪郭がはみ出ないように自動的に倍率を変換するように
してもよい。この場合には、予め基準輪郭のデータをメ
モリ43に記録しておく。倍率変換処理は、画像処理部
41で行う。コントローラ40は、撮像したビデオ信号
から顔輪郭を抽出する処理を行い、メモリ43から読み
出した基準輪郭と比較してサイズを求め、これに応じた
倍率信号を画像処理部41に送出する。画像処理部41
は、倍率信号に応じてビデオ信号を補間又は間引き処理
を行う。例えば、顔サイズが大きい場合には顔画像を縮
小するために間引き処理を行い、また顔サイズが小さい
場合には顔画像を拡大する補間処理を行う。顔サイズが
適当な場合には、ビデオ信号をそのまま送り出す。な
お、画像処理部41で行う倍率変換処理の代わりに、カ
メラ32の撮影倍率を変更してもよい。
【0037】また、別の実施例としては、主要被写体の
位置を検出する手段を設け、カメラ32のアングル、及
びズーミングを自動的に制御するようにしてもよい。
【0038】上記実施例では、撮影台16の高さ調整が
行えないようになっているが、撮影台16を昇降させる
機構とこの昇降機構を駆動させるための駆動部及び外部
操作部とを備え、撮影者の意図する高さに調節自在とし
てもよい。例えば、図8に示すように、撮影台16を収
納自在に支持するベッド90を一対のスライド棒91,
92とネジ軸93とで昇降自在に支持し、モータ94の
駆動を利用してネジ軸93を回動させることで行える。
ドライバー96には、外部に設けた操作部95の操作信
号が入力され、操作信号に応じてモータ94の駆動を制
御する。なお、モータ94及びドライバー96を省略
し、操作部95としてハンドル等の手動用操作部と、こ
の操作部の操作力をネジ軸93に伝達する機構とを備え
ることで手動操作で撮影台16を昇降させてもよい。
【0039】さらに、本発明の撮影台としては、人物撮
影のときに邪魔にならないように撮影台16を収納でき
るようにしてある。この収納形態としては、引き倒しタ
イプの他に、折り畳みタイプや引き出しタイプ等のあら
ゆる構造のものを利用することができる。この場合に、
撮影台16のセットや収納は、リンク機構を用いて自動
的に行うようにしてもよい。
【0040】また、撮影台16としては、椅子15を利
用してもよい。この場合には、椅子15にリフト機構を
備えればよい。リフト機構としては、例えば図9に示す
ように、内筒100、中間筒101、外筒102、ピン
103,104、長孔105,106、及び固定用ネジ
107,108とで構成したものでもよい。内筒100
は、椅子109の尻掛け部109aを支持する。中間筒
101は、内筒100の外側に係合しており、内筒10
0を伸縮自在に支持する。外筒102は、中間筒101
の外側に係合しており、中間筒101を伸縮自在に支持
する。
【0041】ピン103,104及び長孔105,10
6は、内筒100が中間筒101から、及び、中間筒1
01が外筒102から抜け出ることとを防止している。
固定用ネジ107,108は、内筒100及び中間筒1
01を任意の高さ位置で固定するためのものである。こ
れによれば、尻掛け部109aを持ち上げれば、内筒1
00、中間筒101が順番に繰り出され、任意の高さ位
置で固定ネジ107,108で締め付けることでその高
さ位置で固定することができる。その後は、尻掛け部1
09aを撮影台として用いればよい。
【0042】リフト機構の他の例としては、尻掛け部を
支持するシャフト部に、例えばシリンダー機構を内蔵
し、外部操作部材の操作に連動して、シリンダー機構を
駆動し、この駆動力で尻掛け部を昇降させる自動昇降タ
イプのものでもよい。
【0043】上記実施例では、2×2のマルチプリント
を作製したが、本発明はこれに限定されることなく、通
常の1コマ写真や、2×2以外の多数コマからなるマル
チプリントとしてもよい。また、マルチプリントにおけ
る各サブコマのサイズは1種類に限定されることなく、
複数種類としてもよい。
【0044】上記実施例では、熱現像転写方式の写真プ
リンタを用いたが、本発明では、この他に、熱記録方
式、インクジェット記録方式、銀塩写真記録方式等につ
いても利用することができる。熱記録方式では、昇華型
熱転写記録材料、溶融型熱転写記録材料、直接方式感熱
記録材料が用いられる。銀塩写真記録方式では、通常の
銀塩式記録材料の他に、インスタント写真材料、オート
ポジペーパー等を用いることができる。また、上記実施
例では、ハーフミラー45を介して撮影窓17からディ
スプレイ33を観察可能にしたが、この他に仕切壁やそ
の他の位置にディスプレイ33を設けてもよい。ディス
プレイ33はカラーCRTに代えて、液晶表示パネル等
を用いてもよい。また、上記実施例では、ディスプレイ
33に表示することで操作手順を案内したが、この他に
音声出力装置を設けて、これらの案内等を音声出力させ
てもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、被撮影物を載置する撮影台を撮影室に配置したか
ら、撮影台をセットするだけで気軽に写真を作製するこ
とができる。また、請求項2及び請求項3記載の発明に
よれば、撮像した画像を外部に表示する表示手段と、外
部操作部材の操作に応じて撮像手段の撮像範囲又は撮像
倍率を変更する変更手段を備えたから、撮影者の意図す
る構図を簡便に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真作製装置の外観を示す斜視図であ
り、一部を破断して示している。
【図2】本発明を実施した写真作製装置を示す概略図で
ある。
【図3】写真作製装置の要部断面図である。
【図4】レーザープリンタの概略を示す説明図である。
【図5】熱現像転写ユニットの概略を示した説明図であ
る。
【図6】撮影プリントモードでの撮影手順を示したフロ
ーチャート図である。
【図7】スタジオ撮影モードでの撮影手順を示したフロ
ーチャート図である。
【図8】撮影台の高さを調節自在にした他の実施例を示
した斜視図である。
【図9】撮影台を椅子に兼用した別の実施例を示した斜
視図である。
【符号の説明】
10 写真作製装置 15 椅子 16 撮影台 17 撮影窓 32 カメラ 33 ディスプレイ 45 ハーフミラー 46 雲台 47,48 モータ 49 昇降部 75a 写真

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影室の内部に収納可能に設けられ、人
    物以外の物を撮影する場合にセットされる撮影台と、撮
    影台に置かれた被撮影物を撮像する撮像手段と、撮像し
    た画像を記録媒体に記録する記録手段とを備えたことを
    特徴とする写真作製装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段で撮像した画像を表示する
    表示手段と、外部操作可能に設けた操作手段と、前記操
    作手段の操作に応じて前記撮像手段の撮像範囲を変更す
    る撮像範囲変更手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1記載の写真作製装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段で撮像した画像を表示する
    表示手段と、外部操作可能に設けた操作手段と、前記操
    作手段の操作に応じて前記撮像手段の撮影倍率を変更す
    る倍率変更手段とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の写真作製装置。
  4. 【請求項4】 自動又は手動操作により前記撮影台の高
    さを調節する手段を備えたことを特徴とする請求項1な
    いし3いずれか記載の写真作製装置。
  5. 【請求項5】 前記撮影台は、人物撮影用の椅子から構
    成されており、この椅子は、前記物を撮影位置にセット
    するリフト機構を備えていることを特徴とする請求項1
    ないし3いずれか記載の写真作製装置。
JP4092097A 1997-02-25 1997-02-25 写真作製装置 Pending JPH10239761A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001033294A1 (de) * 1999-11-03 2001-05-10 Michael Jaeger Positioniereinheit für mit einer bildaufnahmevorrichtung, insbesondere einem fotografierautomaten, zu fotografierenden personen
WO2018217175A1 (en) * 2017-05-24 2018-11-29 Cilogullari Goeker Photographic device producing face data at biometrical standards

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